JP3492281B2 - 保証審査支援システム、及び保証審査支援実行方法 - Google Patents

保証審査支援システム、及び保証審査支援実行方法

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JP3492281B2
JP3492281B2 JP2000090869A JP2000090869A JP3492281B2 JP 3492281 B2 JP3492281 B2 JP 3492281B2 JP 2000090869 A JP2000090869 A JP 2000090869A JP 2000090869 A JP2000090869 A JP 2000090869A JP 3492281 B2 JP3492281 B2 JP 3492281B2
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靖宏 伊藤
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東京海上火災保険株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、保証又は保証保険
の審査を支援するためのシステム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から公共工事履行保証等の保証申込
みに対し人手による様々な審査を行ってきたが、全国の
営業課支社において多数の企業の多数の保証申込みを審
査・処理するには多くの手数と時間がかかり、正確性に
欠けるという問題があった。さらに、保証申込人である
企業の急激な信用力低下等の状況変化に機敏に手を打つ
ことが難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の目的
は、保証又は保証保険の審査を支援するためのコンピュ
ータ・システム及び保証審査支援実行方法を提供するこ
とである。
【0004】また他の目的は、保証又は保証保険の審査
に対し正確性及び迅速性並びに即応性を兼ね備えた審査
支援システム及び保証審査支援実行方法を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様に係
る保証審査支援システムは、保証申込者毎に、保証申込
者の保証全体としての第1の保証限度額と、保証申込み
毎の第2の保証限度額とを格納した保証審査用データベ
ースと、保証申込者毎に、保証金額の集積状況に関する
情報を格納した集積管理データベースと、保証期間と保
証金額とを含む保証申込みの入力に応じて、保証審査用
データベースを参照し、保証申込みに含まれる保証金額
が保証申込みに係る保証申込者に設定された第2の保証
限度額を越えないか判断する第1の判断手段と、保証申
込みの入力に応じて、保証審査用データベース及び集積
管理データベースを参照し、保証申し込みに含まれる保
証金額を含めた総保証額が、保証申込みに含まれる保証
期間中に、第1の保証限度額を越えないか判断する第2
の判断手段と、第1の判断手段及び第2の判断手段によ
り第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場
合には、保証申込みを受け付け可能であることを表す信
号を保証申込みの入力元に出力する手段とを有する。
【0006】なお、本出願では保証又は保証保険を保証
として説明する。
【0007】第2の判断手段においては、保証期間開始
時のみならず保証申込みに含まれる保証期間中すべてに
おいて第1の保証限度額を越えないことが判断される。
よって、全保証期間中のいずれのタイミングにおいて
も、総引き受け保証金額(集積額とも言う)が保証申込
者に対する保証限度額を越えることがない。
【0008】上で述べた保証審査用データベースを、保
証申込者毎に保証料算出のための情報をさらに格納する
ようにし、第1の判断手段及び第2の判断手段により第
1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合に
は、保証審査用データベースを参照して、保証申込みに
対する保証料を算出し、保証申込みの入力元に出力する
保証料出力手段をさらに有するような構成も可能であ
る。保証料を迅速に計算できる。なお、保証料算出のた
めの情報は、保証申込者に設定されている各種保証料率
や割引率などである。
【0009】本発明の第1の態様において、第1の判断
手段及び第2の判断手段により第1及び第2の保証限度
額を越えないと判断された場合には、保証申込みに対す
る承認番号を保証申込みの入力元に出力する手段をさら
に有するような構成も可能である。承認番号は数字だけ
でなく、アルファベット等の記号を含む場合もある。承
認番号は、例えば引き受け可能と判断された保証申込み
を識別する識別番号として機能する。
【0010】本発明の第1の態様において、第1の判断
手段及び第2の判断手段により第1及び第2の保証限度
額を越えないと判断された場合には、保証申込みに含ま
れる保証期間及び保証金額のデータを集積管理データベ
ースに登録する手段をさらに有するような構成も可能で
ある。保証引き受けが確定しなくとも、その蓋然性が高
いものについては集積管理データベースに登録してお
き、未然に限度額超過を防止する。
【0011】本発明の第1の態様において、保証申込み
に対する承認番号と当該保証申込みの内容を格納する予
約データベースをさらに有するような構成も可能であ
る。予約データベースは、保証申込み確定前の保証申込
みの内容を承認番号に対応させて格納しておくためのデ
ータベースである。
【0012】本発明の第1の態様において、承認番号を
含む保証証券発行依頼に応じて、予約データベースから
当該承認番号に対応する保証申込みの内容を取り出し、
保証証券を印刷するためのデータを生成する手段をさら
に有するような構成とすることも可能である。予約デー
タベースから承認番号をキーとして保証申込みの内容を
取り出し、当該取り出した情報を基に保証証券を印刷す
るためのデータを生成するので、データ入力をすること
なく且つ間違えの無い保証証券を迅速に発行することが
できるようになる。
【0013】また、本発明の第1の態様において、承認
番号及び保証申込みの内容が入力されることに応じて、
予約データベースから当該入力された承認番号に対応す
る保証申込みの内容を取り出し、入力された保証申込み
の内容と予約データベースに格納された保証申込みの内
容を照合する照合手段と、照合手段により、入力された
保証申込みの内容と予約データベースに格納された保証
申込みの内容が一致すると判断された場合には、当該保
証申込みの内容を契約データベースに登録する手段とを
さらに有するような構成も可能である。保証申込みの内
容を再度入力する場合であっても、承認番号をキーとし
て取り出した予約データベースの内容とマッチングを行
うため、入力間違え等を簡単に検出することができる。
【0014】上で述べた保証審査用データベースを、保
証申込者に対する保証引き受け停止フラグをさらに格納
するように構成し、保証申込みの入力に応じて、保証審
査用データベースを参照し、保証申込みに係る保証申込
者に対する保証引き受け停止フラグがセットされている
か検査し、保証引き受け停止フラグがセットされている
場合には、他の条件によらず保証申込みの入力元に保証
申込み受け付け不可能であることを表す信号を出力する
手段をさらに有するような構成も可能である。審査部門
において信用不安情報等を入手した場合にすぐさま保証
引き受け停止フラグをセットすれば、直ちに保証引き受
けが不可能となる。よって、倒産等の被害を未然に防止
することができるようになる。
【0015】なお、保証申込みには当該保証の種類が含
まれ、保証審査用データベース内の保証申込者毎の保証
料算出のための情報は保証の種類毎に設定されており、
保証料出力手段を、第1の判断手段及び第2の判断手段
により第1及び第2の保証限度額を越えないと判断され
た場合には、保証審査用データベースにおける、保証申
込みに含まれる保証の種類に対応する保証料算出のため
