JP2002279180A - ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法 - Google Patents

ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法

Info

Publication number
JP2002279180A
JP2002279180A JP2001082554A JP2001082554A JP2002279180A JP 2002279180 A JP2002279180 A JP 2002279180A JP 2001082554 A JP2001082554 A JP 2001082554A JP 2001082554 A JP2001082554 A JP 2001082554A JP 2002279180 A JP2002279180 A JP 2002279180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
loan
guarantee
transaction
business
status information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001082554A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Miyajima
隆生 宮島
Mitsuo Watanabe
光郎 渡辺
Taketo Ishii
壮人 石井
Tatsuya Kamioka
辰也 上岡
Yutaka Kawato
裕 川藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MUFG Bank Ltd
Original Assignee
Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd filed Critical Bank of Tokyo Mitsubishi Ltd
Priority to JP2001082554A priority Critical patent/JP2002279180A/ja
Publication of JP2002279180A publication Critical patent/JP2002279180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関のローン業務の進捗状況を各営業店
および信用保証機関等で照会できるようにする。また、
金融機関のローン専門店が有する能力を活かした効率的
なローン業務を遂行する。 【解決手段】 顧客データベース30およびローンデー
タベース32にはローン申込データが記録される。ロー
ン業務進捗状況が営業店コンピュータ16、ローン店コ
ンピュータ18、保証営業所コンピュータ24、保証本
支社コンピュータ26等からローン業務管理サーバー1
0または保証機関サーバー22へ通知され、その進捗状
況に応じたステータス情報が各ローン申込データに関係
付けて記録される。このステータス情報は、営業店コン
ピュータ16や保証営業所コンピュータ24等から照会
可能である。ローン店コンピュータ18では、保証機関
での保証審査結果に基づいて融資決定が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関でのロー
ン業務に係わるローン業務支援システムおよびローン業
務遂行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関のローン業務において
は、概略、以下に示すような流れで処理が行われてい
る。 (1)金融機関の営業店において顧客あるいは不動産業
者からローン相談を受ける。 (2)ローン相談の結果に基づいて、顧客からローン申
込書を受け付ける。 (3)受け付けたローン申込書の内容に基づいて、営業
店にて審査を行って融資査定書を作成する。 (4)作成した融資査定書およびローン申込書を信用保
証機関に送付する。 (5)信用保証機関にて、融資査定書およびローン申込
書の記載内容に基づいて、不動産担保等について保証審
査を行い、保証決定通知書を作成する。 (6)保証決定通知書を営業店に送付する。 (7)営業店にて、借主である顧客がローン契約書に記
入・捺印することでローン契約を締結する。 (8)締結したローン契約に基づいて融資を実行すると
共に、担保設定を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ローン業務では、ローン申込書の受付から、ローン契約
の実行まで、金融機関と信用保証機関との間で書類がや
りとりされながら業務が進捗していく。このため、金融
機関の営業店および信用保証機関において、各ローン申
込についてのローン業務の進捗状況を把握できないとい
う不都合があった。具体的には、営業店では、顧客から
ローン業務の進捗状況についての問合せがあっても即答
できず、また、管理者が業務進捗状況を適切に把握でき
ないという不都合があった。一方、信用保証機関では、
金融機関から送付されてくるローン案件の件数を事前に
把握できず、効率的な業務計画を策定できないという不
都合があった。また、ローン実行後には、繰上返済や担
保の変更等、ローン条件が変更されることも多いが、こ
のようなローン実行後の条件変更に係わる業務について
も、進捗状況を把握できることが望ましい。
【0004】また、金融機関は、不動産業者からのロー
ン申込を専門に取り扱うローン店を有する場合が多く、
このローン店には、ローン業務についての高度なノウハ
ウが蓄積されている。しかるに、従来、個人顧客からの
ローン申込については、主に、金融機関の受付店と信用
保証機関との間でのみローン業務が行われており、ロー
ン店がローン業務について有する高い能力は活用されて
いなかった。さらに、上記した従来のローン業務におい
て、金融機関側で行われる審査と、保証機関で行われる
審査とは内容が重複する部分も多く、ローン業務は必ず
しも効率的には行われていなかった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、金融機関でのローン業務を一元的に管理して、金
融機関の各営業店や信用保証機関においてローン業務の
進捗状況を把握することを可能とするローン業務支援シ
ステムを提供することを第1の目的とする。
【0006】また、本発明は、金融機関のローン店が有
する高度な能力を活かし、かつ、ローン審査の重複を省
いた効率的なローン業務を遂行することが可能なローン
業務遂行方法を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載された発明は、金融機関におけ
るローン業務を支援するためのシステムであって、各顧
客からのローン申込に係わるローン申込データをデータ
ベースに記録するためのデータ記録手段と、各ローン申
込についてのローン業務の進捗状況を示す情報を取得す
るための進捗状況取得手段と、該進捗状況取得手段によ
り取得された進捗状況情報に応じたステータス情報を、
該当するローン申込データに関係付けて前記データベー
スに記録するためのステータス情報記録手段と、照会対
象であるローン申込データを指定したステータス情報の
照会要求を、前記システムと通信可能な端末から受信す
るための照会要求受信手段と、該照会要求受信手段が受
