JP2004246387A - 画像投影装置 - Google Patents

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Hideaki Mitsutake
英明 光武
Noritaka Mochizuki
則孝 望月
Shigeru Kawasaki
茂 川崎
Kazumi Kimura
一己 木村
Junko Aragaki
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Abstract

【課題】 偏光変換系のコンパクト化を図ることのできる画像投影装置を提供する。
【解決手段】 偏光光を供給する供給部と、その偏光光で画像光を形成する形成部と、その画像光を投影する投影部を備える。供給部は板状偏光素子を有し、該板状偏光素子の単位20は、3つの入射側プリズム211〜213と、2つの出射側プリズム221,222と、入射側プリズム211と出射側プリズム221,222との接触面にそれぞれ設けられた1/4波長板231,232とおよび偏光分離作用膜241,242と、入射側プリズム212と出射側プリズム221との接触面に設けられた全反射ミラー251と、入射側プリズム213と出射側プリズム222との接触面に設けられた全反射ミラー253とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像投影装置に関する。
図12は、この種の画像投影装置の従来例の一つを示す要部構成図である。
この画像投影装置は、ハロゲンランプ,メタルハライドランプなどからなる、非偏光光を発する光源101と、光源101から発せられた非偏光光の一部を反射する反射ミラー102と、光源101から直接または反射ミラー102 を介して入射される非偏光光の熱線を吸収または反射する熱線カットフィルタ103と、熱線が除去された非偏光光を非偏光平行光に変換するコンデンサレンズ104と、非偏光平行光を直線偏光光に変換する偏光板105と、直線偏光光をビデオ信号に応じて変調することにより画像を発生せしめる画像発生器である液晶ライトバルブ107と、液晶ライトバルブ107で変調された直線偏光光のうちその透過軸方向の成分のみを透過する偏光板108と、偏光板108を透過した直線偏光光をスクリーン(不図示)に投射して前記画像を投影する投影光学系である投写レンズ110とからなる。
図13は、この種の画像投影装置の他の従来例を示す要部構成図である。
この画像投影装置は、図12に示した画像投影装置の2つの偏光板105,108の代わりに、2つの偏光ビームスプリッタ106,109を液晶ライトバルブ107の前後にそれぞれ配置したものである。
図12および図13に示した画像投影装置は、光源101から発せられた非偏光光のうち偏光板105または偏光ビームスプリッタ106を透過した直線偏光光のみを液晶ライトバルブ107の照明光として利用するため、偏光板105または偏光ビームスプリッタ106を透過しない直線偏光光が損失となり、光の利用効率が50%以下になるという欠点がある。
この欠点を解消した画像投影装置として、図14に示す特許文献1に記載されているものがある。
この画像投影装置では、コンデンサレンズ104から出射される非偏光平行光は偏光ビームスプリッタ111に入射し、偏光ビームスプリッタ111の作用面(2つの直角プリズムが互いに接着された斜面に形成された蒸着膜)111aでP偏光光LPはそのまま透過し、S偏光光LSは上方に直角に反射して全反射プリズム112に入射する。S偏光光LSは全反射プリズム112で右方に直角に反射されることにより、偏光ビームスプリッタ111を透過してくるP偏光光LPと同一方向に全反射プリズム112から出射される。ここで、S偏光光LSとは偏光ビームスプリッタ111の作用面111aに平行な偏光面を有する直線偏光光のことであり、P偏光光LPとはS偏光成分LSと直交する偏光面を有する直線偏光光のことである。全反射プリズム112の出射側には1/2波長板113が配置され、全反射プリズム112より出射されたS偏光光LSは、1/2波長板113を透過することにより偏光面が90°回転され、P偏光光LP *に変換される。また、偏光ビームスプリッタ111および1/2波長板113の出射側にはそれぞれ光路変更用のクサビ型レンズ114,115が配置され、偏光ビームスプリッタ111を透過してくるP偏光光LPおよび1/2波長板113で変換されたP偏光光LP *は光路が変更され、液晶ライトバルブ117の入射側の面上の点P0で交差して合成光となる。
したがって、この画像投影装置では、偏光ビームスプリッタ111で分離されたS偏光光LSおよびP偏光光LPの両方で液晶ライトバルブ117を照明することができるため、図12および図13に示した画像投影装置よりも光の利用効率を倍にすることができる。
上記の他の先行技術文献としては、特許文献2に記載の光の利用効率を向上させた液晶表示装置、特許文献3に記載の偏光変換素子を備える自動車のヘッドライト、特許文献4に記載の高効率偏光装置などがある。
特開昭61−90584号公報 特開昭63−121821号公報 米国特許第2748659号明細書 米国特許第2810324号明細書
しかし、上述した特許文献1に記載の画像投影装置は、P偏光光LPと1/2波長板113で変換されたP偏光光LP *とを図14に示す角度θをもって液晶ライトバルブ117にそれぞれ入射させるため、入射角による特性劣化が大きい液晶ライトバルブ117を使用する場合には、クサビ型レンズ114,115から液晶ライトバルブ117までの距離をかなり大きくとり、入射角を小さくする必要があるという欠点がある。
この欠点を解消する方法としては、図14のクサビ型レンズ114,115を取り除き、P偏光光LPと1/2波長板113で変換されたP偏光光LP *とを互いに平行のまま液晶ライトバルブ117に入射させる並列照明方式が考えられる。しかし、この並列照明方式を特許文献1記載の画像投影装置に適用しても、光源111が完全な点光源あるいは線光源でない限り、コンデンサレンズ104から出射される非偏光平行光は完全なものでないため、前記2つのP偏光成分LP,LP *も完全に平行なものとはならない。このことを図15を用いて説明する。
有限な径φをもつ光源101から発せられる非偏光光は、距離Lを隔てて配置されたコンデンサレンズ104により集束されるが、コンデンサレンズ104の出射光は完全な平行光とはならず、角度2ω(ω=tan-1{(φ/2)/L})の範囲で拡がりをもつ非平行光となる。この非平行光のうち光線αは、偏光ビームスプリッタ111の作用を受けずに1/2波長板113に入射するため、1/2波長板113からS偏光光およびP偏光光をともに含んだまま出射する。また、光線βは、偏光ビームスプリッタ111でS偏光光LSとなるが、全反射プリズム112で反射されたのち、再び偏光ビームスプリッタ111で反射され、光線β1で示すように全く別の位置からP偏光光LP *として1/2波長板113から出射するか、図15に光線β2で示すように1/2波長板113の界面で吸収されたりそのまま透過するため損失光となる。
