JP2571762Y2 - 端太材 - Google Patents

端太材

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JP2571762Y2
JP2571762Y2 JP1992044818U JP4481892U JP2571762Y2 JP 2571762 Y2 JP2571762 Y2 JP 2571762Y2 JP 1992044818 U JP1992044818 U JP 1992044818U JP 4481892 U JP4481892 U JP 4481892U JP 2571762 Y2 JP2571762 Y2 JP 2571762Y2
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rectangular
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進 亀井
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伸光企業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種のコンクリート打
設工事において型枠の組立てに使用される端太材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般にコンクリート打設工事において
は、図3に示すように型枠(20),(20)の面板
(21)どうしを対向させ、該面板から立ち上がった側
縁ないしリブ部分がある場合にはその背面に、或は図の
ようにリブ部分がない場合には面板の背面へ直接、縦端
太材(10a)若しくは横端太材(10b)のみ、又は
縦横両端太材(10a),(10b)が交差状に当てが
われる。そして、面板(21),(21)間に差し渡さ
れたセパレーター(30)と、これと一線をなし面板の
外側に配置された締結杆(32)とが、たとえばボルト
状片(31)を介して互いに連結される。端太材の外面
よりも外方へ突出した該締結杆の楔穴(33)には、端
太材(10)の外面に接当させた座金(35)に摺動す
る状態で楔(34)が打ち込まれる。これにより、隣接
した複数の型枠(20)が相対動不可に相互に連結さ
れ、それらの面板(21)が連続したコンクリート打設
面を形成することになる。
【0003】しかし実際の工事現場においては、図2に
示すように、終端に位置した型枠(20)の端(E)に
まで横端太材(10b)が届かず、該終端型枠の端
(E)の側の部分(Y)には横端太材がない、という中
途半端な事態を生じることがまま見受けられる。そのよ
うな場合には、材料置場から普通の寸法の横端太材を補
い、これを途中にまで達している横端太材へ数ケ所で強
固に連結する、という面倒な作業が必要であった。これ
は上下方向に型枠を積み上げる工事の場合についても同
様である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案は、こ
のような従来のコンクリート打設工事が有していた問題
点を解決するために、型枠終端部での横ないし縦端太材
継足し作業を不要とすべく、軽量で取り扱い易くて伸縮
自在な端太材を提供することにより型枠組立て作業の能
率向上を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本考案の構成を、実施例に対応する図1を参照して説明
すると、本考案の端太材は、中空の1対の角筒体
(A),(B)が互いに対向する表面(11),(1
1)において互いに接当し、一方の角筒体(A)の表面
(11)には中心線方向に沿って伸びた凹溝(15)
凸条(16)とが形成され、凹溝(15)の横断面形状
が当該凹溝(15)の底側部分(15b)が入口側部分
(15a)よりも大に形成され、凸条(16)の横断面
形状が当該凸条(16)の先端部分(16b)の幅が根
元側部分(16a)の幅よりも大に形成され、他方の角
筒体(B)の表面(11)には前記と同形同大の中心線
方向に沿って伸びた凸条(16)と凹溝(15)とが形
成され、これら1対の角筒体(A) ,(B)の断面形状
が対称形をなしていて、相互の凸条(16)と凹溝(1
5)とが互いに嵌合し、表面(11),(11)が離れ
る方向への移動は拘束し、長手方向への摺動は自在であ
る構造としたものである。
【0006】小径の入口側部分(15a)と大径の底側
部分(15b)とからなる凹溝(15)の具体的な形、
したがって、これと相補関係にあり広幅の先端部分(1
6b)と小幅の根元側部分(16a)とからなる凸条
(16)の具体的な形、は両者が離脱不能かつスライド
自在に嵌合する限り、何ら特定の形でなくともよい。一
例としては、例えば凹溝の場合、断面方形の底側部分
(15b)が首状の入口側部分(15a)を介して角筒
体(A)もしくは(B)の表面(11)に連なった形と
することができる。或は、断面が台形をなすアリ溝形
(鳩尾形)であってもよい。
【0007】そして、1対をなす両角筒体(A),
(B)の摺接表面(11),(11)の一方が前記の凹
溝と凸条を備え、他方がこれに対応して凸条と凹溝とを
備えていて、断面形状が互いに対称形をなす構成として
ある
【0008】
【作用】本考案の端太材は、このような構成としたもの
であるから、終端若しくはその手前の型枠にまで縦若し
くは横端太材が届かない、という状況が発生すれば、前
記のような締結杆と楔とによる最終締付けの前に、対を
なしている一方の角筒体(A)若しくは(B)を相手側
の角筒体(B)若しくは(A)に対して摺動させつつ引
き出し、該端太材を恰も引き伸ばしたかの如き状態とな
し、その後に最終締付けを行う、という方法で用いれば
よい。
【0009】なお、そのような縦もしくは横端太材の引
伸ばし姿勢にあっても、両角筒体ともに座金と内側の交
差端太材との間に挟圧されねばならないから、凹溝なら
びに凸条を形成した一表面(ただし断面においては一
辺)に隣接した両側面(両側辺)が、これらに交差した
他の端太材と座金とにそれぞれ接する姿勢で装着する必
