JP3494786B2 - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JP3494786B2
JP3494786B2 JP33049195A JP33049195A JP3494786B2 JP 3494786 B2 JP3494786 B2 JP 3494786B2 JP 33049195 A JP33049195 A JP 33049195A JP 33049195 A JP33049195 A JP 33049195A JP 3494786 B2 JP3494786 B2 JP 3494786B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやカセットテ
ープ等からの音声信号がモノラル信号又はステレオ信号
のいずれかのオーディオ信号に変換され左チャンネル及
び右チャンネルから出力されるオーディオ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のオーディオ装置であるCDプレイ
ヤーやカセットテープデッキ等のオーディオ信号再生装
置においては、現時点において再生されている信号がモ
ノラル信号又はステレオ信号のいずれであるかは、使用
者が聴聞して判断していた。
【0003】ところで、最近のオーディオ信号再生装置
にはサラウンド回路が備えられており、オーディオ信号
にサラウンド信号を付加して出力するようになってい
る。
【0004】ここで、サラウンド回路がその効果を発揮
するためには、オーディオ信号がモノラル信号又はステ
レオ信号のいずれであるかによりサラウンド成分生成の
ためのサラウンド回路を変更する必要がある。
【0005】サラウンド回路における通常のステレオ信
号用サラウンド回路では、例えば、左チャンネルには右
チャンネルにおける逆相成分の位相及びレベルを調整し
混合してサラウンド信号を生成し、また、右チャンネル
には左チャンネルにおける逆相成分の位相及びレベルを
調整し混合してサラウンド信号を生成している。
【0006】このステレオ信号用サラウンド回路に、モ
ノラル信号を入力するとサラウンド効果が得られないば
かりでなく、一定の音が無くなることもあり得る。
【0007】一方、モノラル信号用サラウンド回路とし
ては、SRS(Sound Retrieval System)−3D(Dime
nsion)−モノラル回路等の疑似ステレオ信号回路が使用
されるが、この回路にステレオ信号を入力してもサラウ
ンド効果が得られない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
オーディオ装置では、サラウンド回路の切り替えは自動
的ではなく、使用者は、現時点で再生されているオーデ
ィオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれであ
るかを判断してモノラル信号用サラウンド回路又はステ
レオ信号用サラウンド回路を手動で切り替える必要があ
るという問題点を有している。
【0009】この問題を解決すべく、モノラル信号又は
ステレオ信号のいずれであるかを自動的に判別する方法
として、以下の方法が考えられる。
【0010】すなわち、音声信号を変換したオーディオ
信号がモノラル信号であれば、その左チャンネル及び右
チャンネルの各信号を引き算した信号である差信号は0
である。また、オーディオ信号がステレオ信号であれば
0を越える差信号が発生する。したがって、この差信号
を利用することが考えられる。
【0011】しかし、オーディオ信号には、低域にはハ
ム成分、高域にはノイズ成分が付加されている可能性が
あり、差信号を検出して直ちに判断するとモノラル信号
又はステレオ信号のいずれであるかの判別を誤る可能性
があるという問題点を有している。
【0012】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、現時点で出力されている
オーディオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいず
れであるかを自動的に精度良く判別し得るオーディオ装
置、及びサラウンド回路を適切に選択し得るオーディオ
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオーディオ装置
は、上記課題を解決するために、音声信号をモノラル信
号又はステレオ信号のいずれかのオーディオ信号に変換
した後、第1又は第2のサラウンド回路のいずれかを通
して左チャンネル及び右チャンネルから出力するオーデ
ィオ装置において、上記オーディオ信号における所定波
