JP3494539B2 - 信号伝達回路 - Google Patents

信号伝達回路

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JP3494539B2
JP3494539B2 JP28051596A JP28051596A JP3494539B2 JP 3494539 B2 JP3494539 B2 JP 3494539B2 JP 28051596 A JP28051596 A JP 28051596A JP 28051596 A JP28051596 A JP 28051596A JP 3494539 B2 JP3494539 B2 JP 3494539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従属接続された複
数の処理回路間で信号を順次伝達すると共に、その回路
内の断線や短絡等の故障が検知可能な信号伝達回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の信号伝達回路としては、図19の
ブロック図に示すように、例えばDフリップフロップ等
の処理回路B1,B2,B3,B4,・・・を順次直列
に接続して、シフトレジスタ回路を構成したものや、図
20のブロック図に示すように、直列に接続された処理
回路B1,B2,B3,B4,・・・の各出力端子に回
路A1,A2,A3,A4,・・・の出力端子を接続し
て構成した回路などがある。
【0003】この従来回路では、例えば図20の回路に
おいて、入力信号SPに応じて処理回路B1から出力信
号Q1が出力される。この出力信号Q1は、回路A1の
出力信号QA1に依存して変化し後段の処理回路B2に
伝達され、以降、同様にして順次後段の処理回路B3,
B4,・・・に伝達される。また、最後段の処理回路の
出力信号をモニタすることによって、処理回路B1,B
2,B3,B4,・・・間の信号の伝達状態が検出され
る。
【0004】上記の従来回路により信号の伝達を確実に
行うためには、まず、それぞれの回路間を接続する配線
の断線故障に配慮しなければならない。例えば、処理回
路B1,B2間の配線としては、図20に示すように
a,b,cの3つの部分が考えられる。aまたはbの配
線部分に断線故障が生じた場合には、処理回路B1の出
力信号Q1が後段の処理回路B2に伝達されないため、
処理回路B2以降に信号が伝達されないことにより断線
故障の発生を検知できる。しかしながら、配線部分cに
断線故障が生じた場合には、出力信号Q1は回路A1の
出力信号QA1に依存せずそのまま処理回路B2に伝達
されてしまうため、最後段の処理回路の出力信号により
故障を検知することができない。
【0005】そこで、上記全ての断線故障を検知するた
め、例えば、図21に示すように、処理回路B1の出力
配線aを、回路A1を介して後段の処理回路B2の入力
端子に接続し、その他の処理回路B2,B3,B4,・
・・の各出力配線も同様に接続する。このような構成と
することによって、配線部分a,bだけでなく配線部分
cの断線故障時にも処理回路B1の出力信号Q1は処理
回路B2に伝達されないため、信号が最後段まで伝達さ
れないことにより全ての配線部分の断線故障を検知する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の信号
伝達回路では、単一のパッケージ内に複数の処理回路を
集積化した集積回路(以下、ICとする)を用いて回路
が構成される場合がある。通常、ICを用いる場合に
は、電気的に隣り合う処理回路に対して1パッケージ内
の処理回路を使用することが多い。ここで、電気的に隣
り合う処理回路とは、その処理回路間の信号伝達経路に
他の処理回路が存在しないことを意味する。例えば、上
記図19や図21の場合に、破線で示すように、2つの
処理回路を含むICを用いるとすると、処理回路B1と
処理回路B2に同一IC内の処理回路が使用され、処理
回路B3と処理回路B4に同一IC内の処理回路が使用
される。
【0007】しかしながら、ICを用いて信号伝達回路
を構成すると、回路図上には表れない寄生短絡経路が存
在するようになる。即ち、図21の回路図上では、配線
部分aと配線部分bとの間隔は十分にとられているの
で、配線同士が短絡することは普通配慮しない。しか
し、同一ICを処理回路B1,B2に用いると、IC内
において半導体チップレベルでの短絡故障が発生するこ
とが考えられる。半導体チップレベルで処理回路B1の
出力が処理回路B2の入力に短絡すると、実際には配線
部分a,b,cのいずれかに断線故障が発生している場
合であっても、処理回路B1の出力信号Q1が直接処理
回路B2に伝達されるため、発生した断線故障を検知で
きなくなってしまう。
【0008】尚、図19の回路のIC内部で半導体チッ
プレベルでの短絡故障が発生した場合には、処理回路の
出力が次段の処理回路の入力に短絡しても、元々外部配
線で接続されているので回路動作は影響されない。しか
し、IC内部で短絡故障が生じた場合、IC(半導体回
路など)の劣化等が考えられ、劣化したICがそのまま
用いられることは、特に、安全関連の回路では望ましく
ない。
【0009】本発明は上記問題点に着目してなされたも
ので、処理回路としてICを用いる場合でも回路内の故
障発生を確実に検知できる信号伝達回路を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明のうちの
請求項1に記載の発明では、複数の処理回路を従属接続
して構成され、前記複数の処理回路を少なくとも2以上
の別個の集積回路で構成した信号伝達回路であって、前
記各集積回路内には、前記従属接続された複数の処理回
路のうちの電気的に隣接しない処理回路を設け、かつ、
前記複数の処理回路の信号伝達経路上の信号を受信し、
その受信した信号と前記複数の処理回路が正常に動作す
る時の信号とが異なる時に故障の発生を検知する故障検
知手段を備えて構成される。
【0011】 かかる構成によれば、従属接続された複
数の処理回路のうちの電気的に隣接する処理回路が、別
個の集積回路内に存在するようになり、それらの処理回
路間を信号が伝達される。そして、故障検知手段におい
て、複数の処理回路の信号伝達経路を伝達された信号と
正常動作時の信号とが比較され、その比較結果に基づい
て故障発生が検知されるようになる。
【0012】 請求項2に記載の発明では、請求項
