JP3492904B2 - 軌道用車輪 - Google Patents

軌道用車輪

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道用車輪に係
り、より詳細には、弾性踏面を有する保守車両等の軌道
用車輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軌道用車輪、例えば保守車両(保線作業
車,架線作業車等)の車輪は、一般に金属製車輪(所謂
鉄車輪)が採用されていた。この金属製車輪では、振動
が大きく、特に、レールの接目等を通過するときの振動
乃至騒音が激しく、夜間作業のときはその騒音が公害問
題となっていた。
【0003】また、金属製車輪で走行する車両では、ブ
レーキをかけたとき車輪の踏面とレールとの摩擦係数が
小さいことから、車輪がロック状態(非回転状態)でレ
ール上を滑動して停止距離が長大になるという課題があ
った。ところで、軌道車両用車輪として、特開昭55−
114602号公報で開示の技術がある。
【0004】この従来の技術は、リムの外周にゴムある
いは合成物質のような弾性材料製タイヤを固着したもの
であり、リムの外周に突起を設け、この突起にタイヤ
(弾性輪体)を加硫接着したもの(当該公報第1図参
照)と、リムの外周にフランジを設け、このフランジ間
にクサビ空間を有して弾性輪体を加硫接着したものであ
った(当該公報第2図参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述公報で開示の軌道
用車輪は、弾性輪体のボリウーム(断面積)が大きく形
成されているため、重さが例えば3トンの車両でレール
上を走行するとき、弾性圧縮変形の割合が非常に高くな
り過ぎて、車両が振らつく(揺れる)という課題がある
とともに、時速120kmというように高速走行するには
不向であった。
【0006】また、弾性輪体のボリウームが大きいこと
から走行時の発熱が蓄熱されて弾性輪体が早期破壊する
という課題があった。更に、荷重の変動により弾性輪
体、特に、弾性踏面のエッジからの剥離が発生し易いと
いう課題があった。そこで本発明は、弾性輪体の断面形
状を工夫することによって、弾性圧縮変形の割合を抑制
することで車両の揺れを防止し、高速走行を可能とする
とともに、弾性輪体の剥離、欠け等を防止できるように
した弾性踏面を有する軌道用車輪を提供することが目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、踏面11の車
軸方向一端に脱輪防止用突条12を形成した車輪6にお
いて、前述の目的を達成するために、次の技術手段を講
じている。すなわち、請求項1に係る軌道用車輪5は、
前記踏面11の車軸方向両側に細幅支え面13を有して
該細幅支え面13間に凹部14を形成しており、該凹部
14に嵌着する弾性凸部15と前記細幅支え面13に被
着される弾性薄肉部16とを有する弾性輪体7で前記踏
面11の外周全面をほぼ覆っており、該弾性輪体7によ
り弾性踏面17を構成していることを特徴とするもので
ある。
【0008】このような構成を採用したことにより、レ
ール上を弾性踏面17が回転するとき(車両が走行する
とき)、振動乃至騒音は該弾性踏面17直下の弾性凸部
15が弾性圧縮されることで緩和吸収されるとともに、
レールとの摩擦係数が大きいことから、ブレーキをかけ
たとき車輪ロックされることは少なく、これ故に、車両
2の停止距離が短くなるのである。
【0009】また、弾性凸部15の弾性圧縮変形は、凹
部14に弾性凸部15が嵌着されていることから、弾性
輪体7の振れ(揺れ)は少なく、これ故に、車両2は安
定走行が可能となるのである。更に、弾性薄肉部16は
細溝支え面13に被着されていることにより、この部分
からの剥離、欠け等は抑制されるのである。
【0010】請求項2に係る軌道用車輪5は、請求項1
の構成に加えて、車輪6の踏面11に形成した凹部14
は、車輪全周に亘る周溝であり、該周溝に嵌着する弾性
輪体7の弾性凸部15は該輪体7の内周全体に亘る周突
起であることを特徴とするものである。このような構成
を採用したことにより、請求項1において既述した作用
は、軌道用車輪5の全周に亘って均等に作用するし、車
輪6および弾性輪体7の製作は容易であるし、特に、弾
性輪体7は車輪6に対して加硫接着が確実となるのであ
る。
【0011】請求項3に係る軌道用車輪5は、請求項1
又は2の構成に加えて、弾性輪体7の弾性踏面17の幅
をAとし、弾性輪体7の弾性凸部15の幅をBとしたと
き、B/Aが60〜90%とされていることを特徴とす
るものである。このような構成を採用したことにより、
請求項1又は2において既述した作用に加えて、弾性薄
肉部16からの弾性輪体7の剥離は抑制されるととも
に、振動乃至騒音は弾性凸部15によって確実に低減さ
れるのである。
【0012】請求項4に係る軌道車輪5は、請求項1〜
3の構成に加えて、弾性輪体7の弾性踏面17の幅をA
とし、弾性輪体7の弾性凸部15の高さをCとしたとき
C/Aが5%〜30%とされていることを特徴とするも
のである。このような構成を採用したことにより、請求
