JP3492428B2 - 適度な脆さを有する粉末マンニトールおよびその製造方法 - Google Patents

適度な脆さを有する粉末マンニトールおよびその製造方法

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    • A61K9/2013Organic compounds, e.g. phospholipids, fats
    • A61K9/2018Sugars, or sugar alcohols, e.g. lactose, mannitol; Derivatives thereof, e.g. polysorbates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
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    • A23L27/30Artificial sweetening agents
    • A23L27/33Artificial sweetening agents containing sugars or derivatives
    • A23L27/34Sugar alcohols
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/18Polyhydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/26Hexahydroxylic alcohols

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、適度な脆さを有し、さ
らに、密度が低く、特定の粒子径を有する粉末マンニト
ールに関する。さらに本発明は、前記マンニトールの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】薬品
産業は、大量のサッカロースおよびラクトースを消費す
るものであり、これらは、特に、乾燥形態における付形
剤として使用され、たとえば、ゼラチンカプセル、溶解
可能な粉末、粉末栄養剤、および錠剤などが挙げられ
る。これらの糖はまた、飲むことの可能な溶液および懸
濁液の産業的調製においては、結晶形態において使用さ
れる。
【0003】食品産業においてもまた、類似の理由か
ら、大量のサッカロースが、液体飲料の調製中などの溶
解状態、または、粉末飲料およびデザートなどの、希釈
および分散されるべき糖含有食品である、乾燥形態にお
ける結晶状態のいずれかにおいて、使用される。
【0004】さらにサッカロースは、特に食品および薬
品分野用付加物など、種々の産業においてビヒクルなど
に使用される。これらの付加物は、香料、染料、甘味強
化剤、ビタミン、活性成分またはアミノ酸および酵素な
どのタンパク質物質である可能性がある。近年、多くの
消費者は、食事に関して以前よりもより気を使うように
なり、できる限り糖を消費することを避けている。この
要求に答えるべく、製造者は、昨今完全に確立された、
歯に関して無害であり、カロリーが低い、ポリオール
が、または甘味強化剤が、甘味剤として使用されている
シュガーフリーの製剤を開発している。
【0005】本発明が特にかかわる分野、すなわち薬学
付形剤、食品産業において使用される大量の甘味剤、お
よび付加ビヒクルに関しては、多くの粉末ポリオールが
すでに一般的に使用されている。より詳細には、これら
は、ソルビトール、キシリトールおよびマンニトールで
ある。ソルビトールは、これら3つのポリオールのなか
で最も安価であるという利点を有する。すなわちこれ
が、ソルビトールが最も頻繁に使用される理由である。
これは、直接圧縮可能な針状結晶の形状に結晶化するこ
とが可能であるため、特に圧縮される場合には優れた付
形剤である。
【0006】しかしながら、これは、最も安定な形態で
結晶化されたとしても、糖よりもより吸湿性があるもの
である。したがって、水における取り込みがおこるやい
なや、流動が困難になり、実際には不可能となるもので
ある。この問題点を回避するために、より粗い粒子径の
ものがしばしば残されるが、粉末の溶解時間が非常に長
くなってしまうことになる。いうまでもなく、このよう
な場合においても、糖と比較してソルビトールの高い吸
湿性によって、水に対して非常に感度の高い活性成分と
組み合わせる場合、このポリオールの使用は不可能とな
るものである。キシリトールは、錠剤の製造以外に、付
形剤として使用されることがある。これは、非常に高価
であるからばかりでなく、通常の水分条件下、固体にす
ることが、ソルビトールよりもより容易である傾向にあ
るからである。
【0007】マンニトールは、その結晶形態における低
い吸湿性のため、優れた付形剤となりうる。しかしなが
ら、過飽和溶液から水において結晶させることにより得