記載の発明において、前記故障検知手段が、前記複数の
処理回路のうちの最後段の処理回路から出力される信号
を受信し、その受信した信号を基に故障の発生を検知す
るものとする。
【0013】 また、請求項に記載の発明では、請求
項2に記載の発明の具体的な構成として、前記故障検知
手段が、前記最後段の処理回路から出力される信号につ
いて、論理値1レベルの継続時間と論理値0レベルの継
続時間とを監視して、該監視結果が、正常動作時の監視
結果と異なる時に故障の発生を検知するものとする。更
に、請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明
の具体的な構成として、前記故障検知手段は、前記最後
段の処理回路から出力される信号の論理値0レベルの継
続時間が、正常動作時の信号の論理値0レベルの継続時
間より短くなった時に故障の発生を検知するものとす
る。
【0014】
【0015】 請求項に記載の発明では、請求項
記載の発明において、前記故障検知手段が、前記複数の
処理回路のうちの最前段の処理回路に入力される信号と
最後段の処理回路から出力される信号とを受信し、受信
した2信号を基に故障の発生を検知するものとする。ま
た、請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明
の具体的な構成として、前記故障検知手段が、前記最前
段の処理回路に入力される信号と前記最後段の処理回路
から出力される信号との同期状態を監視して、該同期状
態が、正常動作時の同期状態と異なる時に故障の発生を
検知するものとする。
【0016】 更に、請求項に記載の発明では、請求
に記載の発明の具体的な構成として、前記故障検知
手段は、前記最前段の処理回路に入力される信号の論理
値レベルと前記最後段の処理回路から出力される信号の
論理値レベルとが、同一のレベルとなるタイミングの異
なる時に故障の発生を検知するものとする。
【0017】 請求項に記載の発明では、請求項
記載の発明において、前記故障検知手段が、前記複数の
処理回路毎にそれぞれ出力される信号を受信し、受信し
た各信号を基に故障の発生を検知するものとする。ま
た、請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明
の具体的な構成として、前記故障検知手段が、前記複数
の処理回路毎にそれぞれ出力される信号の論理値レベル
の変化状態を監視して、該変化状態が、正常動作時の変
化状態と異なる時に故障の発生を検知するものとする。
【0018】 更に、請求項10に記載の発明では、請
求項に記載の発明の具体的な構成として、前記故障検
知手段は、同一時刻において、前記複数の処理回路毎に
それぞれ出力される信号のいずれか1つの信号のみが論
理値1レベルでその他の信号が論理値0である場合以外
の時に、故障の発生を検知するものとする。加えて、請
求項11に記載の発明では、請求項10に記載の発明の
具体的な構成として、前記故障検知手段が、前記複数の
処理回路毎にそれぞれ出力される信号を入力し、その各
入力信号の排他的論理和を演算する排他的論理和回路
と、該排他的論理和回路からの出力信号を入力し、その
入力信号の立ち上がりに応じて遅れて立ち上がる検知信
号を出力する第4オンディレーと、を備えるものとす
る。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、第1の実施形態の信号伝達
回路の回路図である。図1において、本回路は、単一の
パッケージ内に、処理回路としての、例えば、2つのD
フリップフロップFF1,FF3が集積化されたIC1
と、このIC1と同様に、単一のパッケージ内に処理回
路としての2つのDフリップフロップFF2,FF4が
集積化されたIC2と、これらのDフリップフロップF
F1〜FF4間を伝達された信号Fに基づいて故障検知
を行う故障検知手段としての故障検知回路5Aとから成
り、シフトレジスタ回路を構成したものである。
【0021】DフリップフロップFF1〜FF4は、そ
れぞれ共通のクロック信号CLKがクロック入力端子に
入力され、そのクロック信号CLKが論理値1から論理
値0になる立ち下がり時に同期してデータ入力端子の信
号レベルを出力端子に出力するものである。各Dフリッ
プフロップFF1〜FF4は、異なるIC内のDフリッ
プフロップが交互に配置するように接続される。具体的
には、IC1内のDフリップフロップFF1は、そのデ
ータ入力端子に入力信号SPが入力され、出力端子に
は、IC2内のDフリップフロップFF2のデータ入力
端子が接続される。また、DフリップフロップFF2の
出力端子には、IC1内のDフリップフロップFF3の
データ入力端子が接続され、同様に、Dフリップフロッ
プFF3の出力端子には、IC2内のDフリップフロッ
プFF4のデータ入力端子が接続される。更に、Dフリ
ップフロップFF4の出力端子には、故障検知回路5A
の入力端子が接続される。
【0022】故障検知回路5Aは、図2に示すように、
DフリップフロップFF4の出力信号Fを受信する第1
オンディレーとしてのオンディレーOND1と、オンデ
ィレーOND1の出力信号K1を受信して信号N1を出
力する第1オフディレーとしてのオフディレーOFFD
1と、信号Fを反転する第1インバータとしてのインバ
ータINV1と、インバータINV1からの反転信号F
を受信する第2オンディレーとしてのオンディレーON
D2と、オンディレーOND2の出力信号K2を受信し
て信号N2を出力する第2オフディレーとしてのオフデ
ィレーOFFD2と、オフディレーOFFD1,OFF
D2からの出力信号N1,N2の論理積を演算して検知
信号OUTを出力する論理積回路ANDから成る。
【0023】オンディレーOND1,OND2は、それ
ぞれ論理値1の信号が入力されると、所定の遅れ時間T
on1,Ton2 経過後に論理値1の信号を出力する。また、
入力信号が論理値0となると即座に論理値0の信号を出
力する。オフディレーOFFD1,OFFD2は、それ
ぞれ入力信号が論理値1から論理値0に変化した後も論
理値1の信号を出力し、所定の遅れ時間Toff1, Toff2
経過後に論理値0の信号を出力する。
【0024】次に、第1の実施形態の動作を図3のタイ
ムチャートを用いて説明する。図3に示すように、入力
信号SPは、例えばクロック信号CLKの3クロック周
期毎に1クロック周期の間、論理値1になり、その他の