項1〜3において既述した作用に加えて、弾性凸部15
の発熱(蓄熱)を抑制しつつ該弾性凸部15による弾性
圧縮によって振動乃至騒音は軽減されるのである。
【0013】特に、前述のC/Aは10〜25%とする
ことが実験の結果、最良であることを知見している。請
求項5に係る軌道用車輪5は、請求項1〜4の構成に加
えて、弾性輪体7の弾性踏面17には、周方向細溝18
又は横方向細溝19が形成されていることを特徴とする
ものである。
【0014】このような構成を採用したことにより、請
求項1〜4において既述した作用に加えて、レールが雨
水、積雪等で濡れていても、弾性輪体7における弾性踏
面17の排水性、排雪性は良好となるし、凍結したレー
ルでも安定走行が可能となったのである。請求項6に係
る軌道用車輪5は、請求項1〜5の構成に加えて、弾性
輪体7の弾性踏面17は踏面勾配θを有していることを
特徴とするものである。
【0015】このような構成を採用したことにより、請
求項1〜5において既述した作用に加えて、カーブ路線
を脱輪することなく軽快かつ安定して走行可能となった
のである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、レール1上を走行す
る保守車両2を示しており、左右の前輪3および左右の
後輪4はいずれも駆動輪であって、この駆動輪として本
発明に係る軌道用車輪5が採用されていて、例えば重量
3トンで時速120kmまでの走行が可能である。
【0017】なお、前輪3についてはこれがブレーキシ
ュを有する従動輪であっても良く、保守車両は保線作業
車、架線作業車等を意味し、さらに、車両は旅客車両
(電車)等であっても良い。図2〜4を参照すると、本
発明に係る軌道用車輪5の第1の実施形態が示してあ
る。
【0018】図2〜4において、軌道用車輪5は、鋳
鋼、鋳鉄、炭素鋼等の金属製車輪6と該金属車輪6の踏
面の外周全面を覆って加硫成形、接着等によって固着さ
れているゴム、ウレタン等の弾性材料からなる弾性輪体
7とで構成されている。金属製車輪6は、その中心に車
軸挿通孔8Aを有するボス8を備え、このボス8の周り
のディスク9を介して輪体10が一体成形されていて、
該車軸挿通孔8Aに車軸をシマリばめ等することにて車
輪6は車軸に取付け可能であり、符号9Aはディスク9
に形成した孔を示している。
【0019】車輪6の輪体10の外周面が踏面11とさ
れているとともに、該踏面11の車軸方向一端に脱輪防
止用突条(フランジ)12が突隆形成されている。な
お、踏面11と突条12を形成している車輪6の断面形
状は、図3(A)(B)ではダブルウエブを示している
が、シングルウエブ、ストレートウエブであっても良
く、また、車輪6は金属製に限らず樹脂製(望ましく
は、強化繊維等を混入した強化硬質樹脂)であっても良
い。
【0020】前記踏面11の車軸方向両側に細幅支え面
13を有して(残して)該細幅支え面13間に凹部14
が形成されており、該凹部14は第1の実施の形態で
は、車輪全周に亘る周溝として形成されている。弾性輪
体7には、前記凹部14に嵌着される弾性突部15がそ
の内周全体に亘る周突起として形成されているととも
に、前記細幅支え面13に被着される弾性薄肉部16を
有し、ここに、前記踏面11の外周全面をほぼ覆ってお
り、該輪体7の外周面が弾性踏面17とされている。
【0021】ここで、弾性輪体7としては、JISのA
形硬度計による硬度75°のソリッドタイヤ用のゴムが
有効である。図4において、弾性輪体7の弾性踏面17
の幅(軸方向長さ)をAとし、弾性凸部15の幅をBと
したとき、B/Aが60%〜90%とされており、これ
によって、弾性踏面17がレール1上を転動するときの
振動乃至騒音は弾性凸部15の弾性圧縮変形によって緩
和吸収されるのであり、B/Aが60%未満(以下)で
あると弾性凸部15が占める割合が小さいことから、弾
性圧縮変形による振動乃至騒音の緩和吸収作用が低くな
り、一方、B/Aが90%以上であると、弾性薄肉部1
6が占める割合が小さくなって、細幅支え面13を被着
したときの接着力(固着力)が低減して弾性薄肉部16
の剥離等が発生し易くなって好ましくないのである。
【0022】また、弾性凸部15は金属製又は樹脂製車
輪6の凹部14に嵌着されていることから、該弾性凸部
15が弾性圧縮変形するとき、幅方向(軸方向)両側へ
の変形は凹部14にて拘束される故に、弾性踏面17の
振らつき(揺れ)は防止されるのである。すなわち、従
来例(特開昭55−114602号公報)における車輪
では、タイヤ(ゴム等)が弾性圧縮変形されるとき、そ
の突出量が大き過ぎることから、振つき(揺れ)が起り
易くなるのを本発明ではB/Aを60%〜90%とする
ことで解決しているのである。
【0023】一方、車輪の踏面に凹部を形成せず、この
踏面に厚さが一様(一定)の弾性輪体を嵌着したもので
は、レール上で車輪は多少車軸方向に変位することに起
因する荷重変動によって端部(弾性輪体の両側縁)から
の剥離が発生し易くなるのを本発明ではB/Aを60%
〜90%とすることで併せて解決しているのである。更
に、図4において弾性輪体7の弾性踏面17の幅をAと