の情報を参照して、保証申込みに対する保証料を算出
し、保証申込みの入力元に出力するような構成とするこ
とも可能である。
【0016】本発明の第1の態様において、保証終了の
入力又は保証期間満了から所定期間の経過に応じて、当
該保証終了の入力があった又は保証期間満了から所定期
間(例えば0の場合を含む)経過した保証に係る保証金
額分を総保証金額の計算上除外するような設定を集積管
理データベースに対して行う手段をさらに有するような
構成も可能である。新たな保証引き受けをスムーズに行
うことができるようになる。なお、保証の種類によって
は保証期間が保証予定期間として取り扱われる場合があ
る。よって本願において保証期間は保証予定期間を含む
ものとする。
【0017】本発明の第1の態様において、保証申込者
に関する企業情報を格納する企業情報データベースと、
集積管理データベース、企業情報データベース、又は集
積管理データベース及び企業情報データベースを参照可
能であって、保証申込みの入力元となり得る端末装置
(例えば実施例における営業端末又は顧客端末)をさら
に有するような構成も可能である。
【0018】例えば、インターネット等を介して顧客端
末も本システムにアクセスし、顧客端末から保証申込み
を行う場合もある。この場合例えば、顧客端末において
は、集積管理データベースのみを参照可能とする。これ
により顧客の利便性を図り且つ営業コストを削減でき
る。
【0019】また保証申込み金額が所定のしきい値未満
の場合には、例えば営業本部の裁量にて決済できるよう
にする場合もあるが、集積管理データベースや財務(企
業)情報データベースを参照することにより各営業本部
で独自の審査を行うことができるようになる。
【0020】さらに本発明の第1の態様において、保証
申込者に関する企業情報を格納する企業情報データベー
スと、企業情報データベース、集積管理データベース及
び保証審査用データベースへのアクセスをアクセス元の
端末装置又は当該端末装置のユーザ毎に制御する手段と
をさらに有するような構成も可能である。
【0021】加えて本発明の第1の態様において、保証
申込者に関する企業情報を格納する企業情報データベー
スと、企業情報データベース、集積管理データベース及
び保証審査用データベースへ入力可能な項目を端末装置
又は当該端末装置のユーザ毎に制御する手段とをさらに
有するような構成とすることも可能である。例えば、審
査部門の人間は保証審査用データベースに入力を行うこ
とができるが、営業部門等の人間は入力を行うことはで
きないようにする。これを端末毎に制御する場合もあ
る。
【0022】また、本発明の第1の態様において、所定
期間保証引き受けが確定しない保証申込みを検出して、
当該保証申込みに係る保証金額分を総保証金額の計算上
除外するような設定を集積管理データベースに対して行
う手段をさらに有するような構成とすることも可能であ
る。なお、予約データベースに所定期間保持されたまま
の保証申込みを検出して、削除する手段をさらに含むよ
うな構成も可能である。
【0023】さらに、本発明の第1の態様において、保
証申込者毎に予め納付された保証料残高を格納する予納
データベースと、保証申込みに応じて保証料が確定する
と、予納データベースにおける保証申込者の保証料残高
から当該保証料を差し引く処理を実施する手段とをさら
に有するような構成も可能である。なお、保証料残高か
ら保証料を差し引いた結果の残高を保証申込みを行った
端末に出力したり、予納データベースのデータを更新し
たりする。また、保証料残高から当該保証料を差し引い
た結果残高がマイナスになった場合には、保証申込みを
行った端末に警告を出力したり、不足金額の出力を行っ
たりしてもよい。
【0024】本発明の第2の態様に係る保証審査支援実
行方法は、保証申込者毎に保証申込者の保証全体として
の第1の保証限度額と保証申込み毎の第2の保証限度額
とを格納した保証審査用データベースと、前記保証申込
者毎に保証金額の集積状況に関する情報を格納した集積
管理データベースとを有するコンピュータ・システムを
用いる。そして、保証期間と保証金額とを含む保証申込
みの入力に応じて、保証審査用データベースを参照し、
保証申込みに含まれる保証金額が保証申込みに係る保証
申込者に設定された第2の保証限度額を越えないか判断
する第1の判断ステップと、保証申込みの入力に応じ
て、保証審査用データベース及び集積管理データベース
を参照し、保証申し込みに含まれる保証金額を含めた総
保証額が、保証申込みに含まれる保証期間中に、第2の
保証限度額を越えないか判断する第2の判断ステップ
と、第1の判断ステップ及び第2の判断ステップにおい
て第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場
合には、保証申込みを受け付け可能であることを表す信
号を保証申込みの入力元に出力するステップとを含む。
【0025】上で述べた本発明の第1の態様に係る様々
な変更は、本発明の第2の態様に適用可能である。
【0026】また、このような方法をコンピュータに実
行させるプログラムを作成することも可能であって、当
該プログラムは、例えばフロッピー(登録商標)・ディ
スク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、
ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納され
る。なお、中間的な処理結果はメモリに一時保管され
る。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明のシステムの概要を図1を
用いて説明する。ホストコンピュータ1は、保証申込み
を受ける営業店に設置される営業端末A(3)、営業端
末B(5)、及びプリンタ9に接続された営業端末C
(7)と、審査部門に設置される審査端末A(15)及
び審査端末B(17)と、事務部門に設置される計上処
理端末13と、顧客に設置される顧客端末19と、図示
しない計上系システムに接続されている。
【0028】 ホストコンピュータ1には、審査マスタ
データベース(DB)103と、集積管理マスタDB
(101)と、予約マスタDB107と、契約マスタD
B105と、企業情報DB109と、予納マスタDB1
11と、引受可否判断部121と、保証料算出部123
と、承認番号生成部125と、集積管理マスタDB管理
部127と、予約マスタDB管理部129と、証券印刷
データ生成部131と、入力データ照合部133と、契
約マスタDB登録部135と、予納マスタDB管理部1
37と、企業情報DB管理部139と、審査マスタDB
管理部141とを含む。
【0029】審査マスタDB103は、保証申込者であ
る企業毎に、保証申込み毎の限度額と、当該企業全体と
しての総保証限度額と、保証料算出のための保証率スキ
ームと、格付け等の情報を格納している。集積管理マス
タDB101は、引受可否判断部121にて引受可能と
判断された保証申込みの集積状況に関する情報、少なく
とも保証申込みに含まれる保証期間及び保証金額の情報
を格納する。
【0030】契約マスタDB105は、保証引き受けが
確定した保証契約の内容を格納する。予約マスタDB1
07は、保証引き受けが確定していない保証申込みの内
容を承認番号生成部125により生成された承認番号と
共に格納する。企業情報DB109は、営業部門で独自
に審査を行わなければならない場合等に参照するための
財務情報や調査結果等を格納するデータベースである。
予納マスタDB111は、企業毎に予め納められた保証
料の残高を格納する。
【0031】引受可否判断部121は、審査マスタDB
103及び集積管理マスタDB101を参照して、営業
端末A乃至Cから入力された保険申込みに含まれる保証
金額及び保証期間並びに保証対象等から、当該保証申込
みを引き受けることができるか否かを判断する。第1の
判断項目として、保証申込み毎の保証限度額と保証申込
みに含まれる保証金額を比較して引き受け可能か判断す
る。また、当該保証申込みに含まれる保証金額を含めた
当該企業の総保証額(集積額)が企業全体としての総保
