JP3492382B2 - 組織拡大装置 - Google Patents

組織拡大装置

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JP3492382B2
JP3492382B2 JP51324699A JP51324699A JP3492382B2 JP 3492382 B2 JP3492382 B2 JP 3492382B2 JP 51324699 A JP51324699 A JP 51324699A JP 51324699 A JP51324699 A JP 51324699A JP 3492382 B2 JP3492382 B2 JP 3492382B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 人体の組織、特に軟らかい組織を拡大または増大する
ことはしばしば要求され、また、異常を矯正したり、い
やしを改善するために必要になる。胸の乳房の改良また
は拡大は、このような拡大の一例である。
[背景技術] 乳房の拡大のような軟らかい組織の拡大のための安全
で非侵入方法が要求されている。安全な方法および/ま
たは装置は、特に移植を伴う最近の問題の後に、必要に
なる。
いかにして軟らかい組織の拡大が自然になされうる
か、すなわち、妊娠中の皮膚の膨張および人体のその他
の部分の膨張が重量の損失および/または利得ばかりで
はなく、皮下の生長を含めた内部生長をいかに収容する
かということの理解が長らく行われてきた。
従来の装置および方法は、身体伸長のためのバルーン
およびピンの挿入を含めた外科技術を含んでいる。この
従来技術の全容は、ここで述べる改良のための基礎とし
て、米国特許第5,536,233号に述べられている。米国特
許第5,536,233号に記載された一般化された方法および
装置は、従来技術を改良されたものであり、ここに述べ
る改良された発明の基礎を開示している。
従来技術は、真空による軟らかい組織の拡大が起らな
ければならないことを開示していた。しかし、従来技術
は、人体の様々な部分の制御された組織の拡大を与える
装置または真空弁を記載していない。この発明は、患者
に外科的またはその他の有害な効果を与えずに、組織、
特に軟らかい組織の永久的拡大を行う。
従来技術は、軟らかい組織の拡大を行うために真空を
使用することを述べている。米国特許第5,536,233号に
記載されているように、周囲の組織ばかりではなく、拡
大されるべき軟らかい組織に損傷を与えずに、長期間の
軟組織拡大を達成することに失敗した。周囲の組織への
この損傷は、増大または拡大の目的で軟らかい組織に加
えられる真空量を制限した。従来技術の米国特許第5,53
6,233号は、真空が加えられるドームの周囲にリムを使
用することによって、周囲の組織に損傷を与えることを
回避する試みがなされた。このリムは、リムによって加
えられる圧力がドームの下にある軟らかい組織に加えら
れる負の圧力以下または同等になるように、十分な表面
積を有するものとして記載されている。ドーム内の圧力
を38.1mm(1.5in)Hgまで調整することによって、軟組
織への損傷がリムの使用によって回避される。従来技術
は、拡大を制限する38.1mm(1.5in)Hg以下の大きさの
真空に限定されている。
[発明の開示] 本発明は、放散による細胞拡大のために用いられる圧
力の制約を、打撲傷および/または組織損傷を生じるよ
うな周囲組織に従来加えられてきた過剰圧力と新規なシ
ールとによって克服している。
人間を含めた正常な動物の細胞は、一般に所定の形状
およびサイズを有している。十分に応力を加えたとき
に、細胞はそのサイズを増加し、その外部構造が細胞に
加えられる真空または負の力を受け容れるように変わる
ことがわかった。細胞構造への真空の適切な付加は、真
空によって加えられるストレスを繰り返すかまたは受け
容れるように細胞を誘導することができる。従来技術に
おいて述べかつ本発明の使用のさいに発見したように、
細胞膜およびその周囲の構造の弾性が、真空の過剰な量
を加えることによって修復を超えて損傷されうる。した
がって、周囲の組織における細胞ばかりではなく、真空
を受けるべき内部機構および膜を含めて、細胞への損傷
を回避するように制御されかつ制限される。本発明は、
もし正しく加えられるならば、組織を破壊せずに、0.02
3−381mm(0.0009−15in)Hgの真空を動物の細胞構造が
受け容れることができることを示した。381mm(15in)H
gを超えると、健康な細胞の大量破壊が起る。細胞の物