したがって、上述した特許文献1に記載の画像投影装置は、並列照明方式で使用するには問題があるため、クサビ型レンズ114,115が必須となるが、液晶ライトバルブ117の光入射角特性を考慮すると、図14に示す角度θをあまり大きくすることができず、クサビ型レンズ114,115と液晶ライトバルブ117との距離を一定値以上小さくすることができないので、装置全体のコンパクト化を妨げるとともに、光源101と液晶ライトバルブ117との距離の増加に伴う照明効率(光の利用率)の低下を招くという欠点がある。
また、上述した特許文献1に記載の画像投影装置は、偏光ビームスプリッタ111および全反射プリズム112などが必要であるため、図12に示したものよりも装置全体が大きくなるという欠点がある。
本発明の目的は、偏光変換系のコンパクト化を図ることのできる画像投影装置を提供することにある。
第1の発明の画像投影装置は、
照明光学系と、
前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形成手段と、
前記画像光を投影する投影光学系とを備え、
前記照明光学系は、
光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、
前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、
前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、
前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に分離する偏光分離膜と、
該偏光分離膜を透過したP偏光光をS偏光光に変換する1/2波長板と、
前記偏光分離膜で反射したS偏光光を反射して前記1/2波長板を出射する前記S偏光光の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射膜と、を有することを特徴とする。
第2の発明の画像投影装置は、
照明光学系と、
前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形成手段と、
前記画像光を投影する投影光学系とを備え、
前記照明光学系は、
光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、
前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、
前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、
前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に分離する偏光分離膜と、
該偏光分離膜で反射したS偏光光をP偏光光に変換する1/2波長板と、
前記1/2波長板からのP偏光光を反射して前記偏光分離膜を透過したP偏光光の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射膜と、を有することを特徴とする。
第3の発明の画像投影装置は、
照明光学系と、
前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形成手段と、
前記画像光を投影する投影光学系とを備え、
前記照明光学系は、
光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、
前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、
前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、
前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に分離する偏光分離膜と、
該偏光分離膜で反射したS偏光光を反射して前記偏光分離膜を透過したP偏光光の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射膜と、
前記反射膜で反射したS偏光光をP偏光光に変換する1/2波長板と、を有することを特徴とする。
第4の発明の画像投影装置は、
照明光学系と、
前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形成手段と、
前記画像光を投影する投影光学系とを備え、
前記照明光学系は、
光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数のレンズが並んだレンズ群と、
前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、
前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、
互いに逆向きにほぼ同じ角度で前記光束に対し傾いており且つ各一方の偏光分離膜で反射した光が各他方の偏光分離膜に入射するように傾いた、前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に分離する一対の偏光分離膜と、
該一対の偏光分離膜のそれぞれが反射したS偏光光をP偏光光に変換するために該一対の偏光分離膜の対向する面に設けた一対の1/4波長板と、
前記各一方の偏光分離膜で反射したS偏光光が前記一対の1/4波長板を通過して偏光変換された後で前記各他方の偏光分離膜を通過したP偏光光を反射して、前記一対の偏光分離膜を前記1/4波長板を介さず透過したP偏光光とほぼ同じ進行方向に向けるために、前記一対の偏光分離膜を挟むように配した一対の反射膜と、を有することを特徴とする。
第5の発明の画像投影装置は、
照明光学系と、
前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形成手段と、
前記画像光を投影する投影光学系とを備え、
前記照明光学系は、
光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数の集光レンズが並んだレンズ群と、
前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、
