JP3492356B2 - 画像投影装置 - Google Patents

画像投影装置

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JP3492356B2 JP2002287812A JP2002287812A JP3492356B2 JP 3492356 B2 JP3492356 B2 JP 3492356B2 JP 2002287812 A JP2002287812 A JP 2002287812A JP 2002287812 A JP2002287812 A JP 2002287812A JP 3492356 B2 JP3492356 B2 JP 3492356B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像投影装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】図12は、この種の画像投影装置の従来
例の一つを示す要部構成図である。 【0003】この画像投影装置は、ハロゲンランプ,メ
タルハライドランプなどからなる、非偏光光を発する光
源101と、光源101から発せられた非偏光光の一部を反射
する反射ミラー102と、光源101から直接または反射ミラ
ー102 を介して入射される非偏光光の熱線を吸収または
反射する熱線カットフィルタ103と、熱線が除去された
非偏光光を非偏光平行光に変換するコンデンサレンズ10
4と、非偏光平行光を直線偏光光に変換する偏光板105
と、直線偏光光をビデオ信号に応じて変調することによ
り画像を発生せしめる画像発生器である液晶ライトバル
ブ107と、液晶ライトバルブ107で変調された直線偏光光
のうちその透過軸方向の成分のみを透過する偏光板108
と、偏光板108を透過した直線偏光光をスクリーン(不
図示)に投射して前記画像を投影する投影光学系である
投写レンズ110とからなる。 【0004】図13は、この種の画像投影装置の他の従
来例を示す要部構成図である。 【0005】この画像投影装置は、図12に示した画像
投影装置の2つの偏光板105,108の代わりに、2つの偏
光ビームスプリッタ106,109を液晶ライトバルブ107の
前後にそれぞれ配置したものである。 【0006】図12および図13に示した画像投影装置
は、光源101から発せられた非偏光光のうち偏光板105ま
たは偏光ビームスプリッタ106を透過した直線偏光光の
みを液晶ライトバルブ107の照明光として利用するた
め、偏光板105または偏光ビームスプリッタ106を透過し
ない直線偏光光が損失となり、光の利用効率が50%以
下になるという欠点がある。 【0007】この欠点を解消した画像投影装置として、
図14に示す特開昭61−90584号公報に記載され
ているものがある。 【0008】この画像投影装置では、コンデンサレンズ
104から出射される非偏光平行光は偏光ビームスプリッ
タ111に入射し、偏光ビームスプリッタ111の作用面(2
つの直角プリズムが互いに接着された斜面に形成された
蒸着膜)111aでP偏光光LPはそのまま透過し、S偏光
光LSは上方に直角に反射して全反射プリズム112に入射
する。S偏光光LSは全反射プリズム112で右方に直角に
反射されることにより、偏光ビームスプリッタ111を透
過してくるP偏光光LPと同一方向に全反射プリズム112
から出射される。ここで、S偏光光LSとは偏光ビーム
スプリッタ111の作用面111aに平行な偏光面を有する直
線偏光光のことであり、P偏光光LPとはS偏光成分LS
と直交する偏光面を有する直線偏光光のことである。全
反射プリズム112の出射側には1/2波長板113が配置さ
れ、全反射プリズム112より出射されたS偏光光LSは、
1/2波長板113を透過することにより偏光面が90°
回転され、P偏光光LP *に変換される。また、偏光ビー
ムスプリッタ111および1/2波長板113の出射側にはそ
れぞれ光路変更用のクサビ型レンズ114,115が配置さ
れ、偏光ビームスプリッタ111を透過してくるP偏光光
Pおよび1/2波長板113で変換されたP偏光光LP *
光路が変更され、液晶ライトバルブ117の入射側の面上
の点P0で交差して合成光となる。 【0009】したがって、この画像投影装置では、偏光
ビームスプリッタ111で分離されたS偏光光LSおよびP
偏光光LPの両方で液晶ライトバルブ117を照明すること
ができるため、図12および図13に示した画像投影装
置よりも光の利用効率を倍にすることができる。 【0010】上記の他の先行技術文献としては、特開昭
63−121821号公報(光の利用効率を向上させた
液晶表示装置)、米国特許第2748659号明細書
(偏光変換素子を備える自動車のヘッドライト)、米国
特許第2810324号明細書(高効率偏光装置)など
がある。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特開
昭61−90584号公報記載の画像投影装置は、P偏
光光LPと1/2波長板113で変換されたP偏光光LP *
を図14に示す角度θをもって液晶ライトバルブ117に
それぞれ入射させるため、入射角による特性劣化が大き
い液晶ライトバルブ117を使用する場合には、クサビ型
レンズ114,115から液晶ライトバルブ117までの距離を
かなり大きくとり、入射角を小さくする必要があるとい
う欠点がある。 【0012】この欠点を解消する方法としては、図14
のクサビ型レンズ114,115を取り除き、P偏光光LP
1/2波長板113で変換されたP偏光光LP *とを互いに
平行のまま液晶ライトバルブ117に入射させる並列照明
方式が考えられる。しかし、この並列照明方式を特開昭
61−90584号公報記載の画像投影装置に適用して
も、光源111が完全な点光源あるいは線光源でない限
り、コンデンサレンズ104から出射される非偏光平行光
は完全なものでないため、前記2つのP偏光成分LP
P *も完全に平行なものとはならない。このことを図1
5を用いて説明する。 【0013】有限な径φをもつ光源101から発せられる
非偏光光は、距離Lを隔てて配置されたコンデンサレン
ズ104により集束されるが、コンデンサレンズ104の出射
光は完全な平行光とはならず、角度2ω(ω=tan-1
{(φ/2)/L})の範囲で拡がりをもつ非平行光と
なる。この非平行光のうち光線αは、偏光ビームスプリ
ッタ111の作用を受けずに1/2波長板113に入射するた
め、1/2波長板113からS偏光光およびP偏光光をと
もに含んだまま出射する。また、光線βは、偏光ビーム
スプリッタ111でS偏光光LSとなるが、全反射プリズム
112で反射されたのち、再び偏光ビームスプリッタ111で
反射され、光線β1で示すように全く別の位置からP偏
光光LP *として1/2波長板113から出射するか、図1
5に光線β2で示すように1/2波長板113の界面で吸収
されたりそのまま透過するため損失光となる。 【0014】したがって、上述した特開昭61−905
84号公報記載の画像投影装置は、並列照明方式で使用
するには問題があるため、クサビ型レンズ114,115が必
須となるが、液晶ライトバルブ117の光入射角特性を考