長帯域を通過させる所定帯域通過手段と、該所定帯域通
過手段を通過した左チャンネル及び右チャンネルの各信
号における差成分を検出する差検出手段と、該差検出手
段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラル信号又は
ステレオ信号のいずれであるかを判別する信号判別手段
と、該信号判別手段の判別結果に基づいて第1又は第2
のサラウンド回路を切り替えるサラウンド切替手段とを
設けたことを特徴としている。
【0014】上記の構成により、差検出手段オーディ
オ信号における左チャンネル及び右チャンネルの各信号
における差成分を検出し、信号判別手段がこの差検出手
段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラル信号又は
ステレオ信号の何れであるかを判別すると共に、サラウ
ンド切替手段がこの信号判別手段の判別結果に基づいて
第1又は第2のサラウンド回路を切り替える。
【0015】具体的には、オーディオ信号がモノラル信
号であれば差成分は略0であり、オーディオ信号がステ
レオ信号であれば略0を越える差信号が出力される。
【0016】ところで、オーディオ信号がモノラル信号
又はステレオ信号のいずれかであるかを判別するに際し
て、通常、例えば磁気テープ等からのオーディオ信号に
は、低域にはハム成分、高域にはノイズ成分が付加され
ている可能性があり、差信号を検出して直ちに判断する
とモノラル信号又はステレオ信号のいずれであるかの判
別を誤る可能性がある。
【0017】そこで、上記の構成のように、オーディオ
信号を、上記差検出手段に通す前に、オーディオ信号に
おける所定波長帯域を通過させる所定帯域通過手段に通
す。ここで、所定波長帯域とは、ハム成分を含む可能性
のある低域波長帯域及びノイズ成分が付加されている可
能性のある高域は長帯域を除く波長帯域である。
【0018】これによって、信号判別手段は、差検出手
段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラル信号又は
ステレオ信号のいずれであるかを判別した時に、オーデ
ィオ信号における低域のハム成分及び高域のノイズ成分
による誤りを回避して判別することができる。
【0019】この結果、現時点で出力されているオーデ
ィオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれであ
るかを自動的に精度良く判別することができると共に、
その判別結果に基づいてサラウンド回路を適切に選択す
ることができる
【0020】また、発明のオーディオ装置は、上記課題
を解決するために、上記所定帯域通過手段の所定帯域を
変更する帯域変更手段を設けたことを特徴としている。
【0021】すなわち、例えば磁気テープ再生装置等の
オーディオ装置においては、磁気テープからのオーディ
オ信号は、或る波長以上の高域では左チャンネル及び右
チャンネルにおいて相互に位相が変化している可能性が
ある。この場合には、モノラル信号における左チャンネ
ル及び右チャンネルの各信号における差成分を検出した
ときに、値が略0とならず、略0を越える差信号が発生
する可能性がある。
【0022】このような場合には、帯域変更手段によっ
て、各音声信号の種類によるノイズ成分波長帯及びハム
成分波長帯の相違に対応すべく、所定帯域通過手段にお
ける高域及び/又は低域を狭くしてオーディオ信号がモ
ノラル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判定す
る場合においてその判断を誤る可能性を低下させること
ができる。
【0023】また、発明のオーディオ装置は、上記課題
を解決するために、上記オーディオ信号における左チャ
ンネル及び右チャンネルの各信号における和成分を検出
する和検出手段と、和検出手段におけるオーディオ信
号の検出レベルが設定値よりも低いとき、上記信号判
別手段における判別動作を停止させる低レベル時判別停
止手段とを設けたことを特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、上記和検出手段にお
けるオーディオ信号の検出レベルが設定値よりも低いか
否かが判断される。
【0025】すなわち、オーディオ信号の出力レベルが
低い時には差成分も小さくなるので、ステレオ信号の差
信号が略0になり、ステレオ信号をモノラル信号と誤判
定する可能性がある。そこで、左チャンネル及び右チャ
ンネルの各信号における和成分を検出する和検出手段に
よる値が設定値よりも小さい場合には、低レベル時判別