証限度額を、保険期間中に越えないかを判断する。さら
に、保証申込み入力の形式的な問題についても検査す
る。例えば、ありえないような期間、保証種別などを入
力していないか等も検査する。また、審査マスタDB1
03には引き受け不可能を示すフラグがセットされる場
合があるので、引受可否判断部121は当該フラグを検
査する。当該フラグがセットされていると、上で述べた
ような条件を満たしていても、当該保証申込みを受ける
ことはできない。
【0032】引受可否判断部121において引き受け可
能であると判断された場合に、引受可否判断部121は
保証申込みの入力を行った営業端末A乃至Cに引き受け
可能であることを表す表示を行わせる。もし、保証申込
み毎の保証限度額又は企業全体の総保証限度額を越える
ような場合、又は引き受け不可能を示すフラグがセット
されている場合には、営業端末A乃至Cには引き受け不
可能を知らせるための画面表示を行わせる。
【0033】保証料算出部123は、引き受け可能と引
受可否判断部121が判断した場合に、審査マスタDB
103内の保証率スキームを参照して、保証申込みを行
った企業の当該保証申込みに係る保証料を計算する。保
証料は保証申込みを入力した営業端末A乃至Cのディス
プレイに表示される。また、承認番号生成部125は、
引き受け可能と引受可否判断部121が判断した場合
に、引き受け可能と判断された保証申込みを特定するた
めの識別情報である承認番号を生成する。承認番号は、
数字のみならずアルファベット等の記号を含む場合もあ
る。なお、承認番号は保証申込みを入力した営業端末A
乃至Cのディスプレイに表示される。
【0034】集積管理マスタDB管理部127は、引き
受け可能と引受可否判断部121が判断した場合に、集
積管理マスタDB101に当該引き受け可能と判断され
た保証申込みの内容、少なくとも保証金額及び保証期間
を登録する。本実施例では引受可否判断部121が引き
受け可能と判断しただけでは当該保証申込みを引き受け
たことにはならない。但し、引き受けの蓋然性が高い保
証申込みであるから、引受可否判断部121が引き受け
可能であると判断した時点で集積管理マスタDB101
に登録しておく。これにより、当該保証申込み入力の後
にホストコンピュータ1に入力されたが先に引き受けが
確定した保証申込みによって保証集積額が満たされてし
まうような状態に陥るのを防ぐ。
【0035】また集積管理マスタDB管理部127は、
集積管理マスタDB101に登録されているデータの変
更処理も行う。すなわち、当該保証申込みに係る保証の
終了(例えば公共工事履行保証の場合には、工事完工が
確認された場合等)が例えば営業端末A乃至Cから入力
された場合や、保証期間の満了から所定の期間(例えば
6月。但し全く無い場合もある。)経過した場合に、集
積管理マスタDB101に対し当該保証の完了を設定す
る。保証の完了は、企業全体の保証金額の集積処理にお
いて当該保証に係る保証金額を集積しないようにするた
めに設定される。
【0036】さらに集積管理マスタDB管理部127
は、集積管理マスタDB101に登録したが、計上処理
を所定期間行わなかった保証申込みに対しても以下の処
理を行う。すなわち、企業全体の保証金額の集積におい
て当該保証申込みに係る保証金額を集積しないようにす
るための設定を行う。なお、このような保証申込みにつ
いては集積管理マスタDB101から削除することも可
能である。集積管理マスタDB管理部127は、集積管
理マスタDB101に一般的なアクセス管理を実施す
る。
【0037】予約マスタDB管理部129は、承認番号
生成部125が承認番号を生成した場合には、予約マス
タDB107に承認番号と当該承認番号に対応する保証
申込みの内容を登録する。予約マスタDB107の内容
は、保証証券を発行する場合、計上処理を行う場合等に
使用される。また、予約マスタDB管理部129は、予
約マスタDB107からデータを削除する処理も行う場
合もある。すなわち、承認番号生成部125で承認番号
を生成したが、正式に保証引き受けを計上しない場合も
存在する。予約マスタDB107にそのような保証申込
みのデータを格納しておいても大きな問題は生じない
が、予約マスタDB107に登録後所定期間経過しても
予約マスタDB107に残っている保証申込みについて
は削除することも可能である。
【0038】証券印刷データ生成部131は、営業端末
A乃至Cから、保証申込みを確定させ、保証引き受けを
行うため、保証証券を保証申込者に発行する依頼が承認
番号と共に入力された場合に、予約マスタDB107
を、受け取った承認番号を用いて検索し、当該承認番号
に対応する保証申込みに係るデータを取り出して、証券
印刷用データを生成する。証券印刷用データは例えばプ
リンタ9が接続された営業端末C(7)に送信され、プ
リンタ9から印刷される。
【0039】証券印刷データ生成部131にて証券印刷
用データが生成され、プリンタ9等により証券が印刷さ
れた場合には、証券が発行された保証申込みについて計
上処理の依頼が計上系システム(図示せず)に送出され
る。また、集積管理マスタDB101に計上されたこと
が登録される。そして、契約マスタDB登録部135に
保証申込み内容の登録依頼を出力する。
【0040】証券の発行は営業端末A乃至Cにてオンラ
インで行われるだけではない。例えば、証券とセットに
なった保証申込書11を手で記入する等して証券の発行
を行うことがある。このような場合には、事務部門の係
員が計上処理端末13を用いて保証申込書11に記入さ
れた保証申込みの内容を入力する。なお、保証申込書1
1に承認番号が記入していないと、計上処理端末13か
ら入力できないようになっており、必ず引受可否判断部
121による処理を経たもののみ計上処理できる。
【0041】 計上処理端末13を用いて入力された保
証申込書11の内容は、承認番号と共に入力データ照合
部133に入力される。入力データ照合部133は、予
約マスタDB107を、入力された承認番号を用いて検
索し、予約マスタDB107に格納されている保証申込
みの内容を取り出す。そして、入力された保証申込書1
の内容と取り出した保証申込みの内容を照合する。こ
の照合処理にて不一致が検出されることによりエラーが
発生した場合には、計上処理を行うことができないの
で、エラー内容を記憶しておき後でまとめて出力する
か、エラーが発生した時点で計上処理端末13にエラー
を表示させる。もし、エラーが発生せず照合処理が完了
すれば、当該保証申込みに対して計上処理を行うように
計上系システムに通知する。また、契約マスタDB登録
部135に保証申込みの内容の登録依頼を出力する。さ
らに、集積管理マスタDB管理部127に、集積管理マ
スタDB101に当該保証申込みについて計上を登録さ
せる。
【0042】契約マスタDB登録部135は、証券印刷
データ生成部131及び入力データ照合部133におい
て計上系システムに通知を行った場合、予約マスタDB
107に格納された保証申込みのデータを契約マスタD
B105に登録する。なお、予約マスタDB107に契
約マスタDB105に登録したデータを保持しておく必
要は無いので、予約マスタDB107から削除する処理
を行うことも可能である。
【0043】また証券印刷データ生成部131及び入力
データ照合部133において計上系システムに通知を行
った場合には、予納マスタDB管理部137が予納マス
タDB111から当該保証申込者の予納残高の情報を取
り出し、本保証申込みに係る保証料分を予納残高から減
額させるための処理を実施する。
【0044】企業情報DB109内のデータは、例えば
審査端末A(15)や審査端末B(17)又はその他の
機器を介してホストコンピュータ1に入力され、企業情
報DB管理部139により企業情報DB109に登録さ
れる。企業情報DB管理部139は企業情報DB109
に対するアクセス管理を行っている。企業情報DB10
9には、営業端末A乃至Cや審査端末A又はBからもア
クセスすることができる。営業部門では営業部門におい
て決済できる案件について独自審査を行う場合に企業情
報DB109に含まれる財務データや、調査機関からの