信した照会要求で指定されたローン申込データに関係付
けて記録されたステータス情報を前記データベースから
読み出して、当該照会要求の発信元である端末へ送信す
るためのステータス送信手段と、を備えることを特徴と
する。
【0008】請求項1記載の発明によれば、各ローン申
込データに関係付けて、ローン業務の進捗状況を示すス
テータス情報が記録される。そして、このステータス情
報は、システムと通信可能な端末から照会可能である。
したがって、このような端末が設置された例えば金融機
関の営業店や信用保証機関等においてローン業務の進捗
状況を把握することができる。
【0009】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1記載のローン業務支援システムにおいて、前記進捗
状況取得手段が取得する前記進捗状況情報には、顧客か
らローンの相談を受けたことを示す情報、顧客からロー
ンの内伺いを受け付けたことを示す情報、内伺いに応じ
て仮保証審査が受け付けられたことを示す情報、仮保証
審査に基づいてローンが内諾されたことを示す情報、顧
客からローン申込を受け付けたことを示す情報、金融機
関内でローン審査が受け付けられたことを示す情報、信
用保証機関でローン審査が受け付けられたことを示す情
報、信用保証機関による保証が決定されたことを示す情
報、ローン実行が承認されたことを示す情報、顧客との
間でローン契約が成立したことを示す情報、ローン実行
指示が発せられたことを示す情報、および、担保物件に
ついて担保設定が行われたことを示す情報のうち少なく
とも一の情報が含まれることを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載された発明は、金融
機関におけるローン業務を支援するためのシステムであ
って、各顧客との間で実行されたローン取引に係わるロ
ーン取引データが記録されたデータベースにアクセスす
るためのデータベースアクセス手段と、各ローン取引に
ついて、ローン条件の変更に係わる業務の進捗状況を示
す情報を取得するための進捗状況取得手段と、該進捗状
況取得手段により取得された進捗状況情報に応じたステ
ータス情報を、該当するローン取引データに関係付けて
前記データベースに記録するためのステータス情報記録
手段と、照会対象であるローン取引を指定したステータ
ス情報の照会要求を、前記システムと通信可能な端末か
ら受信するための照会要求受信手段と、該照会要求受信
手段が受信した照会要求で指定されたローン取引に係わ
るローン取引データに関係付けて記録されたステータス
情報を前記データベースから読み出して、当該照会要求
の発信元である端末へ送信するためのステータス送信手
段と、を備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載された発明は、請求
項1記載のローン業務支援システムにおいて、前記デー
タベースには、各顧客との間で実行されたローン取引に
係わるローン取引データが更に記録されており、前記進
捗状況取得手段が取得する前記進捗状況情報は、各ロー
ン取引について、ローン条件の変更に係わる業務の進捗
状況を示す情報を含み、前記ステータス情報記録手段
は、更に、該進捗状況取得手段により取得されたローン
条件の変更に係わる業務の進捗状況情報に応じたステー
タス情報を、該当するローン取引データに関係付けて前
記データベースに記録し、前記照会要求受信手段は、更
に、照会対象であるローン取引を指定したステータス情
報の照会要求を前記システムと通信可能な端末から受信
し、前記ステータス送信手段は、更に、前記照会要求受
信手段が受信した照会要求で指定されたローン取引に係
わるローン取引データに関係付けて記録されたステータ
ス情報を前記データベースから読み出して、当該照会要
求の発信元である端末へ送信することを特徴とする。
【0012】請求項3および4記載の発明によれば、各
ローン取引データに関係付けて、ローン条件変更業務の
進捗状況を示すステータス情報が記録され、このステー
タス情報を、各営業店や信用保証機関等に設けられた端
末から照会することができる。このため、各営業店や信
用保証機関において、ローン実行後のローン条件変更に
係わる業務についての進捗管理を行うことが可能とな
る。
【0013】また、請求項5に記載された発明は、請求
項3または4記載のローン業務支援システムにおいて、
前記進捗状況取得手段が取得する前記進捗状況情報に
は、顧客からローン条件変更の申込を受け付けたことを
示す情報、申込まれたローン条件変更が承認されたこと
を示す情報、申込主である顧客との間でローン条件変更
に関する契約が成立したことを示す情報、および、申込
まれたローン条件変更が実行されたことを示す情報のう
ち少なくとも一の情報が含まれることを特徴とする。
【0014】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項6に記載された発明は、金融機関が管理するサーバ
ーコンピュータ、該金融機関の営業店に設けられた営業
店端末、および、該金融機関のローンを専門に扱うロー
ン店に設けられたローン店端末が相互に接続されて構成
されたシステムにより、当該金融機関におけるローン業
務を遂行するための方法であって、前記営業店端末から
前記サーバーコンピュータへ、顧客から受け付けたロー
ン申込に係わるローン申込データを送信するステップ
と、前記サーバーコンピュータにおいて、前記送信され
てきたローン申込データをデータベース手段に記録する
ステップと、前記サーバーコンピュータにより、前記デ
ータベース手段に記録された前記ローン申込データから
保証審査を行うための情報を抽出し、該抽出した情報を
信用保証機関が管理するコンピュータへ送信するステッ
プと、前記ローン店端末において、前記信用保証機関が
管理するコンピュータから前記保証審査の結果を取得
し、該取得した保証審査結果に基づいて融資を決定し
て、該融資を決定した旨を前記営業店端末へ通知するス
テップと、前記営業店端末において、前記融資が決定さ
れた旨の通知を受けると、前記サーバーコンピュータに
対して、該当するローン申込に係わるローン申込データ
を要求し、該要求に応答して返送されてきたローン申込
データに基づいてローン契約書を作成するステップと、
該作成されたローン契約書によりローン契約が成立する
と、前記営業店端末から前記金融機関における金融取引
を管理する金融取引管理手段へ、当該契約に係わるロー
ンを実行すべき旨の実行指示情報を送信するステップ
と、を備えることを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明によれば、金融機関の
営業店でローン申込が受け付けられると、ローン業務を
専門に行うローン店にて、融資決定までの処理が行われ
る。つまり、融資決定がローン店で行われるため、ロー
ン店が有するローン業務に関する高度の能力を活用した
効率的なローン業務を行うことが可能となる。また、融
資決定は、信用保証機関における信用保証の審査結果に
基づいて行われるため、金融機関および信用保証機関で
の審査業務の重複が防止され、ローン業務がより効率化
される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るシステムの全体構成図である。図1において、ローン
業務管理サーバー10は金融機関におけるローン業務を
管理する。ローン業務管理サーバー10には、社内ネッ
トワーク12を介して、当該金融機関における記帳処理