理的限度を超えた伸長によって細胞膜および細胞核の全
体的な破壊がこれらの細胞を破損することが示された。
観察によれば、弾性のない不健康な細胞は、異なる圧力
で破壊され、その再生は健康な細胞ほど可能ではないこ
とがわかる。これは、不健康な細胞の破壊と健康な細胞
の増大による積極的な健康上の利点を有している。不健
康な細胞は任意の圧力で破壊し、そして、不健康な細胞
への少量の真空さえも加えないように注意を払わねばな
らない。一般に、381mm(15in)Hgを超える真空は、最
も軟らかい組織の細胞を破壊するのに必要になる。しか
し、0−203mm(0−8in)Hgの真空における劇的な急速
隆起は、打撲傷によって示される大量の細胞損傷を生じ
る。
人体の組織は、真空の少から中間までの量によって生
じる最も多く(全部ではないが)の損傷を手順どおりに
修復できる。これは、口によって導入された真空によっ
て皮膚に加えられる真空のような少量の真空によって生
じる小さな打撲傷、しみ、導管浸透の修復に類似してい
る。軟らかい組織の拡大または増大および細胞の再生ま
たは拡大を誘導する所望の影響を与えるのに必要な水銀
柱(Hg)の最適圧力、すなわち、最適真空は、254mm(1
0in)Hgであることがわかった。
本発明を利用した実験結果によれば、細胞生長または
拡大の各々の新規な発生は細胞膜の弾性および耐久性を
改善することが記録された。本出願人の実験観察では、
長い細胞構造が長時間にわたって水銀柱の安全最大真空
の25−75%を加えることによって、応力を受ければ受け
るほど、新しい細胞生長がますます構造上強くなり、弾
性を増すことがわかった。254mm(10in)Hgまでの真空
または圧力がより大きく加えられるほど、短時間でより
固い増大組織が生じることが実験からわかった。
もしも、本方法および装置が拡大処置の開始時に25.4
−229mm(1−9in)Hgの真空で使用されたならば、小さ
い表面的な打撲傷またはあざが生じる。真空の快適レベ
ルは、約25.4−38.1mm(1−1.5in)Hgの真空から開始
して最大216−229mm(8.5−9in)Hgの真空の高い値まで
徐々に増加されるべきであることが決定された。試験が
行われた装置は、254mm(10in)Hgの真空をつくること
ができる。この最大値は254mm(10in)Hgの圧力から安
全の観点から減じられる。
本発明は、真空付加器および/または収容容器のドー
ム、球面体、または形状の形体の変更をもって利用され
た。真空付加器の形状を変えることは、球面体内に包囲
された材料または組織に加わる力を変える。このように
して、球面体内での増大または膨張によって、組織は延
ばされ、または広げられる。
ドームの下およびその付近の組織がより多く増加する
ほど、吸引力および拡大率を増加することが、本発明の
使用において発見された。
このようにして、本発明は、細胞の増大または拡大の
方向および速度を制御するように、種々の形体の複数の
容器またはドームを提供する。
真空力は、拡大に関連して本発明によって与えられる
利益面での影響となる増加血流の利益を伴う脈および動
脈を充血させる作用をする。本発明は新規で増大または
拡大された軟組織構造をつくり出すことを除いて、利用
されなかったけれども、細胞生長をもたらす真空圧の他
の使用がその他の領域で使用しうると信じる。これは、
周囲の組織に損傷を与えずに、修復されるべき領域また
は組織を包囲する新規な容器または器具の開発を要求す
る。血液容器の拡大による血流の増加は、細胞を改善
し、かつ、やけどのような損傷領域により多くの栄養を
与える。重力下および無重力下での筋肉開発および骨組
織開発に有効であるか、あるいは、形態上の特性を有す
る最も多くの任意の組織に有効であるように見える。
上述したように、従来装置は、周囲の組織ばかりでは
なく、拡大されるべき軟組織に損傷を与えることを防止
しながら長期間軟組織拡大を達成することに失敗をし
た。これらの従来装置は、軟らかい組織の成功的拡大を
与えるのに必要な真空の量が周囲の組織に損傷を与えず
に達成されえなかったので、成功を収められなかった。
従来技術において述べた低い真空圧は、その圧力の量が
周囲の組織への損傷を防止するための装置能力によって
制限されていたので、軟らかい組織の十分な増大または
拡大をもたらさなかった。
本発明は、収容装置内に軟らかい組織を包囲し、相当
な真空を軟らかい組織に加える方法の使用を許す。真空
の下方への力は、容器が反作用を及ぼす周囲の組織への
損傷を与えずに、新規なシールによって吸収される。本