前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、
互いに逆向きにほぼ同じ角度で前記光束に対し傾いており且つ各一方の偏光分離膜で反射した光が各他方の偏光分離膜に入射するようにした、前記入射する光束をP偏光光とS偏光光に分離する一対の偏光分離膜と、
該一対の偏光分離膜のそれぞれが反射したS偏光光をP偏光光に変換するために該一対の偏光分離膜の中間に設けた1/2波長板と、
前記各一方の偏光分離膜で反射したS偏光光が前記1/2波長板を通過して偏光変換された後で前記各他方の偏光分離膜を通過したP偏光光を反射して、前記一対の偏光分離膜を前記1/2波長板を介さず透過したP偏光光とほぼ同じ進行方向に向けるために、前記一対の偏光分離膜を挟むように配した一対の反射膜と、を有することを特徴とする。
第6の発明の画像投影装置は、
照明光学系と、
前記照明光学系からの偏光光で画像光を形成する画像形成手段と、
前記画像光を投影する投影光学系とを備え、
前記照明光学系は、
光源からの光の光路を横切る所定方向に沿って複数の集光レンズが並んだレンズ群と、
前記所定方向に沿って並んだ複数の単位を有し、前記レンズ群からの前記所定方向に並んだ複数の光束のそれぞれが前記複数の単位のうちの対応する単位に入射する偏光素子と、
前記偏光素子の前記複数の単位からの偏光光により前記画像形成手段を照明する光学系と、を有し、
前記偏光素子の前記複数の単位はそれぞれ、
入射光を互いに偏光方向が直交する反射光および透過光に分割する分割部と、
前記反射光および前記透過光の一方を反射して他方の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射部と、
前記反射光および前記透過光の少なくとも一方の偏光方向を変化させて両者の偏光方向を一致させる変調部と、を有することを特徴とする。
第1〜6の発明の画像投影装置のいずれかにおいて、前記画像形成手段は、液晶表示素子と、該液晶表示素子の光出射側に該液晶表示素子から分離して設けた偏光板とを有してもよく、また、前記照明光学系は前記光源としてのランプと該ランプからの光を前記偏光素子の方へ反射する凹面鏡を有してもよい。
第1〜5の発明の画像投影装置のいずれかにおいて、前記各単位において前記波長板と前記偏光分離膜とは双方共前記単位を構成するプリズム上に設けられてもよい。
第6の発明の画像投影装置において、前記各単位において前記変調部と前記分割部とは双方共前記単位を構成するプリズム上に設けられてもよい。
上述した画像投影装置のいずれかにおいて、前記レンズ群は、前記所定方向にレンズが並ぶフライアイレンズ或いは前記所定方向にレンズが並ぶレンチキュラーレンズを有してもよい。
また、第1〜5の発明の画像投影装置のいずれかにおいて、前記波長板は、雲母や水晶などの結晶、延伸した高分子フィルム、分子軸をそろえて配向させた低分子液晶、側鎖型高分子液晶、或いは高分子中に低分子液晶を高分子中に分散させた高分子液晶で構成してもよい。
また、第6の発明の画像投影装置において、前記変調部は、雲母や水晶などの結晶、延伸した高分子フィルム、分子軸をそろえて配向させた低分子液晶、側鎖型高分子液晶、或いは高分子中に低分子液晶を高分子中に分散させた高分子液晶で構成してもよい。
以上説明した発明の画像投影装置のいずれかにおいて、前記供給手段は、R,G,Bの三色の前記偏光光を得るための複数のダイクロイックミラーを有し、前記画像形成手段は前記R,G,Bの三色の偏光光によりR,G,B三色の画像光を形成する3つの液晶表示装置を有し、前記投影手段が、前記R,G,B三色の画像光を合成して投影するように構成してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、コンパクトな系で光源から発せられた非偏光光を偏光光に変換して光の利用効率を向上させることができる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明の画像形成装置に用いられる板状偏光素子の第1の実施例を示す、板状偏光素子の単位20の構成図である。
本実施例の板状偏光素子の単位20は、断面が直角三角形の三角柱の形状を有する第1の入射側プリズム211と、第1の入射側プリズム211の両隣に互いに斜面を接触させて並べられた、第1の入射側プリズム211と同じ形状を有する第1および第2の出射側プリズム221,222と、第1の出射側プリズム221の第1の入射側プリズム211と反対側で互いに斜面を接触させて並べられた、第1の入射側プリズム211の半分の形状を有する第2の入射側プリズム212と、第2の出射側プリズム222の第1の入射側プリズム211と反対側で互いに斜面を接触させて並べられた、第2の入射側プリズム212と同じ形状を有する第3の入射側プリズム213とからなり、3つの入射側プリズム211〜213と2つの出射側プリズム221,222とが一体となって一枚の平行平板を構成している。また、第1の入射側プリズム211と第1の出射側プリズム221との接触面には、第1の入射側プリズム211側に第1の1/4波長板231が設けられており、第1の出射側プリズム221側に第1の偏光分離作用膜241が設けられている。さらに、第1の入射側プリズム211と第2の出射側プリズム222との接触面には、第1の入射側プリズム211側に第2の1/4波長板232が設けられており、第2の出射側プリズム222側に第2の偏光分離作用膜242が設けられている。第2の入射側プリズム212と第1の出射側プリズム221との接触面には、第1の全反射ミラー251が形成されており、第3の入射側プリズム213と第2の出射側プリズム222との接触面には、第2の全反射ミラー252が形成されている。ここで、第1および第2の偏光分離作用膜241,242は、膜面に対して平行な偏光面を有するS偏光光を反射し、膜面に対して垂直な偏光面を有するP偏光光を透過する特性を有する。また、第1および第2の1/4波長板231,232は、第1および第2の入射光P1,P2のように入射角45゜で入射してくる光に対して作用するものであり、その軸方向はS偏光光を円偏光に変換するように選択されている。