を管理するホストコンピュータ14、各営業店に設けら
れたコンピュータ端末(以下、支店コンピュータと称
す)16、および、ローン業務を専門に取り扱うローン
店に設けられたコンピュータ端末(以下、ローン店コン
ピュータと称す)18が接続されている。ローン業務管
理サーバー10には、また、社外ネットワーク20を介
して、信用保証機関のサーバーコンピュータ(以下、保
証機関サーバーと称す)22が接続されている。この保
証機関サーバー22には、当該信用保証機関の社内ネッ
トワーク23を介して各営業所の端末コンピュータ(以
下、保証営業所コンピュータと称す)24、ならびに、
本社および支社の端末コンピュータ(以下、保証本支社
コンピュータと称す)26が接続されている。
【0017】ローン業務管理サーバー10には、顧客デ
ータベース30が設けられている。顧客データベース3
0には、営業店でローン相談やローン申込を行った各個
人顧客についてローン申込データが記録されている。一
方、保証機関サーバー22には、ローンデータベース3
2が設けられている。ローンデータベース32には、上
記顧客データベース30に登録されたローン申込データ
と同じ内容のデータが記録されている。なお、顧客デー
タベース30およびローンデータベース32には、ロー
ン申込データに加えて、夫々、金融機関および信用保証
機関が独自に入手した情報も記録されている。
【0018】図2および図3は、顧客データベース30
およびローンデータベース32に記録されたローン申込
データに含まれるデータ項目を示す。図2〜図3に示す
如く、ローン申込データは、本人情報(申込者名、住
所、生年月日、勤務先名等)、連帯保証人情報(連帯保
証人名、住所等)、家族情報(家族数、氏名、職業、収
入等)、他行情報(他行の借入残高、他行取引店、他行
預入額等)、および申込ローン情報(ローンコード、ロ
ーン名、借入希望額、返済方法、購入物件、担保評価額
等)に大別される多数のデータ項目を含んでいる。な
お、図2〜図3に示すデータ項目のうち、通番及び連番
にハッチングが付されたデータ項目は、ローン相談メモ
の記入事項や、ローン業務進捗の過程等、ローン申込書
以外から得られ、その他の項目はローン申込書への記入
事項に基づいて得られる。
【0019】ローン申込データに含まれる上記データ項
目のうち、取引先番号(図2に示す通番38)は、各顧
客を識別するための顧客IDとして用いられ、また、受
付番号(図2に示す通番1)および取引番号(図3に示
す連番115)は、各ローン申込を識別するためのロー
ンIDとして用いられる。また、後述するように、各ロ
ーン申込データに関係付けて、ローン業務の進捗状況に
応じたステータス情報が記録される。
【0020】顧客データベース30は、各営業店コンピ
ュータ16およびローン店コンピュータ18からローン
業務管理サーバー10を介して適宜参照および更新する
ことができる。同様に、ローンデータベース32は、保
証営業所コンピュータ24および保証本支社コンピュー
タ26から保証機関サーバー22を介して適宜参照およ
び更新することができる。また、顧客データベース30
およびローンデータベース32の何れか一方のローン申
込データに変更が加えられた場合には、その変更内容が
他方のデータベースにも反映されるようになっている。
これにより、両データベース30、32に記録されたロ
ーン申込データの整合性が確保される。
【0021】ローン業務管理サーバー10および保証機
関サーバー22には、共通に、不動産評価システム34
が接続されている。後述するように、不動産評価システ
ム34はローン申込データに含まれる担保情報、およ
び、担保に関する資料から追加入力された担保評価に必
要なその他の情報に基づいて、担保の評価価格を算出す
る。
【0022】以下、本実施形態において、金融機関の営
業店に来店した個人顧客または不動産業者よりローン相
談を受けてから、ローン申込書を受け付け、最終的にロ
ーン業務が完了するまでに行われる処理の流れについて
説明する。
【0023】図4および図5は、本実施形態において、
受付支店、ローン店、保証機関営業所、および保証機関
本支社で行われるローン業務の流れを示す。図4および
図5に示す如く、ローン業務は、相談・受付、審査、契
約、実行、担保設定、および現物集中に区分できる。
【0024】図4に示す如く、先ず、顧客または不動産
業者(顧客の不動産購入を仲介する業者)が金融機関の
営業店に来店してローン相談を受ける(S20)。営業
店の担当者はローン相談の内容に基づいてローン相談メ
モ(図6参照)に記入する。そして、営業店コンピュー
タ16において相談メモ入力メニューを選択し、ローン
相談メモの記入データを入力する。なお、ローン相談メ
モが作成される段階で、ローン相談について固有の受付
番号が付与され、この受付番号がローン相談メモの記入
データと併せて入力される。入力されたデータはローン
業務管理サーバー10へ送信され、ローン申込データの
一部として顧客データベース30に記録される。この段
階では、ローン相談を受けただけであり、ローン申込は
行われていないので、当該ローン申込データに関係付け
て、相談受付段階であることを示すステータス情報が記
録される。
【0025】ローン相談の後、顧客からローン申込を行
いたい旨の申し出があると、営業店の担当者は、営業店
コンピュータ16においてローン申込書作成メニューを
選択して、該当するローン相談の受付番号を入力する。
この入力操作が行われると、営業店コンピュータ16
は、入力された受付番号のローン申込データをローン業
務管理サーバー10に対して要求する。ローン業務管理
サーバー10は、要求されたローン申込データを読み出
して、営業店コンピュータ16へ送信する。営業店コン
ピュータ16は、送信されてきたローン申込データに基
づいてローン申込書を作成して画面に表示させ、印刷指
示操作に応じてローン申込書を印刷する。
【0026】図7は、ローン申込書の一例を示す。図7
に示す如く、ローン申込書には、例えば、顧客ID(取
引先番号)、受付番号、ローン種類を表すローンコー
ド、ローン名、申込者氏名・住所、勤務先名称・住所、
所属部署・役職、家族構成、持家状況、返済予定口座、
保有資産、借入希望額、借入期間、借入希望日、返済
日、返済方法、資金使途、資金計画、代金支払先、担
保、団体信用生命保険加入の有無、借入利率、購入物
件、売却物件、銀行取引状況、家族状況等の表示欄が含
まれる。このうち、顧客データベース30に記録されて
いたデータ項目(ローン相談メモの記入事項から得られ
たデータ)についてはその内容が表示されることで、ロ
ーン申込者の記入負担が軽減されている。ただし、本人
の意思確認のため、申込者氏名・住所、借入希望額、お
よび、借入期間は申込者自身が記入するように空欄とな
っている。また、ローン相談メモのデータに変更がある
場合は、ローン申込者がその旨を営業店の担当者に伝え
て、変更内容は顧客データベース30のローン申込デー
タに反映されているものとする。
【0027】ローン申込者である顧客は、印刷されたロ
ーン申込書を受け取って、必要項目を記入したうえで捺
印し、各種徴求書類(源泉徴収票、印鑑証明書、住民票
等)と共に営業店に提出する。こうしてローン申込書等
の書類が営業店で受け付けられると、受付担当者は、営
業店コンピュータ16において、ローン申込受付メニュ
ーを選択し、受け付けたローン申込書の受付番号を入力
する(S22)。この入力操作が行われると、営業店コ
ンピュータ16は、入力された受付番号のローン申込書