られたプロダクトは常に、脆すぎるものである。この粒
子の非常に低い機械特性によって、プロダクトが粉状に
なる傾向があり、したがって、運搬、混合、または輸送
中に粉末になる傾向がある。これらの機械的作用によっ
て得られた微粒子は、製造プラント中に混在する原因と
なるばかりでなく、爆発の原因にもなりうる。さらに、
水中で結晶化したマンニトールの並みの流動特性は、こ
の結晶の斜方晶系構造のために、微粒子を含有する場合
には、非常に悪くなるものである。これによって、供給
シュートおよびホッパー、特にパッキングバッグ、およ
び、患者および消費者用の香袋(sachets)を充填した
り空にしたりするのに支障をきたすものである。さら
に、水中における結晶化によって得られたマンニトール
は、その非常にコンパクトな結晶構造のために、溶解性
が小さい。これは、プロダクトが非常に細かく砕かれた
場合でさえも、粒子が次いで帯電され、非常にゆっくり
と溶解されるのみの凝集体を形成するためである。この
溶解速度が低さは、ある特別な適用においては優位であ
ると判断されるが、ここに関するものである限りは、常
に障害物を形成するという主な欠点としてみなされる。
他のマンニトールの粉末形態と同様、これをえるための
手段は、文献に記載されているものであり、特に、以下
の文献がしられている:
【0008】本出願会社が所有権を有する仏国特許第2
571045号は、溶融プロダクトから遠心分離処理さ
れることによって得られた、直接圧縮マンニトールに関
する。これは、湿式グラニュレーションによって得られ
た従来技術による他のマンニトール粉末と比較した、こ
のプロダクトの特性が開示されている。この文献におい
て常にあつかっている全てのプロダクトは、非常に粗い
粒子径のものであり、このため、溶解性が低いものであ
る。さらに、これらのプロセスによって得られたプロダ
クトは、非常に低い脆さを有し、使用された非常に厳し
いテストによれば、45と81%の間である。本出願会
社が観察したところによると、記載された方法の製造パ
ラメーターによって、この特性を調整および変換するこ
とは非常に困難である。
【0009】本出願会社が所有権を有する仏国特許第2
571046号は、直接圧縮粒状マンニトールの製造に
関する。このようにして得られたプロダクトは、平均粒
子径が620ミクロンであるため、粗いものである。よ
り細かく砕き、ふるいにかけることによって、粒子径を
調整することは可能であるが、これによって収率が非常
に低下し、プロダクトのコストも法外に高くなることに
なる。一方、この方法によって得られた粉末の脆さは、
調節することが不可能で有る。実際、この方法によれ
ば、本出願会社により実証されている、特に厳しいテス
トにおいて、常に80%よりも小さい、低い脆さを有す
るプロダクトが調製されるものである。
【0010】米国特許第3341415号は、少なくと
も20%のマンニトールと、ラクトース、サッカロー
ス、エリスリトール、ガラクトースおよびソルビトール
から選択される添加糖を含有する薬学的付形剤の調製方
法に関する。この方法は主に、マンニトールと上記使用
した各々の融点を有する糖からなる混合物を溶融し、得
られた溶融混合物を冷却して、冷気において細かい液滴
の形状で固体化させることからなる。上記のようにし
て、平均粒子径が50と200ミクロンの間である粉末
が得られる。この方法が産業スケールで行うには非常に
問題があるという事実を除いては、得られたプロダクト
は、吸湿性があり、非常にコンパクトであるが、脆さが
ほとんどなく、水に非常に溶解困難である。したがっ
て、本発明に記載された特性を有するものではない。
【0011】米国特許第4293570号は、20ミク
ロンよりも小さい粒子径を有する粉末の調製方法を開示
している。この方法は、上記の方法と類似して、70と
99.5%の間の非常に高い固体含有量を有する甘味シ
ロップを、液滴の形態でスプレーして、得られた液滴を
冷気ストリーム中で固体化させることからなる。この方
法は、マンニトールに適しており、上記した他のポリオ
ールと比較して、このポリオールの特に低い溶解性をほ
とんど考慮しなくてもよいものである。いうまでもな
く、この方法が良好に実行されたとしても、得られた粒
子が非常に小さいサイズであることを考慮すると、良好
な流動性を有するダストフリーのマンニトールを調製す
ることは不可能である。
【0012】日本出願JP61−85331は、直接圧縮
による付形剤を調製する方法をクレームしており、この
方法は、D−マンニトールと澱粉加水分解物の双方から
なる混合物を、スプレーしながら乾燥することからな
る。5%よりも少ない澱粉加水分解物を用いると、この
方法によって得られる付形剤は、40℃の温度で75%
の相対湿度において、非常に弱い吸湿性を示すが、20
0メッシュ(75ミクロン)よりも小さい粒子径の粒子
を非常に多く含有しているものである。70%の領域に