停止手段は、信号判別手段におけるオーディオ信号がモ
ノラル信号又はステレオ信号のいずれであるかの判別動
作を停止させる。
【0026】これによって、オーディオ信号のレベルが
低い時には、信号判別手段による判別動作を停止させる
ことができ、その結果、誤判別を回避することができ
る。
【0027】また、発明のオーディオ装置は、上記課題
を解決するために、上記音声信号の入力が停止状態であ
るか否かを判断する入力判断手段と、入力判断手段に
よって音声信号の入力が停止状態であると判断されたと
に、上記信号判別手段による判別動作を停止させる入
力停止時判別停止手段とを設けたことを特徴としてい
る。
【0028】上記の構成によれば、入力判断手段は、上
記音声信号の入力が停止状態であるか否かを判断する。
これによって、例えば、CD等における演奏曲の曲間等
の音声信号の入力の停止状態を検出することができる。
すなわち、例えばCD等には曲間であることを示す情報
がCD自体に格納されているので、入力判断手段は、こ
の情報を参照することにより、曲間であることを把握す
ることができる。
【0029】そして、このように、入力判断手段が音声
信号の入力の停止状態であると判断したときには、入力
停止時判別停止手段が信号判別手段による判別動作を停
止させる。
【0030】この結果、音声信号の入力が停止している
場合に、信号判別手段による判別動作を停止させること
ができ、これによって、音声信号を発生する媒体からの
情報等を得て、音声信号の入力時点で誤判別を回避する
ことができる。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【発明の実施の形態】本発明における実施の一形態につ
いて図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0035】本実施の形態のオーディオ装置は、図1に
示すように、音源であるソース装置として、例えばCD
(Compact Disc) プレイヤー1及びカセットテープデッ
キ2を備えている。
【0036】また、オーディオ装置は、制御回路3、キ
ー入力部4、入力切替回路5、帯域通過フィルター(B
PF:Band Pass Filter)6、減算回路7、和算回路8
及びサラウンド回路9を有している。
【0037】上記CD(Compact Disc) プレイヤー1及
びカセットテープデッキ2からの音声信号は、モノラル
信号又はステレオ信号のいずれかのオーディオ信号に変
換され入力切替回路5に入力されると共に、CDプレイ
ヤー1からのCDデータがマイクロコンピュータから構
成される制御回路3に入力される。このCDデータには
音楽の曲間等を示す情報が含まれている。
【0038】上記の入力切替回路5の出力、すなわち、
CDプレイヤー1又はカセットテープデッキ2における
モノラル信号又はステレオ信号のいずれかのオーディオ
信号における左チャンネル(以下、「L−ch」と称す
る)及び右チャンネル(以下、「R−ch」と称する)
の各信号は、オーディオ信号における所定波長帯域のみ
を通過させる所定帯域通過手段としての帯域通過フィル
ター6に入力される。
【0039】そして、この帯域通過フィルター6通過後
の左チャンネル及び右チャンネルにおける各信号は、差
成分を検出する差検出手段としての減算回路7に入力さ
れ、この減算回路7の出力は、オーディオ信号がモノラ
ル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別する信
号判別手段としての制御回路3に入力される。
【0040】一方、入力切替回路5の出力は、帯域通過
フィルター6を通過する前に、分岐されて、オーディオ
信号における左チャンネル及び右チャンネルの各信号に
おける和成分を検出する和検出手段としての和算回路8
に入力される。この和算回路8の出力は、低レベル時判
別停止手段としての制御回路3に入力される。そして、
和算回路8の出力を受けた制御回路3は、オーディオ信
号の検出レベルが設定値よりも低いときには、オーディ
オ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれである
かの判別動作を停止させるようになっている。
【0041】さらに、入力切替回路5の出力は、帯域通
過フィルター6を通過する前に、分岐されて、図示しな
いモノラル信号用サラウンド回路及びステレオ信号用サ
ラウンド回路を有するサラウンド回路9に入力される。
このサラウンド回路9には、サラウンド切替手段として
の制御回路3からのサラウンドコントロールのための信
号が入力されており、これによって、制御回路3は、オ
ーディオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれ
であるかの判別結果に基づいてモノラル信号用サラウン
ド回路又はステレオ信号用サラウンド回路を切り替える
ようになっている。
【0042】上記の構成を有するオーディオ装置におけ
る動作を説明する。まず、キー入力部4によるソース装
置選択のためのキー操作によって、制御回路3は入力切
替回路5に入力切替信号を出力し、この出力により、入
力切替回路5は、CDプレイヤー1又はカセットテープ
デッキ2のいずれかのソース装置からの音声が出力でき
るように切り替える。これによって、使用者は、希望す
るソース装置に基づくアナログ信号を選択することがで
きる。
【0043】上記入力切替回路5にて選択されたCDプ
レイヤー1又はカセットテープデッキ2からのモノラル
信号又はステレオ信号のいずれかのオーディオ信号にお
けるL−ch及びR−chの各信号は、帯域通過フィル
ター6に入力される。
【0044】すなわち、本実施の形態のオーディオ装置
では、オーディオ信号がモノラル信号であるか又はステ
レオ信号であるかを判別するために、その判別原理とし
て、減算回路7を用いてオーディオ信号における左チャ
ンネル及び右チャンネルの各信号における差成分を検出
するようになっている。
【0045】これによって、オーディオ信号がモノラル
信号であれば減算回路7で得られる差成分は略0となる
一方、オーディオ信号がステレオ信号であれば略0を越
える差信号が出力される。
【0046】ところで、オーディオ信号がモノラル信号
又はステレオ信号のいずれかであるかを判別するに際し
て、通常、例えば磁気テープ等からのオーディオ信号に
は、低域にはハム成分、高域にはノイズ成分が付加され
ている可能性があり、差信号を検出して直ちに判断する
とモノラル信号又はステレオ信号のいずれであるかの判
別を誤る可能性がある。
【0047】そこで、上記の構成のように、オーディオ
信号を、減算回路7に通す前に、オーディオ信号におけ
る所定波長帯域のみを通過させる帯域通過フィルター6
に通す。
【0048】上記の帯域通過フィルター6は、オーディ
オ信号におけるハム成分を含む可能性のある低域波長帯
域及びノイズ成分が付加されている可能性のある高域波
長帯域を除く所定波長帯域のみを通過させるフィルター
である。
【0049】ここで、上記の所定波長帯域は、ソース装
置がどのような種類の装置であるかによって異なる。し
たがって、本実施の形態のオーディオ装置では、帯域変
更手段として機能する制御回路3からのBPFコントロ
ールの信号によって、帯域通過フィルター6の所定帯域
を変更するようになっている。
【0050】具体的には、使用者がCDプレイヤー1を
選択した場合、帯域通過フィルター6には、例えば20
0Hz〜20kHzの帯域を通過させる特性を持たせ
る。
【0051】すなわち、CDプレイヤー1の再生する音
楽はL−ch及びR−chとも本来の音楽と同位相と考
えられる。このため、CDプレイヤー1の再生音はL−
ch及びR−chとも位相の変化は無いと考えられ、帯
域通過フィルター6は入力切替回路5等の通常のオーデ
ィオアンプの高域ノイズを除けば良いことになる。ま
た、低域についても、通常アンプのハム成分を考えれば
よいことになる。
【0052】したがって、使用者がCDプレイヤー1を
選択した場合、自動的に、帯域通過フィルター6には、
上述の200Hz〜20kHzの帯域を通過させる特性
を持たせるようになっている。
【0053】一方、使用者がカセットテープデッキ2を
選択した場合には、カセットテープデッキ2における、
磁気記録テープに記録した装置と再生する装置とが同一
ではないことに主に起因する高域の位相変化を考慮しな
ければならない。このため、10kHz以上の再生音に
ついては、音楽の原音と同位相であるか否かは確定でき
ない。
【0054】また、カセットテープデッキ2において
は、低域についてもカセットテープデッキ2に起因する
コンター効果を考慮しなければならない。このコンター
効果とは、固定ヘッドと磁気テープとの接触状態により
低域の周波数特性が一定にはならない特性をいう。
【0055】したがって、使用者がカセットテープデッ
キ2を選択した場合、帯域通過フィルター6には、低域
は例えば400Hz以下を通過させず、かつ高域は例え
ば7kHz以上を通過させない特性が設定される。
【0056】このように、制御回路3は、CDプレイヤ
ー1及びカセットテープデッキ2等のソース装置の種類
に応じて帯域通過フィルター6の所定帯域を変更するよ
うになっている。
【0057】次いで、帯域通過フィルター6の出力は、