が受け付けられた旨をローン業務管理サーバー10へ通
知する。この通知に応じて、ローン業務管理サーバー1
0は、該当するローン申込データに関係付けて、ローン
申込書受付を示すステータス情報を記録する。顧客から
提出されたローン申込書等の書類は、営業店の責任者
(例えば支店長)により検閲(S24)された後、営業
店からローン店へ送付される。
【0028】ローン申込書がローン店で受け付けられる
と、ローン店の受付担当者はローン店コンピュータ18
においてローン店受付メニューを選択し、受け付けたロ
ーン申込書の受付番号を入力する(S26)。この入力
操作が行われると、ローン店コンピュータ18は、入力
された受付番号のローン申込書がローン店で受け付けら
れた旨をローン業務管理サーバー10へ通知し、この通
知を受けたローン業務管理サーバー10は、該当するロ
ーン申込データに関係付けて、ローン店での申込受付を
示すステータス情報を顧客データベース30に記録す
る。また、ローン店の受付担当者は、受け付けたローン
申込書に基づいて、ローン申込データの追加入力(担保
に関するデータや申込者によって追加記入されたデータ
その他のローン相談メモに含まれていないデータの入
力)を行う。
【0029】続いて、ローン店の査定担当者は、ローン
店コンピュータ18において申込登録メニューを選択
し、ローン店で受け付けられたローン申込書の受付番号
を入力する(S28)。この入力操作が行われると、ロ
ーン店コンピュータ18は、入力された受付番号に該当
するローン申込データをローン業務管理サーバー10へ
要求し、返送されてきたローン申込データをローン申込
登録の画面上に表示させる。査定担当者による内容確認
が完了して確認入力操作が行われると、追加入力された
ローン申込データがローン業務管理サーバー10へ送信
される。そして、このローン申込データに固有の取引番
号が生成され、受付番号をキーとして、該当するローン
申込データに関係付けて、生成された取引番号、上記入
力データ、および、ローン店でのローン申込登録を示す
ステータス情報が顧客データベース30に記録される。
以後、上記の取引番号が各ローン申込データの識別コー
ドとして用いられる。
【0030】ローン店コンピュータ18は、また、上記
入力確定操作が行われると、該当するローン申込データ
に基づいて融資査定書を作成して画面に表示させ、印刷
指示操作に応じて融資査定書を印刷する。融資査定書に
は、ローン申込データに基づいて、ローン申込者の氏
名、生年月日、年齢、ローン名、借入金額、利率、返済
方法、返済期間、返済額、借入状況(本件ローン後)、
決定、所見等の表示欄が含まれる。なお、この時点で
は、借入状況、決定、および所見の表示欄は空欄とさ
れ、これらの欄は後述する保証機関での査定後に、ロー
ン店の査定担当者によって補記される。こうして作成さ
れた融資査定書、および、顧客から提出されたローン申
込書および徴求書類は、ローン店の管理者の検閲を受け
たうえで、ローン申込書および徴求書類と共に保証機関
の営業所へ送付される。
【0031】保証機関の営業所でローン申込書等および
融資査定書が受け付けられると(S30)、当該営業所
の責任者(所長)は、保証営業所コンピュータ24にお
いて申込書受付メニューを選択し、受け付けたローン申
込書の取引番号を入力する。この入力操作が行われる
と、保証営業所コンピュータ24は、入力された取引番
号のローン申込書を受け付けた旨を保証機関サーバー2
2へ通知する。この通知を受けた保証機関サーバー22
は、該当するローン申込データに関係付けて、保証機関
でのローン申込書受付を示すステータス情報をローンデ
ータベース32に記録する。
【0032】また、ローン店コンピュータ18におい
て、ローン店でローン申込書を受け付けた旨の上記入力
操作が行われると、ローン申込データのうち担保物件に
関する項目が保証営業所コンピュータ24から不動産評
価システム34へ送信され、さらに、担保に関する資料
に基づいて、担保評価に必要なその他の情報が不動産評
価システム34に追加入力される。不動産評価システム
34は、各地域の路線価等を蓄積したデータベースを備
えており、入力された担保物件の所在地や面積等の情報
に基づいて担保物件の評価価格を算定して、その算定結
果を保証営業所コンピュータ24へ通知する。
【0033】保証営業所コンピュータ24は、上記のよ
うにして得られた担保物件の評価額と、ローン申込デー
タとに基づいて保証査定書を作成して画面に表示させ、
印刷指示操作に応じてこの保証査定書を印刷する。保証
査定書には、ローン申込データに含まれる申込者の氏
名、住所、生年月日、勤務先、借入金額、借入期間、担
保物件、担保物件評価額、年収、年間返済額、所見等の
表示欄が含まれる。このうち、所見欄は担当者により入
力される。
【0034】保証営業所コンピュータ24は保証査定書
の作成を完了すると、入力された担当者所見を、取引番
号と共に保証機関サーバー22へ送信する。保証機関サ
ーバー22は、受信した取引番号のローン申込データに
ついて、担当者所見をローンデータベース32に記録す
る。また、保証営業所コンピュータ24で作成された保
証査定書は、保証機関本支社へ送付される。
【0035】保証機関本支社では、保証査定書を受け付
けると、受付担当者が、保証本支社コンピュータ26に
おいて保証決定メニューを選択し、受け付けた保証査定
書等の取引番号を入力する。この入力操作が行われる
と、保証本支社コンピュータ26は、入力された取引番
号のローン申込データを保証機関サーバー22へ要求す
る。そして、この要求に応じて保証機関サーバー22か
ら返送されてきたローン申込データに基づいて、保証関
係書類(抵当権設定契約証書、保証委託契約書、保証に
ついてのご案内)を作成する(S32)。また、保証機
関サーバー22は、上記の要求を受けると、該当するロ
ーン申込データに関係付けて、保証決定を示すステータ
ス情報をローンデータベース32に記録する。
【0036】図8〜図10は、夫々、保証本支社コンピ
ュータ26により作成された抵当権設定契約証書、保証
委託契約書、および保証についてのご案内の例を示す。
図8に示す如く、抵当権設定契約書には、担保物件に関
する情報が表示される。なお、抵当権設定契約証書およ
び保証委託契約書において、申込者(債務者)の氏名、
住所、借入金額・期間等の借入内容等の項目は、申込者
の意志確認のため申込者自身が記入するよう空欄とされ
る。印刷されたこれらの保証関係書類は保証機関本支社
から金融機関の受付支店へ送付され、このうち抵当権設
定契約証書および保証委託契約書は、後述するように、
ローン契約書の添付書類となる。
【0037】一方、保証営業所コンピュータ24により
印刷された保証査定書は、金融機関のローン店へ送付さ
れる。保証査定書がローン店で受け付けられると(S3
4)、ローン店の査定担当者はローン店コンピュータ1
8において保証査定書受付メニューを選択し、保証査定
書に表示された取引番号を入力する。この入力操作が行
われると、保証営業所コンピュータ24は、入力された
取引番号の保証査定書がローン店で受け付けられた旨を
ローン業務管理サーバー10に通知する。この通知を受
けたローン業務管理サーバー10は、該当するローン申
込データに関係付けて、ローン店での保証審査結果の受
け付けを示すステータス情報を顧客データベース30に
記録する。
【0038】また、ローン店の査定担当者は融資査定書
に所見等を補記することにより融資査定書を完成する