し、弾性輪体7の弾性凸部15の高さをCとしたとき、
C/Aが5%〜30%とされている。
【0024】これは、C/Aが30%以上となると弾性
凸部15のボリウームが過大となって走行時の発熱(蓄
熱)が大となり、弾性凸部15からの熱放散が凹部14
にて抑制されることで弾性凸部15の劣化を招き破壊に
至るおそれがあるし、一方、5%未満(以下)であると
弾性凸部15の弾性圧縮変形が極度に低くなって振動乃
至騒音の緩和吸収作用が小さく、しかも、車輌2にブレ
ーキをかけたときのレールとの摩擦力が小さく停止距離
を短くできないのに加えて停止時の騒音が抑制できない
のである。
【0025】このようなことから、C/Aは10〜25
%が最も有効であることが幾多の実験結果によって明ら
かとなり、現実には、Aは88.2mm、Cは15mmとさ
れており、C/Aは約17%である。レール(線路)1
における曲線路走行の円滑化等の観点から、踏面11に
は踏面勾配を有することから、これに対応すべく図4で
示しているように弾性踏面17には踏面勾配θを有して
おり、例えばθは1/40程度とされている。
【0026】なお、踏面形状については、円錐踏面形
状、円弧踏面形状、円弧踏面等任意であるし、踏面勾配
θについても任意に設定できる。更に、図4で示してい
るように、凹部14の両側部(コーナー部)および細幅
支え面13のコーナー部はいずれも丸味形状に面取りさ
れていることによって、弾性輪体7における嵌着部の応
力集中が分散され耐久性が向上されている。
【0027】図5〜図9に示している車輪5は、本発明
の他の有用な実施の形態を示しており、基本構成は図2
〜4を参照して既述した構成および作用と共通するの
で、共通部分は共通符号で示し、以下、相違する構成と
作用について説明する。図5〜図8はいずれも雨天又は
積雪(氷結を含む)に有利な車輪5を示しており、図5
及び図6(1)(2)は、弾性輪体7の弾性踏面17に
周方向細溝18を形成したものであり、図7は横方向細
溝19を形成したものであり、図8は横方向細溝19を
やや傾斜して形成したものである。
【0028】いずれの細溝18,19においてもその溝
幅Dは2mm前後に細かく形成されており、溝深さEはゴ
ムゲージ(弾性凸部15の深さCに相当する)に対し5
%〜20%とされている。これは5%以下では排水作用
乃至排雪作用が余り期待できないし、20%以上である
と溝底の割れ等の不具合が生じることが幾多の実験結果
により明らかにされ、現実には、Cは15mm、Eは2mm
とされている。
【0029】図5および図6(1)で示している周方向
細溝18は弾性踏面17に軸方向等間隔で3本を直線溝
として形成されていて、図7および図8で示している横
方向細溝19よりも排水性、排雪性の点では有利であ
る。一方、図7および図8で示している横方向細溝19
にあっては、細溝19のエッジで水膜、氷結膜を破って
の走行が可能であるとともに、当該エッジでのブレーキ
作用も奏することができる。
【0030】このような観点から、図6(2)で示すよ
うに、細溝18,19の開口端エッジおよび溝底エッジ
は鋭角とすることもできるが、偏摩耗防止及び溝底割れ
防止等の観点からは図6(3)で示すように丸味形状の
面取り又はテーパー平面による面取りを施すことが有利
である。また、図8においては、車輪6に形成した凹部
14は、周方向に間隔をおいた独立凹部14に形成され
ていて、この独立凹部14に弾性輪体7に形成した弾性
凸部15を独立した状態で嵌着しているものである。
【0031】このように、凹凸部14,15をそれぞれ
独立させることによって、車輪6と弾性輪体7との周方
向における機械的結合力が増大させることができる。こ
のようなことから、凹凸部14,15の形状は図示した
円形の他、楕円形、角形等であっても良いのである。図
9に示した車輪5は、弾性輪体7を周方向で分割(符号
7Aが分割線)したもので、当該分割弾性輪体7を嵌着
することで周方向に連続した弾性踏面17を形成したも
のであり、これによれば、分割弾性輪体7の部分的な補
修ができる等では有利となる。
【0032】図10はボス8が碗形で連結孔8Bを有す
るものを示しており、車軸はそのフランジをボス8に押
当てて連結孔8Bにボルト・ナット等で取着されるもの
であり、その他は、既述の構成と同じであることから、
共通部分は共通符号で示している。以上、本発明に係る
軌道用車輪5のいくつかの実施形態を例示したが、凹部
14及び細幅支え面13の表面に梨地加工(微少凹凸)
を施し、これに弾性輪体7を加硫成形、接着剤による固
着をしたとき、車輪6と弾性輪体7との固着力を向上さ
せることもできる。
【0033】
【実施例】車重が3トンの車両を時速110kmでレール
上を走行させて車輪にブレーキを掛けたとき、所謂鉄車
輪を採用している車両にあっては約500mで車両が停
止したのに対し、本発明に係る軌道用車輪にあっては約
180mで車両が停止できた。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、振
動乃至騒音が抑制され、また、ブレーキング時の停止距
離も短くできかつ停止時のキシミ音が静かでありなが