減算回路7により差成分が算出され、制御回路3に入力
される。
【0058】そして、制御回路3は、上記差信号のレベ
ルが略0である場合には、オーディオ信号がモノラル信
号であると判別し、略0を越える差信号にレベルが生じ
ている時には、オーディオ信号がステレオ信号であると
判別する。
【0059】ところで、オーディオ信号のレベルが低い
時には差成分も小さくなるので、ステレオ信号の差信号
が略0になり、この差信号の判別だけでは、ステレオ信
号をモノラル信号と誤判定する可能性がある。
【0060】そこで、本実施の形態のオーディオ装置で
は、和算回路8によりL−ch及びR−chの各信号に
おける和成分を検出し、この検出値が設定値よりも小さ
い場合には、低レベル時判別停止手段としての制御回路
3が、オーディオ信号がモノラル信号又はステレオ信号
のいずれであるかの判別動作を停止させ、前の判別値を
保持するようになっている。
【0061】これによって、オーディオ信号のレベルが
低い時、特に無音時に、制御回路3による判別動作を停
止させることができ、その結果、ステレオ信号をモノラ
ル信号と誤判別する可能性を小さくし得るものとなって
いる。
【0062】また、本実施の形態のオーディオ装置で
は、使用者がCDプレイヤー1を選択した場合には、C
Dプレイヤー1からCDデータが制御回路3に入力さ
れ、これによって、制御回路3は音声信号の入力が停止
状態であるか否かを判断する入力判断手段として機能
し、CDの曲間を検出するようになっている。すなわ
ち、CD等には曲間であることを示す情報がCD自体に
格納されているので、制御回路3は、この情報を参照す
ることにより、曲間であることを把握することができ
る。
【0063】そして、入力停止時判別停止手段及び信号
判別手段として機能する制御回路3が、CDの曲間にお
いては、モノラル信号又はステレオ信号のいずれである
かの判別動作を停止し、前の判別値を保持する。
【0064】これにより、CDプレイヤー1におけるC
Dの情報を受けて、例えば、CDの曲間等の再生中の無
音時においてステレオ信号をモノラル信号と誤判定する
のを防止することができる。
【0065】さらに、本実施の形態のオーディオ装置で
は、サラウンド切替手段としての制御回路3によって、
オーディオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいず
れであるかの判別結果に基づいてサラウンド回路9にお
ける図示しないモノラル信号用サラウンド回路又はステ
レオ信号用サラウンド回路を自動的に切り替えるように
なっている。
【0066】以上により、サラウンド回路9を動作させ
る時に、オーディオ信号かモノラル信号かステレオ信号
かによって使用者の手により手動で回路を変更していた
ものが、自動で切り替えることができる。
【0067】ここで、本実施の形態におけるサラウンド
回路9では、例えば、SRS(Sound Retrieval Syste
m)回路を採用している。
【0068】上記のSRS回路には、入力されるオーデ
ィオ信号がステレオ信号のときにはその音場空間を拡大
するステレオ信号用サラウンド回路としてのSRS−3
D(Dimension)回路と、入力されるオーディオ信号がモ
ノラル信号のときには疑似的にステレオ信号を生成する
モノラル信号用サラウンド回路としてのSRS−3D−
モノラル回路とが備わっている。
【0069】これら回路の詳細については周知の技術で
あり、回路の説明は加えないが、SRS−3D回路で
は、基本的に一方のチャンネルの信号に他方の信号の逆
相成分をある周波数曲線を通過させる信号を加えること
により、音場空間を拡大している。このため、モノラル
信号をこのSRS−3D回路に入力した場合、音場空間
ができないことだけでなく、ある特有の周波数帯が減少
することが生じる。
【0070】また、SRS−3D−モノラル回路では、
入力信号の両チャンネルを加算した上で、信号を処理し
ている。
【0071】このため、入力された信号がステレオ信号
であれば、L−ch及びR−ch間に逆相があれば、そ
の成分が最初に無くなってしまう。この無くなった音は
その後の信号処理では再現し難い。すなわち、SRS回
路では、入力信号がモノラル信号又はステレオ信号のい
ずれであるかによって、SRS−3D−モノラル回路又
はSRS−3D回路に切り替え、信号処理を変更する必
要が生じる。
【0072】そこで、サラウンド切替手段としての制御
回路3にて、オーディオ信号がモノラル信号又はステレ
オ信号のいずれであるかの判別結果に基づいてサラウン
ド回路9をSRS−3D−モノラル回路又はSRS−3