(S36)。そして、ローン店コンピュータ18の査定
書完成メニューを選択して、融資査定書作成が完了した
ローン申込の取引番号を入力する。この入力操作が行わ
れると、ローン店コンピュータ18から、融資査定書の
作成が完了した旨がローン業務管理サーバー10に通知
され、この通知を受けたローン業務管理サーバー10
は、該当するローン申込データに関係付けて、融資査定
書作成完了を示すステータス情報を顧客データベース3
0に記録する。
【0039】また、ローン店の責任者は、査定担当者に
より補記された融資査定書の内容を確認したうえで、ロ
ーン実行を決定する(S38)。そして、ローン店コン
ピュータ18においてローン決定メニューを選択し、ロ
ーン実行を決定したローン申込の取引番号を入力する。
この入力操作が行われると、ローン店コンピュータ18
は、入力された取引番号のローン申込についてローン実
行が決定された旨をローン業務管理サーバー10に通知
すると共に、当該ローン契約を受け付けた営業店の営業
店コンピュータ16宛に例えば電子メール等によりロー
ン実行の決定を通知する(S40)。ローン業務管理サ
ーバー10は、ローン店コンピュータ18からローン実
行が決定された旨の通知を受けると、該当するローン申
込データに関係付けて、ローン実行決定を示すステータ
ス情報を顧客データベース30に記録する。
【0040】ローン店コンピュータ18からローン実行
決定の通知を受けた営業店では、担当者が、該当するロ
ーン申込についての保証関係書類が保証機関本支社から
届いていることを確認したうえで、ローン契約の準備を
行う(図5に示すS42)。すなわち、営業店の担当者
は営業店コンピュータ16においてローン契約準備メニ
ューを選択し、ローン実行決定の通知を受けたローン申
込の取引番号を入力する。この入力操作が行われると、
営業店コンピュータ16は、入力された取引番号のロー
ン申込について契約準備が完了した旨をローン業務管理
サーバー10に通知する。この通知を受けたローン業務
管理サーバー10は、該当するローン申込データに関係
付けて、ローン契約準備完了を示すステータス情報を顧
客データベース30に記録する。
【0041】次に、ローン申込者との間でローン契約が
行われる(S44)。ローン契約を行なうにあたり、営
業店の担当者は、営業店コンピュータ16において契約
書作成メニューを選択して取引番号を入力する。この入
力操作が行われると、営業店コンピュータ16は、ロー
ン業務管理サーバー10に対して、入力された取引番号
のローン申込データを要求する。そして、この要求に応
じてローン業務管理サーバー10から送信されてきたロ
ーン申込データに基づいてローン契約書を作成して画面
に表示し、印刷指示操作が行われると、作成したローン
契約書を印刷する。
【0042】図11は、営業店コンピュータ16により
作成されたローン契約書の一例である。図11に示す如
く、ローン契約書には、借主住所・氏名、連帯保証人住
所・氏名、借入日、借入金使途、借入金額、返済金内
訳、当初借入利率、金利方式、最終返済日、返済回数、
借入金受領方法、金利変動選択区分、返済方法、団体信
用生命保険の付保の有無およびその契約者、保証の有無
および保証機関等の表示欄が含まれる。このうち、借主
住所・氏名、借入金額、当初借入利率、最終返済日は空
欄とされ、申込者によって記入される。このローン契約
書、および、上記した保証契約書にローン申込者の署名
・捺印がなされることで、ローン契約が成立する。
【0043】こうしてローン契約が成立すると、営業店
の担当者は、営業店コンピュータ16において契約完了
メニューを選択し、契約が成立したローン申込の取引番
号を入力する。この入力操作が行われると、営業店コン
ピュータ16は入力された取引番号のローン申込につい
てローン契約が完了した旨をローン業務管理サーバー1
0に通知する。この通知を受けたローン業務管理サーバ
ー10は、該当するローン申込データに関係付けて、ロ
ーン契約完了を示すステータス情報を顧客データベース
30に記録する。
【0044】また、営業店の担当者は、ローン契約書お
よびその添付書類の内容を確認したうえで(S46)、
営業店コンピュータ16において未完情報(ローン契約
が行われたが、担保物件について抵当権の設定が未完で
あることを示す情報)を入力するための未完情報入力メ
ニューを選択し、当該ローン契約書に係わる取引番号を
入力する。営業店の責任者は、営業店コンピュータ16
において、未完情報の入力内容を検閲したうえで、未完
情報承認メニューを選択して、承認入力操作を行う(S
48)。営業店コンピュータ16は、この承認入力操作
が行われたローン申込について抵当権設定が未完である
旨をローン業務管理サーバー10に通知する。この通知
を受けたローン業務管理サーバー10は、該当するロー
ン申込データに関係付けて、ローン申込書検閲完了を示
すステータス情報および抵当権設定の未完状態開始を示
す未完情報を顧客データベース30に記録する。
【0045】次に、上記のようにして成立したローン契
約に基づいてローンが実行に移される。具体的には、営
業店の担当者が営業店コンピュータ16においてローン
実行指示メニューを選択して取引番号を入力することに
よりローン実行を指示し(S49)、さらに、責任者が
営業店コンピュータ16においてローン実行承諾メニュ
ーを選択して、担当者によりローン実行指示が行われた
ローン契約について、ローン実行を承諾する旨の入力操
作を行う(S50)。この入力操作に応答して、営業店
コンピュータ16からホストコンピュータ14へ、該当
するローン契約に従って、ローンを実行すべき旨(すな
わち金融機関の総勘定元帳へ記帳すると共に所定の期日
にローン申込者の口座へ資金を振り込むべき旨)のロー
ン実行指示情報が送信される。ホストコンピュータ14
は、このローン実行指示情報に応じて、所定の期日に入
金処理を行う(S51)。また、上記のように責任者に
よりローン実行承諾操作が行われると、営業店コンピュ
ータ16はローン業務管理サーバー10にローン実行が
承諾された旨を通知する。この通知を受けたローン業務
管理サーバー10は、該当するローン申込データに関係
付けて、ローン実行を示すステータス情報を顧客データ
ベース30に記録する。
【0046】こうしてローンが実行されると、営業店の
担保設定担当者は担保設定の手続きを例えば司法書士に
依頼すると共に、営業店コンピュータ16において担保
設定手続き開始メニューを選択して、担保設定手続きを
開始したローン契約に係わる取引番号を入力する(S5
2)。この入力操作が行われると、営業店コンピュータ
16は、入力された取引番号のローン申込について担保
設定手続きが開始された旨をローン業務管理サーバー1
0に通知する。この通知を受けたローン業務管理サーバ
ー10は、該当するローン申込データに関係付けて、担
保設定手続き開始を示すステータス情報を顧客データベ
ース30に記録する。
【0047】営業店の担当者は、担保設定が完了して司
法書士から登記書等を受領すると、営業店コンピュータ
16において担保設定完了メニューを選択し、担保設定
が完了したローン契約に係わる取引番号を入力する(S
54)。営業店の責任者は、営業店コンピュータ16に
おいて、担保設定内容を検閲したうえで担保設定承認メ
ニューを選択し、承認入力操作を行う(S56)。営業
店コンピュータ16は、この承認入力操作が行われたロ
ーン申込について担保設定が完了した旨をローン業務管
理サーバー10に通知する。この通知を受けたローン業