慮すると、図14に示す角度θをあまり大きくすること
ができず、クサビ型レンズ114,115と液晶ライトバルブ
117との距離を一定値以上小さくすることができないの
で、装置全体のコンパクト化を妨げるとともに、光源10
1と液晶ライトバルブ117との距離の増加に伴う照明効率
(光の利用率)の低下を招くという欠点がある。 【0015】また、上述した特開昭61−90584号
公報記載の画像投影装置は、偏光ビームスプリッタ111
および全反射プリズム112などが必要であるため、図1
2に示したものよりも装置全体が大きくなるという欠点
がある。 【0016】本発明の目的は、偏光変換系のコンパクト
化を図ることのできる画像投影装置を提供することにあ
る。 【0017】 【課題を解決するための手段】第1の発明の画像投影装
置は、照明光学系と、前記照明光学系からの偏光光で画
像光を形成する画像形成手段と、前記画像光を投影する
投影光学系とを備え、前記照明光学系は、光源側から順
に、熱線カットフィルターと、前記光源からの光の光路
を横切る所定方向に沿って複数の集光レンズが並んだレ
ンズ群と、前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有
し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光
束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に
入射する偏光素子と、前記偏光素子の前記複数の単位か
らの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系
と、を有し、前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞ
れ、入射光を互いに偏光方向が直交する反射光および透
過光に分割する分割部と、前記反射光および前記透過光
の一方を反射して他方の進行方向とほぼ同じ方向に向け
る反射部と、前記反射光および前記透過光の少なくとも
一方の偏光方向を変化させて両者の偏光方向を一致させ
る変調部と、を有することを特徴とする。 【0018】第2の発明の画像投影装置は、照明光学系
と、前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画
像形成手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを備
え、前記照明光学系は、光源側から順に、熱線カットフ
ィルターと、前記光源からの光の光路を横切る所定方向
に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、前記所定方
向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群から
の前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複
数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記
画像形成手段を照明する光学系と、を有し、前記偏光素
子の前記複数の単位はそれぞれ、前記入射する光束をP
偏光光とS偏光光に分離する偏光分離膜と、該偏光分離
膜を透過したP偏光光をS偏光光に変換する1/2波長
板と、前記偏光分離膜で反射したS偏光光を反射して前
記1/2波長板を出射する前記S偏光光の進行方向とほ
ぼ同じ方向に向ける反射膜と、を有することを特徴とす
る。 【0019】第3の発明の画像投影装置は、照明光学系
と、前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画
像形成手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを備
え、前記照明光学系は、光源側から順に、熱線カットフ
ィルターと、前記光源からの光の光路を横切る所定方向
に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、前記所定方
向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群から
の前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複
数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記
画像形成手段を照明する光学系と、を有し、前記偏光素
子の前記複数の単位はそれぞれ、前記入射する光束をP
偏光光とS偏光光に分離する偏光分離膜と、該偏光分離
膜で反射したS偏光光をP偏光光に変換する1/2波長
板と、前記1/2波長板からのP偏光光を反射して前記
偏光分離膜を透過したP偏光光の進行方向とほぼ同じ方
向に向ける反射膜と、を有することを特徴とする。 【0020】第4の発明の画像投影装置は、照明光学系
と、前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画
像形成手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを備
え、前記照明光学系は、光源側から順に、熱線カットフ
ィルターと、前記光源からの光の光路を横切る所定方向
に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、前記所定方
向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群から
の前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複
数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記
画像形成手段を照明する光学系と、を有し、前記偏光素
子の前記複数の単位はそれぞれ、前記入射する光束をP
偏光光とS偏光光に分離する偏光分離膜と、該偏光分離
膜で反射したS偏光光を反射して前記偏光分離膜を透過
したP偏光光の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射膜
と、前記反射膜で反射したS偏光光をP偏光光に変換す
る1/2波長板と、を有することを特徴とする。 【0021】第5の発明の画像投影装置は、照明光学系
と、前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画
像形成手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを備
え、前記照明光学系は、光源側から順に、熱線カットフ
ィルターと、前記光源からの光の光路を横切る所定方向
に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、前記所定方
向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群から