おけるこの値は、澱粉加水分解物が付形剤に15%と2
5%の間で存在すると、より低下し、非常に吸湿性とな
り、虫歯発生源となり、もはや薬剤物の規定に見合わな
いものである。言い換えれば、この文献は、ほとんど微
粒子を含有しない粉末マンニトールの調製手段を教示し
ておらず、さらに、吸湿性ではなく、虫歯発生性でもな
い。
【0013】日本出願JP61−85330は、付形剤を
調製する方法に関し、この方法は、上記と同じ会社によ
って提出されたものと異なり、D−マンニトールを澱粉
加水分解物と混合することなく、スプレーすることによ
って乾燥することからなることを特徴とする。このよう
な条件下において得られたプロダクトは、200メッシ
ュ(75ミクロン)よりも小さい粒子径の粒子を50%
よりも多く含むものであり、これによって、プロダクト
の正常な流動性に害を与えることになる。日本出願JP8
0−36646は、結晶アルコール糖の粒状粉末の調製
方法を開示しており、少なくとも75%の固体を有する
懸濁液をスプレーすることによって乾燥するものであ
る。高温で3から24時間前処理することが、懸濁液の
粘性を下げるためには必要である。この方法は、ソルビ
トールとキシリトールにのみ適用される。同じ条件下で
は、マンニトールなどの他のポリオールに適当である
が、低い溶解性を考慮すると好ましくない。記載された
方法をマンニトールに適用可能にするために条件を調製
することにより、得られた結果は、方法が産業的にセッ
トアップするのに特に複雑になるばかりでなく、懸濁液
の調整のための特別な条件のために、高価にもなる。さ
らに、得られたプロダクトは常に、日本出願JP61−8
5330に記載されたプロダクトと同様、微粒子を非常
に多く含有するものである。
【0014】米国特許第3145146は、スプレー乾
燥を行うことにより、マンニトールの物理特性を変換す
る方法、およびこれによって得られたプロダクトを開示
している。揮発性溶媒が使用され、好ましくは、エチル
アルコールまたはクロロホルムであり、任意に、水素化
植物油を含有してもよい。この揮発性溶媒は、パラフィ
ン、ゴム、またはセルロース誘導体であってもよい結合
剤を好ましくは、含有する。この結合剤は、噴霧前に導
入される。粉末は、このようにして得られ、その粒子径
は、5および150ミクロンの間である。本出願会社
は、この方法による粒子径は、上記JP−80−3664
6およびJP−61−85330の方法を用いてた場合の
ように、常に非常に小さく、平均粒子径は50および7
5ミクロンの間であると考える。この量は、粉末の粒子
の少なくとも50%が、どの場合にも、75ミクロンよ
りも小さい粒子径を有し、良好な流動性とプラントにお
いてダストを無くするのに理想的なものとはかけはなれ
ている。
【0015】上記のことを裏付けるために、本出願会社
は、長年、付形剤に関して不満足な必要性があることを
発見した。すなわち、虫歯発生性でなくかつ吸湿性でな
いこと、良好な流動性と溶解性を有すること、および製
造中またはパッキング中にダストまたは爆発の原因にな
らないことなどの優位性を同時に有さなければならない
ということであり、これらはしばしば両立しないもので
あるからである。したがって、上記特性の全て有する付
形剤を得るために、本出願会社は、予想に反して、ポリ
オールから、比較的純粋なマンニトールを選択し、同時
に、適当で過剰ではない脆さを有し、微粒子がなく、非
常に小さい密度の構造を有するように、適当なプロセス
を用いて、その特性を変換することが有用であることを
見い出した。
【0016】
【課題を解決するための手段および作用】したがって本
発明は、テストIによる脆さが約40%と約80%の間
であり、見かけ密度が、100から200ミクロンの粒
子径で、約300と約525g/lであり、75ミクロン
よりも小さいサイズの粒子が、約30%よりも少ない、
比較的純粋な粉末マンニトールに関する。本発明はま
た、上記物理特性を有する粉末マンニトールの製造方法
に関し、これは、マンニトール溶液または懸濁液の噴霧
段階と、次いで前記噴霧段階において得られたマンニト
ールのウエットルート(wet route)による粒状化段階
とからなる。
【0017】’比較的純粋’とは、マンニトールが豊富
であり、糖またはポリオールの量に対して、少なくとも
90%、マンニトールを含有することを意味する。糖お
よびポリオールは、本発明においては、水素化または非
水素化形態のモノ−およびジサッカライドを示す。特に
驚くべきことに、上記物理特性を有するプロダクトが存
在しうるものである。実際、たとえば、ソルビトールな
どのポリオールまたはサッカロースおよびデキストロー
スなどの糖の場合には、通常、問題となる粉末プロダク
トの見かけ密度が低くなればなるほど、プロダクトはよ
り脆くなるものであり、機械的作用によって、その粒子
径における有害な変化を受けやすくものである。