期間は論理値0になるものとする。この入力信号SP
は、時刻t1 においてクロック信号CLKが立ち下がる
と、DフリップフロップFF1に取り込まれ、Dフリッ
プフロップFF1の出力信号Q1が論理値1のレベルに
なる。
【0025】次に、時刻t2 でクロック信号CLKが変
化して立ち下がると、DフリップフロップFF2のデー
タ入力信号は論理値1のレベルであるから、その出力信
号Q2は論理値1のレベルになる。一方、Dフリップフ
ロップFF1への入力信号SPは、このとき論理値0の
レベルであるから、DフリップフロップFF1の出力信
号Q1は論理値0のレベルになる。以降、これと同様
に、クロック信号CLKの立ち下がり毎に、順次Dフリ
ップフロップFF3,FF4の出力信号Q3,Q4が論
理値1のレベルに変化する。
【0026】このようにして入力信号SPがDフリップ
フロップFF1から最後段のDフリップフロップFF4
まで正常に伝達されると、DフリップフロップFF4の
出力信号Q4は、図3に示すように、入力信号SPと略
一致するようになる。そして、DフリップフロップFF
4の出力信号Q4は、故障検知回路5Aへの入力信号F
となる。この信号Fは、DフリップフロップFF4の出
力端子と故障検知回路5Aの入力端子との間で断線等の
故障が発生しない限り、DフリップフロップFF4の出
力信号Q4と同様の波形となる。
【0027】故障検知回路5AのオンディレーOND1
は、信号Fの論理値1の継続時間を監視しており、信号
Fが論理値1になってから遅れ時間Ton1 経過後に論理
値1の信号K1を出力する。本回路が正常に動作してい
るときには、周期的に論理値1の信号K1がオンディレ
ーOND1から生成されるように、遅れ時間Ton1 が設
定される。そして、信号Fが論理値1から論理値0に変
化すると、即座に信号K1は論理値0になる。
【0028】オンディレーOND1の出力信号K1が論
理値0になった後も、オフディレーOFFD1は、遅れ
時間Toff1の間論理値1の信号N1を出力する。本回路
が正常に動作しているときには、信号K1は4クロック
周期毎に論理値1になるが、遅れ時間Toff1は、この周
期よりも長く設定されるので、正常時、信号N1は論理
値1を継続する。
【0029】ここで、例えば、IC1内の半導体チップ
レベルでの短絡故障発生により、DフリップフロップF
F1の出力がDフリップフロップFF3の入力に直接伝
達される場合を考える。DフリップフロップFF1の出
力がDフリップフロップFF2及びDフリップフロップ
FF3の両方に直接伝達されて、DフリップフロップF
F1,FF2の論理和信号がDフリップフロップFF3
に入力されるような故障特性の場合には、図4(A)に
示すように、時刻t1 において、上記の場合と同様、D
フリップフロップFF1の出力信号Q1が論理値1のレ
ベルになるが、その出力信号Q1は、Dフリップフロッ
プFF2及びFF3の入力端子に伝達される。このた
め、時刻t2 では、DフリップフロップFF2,FF3
の出力信号Q2,Q3がそれぞれ論理値1のレベルにな
る。そして、次のクロック信号CLKの立ち下がり時
(時刻t3 )には、出力信号Q2の入力によりDフリッ
プフロップFF3の出力信号Q3が継続して論理値1の
レベルになると共に、出力信号Q3の入力によりDフリ
ップフロップFF4の出力信号Q4も論理値1のレベル
になる。更に、次のクロック信号CLKの立ち下がり時
(時刻t4 )には、出力信号Q3の入力によりDフリッ
プフロップFF4の出力信号Q4が継続して論理値1の
レベルになる。
【0030】これにより、故障検知回路5Aに入力され
る信号Fは、正常動作時と比較して、論理値1の継続時
間が長くなり、逆に論理値0の継続時間が短くなる。従
って、オフディレーOFFD1の出力信号N1は、正常
時と同様に論理値1を継続する。一方、反転信号Fの論
理値1の継続時間は正常時より短くなるが、この論理値
1の継続時間よりもオンディレーOND2の遅れ時間T
off2を長くしておくと、その出力信号K2は論理値1に
なることがなく、オフディレーOFFD2の出力信号N
2も論理値1になることがない。従って、論理積回路A
NDの検知信号OUTは論理値0になり、このことによ
って故障の発生が検知される。尚、上記の説明で明らか
な様に、少なくとも論理値0の継続時間を監視(インバ
ータINV1、オンディレーOND2及びオフディレー
OFFD2を含む経路による監視)すれば、故障の発生
を検知することができる。
【0031】上述したように第1の本実施形態によれ
ば、異なるIC内のDフリップフロップを交互に接続す
る構成としたことによって、IC内の半導体チップレベ
ルの短絡故障が発生した場合であっても、Dフリップフ
ロップ間を伝達された信号を基に短絡故障の発生を検知
することが可能であり、回路図上には表れない寄生短絡
経路を確実に検出できる信号伝達回路が提供される。ま
た、寄生短絡故障以外にも、例えば、断線故障などで信
号が伝達されないような故障も、勿論、検知できる。こ
のような回路構成は、特に、安全関連の装置等に用いら
れる信号伝達回路への適用が有用である。
【0032】ただし、第1の実施形態では、例えば、I
C1内部で短絡故障が発生した場合において、Dフリッ
プフロップFF1の出力がDフリップフロップFF2に
は伝達されずに、DフリップフロップFF3のみに伝達
されるような故障特性の場合には、図5に示すように、
時刻t2 において、DフリップフロップFF3の出力信
号Q3だけが論理値1のレベルになり、Dフリップフロ
ップFF2の出力信号Q2は論理値0のレベルのままと
なる。そして、時刻t3 では、出力信号Q3の入力によ
りDフリップフロップFF4の出力信号Q4が論理値1
のレベルになり、その出力信号Q4は、時刻t4 で論理
値0のレベルに変化する。従って、故障検知回路5Aに
入力される信号Fは、入力信号SPに対して1クロック
周期ずれた信号となるが、論理値1の継続時間及び論理
値0の継続時間は変化せず、正常時と同様になる。この
ため、上述の図2に示した故障検知回路5Aでは、この
場合の故障発生を検知することは困難である。
【0033】そこで、上記のような故障特性の場合にも
対処するために、第2、3の実施形態では、第1の実施
形態の故障検知回路5Aに代えて、他の構成の故障検知
回路を用いた場合について説明する。ただし、第2、3
の実施形態の故障検知回路以外の構成は第1の実施形態