すなわち、本実施例の板状偏光素子の単位20では、第1の入射側プリズム211と第1の出射側プリズム221との接触面および第1の入射側プリズム211と第2の出射側プリズム222との接触面が、非偏光光(第1および第2の入射光P1,P2)に対してほぼ同じ角度の傾きをもち一方からの反射光(第1および第2のS偏光光LS1,LS2)が他方へ向かうよう互いに向き合う一対の分割面として機能し、第1および第2の偏光分離作用膜241,242が、入射光を互いに偏光面が直交する反射光(第1および第2のS偏光光LS1,LS2)および透過光(第1および第2のP偏光光LP1,LP2)に分割する分割部として機能する。また、第1および第2の全反射ミラー251,252が、反射光および透過光の一方(第1および第2のS偏光光LS1,LS2)を反射して他方(第1および第2のP偏光光LP1,LP2)の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射部として機能する。さらに、第1および第2の1/4波長板231,232が反射光および透過光の少なくとも一方(第1および第2のS偏光光LS1,LS2)の偏光面を変化させて両者の偏光面を一致させる変調部として機能する。
次に、本実施例の板状偏光素子の単位20の動作について説明する。
第1の入射側プリズム211と第1の出射側プリズム221との接触面に対して45゜の入射角で入射する、ランダムな偏光面を有する第1の入射光P1は、第1の1/4波長板231を透過したのち第1の偏光分離作用膜241に入射し、膜面に対して垂直な偏光面を有する第1のP偏光光LP1が第1の偏光分離作用膜241を透過し、膜面に対して平行な偏光面を有する第1のS偏光光LS1が第1の偏光分離作用膜241で右方に直角に反射されることにより、第1のP偏光光LP1と第1のS偏光光LS1とに分割される。第1のP偏光光LP1は第1の出射側プリズム221の出射面から出射する。一方、第1のS偏光光LS1は、第1の1/4波長板231を透過することにより円偏光に変換されたのち、第2の1/4波長板232を透過することにより第2の偏光分離作用膜242の膜面に対して垂直な偏光面を有する第1の変換されたP偏光光LP1 *に変換される。第1の変換されたP偏光光LP1 *は第2の偏光分離作用膜242を透過したのち、第2の全反射ミラー252で上方に直角に反射されて、第2の出射側プリズム222の出射面から第1のP偏光光LP1の進行方向と同じ方向に出射する。
また、第1の入射側プリズム211と第2の出射側プリズム222との接触面に対して45゜の入射角で入射する、ランダムな偏光面を有する第2の入射光P2は、第2の1/4波長板232を透過したのち第2の偏光分離作用膜242に入射し、膜面に対して垂直な偏光面を有する第2のP偏光光LP2が第2の偏光分離作用膜242を透過し、膜面に対して平行な偏光面を有する第2のS偏光光LS2が第2の偏光分離作用膜242で左方に直角に反射されることにより、第2のP偏光光LP2と第2のS偏光光LS2とに分割される。第2のP偏光光LP2は第2の出射側プリズム222の出射面から出射する。一方、第2のS偏光光LS2は、第2の1/4波長板232を透過することにより円偏光に変換されたのち、第1の1/4波長板231を透過することにより第1の偏光分離作用膜241の膜面に対して垂直な偏光面を有する第2の変換されたP偏光光LP2 *に変換される。第2の変換されたP偏光光LP2 *は第1の偏光分離作用膜241を透過したのち、第1の全反射ミラー251で上方に直角に反射されて、第1の出射側プリズム221の出射面から第2のP偏光光LP2の進行方向と同じ方向に出射する。
したがって、本実施例の板状偏光素子の単位20は、第1の入射側プリズム211に入射する第1および第2の入射光P1,P2を第1および第2のP偏光光LP1,LP2と第1および第2の変換されたP偏光光LP1 *,LP2 *とに損失なく変換して、出射面全面から出射させることができる。
次に、本実施例の板状偏光素子の単位20の各構成部品の材料について説明する。
第1,第2および第3の入射側プリズム211〜213および第1および第2の出射側プリズム221,222は、ガラスまたはプラスチックなどで構成することができるが、第1および第2の偏光分離作用膜241,242の分離機能を最適に保つためには、屈折率選択の自由度が大きいガラスで構成した方がよい。また、プリズムを用いないで平行平板の組合わせとすることも可能であるが、この場合には、P偏光光の透過率がプリズムを用いた場合よりも劣る。第1および第2の1/4波長板231,232は、雲母や水晶などの結晶性のもの,延伸した高分子フィルム,一定の厚さをもつ、一定方向に分子軸を揃えて配向させた低分子液晶,側鎖型高分子液晶、または高分子中に分散させた低分子液晶などで構成することができる。第1および第2の偏光分離作用膜241,242は、公知の光学多層膜で構成できる。第1および第2の全反射ミラー251,252は、アルミ蒸着ミラーを用いてもよいし、第2および第3の入射側プリズム212,213を取除いて、第1および第2の出射側プリズム221,222の第1の入射側プリズム221と反対側の斜面を空気境界面としてもよい。
図1に示した単位20を複数並べて板状偏光素子を構成する一構成例としては、図2に示すように単位20を横方向に複数並べて構成した板状偏光素子41がある。また、他の構成例としては、図3に示すように単位20を横方向に複数並べて構成した列を、互いに隣合う列同士ではピッチを半分ずらして複数列並べて構成した板状偏光素子41aがある。なお、図2および図3に示した板状偏光素子41,41aにおいては、互いに隣合う単位同士の接続面となる入射側プリズム(図1に示す第2の入射側プリズム212と第3の入射側プリズム213)は一体的に構成されてもよい。
図4は本発明の画像形成装置に用いられる板状偏光素子の第2の実施例を示す、板状偏光素子の単位20aの構成図である。
本実施例の板状偏光素子の単位20aが図1に示した板状偏光素子の単位20と異なる点は、第1および第2の1/4波長板231,232の代わりに、1/2波長板26が第1の入射側プリズム211と第1の出射側プリズム221との接触面および第1の入射側プリズム211と第2の出射側プリズム222との接触面の中間に設けられていることである。