【0018】たとえば、出願会社から販売されている、
商標’NEOSORB’20/60DCは、非常に密度が高く、
仏国特許第2571045に記載されたテストにおいて
は、54%の脆さを有している。たとえば、メルク社か
ら商標’KARION’インスタントとして販売されている噴
霧ソルビトールは、非常に低い密度であり、類似の粒子
径と同様の測定条件下において、75%の領域において
高い脆さを有するものである。通常はしたがって、見か
け密度測定によって、脆さと見かけ密度は反比例するこ
とがわかる。これは、驚くべきことに、しかも予想に反
して、比較的純粋なマンニトールの場合には無いもので
ある。実際、本発明による低い密度の粉末マンニトール
の脆さは、上記プロダクトにおいて観察されたことに反
して、常に、水中で結晶化させることにより、非常にコ
ンパクトで非常に密度のある、マンニトール粉末のそれ
とせいぜい等しいか、それよりも一般的には低いもので
ある。したがって、予想に反して、粉末マンニトール
は、非常に密度が小さくても、その良好な機械的強度の
ため、ビヒクルまたは付形剤として使用可能である。さ
らにこれは、非常に脆いと判断される、水中で結晶化し
たマンニトールよりも良好な特性を有するものである。
【0019】本発明によるマンニトールの第1特性、す
なわち脆さを測定するために、テストIが行われ、これ
は、フリアビリメーター(friabilimeter)として知ら
れている装置において、粒子に対して、機械的作用テス
トを行うものである。このためには、会社’ERWEKA’
(6056ホイセスラム−F.R.G.)製造の、商標’E
RWEKA TAP’の装置が使用され、これは、25回転/分
の均一な回転速度で回転し、18.87gの重量で17m
mの直径の5つの同一なスチールボールが導入されてい
るものである。このテストIを行うために、100およ
び200ミクロンの間の粒子径を有するプロダクト、1
5gが、このフリアビリメーターのクラッシュチャンバ
に入れられ、この装置が回転動作状態で15分セットさ
れる。
【0020】この実験の終りに、100ミクロンのメッ
シュサイズのふるいに残ったものの重量比率を決定す
る。脆さの値は、上記で定められたふるいによって残っ
ていない粉末のパーセンテージに相当する。脆さは、上
記ふるいに残っていない粉末のパーセンテージが大きく
なるほど、比例して大きくなるものである。
【0021】このテストは、仏国特許第2571045
号に記載されたものと同じ原理に基づくものであるが、
より細かい粒子径に対しても適用可能である。このた
め、この特許に記載されたものに関しては、かなり厳し
くなく、粗い粒子径のものは常に、細かい粒子径のもの
に比べると、より脆いものである。本発明による粉末マ
ンニトールは、本テストIにおいて、適当で過度ではな
い脆さを有することが示され、すなわち、約40および
80%の間の脆さを示す。プロダクトは、テストIにお
いて、40および68%の脆さであることが好ましく、
より好ましくは45および65%である。
【0022】本発明による粉末マンニトールの第2の本
質的な物理特性、すなわち見かけ密度に関しては、ホソ
カワ株式会社から商標’パウダーテスター’として販売
されている装置を用いて、見かけ密度の測定に推奨され
る方法を適用することによって、測定される。これらの
条件下では、本発明によるマンニトールは、特に低い見
かけ密度を有し、すなわち、約300および約525g
/lの間、好ましくは350から510g/l、より好ま
しくは400と495g/lの間である。
【0023】第3の本質的な物理特性によれば、本発明
による粉末マンニトールは、プラントにおいてダストを
発生しない理想的なビヒクルまたは付形剤の流動性およ
び溶解性を示すような、非常に特異的に集中した粒子径
を有している。すなわち、常に、75ミクロンよりも小
さい粒子径のものが約30%よりも少なく含有されてい
るものである。好ましい粉末マンニトールは、75ミク
ロンよりも小さい粒子径のものが25%よりも少なく、
より好ましくは15%よりも少なく含有しているもので
ある。理想的には、75ミクロンよりも小さい粒子径の
ものが10%以下、より好ましくは5%以下である粉末
マンイトールが好ましいが、これを得ることは非常に困
難である。
【0024】さらに、本発明による粉末マンニトール
は、40ミクロンよりも小さい粒子径のものが実質的に
は存在しないことが好ましく、40ミクロンよりも小さ
い粒子径のものが最も混在し、最も爆発性を有するもの
である。本発明による粉末マンニトールに存在する粗い
粒子に関しては、好ましくは250ミクロンよりも大き
いサイズの粒子が、約40%よりも少なく、好ましくは
30%よりも少なく、より好ましくは20%よりも少な
いものである。理想的には、本発明によるプロダクトは
水に優れた溶解性を示すために、315ミクロンよりも