の構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。図
6は、第2の実施形態で用いる故障検知回路の構成を示
す回路図である。
【0034】図6において、故障検知回路5Bは、第2
インバータとしてのインバータINV2と、ダイオード
D1,D2を有する論理和回路としてのワイヤードOR
回路WORと、第3オンディレーとしてのオンディレー
OND3と、で構成される。インバータINV2には、
DフリップフロップFF4からの信号Fが入力され、そ
の反転信号FがダイオードD2のアノード端子に入力さ
れる。また、ダイオードD1のアノード端子には入力信
号SPが入力される。そして、各ダイオードD1,D2
のカソード端子が互いに接続され、更に、オンディレー
OND3の入力端子に接続される。このオンディレーO
ND3の出力が検知信号OUTとなる。尚、符号Sは、
オンディレーOND3に入力される信号を表す。また、
ワイヤードOR回路WORは、ここでは、論理値1に相
当する電圧レベルが論理値0に相当する電圧レベルより
高い場合の構成となっている。
【0035】第2の実施形態の動作は、図7のタイムチ
ャートに示すように、入力信号SPがDフリップフロッ
プFF1から最後段のDフリップフロップFF4まで正
常に伝達されると、上述した第1の実施形態の動作と同
様に、DフリップフロップFF4の出力信号Q4が、入
力信号SPと略一致するようになる。そして、Dフリッ
プフロップFF4の出力信号Q4は、故障検知回路5B
への入力信号Fとなり、インバータINV2に入力され
た信号Fは、反転された後にダイオードD2に入力され
る。また、故障検知回路5BのダイオードD1には入力
信号SPが入力される。そして、ダイオードD1,D2
の各出力がワイヤードOR接続されて、オンディレーO
ND3に入力される信号Sとなる。この信号Sは、正常
時には、論理値1を継続する。オンディレーOND3
は、信号Sが論理値1になってから所定の遅れ時間Ton
3 経過後に論理値1の検知信号OUTを出力し、信号S
が論理値0に変化すると即座に論理値0の検知信号OU
Tを出力する。ここでは、信号Sが論理値1を継続する
ため、検知信号OUTも論理値1が維持される。
【0036】一方、IC1内の半導体チップレベルでの
短絡故障発生により、DフリップフロップFF1の出力
がDフリップフロップFF3の入力に直接伝達される場
合で、DフリップフロップFF1の出力がDフリップフ
ロップFF2及びDフリップフロップFF3の両方に直
接伝達されて、DフリップフロップFF1,FF2の論
理和信号がDフリップフロップFF3に入力されるよう
な故障特性の場合には、図8(A)に示すように、故障
検知回路5Bに入力される信号Fは、正常動作時と比較
して、論理値1の継続時間が1クロック周期分長くな
る。このため、オンディレーOND3への入力信号S
は、一定の周期で論理値0となる。信号Sが論理値0と
なる周期よりもオンディレーOND3の遅れ時間Ton3
を長くしておくと、オンディレーOND3から出力され
る検知信号OUTは、論理値0を継続する。これによっ
て故障発生が検知される。
【0037】また、DフリップフロップFF1の出力が
DフリップフロップFF2には伝達されず、Dフリップ
フロップFF3のみに伝達されるような故障特性の場合
には、図8(B)に示すように、故障検知回路5Bに入
力される信号Fは、入力信号SPに対して1クロック周
期ずれた信号となる。このため、オンディレーOND3
への入力信号Sは、上記と同様に、一定の周期で論理値
0となり、オンディレーOND3から出力される検知信
号OUTも、上記と同様に、論理値0を継続するように
なり故障発生が検知される。
【0038】尚、ここでは、オンディレーOND3を設
けることによって、故障発生時に検知信号OUTが論理
値0を継続するようにしたが、ワイヤードOR回路WO
Rの出力信号Sが周期的に論理値0となることで故障を
検知することも可能である。この場合、オンディレーO
ND3は不要となる。次に、第3の実施形態について説
明する。
【0039】図9は、第3の実施形態に用いる故障検知
回路の構成を示す回路図である。図9において、故障検
知回路5Cは、各DフリップフロップFF1〜FF4の
出力信号Q1〜Q4(図1参照)を入力し、排他的論理
和を演算して信号Rを出力する排他的論理和回路Ex−
ORと、その信号Rを入力して検知信号OUTを出力す
る第4オンディレーとしてのオンディレーOND4とか
ら構成される。
【0040】排他的論理和回路Ex−ORの出力Rは、
次に示す論理式で表現される。 R = (Q1 ・バーQ2・バーQ3・バーQ4) + ( バーQ1・Q2・
バーQ3・バーQ4)+ ( バーQ1・バーQ2・Q3・バーQ4) +
( バーQ1・バーQ2・バーQ3・Q4) ここで、・は論理積を表し、バーQは信号Qの否定を表
すものとする。第3の実施形態の動作は、図10のタイ
ムチャートに示すように、正常動作時には、入力信号S
PがDフリップフロップFF1〜FF4間を伝達される
と共に、各々のDフリップフロップFF1〜FF4の出
力信号Q1〜Q4が、故障検知回路5Cの排他的論理和
回路Ex−ORへの入力信号となる。信号Q1〜Q4
は、各時刻においていずれか1つの信号のみが論理値1
になるため、排他的論理和回路Ex−ORは、論理値1
の出力信号Rを継続してオンディレーOND4に出力す
る。従って、オンディレーOND4からも、論理値1の
検知信号OUTが継続して出力される。
【0041】一方、IC1内で短絡故障が発生し、Dフ
リップフロップFF1,FF2の論理和信号がDフリッ
プフロップFF3に入力されるような故障特性の場合に
は、図11(A)に示すように、時刻t2 〜t3 におい
て、信号Q2,Q3が論理値1となり、時刻t3 〜t4
において、信号Q3,Q4が論理値1となる。つまり、
時刻t2 〜t4 の間で、故障検知回路5Cへの入力信号
のうちの2信号が論理値1となるため、排他的論理和回
路Ex−ORの出力信号Rは、この間論理値0となる。
信号Rが論理値0となる周期よりもオンディレーOND
4の遅れ時間Ton4 を長くしておくと、オンディレーO
ND4から出力される検知信号OUTは論理値0を継続
して、故障発生が検知される。
【0042】また、DフリップフロップFF1の出力が
DフリップフロップFF2には伝達されず、Dフリップ
フロップFF3のみに伝達されるような故障特性の場合
には、図11(B)に示すように、時刻t4 〜t5 で信