務管理サーバー10は、該当するローン申込データに関
係付けて、担保設定完了を示すステータス情報を顧客デ
ータベース30に記録すると共に、記録されていた担保
設定に関する未完情報を未完完了状態に変更する。
【0048】また、営業店コンピュータ16は、返却す
る権利書名が表示された受渡票を印刷する。担当者は権
利書を顧客に返却すると共に、この受渡票に顧客の署名
・捺印を徴求する。そして、受渡票の内容につき営業店
の責任者による検閲を受けたうえで、営業店コンピュー
タ16において権利書返却メニューを選択して、該当す
るローン申込の取引番号を入力する(S58)。営業店
の責任者は、営業店コンピュータ16において、権利書
返却の入力内容を検閲したうえで権利書返却承認メニュ
ーを選択し、承認入力操作を行う。営業店コンピュータ
16は、この承認入力操作が行われローン申込について
権利書が借主に返却された旨をローン業務管理サーバー
10に通知する。この通知を受けたローン業務管理サー
バー10は、該当するローン申込データに関係付けて、
権利書返却を示すステータス情報を顧客データベース3
0に記録する。
【0049】これらの担保設定に関する処理とは別に、
営業店の担当者はローン実行を行った案件を確認して
(S60)責任者へ報告する。責任者は、担当者から報
告を受けた案件につき、入金が期日に入金されたことを
確認したうえで、営業店コンピュータ16において入金
確認メニューを選択し、該当するローン申込の取引番号
を入力する(S62)。この入力操作が行われると、営
業店コンピュータ16は、入力された取引番号のローン
申込について入金が完了した旨がローン業務管理サーバ
ー10に通知される。この通知を受けたローン業務管理
サーバー10は、該当するローン申込データに関係付け
て、入金完了を示すステータス情報を顧客データベース
30に記録する。
【0050】上記した担保設定に関する処理が完了する
と、現物集中処理が行われる。具体的には、営業店の担
当者が営業店コンピュータ16において担保書類集中メ
ニューを選択し、担保設定が完了したローン申込の取引
番号を入力すると、営業店コンピュータ16は信用保証
機関へ集中すべき担保書類の一覧リストを画面に表示さ
せ、印刷指示操作に応じて一覧リストを印刷する(S6
4)。担当者は、この一覧リストに従って、集中すべき
担保書類を取りまとめる。そして、取りまとめられた担
保書類は責任者による検閲(S66)が行われたうえ
で、保証機関の本社または支社へ送付される。
【0051】保証機関本社または支社では、送付されて
きた担保書類の確認の後、保証本支社コンピュータ26
において担保書類受付メニューが選択され、担保書類が
送付されてきたローン申込の取引番号が入力される。こ
の入力操作が行われると、保証コンピュータ26は、入
力された取引番号のローン申込について担保書類が集中
された旨を保証機関サーバー22に通知する。この通知
を受けた保証機関サーバー22は、該当するローン申込
データに関係付けて、担保書類集中を示すステータス情
報をローンデータベース32に記録する(S68)。
【0052】また、保証機関本支社では、送付されてき
た担保書類一式に整理番号を付与し、この整理番号と取
引番号との対応関係を示す整理番号通知を例えば電子メ
ールにより該当する営業店の営業店コンピュータ16へ
送信する。担保書類の整理番号通知を受け取った営業店
では、担当者が、営業店コンピュータ16において整理
番号受領メニューを選択し、受け取った整理番号通知に
係わる取引番号を入力する(S69)。この入力操作が
行われると、営業店コンピュータ16は、入力された取
引番号について担保書類の整理番号が通知された旨をロ
ーン業務管理サーバー10に通知する。この通知を受け
たローン業務管理サーバー10は、該当するローン申込
データに関係付けて、整理番号通知受領を示すステータ
ス情報を顧客データベース30に記録する。
【0053】また、営業店コンピュータ16は、受け取
った整理番号通知に基づいて整理番号通知書を印刷す
る。営業店の担当者は、営業店コンピュータ16におい
て未完完了メニューを選択し、整理番号通知書に係わる
ローン申込の取引番号を入力する。営業店の責任者は、
営業店コンピュータ16において、その入力内容を検閲
したうえで、未完完了メニューを選択して、未完完了の
承認入力操作を行う。営業店コンピュータ16は、この
承認入力操作が行われたローン申込について未完情報を
未完完了状態にすべき旨をローン業務管理サーバー10
に通知する。この通知を受けたローン業務管理サーバー
10は、該当するローン申込データに関係付けて記録さ
れていた未完情報を未完完了状態に変更する。
【0054】また、担保書類以外の契約書類は、営業店
から現物集中管理センターに送付される。すなわち、実
行操作が行われると、ホストコンピュータ14は実行操
作したローン取引に係る実行明細一覧を作成する。作成
された実行明細一覧は営業店コンピュータ16に送付さ
れ、表示される(S72)。担当者はこの一覧表示に含
まれるローン申込の契約書類を確認し、責任者へ回付し
て検閲を受ける(S74)。検閲が行われた後、これら
の契約書類は現物集中センターへ送付される。その際、
契約書類の発送担当者は、営業店コンピュータ16にお
いて契約書類集中メニューを選択し、発送した契約書類
に係わるローン申込の取引番号を入力する。この入力操
作が行われると、営業店コンピュータ16は、契約書集
中が完了した旨をローン業務管理サーバー10に通知す
る。この通知を受けたローン業務管理サーバー10は、
該当するローン申込データに関係付けて、契約書集中完
了を示すステータス情報を顧客データベース30に記録
する。
【0055】以上のようにして、ローンに係わる一連の
処理が終了すると、ホストコンピュータ14において、
実行を完了したローンについてローン実行通知書が作成
・印刷され(S76)、印刷されたローン実行通知書は
各顧客へ郵送される。また、ローン契約において、所定
の期日までに例えば建物を建築する等の特約がある場合
には、営業店の担当者は、営業店コンピュータ16にお
いて、その期日管理を行うべき旨の入力操作を行う。こ
の入力操作が行われると、営業店コンピュータ16は、
期日管理を開始すべき旨をローン業務管理サーバー10
に通知し、この通知を受けたローン業務管理サーバー1
0は、該当するローン申込データに関係付けて、期日管
理開始を示す期日管理情報を顧客データベース30に記
録する。
【0056】次に、金融機関の営業店およびローン店、
並びに、信用保証機関の本支社および営業所においてロ
ーン業務の進捗状況を照会する場合の処理について説明
する。なお、以下においては、各営業店の営業店コンピ
ュータ16(ローン店の場合は、各ローン店のローン店
コンピュータ18)から照会を行う場合について述べる
が、信用保証機関の各営業所の保証営業所コンピュータ
24および信用保証機関本支社の保証本支社コンピュー
タ26から照会を行う場合も、保証機関サーバー22を
介してローンデータベース32を参照して処理が行われ
る点を除いて同様である。
【0057】営業店コンピュータ16またはローン店コ
ンピュータ18において、進捗状況照会メニューが選択
されると、照会すべきローン申込データを指定するため
の照会データ指定画面が表示される。この照会データ指
定画面では、例えば、取引番号、担当営業店名、担当営
業店の地域、ローン申込日、ローン契約日等の各種項目
をキーとして、照会すべきローン申込データを指定する