発明は、従来装置よりも大きい圧力で軟らかい組織を拡
大する真空圧を使用できる。
真空容器と人体の細胞または拡大されるべき組織を取
り囲む組織との間の新規なシールおよび放散器は、細胞
および/または使用者に永久的損傷を与えずに細胞活動
を刺激する真空力の使用を許す。
[図面の簡単な説明] 図1は本発明の概略説明図である。
図2は乳房を含めた容器の斜視図である。
図3は真空が適用された容器の斜視図である。
図4は容器の一実施例の側面図である。
図5は容器の別の実施例の側面図である。
図6は真空状態にない図4の6−6線から見た縦断面
図である。
図7は真空状態にある図4の6−6線から見た縦断面
図である。
図8は逆止弁の分解斜視図である。
図9は真空状態にある逆止弁の斜視図である。
図10は解除状態にある逆止弁の斜視図である。
[発明を実施するための最良の形態] 増大の方法を提供する本発明の組織増大装置が図1に
示されている。この装置は、いわゆるドームまたは生体
球面体30と呼ばれる収容容器を有する。生体球面体30
は、入口または出口40を有する。それは、それらに挿入
された新規な弁集合体50を有する。球面体30は、そのベ
ースを取り囲む密封クッション60をも有している。球面
体30は、増大または拡大されるべき肉体部分を包囲する
ように設計されている。リリーフ弁70および逆止弁51
は、弁集合体50にまとめられて、真空を確実に解除する
かまたは必要なときに真空をそのままにしておくことが
できる。ポンプ80として図示された真空源は、チューブ
90によって球面体30および弁集合体50に接続される。動
力源100は、手動制御ユニット110をかいして制御弁80に
接続される。選択的な外部制御弁が80Aとして示されて
いる。
収容容器または球面体30は、低アレルギー性でかつ内
破およびその他の破壊力に対する抵抗のある好ましくは
プラスチックのような材料からつくられる。利用された
球面体30は、高衝撃プラスチック・ポリマからつくられ
た。
入口または出口40に挿入された自動密封弁50は、球面
体につくられた任意に真空を保持するように設計されて
いる。リリーフ弁70および逆止弁51は、本発明の新規な
弁機構50の一部として含まれる。
図8に示されるように、弁50は、排出口71でもある真
空入口61を有し、排出口71はリリーフ弁70が作動された
ときに真空を解除する。逆止弁51とリリーフ弁70とは、
1つのユニットからなるが、しかし、それらの弁は別個
に作動されるように設計されてもよい。逆止弁51は、弁
本体ハウジング62、弁本体中間キャップ63、逆止弁ガス
ケット64、弁本体キャップ65、ガスケット・リテイナ穴
62の作用によって真空に維持される。真空は、チューブ
90によって真空源80から弁に加えられる。
リリーフ弁部分70は、リリーフ弁張力ばね71、シール
72、プランジャ73、排出口74、リリーフ弁本体75からな
る。図6、7に示すように、クッション60は球面体30
と、球面体30を着用する人の肉体との間に気密シールを
与えるように設計される。クッション60は可撓性でかつ
防水であり、また埋め込み空気クッション61を有してい
る。クッションまたはシール60は、弾性がありかついく
らかの圧縮特性を持つ可撓性材料からつくられねばなら
ない。空気クッション61は、空気以外の流体でもよい
が、その流体は圧縮可能でなければならない。圧縮され
ていない状態の空気クッション61は、通常は球面体縁31
と一線上にある楕円である。この新規な機構において
は、球面体縁31は真空によって球面30に加えられる力を
より均等に分布させるために2つのベベルまたはフラン
ジ32、33に分割される。シール60が圧縮されたとき、空
気クッション61は、球面体30の下にある表面積を増加す
るように変形する。これは、表面上の圧力を打撲傷を生
じないレベルまで、すなわち、254mm(10in)Hg以下の
圧力が加えられたときに、放散および減少するように働
く。
細胞増大または拡大の本装置および本方法の作用につ
いて以下に説明する。
本装置の作用は、正常な健康な乳房を持つ平均的な女
性の拡大に特別に関係して説明する。上述したように、
真空が加えられるべき収容容器または容器の設計は、最
も重要である。容器は、真空による拡大部または増大部
を包むように設計されねばならない。容器の形状および
容器のサイズは、拡大されるべき組織の量および形状に
整合されねばならない。乳房拡大を強化するために利用
されうるいくつかの形状および設計があることが決定さ
れた。容器の形状の要求および重要性は、この形状が容
器の設計によって力の分布および力の向きを制御するこ