D回路に切り替えることによって、サラウンド回路9を
適切に選択することができるようになっている。
【0073】このように、本実施の形態のオーディオ装
置は、オーディオ信号を、減算回路7に通す前に、オー
ディオ信号における所定波長帯域のみを通過させる帯域
通過フィルター6に通す。これによって、制御回路3
は、減算回路7の出力に基づいてオーディオ信号がモノ
ラル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別した
時に、オーディオ信号における低域のハム成分及び高域
のノイズ成分による誤りを回避して判別することができ
る。
【0074】また、上記のオーディオ装置には、帯域通
過フィルター6の所定帯域を変更する制御回路3が設け
られているので、各ソース装置の種類によるノイズ成分
波長帯及びハム成分波長帯の相違に対応すべく、帯域通
過フィルター6における高域及び/又は低域を狭くする
制御により、オーディオ信号がモノラル信号又はステレ
オ信号のいずれであるかを判別する場合においてその判
断を誤る可能性を低下させることができる。
【0075】また、本実施の形態のオーディオ装置は、
オーディオ信号における左チャンネル及び右チャンネル
の各信号における和成分を検出する和算回路8と、この
和算回路8におけるオーディオ信号の検出レベルが設定
値よりも低いときには、制御回路3におけるオーディオ
信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれであるか
の判別動作を停止させる制御回路3とが設けられてい
る。
【0076】したがって、和信号を監視することによっ
て、オーディオ信号のレベルが低い時には、制御回路3
による判別動作を停止させることができ、その結果、誤
判別を回避することができる。
【0077】さらに、本実施の形態のオーディオ装置で
は、制御回路3が、音声信号の入力が停止状態であるか
否かを判断する。これによって、例えば、CD等におけ
る演奏曲の曲間等の音声信号の入力の停止状態を検出す
ることができる。そして、入力判断手段が音声信号の入
力の停止状態であると判断したときには、制御回路3が
オーディオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいず
れであるかの判別動作を停止させる。
【0078】この結果、音声信号の入力が停止している
場合に、制御回路3による判別動作を停止させることが
でき、これによって、音声信号を発生する媒体からの情
報等を得て、音声信号の入力時点で誤判別を回避するこ
とができる。
【0079】また、本実施の形態のオーディオ装置に
は、制御回路3におけるオーディオ信号がモノラル信号
又はステレオ信号のいずれであるかの判別結果に基づい
てSRS−3D−モノラル回路又はSRS−3D回路を
切り替える制御回路3が設けられている。
【0080】このため、現時点で出力されているオーデ
ィオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれであ
るかを自動的に精度良く判別し、かつサラウンド回路9
を適切に選択し得るオーディオ装置を提供することがで
きる。
【0081】なお、本実施の形態においては、ソース装
置は、CDプレイヤー1又はカセットテープデッキ2で
あるが、必ずしもこれに限定されず、例えば、FMチュ
ーナーにも適用できる。
【0082】すなわち、FMチューナーを音源として使
用者が選択した場合に、FMチューナーがステレオ放送
を受信しているときには、その音に19kHzのパイロ
ット信号が漏れている可能性がある。したがって、FM
チューナー選択時には、帯域通過フィルター6に対し
て、例えば15kHz以下を通過させる特性に変更設定
して使用する。
【0083】
【発明の効果】本発明のオーディオ装置は、以上のよう
に、オーディオ信号における所定波長帯域を通過させる
所定帯域通過手段と、該所定帯域通過手段を通過した左
チャンネル及び右チャンネルの各信号における差成分を
検出する差検出手段と、該差検出手段の出力に基づいて
オーディオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいず
れであるかを判別する信号判別手段と、該信号判別手段
の判別結果に基づいて第1又は第2のサラウンド回路を
切り替えるサラウンド切替手段とを設け構成である。
【0084】それゆえ、オーディオ信号を、上記差検出
手段に通す前に、オーディオ信号における所定波長帯
通過させる所定帯域通過手段に通すので、信号判別手
段は、差検出手段の出力に基づいてオーディオ信号がモ