ら、車両のふらつきが少なく、耐久性を向上した軌道用
車輪を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車輪を装着した車両一例の全体図
である。
【図2】本発明に係る車輪の第1の実施形態を示す左半
分を省略した正面図である。
【図3】(A)は図2の断面図であり、(B)は部分拡
大図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】本発明に係る車輪の第2の実施形態を示す部分
平面図である。
【図6】図5の一部を示しており、(1)は断面図、
(2)(3)は(1)の部分拡大図である。
【図7】本発明に係る車輪の第3の実施形態を示す部分
平面図である。
【図8】本発明に係る車輪の第4の実施形態を示す部分
平面図である。
【図9】本発明に係る車輪の第5の実施形態を示す左半
分を省略した正面図である。
【図10】本発明に係る車輪の第6の実施形態を示す断
面図である。
【符号の説明】
5 軌道用車輪 6 車輪 7 弾性輪体 11 踏面 12 脱輪防止突条 13 細幅支え軸 14 凹部 15 弾性凸部 16 弾性薄肉部 17 弾性踏面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 公之 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 塩見 環 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 大道 環 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 有村 景行 大阪府和泉市和気町2丁目8番8号 (56)参考文献 特開 昭54−15451(JP,A) 特開 昭55−114602(JP,A) 特開 昭60−213434(JP,A) 実開 昭55−124303(JP,U) 実開 昭59−120603(JP,U) 実開 平5−28703(JP,U) 実公 昭16−3168(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 17/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏面(11)の車軸方向一端に脱輪防止
    用突条(12)を形成した車輪(6)において、 前記踏面(11)の車軸方向両側に細幅支え面(13)
    を有して該細幅支え面(13)間に凹部(14)を形成
    しており、該凹部(14)に嵌着する弾性凸部(15)
    と前記細幅支え面(13)に被着される弾性薄肉部(1
    6)とを有する弾性輪体(7)で前記踏面(11)の外
    周全面をほぼ覆っており、該弾性輪体(7)により弾性
    踏面(17)を構成していることを特徴とする軌道用車
    輪。
  2. 【請求項2】 車輪(6)の踏面(11)に形成した凹
    部(14)は、車輪全周に亘る周溝であり、該周溝に嵌
    着する弾性輪体(7)の弾性凸部(15)は該輪体
    (7)の内周全体に亘る周突起であることを特徴とする
    請求1記載の軌道用車輪。
  3. 【請求項3】 弾性輪体(7)の弾性踏面(17)の幅
    をAとし、弾性輪体(7)の弾性凸部(15)の幅をB
    としたとき、B/Aが60〜90%とされていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の軌道用車輪。
  4. 【請求項4】 弾性輪体(7)の弾性踏面(17)の幅
    をAとし、弾性輪体(7)の弾性凸部(15)の高さを
    CとしたときC/Aが5%〜30%とされていることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軌道用車
    輪。
  5. 【請求項5】 弾性輪体(7)の弾性踏面(17)に
    は、周方向細溝(18)又は横方向細溝(19)が形成
    されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の軌道用車輪。
  6. 【請求項6】 弾性輪体(7)の弾性踏面(17)は踏
    面勾配(θ)を有していることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれかに記載の軌道用車輪。
  7. 【請求項7】 踏面(11)と脱輪防止用突条(12)
    を形成した車輪(6)は、金属製又は樹脂製であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の軌道用車
    輪。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7に記載の軌道用車輪(5)
    は、保守車両(2)の駆動輪および/または従動輪
    (3)(4)であることを特徴とする軌道用車輪。
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