データなどを参照する。また、審査マスタDB103に
も、営業端末A乃至Cや審査端末A又はBからアクセス
することができる。但し営業端末A乃至Cから内容の変
更はできない。
【0045】例えば公共工事履行保証の場合に営業端末
A乃至C等から参照することができる企業審査情報の例
を説明する。図2には、審査マスタDB103に格納さ
れた企業審査情報の一部を表示した表示画面300を示
す。営業端末A乃至C等の表示画面300には、企業を
特定する情報1101と、決算年月1103毎の評点1
105と、当該企業に対して営業部門で独自に決済でき
る引き受け限度額である引受ガイドライン1107(図
2では300百万円。2000年3月7日現在)と、1
工事(保証申込み)毎の保証限度額1109と、企業全
体の保証限度額1111と、当該企業に対する特別の情
報1113とが含まれる。
【0046】企業を特定する情報1101には、企業コ
ード、会社名、所在地、代表者名、設立年月、親企業の
有無、及び従業員数の情報を含む。図2では企業コード
123456789、株式会社ABC、所在地:東京都
港区赤坂7−2、代表者:東海太郎、設立:30年12
月、親企業:なし、従業員:9999名である。なお、
当該企業を担当する部門等その他の関連する情報を含め
ることも可能である。決算年月1103毎の評点110
5は、本システムを使用する会社が独自に決定した評価
ポイントや、他の調査機関から得た評価ポイントを示
す。図2では、95年3月において82点、96年3月
において85点、97年3月において80点、98年3
月において78点、99年3月において72点である。
【0047】1工事毎の保証限度額1109は、200
0年3月2日に540百万円であり、2000年3月9
日現在でも540百万円である。一方、当該企業全体の
保証限度額1111は、2000年3月2日には556
00百万円であったが、2000年3月9日には増額さ
れて59900百万円になっている。
【0048】企業に対する特別の情報1113には本例
では何も記載されていないが、例えば倒産しそうである
等の警告の情報が載せられる場合もある。
【0049】図3に、企業情報DB109に格納された
財務データの一例を表示した表示画面310を示す。表
示画面310には企業コード123456789の株式
会社ABCの各種財務データが含まれている。これらを
参照して、審査を行ったり、審査用データを生成したり
することができる。なお、表示画面310の左下に企業
コード入力欄1115が設けられており、ここに企業コ
ードを入力することにより他の企業の財務データを取得
することができるようになる。
【0050】営業端末A乃至C等においては、集積管理
マスタDB101に格納されているデータも参照するこ
とができる。図4に集積管理マスタDB101に格納さ
れているデータの一部が表示されている表示画面320
を示す。表示画面320には、保証申込者である保証委
託者(契約者)が株式会社ABCであり、当該株式会社
ABCの企業コードが123456789であることが
示されている。図2に示したように、株式会社ABCの
引受ガイドライン1029は300百万円であり、企業
全体の保証限度額である企業限度額1027は5990
0百万円である。
【0051】株式会社ABCの2000年3月10日時
点における集積額1025は、57288389千円で
ある。この集積額の内訳として7つの工事が示されてい
る。すなわち、承認番号が、(1)0042000、
(2)0055471、(3)0111245、(4)
0139876、(5)0141356、(6)019
2730、(7)0228857の7つの工事である。
【0052】各工事につき、承認番号1001、計上済
みか否かを表す欄1003、及び工事区分(完工か否か
を表す区分)の欄1005、契約書番号(P/#)10
07、営業所又は代理店コード1009、工事の発注者
1011、保証の形態1013、保証の種類1015、
保証金額1017、保証の始期1019、保証の終期1
021及び集積終期1023の情報が集積管理マスタD
B101に登録されている。
【0053】計上済みか否かを表す欄1003において
「計上済み」と登録されていることが表された保証契約
の保証額についてのみ集積額1025に集積される。ま
た、区分の欄1005において「完工」と登録されてい
ることが表されたものについては、完工が確認されてい
る工事であって、「完工」であることが例えば営業端末
A乃至Cから入力されたものである。区分の欄1005
に表されるように「完工」と集積管理マスタDB101
に登録されていれば、当該保証契約の保証金額は集積額
1025には集積されない。
【0054】また、保証の形態1013の「履のみ」は
履行保証のみを示している。また、「ボのみ」はボンド
のみということを表している。「入+履」は入札及び履
行保証であることを示している。種類の欄1015にお
ける「履行」は履行保証である。また、「瑕疵」は瑕疵
保証を意味する。保証契約の期間は、始期1019と終
期1021で定まる。一方、集積終期1023は、保証
契約の終期からここの例では6ヶ月後に設定されてい
る。集積終期1023を過ぎると当該保証契約の保証金
額は集積額1025に集積されなくなる。但し、上で述
べたように区分の欄1005で「完工」と登録されてい
れば、集積終期1023前であっても集積額1025に
含まれなくなる。保証契約の終期前に「完工」と登録し
た場合の取り扱いについては、「完工」の入力を優先す
ることも「保証契約の終期」を優先させる場合もある。
【0055】例えばインターネットや専用線等でホスト
コンピュータ1に接続される顧客端末19から集積管理
マスタDB101に格納されているデータの一部を参照
できるような構成とすることも可能である。例えば、顧
客端末19から保証申込みを行う前に、現在の顧客の保
証集積状況をホストコンピュータ1の集積管理マスタD
B101にアクセスして把握することができるようにな
る。よって顧客の利便性が向上する。但し、顧客との関
係を考慮して、顧客端末19からは審査マスタDB10
3や企業情報DB109等にはアクセスできないような
設定を行っておく必要がある。
【0056】 表示画面320の下部に、新たな企業に
ついての情報を集積管理マスタDB101から取得する
ための検索欄1031(企業コード用)及び1033
(企業名用)が設けられている。また、表示画面320
は2000年3月10日現在の状態を示しているので、
日にちを変えて検索するための日付入力欄1035も用
意されている。
【0057】また、審査部門では財務データ等を参照し
て、審査マスタDB103の企業審査データの入力・変
更を審査端末A又はBから行う。当該企業審査データの
入力・変更は、ホストコンピュータ1内の審査マスタD
B管理部141を介して行われる。すなわち、審査マス
タDB管理部141は、アクセス管理を実施している。
審査端末A又はBから、ある企業の公共工事履行保証に
おける企業審査情報更新が要求されると、審査マスタD
B管理部141は、審査マスタDB103から当該企業
の情報を取り出して、審査端末A又はBのディスプレイ
に表示画面330のような表示を行わせる。
【0058】表示画面330には、企業情報1201に
おいて特定された企業に対し、以下のような事項を設定
するための欄が設けられている。すなわち、倒産フラグ
入力欄1203、倒産フラグ掲載日入力欄1207、倒
産フラグ入力の元となる情報を取得した調査機関のコー
ド欄1213、倒産の主因コードを入力する欄121
7、警告フラグ入力欄1205、警告フラグ掲載日入力
欄1209、警告フラグ入力の元となる情報を取得した
調査機関のコード欄1215、企業調査書を取得した場
合の取得日1211、当該企業のランク・評点入力欄1
219、当該ランク・評点の適用開始日の入力欄122
1、入力担当者ID欄1223、チェック欄1225、
一工事当りの限度額入力欄1227、一工事当りの限度
額適用開始日の入力欄1229、入力担当者ID欄12
31、チェック欄1233、企業全体の保証限度額の入
力欄1235、当該企業全体の保証限度額の適用開始日