ノラル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別し
た時に、オーディオ信号における低域のハム成分及び高
域のノイズ成分による誤りを回避して判別し、サラウン
ド切替手段は、この信号判別手段の判別結果に基づいて
第1又は第2のサラウンド回路を切り替える。
【0085】この結果、現時点で出力されているオーデ
ィオ信号がモノラル信号又はステレオ信号のいずれであ
るかを自動的に精度良く判別し、かつサラウンド回路を
適切に選択し得るオーディオ装置を提供することができ
るという効果を奏する。
【0086】また、発明のオーディオ装置は、以上のよ
うに、所定帯域通過手段の所定帯域を変更する帯域変更
手段を設けた構成である。
【0087】それゆえ、この帯域変更手段によって、各
音声信号の種類によるノイズ成分波長帯及びハム成分波
長帯の相違に対応すべく、所定帯域通過手段における高
域及び/又は低域を狭くして、オーディオ信号がモノラ
ル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判定する場
合においてその判断を誤る可能性を低下させることがで
きるという効果を奏する。
【0088】また、発明のオーディオ装置は、以上のよ
うに、オーディオ信号における左チャンネル及び右チャ
ンネルの各信号における和成分を検出する和検出手段
と、和検出手段におけるオーディオ信号の検出レベル
が設定値よりも低いとき、上記信号判別手段におけ
別動作を停止させる低レベル時判別停止手段とを設け
構成である。
【0089】それゆえ、左チャンネル及び右チャンネル
の各信号における和成分を検出する和検出手段による値
が設定値よりも小さい場合には、低レベル時判別停止手
段は、信号判別手段におけるオーディオ信号がモノラル
信号又はステレオ信号のいずれであるかの判別動作を停
止させる。
【0090】これによって、オーディオ信号のレベルが
低い時には、信号判別手段による判別動作を停止させる
ことができ、その結果、誤判別を回避することができる
という効果を奏する。
【0091】また、発明のオーディオ装置は、以上のよ
うに、音声信号の入力が停止状態であるか否かを判断す
る入力判断手段と、入力判断手段によって音声信号の
入力が停止状態であると判断されたときに、上記信号判
別手段による判別動作を停止させる入力停止時判別停止
手段とを設けた構成である。
【0092】それゆえ、入力判断手段が音声信号の入力
の停止状態であると判断したときには、入力停止時判別
停止手段が信号判別手段による判別動作を停止させる。
【0093】この結果、音声信号の入力が停止している
場合に、信号判別手段による判別動作を停止させること
ができ、これによって、音声信号の入力時点で誤判別を
回避することができるという効果を奏する。
【0094】
【0095】
【0096】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオーディオ装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【符号の説明】
3 制御回路(信号判別手段、帯域変更手段、低レベ
ル時判別停止手段、入力判断手段、入力停止時判別停止
手段、サラウンド切替手段) 6 帯域通過フィルター(所定帯域通過手段) 7 減算回路(差検出手段) 8 和算回路(和検出手段) 9 サラウンド回路(モノラル信号用サラウンド回
路、ステレオ信号用サラウンド回路)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声信号をモノラル信号又はステレオ信号
    のいずれかのオーディオ信号に変換した後、第1又は第
    2のサラウンド回路のいずれかを通して左チャンネル及
    び右チャンネルから出力するオーディオ装置において、 上記オーディオ信号における所定波長帯域を通過させる
    所定帯域通過手段と、 該所定帯域通過手段を通過した左チャンネル及び右チャ
    ンネルの各信号における差成分を検出する差検出手段
    と、 該差検出手段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラ
    ル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別する信
    号判別手段と、 該信号判別手段の判別結果に基づいて第1又は第2のサ
    ラウンド回路を切り替えるサラウンド切替手段と 上記オーディオ信号における左チャンネル及び右チャン
    ネルの各信号における和成分を検出する和検出手段と、 該和検出手段におけるオーディオ信号の検出レベルが設