号Q1〜Q4が論理値0となる。従って、時刻t4 〜t
5 の間で、故障検知回路5Cへの全ての入力信号が論理
値0となるため、排他的論理和回路Ex−ORの出力信
号Rは、この間論理値0となる。この信号Rがオンディ
レーOND4に入力され、オンディレーOND4から出
力される検知信号OUTが論理値0を継続して、故障発
生が検知される。
【0043】尚、上述した第2の実施形態と同様に、オ
ンディレーOND4を設けることによって、故障発生時
に検知信号OUTが論理値0を継続するようにしたが、
排他的論理和回路Ex−ORの出力信号Rが周期的に論
理値0となることで故障を検知することも可能である。
この場合、オンディレーOND4は不要となる。 このよ
うに、第2または第3の実施形態によれば、故障検知回
路5Bまたは故障検知回路5Cを用いることによって、
IC内部で短絡故障が発生した場合で、その故障したI
C内の一方のDフリップフロップの出力が、接続する他
のIC内のDフリップフロップには伝達されず、故障し
たIC内の他方のDフリップフロップのみに伝達される
ような故障特性の場合であっても、その故障発生を検知
することが可能になる。
【0044】 次に、第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態では、処理回路として、例えば、JKフ
リップフロップを用いて構成されたカウンタ回路につい
て説明する。 図12は、第4の実施形態のカウンタ回路
の構成を示す回路図である。 図12において、本カウン
タ回路は、単一のパッケージ内に、2つのJKフリップ
フロップFF5,FF7が集積化されたIC3と、JK
フリップフロップFF6を有する別のパッケージのIC
4と、JKフリップフロップFF6からの出力信号TS
に基づいて故障検知を行う、上述の図2に示した故障検
知回路5Aとから構成される。
【0045】 JKフリップフロップFF5〜FF7は、
それぞれJ入力及びK入力に論理値1の信号が入力さ
れ、各JKフリップフロップの出力Q5〜Q7は、クロ
ック(CP)入力の立ち下がりで反転する。JKフリッ
プフロップFF5のCP入力にはクロック入力信号CS
が入力され、JKフリップフロップFF6のCP入力に
はJKフリップフロップFF5の出力信号Q5が入力さ
れる。また、JKフリップフロップFF7のCP入力に
はJKフリップフロップFF6の出力信号Q6が入力さ
れる。
【0046】 このカウンタ回路の動作は、図13のタイ
ムチャートに示すように、正常動作時には、入力信号C
Sの立ち下がりで、JKフリップフロップFF5の出力
信号Q5が反転し、その信号Q5の立ち下がりを受けて
JKフリップフロップFF6の出力信号Q6が反転す
る。更に、その信号Q6の立ち下がりを受けてJKフリ
ップフロップFF7の出力信号Q7が反転する。JKフ
リップフロップFF6の出力信号Q6は、故障検知回路
5Aへの入力信号TSとなり、オンディレーOND1及
びインバータINV1に入力される。尚、故障検知回路
5Aへの入力信号を最後段の出力信号Q7としない理由
については、後述の故障時の動作において説明する。
【0047】 故障検知回路5Aでは、正常動作時、第1
の実施形態の場合と同様に、オンディレーOND1が、
信号TSの論理値1の継続時間を監視して、4クロック
周期毎に論理値1となる信号K1を出力し、この信号K
1を受けてオフディレーOFFD1の出力信号N1は論
理値1を継続する。また、信号TSをインバータINV
1で反転した反転信号FがオンディレーOND2に入力
され、そのオンディレーOND2は、反転信号Fの論理
値1の継続時間を監視して、4クロック周期毎に論理値
1となる信号K2を出力し、この信号K2を受けてオフ
ディレーOFFD2の出力信号N2も論理値1を継続す
る。そして、信号N1,N2が論理和回路ANDに入力
されて、論理値1の検知信号OUTが出力され正常動作
が確認される。
【0048】 次に、IC3内で短絡故障が発生し、JK
フリップフロップFF5の出力がJKフリップフロップ
FF7の入力に寄生短絡故障した場合を考える。 図14
は、JKフリップフロップFF7のCP入力として、J
KフリップフロップFF5の出力信号Q5とJKフリッ
プフロップFF6の出力信号Q6との論理和信号が伝達
された場合の回路動作を説明するタイムチャートであ
る。
【0049】 図14に示すように、JKフリップフロッ
プFF7の出力信号Q7は、上記の図13に示した正常
時の信号Q7と同一となる。従って、前記のように故障
検知回路5Aに信号Q7を入力しても、この場合の故障
発生を検知することができない。このため、ここでは、
JKフリップフロップFF6の出力信号Q6を故障検知
回路5Aの入力とした。ただし、後述する図15に示す
ように、寄生短絡故障の発生により信号Q5が信号Q6
に優先してJKフリップフロップFF7のCP入力とし
て伝達される場合には、JKフリップフロップFF7の
出力信号Q7は、正常時の信号Q7の2倍の周期になる
ので、この信号Q7を故障検知回路5Aの入力として
も、発生した故障を検知することは可能である。
【0050】図14において、信号Q5と信号Q6との
論理和信号である信号TSが故障検知回路5Aに入力さ
れると、オンディレーOND1で信号TSの論理値1の
継続時間が監視され、4クロック周期毎に論理値1とな
る信号K1を出力し、この信号K1を受けてオフディレ
ーOFFD1の出力信号N1も論理値1を継続する。ま
た、オンディレーOND2は、インバータINV1で信
号TSを反転した反転信号Fの論理値0の周期が遅れ時
間Ton2 より短いため、論理値0の信号K2を継続して
出力し、この信号K2を受けてオフディレーOFFD2
も論理値0の信号N2を出力する。従って、論理積回路
ANDからは論理値0の検知信号OUTが継続して出力
されて、故障発生が検知される。
【0051】一方、寄生短絡故障の発生により信号Q5
が信号Q6に優先してJKフリップフロップFF7のC
P入力として伝達される場合には、図15のタイムチャ
ートに示すように、JKフリップフロップFF7の出力
信号Q7が、信号Q5の立ち下がりに応じて反転し、正
常時の信号Q7(図13)の2倍の周期になり、故障検
知回路5Aへの入力信号TSは、信号Q5と同様とな
る。
【0052】故障検知回路5Aでは、信号TSの論理値
0の周期がオンディレーOND1の遅れ時間Ton1 より
短いため、オンディレーOND1から論理値0の信号K