大きい粒子径のものが存在しないものである。
【0025】本発明による粉末マンニトールはまた、そ
の平均粒子径と粒子径分布の一様性によって特徴づけら
れるものである。粒子径分布の一様性は、60%の粒子
が通過するメッシュの10%の粒子が通過するメッシュ
に対して定められるものであり、一般的には約1と8の
間であり、好ましくは1と5の間であり、好ましくは1
と3の間である。平均粒子径に関しては、好ましくは1
00および200ミクロンの間である。その化学的組成
物の観点からすると、本発明による粉末マンニトール
は、比較的純粋であり、非常にマンニトールが豊富であ
るといえる。本出願会社は、ほとんど吸湿性ではなく安
定なビヒクルまたは付形剤を得るための必須条件をなす
ことが認識された。糖またはポリオールの量に対して計
算されたマンニトール豊富性は、少なくとも90%、好
ましくは95%よりも多く、より好ましくは98.5%
よりも多く、理想的にはできる限り100%に近い値の
ものである。
【0026】さらに、本発明による粉末マンニトールは
一般的に、非常に少量の水を含有するものである。この
含有量は、好ましくは1%よりも少なく、より好ましく
は0.3%よりも少ない。さらに、本発明による粉末マ
ンニトールは、目的に依存して、ポリオールまたは糖以
外の物質をより多く又は少なく含有することが可能であ
る。
【0027】粉末マンニトール組成物の一部を形成可能
な物質としては、染料、香味料、香料、薬剤学的または
獣医学的成分、保存料、酸およびそれらの塩、甘味強化
剤、ビタミン、脂肪、タンパク質物質、たとえばアミノ
酸、酵素またはゼラチン、チューインガムタイプのガム
ベース、セルロースファイバー、セルロースおよびその
誘導体、たとえば、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ペクチン、インシュリン、およびその誘導体、任意
に水素化されてもよい、澱粉、および低いデキストロー
ス当量の澱粉加水分解物、または無機化合物が挙げられ
る。これらの物質が何らかの理由で本発明によるプロダ
クトに導入される場合には、これらの選択に対して注意
されるべきことがあり、好ましくは、上記本発明による
粉末マンニトールの3つの本質的な特性に有害な影響を
与える可能性のないもの、またはほとんど吸湿性がな
く、かつ、非虫歯発生性でないマンニトールの優位な特
性に有害な影響を与える可能性のないものを選択するべ
きである。
【0028】本発明による粉末マンニトールの機能的な
特性に関しては、本出願会社が、ホソカワ株式会社から
市販されている装置を用いて流動性を評価した。この装
置によって、標準化された再生可能な条件下、粉末の流
動可能性を測定し、カールインデックス(Carr index)
としても知られているフローグレード(flow grade)を
測定することが可能である。本発明による粉末マンニト
ールは通常、70と90の間の優れたフローグレードを
有する。この値は、好ましくは、75と90の間であ
り、より好ましくは80と90の間である。この値は、
水中で結晶化することにより得られた結晶の押し出しに
より、または湿式グラニュレーションによって得られた
従来技術のマンニトール粉末のそれに非常に類似したも
のである。本発明による粉末マンニトールが、従来のプ
ロダクトと比較するとより細かい粒子であるので、驚く
べき点である。
【0029】さらに、本発明の主題をなすプロダクトの
流動性は、単純な噴霧または水中における単純な結晶化
によりえられたマンニトール粉末のそれよりも通常、か
なり大きい。理論にとらわれずに考えると、本発明によ
る粉末マンニトールの優れた流動性は、その多くの物理
化学特性、すなわち、特に集中した粒子径、粒子の表面
において帯電しないこと、マンニトールが豊富であるこ
と、低い吸湿性、および粒子の特徴的な形状を組み合わ
せることにより、説明される。この最後のポイント、す
なわち粒子の特徴的な形状に関しては、実際、本発明に
よる粉末マンニトールが、常に鋭いエッジのある形状の
ものがなく、互いに凝集した微粒子の多数からなる、種
々の形状の粒子からなる。顕微鏡でみると、実質的に一
定の厚さであるが、種々の長さと幅の、層形状の、粒子
からなる水中で結晶化したマンニトールとは異なるもの
である。これはまた、本質的に球形粒子からなる簡単な
噴霧によって、または、規則正しいブロックの形状であ
る角度を有する粒子からなる押しだされたプロダクトか
ら得られるマンニトールとも異なる。
【0030】本発明による粉末マンニトールの第2の本
質的な機能特性は、水中、急速に溶解されることであ
る。この溶解速度を測定するために、テストIIが行わ
れ、これは、250mlのビーカー内で200r/分で攪
拌された、20℃に保持された軟化および脱気した水、
150gに、テストされるべきプロダクトの100から
200ミクロンの粒子径の粒子を正確に5g導入するこ