の前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複
数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記
画像形成手段を照明する光学系と、を有し、前記偏光素
子の前記複数の単位はそれぞれ、互いに逆向きにほぼ同
じ角度で前記光束に対し傾いており且つ各一方の偏光分
離膜で反射した光が各他方の偏光分離膜に入射するよう
に傾いた、前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に分
離する一対の偏光分離膜と、該一対の偏光分離膜のそれ
ぞれが反射したS偏光光をP偏光光に変換するために該
一対の偏光分離膜の対向する面に設けた一対の1/4波
長板と、前記各一方の偏光分離膜で反射したS偏光光が
前記一対の1/4波長板を通過して偏光変換された後で
前記各他方の偏光分離膜を通過したP偏光光を反射し
て、前記一対の偏光分離膜を前記1/4波長板を介さず
透過したP偏光光とほぼ同じ進行方向に向けるために、
前記一対の偏光分離膜を挟むように配した一対の反射膜
と、を有することを特徴とする。 【0022】第6の発明の画像投影装置は、照明光学系
と、前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画
像形成手段と、前記画像光を投影する投影光学系とを備
え、前記照明光学系は、光源側から順に、熱線カットフ
ィルターと、前記光源からの光の光路を横切る所定方向
に沿って複数の集光レンズが並んだレンズ群と、前記所
定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群
からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前
記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子
と、前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により
前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、前記偏
光素子の前記複数の単位はそれぞれ、互いに逆向きにほ
ぼ同じ角度で前記光束に対し傾いており且つ各一方の偏
光分離膜で反射した光が各他方の偏光分離膜に入射する
ようにした、前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に
分離する一対の偏光分離膜と、該一対の偏光分離膜のそ
れぞれが反射したS偏光光をP偏光光に変換するために
該一対の偏光分離膜の中間に設けた1/2波長板と、前
記各一方の偏光分離膜で反射したS偏光光が前記1/2
波長板を通過して偏光変換された後で前記各他方の偏光
分離膜を通過したP偏光光を反射して、前記一対の偏光
分離膜を前記1/2波長板を介さず透過したP偏光光と
ほぼ同じ進行方向に向けるために、前記一対の偏光分離
膜を挟むように配した一対の反射膜と、を有することを
特徴とする。 【0023】第1〜6の発明の画像投影装置のいずれか
において、前記画像形成手段は、液晶表示素子と、該液
晶表示素子の光出射側に該液晶表示素子から分離して設
けた偏光板とを有してもよく、また、前記照明光学系は
前記光源としてのランプと該ランプからの光を前記偏光
素子の方へ反射する凹面鏡を有してもよい。 【0024】第2〜6の発明の画像投影装置のいずれか
において、前記各単位において前記波長板と前記偏光分
離膜とは双方共前記単位を構成するプリズム上に設けら
れてもよい。 【0025】第1の発明の画像投影装置において、前記
各単位において前記変調部と前記分割部とは双方共前記
単位を構成するプリズム上に設けられてもよい。 【0026】上述した画像投影装置のいずれかにおい
て、前記レンズ群は、前記所定方向にレンズが並ぶフラ
イアイレンズ或いは前記所定方向にレンズが並ぶレンチ
キュラーレンズを有してもよい。 【0027】また、第2〜6の発明の画像投影装置のい
ずれかにおいて、前記波長板は、雲母や水晶などの結
晶、延伸した高分子フィルム、分子軸をそろえて配向さ
せた低分子液晶、側鎖型高分子液晶、或いは高分子中に
低分子液晶を高分子中に分散させた高分子液晶で構成し
てもよい。 【0028】また、第1の発明の画像投影装置におい
て、前記変調部は、雲母や水晶などの結晶、延伸した高
分子フィルム、分子軸をそろえて配向させた低分子液
晶、側鎖型高分子液晶、或いは高分子中に低分子液晶を
高分子中に分散させた高分子液晶で構成してもよい。 【0029】以上説明した発明の画像投影装置のいずれ
かにおいて、前記供給手段は、R,G,Bの三色の前記
偏光光を得るための複数のダイクロイックミラーを有
し、前記画像形成手段は前記R,G,Bの三色の偏光光
によりR,G,B三色の画像光を形成する3つの液晶表
示装置を有し、前記投影手段が、前記R,G,B三色の
画像光を合成して投影するように構成してもよい。 【0030】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。 【0031】図1は本発明の画像形成装置に用いられる
板状偏光素子の第1の実施例を示す、板状偏光素子の単
位20の構成図である。 【0032】本実施例の板状偏光素子の単位20は、断
面が直角三角形の三角柱の形状を有する第1の入射側プ
リズム211と、第1の入射側プリズム211の両隣に互
いに斜面を接触させて並べられた、第1の入射側プリズ
ム211と同じ形状を有する第1および第2の出射側プ
リズム221,222と、第1の出射側プリズム221
第1の入射側プリズム211と反対側で互いに斜面を接
触させて並べられた、第1の入射側プリズム211の半
分の形状を有する第2の入射側プリズム212と、第2
の出射側プリズム222の第1の入射側プリズム211
反対側で互いに斜面を接触させて並べられた、第2の入
射側プリズム212と同じ形状を有する第3の入射側プ
リズム213とからなり、3つの入射側プリズム211
213と2つの出射側プリズム221,222とが一体と
なって一枚の平行平板を構成している。また、第1の入
射側プリズム211と第1の出射側プリズム221との接
触面には、第1の入射側プリズム211側に第1の1/
4波長板231が設けられており、第1の出射側プリズ
ム221側に第1の偏光分離作用膜241が設けられてい
る。さらに、第1の入射側プリズム211と第2の出射
側プリズム222との接触面には、第1の入射側プリズ
ム211側に第2の1/4波長板232が設けられてお
り、第2の出射側プリズム222側に第2の偏光分離作
用膜242が設けられている。第2の入射側プリズム2
2と第1の出射側プリズム221との接触面には、第1
の全反射ミラー251が形成されており、第3の入射側
プリズム213と第2の出射側プリズム222との接触面
には、第2の全反射ミラー252が形成されている。こ
こで、第1および第2の偏光分離作用膜241,24
2は、膜面に対して平行な偏光面を有するS偏光光を反
射し、膜面に対して垂直な偏光面を有するP偏光光を透
過する特性を有する。また、第1および第2の1/4波