1が継続して出力され、この信号K1を受けてオフディ
レーOFFD1からも論理値0の信号N1が出力され
る。また、インバータINV1で信号TSを反転した反
転信号Fの論理値0の周期が遅れ時間Ton2 より短いた
め、オンディレーOND1からから論理値0の信号K2
が継続して出力され、この信号K2を受けてオフディレ
ーOFFD2からも論理値0の信号N2が出力される。
従って、論理積回路ANDからは論理値0の検知信号O
UTが継続して出力されて、故障発生が検知される。
【0053】このように、第4の実施形態によれば、I
C3内のJKフリップフロップFF5にIC4内のJK
フリップフロップFF6を接続し、このJKフリップフ
ロップFF6にIC3内のJKフリップフロップFF7
を接続して、カウンタ回路を構成すると共に、JKフリ
ップフロップFF6からの出力信号Q6を故障検知回路
の入力信号TSとすることによって、カウンタ回路に用
いるIC内部での故障発生を確実に検知することができ
る。
【0054】次に、第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態では、信号を伝達する処理回路の動作が
他の回路の動作に影響を及ぼす場合について説明する。
図16は、第5の実施形態の信号伝達回路の構成を示す
回路図である。図16において、本信号伝達回路は、第
1〜3の実施形態と同様に、単一のパッケージ内に、2
つのDフリップフロップFF1,FF3が集積化された
IC1と、このIC1と同様に、単一のパッケージ内に
2つのDフリップフロップFF2,FF4が集積化され
たIC2と、各DフリップフロップFF1〜FF4の出
力に応じてそれぞれ発光する発光素子PP1〜PP4
と、その各発光素子PP1〜PP4とGNDとの間に接
続される抵抗R1〜R4と、DフリップフロップFF1
への入力信号SP及びDフリップフロップFF1〜FF
4間を伝わり発光素子PP4を通過した信号Fに基づい
て故障検知を行う、例えば、上述した図6に示す故障検
知回路5Bとから構成される。尚、ここでは、故障検知
回路5Bを適用したが、上述した図2の故障検知回路5
Aあるいは図9の故障検知回路5Cを適用しても構わな
い。
【0055】IC1内のDフリップフロップFF1は、
そのデータ入力端子に入力信号SPが入力され、出力端
子には、発光素子PP1を介してIC2内のDフリップ
フロップFF2のデータ入力端子が接続される。また、
DフリップフロップFF2の出力端子には、発光素子P
P2を介してIC1内のDフリップフロップFF3のデ
ータ入力端子が接続され、同様に、Dフリップフロップ
FF3の出力端子には、発光素子PP3を介してIC2
内のDフリップフロップFF4のデータ入力端子が接続
される。更に、DフリップフロップFF4の出力端子に
は、発光素子PP4を介して故障検知回路5Bの入力端
子が接続される。
【0056】各発光素子PP1〜PP4は、前段回路の
出力端子から後段回路の入力端子に向かう方向を順方向
として、各Dフリップフロップ間或いはDフリップフロ
ップFF4と故障検知回路5Bとの間に直列に接続され
る。また、各発光素子PP1〜PP4の後段回路側の端
子とGNDとの間には、抵抗R1〜R4がそれぞれ介装
される。
【0057】次に、第5の実施形態の動作を説明する。
ただし、第5の実施形態の動作は、発光素子PP1〜P
P4の発光動作が第2の実施形態の動作と異なるだけで
あるため、ここでは、その発光動作についてのみ説明
し、第2の実施形態と同様の動作については説明を省略
する。上述した図7に示したように、時刻t1 において
クロック信号CLKが立ち下がると、入力信号SPがD
フリップフロップFF1に取り込まれ、Dフリップフロ
ップFF1の出力信号Q1が論理値1のレベルになる。
ただし、この場合の論理値1のレベルは、Dフリップフ
ロップの電源電圧Vccとする。このとき、Dフリップフ
ロップFF1の出力端子(電圧Vcc)からGNDへ、発
光素子PP1及び抵抗R1を介して電流が流れ、この電
流により発光素子PP1が発光する。
【0058】次に、時刻t2 でクロック信号CLKが変
化して立ち下がると、DフリップフロップFF2のデー
タ入力信号は論理値1のレベルであるから、その出力信
号Q2は論理値1のレベル、即ち、電源電圧Vccにな
る。一方、DフリップフロップFF1への入力信号SP
は、このとき論理値0レベル(GNDレベル)であるか
ら、DフリップフロップFF1の出力信号Q1は論理値
0のレベルになる。従って、発光素子PP1は発光しな
くなり、代わって発光素子PP2が発光を始める。以
降、これと同様に、クロック信号CLKの立ち下がり毎
に、順次DフリップフロップFF3,FF4の出力信号
Q3,Q4が論理値1のレベルに変化して、発光素子P
P3,PP4が発光する。
【0059】このようにして入力信号SPがDフリップ
フロップFF1から最後段のDフリップフロップFF4
まで正常に伝達されると、DフリップフロップFF4の
出力信号Q4は、入力信号SPと略一致するようにな
る。そして、DフリップフロップFF4の出力信号Q4
は、発光素子PP4を通過して故障検知回路5Bへの入
力信号Fとなる。以降、故障検知回路5Bでの故障検知
動作は、第2の実施形態の動作と同様である。
【0060】上述したように第5の実施形態によれば、
信号を伝達するDフリップフロップの動作が発光素子P
P1〜PP4等の動作に影響を及ぼす場合であっても、
第2の実施形態の効果と同様に、IC内の半導体チップ
レベルでの故障発生を検知することが可能である。次
に、第6の実施形態について説明する。
【0061】第6の実施形態では、第5の実施形態の故
障検知回路5Bに代えて、各発光素子PP1〜PP4の
発光動作を基に、DフリップフロップFF1〜FF4の
故障発生を検知する故障検知回路5Dを用いた場合を考
える。故障検知回路5D以外の第6の実施形態の構成
は、第5の実施形態の構成と同様であるため、以下で
は、故障検知回路5Dの構成、動作について説明する。
【0062】図17は、第5の実施形態の故障検知回路
5Dの構成を示す回路図である。図17において、故障
検知回路5Dは、各発光素子PP1〜PP4からの光を
それぞれ受光する受光素子PD1〜PD4と、各受光素
子PD1〜PD4の一端とGNDとの間に介装される抵
抗R5〜R8と、上述した図9に示す故障検知回路5C
と同様の排他的論理和回路Ex−ORと、オンディレー
OND4とから構成される。