とである。
カップ・サイズを含めた30Aから50DDDまでの最近のブ
ラジャ・サイズの分析からそれが決定される。サイズが
整体および正しくかつ比例した成長について厳密であれ
ばあるほど、正しく乳房を増大するように容器のサイズ
および形状を決定するために人が一定の測定をすること
が必要である。第1の厳密な測定は、乳房の幅である。
その場合、乳房の最外部は胸壁に接続する。次の最も厳
密な測定は、アメリカのマーケット用および外国のマー
ケット用のインチでのカップ・サイズである。これは、
付加された乳房の最大幅部を測定することによってなさ
れる。
他の厳密な測定は、肋骨から乳首までの乳房の長さで
ある。次に、これらの厳密な測定は、乳房の各個人の適
正な増大のための最適な乳房生体球面体または容器を決
定するために用いられてもよい。乳房または軟らかい組
織が永久的に拡大されるので、容器のサイズまたは設計
を変えることが必要である。本装置の作用のために3つ
の基本的な設計がある。容器または球面体の直径および
高さは、個人の必要にもとづいてかえられる。より小さ
い乳房のための基本的な設計は76−230mm(3−9in)の
範囲の直径を有し、また、容器の高さは51−254mm(2
−10in)の範囲を有している。
次の基本的な設計は、32AAAから50Aまでの現在のブラ
ジャ・サイズを持つ人々のために利用され、また、この
場合、容器の直径は76−305mm(3−12in)の範囲にあ
り、容器の高さは51−254mm(2−10in)の範囲にあ
る。
第3の基本的な設計は、32C/Dから50D/DDまでの現在
のブラジャ・サイズを有する人々によって用いられる。
この場合、容器の直径は76−305mm(3−12inの)範囲
にあり、また、その高さは51−254mm(2−10in)の範
囲にある。
乳房が本装置によって形状が拡大され、変えられるの
で、乳房のサイズを再画定しかつ再測定することが必要
になる。このことは、所望の形状に軟らかい組織の増大
または拡大を継続するために球面体または容器のサイズ
および形状の変更を必要とする。
クッション60の下の接触面積は、また皮膚とのシール
の接触点の外側に対して少なくとも51mm(2in)滑らか
にする。これは、皮膚が軟らかい組織に損傷を与えずに
真空に応答して動くことができ、かつ、いぜんとして密
封を維持できることを保証する。膨張を強化しかつ自由
な移動を容易にすると同時に乳房輪およびその他の乳房
組織に潤いを与えることが必要である。
使用者は次に各乳房の上に容器または生体球面体を置
く。真空チューブ90は、弁50に接続される。チューブの
他端は制御ユニット80または80Aをかいして真空ポンプ9
0に接続される。真空制御ユニットは、AC電源に接続さ
れたDC電源100に差し込まれる。
制御ユニット80または80Aは、例えば、真空圧力用の
複数の設定値を持つ。これらの設定値は、使用者または
着用者が真空量を最も快適に設定できおよび/または増
大過程を最大化できるように、低、中、高、最大であっ
てもよい。これらの設定値は、制御ユニット50または50
Aによって低く開始し、そして最大にまでなる。ポンプ
はオンに切り換えられ、個人にとって最も快適な設定値
が選ばれ、最終的な真空が加えられる。一旦所望の真空
レベルに達してしまうと、これは快適レベルといわれ、
すなわち、人が乳房に加えられるべき真空量を快適と感
じると、チューブが容器から外され、そして、逆止弁51
がその圧力を保持する。
着用者は、次に自由に動きまわることができる。球面
体の上にブラジャを乗せるか、球面体が自己支持をし
て、着用者は自由に動きまわり、寝たり、必要な他の動
作をすることができる。
この作用処置の使用時間には臨界がある。真空の作用
する時間が長くなると、より早く成果が現れる。処置の
過剰使用は、火ぶくれを起し、正常大気圧に接触する皮
膚から酸素を奪い、体液の蒸発を起す。試験の結果、処
置は以下のように行われることがよいことがわかった
が、しかし、個人の要求および生活習慣に合せてなされ
てもよい。個体の皮膚がより敏感になればなるほど、個
人の肉体がいえる速度もこの処置の健康な使用にもとづ
いて直接の効果を表す。
推奨する処置は、真空を最低のレベルで開始し、ゆる
やかに最高のレベルまで上げ、1日置きに6−8時間真
空を利用することである。これは、処置から細胞を若返
らせかつ回復させるための時間を与える。このことは、
1日置きに8日間行われなければならず、3日間軟らか
い組織を休ませるためである。次いで、処置を再び同じ
手順で開始する。人によっては他の者よりも高い設定値