入力欄1237、担当者ID欄1239、チェック欄1
241、資本金入力欄1251、自己資本入力欄125
3、及び引受ガイドライン入力欄1255である。
【0059】なお、ランク・評点入力欄1219の下に
は審査マスタDB103から取り出した現在のランク・
評点であるA2が表示される。同じくA2というランク
・評点の開始日である2000年3月7日という情報も
示される。また、審査マスタDB103から取り出した
現在の一工事当りの引き受け保証限度額である540
と、その開始日である2000年3月9日という情報、
入力担当者ID07とチェック担当コード59も示され
る。審査マスタDB103から取り出した現在の企業全
体の総保証限度額59900と、その開始日である20
00年3月9日という情報、入力担当者ID07とチェ
ック担当コード59も示される。
【0060】倒産フラグ入力欄1203又は警告フラグ
入力欄1205にフラグがセットされると、引受可否判
断部121ではすべての保証申込みに対して、保証引き
受け不可能を返すようになる。
【0061】審査端末A又はBにおいて表示画面330
に必要な情報を入力し、審査マスタDB管理部141を
介して審査マスタDB103に設定を行うことにより、
リアルタイムで引受可否判断部121での処理を制御す
ることができる。さらに、全国に分散された営業部門に
対して情報を伝達することができるようになる。さら
に、全国において統一的な基準にて正確な審査を実行で
きるようになる。
【0062】表示画面330の下部に設けられた、保証
料計算のための料率設定表示のためのボタン1257を
押すと、図6に示した表示画面340が審査端末A又は
Bにおいて表示されるようになる。ホストコンピュータ
1の審査マスタDB管理部141が、審査マスタDB1
03から現在の保証料率スキームの情報を取り出して、
審査端末A又はBに出力する。
【0063】表示画面340には、特別基本料設定フラ
グ入力欄1301、金銭に関連する適用料率区分入力欄
1303、役務に関連する適用料率区分入力欄130
5、優良割引適用区分入力欄1307、高額割引適用区
分入力欄1309、長短期率適用区分入力欄1311、
米軍ボンド長短期適用区分入力欄1313、入札におけ
る特別基本料率入力欄1315、A級工事保証における
特別基本料率入力欄1317、B級工事保証における特
別基本料率入力欄1319、C級工事保証における特別
基本料率入力欄1321、その他の請負保証などにおけ
る特別基本料率入力欄1323、米軍入札保証における
特別基本料率入力欄1325、米軍履行保証における特
別基本料率入力欄1327、担当者ID入力欄132
9、チェック者ID入力欄1331が設けられている。
なお、各欄に記入されている数字は、審査マスタDB管
理部141が審査マスタDB103から取り出した最終
更新日欄1333の2000年3月10日現在のデータ
である。
【0064】このように一つの企業において多数の料率
が設定できる。そして、この表示画面340で設定され
た保証料率スキームは直ちに保証料算出部123にて参
照されて適用されるようになる。なお、区分入力の場合
には、別途具体的な料率のテーブルが用意されており、
保証料算出部123は、当該テーブルをも参照する。
【0065】表示画面340の最下部に設けられたボタ
ン1335はメイン画面へ移行するためのボタンであ
る。
【0066】以上述べたホストコンピュータ1の動作を
図7以降にまとめておく。最初に、引受可否判断部12
1が営業端末A乃至Cからの保証申込みの入力を受け付
ける(図7:ステップS1)。なお、インターネットや
専用線でホストコンピュータ1に接続される顧客端末1
9から保証申込みを入力できるような構成とすることも
可能である。これにより、顧客は保険会社の営業を介さ
ずに保証の申込みを行うことができるので、顧客の利便
性が向上すると共に保険会社のコスト削減につながる。
【0067】営業端末A乃至Cにおける、保証申込み入
力のための表示画面350は、例えば図8に示すような
ものである。表示画面350では、既に表示画面350
の前の画面で保証申込者である保証委託者(契約者)1
404の特定が行われている。よって、企業審査データ
の一部1407が表示されている。但し、本表示画面に
おいて保証申込者を特定する情報を入力するような画面
構成も可能である。表示画面350の上部には、保証形
態を入力する欄1401が設けられている。本例では1
が入札及び履行ボンド(登録商標)を意味し、2が入札
及び履行保険を意味し、3が履行ボンドのみを意味し、
4が履行保険のみを意味し、5が米軍に対する入札及び
履行ボンドを意味し、6が米軍に対する履行ボンドのみ
を意味する。ここでは3の履行ボンドのみが選択されて
いる。
【0068】また営業店コードの入力欄1403も設け
られている。ここではEN08という営業店コードが入
力されている。契約種類入力欄1405が設けられてい
る。本例では、1がA級工事、2がB級工事、3がC級
工事、4がその他の請負・売買、5が米軍ボンド又は刑
務作業を意味する。ここでは2のB級工事が入力されて
いる。
【0069】 保証期間には入札保証の場合には入札保
証期間入力欄1409に入力し、履行保証の場合には履
行保証期間入力欄1411に入力し、瑕疵保証の場合に
は瑕疵保証期間入力欄1413に入力するようになって
いる。ここでは、履行保証期間入力欄1411及び瑕疵
保証期間入力欄1413に入力がなされている。
【0070】 そして入札保証の場合には入札保証請負
金額入力欄1415に保証金額を、履行保証の場合には
履行保証請負金額入力欄1417に保証金額を入力する
ようになっている。ここでは、履行保証請負金額入力欄
1417に保証金額が入力されている。瑕疵保証は履行
保証と同じなので記入欄が無い。また入札保証のための
付保割合(%)入力欄1419と履行保証の付保割合入
力欄1421と瑕疵保証付保割合入力欄1423とが設
けられている。ここでは履行保証付保割合入力欄142
1と瑕疵保証付保割合入力欄1423に入力がなされて
いる。
【0071】このようにして表示画面350により営業
端末A乃至Cにて入力されたデータはホストコンピュー
タ1に送信され、引受可否判断部121にて受け取られ
る。
【0072】そして引受可否判断部121は、審査マス
タDB103及び集積管理マスタDB101を参照し
て、当該保証申込みを引き受け可能か判断する(ステッ
プS3,S5)。
【0073】ステップS3では、倒産又は警告フラグが
審査マスタDB103の保証申込みに係る企業に対して
設定されていないか判断される。もし両フラグがセット
されていなければ、次に保証申込み毎の保証限度額を、
当該保証申込みに含まれる保証金額が超えていないか判
断される。もし越えていなければ、保険申込みに含まれ
る全保証期間中において、保証申込者全体に設定された
保証限度額を、当該保証申込みに含まれる保証金額を含
む総保証金額(集積額)が超えていないか判断される。
【0074】 図9にある企業の集積額の検査について
例を示しておく。左から右に時間は流れていくものとす
る。保証契約Aの期間は始期aから終期eで、保証金額
は500である。保証契約Bの期間は始期cから終期g
で、保証金額は400である。保証契約Cの期間は始期
dから終期eで、保証金額は200である。既に保証契
約A乃至Cが計上されている。保証契約A乃至Cは、各
々保証の始期が異なり且つ保証期間が一部重複してい
る。従って、検査前の保証金額の集積額は、期間a−c
においては500(保証契約Aのみ)、期間c−dにお
いては900(保証契約A+保証契約B)、期間d−e
においては1100(保証契約A+保証契約B+保証契
約C)、期間e−fにおいては400(保証契約Bの
み)となっている。このように、集積状況は、保証契約
A乃至Cの保険期間の重複状況により時間に応じて上下
動する状態を表している。今回保証申込み分の期間は始
期bから終期fで、保証金額は300である。今回保証
申込分を引受可能であるか判断する場合は、期間b−f
全てにおいて当該企業全体に設定されている保証限度額
1200を満たさなければならない。期間b−d及び期