本実施例の板状偏光素子の単位20aでは、第1の入射光P1は、第1のP偏光光LP1が第1の偏光分離作用膜241を透過し、第1のS偏光光LS1が第1の偏光分離作用膜241で右方に直角に反射されることにより、第1のP偏光光LP1と第1のS偏光光LS1とに分割される。第1のP偏光光LP1は第1の出射側プリズム221の出射面から出射する。一方、第1のS偏光光LS1は、1/2波長板26を透過することにより偏光面が90゜回転されて第1の変換されたP偏光光LP1 *に変換される。第1の変換されたP偏光光LP1 *は第2の偏光分離作用膜242を透過したのち、第2の全反射ミラー252で上方に直角に反射されて、第2の出射側プリズム222の出射面から第1のP偏光光LP1の進行方向と同じ方向に出射する。また、第2の入射光P2は、第2のP偏光光LP2が第2の偏光分離作用膜242を透過し、第2のS偏光光LS2が第2の偏光分離作用膜242で左方に直角に反射されることにより、第2のP偏光光LP2と第2のS偏光光LS2とに分割される。第2のP偏光光LP2は第2の出射側プリズム222の出射面から出射する。一方、第2のS偏光光LS2は、1/2波長板26を透過することにより偏光面が90゜回転されて第2の変換されたP偏光光LP2 *に変換される。第2の変換されたP偏光光LP2 *は第1の偏光分離作用膜241を透過したのち、第1の全反射ミラー251で上方に直角に反射されて、第1の出射側プリズム221の出射面から第2のP偏光光LP2の進行方向と同じ方向に出射する。したがって、本実施例の板状偏光素子の単位20aもまた、第1の入射側プリズム211に入射する第1および第2の入射光P1,P2を第1および第2のP偏光光LP1,LP2と第1および第2の変換されたP偏光光LP1 *,LP2 *とに損失なく変換して、出射面全面から出射させることができる。なお、1/2波長板26は、第1の入射側プリズム211と第1の出射側プリズム221との接触面および第1の入射側プリズム211と第2の出射側プリズム222との接触面の間であればどこに設けられてもよい。
図5は本発明の画像形成装置に用いられる板状偏光素子の第3の実施例を示す、板状偏光素子の単位30の構成図である。
本実施例の板状偏光素子の単位30は、分割部(偏光分離作用膜34)が非偏光光(入射光P)に対して斜設され、反射部(全反射膜35)が分割部に対して平行に配され、変調部として1/2波長板36が反射光(S偏光光LS)の光路、特に反射部(全反射膜35)で反射された反射光(S偏光光LS)の光路に配されて構成されている。
すなわち、本実施例の板状偏光素子の単位30は、断面が平行四辺形の第1のガラス部材311と、第1のガラス部材311の両隣に互いに斜面を接触させて並べられた、断面が直角三角形の第2および第3のガラス部材312,313とからなり、3つのガラス部材311〜313が一体となって一枚の平行平板を構成している。また、第1のガラス部材311と第2のガラス部材312との接触面には、全反射膜35が設けられており、第1のガラス部材311と第3のガラス部材313との接触面には、偏光分離作用膜34が設けられている。さらに、第1のガラス部材311の出射面(入射光Pが入射する面と反対側の面)には、1/2波長板36が設けられている。ここで、偏光分離作用膜34は、膜面に対して平行な偏光面を有するS偏光光を反射し、膜面に対して垂直な偏光面を有するP偏光光を透過する特性を有する。また、1/2波長板36は、入射角90゜で入射してくる光に対して作用するものである。したがって、本実施例の板状偏光素子の単位30では、偏光分離作用膜34が、入射光を互いに偏光面が直交する反射光(S偏光光LS)および透過光(P偏光光LP)に分割する分割部として機能する。また、全反射膜35が、反射光および透過光の一方(S偏光光LS)を反射して他方(P偏光光LP)の進行方向とほぼ同じ方向に向ける反射部として機能する。さらに、1/2波長板36が反射光および透過光の少なくとも一方(S偏光光LS)の偏光面を変化させて両者の偏光面を一致させる変調部として機能する。
次に、本実施例の板状偏光素子の単位30の動作について説明する。
偏光分離作用膜34の膜面に対して45゜の入射角で入射する、ランダムな偏光面を有する入射光Pは、膜面に対して垂直な偏光面を有するP偏光光LPが偏光分離作用膜34を透過し、膜面に対して平行な偏光面を有するS偏光光LSが偏光分離作用膜34で左方に直角に反射されることにより、P偏光光LPとS偏光光LSとに分割される。P偏光光LPは第3のガラス部材313の出射面(入射光Pが入射する面と反対側の面)から出射する。一方、S偏光光LSは全反射膜35で上方に直角に反射され、第2のガラス部材312の出射面からP偏光光LPの進行方向と同じ方向に出射したのち、1/2波長板36を透過することにより偏光面が90゜回転されてP偏光光LP *に変換される。したがって、本実施例の板状偏光素子の単位30は、第1のガラス部材311に入射する入射光PをP偏光光LPと前記変換されたP偏光光LP *とに損失なく変換して、出射面全面から出射させることができる。
図5に示した単位30を複数並べて板状偏光素子を構成する構成例としては、図1に示した単位20と同様に図2および図3に示した構成例がある。ここで、図5に示した単位30は、板状偏光素子を構成する際、断面が平行四辺形のガラス部材を複数並べて構成できるため、図1に示した単位20よりも加工性に優れているという効果がある。すなわち、単位20は、偏光分離作用膜34を片面に設けたガラス板と全反射膜35(たとえば、アルミ蒸着膜)を片面に設けたガラス板とを交互に積層して、45゜の断面で切断し、切断面を光学研磨したのち、1/2波長板36を接着することにより容易に作成できる。
図6は本発明の画像形成装置に用いられる板状偏光素子の第4の実施例を示す、板状偏光素子の単位30aの構成図である。
本実施例の板状偏光素子の単位30aが図5に示した板状偏光素子の単位30と異なる点は、1/2波長板36が偏光分離作用膜34(分割部)と全反射膜35(反射部)との間に配されていることである。
本実施例の板状偏光素子の単位30aでは、入射光Pは、P偏光光LPが偏光分離作用膜34を透過し、S偏光光LSが偏光分離作用膜34で左方に直角に反射されることにより、P偏光光LPとS偏光光LSとに分割される。P偏光光LPは第3のガラス部材313の出射面から出射する。一方、S偏光光LSは1/2波長板36を透過することにより偏光面が90゜回転されてP偏光光LP *に変換されたのち、全反射膜35で上方に直角に反射され、第2のガラス部材312の出射面からP偏光光LPの進行方向と同じ方向に出射する。したがって、本実施例の板状偏光素子の単位30aは、第1のガラス部材311に入射する入射光PをP偏光光LPと前記変換されたP偏光光LP *とに損失なく変換して、出射面全面から出射させることができる。
図7は本発明の画像形成装置に用いられる板状偏光素子の第5の実施例を示す、板状偏光素子の単位30bの構成図である。
本実施例の板状偏光素子の単位30bが図5に示した板状偏光素子の単位30と異なる点は、1/2波長板36が透過光(P偏光光LP)の光路である第3のガラス部材313の出射面に接着されていることである。
本実施例の板状偏光素子の単位30bでは、入射光Pは、P偏光光LPが偏光分離作用膜34を透過し、S偏光光LSが偏光分離作用膜34で左方に直角に反射されることにより、P偏光光LPとS偏光光LSとに分割される。P偏光光LPは第3のガラス部材313の出射面から出射したのち、1/2波長板36を透過することにより偏光面が90゜回転されてS偏光光LS *に変換されて出射する。一方、S偏光光LSは全反射膜35で上方に直角に反射され、第2のガラス部材312の出射面から前記変換されたS偏光光LSの進行方向と同じ方向に出射する。したがって、本実施例の板状偏光素子の単位30bは、第1のガラス部材311に入射する入射光PをS偏光光LSと前記変換されたS偏光光LS *とに損失なく変換して、出射面全面から出射させることができる。
