JP3492511B2 - セグメント用接合金具の製造方法及びセグメント用接合金具 - Google Patents
セグメント用接合金具の製造方法及びセグメント用接合金具Info
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Description
に用いられるセグメントどうしを接合するセグメント用
接合金具の製造方法及びセグメント用接合金具に関す
る。
10に示す六角形セグメントを開発した(特願平8−2
38258号。) この六角形セグメントは、金具本体41aの外端に頭部
41bが形成された接合金具41をH型鋼42のウエブ
42aに固定して2つの傾斜接合面Ka、Kbの角部に
設ける一方、側部接合面Ga、Gbを形成して設けられ
た溝型鋼43のウエブ43aに上記接合金具41の頭部
41bが嵌め込まれる嵌合部43bを設け、1枚目の六
角形セグメントS1 の1つの傾斜接合面Kbに2枚目の
六角形セグメントS2 の1つの傾斜接合面Kaを突き合
わせて1枚目の六角形セグメントS1 の嵌合部43bに
2枚目の六角形セグメントS2 の接合金具41の頭部4
1bを嵌め入れて相互に接合し、また3枚目の六角形セ
グメントS3 を、その側部接合面Gaを1枚目の六角形
セグメントS1 の側部接合面Gbに突き合わせるととも
に、2枚目の六角形セグメントS2 の上記接合金具41
の頭部41bに側部接合面Gaの嵌合部43bを嵌合さ
せ、また1つの傾斜接合面Kaを2枚目の六角形セグメ
ントS2 の他の傾斜接合面Kbに突き合わせて、六角形
セグメントS1 、S2 、S3 どうしを互いに接合するこ
とができるようになっている。なお、六角形セグメント
は、図8と図9のように、側面視において円弧状に湾曲
している。
接合力が得られ、例えば、六角形セグメントで構築され
たトンネルが水路であっても、その中心から外方に向う
水圧に充分に耐えることができる。
の頭部41bが嵌め込まれる嵌合部43bを、上述のよ
うに溝型鋼43のウェブ43aに形成していたため、長
大な溝型鋼43が不可欠でコスト高につく不満がある。
オス型の接合金具41と同じように、鋳造や削出しによ
って製造してみたが、手間がかかり、コスト高につくと
いう不満があった。
るセグメント用接合金具の製造方法及びセグメント用接
合金具を提供することを目的とする。
めに、請求項1記載のセグメント用接合金具の製造方法
は、セグメントの側部接合面に設けられる、嵌合部を有
するセグメント用接合金具の製造方法であって、1枚の
金属板の厚さ方向の折曲げ加工により嵌合部を形成して
セグメント用接合金具とする構成とし、請求項2記載の
セグメント用接合金具の製造方法は、金属板の端部を嵌
合部の深さ方向に折り曲げて外形形状が予定されたセグ
メント用接合金具の主体部の外形形状に類似した複数枚
の一次製品を得る工程と、該工程で得られた複数枚の一
次製品をそれらの厚さ方向に互いに一体に重ね合わせる
工程とを具備した構成とした。また、請求項3記載のセ
グメント用接合金具の製造方法は、金属板を型抜きして
予定されたセグメント用接合金具の主体部の嵌合部高さ
方向の断面形状にほぼ一致した複数枚の一次製品を得る
工程と、該工程で得られた複数枚の一次製品をそれらの
厚さ方向に互いに一体に重ね合わせる工程とを具備した
構成とした。
又は打抜き加工が主で、鋳造や削出しよりも量産しやす
く、製造コストも低くできる。
金具は、1枚の金属板の厚さ方向の折曲げ加工により嵌
合部を形成した構成とした。また、請求項5記載のセグ
メント用接合金具は、金属板の端部を嵌合部の深さ方向
に折り曲げて外形形状が予定されたセグメント用接合金
具の主体部の外形形状に類似させられた複数枚の一次製
品を、それらの厚さ方向に互いに一体に重ね合わせた構
成とし、請求項6記載のセグメント用接合金具は、予定
されたセグメント用接合金具の主体部の嵌合部高さ方向
の断面形状にほぼ一致させて金属板を型抜きした複数枚
の一次製品を、それらの厚さ方向に一体に重ね合わせた
構成とした。
優れているので、安価に製造することができる。
て説明する。図1なしい図6は本発明の実施の形態を示
す。これらの図において符号1、2及び3はメス型のセ
グメント用接合金具である。
等の1枚の金属板Pをその厚さ方向に折り曲げることに
より嵌合部1aを形成して製造されている。この接合金
具1の嵌合部1aの裏面における隅部1b、1cの両方
又はいずれか一方を必要に応じてステフナ11で補強す