長板231,232は、第1および第2の入射光P1,P2
のように入射角45゜で入射してくる光に対して作用す
るものであり、その軸方向はS偏光光を円偏光に変換す
るように選択されている。 【0033】すなわち、本実施例の板状偏光素子の単位
20では、第1の入射側プリズム211と第1の出射側
プリズム221との接触面および第1の入射側プリズム
211と第2の出射側プリズム222との接触面が、非偏
光光(第1および第2の入射光P1,P2)に対してほぼ
同じ角度の傾きをもち一方からの反射光(第1および第
2のS偏光光LS1,LS2)が他方へ向かうよう互いに向
き合う一対の分割面として機能し、第1および第2の偏
光分離作用膜241,242が、入射光を互いに偏光面が
直交する反射光(第1および第2のS偏光光LS1
S2)および透過光(第1および第2のP偏光光LP1
P2)に分割する分割部として機能する。また、第1お
よび第2の全反射ミラー251,252が、反射光および
透過光の一方(第1および第2のS偏光光LS1,LS2
を反射して他方(第1および第2のP偏光光LP1
P2)の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射部として
機能する。さらに、第1および第2の1/4波長板23
1,232が反射光および透過光の少なくとも一方(第1
および第2のS偏光光LS1,LS2)の偏光面を変化させ
て両者の偏光面を一致させる変調部として機能する。 【0034】次に、本実施例の板状偏光素子の単位20
の動作について説明する。 【0035】第1の入射側プリズム211と第1の出射
側プリズム221との接触面に対して45゜の入射角で
入射する、ランダムな偏光面を有する第1の入射光P1
は、第1の1/4波長板231を透過したのち第1の偏
光分離作用膜241に入射し、膜面に対して垂直な偏光
面を有する第1のP偏光光LP1が第1の偏光分離作用膜
241を透過し、膜面に対して平行な偏光面を有する第
1のS偏光光LS1が第1の偏光分離作用膜241で右方
に直角に反射されることにより、第1のP偏光光LP 1
第1のS偏光光LS1とに分割される。第1のP偏光光L
P1は第1の出射側プリズム221の出射面から出射す
る。一方、第1のS偏光光LS1は、第1の1/4波長板
231を透過することにより円偏光に変換されたのち、
第2の1/4波長板232を透過することにより第2の
偏光分離作用膜242の膜面に対して垂直な偏光面を有
する第1の変換されたP偏光光LP1 *に変換される。第
1の変換されたP偏光光LP1 *は第2の偏光分離作用膜
242を透過したのち、第2の全反射ミラー252で上方
に直角に反射されて、第2の出射側プリズム222の出
射面から第1のP偏光光LP1の進行方向と同じ方向に出
射する。 【0036】また、第1の入射側プリズム211と第2
の出射側プリズム222との接触面に対して45゜の入
射角で入射する、ランダムな偏光面を有する第2の入射
光P2は、第2の1/4波長板232を透過したのち第2
の偏光分離作用膜242に入射し、膜面に対して垂直な
偏光面を有する第2のP偏光光LP2が第2の偏光分離作
用膜242を透過し、膜面に対して平行な偏光面を有す
る第2のS偏光光LS2が第2の偏光分離作用膜242
左方に直角に反射されることにより、第2のP偏光光L
P2と第2のS偏光光LS2とに分割される。第2のP偏光
光LP2は第2の出射側プリズム222の出射面から出射
する。一方、第2のS偏光光LS2は、第2の1/4波長
板232を透過することにより円偏光に変換されたの
ち、第1の1/4波長板231を透過することにより第
1の偏光分離作用膜241の膜面に対して垂直な偏光面
を有する第2の変換されたP偏光光LP2 *に変換され
る。第2の変換されたP偏光光LP2 *は第1の偏光分離
作用膜241を透過したのち、第1の全反射ミラー251
で上方に直角に反射されて、第1の出射側プリズム22
1の出射面から第2のP偏光光LP2の進行方向と同じ方
向に出射する。 【0037】したがって、本実施例の板状偏光素子の単
位20は、第1の入射側プリズム211に入射する第1
および第2の入射光P1,P2を第1および第2のP偏光
光LP 1,LP2と第1および第2の変換されたP偏光光L
P1 *,LP2 *とに損失なく変換して、出射面全面から出射
させることができる。 【0038】次に、本実施例の板状偏光素子の単位20
の各構成部品の材料について説明する。 【0039】第1,第2および第3の入射側プリズム2
1〜213および第1および第2の出射側プリズム22
1,222は、ガラスまたはプラスチックなどで構成する
ことができるが、第1および第2の偏光分離作用膜24
1,242の分離機能を最適に保つためには、屈折率選択
の自由度が大きいガラスで構成した方がよい。また、プ
リズムを用いないで平行平板の組合わせとすることも可
能であるが、この場合には、P偏光光の透過率がプリズ
ムを用いた場合よりも劣る。第1および第2の1/4波
長板231,232は、雲母や水晶などの結晶性のもの,
延伸した高分子フィルム,一定の厚さをもつ、一定方向
に分子軸を揃えて配向させた低分子液晶,側鎖型高分子
液晶、または高分子中に分散させた低分子液晶などで構
成することができる。第1および第2の偏光分離作用膜
241,242は、公知の光学多層膜で構成できる。第1
および第2の全反射ミラー251,252は、アルミ蒸着
ミラーを用いてもよいし、第2および第3の入射側プリ
ズム212,213を取除いて、第1および第2の出射側
プリズム221,222の第1の入射側プリズム22 1
反対側の斜面を空気境界面としてもよい。 【0040】図1に示した単位20を複数並べて板状偏
光素子を構成する一構成例としては、図2に示すように
単位20を横方向に複数並べて構成した板状偏光素子4
1がある。また、他の構成例としては、図3に示すよう
に単位20を横方向に複数並べて構成した列を、互いに
隣合う列同士ではピッチを半分ずらして複数列並べて構
成した板状偏光素子41aがある。なお、図2および図
3に示した板状偏光素子41,41aにおいては、互い
に隣合う単位同士の接続面となる入射側プリズム(図1
に示す第2の入射側プリズム212と第3の入射側プリ
ズム213)は一体的に構成されてもよい。 【0041】図4は本発明の画像形成装置に用いられる
板状偏光素子の第2の実施例を示す、板状偏光素子の単
位20aの構成図である。 【0042】本実施例の板状偏光素子の単位20aが図
1に示した板状偏光素子の単位20と異なる点は、第1
および第2の1/4波長板231,232の代わりに、1
/2波長板26が第1の入射側プリズム211と第1の
出射側プリズム221との接触面および第1の入射側プ
リズム211と第2の出射側プリズム222との接触面の
中間に設けられていることである。 【0043】本実施例の板状偏光素子の単位20aで
は、第1の入射光P1は、第1のP偏光光LP1が第1の
偏光分離作用膜241を透過し、第1のS偏光光LS1
第1の偏光分離作用膜241で右方に直角に反射される
ことにより、第1のP偏光光LP 1と第1のS偏光光LS1
とに分割される。第1のP偏光光LP1は第1の出射側プ
リズム221の出射面から出射する。一方、第1のS偏