要がある。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜3に示した本考案の実施例においては、一例
としアルミ材の引抜きと裁断により製作した同長(例え
ば数m)の1対の角筒体(A),(B)が組合わされて
いる。これら角筒体は中心線方向の表面(11),(1
1)において互いに密接し、一方の角筒体(A)の該表
面(11)には角筒中心線方向の凹溝(15)と凸条
(16)とが互いに平行に形成され、他方の角筒体
(B)の表面(11)には同様に角筒中心線方向の凸条
(16)と凹溝(15)とが互いに平行に形成されてい
る。そして、この密接状態において、前者の凹溝(1
5)に後者の凸条(16)が嵌合し、前者の凸条(1
6)が後者の凹溝(15)に嵌合するよう、断面形状が
対称形をなしている。
【0011】この実施例における凹溝と凸条の形は次の
如くである。即ち、横断面において該凹溝(15)の、
前記表面(11)から離隔した側に位置した底側部分
(15b)の内径が入口側部分(15a)の内径よりも
大とされている。これに対応して、凸条(16)の、表
面から離隔した側に位置した先端部分(16b)の幅が
根元側部分(16a)の幅よりも大とされている。この
例の凹溝(15)は、断面方形の底側部分(15b)が
首状の入口側部分(15a)を介して角筒体の表面(1
1)に連なった形であり、同様に凸条(16)は、断面
方形の先端部分(16b)が首状をなした根元側部分
(15a)を介し角筒体の表面(11)に連なった形を
呈している。
【0012】このように、凸条(16)の先端部分(1
6b)が凹溝(15)の底側部分(15b)に嵌合し、
くびれた形の凹溝入口側部分(15a)が該凸条を凹溝
から離脱することのないよう拘束した状態にあるから、
前記の両角筒体(A),(B)は相互に摺動しつつ伸縮
することができる。従って、図3のように締結杆(3
2)の上下にそれぞれ1本の本考案端太材が横端太材と
して配され、図2のように終端の型枠(20)の中途で
該端太材(10b)が途切れる場合には、既述のように
横端太材の中の一方の角筒体(A)若しくは(B)を引
き出せばよい。これにより該横端太材の先端は、一番端
の縦端太材(10a)にまで達するから、全型枠(2
0),(20)を正規の状態に連結して組み立てること
ができる。
【0013】図4は参考例として示したもので、一方の
角筒体(A)に凹溝(15)のみを、また他方の角筒体
(B)には凸条(16)のみを、それぞれ形成したもの
であ、この例においても、凹溝(15)もしくは凸条
(16)を形成した表面(11)に隣接した面(1
2),(13)と対向した面(14)には何ら凹凸を形
成せず平坦面としてあるため、前記実施例と同様にして
使用することができる。ただし、この参考例のものは
対称形であるから、2種類の角筒体を製造しなければな
らないため製造コストが高くつき好ましくないので、
本考案には含まれない
【0014】以上本考案の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本考案の前記構成要件
を備え、かつ本考案の目的を達成し、以下に記載の効果
を有する範囲内において適宜改変して実施できる。たと
えば、凹溝は「アリ溝」であってもよ
【0018】
【考案の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
考案は、1対の角筒体を相互に摺動自在、したがって全
体としては伸縮自在とした構成の端太材を提供するもの
であり、型枠組立て工事における端部での端太材長さ不
足を端太材追加の要なく即座に解消できるから、該工事
の能率向上に寄与するところ大である。殊に、このよう
な端太材を中空の角筒体で形成し、かつ、1対の角筒体
のそれぞれの接当面を対称形のものとしてあるので、使
用に当たって軽量で取り扱い易く、製造に当たっては単
に1種類の角筒体を製造するだけで、これを対面させて
互いの凹溝と凸条とを嵌合させればよいので製造も容易
でコスト的にも大いに低減化できる利点がある
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す斜視図。
【図2】同使用状態を示す正面図。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図。
【図4】参考例を示す側面図。
【符号の説明】
(11)中心線方向の表面 (15)凹溝 (15a)入口側部分 (15b)底側部分 (16)凸条 (16a)根元側部分 (16b)先端部分 (A)角筒体 (B)角筒体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の1対の角筒体(A),(B)が互
    いに対向する表面(11),(11)において互いに接
    当し、一方の角筒体(A)の表面(11)には中心線方
    向に沿って伸びた凹溝(15)と凸条(16)とが形成
    され、凹溝(15)の横断面形状が当該凹溝(15)の
    底側部分(15b)が入口側部分(15a)よりも大に
    形成され、凸条(16)の横断面形状が当該凸条(1
    6)の先端部分(16b)の幅が根元側部分(16a)
    の幅よりも大に形成され、他方の角筒体(B)の表面
    (11)には前記と同形同大の中心線方向に沿って伸び
    た凸条(16)と凹溝(15)とが形成され、これら
    対の角筒体(A),(B)の断面形状が対称形をなして
    いて、相互の凸条(16)と凹溝(15)とが互いに嵌
    合し、表面(11),(11)が離れる方向への移動は
    拘束し、長手方向への摺動は自在である構造とされてい
    る端太材。
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JPH0633124Y2 (ja) * 1988-06-06 1994-08-31 株式会社竹中工務店 伸縮根太

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