図8は本発明の画像形成装置に用いられる偏光変換ユニットの第1の実施例の一部分を示す斜視図である。
本実施例の偏光変換ユニット40は、図2に示した板状偏光素子41と、板状偏光素子41の入射側に設けられた、非偏光光を柵状パターンの非偏光光に変換する変換手段である両面レンチキュラーレンズ42とからなる。ここで、板状偏光素子41は、両面レンチキュラーレンズ42から出射する柵状パターンの非偏光光の光軸に対してほぼ直交するよう配され、柵状パターンの非偏光光を透過させてほぼ稠密な偏光光に変換する。また、図9に示すように、両面レンチキュラーレンズ42の入射光P1〜P3(非偏光光)の入射側の面には、入射光P1〜P3を集束させる作用をもつ、正パワーレンズからなる集束作用面431〜433が、板状偏光素子41の各単位201〜203と同じピッチで設けられている。また、両面レンチキュラーレンズ42の入射光P1〜P3の出射側の面には、集束された入射光P1〜P3を発散させて平行光にする作用をもつ、負パワーレンズからなる発散作用面441〜443が、各単位201〜203の第1の入射側プリズム211(図1参照)と互いに対向するよう設けられている。さらに、各発散作用面441〜443の間には、平面である非作用面451,452が設けられている。
したがって、両面レンチキュラーレンズ42の入射面に直角に入射してくる入射光P1〜P3は集束作用面431〜433で集束されることにより、図9に示すように、非作用面451,452には入射せず発散作用面441〜443にのみ入射したのち、発散作用面441〜443で平行光にされて出射するため、両面レンチキュラーレンズ42から出射する光は柵状パターンの非偏光光となる。この柵状パターンの非偏光光は板状偏光素子41で偏光光に変換されたのち、各単位201〜203の出射面の全面から出射する。なお、発散作用面441〜443の焦点距離の絶対値を集束作用面431〜433の焦点距離の半分とすることにより、両面レンチキュラーレンズ42から出射する柵状パターンの非偏光光の光束幅を集束作用面431〜433のピッチの半分にすることができる。また、非作用面451,452に吸収膜を設けることにより、乱反射などによる悪影響を軽減することができる。
本実施例の偏光変換ユニット40は、以下に示す利点を有する。
(1)両面レンチキュラーレンズ42で入射光P1〜P3を柵状パターンの非偏光光に変換して板状偏光素子41の各単位201〜203に入射させるため、各単位201〜203のサイズを小さくすることができる。また、板状偏光素子41の各単位201〜203のサイズをさらに小さくするためには、両面レンチキュラーレンズ42の集束作用面431〜433のピッチを小さくして柵状パターンの分割数を多くすればよい。
(2)光源が有限の径を有するものであっても、入射光P1〜P3は板状偏光素子41の各単位201〜203の第1および第2の偏光分離作用膜241,452に必ず入射するため、図14に示した従来の画像投影装置における欠点が解消でき、光の利用効率および出射光の偏光度を向上させることができる。特に、第1および第2の偏光分離作用膜241,242は、S偏光光に対する反射率を100%にすることが比較的容易であるため、出射光の偏光度を高く保つことができる。
(3)板状偏光素子41の各単位201〜203の構成部品である、第1,第2および第3の入射側プリズム211〜213と第1および第2の出射側プリズム221,222とは、形状およびサイズを同じにすることができるため、製造上部品の種類を減らすことができ、低コスト化が図れる。特に、コスト的に大きな割合を占めるプリズムの種類を減らすことができるため、低コスト化の効果が非常に大きい。
両面レンチキュラーレンズ42は、成形性の容易さ,透過率などの光学特性を考慮すると、アクリル板を押出し成形したものまたはコンプレッション成形したものを用いることができる。ただし、特に耐熱性が要求される場合には、ガラス部材からなるコンプレッション成形したものまたは研磨成形したものが好ましい。また、両面レンチキュラーレンズ42は一体成形で構成してもよく、片面レンチキュラーレンズを貼り合わせて構成してもよい。また、光源が有限な径を有する場合には、発散作用面441〜443の焦点距離の絶対値を集束作用面431〜433の焦点距離の半分以下とすることにより、柵状パターンの非偏光光の光束存在領域と光束不存在領域との比を1:1にすることができる。
本実施例の偏光変換ユニット40は、図2に示した板状偏光素子41と両面レンチキュラーレンズ42とを用いて構成されたが、図4〜図7に示した単位20a,30,30a,30bからなる板状偏光素子と両面レンチキュラーレンズとを用いて構成してもよい。
次に、本発明の画像形成装置に用いられる偏光変換ユニットの第2の実施例について説明する。
本実施例の偏光変換ユニットは、図3に示した板状偏光素子41aと、板状偏光素子41aの入射側に設けられた、非偏光光を格子状パターンの非偏光光に変換する変換手段である両面フライアイレンズとからなる。本実施例の偏光変換ユニットにおいては、両面フライアイレンズで入射光を上下および左右方向に分割したのち、板状偏光素子41aの各単位201〜205の第1の入射側プリズム211に入射させる。なお、本実施例においても、図4〜図7に示した単位20a,30,30a,30bからなる板状偏光素子と両面フライアイレンズとを用いて構成してもよい。
図10は本発明の画像投影装置の第1の実施例を示す概略構成図である。
本実施例の画像投影装置は、第1のコンデンサレンズ64からの平行白色光(非偏光光)を白色直線偏光光に変換する照明光学系として図8に示した偏光変換ユニット40を用いている点が、図14に示した画像投影装置と異なる。なお、本実施例の画像投影装置では、偏光変換ユニット40と液晶ライトバルブ66との間に、偏光変換ユニット40からの白色直線偏光光を投写レンズ68の瞳内に集光させる第2のコンデンサレンズ65が設けられている。
したがって、本実施例の画像投影装置は、本発明の偏光変換ユニットである偏光変換ユニット40を用いて液晶ライトバルブ66を照明するため、光源61から発せられた白色光(非偏光光)を損失なく液晶ライトバルブ66に入射させることができるとともに、光源61から液晶ライトバルブ66までの距離を短くすることができるため、画像投影装置のコンパクト化が図れる。
図11は本発明の画像投影装置の第2の実施例を示す概略構成図である。