光光LS1は、1/2波長板26を透過することにより偏
光面が90゜回転されて第1の変換されたP偏光光LP1
*に変換される。第1の変換されたP偏光光LP1 *は第2
の偏光分離作用膜242を透過したのち、第2の全反射
ミラー252で上方に直角に反射されて、第2の出射側
プリズム222の出射面から第1のP偏光光LP1の進行
方向と同じ方向に出射する。また、第2の入射光P
2は、第2のP偏光光LP2が第2の偏光分離作用膜242
を透過し、第2のS偏光光LS2が第2の偏光分離作用膜
242で左方に直角に反射されることにより、第2のP
偏光光LP2と第2のS偏光光LS2とに分割される。第2
のP偏光光LP2は第2の出射側プリズム222の出射面
から出射する。一方、第2のS偏光光LS2は、1/2波
長板26を透過することにより偏光面が90゜回転され
て第2の変換されたP偏光光LP2 *に変換される。第2
の変換されたP偏光光LP2 *は第1の偏光分離作用膜2
1を透過したのち、第1の全反射ミラー251で上方に
直角に反射されて、第1の出射側プリズム221の出射
面から第2のP偏光光LP2の進行方向と同じ方向に出射
する。したがって、本実施例の板状偏光素子の単位20
aもまた、第1の入射側プリズム211に入射する第1
および第2の入射光P1,P2を第1および第2のP偏光
光LP1,L P2と第1および第2の変換されたP偏光光L
P1 *,LP2 *とに損失なく変換して、出射面全面から出射
させることができる。なお、1/2波長板26は、第1
の入射側プリズム211と第1の出射側プリズム221
の接触面および第1の入射側プリズム211と第2の出
射側プリズム222との接触面の間であればどこに設け
られてもよい。 【0044】図5は本発明の画像形成装置に用いられる
板状偏光素子の第3の実施例を示す、板状偏光素子の単
位30の構成図である。 【0045】本実施例の板状偏光素子の単位30は、分
割部(偏光分離作用膜34)が非偏光光(入射光P)に
対して斜設され、反射部(全反射膜35)が分割部に対
して平行に配され、変調部として1/2波長板36が反
射光(S偏光光LS)の光路、特に反射部(全反射膜3
5)で反射された反射光(S偏光光LS)の光路に配さ
れて構成されている。 【0046】すなわち、本実施例の板状偏光素子の単位
30は、断面が平行四辺形の第1のガラス部材31
1と、第1のガラス部材311の両隣に互いに斜面を接触
させて並べられた、断面が直角三角形の第2および第3
のガラス部材312,313とからなり、3つのガラス部
材311〜313が一体となって一枚の平行平板を構成し
ている。また、第1のガラス部材311と第2のガラス
部材312との接触面には、全反射膜35が設けられて
おり、第1のガラス部材311と第3のガラス部材313
との接触面には、偏光分離作用膜34が設けられてい
る。さらに、第1のガラス部材311の出射面(入射光
Pが入射する面と反対側の面)には、1/2波長板36
が設けられている。ここで、偏光分離作用膜34は、膜
面に対して平行な偏光面を有するS偏光光を反射し、膜
面に対して垂直な偏光面を有するP偏光光を透過する特
性を有する。また、1/2波長板36は、入射角90゜
で入射してくる光に対して作用するものである。したが
って、本実施例の板状偏光素子の単位30では、偏光分
離作用膜34が、入射光を互いに偏光面が直交する反射
光(S偏光光LS)および透過光(P偏光光LP)に分割
する分割部として機能する。また、全反射膜35が、反
射光および透過光の一方(S偏光光LS)を反射して他
方(P偏光光LP)の進行方向とほぼ同じ方向に向ける
反射部として機能する。さらに、1/2波長板36が反
射光および透過光の少なくとも一方(S偏光光LS)の
偏光面を変化させて両者の偏光面を一致させる変調部と
して機能する。 【0047】次に、本実施例の板状偏光素子の単位30
の動作について説明する。 【0048】偏光分離作用膜34の膜面に対して45゜
の入射角で入射する、ランダムな偏光面を有する入射光
Pは、膜面に対して垂直な偏光面を有するP偏光光LP
が偏光分離作用膜34を透過し、膜面に対して平行な偏
光面を有するS偏光光LSが偏光分離作用膜34で左方
に直角に反射されることにより、P偏光光LPとS偏光
光LSとに分割される。P偏光光LPは第3のガラス部材
313の出射面(入射光Pが入射する面と反対側の面)
から出射する。一方、S偏光光LSは全反射膜35で上
方に直角に反射され、第2のガラス部材312の出射面
からP偏光光LPの進行方向と同じ方向に出射したの
ち、1/2波長板36を透過することにより偏光面が9
0゜回転されてP偏光光LP *に変換される。したがっ
て、本実施例の板状偏光素子の単位30は、第1のガラ
ス部材311に入射する入射光PをP偏光光LPと前記変
換されたP偏光光LP *とに損失なく変換して、出射面全
面から出射させることができる。 【0049】図5に示した単位30を複数並べて板状偏
光素子を構成する構成例としては、図1に示した単位2
0と同様に図2および図3に示した構成例がある。ここ
で、図5に示した単位30は、板状偏光素子を構成する
際、断面が平行四辺形のガラス部材を複数並べて構成で
きるため、図1に示した単位20よりも加工性に優れて
いるという効果がある。すなわち、単位20は、偏光分
離作用膜34を片面に設けたガラス板と全反射膜35
(たとえば、アルミ蒸着膜)を片面に設けたガラス板と
を交互に積層して、45゜の断面で切断し、切断面を光
学研磨したのち、1/2波長板36を接着することによ
り容易に作成できる。 【0050】図6は本発明の画像形成装置に用いられる
板状偏光素子の第4の実施例を示す、板状偏光素子の単
位30aの構成図である。 【0051】本実施例の板状偏光素子の単位30aが図
5に示した板状偏光素子の単位30と異なる点は、1/
2波長板36が偏光分離作用膜34(分割部)と全反射
膜35(反射部)との間に配されていることである。 【0052】本実施例の板状偏光素子の単位30aで
は、入射光Pは、P偏光光LPが偏光分離作用膜34を
透過し、S偏光光LSが偏光分離作用膜34で左方に直
角に反射されることにより、P偏光光LPとS偏光光LS
とに分割される。P偏光光LPは第3のガラス部材313
の出射面から出射する。一方、S偏光光LSは1/2波
長板36を透過することにより偏光面が90゜回転され
てP偏光光LP *に変換されたのち、全反射膜35で上方
に直角に反射され、第2のガラス部材312の出射面か
らP偏光光LPの進行方向と同じ方向に出射する。した
がって、本実施例の板状偏光素子の単位30aは、第1
のガラス部材311に入射する入射光PをP偏光光LP
前記変換されたP偏光光LP *とに損失なく変換して、出
射面全面から出射させることができる。 【0053】図7は本発明の画像形成装置に用いられる
板状偏光素子の第5の実施例を示す、板状偏光素子の単
位30bの構成図である。 【0054】本実施例の板状偏光素子の単位30bが図
5に示した板状偏光素子の単位30と異なる点は、1/
2波長板36が透過光(P偏光光LP)の光路である第
3のガラス部材313の出射面に接着されていることで