ですぐに使用してもよいこともある。これらの推奨は、
平均的な健康人についての実験を通じて到達したもので
ある。変更が起きてもよい。
永久効果は試験中は観測されなかった。
この処置は、軟らかい組織の層内に深く浸透し、その
下の筋肉組織をも固めかつ増大させることを助ける。
最大適用時間に達するか、または着用者が不快になっ
たり、着用者が容器を取り外したくなった場合には、必
要とされるすべてのことは解除弁を押すことであり、こ
れにより、容器内の真空を自動的に解除する。
睡眠中に容器を使用したい場合には、突発的な排気を
防止するために、リリーフ弁に置かれることができる選
択的なカバーがある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−297466(JP,A) 実開 昭61−163634(JP,U) 米国特許5662583(US,A) 仏国特許出願公開429457(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 7/00 310

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次のものからなる生きた組織を拡大する装
    置。 a)開放端を有しかつ拡大されるべき組織を取り囲む容
    器(30)、 b)該容器に接続された真空源(80)、および c)弾性材料からなる部材であって、前記容器の開放端
    の周囲に固定されて、加えられた真空を密封するが、該
    密封状態でも前記組織の移動を許す弾性材料部材(60)
    からなり、 前記弾性部材(60)は流体ポケット(61)を収容し、前
    記弾性材料部材(60)および前記流体ポケット(61)は
    前記容器の周囲の中心線にほぼ一致し、 前記容器(30)の開放端の周囲は前記周囲中心線に関し
    て内外側に延びる足付きフランジ(32、33)を有し、 前記足付きフランジ(32、33)は前記弾性材料部材(6
    0)内に埋め込まれ、前記の加えられた真空力および前
    記容器(30)の内部と該容器が包囲する前記組織との間
    に発生された力を分散させる荷重分散シールを形成し、 前記容器(30)は弁集合体(50)を受け入れかつ前記真
    空源(80)にチューブ(90)によって接続される別の開
    口(40)を有し、 前記弁集合体(50)は逆止弁(51)およびリリーフ弁
    (70)を有し、 前記真空源(80)は真空ポンプ集合体、快適制御弁(11
    0)、複数の設定部を備えた真空制御ユニット(80A)、
    逆止弁(51)、リリーフ弁(70)を有し、 前記快適制御弁(110)は前記容器(30)に加えられる
    真空を25.4mm(1in)Hgから最大381mm(15in)Hgまで制
    限する、生きた組織を拡大する装置。
  2. 【請求項2】前記足付きフランジ(32、33)の各々は円
    弧形状をしている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記足付きフランジ(32、33)は前記容器
    (30)の周囲の中心に関して内外側に凸状になってい
    る、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記フランジ(32、33)は前記容器(30)
    と、前記弾性材料部材(60)と、前記流体ポケット(6
    1)との間に発生した複数の力を伝達し、前記弾性材料
    部材(60)に接触している組織に加えられた真空力を分
    散する、請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】前記流体ポケット(61)および前記足付き
    フランジ(32、33)を収容した前記弾性材料部材(60)
    が1つの連続したユニットを形成する、請求項1に記載
    の装置。
  6. 【請求項6】前記流体ポケットは空気を収容している、
    請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記真空ポンプ集合体は電源を含む、請求
    項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記真空ポンプ集合体は手動で操作され
    る、請求項1に記載の装置。
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