る。また接合金具1の裏面には定着筋12を取り付けて
セグメントに強固に固定されるようにする。
加工に比較して極めて単純で量産性に優れた折曲げ加工
で製造されるので、製造コストを大幅に低減することが
できる。
て、図2に示すように、接合金具1の裏面に、鋼板等の
金属板の打抜き加工等で形成した1枚以上(図のものは
3枚)の補強板13を、その厚さ方向を接合金具1の高
さ方向に一致させて溶接や接着等(以下、溶接等)によ
って一体に取り付けて接合金具1を補強することができ
る。この場合、補強板13は、定着筋12と同じように
接合金具1の固定強度を強くする。嵌合部1aの部分の
みに補強板13を取り付けてもよい。
等の金属板Pの端部を台形状に折り曲げて外形形状を予
定されたセグメント用接合金具の主体部の外形形状に類
似させて形成された2枚の一次製品m、maを、それら
の厚さ方向に重ね合わせ、溶接等で一体にして製造され
ている。符号2aは台形状の折曲部によって形成された
嵌合部である。この接合金具2の裏面には、接合金具2
のセグメントに対する固定強度を強める定着ピン15が
溶接やねじ込み等によって取り付けられている。
も、金属板Pの折曲げ加工と一次製品m、maの一体化
を主作業としているので、接合金具1と同様に安価に製
造することができる。
板等の金属板Pを打抜き加工で型抜きして製造を予定さ
れた接合金具の主体部の嵌合部高さ方向(図5と図6で
上下方向)を横切る断面形状に一致させて形成された複
数枚(図のものは4枚)の一次製品mbを、それらの厚
さ方向に重ね合わせ、溶接等で一体にして製造されてい
る。符号3aは嵌合部である。この接合金具3の裏面に
は、接合金具3のセグメントに対する固定強度を強める
定着フック17が溶接等によって取り付けられている。
純な金属板Pの打抜き加工と一次製品mbの一体化を主
作業としているので、接合金具1、2と同じようにコス
ト安に製造することができる。
金具1、2、3は、図5の六角形セグメントSa、及び
図6の四角形セグメントSbの場合共、セグメントS
a、Sbの側部接合面Ga、Gbに設けられる。接合金
具1、2、3は、通常、定着筋12や定着ピン15或い
は定着フック17をコンクリート中に埋設したり、セグ
メントSa、Sbの鉄筋等(図7の溝型鋼43も含まれ
る)に溶接するなどしてセグメントに取り付ける。後者
の溶接による場合は、定着筋12等が省かれるのが普通
である。
グメントSaと同様に、側面視において円弧状に湾曲し
ている。四角形セグメントSbに取り付けられる接合金
具1、2、3の先端面の形状は、四角形セグメントSb
の端部接合面Tの形状に合わせて平らにされる。
の接合金具1、2、3の嵌合部1a、2a、3aに嵌め
入れられる頭部5bを有し、六角形セグメントSaの場
合は、傾斜接合面Ka、Kbの角部に、また四角形セグ
メントSbの場合は、端部接合面Tの中央部にそれぞれ
突設されている。
角形セグメントSaどうしの接合は図7の場合と同じで
あり、図6の四角形セグメントSbどうしの接合は、端
部接合面Tどうしを互いに当接させる以外は六角形セグ
メントSaと同じである。
角形セグメントと同様に、正六角形を互いに向き合う2
つの角部の突出し方向に長く伸ばした形状とされ、また
図6の四角形セグメントSbは、正四角形を一方向に伸
ばした長形状とされているが、基本的な形状が六角形又
は四角形であれば、上記以外の形状、例えば側部接合面
Ga、Gbが正確に平行でないような六角形又は四角形
であってもよい。また平板状で円弧状に湾曲していなく
てもよい。したがって、本発明のセグメントはトンネル
覆工以外にも、擁壁ブロックや床板なとどして使用可能
である。
3aは、オス型接合金具5の頭部5aに嵌合されるもの
であるから、頭部5aの形状に対応して種々変更され
る。したがって、図の形状に限られるものではない。接
合金具2の場合、一次製品m、maの重ね枚数を3枚以
上とすることができ、また接合金具3の場合は、一次製
品mbの重ね枚数を、2枚、3枚或いは5枚以上とする
ことができる。定着筋12を接合金具2、3に、また定
着ピン15を接合金具1、3に、更に定着フック17を
接合金具1、2にそれぞれ取り付けることもできる。ま
た、図の接合金具1、2、3の嵌合部1a、2a、3a
は、いずれも上下に抜けているが、例えば、図4の2点
鎖線で示すように、接合金具1、2、3の上下両面、又
はいずれか一方の面に鋼板等の添板18を溶接等で取り
付けて嵌合部1a、2a、3aの上下抜けを止めた構造