間e−fにおいては、最高で保証限度額と同じ集積額1
200であるが、期間d−eにおいては集積額は140
0となってしまう。よって、今回申込分については引き
受けることができない。このような集積額の検査を引受
可否判断部121は集積管理マスタDB101を参照し
て実行する。
【0075】ステップS3における判断の結果、引受可
能と判断された場合には、その時点で保証申込みを入力
した営業端末A乃至Cに引受可能を通知することも可能
である。
【0076】引受可否判断部121が引受可能と判断し
た場合には、保証料算出部123が審査マスタDB10
3を参照して、保証料を算出するための処理を実施する
(ステップS7)。保証料算出部123は、審査マスタ
DB103に格納された保証申込者に対する保証料率ス
キームを参照して、保証申込みに含まれる保証の種別や
形態、当該保証申込者に対する割引などから保証料を算
出する。なお、この時点で営業端末A乃至Cに引受可能
の意を含む保証料の情報を通知することも可能である。
【0077】また、承認番号生成部125は、引受可否
判断部121が引受可能と判断したことに応じて、当該
保証申込みに対する承認番号を発行する(ステップS
9)。承認番号は引受可能な保証申込みに対してシリア
ルな番号であってもよい。この時点で営業端末A乃至C
に引受可能の意を含む保証料及び承認番号を通知するこ
とも可能である。承認番号のみを先に通知するような構
成も可能である。図8に示したような保証申込みに対す
る結果表示画面360を図10に示す。図10では図8
で入力された情報はそのまま表示される。そして、本例
においては履行保証の保証料1501と瑕疵保証の保証
料1509、及び承認番号1503が表示されている。
保証料1501及び1509と承認番号1503が表示
されれば、引受可否判断部121において引受可能と判
断されたものであることが分かる。
【0078】なお、ステップS3(及びS5)において
引受不可能であると判断された場合には、引受可否判断
部121は当該保証申込みを入力した営業端末A乃至C
に引受不可能を示す情報を出力する(ステップS1
5)。図10にはコメント欄1505が設けられてお
り、ここに引受不可能の場合には、引受不可能である旨
のコメントが表示される。また、引受不可能である理由
を表すコメントやコードを表示するような構成も可能で
ある。
【0079】図7のステップS9の後には、集積管理マ
スタDB管理部127が集積管理マスタDB101に保
証申込みの必要な情報を登録する(ステップS11)。
これにて、この後に入力される保証申込みについては、
本保証申込みの保証金額を含む集積額で引受可否が判断
されるようになる。また、予約マスタDB管理部129
は予約マスタDB107に当該保証申込みの情報を承認
番号と共に登録する(ステップS13)。予約マスタD
B107に登録された情報は、証券発行又は計上処理に
おいて使用される。
【0080】図10に示した表示画面360には、保証
料、承認番号、コメントの他、証券印刷ボタン1507
を設けてもよい。この証券印刷ボタンが例えば営業端末
Cの操作者にて押された場合の処理フローを図11に示
す。例えば図10の証券印刷ボタンが押されると、承認
番号と共に証券印刷依頼が営業端末Cからホストコンピ
ュータ1に送信される。この証券印刷依頼を証券印刷デ
ータ生成部131は受け付ける(ステップS21)。そ
して、証券印刷データ生成部131は、予約マスタDB
107を、受け取った承認番号で検索し、当該承認番号
に対応する保証申込みの情報を取り出す(ステップS2
3)。この予約マスタDB107から取り出した保証申
込みの情報を使用して、証券印刷データ生成部131は
証券印刷用データを生成し、証券印刷依頼を出力した営
業端末Cに出力する(ステップS25)。証券印刷用デ
ータを受け取った営業端末Cは、当該証券印刷用データ
を営業端末Cに接続されたプリンタ9に出力する。そう
するとプリンタ9にて証券が印刷される。なお、プリン
タ9は営業端末Cに接続されるのではなく、ホストコン
ピュータ1に接続される形態も可能である。
【0081】プリンタ9にて印刷される保証証券の例を
図12に示す。証券印刷データ生成部131は図12の
ような印刷が可能になるように証券印刷用データを生成
する。図12では、履行保証保険証券の一例を示してい
る(但し、承認番号の欄1601は存在しない)。
【0082】そして、証券印刷データ生成部131は、
契約マスタDB登録部135に、予約マスタDB107
内における当該保証証券が印刷された保証申込みの内容
を、契約マスタDB105に登録するように依頼する。
なお、契約マスタDB105に登録された場合には予約
マスタDB107に保持しておく必要は無くなるので、
予約マスタDB107の登録を削除してもよい。また、
証券印刷データ生成部131は、計上系システムに証券
印刷が行われたことを通知する(ステップS29)。さ
らに証券印刷データ生成部131は集積管理マスタDB
101内の当該保証申込みの情報に対して計上済みの設
定をするための処理を実施することもある。
【0083】また、計上処理を実施するために証券印刷
データ生成部131を使用しないで、入力データ照合部
133を使用する場合もある。この場合を図13に示
す。まず、事務部門の計上処理端末13から、保証申込
書兼証券の内容及び承認番号を入力し、その入力を入力
データ照合部133が受け取る(ステップS31)。保
証申込書兼証券は、例えば連写式で一番上が保証申込書
となっており、申込書の後ろの方の用紙が証券となって
いるものである。例えば保証申込書はほぼ図12のよう
な形式になっている。但し、必ず承認番号入力欄160
1が保証申込書には用意されていなければならない。
【0084】入力データ照合部133は、予約マスタD
B107から承認番号に対応する保証申込みの内容を取
り出し、入力内容と照合する(ステップS33,S3
5)。全ての内容について照合する場合と、所定の情報
のみを照合する場合とがある。例えば、保証の対象・種
別、保証金額及び保証期間並びに保証料の額だけを照合
する場合もある。もし、入力内容と予約マスタDB10
7内の内容が一致する場合には、契約マスタDB登録部
135に、予約マスタDB107に格納された保証申込
み内容を契約マスタDB105に登録するように依頼す
る。契約マスタDB登録部135は、保証申込み内容を
契約マスタDB105に登録する(ステップS37)。
【0085】なお、予約マスタDB107に格納された
保証申込みの内容を契約マスタDB105に登録するの
ではなく、計上処理端末13から入力された内容を登録
するようにしても同じである。また、予約マスタDB1
07に格納された情報は、契約マスタDB105に登録
してしまえば不要となるので、削除するような構成も可
能である。
【0086】そして、入力データ照合部133は計上系
システムに契約マスタDB105に登録した旨を通知す
る(ステップS39)。
【0087】なおステップS35で完全に一致しない場
合には、エラー情報を例えば計上処理端末13に出力す
る(ステップS41)。また、エラー情報をためてお
き、まとめて出力するような形式でもよい。
【0088】なお、入力データ照合処理を人間が行う場
合もある。例えば、計上処理端末13から承認番号を入
力すると、予約マスタDB107から保証申込み内容が
読み出されて計上処理端末13の表示画面に出力され
る。そうすると、計上処理端末13の操作員が手元の保
証申込書の内容を照合する。一致しなければ、保証申込
書を営業に戻す。一致していれば、計上処理を進める。
【0089】次に予納マスタDB管理部137の処理フ
ローを図14を用いて説明する。取引回数の多い顧客に
対しては毎回保証料を清算する手続きを行うと手数がか
かるため、予め保証料をまとめて払っておき、そこから
保証申込みの引き受けが生じると、当該保証申込みに対
する保証料を引き出すものである。
【0090】例えば計上処理が始まって予納残高処理が
命じられると、予納マスタDB管理部137は、予納マ
スタDB111を参照して、当該保証申込者の登録が予
納マスタDB111に登録されているか判断する(ステ