ある。 【0055】本実施例の板状偏光素子の単位30bで
は、入射光Pは、P偏光光LPが偏光分離作用膜34を
透過し、S偏光光LSが偏光分離作用膜34で左方に直
角に反射されることにより、P偏光光LPとS偏光光LS
とに分割される。P偏光光LPは第3のガラス部材313
の出射面から出射したのち、1/2波長板36を透過す
ることにより偏光面が90゜回転されてS偏光光LS *
変換されて出射する。一方、S偏光光LSは全反射膜3
5で上方に直角に反射され、第2のガラス部材312
出射面から前記変換されたS偏光光LSの進行方向と同
じ方向に出射する。したがって、本実施例の板状偏光素
子の単位30bは、第1のガラス部材31 1に入射する
入射光PをS偏光光LSと前記変換されたS偏光光LS *
とに損失なく変換して、出射面全面から出射させること
ができる。 【0056】図8は本発明の画像形成装置に用いられる
偏光変換ユニットの第1の実施例の一部分を示す斜視図
である。 【0057】本実施例の偏光変換ユニット40は、図2
に示した板状偏光素子41と、板状偏光素子41の入射
側に設けられた、非偏光光を柵状パターンの非偏光光に
変換する変換手段である両面レンチキュラーレンズ42
とからなる。ここで、板状偏光素子41は、両面レンチ
キュラーレンズ42から出射する柵状パターンの非偏光
光の光軸に対してほぼ直交するよう配され、柵状パター
ンの非偏光光を透過させてほぼ稠密な偏光光に変換す
る。また、図9に示すように、両面レンチキュラーレン
ズ42の入射光P1〜P3(非偏光光)の入射側の面に
は、入射光P1〜P3を集束させる作用をもつ、正パワー
レンズからなる集束作用面431〜433が、板状偏光素
子41の各単位201〜203と同じピッチで設けられて
いる。また、両面レンチキュラーレンズ42の入射光P
1〜P3の出射側の面には、集束された入射光P1〜P3
発散させて平行光にする作用をもつ、負パワーレンズか
らなる発散作用面441〜443が、各単位201〜203
の第1の入射側プリズム211(図1参照)と互いに対
向するよう設けられている。さらに、各発散作用面44
1〜443の間には、平面である非作用面451,452
設けられている。 【0058】したがって、両面レンチキュラーレンズ4
2の入射面に直角に入射してくる入射光P1〜P3は集束
作用面431〜433で集束されることにより、図9に示
すように、非作用面451,452には入射せず発散作用
面441〜443にのみ入射したのち、発散作用面441
〜443で平行光にされて出射するため、両面レンチキ
ュラーレンズ42から出射する光は柵状パターンの非偏
光光となる。この柵状パターンの非偏光光は板状偏光素
子41で偏光光に変換されたのち、各単位201〜203
の出射面の全面から出射する。なお、発散作用面441
〜443の焦点距離の絶対値を集束作用面431〜433
の焦点距離の半分とすることにより、両面レンチキュラ
ーレンズ42から出射する柵状パターンの非偏光光の光
束幅を集束作用面431〜433のピッチの半分にするこ
とができる。また、非作用面451,452に吸収膜を設
けることにより、乱反射などによる悪影響を軽減するこ
とができる。 【0059】本実施例の偏光変換ユニット40は、以下
に示す利点を有する。 【0060】(1)両面レンチキュラーレンズ42で入
射光P1〜P3を柵状パターンの非偏光光に変換して板状
偏光素子41の各単位201〜203に入射させるため、
各単位201〜203のサイズを小さくすることができ
る。また、板状偏光素子41の各単位201〜203のサ
イズをさらに小さくするためには、両面レンチキュラー
レンズ42の集束作用面431〜433のピッチを小さく
して柵状パターンの分割数を多くすればよい。 【0061】(2)光源が有限の径を有するものであっ
ても、入射光P1〜P3は板状偏光素子41の各単位20
1〜203の第1および第2の偏光分離作用膜241,4
2に必ず入射するため、図14に示した従来の画像投
影装置における欠点が解消でき、光の利用効率および出
射光の偏光度を向上させることができる。特に、第1お
よび第2の偏光分離作用膜241,242は、S偏光光に
対する反射率を100%にすることが比較的容易である
ため、出射光の偏光度を高く保つことができる。 【0062】(3)板状偏光素子41の各単位201
203の構成部品である、第1,第2および第3の入射
側プリズム211〜213と第1および第2の出射側プリ
ズム221,222とは、形状およびサイズを同じにする
ことができるため、製造上部品の種類を減らすことがで
き、低コスト化が図れる。特に、コスト的に大きな割合
を占めるプリズムの種類を減らすことができるため、低
コスト化の効果が非常に大きい。 【0063】両面レンチキュラーレンズ42は、成形性
の容易さ,透過率などの光学特性を考慮すると、アクリ
ル板を押出し成形したものまたはコンプレッション成形
したものを用いることができる。ただし、特に耐熱性が
要求される場合には、ガラス部材からなるコンプレッシ
ョン成形したものまたは研磨成形したものが好ましい。
また、両面レンチキュラーレンズ42は一体成形で構成
してもよく、片面レンチキュラーレンズを貼り合わせて
構成してもよい。また、光源が有限な径を有する場合に
は、発散作用面441〜443の焦点距離の絶対値を集束
作用面431〜433の焦点距離の半分以下とすることに
より、柵状パターンの非偏光光の光束存在領域と光束不
存在領域との比を1:1にすることができる。 【0064】本実施例の偏光変換ユニット40は、図2
に示した板状偏光素子41と両面レンチキュラーレンズ
42とを用いて構成されたが、図4〜図7に示した単位
20a,30,30a,30bからなる板状偏光素子と
両面レンチキュラーレンズとを用いて構成してもよい。 【0065】次に、本発明の画像形成装置に用いられる
偏光変換ユニットの第2の実施例について説明する。 【0066】本実施例の偏光変換ユニットは、図3に示
した板状偏光素子41aと、板状偏光素子41aの入射
側に設けられた、非偏光光を格子状パターンの非偏光光
に変換する変換手段である両面フライアイレンズとから
なる。本実施例の偏光変換ユニットにおいては、両面フ
ライアイレンズで入射光を上下および左右方向に分割し
たのち、板状偏光素子41aの各単位201〜205の第
1の入射側プリズム211に入射させる。なお、本実施
例においても、図4〜図7に示した単位20a,30,
30a,30bからなる板状偏光素子と両面フライアイ
レンズとを用いて構成してもよい。 【0067】図10は本発明の画像投影装置の第1の実
施例を示す概略構成図である。 【0068】本実施例の画像投影装置は、第1のコンデ
ンサレンズ64からの平行白色光(非偏光光)を白色直
線偏光光に変換する照明光学系として図8に示した偏光
変換ユニット40を用いている点が、図14に示した画
像投影装置と異なる。なお、本実施例の画像投影装置で
は、偏光変換ユニット40と液晶ライトバルブ66との
間に、偏光変換ユニット40からの白色直線偏光光を投
写レンズ68の瞳内に集光させる第2のコンデンサレン
ズ65が設けられている。 【0069】したがって、本実施例の画像投影装置は、
本発明の偏光変換ユニットである偏光変換ユニット40