とからなる。この溶解時間は、粒子を導入後、懸濁液が
完全に目で見て透明なものが得られるまでの時間であ
る。これらの条件下、本発明による粉末マンニトールは
一般的に、30秒よりも少ない溶解速度を有する。好ま
しいプロダクトは、25秒よりも少ない時間で溶解され
るが、理想的なプロダクトは、20秒よりも短い時間を
必要とするのみである。これらの時間は、一般的には現
在市販されているすべてのマンニトールにおいて得られ
るものよりも短い。
【0031】本発明による粉末マンニトールの使用およ
びバッギングの第3の優位な特性は、粒子は、仏国特許
第2571045号および2571046号に記載のプ
ロダクトと比較してむしろ細かいが、ほとんどダストを
製造するものではないことである。ダストを製造する、
またはしない傾向は、上記ホソカワの装置を用いること
により測定され、この装置に関する使用性に示されてい
るようにテストされるべきプロダクトの分散性を測定す
ることで、容易に測定可能である。これらの条件下、本
発明による粉末マンニトールは、一般的には10と30
の間の分散性、好ましくは10と25の間の分散性を有
し、これは、ダストを発生するには非常に可能性の少な
いものであることを示すものである。本発明のプロダク
トは、この点で、粗い粒子径で、水中で結晶化されたマ
ンニトールの押し出された、または粒状化した粉末と同
じくらい良好な特性を有するものが観察可能である。こ
れに反して、ダストを発生する傾向は、日本国特許JP6
1.85330に記載されているように、水中での単純
結晶化によって、または、簡単な噴霧によって得られた
粉末のものよりも顕著に少ない。
【0032】さらに、本発明による粉末マンニトールの
使用に関する他の些細ではない優位点もまた、指摘され
るべきである。これらの優位点は、上記したように、従
来のプロダクトの粒子径のものは、同時に全ての特性を
有さないという点で、特徴があるといえる。これらの優
位点のなかでは、噛むことの可能な錠剤を調製するため
に、圧縮するのに良好な特性、たとえば微粒子径の粒子
と混合するとき、粒子分離に対してまたは脱混合(admi
xing)に対する良好な耐性、他のプロダクトと粉末を混
合する良好な特性が挙げられる。本発明による粉末マン
ニトールは、溶液または懸濁液に存在する糖またはポリ
オールの量に関してマンニトールにおいて比較的純粋な
溶液または懸濁液を噴霧する段階と、これに次ぐ、前記
噴霧段階から得られたマンニトールの湿式ルートによる
粒状化段階とを行うことにより得ることが可能である。
本出願会社が観察したように、本発明によるプロダクト
は、すでに行われているように、単純噴霧による調製は
不可能であり、水中またはアルコールなどの他の溶媒中
での結晶化によって得られたマンニトール結晶の粒状化
によってでも調製することは不可能である。
【0033】本出願会社は、驚くべきことに、または予
想に反して、噴霧と粒状化を組み合わせることにより、
マンニトールに適用可能な公知の技術を使用することに
よって、密度を調整し、粒子径に関して本発明によるプ
ロダクトを高収率で調製し、過剰ではない適度な脆さを
調整することが可能となるものである。実際、前に記載
されたプロセスでは、所望の特性を全て得ることは不可
能である。
【0034】噴霧するために、好ましくは、懸濁液又は
溶液の形状のシロップを使用することが可能であり、固
体内容量が、20および70%の間、好ましくは20お
よび60%の間となるように、また、90%よりも多
い、好ましくは95%よりも多い、およびより好ましく
は98.5%よりも多くマンニトールを含有するもので
ある。通常は、20と100℃の間の温度でシロップを
当業者に公知の従来のアトマイザーを用いて噴霧し、1
80と350℃の間の注入温度で、空気の温度と出口に
おいて噴霧されたプロダクトの温度が双方とも70と1
30℃の間である。
【0035】噴霧されるべきシロップは、また、糖また
はポリオール以外の物質からなる可能性があることが注
目され、特に、これらの物質が熱分解する傾向にない場
合には、これらの物質を含有可能である。アトマイザー
の生産性および効率を増加させるために、より優位に
は、50から70%の固体物を有し、固体状態における
マンニトールが増加した比率の懸濁液形状のシロップか
らなるものである。この懸濁液は、アトマイザーの注入
口において、マンニトールの粒子経および粒子比率を調
節するように、マンニトールの非常に高い化学的安定性
を考慮すると、140℃まで困難なく微粉にする、およ
び/または加熱することが可能である。
【0036】噴霧された粉末は次いで、必要な特性を有
するべく、水またはスチーム、またはマンニトールシロ
ップのいずれか、またはこれは好ましくはないが、結合
剤、たとえばポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリ
ン、プリゲル化澱粉、ゼラチンまたは当業者に公知の他
の結合剤をもちいることによって、粒状化される。水を
使用する場合には、適当な水含有量は、一般的には10
から20%のオーダーであるが、噴霧粉末の粒子経で種
々変更可能である。
【0037】結合剤からなるシロップを用いる場合に
は、結合剤は、本発明による粉末マンニトールの固体含
有量の0.1から15%、好ましくは0.5から4%、
存在する。この場合、結合剤としては好ましくは、虫歯
発生性ではないマンニトールの特に優位な特性に有害な
影響を与える可能性のないものから選択される。これを
行なうための、もっとも簡単で好ましい方法は、結合剤
として、噴霧するのと同じシロップを使用することであ
り、噴霧およびそれに次ぐ粒状化が良好に行なえる、あ
る産業的な装置によって可能となるものである。
【0038】本発明による粉末マンニトールは、特に食
品および薬品分野において、甘味剤、テクスチャー剤ま
たは添加付形剤またはビヒクルとして、上記機能的な特
性のために、より優位に使用可能である。本発明による
マンニトールは、いくらかの他の産業において使用可能
である。たとえば、化学プロダクトとして、たとえば、
耐火物質、ポリウレタンフォーム、不凍液、表面活性剤
の調製用の基本プロダクトとして、たとえばプラスチッ
ク、ペイント、樹脂、ゴムまたは紙における、塑性プロ
ダクトとしてまたは充填剤として、または、たとえば、
獣医学的またはフィトサニタリー成分、産業的酵素、肥
料、オリゴ−エレメント、殺虫剤、げっ歯類または有害
動物を破壊可能な活性プロダクト用のビヒクルとして使
用されるべきプロダクトとして、使用される。本発明に
よる粉末マンニトールの他の利用可能性は、上記非常に
優位な機能特性から、種々考えられる。
【0039】本発明は以下の実施例からより詳細に理解
されるものであろう。これらの実施例は、本発明による
粉末マンニトールの特性およびより優位な実施態様から
なるものである。
【0040】
【実施例】
実施例1 本発明による粉末マンニトールの調製
【0041】材料の40%を含有するマンニトール水溶
液が、75℃で、水中における結晶化によって得られた
マンニトール結晶を溶解することにより調製される。こ
の溶液は75℃に保持したまま、ニロ(NIRO)会社か
ら’マイナーモービル’の商標で市販されているパイロ
ット装置を用いて噴霧される。注入温度は、280℃に
セットされ、流速は、出口温度が120℃の領域である
ように調節される。
【0042】得られた噴霧された粉末は、次いで、アト
マイザーに入れられたものと同一のシロップを用いるこ
とによって粒状化され、次いで、乾燥熱気のスチームに
よって乾燥される。ここで得られた粉末マンニトール
は、以下の特性を有するものである: −マンニトール:98.9% −カールフィッシャー(Karl Fischer)で測定された水
含有量:0.1% −上記テストIによる脆さ:44% −見かけ密度:457g/l −以下の粒子径スペクトル: −75ミクロンよりも小さい粒子径の粒子:約3% −40ミクロンよりも小さい粒子径の粒子:小量 −350ミクロンよりも大きい粒子径の粒子:小量 −250ミクロンよりも大きい粒子径の粒子:約1% −200ミクロンよりも大きい粒子径の粒子:約2% −100ミクロンよりも大きい粒子径の粒子:約86% −平均粒子径:約135ミクロン −分布の一様性:1.5の領域 −フローグレードまたはカールインデックス:79 −充填密度:549g/l −テストIIによる溶解速度:26秒 −ホソカワテストによる分散性:22%。
【0043】本発明による粉末マンニトールは、良好な
付形剤の特性、すなわち、適度で過度ではない脆さを有
し、良好な流動性と非常に高い溶解性を示す。この付形
剤は、虫歯発生性でもなく、吸湿性でもないと優位性を
有する。さらに、このようにして得られた粉末マンニト
ールによれば、2%の領域のレベルでステアリン酸マグ
ネシウムを用いることによって錠剤を得ることが可能と
なる。
【0044】実施例2 本発明によるプロダクトと従来技術によるプロダクトの
比較
【0045】本発明による他の粉末プロダクトを、実施
例1に記載した方法を用いて、噴霧温度、固体内容量、
および流速、および、サンプルの範囲を得るべく粒状化
の条件をかえることによって調製する。
【0046】得られたプロダクトは、以下の表1に示す
特性を有する。
【0047】
【表1】
【0048】本発明によるプロダクトは、従来技術によ
るプロダクトと比較して、すべて、優れた機能特性を有
しており、したがって、特に食品および薬品産業におい
て、非虫歯発生性で非吸湿性の付形剤として、欠点がな
く、使用可能となるものである。
【0049】実施例3 本発明による粉末マンニトールを用いる錠剤と従来技術
により得られた錠剤との比較
【0050】55kNの圧力をかけながら、フェッテ
(FETTE)P1000プレスをもちいることによって、