ップS51)。もし、当該保証申込者の登録が予納マス
タDB111になされていなければ、予納処理できない
旨の出力を行う(ステップS59)。一方、予納マスタ
DB111に保証申込者の登録が存在する場合には、予
約マスタDB管理部137は予納マスタDB111に格
納された当該保証申込者の残高を取得する(ステップS
53)。
【0091】そして、予納マスタDB管理部137は残
高が今回の保証料以上残っているか判断する(ステップ
S55)。もし残高が今回の保証料未満である場合には
決済できないので、ステップS59に移行する。なお、
予納残高処理できない旨の出力だけでなく、例えば不足
額を計算して、不足額の値を出力するような構成も可能
である。一方、残高が今回の保証料以上であれば、予納
マスタDB管理部137は残高から今回の保証料を差し
引いた額を予納マスタDB111に登録する(ステップ
S57)。
【0092】以上述べた実施例により、保険会社におけ
る審査、与信管理、引受業務の大幅な迅速化・効率化を
図ることができる。又、顧客端末19を導入すれば、顧
客の利便性を向上させることができるようになる。
【0093】以上述べた本発明の実施例は一例であって
様々な変形が可能である。例えば、図1に示した機能ブ
ロックは図1のように分けなくともよい。すなわち、複
数の機能ブロックを一つにまとめてもよいし、一つの機
能ブロックを複数の機能ブロックに分割してもよい。さ
らに、データベースも上で述べた処理を実施する上で必
要なデータを格納していればよく、図1に示したように
分けなくともよい。
【0094】表示画面300乃至360の構成は一例で
あって、表示画面300乃至360に表示される内容が
同様であれば、他の画面構成であってもよい。保険料率
設定の表示画面340については、区分を設定する場合
と料率を直接設定する場合とを示しているが、全て区分
を設定するような構成にすることも、全て直接料率を設
定するようにすることも可能である。
【0095】図7の処理フローにおいても順番を入れ替
えることが可能な部分もある。例えば承認番号を生成し
て(ステップS9)から保証料を算出(ステップS7)
してもよい。また、ステップS11及びステップS13
についても順番を入れ替えたり、ステップS9と並行し
て行ったりすることも可能である。
【0096】
【発明の効果】本発明により、保証又は保証保険の審査
を支援するためのコンピュータ・システム及び保証審査
支援方法を提供することができた。
【0097】また、保証又は保証保険の審査に対し正確
性及び迅速性並びに即応性を兼ね備えた審査支援システ
ム及び保証審査支援方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシステム全体のブロック図であ
る。
【図2】審査マスタDB内のデータを参照した場合の表
示画面例を示す図である。
【図3】企業情報DBのデータを参照した場合の表示画
面例を示す図である。
【図4】集積管理マスタDBのデータを参照した場合の
表示画面例を示す図である。
【図5】審査マスタDBのデータを更新するための表示
画面例を示す図である。
【図6】審査マスタDBのデータを更新するための表示
画面例を示す図である。
【図7】メインの処理フローを示す図である。
【図8】保証申込み入力のための表示画面例を示す図で
ある。
【図9】集積額に関する引受可否判断の実例を示す模式
図である。
【図10】図8の入力結果を表示する画面例である。
【図11】証券印刷処理のフローを示す図である。
【図12】保証証券の一例を示す図である。
【図13】計上処理の一部の処理フローを示す図であ
る。
【図14】予納残高処理の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 3,5,7 営業端末
9 プリンタ 11 申込書及び証券 13 計上処理端末 1
5,17 審査端末 19 顧客端末 101 集積管理マスタDB 103 審査マスタD
B 105 契約マスタDB 107 予約マスタDB 109 企業情報DB 111 予納マスタDB 121 引受可否判断部 123 保証料算出部 125 承認番号生成部 127 集積管理マスタD
B管理部 129 予約マスタDB管理部 131 証券印刷デ
ータ生成部 133 入力データ照合部 135 契約マスタDB
登録部 137 予納マスタDB管理部 139 企業情報D
B管理部139 141 審査マスタDB管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 G06F 19/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保証審査支援システムであって、 保証申込者毎に、保証申込者の保証全体としての第1の
    保証限度額と、保証申込み毎の第2の保証限度額とを格
    納した保証審査用データベースと、 前記保証申込者毎に、保証の始期が異なり且つ保証期間
    が一部重複する場合のある複数の受付保証申込みに関す
    る情報を格納した集積管理データベースと、 保証期間と保証金額とを含む保証申込みの入力に応じ
    て、前記保証審査用データベースを参照し、前記保証申
    込みに含まれる保証金額が前記保証申込みに係る保証申
    込者に設定された前記第2の保証限度額を越えないか判
    断する第1の判断手段と、 前記保証申込みの入力に応じて、前記保証審査用データ
    ベース及び前記集積管理データベースを参照し、前記保
    申込みに含まれる前記保証金額を含めた総保証額が、
    前記保証申込みに含まれる前記保証期間中のいずれのタ
    イミングにおいても、前記第1の保証限度額を越えない
    か判断する第2の判断手段と、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みを受け付け可能であることを表す
    信号を前記保証申込みの入力元に出力する手段と、を有
    する保証審査支援システム。
  2. 【請求項2】保証審査支援システムであって、 保証申込者毎に、保証申込者の保証全体としての第1の
    保証限度額と、保証申込み毎の第2の保証限度額とを格
    納した保証審査用データベースと、 前記保証申込者毎に、保証金額の時間に応じた上下動を
    表す集積状況に関する情報を格納した集積管理データベ
    ースと、 保証期間と保証金額とを含む保証申込みの入力に応じ
    て、前記保証審査用データベースを参照し、前記保証申
    込みに含まれる保証金額が前記保証申込みに係る保証申
    込者に設定された前記第2の保証限度額を越えないか判
    断する第1の判断手段と、 前記保証申込みの入力に応じて、前記保証審査用データ
    ベース及び前記集積管理データベースを参照し、前記保
    申込みに含まれる前記保証金額を含めた総保証額が、
    前記保証申込みに含まれる前記保証期間中のいずれのタ
    イミングにおいても、前記第1の保証限度額を越えない
    か判断する第2の判断手段と、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みを受け付け可能であることを表す
    信号を前記保証申込みの入力元に出力する手段と、保証終了の入力又は保証期間満了から所定期間の経過に
    応じて、当該保証終了の入力があった又は保証期間満了
    から所定期間経過した保証に係る保証金額分を前記総保
    証額の計算上除外するような設定を前記集積管理データ
    ベースに対して行う手段と、 を有する保証審査支援シス
    テム。
  3. 【請求項3】保証審査支援システムであって、 保証申込者毎に、保証申込者の保証全体としての第1の
    保証限度額と、保証申込み毎の第2の保証限度額とを格
    納した保証審査用データベースと、 前記保証申込者毎に、保証金額の集積状況に関する情報
    を格納した集積管理データベースと、 保証期間と保証金額とを含む保証申込みの入力に応じ
    て、前記保証審査用データベースを参照し、前記保証申