    定値よりも低いときに、上記信号判別手段における判別
    動作を停止させる低レベル時判別停止手段 とを設けたこ
    とを特徴とするオーディオ装置。
  2. 【請求項2】音声信号をモノラル信号又はステレオ信号
    のいずれかのオーディオ信号に変換した後、第1又は第
    2のサラウンド回路のいずれかを通して左チャンネル及
    び右チャンネルから出力するオーディオ装置において、 上記オーディオ信号における所定波長帯域を通過させる
    所定帯域通過手段と、 該所定帯域通過手段を通過した左チャンネル及び右チャ
    ンネルの各信号における差成分を検出する差検出手段
    と、 該差検出手段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラ
    ル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別する信
    号判別手段と、 該信号判別手段の判別結果に基づいて第1又は第2のサ
    ラウンド回路を切り替えるサラウンド切替手段と、 上記所定帯域通過手段の所定帯域を変更する帯域変更手
    段と 上記オーディオ信号における左チャンネル及び右チャン
    ネルの各信号における和成分を検出する和検出手段と、 該和検出手段におけるオーディオ信号の検出レベルが設
    定値よりも低いときに、上記信号判別手段における判別
    動作を停止させる低レベル時判別停止手段 とを設けたこ
    とを特徴とするオーディオ装置。
  3. 【請求項3】音声信号をモノラル信号又はステレオ信号
    のいずれかのオーディオ信号に変換した後、第1又は第
    2のサラウンド回路のいずれかを通して左チャンネル及
    び右チャンネルから出力するオーディオ装置において、 上記オーディオ信号における所定波長帯域を通過させる
    所定帯域通過手段と、 該所定帯域通過手段を通過した左チャンネル及び右チャ
    ンネルの各信号における差成分を検出する差検出手段
    と、 該差検出手段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラ
    ル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別する信
    号判別手段と、 該信号判別手段の判別結果に基づいて第1又は第2のサ
    ラウンド回路を切り替えるサラウンド切替手段と、 上記音声信号の入力が停止状態であるか否かを判断する
    入力判断手段と、 該入力判断手段によって音声信号の入力が停止状態であ
    ると判断されたときに、上記信号判別手段による判別動
    作を停止させる入力停止時判別停止手段 とを設けたこと
    を特徴とするオーディオ装置。
  4. 【請求項4】音声信号をモノラル信号又はステレオ信号
    のいずれかのオーディオ信号に変換した後、第1又は第
    2のサラウンド回路のいずれかを通して左チャンネル及
    び右チャンネルから出力するオーディオ装置において、 上記オーディオ信号における所定波長帯域を通過させる
    所定帯域通過手段と、 該所定帯域通過手段を通過した左チャンネル及び右チャ
    ンネルの各信号における差成分を検出する差検出手段
    と、 該差検出手段の出力に基づいてオーディオ信号がモノラ
    ル信号又はステレオ信号のいずれであるかを判別する信
    号判別手段と、 該信号判別手段の判別結果に基づいて第1又は第2のサ
    ラウンド回路を切り替えるサラウンド切替手段と、 上記所定帯域通過手段の所定帯域を変更する帯域変更手
    段と、 上記音声信号の入力が停止状態であるか否かを判断する
    入力判断手段と、 該入力判断手段によって音声信号の入力が停止状態であ
    ると判断されたときに、上記信号判別手段による判別動
    作を停止させる入力停止時判別停止手段とを設けたこと
    を特徴とするオーディオ装置。
  5. 【請求項5】上記音声信号の入力が停止状態であるか否
    かを判断する入力判断手段と、 該入力判断手段によって音声信号の入力が停止状態であ
    ると判断されたときに、上記信号判別手段による判別動
    作を停止させる入力停止時判別停止手段とを設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のオーディオ装置。
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