【0063】各受光素子PD1〜PD4は、他端に電源
電圧Vcc が印加され、発光素子PP1〜PP4からの光
を受光するとオン状態となって、電源レベル(Vcc )の
信号Q1’〜Q4’が発生する。ここでは、電源レベル
を論理値1とする。発生した信号Q1’〜Q4’は、排
他的論理和回路Ex−ORに入力される。この故障検知
回路5Dの動作は、例えば、DフリップフロップFF1
(図16)の出力信号Q1が論理値1のとき、信号Q1
は電源レベルとなって発光素子PP1が発光する。受光
素子PD1は、発光素子PP1からの光を受光するとオ
ン状態となり、信号Q1’は電源レベル(論理値1)に
なる。受光素子PD1が受光していないとき、即ち、発
光素子PP1が発光していないときには、オフ状態とな
って、信号Q1’はGNDレベル(論理値0とする)と
なる。また、他の受光素子PD2〜PD4の動作につい
ても受光素子PD1の動作と同様である。
【0064】正常時には、DフリップフロップFF1〜
FF4からの信号Q1〜Q4は、同時刻にいずれか1信
号が論理値1で、その他の信号は論理値0となるので、
発光素子PP1〜PP4は同時刻にいずれか1素子が発
光しており、その他の発光素子は発光していない。従っ
て、受光素子PD1〜PD4からの信号Q1’〜Q4’
は、同時刻にいずれか1信号のみが論理値1となり、そ
の他の信号は論理値0となる。上記のような信号Q1’
〜Q4’が排他的論理和回路Ex−ORに入力されて、
上述した第3の実施形態の動作と同様に、オンディレー
OND4から論理値1の検知信号OUTが出力される。
【0065】IC内で寄生短絡故障が発生した場合に
は、上述の図11に示すように、DフリップフロップF
F1〜FF4からの信号Q1〜Q4は、同時刻に2信号
が論理値1となったり(図11(A))、同時刻に全て
の信号が論理値0となる(図11(B))ため、受光素
子PD1〜PD4からの信号Q1’〜Q4’も、信号Q
1〜Q4に応じて同時刻に2信号が論理値1となった
り、同時刻に全ての信号が論理値0となる。従って、第
3の実施形態と同様に、信号Q1’〜Q4’に基づい
て、故障検知回路5Dで故障の発生を検知することがで
きる。
【0066】このように第6の実施形態によれば、各D
フリップフロップ間を伝達される信号に影響される信号
(各発光素子の発光動作)に基づいても、IC内の半導
体チップレベルでの故障発生を検知することが可能であ
る。尚、上述した第1〜6の実施形態では、シフトレジ
スタ回路、カウンタ回路やDフリップフロップの出力に
より発光素子を発光させる回路について説明したが、本
発明に係る信号伝達回路はこれに限られるものではな
い。例えば、図18の回路図に示すように、Dフリップ
フロップFF1,FF2,FF3,・・・(ただし、隣
り合うDフリップフロップは異なるIC内の回路とす
る)の反転出力を、インバータIN1,IN2,・・
・、受光素子PD1’,PD2’,・・・及び受光信号
増幅器AMP1,AMP2・・・を介して後段のDフリ
ップフロップに伝達する構成等としてもよい。この場合
には、例えば、受光素子PD1’が光を受光している時
だけ、インバータIV1を介したDフリップフロップF
F1からの出力信号Q1(論理値1)をDフリップフロ
ップFF2に伝達する。従って、受光素子PD1’,P
D2’,・・・が、少なくとも対応するDフリップフロ
ップからの出力が論理値1の時に受光していれば、入力
信号SPが各Dフリップフロップ間を伝達される。そし
て、上述した実施形態と同様に、最後段のDフリップフ
ロップまで伝達された信号、若しくは、増幅器AMP
1,AMP2・・・から出力される信号を基に故障検知
回路で故障の発生を検知することが可能である。
【0067】また、処理回路としてDフリップフロップ
やJKフリップフロップを用いた場合を説明したが、本
発明の処理回路はこれに限られるものではない。例え
ば、最後段または途中の処理回路からの出力信号を基に
短絡故障を検知する場合などでは、処理回路を演算増幅
器(オペアンプ)とした回路であってもよい。更に、本
信号伝達回路を構成するICの個数及び各IC内に含ま
れる処理回路の個数は、本回路の構成に応じて適宜な個
数とすることができる。
【0068】加えて、第6の実施形態では、各発光素子
PP1〜PP4からの光を受光素子PD1〜PD4で受
光して、受光素子PD1〜PD4からの信号Q1’〜Q
4’を基に故障を検知する構成としたが、受光素子PD
4からの信号Q4’はDフリップフロップFF4からの
信号Q4と同じであることから、故障検知回路5A(図
2)に信号Q4’を入力して故障の発生を検知すること
も応用可能である。
【0069】また、IC内で寄生短絡故障が発生して
も、その故障発生を検知できる信号伝達回路について説
明してきたが、本質的に、IC内での寄生短絡故障が起
きないようにする手段として、処理回路を全て別パッケ
ージの集積回路とすることが考えられる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、同一のI
C内の処理回路が、従属接続された複数の処理回路のう
ちの電気的に隣接しない処理回路で構成されることによ
って、集積回路内部で故障が発生した場合でも、その故
障発生の影響が処理回路の信号伝達経路上の信号に表れ
るため、この信号を基に、回路図上には表れない集積回
路内部の寄生短絡故障や、処理回路間の断線故障等の発
生を故障検知手段によって検知することが可能となり、
本回路自体が故障検知機能を備えるようになるため、安
全性の優れた信号伝達回路が提供できる。特に、この回
路構成は安全関連の装置等に用いられる信号伝達回路へ
の適用が有用である。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す回路図で
ある。
【図2】同上第1の実施形態の故障検知回路の構成を示
す回路図である。
【図3】同上第1の実施形態の正常時の動作を説明する
タイムチャートである。
【図4】同上第1の実施形態の故障発生時の動作を説明
するタイムチャートである。
【図5】故障発生時に同一IC内でのみ信号が伝達され
る場合の動作を説明するタイムチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態の故障検知回路の構成
を示す回路図である。
【図7】同上第2の実施形態の正常時の動作を説明する
タイムチャートである。
【図8】同上第2の実施形態の故障発生時の動作を説明
するタイムチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態の故障検知回路の構成
を示す回路図である。
【図10】同上第3の実施形態の正常時の動作を説明す
るタイムチャートである。
【図11】同上第3の実施形態の故障発生時の動作を説
明するタイムチャートである。
【図12】本発明の第4の実施形態の構成を示す回路図
である。
【図13】同上第4の実施形態の正常時の動作を説明す
るタイムチャートである。
【図14】同上第4の実施形態の故障発生時の一動作を
説明するタイムチャートである。
【図15】同上第4の実施形態の故障発生時の他の動作
を説明するタイムチャートである。
【図16】本発明の第5の実施形態の構成を示す回路図
である。
【図17】本発明の第6の実施形態の故障検知回路の構
成を示す回路図である。
【図18】受光素子を用いた他の信号伝達回路の構成の
一例を示す回路図である。
【図19】従来の信号伝達回路の構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図20】従来の信号伝達回路の構成の他の例を示すブ
ロック図である。
【図21】断線故障の検知が可能な従来の信号伝達回路
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
IC1,IC2,IC3,IC4 集積回路(I
C) FF1,FF2,FF3,FF4 Dフリップフロ
ップ FF5,FF6,FF7 JKフリップフ
ロップ PP1,PP2,PP3,PP4 発光素子 PD1,PD2,PD3,PD4 受光素子 R1〜R8 抵抗 5A,5B,5C,5D 故障検知回路 OND1,OND2,OND3,OND4 オンデ
ィレー OFFD1,OFFD2 オフディレー AND 論理積回路 Ex−OR 排他的論理和回路 INV1,INV2 インバータ D1,D2 ダイオード SP 入力信号 CLK クロック信号 OUT 検知信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−3243(JP,A) 特開 昭63−186167(JP,A) 特開 平6−230075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3193 G01R 31/28

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の処理回路を従属接続して構成され、
    前記複数の処理回路を少なくとも2以上の別個の集積回
    路で構成した信号伝達回路であって、 前記各集積回路内には、前記従属接続された複数の処理
    回路のうちの電気的に隣接しない処理回路を設け、か
    つ、前記複数の処理回路の信号伝達経路上の信号を受信
    し、その受信した信号と前記複数の処理回路が正常に動
    作する時の信号とが異なる時に故障の発生を検知する故
    障検知手段を備えて構成されたことを特徴とする信号伝
    達回路。
  2. 【請求項2】前記故障検知手段が、前記複数の処理回路
    のうちの最後段の処理回路から出力される信号を受信
    し、その受信した信号を基に故障の発生を検知すること
    を特徴とする請求項記載の信号伝達回路。
  3. 【請求項3】前記故障検知手段が、前記最後段の処理回
    路から出力される信号について、論理値1レベルの継続
    時間と論理値0レベルの継続時間とを監視して、該監視
    結果が、正常動作時の監視結果と異なる時に故障の発生
    を検知することを特徴とする請求項記載の信号伝達回
    路。
  4. 【請求項4】前記故障検知手段は、前記最後段の処理回
    路から出力される信号の論理値0レベルの継続時間が、
    正常動作時の信号の論理値0レベルの継続時間より短く
    なった時に故障の発生を検知することを特徴とする請求
    記載の信号伝達回路。
  5. 【請求項5】前記故障検知手段が、前記複数の処理回路
    のうちの最前段の処理回路に入力される信号と最後段の
    処理回路から出力される信号とを受信し、受信した2信
    号を基に故障の発生を検知することを特徴とする請求項
    記載の信号伝達回路。
  6. 【請求項6】前記故障検知手段が、前記最前段の処理回
    路に入力される信号と前記最後段の処理回路から出力さ
    れる信号との同期状態を監視して、該同期状態が、正常
    動作時の同期状態と異なる時に故障の発生を検知するこ
    とを特徴とする請求項記載の信号伝達回路。
  7. 【請求項7】前記故障検知手段は、前記最前段の処理回
    路に入力される信号の論理値レベルと前記最後段の処理
    回路から出力される信号の論理値レベルとが、同一のレ
    ベルとなるタイミングの異なる時に故障の発生を検知す
    ることを特徴とする請求項記載の信号伝達回路。
  8. 【請求項8】前記故障検知手段が、前記複数の処理回路
    毎にそれぞれ出力される信号を受信し、受信した各信号
    を基に故障の発生を検知することを特徴とする請求項
    記載の信号伝達回路。
  9. 【請求項9】前記故障検知手段が、前記複数の処理回路
    毎にそれぞれ出力される信号の論理値レベルの変化状態
    を監視して、該変化状態が、正常動作時の変化状態と異
    なる時に故障の発生を検知することを特徴とする請求項
    記載の信号伝達回路。
  10. 【請求項10】前記故障検知手段は、同一時刻におい
    て、前記複数の処理回路毎にそれぞれ出力される信号の
    いずれか1つの信号のみが論理値1レベルでその他の信
    号が論理値0である場合以外の時に、故障の発生を検知
    することを特徴とする請求項記載の信号伝達回路。
  11. 【請求項11】前記故障検知手段が、前記複数の処理回
    路毎にそれぞれ出力される信号を入力し、その各入力信
    号の排他的論理和を演算する排他的論理和回路と、該排
    他的論理和回路からの出力信号を入力し、その入力信号
    の立ち上がりに応じて遅れて立ち上がる検知信号を出力
    する第4オンディレーと、を備えたことを特徴とする請
    求項10記載の信号伝達回路。
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