    込みに含まれる保証金額が前記保証申込みに係る保証申
    込者に設定された前記第2の保証限度額を越えないか判
    断する第1の判断手段と、 前記保証申込みの入力に応じて、前記保証審査用データ
    ベース及び前記集積管理データベースを参照し、前記保
    申込みに含まれる前記保証金額を含めた総保証額が、
    前記保証申込みに含まれる前記保証期間中のいずれのタ
    イミングにおいても、前記第1の保証限度額を越えない
    か判断する第2の判断手段と、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みを受け付け可能であることを表す
    信号を前記保証申込みの入力元に出力する手段と、前記保証申込みの内容を格納し且つ計上処理に用いられ
    る予約データベースと、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みに関するデータを前記予約データ
    ベースに格納する手段と、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みに含まれる保証期間及び保証金額
    のデータを前記集積管理データベースに登録する手段
    と、 所定期間計上処理がなされていない保証申込みに関する
    データを検出した場合には、当該保証申込みに係る保証
    金額分を前記総保証額の計算上除外するような設定を前
    記集積管理データベースに対して行う手段と、 を有する保証審査支援システム。
  4. 【請求項4】前記保証申込みの内容を格納し且つ計上処
    理に用いられる予約データベースと、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みに関するデータを前記予約データ
    ベースに格納する手段と、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みに含まれる保証期間及び保証金額
    のデータを前記集積管理データベースに登録する手段
    と、 所定期間計上処理がなされていない保証申込みに関する
    データを検出した場合には、当該保証申込みに係る保証
    金額分を前記総保証額の計算上除外するような設定を前
    記集積管理データベースに対して行う手段と、 をさらに有する請求項2記載の保証審査支援システム。
  5. 【請求項5】前記保証申込みの内容を格納し且つ計上処
    理に用いられる予約データベースと、 前記第1の判断手段及び前記第2の判断手段により前記
    第1及び第2の保証限度額を越えないと判断された場合
    には、前記保証申込みに関するデータを前記予約データ
    ベースに格納する手段と、 をさらに有する請求項1記載の保証審査支援システム。
  6. 【請求項6】前記第1の判断手段及び前記第2の判断手
    段により前記第1及び第2の保証限度額を越えないと判
    断された場合には、前記保証申込みに含まれる保証期間
    及び保証金額のデータを前記集積管理データベースに登
    録する手段 をさらに有する請求項5記載の保証審査支援システム。
  7. 【請求項7】所定期間計上処理がなされていない保証申
    込みに関するデータを検出した場合には、当該保証申込
    みに係る保証金額分を前記総保証額の計算上除外するよ
    うな設定を前記集積管理データベースに対して行う手段 をさらに有する請求項6記載の保証審査支援システム。
  8. 【請求項8】保証終了の入力又は保証期間満了から所定
    期間の経過に応じて、当該保証終了の入力があった又は
    保証期間満了から所定期間経過した保証に係る保証金額
    分を前記総保証金額の計算上除外するような設定を前記
    集積管理データベースに対して行う手段 をさらに有する請求項3又は7記載の保証審査支援シス
    テム。
  9. 【請求項9】前記第1の判断手段及び前記第2の判断手
    段により前記第1及び第2の保証限度額を越えないと判
    断された場合には、前記保証申込みに対する承認番号を
    前記予約データベースに格納する手段をさらに有する請
    求項3乃至8のいずれか1つに記載の保証審査支援シス
    テム。
  10. 【請求項10】承認番号及び保証申込みの内容が入力さ
    れることに応じて、前記予約データベースから当該入力
    された承認番号に対応する保証申込みの内容を取り出
    し、入力された前記保証申込みの内容と前記予約データ
    ベースに格納された前記保証申込みの内容を照合する照
    合手段と、 前記照合手段により、入力された前記保証申込みの内容
    と前記予約データベースに格納された前記保証申込みの
    内容が一致すると判断された場合には、当該保証申込み
    の内容を契約データベースに登録する手段とをさらに有
    する請求項9記載の保証審査支援システム。
  11. 【請求項11】保証申込者毎に保証申込者の保証全体と
    しての第1の保証限度額と保証申込み毎の第2の保証限
    度額とを格納した保証審査用データベースと、前記保証
    申込者毎に保証の始期が異なり且つ保証期間が一部重複
    する場合のある複数の受付保証申込みに関する情報を格
    納した集積管理データベースとを有するコンピュータ・
    システムを用いた保証審査支援実行方法であって、 保証期間と保証金額とを含む保証申込みの入力に応じ
    て、前記保証審査用データベースを参照し、前記保証申
    込みに含まれる保証金額が前記保証申込みに係る保証申
    込者に設定された前記第2の保証限度額を越えないか判
    断する第1の判断ステップと、 前記保証申込みの入力に応じて、前記保証審査用データ
    ベース及び前記集積管理データベースを参照し、前記保
    申込みに含まれる前記保証金額を含めた総保証額が、
    前記保証申込みに含まれる前記保証期間中のいずれのタ
    イミングにおいても、前記第2の保証限度額を越えない
    か判断する第2の判断ステップと、 前記第1の判断ステップ及び前記第2の判断ステップに
    おいて前記第1及び第2の保証限度額を越えないと判断
    された場合には、前記保証申込みを受け付け可能である
    ことを表す信号を前記保証申込みの入力元に出力するス
    テップと、 を有する保証審査支援実行方法。
  12. 【請求項12】保険審査のためのプログラムを格納した
    記憶媒体であって、 前記プログラムは、保証申込者毎に保証申込者の保証全
    体としての第1の保証限度額と保証申込み毎の第2の保
    証限度額とを格納した保証審査用データベースと、前記
    保証申込者毎に保証の始期が異なり且つ保証期間が一部
    重複する場合のある複数の受付保証申込みに関する情報
    を格納した集積管理データベースとを有するコンピュー
    タ・システムに、 保証期間と保証金額とを含む保証申込みの入力に応じ
    て、前記保証審査用データベースを参照し、前記保証申
    込みに含まれる保証金額が前記保証申込みに係る保証申
    込者に設定された前記第2の保証限度額を越えないか判
    断する第1の判断ステップと、 前記保証申込みの入力に応じて、前記保証審査用データ
    ベース及び前記集積管理データベースを参照し、前記保
    申込みに含まれる前記保証金額を含めた総保証額が、
    前記保証申込みに含まれる前記保証期間中のいずれのタ
    イミングにおいても、前記第2の保証限度額を越えない
    か判断する第2の判断ステップと、 前記第1の判断ステップ及び前記第2の判断ステップに
    おいて前記第1及び第2の保証限度額を越えないと判断
    された場合には、前記保証申込みを受け付け可能である
    ことを表す信号を前記保証申込みの入力元に出力するス
    テップと、 を実行させる、記憶媒体。
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