を用いて液晶ライトバルブ66を照明するため、光源6
1から発せられた白色光(非偏光光)を損失なく液晶ラ
イトバルブ66に入射させることができるとともに、光
源61から液晶ライトバルブ66までの距離を短くする
ことができるため、画像投影装置のコンパクト化が図れ
る。 【0070】図11は本発明の画像投影装置の第2の実
施例を示す概略構成図である。 【0071】本実施例の画像投影装置は、非偏光光(白
色光)を発する光源71と、反射ミラー72と、熱線カ
ットフィルタ73と、第1のコンデンサレンズ74と、
光源71からの非偏光光を偏光光に変換する照明光学系
と、偏光光をビデオ信号に応じて変調することにより画
像を発生せしめる画像発生部と、画像を投影する投影光
学系とからなる。ここで、照明光学系は、非偏光光であ
る白色光を赤,緑,青の各色の非偏光光に分解する、第
1の分解用ダイクロイックミラー81,第2の分解用ダ
イクロイックミラー82および分解用反射ミラー83か
らなる色分解系と、各色の非偏光光の光路にそれぞれ設
けられた、図8に示した偏光変換ユニット40と同様の
構成をもつ偏光変換ユニット40R,40G,40Bと、
赤用コンデンサレンズ75R,緑用コンデンサレンズ7
Gおよび青用コンデンサレンズ75Bとから構成されて
いる。また、画像発生部は、赤,緑,青の各色の画像を
発生させる3個の発生器である赤色用液晶ライトバルブ
76R,緑色用液晶ライトバルブ76Gおよび青色用液晶
ライトバルブ76Bからなる。さらに、投影光学系は、
第1の合成用ダイクロイックミラー84と、合成用反射
ミラー85と、第2の合成用ダイクロイックミラー86
と、投写レンズ78とからなる。 【0072】本実施例の画像投影装置では、赤色の非偏
光光PRが第1の分解用ダイクロイックミラー81で上
方に直角に反射され、また、第1の分解用ダイクロイッ
クミラー81を透過したシアンの非偏光光PG+PBのう
ち青色の非偏光光PBが第2の分解用ダイクロイックミ
ラー82を透過し、緑色の非偏光光PGが第2の分解用
ダイクロイックミラー82で上方に直角に反射されるこ
とにより、第1のコンデンサレンズ74から出射され
た、非偏光光である平行白色光PR+PG+PBは、赤,
緑,青の各色の非偏光光PR,PG,PBに分解される。
なお、赤色の非偏光光PRは分解用反射ミラー83で左
方に直角に反射されたのち、赤用偏光変換ユニット40
Rに入射して、赤色の偏光光に変換される。また、緑色
の非偏光光PGは第2の分解用ダイクロイックミラー8
2で反射されたのち、緑色用偏光変換ユニット40G
入射して、緑色の偏光光に変換される。さらに、青色の
非偏光光PBは第2の分解用ダイクロイックミラー82
を透過したのち、青色用偏光変換ユニット40Bに入射
して、青色の偏光光に変換される。 【0073】赤色の偏光光は、赤用コンデンサレンズ7
Rを介して赤色用液晶ライトバルブ76Rに入射され、
カラービデオ信号の赤色成分に応じて偏光面が回転させ
られることにより変調され、P偏光光およびS偏光光の
両方を含む光束になり、さらに赤用偏光板77Rにより
直線偏光の赤色画像光R*に変換される。同様にして、
緑色の偏光光は、緑色用液晶ライトバルブ76Gおよび
緑用偏光板77Gの作用により、カラービデオ信号の緑
色成分に応じて変調された緑色画像光G*に変換され、
また、青色の偏光光は、青色用液晶ライトバルブ76B
および青用偏光板77Bの作用により、カラービデオ信
号の青色成分に応じて変調された青色画像光B*に変換
される。 【0074】赤色画像光R*と緑色画像光G*とは、第1
の合成用ダイクロイックミラー84で合成されて黄色画
像光R*+G*に変換されたのち、第2の合成用ダイクロ
イックミラー86に入射する。また、青色画像光B
*は、合成用反射ミラー85で上方に直角に反射された
のち、第2の合成用ダイクロイックミラー86に入射す
る。そして、黄色画像光R*+G*が第2の合成用ダイク
ロイックミラー86を透過し、青色画像光B*が第2の
合成用ダイクロイックミラー86で左方に直角に反射さ
れることにより、黄色画像光R*+G*と青色画像光B*
とが合成されて、カラービデオ信号に応じて変調された
白色画像光R*+G*+B*に変換される。白色画像光R*
+G*+B*は、投写レンズ78によりスクリーン(不図
示)に拡大投射され、スクリーンにカラー画像が投写さ
れる。 【0075】本実施例の画像投射装置は、赤,緑,青の
各色の非偏光光PR,PG,PBごとに偏光変換ユニット
をもつことにより、以下に示す効果を有する。 【0076】(1)赤用偏光変換ユニット40R,緑用
偏光変換ユニット40Gおよび青用偏光変換ユニット4
Bの各単位に用いられている1/4波長板および偏光
分離作用膜(図1参照)の波長依存性を零にすることは
困難であるため、非偏光光である平行白色光PR+PG
Bを入射光とするよりも、赤,緑,青の各色の非偏光
光PR,PG,PBを入射光とした方が光の利用効率の向
上が図れる。 【0077】(2)一般に光源71は有限な径を有する
ため、光源71から発せられる白色光は必ず有限の拡が
り角をもつ。また、有限の拡がり角をもつ光のビーム径
を何らかの光学系によって圧縮すると、ビーム径の圧縮
比に逆比例して拡がり角が大きくなる。したがって、図
14に示した従来の画像投影装置では、偏光変換ユニッ
トと液晶ライトバルブ117までの距離が大きいため、有
限の拡がり角をもつ光のビーム径を圧縮しても、光の拡
がり角の増加により液晶ライトバルブ117への集光効率
が低下する。一方、本実施例の画像投影装置では、薄い
平板形状の偏光変換ユニットを用いているため、偏光変
換ユニットを液晶ライトバルブに近接して設置できるの
で、赤,緑,青の各色の非偏光光PR,PG,PBの拡が
り角の増加による液晶ライトバルブ117への集光効率の
低下を防げる。 【0078】次に、本発明の画像投射装置の第3の実施
例について説明する。 【0079】本実施例の画像投射装置は、緑用偏光変換
ユニット40Gおよび青用偏光変換ユニット40Bの代わ
りに、第1の分解用ダイクロイックミラー81と第2の
分解用ダイクロイックミラー82との間(緑色の非偏光
光PGと青色の非偏光光PBとの共通光路)に設けられた
シアン用偏光変換ユニットを有する点が、図11に示し
た画像投射装置と異なる。 【0080】複数の偏光変換ユニットを用いる場合に
は、光源から発せられる光の利用効率および色ムラの発
生抑圧の点から、各偏光変換ユニットは光学的に等価な
位置(光の進行方向および振幅などが等価な位置)にそ
れぞれ配置された方がよいため、図11に示した画像投
射装置のように構成することが望ましいが、部品点数の
削減を優先する場合などでは、本実施例の画像投射装置
のように構成して、偏光変換ユニットの個数を減らして
も、従来の画像投射装置よりも光の利用効率を向上をさ
せることができるとともに、装置全体のコンパクト化も
図れる。 【0081】なお、図11に示した画像投射装置におい
て、各色用の偏光変換ユニット40 R,40G,40B
して、図4〜図7に示した単位20a,30,30a,
30bからなる板状偏光素子と両面レンチキュラーレン
ズとを組み合わせた構成のもの、または図3に示した板
状偏光素子41aと両面フライアイレンズとを組み合わ