ことができる。照会データ指定画面において、照会対象
となるローン申込データが指定されると、該当するロー
ン申込データについての照会要求情報が送信される。こ
れに応答して、ローン業務管理サーバー10は顧客デー
タベース30を参照して、該当するローン申込データお
よびそのステータス情報を読み出して、照会要求元であ
る営業店コンピュータ16またはローン店コンピュータ
18へ送信する。営業店コンピュータ16またはローン
店コンピュータ18の画面上には、送信されてきたロー
ン申込データおよびステータス情報が表示される。この
ように、営業店およびローン店において、指定したロー
ン申込の内容およびそのローン業務がどの段階まで進捗
しているかの照会を行うことができる。
【0058】以上説明したように、本実施形態のシステ
ムによれば、ローン申込を受け付けた各営業店や保証機
関営業所においてローン業務の進捗状況を把握できるの
で、顧客からの問合せに即座に回答することができ、ま
た、営業店や保証機関営業所の責任者によるローン業務
の管理も容易になる。また、保証機関営業所にて、金融
機関から送付されてくるローン案件の件数を事前に把握
できるので、効率的な業務計画を策定することが可能と
なる。
【0059】また、上記実施形態では、金融機関の営業
店ではローン申込の受け付けと、ローン承認後のローン
実行等の業務が行われるのみであり、ローン審査に係わ
る業務は、金融機関のローン店および信用保証機関で行
われる。このため、ローン店が有するローン業務に関す
る高い能力を活用した効率的なローン業務を行うことが
できる。また、ローン店での審査は信用保証機関での保
証審査結果を用いて行われるので、ローン審査に関して
重複した処理が行われることが防止され、この意味でも
ローン業務の効率化が図られる。
【0060】ただし、金融機関の営業店が十分なローン
業務能力を有する場合には、上記実施形態においてロー
ン店で行っていた処理を受付店である営業店にて行よう
にしてもよい。この場合、ローン業務は、営業店と信用
保証機関との間でのみ行われることとなる。また、金融
機関自体が審査を行うことができる場合には、上記実施
形態において、保証機関で行っていた処理を金融機関内
部で行うようにしてもよい。これらの場合にも、ローン
業務の進捗状況を示すステータス情報が記録されること
で、業務進捗を容易に管理できるという効果が得られる
こととなる。
【0061】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0062】上記した第1の実施形態ではローン申込を
金融機関の営業店で受け付ける場合について説明した
が、本実施形態では、ローン申込をローン店において受
け付ける場合について説明する。
【0063】上記したように、ローン店はローン業務を
専門に扱う部門であり、主に、不動産業者からのローン
申込を受け付ける。そこで、ローン店でローン申込を受
け付ける場合には、正式なローン申し込みに先立って、
仮保証審査を行うこととしている。
【0064】以下、図12および図13を参照して、本
実施形態における処理の流れを説明する。なお、図12
および図13において、上記図4および図5と同様の処
理を行うステップには同一の符号を付してその説明を省
略する。
【0065】先ず、ローン店に来店した不動産業者から
ローンの内伺いが受け付けられる(S100)。この内
伺いは、不動産業者が図6と同じローン相談メモに所定
事項を記入して担保書類と共にローン店へ提出すること
により行われる。ローン店の担当者は、ローン店コンピ
ュータ18において、内伺い受け付けメニューを選択
し、ローン相談メモの記入データを入力する。なお、ロ
ーン相談メモが作成される段階で、ローン相談について
固有の受付番号が付与され、この受付番号がローン相談
メモの記入データと併せて入力される。入力されたデー
タは、ローン業務管理サーバー10へ送信され、ローン
申込データの一部として顧客データベース30に記録さ
れるとともに、このデータに関係付けて内伺い受け付け
を示すステータス情報が記録される。
【0066】内伺いの受付処理が終了すると、不動産業
者から提出された担保書類およびローン相談メモ(以
下、担保書類等という)が査定担当者へ回付される。査
定担当者は、担保書類の内容を確認すると共に、ローン
店コンピュータ18において内伺い受付処理での入力デ
ータの内容を確認する(S106)。そして、ローン店
コンピュータ18において仮保証審査受付メニューを選
択し、内容確認を行った内伺いの受付番号を入力する。
この入力操作が行われると、ローンコンピュータ18
は、入力された受付番号の内伺いについて仮保証審査を
受け付けた旨をローン業務サーバー10へ通知する。こ
の通知を受けたローン業務管理サーバー10は、該当す
るローン申込データに関係付けて、仮保証審査受付を示
すステータス情報を顧客データベース30に記録する。
これらの処理が終了すると、担保書類等は保証機関営業
所へ送付される。
【0067】保証機関の営業所で担保書類等が受け付け
られると、仮保証審査が行われる(S108)。すなわ
ち、先ず当該保証機関営業所の責任者は、保証営業所コ
ンピュータ24において仮保証審査メニューを選択し、
受け付けた担保書類等の受付番号を入力する。この入力
操作が行われると、上記第1実施形態のS30に関連す
る処理と同様に、入力された受付番号に該当する担保物
件に係わるデータが不動産評価システム34へ送信さ
れ、さらに、保証営業所コンピュータ24において担保
評価に必要な情報が追加入力されることにより、担保物
件の評価価格が算定され、その算定結果が保証営業所コ
ンピュータ24へ通知される。保証営業所責任者は、上
記のようにして得られた担保物件の評価額と、ローン申
込データとに基づいて仮保証審査を行う。仮保証審査が
終了すると、保証営業所責任者は、保証営業所コンピュ
ータ24において、保証機関での仮保証審査が終了した
旨を保証機関サーバー22に通知する。この通知を受け
た保証機関サーバー22は、該当するローン申込データ
に関係付けて、保証機関での仮保証審査終了を示すステ
ータス情報を記録する。
【0068】なお、保証機関での仮保証審査の前に、保
証機関において仮担保評価が行われる場合もある。この
場合には、内伺いの受付後、担保書類のみが保証機関営
業所へ送付され、担保書類に基づいて仮担保評価が行わ
れる。仮担保評価結果がローン店へ通知されると、査定
担当者により担保書類およびローン相談メモが保証機関
営業所へ送付され、上記した保証機関での仮保証審査が
行われる。このような場合にも、仮担保評価の実施、ロ
ーン店での仮担保評価結果の受領、およびローン店での
仮保証審査の実施という処理の進行に応じて、夫々に対
応するステータス情報が記録されることとなる。
【0069】仮保証審査結果はローン店へ通知され、そ
の責任者により内伺いに対する内諾処理が行われる(S
110)。すなわち、ローン店の責任者は、仮保証審査
結果の内容を検閲したうえで、ローン店コンピュータ1
8において内諾処理メニューを選択し、当該内伺いの受
付番号を入力する。この入力操作が行われると、ローン
店コンピュータ18は、入力された受付番号の内伺いに
ついて内諾した旨をローン業務管理サーバー10へ通知
する。この通知を受けたローン業務管理サーバー10
は、該当するローン申込データに関係付けて、内伺いの
内諾を示すステータス情報を記録する。
【0070】こうして内諾が行われると、その旨がロー
ン店の査定担当者から受付担当者へ通知され(S11