本実施例の画像投影装置は、非偏光光(白色光)を発する光源71と、反射ミラー72と、熱線カットフィルタ73と、第1のコンデンサレンズ74と、光源71からの非偏光光を偏光光に変換する照明光学系と、偏光光をビデオ信号に応じて変調することにより画像を発生せしめる画像発生部と、画像を投影する投影光学系とからなる。ここで、照明光学系は、非偏光光である白色光を赤,緑,青の各色の非偏光光に分解する、第1の分解用ダイクロイックミラー81,第2の分解用ダイクロイックミラー82および分解用反射ミラー83からなる色分解系と、各色の非偏光光の光路にそれぞれ設けられた、図8に示した偏光変換ユニット40と同様の構成をもつ偏光変換ユニット40R,40G,40Bと、赤用コンデンサレンズ75R,緑用コンデンサレンズ75Gおよび青用コンデンサレンズ75Bとから構成されている。また、画像発生部は、赤,緑,青の各色の画像を発生させる3個の発生器である赤色用液晶ライトバルブ76R,緑色用液晶ライトバルブ76Gおよび青色用液晶ライトバルブ76Bからなる。さらに、投影光学系は、第1の合成用ダイクロイックミラー84と、合成用反射ミラー85と、第2の合成用ダイクロイックミラー86と、投写レンズ78とからなる。
本実施例の画像投影装置では、赤色の非偏光光PRが第1の分解用ダイクロイックミラー81で上方に直角に反射され、また、第1の分解用ダイクロイックミラー81を透過したシアンの非偏光光PG+PBのうち青色の非偏光光PBが第2の分解用ダイクロイックミラー82を透過し、緑色の非偏光光PGが第2の分解用ダイクロイックミラー82で上方に直角に反射されることにより、第1のコンデンサレンズ74から出射された、非偏光光である平行白色光PR+PG+PBは、赤,緑,青の各色の非偏光光PR,PG,PBに分解される。なお、赤色の非偏光光PRは分解用反射ミラー83で左方に直角に反射されたのち、赤用偏光変換ユニット40Rに入射して、赤色の偏光光に変換される。また、緑色の非偏光光PGは第2の分解用ダイクロイックミラー82で反射されたのち、緑色用偏光変換ユニット40Gに入射して、緑色の偏光光に変換される。さらに、青色の非偏光光PBは第2の分解用ダイクロイックミラー82を透過したのち、青色用偏光変換ユニット40Bに入射して、青色の偏光光に変換される。
赤色の偏光光は、赤用コンデンサレンズ75Rを介して赤色用液晶ライトバルブ76Rに入射され、カラービデオ信号の赤色成分に応じて偏光面が回転させられることにより変調され、P偏光光およびS偏光光の両方を含む光束になり、さらに赤用偏光板77Rにより直線偏光の赤色画像光R*に変換される。同様にして、緑色の偏光光は、緑色用液晶ライトバルブ76Gおよび緑用偏光板77Gの作用により、カラービデオ信号の緑色成分に応じて変調された緑色画像光G*に変換され、また、青色の偏光光は、青色用液晶ライトバルブ76Bおよび青用偏光板77Bの作用により、カラービデオ信号の青色成分に応じて変調された青色画像光B*に変換される。
赤色画像光R*と緑色画像光G*とは、第1の合成用ダイクロイックミラー84で合成されて黄色画像光R*+G*に変換されたのち、第2の合成用ダイクロイックミラー86に入射する。また、青色画像光B*は、合成用反射ミラー85で上方に直角に反射されたのち、第2の合成用ダイクロイックミラー86に入射する。そして、黄色画像光R*+G*が第2の合成用ダイクロイックミラー86を透過し、青色画像光B*が第2の合成用ダイクロイックミラー86で左方に直角に反射されることにより、黄色画像光R*+G*と青色画像光B*とが合成されて、カラービデオ信号に応じて変調された白色画像光R*+G*+B*に変換される。白色画像光R*+G*+B*は、投写レンズ78によりスクリーン(不図示)に拡大投射され、スクリーンにカラー画像が投写される。
本実施例の画像投射装置は、赤,緑,青の各色の非偏光光PR,PG,PBごとに偏光変換ユニットをもつことにより、以下に示す効果を有する。
(1)赤用偏光変換ユニット40R,緑用偏光変換ユニット40Gおよび青用偏光変換ユニット40Bの各単位に用いられている1/4波長板および偏光分離作用膜(図1参照)の波長依存性を零にすることは困難であるため、非偏光光である平行白色光PR+PG+PBを入射光とするよりも、赤,緑,青の各色の非偏光光PR,PG,PBを入射光とした方が光の利用効率の向上が図れる。
(2)一般に光源71は有限な径を有するため、光源71から発せられる白色光は必ず有限の拡がり角をもつ。また、有限の拡がり角をもつ光のビーム径を何らかの光学系によって圧縮すると、ビーム径の圧縮比に逆比例して拡がり角が大きくなる。したがって、図14に示した従来の画像投影装置では、偏光変換ユニットと液晶ライトバルブ117までの距離が大きいため、有限の拡がり角をもつ光のビーム径を圧縮しても、光の拡がり角の増加により液晶ライトバルブ117への集光効率が低下する。一方、本実施例の画像投影装置では、薄い平板形状の偏光変換ユニットを用いているため、偏光変換ユニットを液晶ライトバルブに近接して設置できるので、赤,緑,青の各色の非偏光光PR,PG,PBの拡がり角の増加による液晶ライトバルブ117への集光効率の低下を防げる。
次に、本発明の画像投射装置の第3の実施例について説明する。
本実施例の画像投射装置は、緑用偏光変換ユニット40Gおよび青用偏光変換ユニット40Bの代わりに、第1の分解用ダイクロイックミラー81と第2の分解用ダイクロイックミラー82との間(緑色の非偏光光PGと青色の非偏光光PBとの共通光路)に設けられたシアン用偏光変換ユニットを有する点が、図11に示した画像投射装置と異なる。
複数の偏光変換ユニットを用いる場合には、光源から発せられる光の利用効率および色ムラの発生抑圧の点から、各偏光変換ユニットは光学的に等価な位置(光の進行方向および振幅などが等価な位置)にそれぞれ配置された方がよいため、図11に示した画像投射装置のように構成することが望ましいが、部品点数の削減を優先する場合などでは、本実施例の画像投射装置のように構成して、偏光変換ユニットの個数を減らしても、従来の画像投射装置よりも光の利用効率を向上をさせることができるとともに、装置全体のコンパクト化も図れる。
なお、図11に示した画像投射装置において、各色用の偏光変換ユニット40R,40G,40Bとして、図4〜図7に示した単位20a,30,30a,30bからなる板状偏光素子と両面レンチキュラーレンズとを組み合わせた構成のもの、または図3に示した板状偏光素子41aと両面フライアイレンズとを組み合わせた構成のものを用いてもよい。また、本発明の画像投射装置の構成は、図11に示した構成に限定されることはなく、たとえば、特開昭62ー59919号公報のように、各色フィルタを用いて白色光を各色光に分解し、液晶ライトバルブで変調された各色光をキューブプリズムで合成する画像投射装置において、各色フィルタごとに図8に示した偏光変換ユニット40を配置してもよい。また、特開昭62ー1391号公報のように、第1のキューブプリズムで白色光を各色光に分解し、反射型液晶ライトバルブで変調された各色光を第2のキューブプリズムで合成する画像投射装置において、第1のキューブプリズムの各色光の出射面に図8に示した偏光変換ユニット40を配置してもよい。