せた構成のものを用いてもよい。また、本発明の画像投
射装置の構成は、図11に示した構成に限定されること
はなく、たとえば、特開昭62ー59919号公報のよ
うに、各色フィルタを用いて白色光を各色光に分解し、
液晶ライトバルブで変調された各色光をキューブプリズ
ムで合成する画像投射装置において、各色フィルタごと
に図8に示した偏光変換ユニット40を配置してもよ
い。また、特開昭62ー1391号公報のように、第1
のキューブプリズムで白色光を各色光に分解し、反射型
液晶ライトバルブで変調された各色光を第2のキューブ
プリズムで合成する画像投射装置において、第1のキュ
ーブプリズムの各色光の出射面に図8に示した偏光変換
ユニット40を配置してもよい。 【0082】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コンパクトな系で光源から発せられた非偏光光を偏光光
に変換して光の利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素
子の第1の実施例を示す、板状偏光素子の単位20の構
成図である。 【図2】図1に示した単位20を複数並べて板状偏光素
子を構成した一構成例を示す部分図である。 【図3】図1に示した単位20を複数並べて板状偏光素
子を構成した他の構成例を示す部分図である。 【図4】本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素
子の第2の実施例を示す、板状偏光素子の単位20aの
構成図である。 【図5】本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素
子の第3の実施例を示す、板状偏光素子の単位30の構
成図である。 【図6】本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素
子の第4の実施例を示す、板状偏光素子の単位30aの
構成図である。 【図7】本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素
子の第5の実施例を示す、板状偏光素子の単位30bの
構成図である。 【図8】本発明の画像投影装置に用いられる偏光変換ユ
ニットの第1の実施例の一部分を示す斜視図である。 【図9】図8に示した両面レンチキュラーレンズ42の
動作を説明する図である。 【図10】本発明の画像投影装置の第1の実施例を示す
概略構成図である。 【図11】本発明の画像投影装置の第2の実施例を示す
概略構成図である。 【図12】従来の投写型表示装置の一例を示す要部構成
図である。 【図13】従来の投写型表示装置の他の例を示す要部構
成図である。 【図14】特開昭61−90584号公報に記載されて
いる投写型表示装置を示す要部構成図である。 【図15】図14の投写表示装置において並列照明方式
を適用したときの問題点を説明する図である。 【符号の説明】 20,201〜205,20a,30,30a,30b
単位 211〜213 入射側プリズム 221,222 出射側プリズム 231,232 1/4波長板 241,242,34 偏光分離作用膜 251,252 全反射ミラー 311〜313 ガラス部材 35 全反射膜 36 1/2波長板 40 偏光変換ユニット 40R 赤用偏光変換ユニット 40G 緑用偏光変換ユニット 40B 青用偏光変換ユニット 41 板状偏光素子 42 両面レンチキュラーレンズ 431〜433 集束作用面 441〜443 発散作用面 451,452 非作用面 61,71 光源 62,72 反射ミラー 63,73 熱線カットフィルタ 64,74 第1のコンデンサレンズ 65 第2のコンデンサレンズ 66 液晶ライトバルブ 67 偏光板 68,78 投写レンズ 75R 赤用コンデンサレンズ 75G 緑用コンデンサレンズ 75B 青用コンデンサレンズ 76R 赤用液晶ライトバルブ 76G 緑用液晶ライトバルブ 76B 青用液晶ライトバルブ 77R 赤用偏光板 77G 緑用偏光板 77B 青用偏光板 81 第1の分解用ダイクロイックミラー 82 第2の分解用ダイクロイックミラー 83 分解用反射ミラー 84 第1の合成用ダイクロイックミラー 85 合成用反射ミラー 86 第2の合成用ダイクロイックミラー P,P1,P2,P3 入射光 LP,LP1,LP2 P偏光光 LS,LS1,LS2 S偏光光 LP *,LP1 *,LP2 * 変換されたP偏光光 LS *,LS1 *,LS2 * 変換されたS偏光光 PR+PG+PB 平行白色光 PR 赤色の非偏光光 PG 緑色の非偏光光 PB 青色の非偏光光 R* 赤色画像光 G* 緑色画像光 B* 青色画像光 R*+G* 黄色画像光 R*+G*+B* 白色画像光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G02F 1/13363 G02F 1/13363 G03B 21/00 G03B 21/00 E (72)発明者 木村 一己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 新嘉喜 純子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/28 G02B 5/30 G03B 21/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 照明光学系と、 前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形
    成手段と、 前記画像光を投影する投影光学系とを備え、 前記照明光学系は、光源側から順に、 熱線カットフィルターと、 前記光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数
    の集光レンズが並んだレンズ群と、 前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レ
    ンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞ
    れが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏
    光素子と、 前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記
    画像形成手段を照明する光学系と、を有し、 前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、 入射光を互いに偏光方向が直交する反射光および透過光
    に分割する分割部と、 前記反射光および前記透過光の一方を反射して他方の進
    行方向とほぼ同じ方向に向ける反射部と、 前記反射光および前記透過光の少なくとも一方の偏光方
    向を変化させて両者の偏光方向を一致させる変調部と、
    を有することを特徴とする画像投影装置。
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