とすることもある。
3記載のセグメント用接合金具の製造方法によれば、メ
ス型接合金具をコスト安に製造することができる。
ト用接合金具は、いずれも量産が容易であるので、安価
なメス型接合金具を市場に提供することができる。
いて、嵌合部の部分をステフナや補強板で補強した構成
とすると、単純形状で軽量ながら、強度の強いセグメン
ト用接合金具を得ることができる。
の外観図である。
である。
観図である。
観図である。
した平面図である。
図ある。
一部破断の平面図である。
合部 1b、1c 隅部 P 金属板 m、ma、mb 一次製品 Sa 六角形セグメン
ト Sb 四角形セグメント Ga、Gb 側部接合
面
Claims (6)
- 【請求項1】 セグメントの側部接合面に設けられる、
嵌合部を有するセグメント用接合金具の製造方法であっ
て、 1枚の金属板の厚さ方向の折曲げ加工により嵌合部を形
成してセグメント用接合金具とすることを特徴とするセ
グメント用接合金具の製造方法。 - 【請求項2】 セグメントの側部接合面に設けられる、
嵌合部を有するセグメント用接合金具の製造方法であっ
て、 金属板の端部を嵌合部の深さ方向に折り曲げて外形形状
が予定されたセグメント用接合金具の主体部の外形形状
に類似した複数枚の一次製品を得る工程と、該工程で得
られた複数枚の一次製品をそれらの厚さ方向に互いに一
体に重ね合わせる工程とを具備したことを特徴とするセ
グメント用接合金具の製造方法。 - 【請求項3】 セグメントの側部接合面に設けられる、
嵌合部を有するセグメント用接合金具の製造方法であっ
て、 金属板を型抜きして予定されたセグメント用接合金具の
主体部の嵌合部高さ方向を横切る断面形状にほぼ一致し
た複数枚の一次製品を得る工程と、 該工程で得られた複数枚の一次製品をそれらの厚さ方向
に互いに一体に重ね合わせる工程とを具備したことを特
徴とするセグメント用接合金具の製造方法。 - 【請求項4】 セグメントの側部接合面に設けられる、
嵌合部を有するセグメント用接合金具であって、 1枚の金属板の厚さ方向の折曲げ加工により嵌合部が形
成されたことを特徴とするセグメント用接合金具。 - 【請求項5】 セグメントの側部接合面に設けられる、
嵌合部を有するセグメント用接合金具であって、 金属板の端部を嵌合部の深さ方向に折り曲げて外形形状
が予定されたセグメント用接合金具の主体部の外形形状
に類似させられた複数枚の一次製品が、それらの厚さ方
向に互いに一体に重ね合わされたことを特徴とするセグ
メント用接合金具。 - 【請求項6】 セグメントの側部接合面に設けられる、
嵌合部を有するセグメント用接合金具であって、 予定されたセグメント用接合金具の主体部の嵌合部高さ
方向を横切る断面形状にほぼ一致させて金属板を型抜き
した複数枚の一次製品が、それらの厚さ方向に一体に重
ね合わされたことを特徴とするセグメント用接合金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03643298A JP3492511B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | セグメント用接合金具の製造方法及びセグメント用接合金具 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11229787A JPH11229787A (ja) | 1999-08-24 |
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JP03643298A Expired - Fee Related JP3492511B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | セグメント用接合金具の製造方法及びセグメント用接合金具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3492511B2 (ja) |
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1998
- 1998-02-18 JP JP03643298A patent/JP3492511B2/ja not_active Expired - Fee Related
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