20mmの直径で5mmの厚さの凹面を有する種々の錠
剤が調製される。このため、1%のステアリン酸マグネ
シウムを含有する以下の粉末プロダクトが使用される。
【0051】プロダクトI:ベギンセイ(Beghin Say)
(フランス)から入手可能な、粒状化サッカロース、ア
ルヴェオスクレ(商標:ALVEOSUCRE) プロダクトII:メグル(Meggle)(ドイツ)から入手
可能な、α型ラクトース1水和物、テーブルトース(商
標:TABLETOSE) プロダクトIII:FMC(アメリカ)から入手可能
な、α型ラクトース1水和物、ファストフロ(商標:FA
ST FLO) プロダクトIV:D.M.C.(オランダ)から入手可
能な、α型ラクトース無水物、DCラクトース30(商
標:DC LACTOSE 30) プロダクトV:実施例1に記載の本発明による粉末マン
ニトール。
【0052】得られた錠剤の強度を、ERWEKA会社
によるTB24として販売されている硬度テスト装置を
用いて測定する。得られた結果を以下の表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】本発明によるプロダクトによれば、同じ目
的で現在使用されているラクトースまたはサッカロース
に基づく異なったプロダクトと比較するとより硬い錠剤
を得ることが可能であるという利点があることがわか
る。本発明による粉末マンニトールは、水中で結晶化し
たマンニトールに対して、優れた直接圧縮可能なプロダ
クトをなすものであり、たとえばある酵素またはビタミ
ンなどの湿気に敏感な異なった活性成分用の優れた付型
剤でもある。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テストIによる脆さが40%と80%の
    間、好ましくは40%と68%の間、より好ましくは4
    5%と65%の間であり、 見かけ密度が、100から200ミクロンの粒子径で、
    300と約525g/l、好ましくは350から510g
    /l、より好ましくは400から495g/lであり、 75ミクロンよりも小さいサイズの粒子が、約30%よ
    りも少なく、好ましくは25%よりも少なく、より好ま
    しくは15%よりも少ない、粉末マンニトール。
  2. 【請求項2】 250ミクロンよりも大きいサイズの粒
    子が、約40%よりも少なく、好ましくは30%よりも
    少なく、より好ましくは20%よりも少ない、特許請求
    の範囲第1項に記載の粉末マンニトール。
  3. 【請求項3】 粒子径分布の一様性が約1と8の間であ
    り、好ましくは1と5の間であり、より好ましくは1と
    3の間であり、さらに、平均粒径が100と200ミク
    ロンの間である、特許請求の範囲第1項に記載の粉末マ
    ンニトール。
  4. 【請求項4】 75ミクロンよりも小さいサイズの粒子
    を、10%より多く有さず、より好ましくは5%より多
    く有さない、特許請求の範囲第1項に記載の粉末マンニ
    トール。
  5. 【請求項5】 実質的に、315ミクロンよりも大きい
    サイズの粒子がなく、および、40ミクロンよりも小さ
    いサイズの粒子がない、特許請求の範囲第1項に記載の
    粉末マンニトール。
  6. 【請求項6】 糖またはポリオール類の量に関してマン
    ニトールが豊富であり、約90%よりも多く、好ましく
    は95%よりも多く、より好ましくは98.5%よりも
    多い、特許請求の範囲第1項に記載の粉末マンニトー
    ル。
  7. 【請求項7】 フローグレード(flow grade)またはカ
    ールインデックス(Carr index)が、約70と90の
    間、好ましくは75と90の間、より好ましくは80と
    90の間である、特許請求の範囲第1項に記載の粉末マ
    ンニトール。
  8. 【請求項8】 テストIIによる溶解速度が、30秒より
    も少なく、好ましくは25秒よりも少なく、より好まし
    くは20秒よりも少ない、特許請求の範囲第1項に記載
    の粉末マンニトール。
  9. 【請求項9】 特許請求の範囲第1項に記載の粉末マン
    ニトールの製造方法であり、マンニトール溶液または懸
    濁液の噴霧段階と、次いで前記噴霧段階において得られ
    たマンニトールの湿式法による粒状化段階とからなる、
    粉末マンニトールの製造方法。
  10. 【請求項10】 甘味料、質感剤、または添加付形剤ま
    たはビヒクルとして使用される、特許請求の範囲第1項
    に記載の粉末マンニトールからなる、特に食品および薬
    品分野において使用される組成物。
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