本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素子の第1の実施例を示す、板状偏光素子の単位20の構成図である。 図1に示した単位20を複数並べて板状偏光素子を構成した一構成例を示す部分図である。 図1に示した単位20を複数並べて板状偏光素子を構成した他の構成例を示す部分図である。 本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素子の第2の実施例を示す、板状偏光素子の単位20aの構成図である。 本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素子の第3の実施例を示す、板状偏光素子の単位30の構成図である。 本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素子の第4の実施例を示す、板状偏光素子の単位30aの構成図である。 本発明の画像投影装置に用いられる板状偏光素子の第5の実施例を示す、板状偏光素子の単位30bの構成図である。 本発明の画像投影装置に用いられる偏光変換ユニットの第1の実施例の一部分を示す斜視図である。 図8に示した両面レンチキュラーレンズ42の動作を説明する図である。 本発明の画像投影装置の第1の実施例を示す概略構成図である。 本発明の画像投影装置の第2の実施例を示す概略構成図である。 従来の投写型表示装置の一例を示す要部構成図である。 従来の投写型表示装置の他の例を示す要部構成図である。 特開昭61−90584号公報に記載されている投写型表示装置を示す要部構成図である。 図14の投写表示装置において並列照明方式を適用したときの問題点を説明する図である。
符号の説明
20,201〜205,20a,30,30a,30b 単位
211〜213 入射側プリズム
221,222 出射側プリズム
231,232 1/4波長板
241,242,34 偏光分離作用膜
251,252 全反射ミラー
311〜313 ガラス部材
35 全反射膜
36 1/2波長板
40 偏光変換ユニット
40R 赤用偏光変換ユニット
40G 緑用偏光変換ユニット
40B 青用偏光変換ユニット
41 板状偏光素子
42 両面レンチキュラーレンズ
431〜433 集束作用面
441〜443 発散作用面
451,452 非作用面
61,71 光源
62,72 反射ミラー
63,73 熱線カットフィルタ
64,74 第1のコンデンサレンズ
65 第2のコンデンサレンズ
66 液晶ライトバルブ
67 偏光板
68,78 投写レンズ
75R 赤用コンデンサレンズ
75G 緑用コンデンサレンズ
75B 青用コンデンサレンズ
76R 赤用液晶ライトバルブ
76G 緑用液晶ライトバルブ
76B 青用液晶ライトバルブ
77R 赤用偏光板
77G 緑用偏光板
77B 青用偏光板
81 第1の分解用ダイクロイックミラー
82 第2の分解用ダイクロイックミラー
83 分解用反射ミラー
84 第1の合成用ダイクロイックミラー
85 合成用反射ミラー
86 第2の合成用ダイクロイックミラー
P,P1,P2,P3 入射光
P,LP1,LP2 P偏光光
S,LS1,LS2 S偏光光
P *,LP1 *,LP2 * 変換されたP偏光光
S *,LS1 *,LS2 * 変換されたS偏光光
R+PG+PB 平行白色光
R 赤色の非偏光光
G 緑色の非偏光光
B 青色の非偏光光
* 赤色画像光
* 緑色画像光
* 青色画像光
*+G* 黄色画像光
*+G*+B* 白色画像光

Claims (7)

  1. 複数の画像形成手段と、
    光源からの光を色分解し、各色に対応する前記画像形成手段を照明する照明光学系と、 前記複数の画像形成手段からの光を投影する投影光学系とを備え、
    前記照明光学系は、
    前記光源からの非偏光光を複数の非偏光光束に分割し、各非偏光光束ごとに偏光光に変換する偏光変換系を有しており、該偏光変換系が、複数の色光の共通光路上に配置されていることを特徴とする画像投影装置。
  2. 複数の画像形成手段と、
    光源からの光を複数の色光に色分解し、各色光に対応する前記画像形成手段を照明する照明光学系と、
    前記複数の画像形成手段からの光を投影する投影光学系とを備える画像投影装置であって、
    前記照明光学系は、集束作用面を有する複数のレンズを含み、前記光源からの非偏光光を複数の光束に分割するレンズアレイと、前記複数の光束各々を偏光光に変換する単位を複数含む偏光変換ユニットを有しており、該偏光変換ユニットが、前記複数の色光の共通光路上に配置されていることを特徴とする画像投影装置。
  3. 前記複数の画像形成手段が反射型の画像形成手段であって、
    前記照明光学系がキューブプリズムを用いて色分解を行っており、
    前記投影光学系が、前記複数の反射型の画像形成手段からの光をキューブプリズムを用いて合成していることを特徴とする請求項2記載の画像投影装置。
  4. 前記レンズアレイと前記偏光変換ユニットとの間に、前記偏光変換ユニットに至る光を遮光する遮光部を備えることを特徴とする請求項2又は3記載の画像投影装置。
  5. 前記遮光部が吸収膜を有することを特徴とする請求項4記載の画像投影装置。
  6. 複数の反射型の画像形成手段と、
    光源からの光をキューブプリズムを用いて複数の色光に色分解し、各色光に対応する前記画像形成手段を照明する照明光学系と、
    前記複数の画像形成手段から出射する複数の色光をキューブプリズムを用いて合成した上で投影する投影光学系とを備える画像投影装置であって、
    前記照明光学系が、前記光源からの非偏光光を複数の非偏光光束に分割し、各非偏光光束ごとに偏光光に変換する偏光変換ユニットを有していることを特徴とする画像投影装置。
  7. 前記照明光学系が、集束作用面を有する複数のレンズを含み、前記光源からの非偏光光を複数の光束に分割するレンズアレイを有しており、前記偏光変換ユニットが、前記複数の光束各々を偏光光に変換する単位を複数有していることを特徴とする請求項6記載の画像投影装置。
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