2)、更に、受付担当者から内伺いの申込者である不動
産業者へ内伺いが内諾された旨が連絡される(S11
4)。業者への通知を行った受付担当者は、ローン店コ
ンピュータ18において、内諾通知メニューを選択し、
内諾を通知した内伺いの受付番号を入力する。この入力
操作が行われると、ローン店コンピュータ18は、入力
された受付番号の内伺いについて不動産業者へ内諾を連
絡した旨をローン業務管理サーバー10へ通知する。こ
の通知を受けたローン業務管理サーバー10は、該当す
るローン申込データに関係付けて、内諾連絡を示すステ
ータス情報を記録する。
【0071】内諾の通知を受けた不動産業者は顧客(不
動産物件の購入希望者)に内諾を受けた旨を連絡する。
顧客はローン店へ来店して、ローン申込を行う。このロ
ーン申込について受付担当者による受付処理が行われ
(S22)、次いで、査定担当者による受付処理が行わ
れる(S26)。以後の処理の流れは、上記第1実施形
態と同様である。ただし、上記第1実施形態では金融機
関の営業店がローン申込の受付店であるのに対して、本
実施形態ではローン店がローン申込の受付店となり、こ
れに伴って、各処理の担い手が異なることとなる。
【0072】なお、ローン店には、ハブ店とスポーク店
があり、何れにおいても内伺いの申し込みが可能であ
る。ただし、スポーク店では査定等の権限を持たないた
め、スポーク店で内伺いが受け付けられた場合は、受付
後の処理はハブ店へ委ねられることとなる。
【0073】次に、ローン実行後にローン条件の変更が
行われる場合の実施形態について説明する。なお、以下
に述べる各実施形態では、ローン実行が完了したローン
取引については、該当するローン申込データがローン取
引データとして顧客データベース30およびローンデー
タベース32に記録されているものとする。
【0074】先ず、本発明の第3の実施形態として、ロ
ーンの実行後に一部繰上返済を行う場合の処理について
述べる。図14は、顧客から一部繰上返済の申込があっ
た場合の処理の流れを示す図である。
【0075】図14に示すように、営業店に来店した顧
客から一部繰上返済の申込書が提出されると、一部繰上
返済の受付処理が行われる(S150)。すなわち、受
付担当者は、営業店コンピュータ16において一部繰上
返済メニューを選択し、一部繰上返済が申込まれたロー
ンの取引番号および繰上返済申込書の内容(例えば、返
済額、返済口座、返済方法等)に関するデータ(以下、
繰上返済申込データという)を入力する。この入力操作
が行われると、営業店コンピュータ16は、ホストコン
ピュータ14に、該当するローン取引の内容を照会する
(S151)。そして、その内容と繰上返済申込データ
との間に不整合がないことが確認されると、営業店コン
ピュータ16は、そのローン取引について一部繰上返済
が申込まれた旨を、繰上返済申込データと共にローン業
務管理サーバー10へ通知する。この通知を受けたロー
ン業務管理サーバー10は、該当するローン取引データ
に関係付けて、一部繰上返済の申込がなされたことを示
すステータス情報および繰上返済申込データを記録す
る。
【0076】受付担当者は、一部繰上返済申込書を受付
担当責任者へ回付する。受付担当責任者は検閲(S15
2)後、一部繰上返済申込書を事務担当責任者へ回付す
る(S154)。また、受付担当責任者は、営業店コン
ピュータ16において繰上返済申込検閲メニューを選択
し、繰上返済申込の対象であるローン取引の取引番号を
入力する。この入力操作が行われると、営業店コンピュ
ータ16はローン業務管理サーバー10へ、入力された
取引番号のローン取引について、繰上返済申込書の検閲
が完了した旨を通知する。この通知を受けたローン業務
管理サーバー10は、該当するローン取引データに関係
付けて、申込書検閲完了を示すステータス情報および返
済日に関する期日管理を開始すべきことを示す期日管理
情報を顧客データベース30に記録する。
【0077】期日が到来すると、一部繰上返済申込書は
事務担当者へ回され、一部繰上返済操作が行われる(S
156)。すなわち、事務担当者は、営業店コンピュー
タ16において、一部繰上返済申込書の内容に従って一
部返済を実行すべき旨を入力する。この入力操作が行わ
れると、ホストコンピュータ14は指定された返済日に
指定された額を返済申込者の口座から引き落とす処理を
実行する(S158)。また、営業店コンピュータ16
からローン業務管理サーバー10へ繰上返済が実行され
た旨が通知され、この通知を受けたローン業務管理サー
バー10は、該当するローン取引データに関係付けて、
一部繰上返済実行を示すステータス情報を記録する。
【0078】上記のように一部繰上返済が実行される
と、その実行内容を表す繰上返済計算書が出力され、事
務担当責任者により検閲される(S159)。事務担当
責任者は、繰上返済計算書を検閲すると、営業店コンピ
ュータ16において計算書検閲メニューを選択し、繰上
返済が実行されたローン取引の取引番号を入力する。こ
の入力操作が行われると、営業店コンピュータ16はロ
ーン業務管理サーバー10へ、入力された取引番号のロ
ーン取引につき繰上返済計算書が検閲された旨を通知
し、この通知を受けたローン業務管理サーバー10は、
該当するローン取引データに関係付けて、繰上返済計算
書の検閲完了を示すステータス情報を記録する。
【0079】こうして検閲を受けた繰上返済計算書は、
事務担当者から顧客へ送付される(S160)。そし
て、事務担当者は、営業店コンピュータ16において計
算書送付メニューを選択し、該当するローン取引の取引
番号を入力する。この入力操作が行われると、営業店コ
ンピュータ16はローン業務管理サーバー10へ、入力
された取引番号のローン取引について繰上返済計算書が
顧客に送付された旨を通知し、この通知を受けたローン
業務管理サーバー10は、該当するローン取引データに
関係付けて、計算書送付を示すステータス情報を記録す
る。
【0080】また、一部繰上返済が実行されると、ホス
トコンピュータ14において実行した一部繰上返済に係
る実行明細が作成され(S163)、営業店コンピュー
タ16に送付されて表示される。事務担当者は、ホスト
コンピュータ14から通知された実行明細に示される現
物が揃ったことを確認し(S162)、事務担当責任者
へ回付し、検閲を受ける(S164)。そして、現物を
検閲した事務担当責任者は、営業店コンピュータ16に
おいて、現物検閲メニューを選択し、検閲した現物に係
わるローン取引の取引番号を入力する。この入力操作が
行われると、営業店コンピュータ16はローン業務管理
サーバー10へ、入力された取引番号のローン取引につ
いて繰上返済に関する現物の検閲が行われた旨を通知
し、この通知を受けたローン業務管理サーバー10は、
該当するローン取引データに関係付けて、現物検閲を示
すステータス情報を顧客データベース30に記録する。
【0081】このように集中されて検閲を受けた現物
は、現物集中センターへ発送される(S166)。その
際、現物の発送担当者は、営業店コンピュータ16にお
いて集中センター発送メニューを選択し、発送した現物
に係わるローン申込の取引番号を入力する。この入力操
作が行われると、営業店コンピュータ16は、現物集中
センターへの現物集中が完了した旨をローン業務管理サ
ーバー10へ通知し、この通知を受けたローン業務管理
サーバー10は、該当するローン取引データに関係付け
て、現物集中センターへの発送完了を示すステータス情
報を顧客データベース30に記録する。
【0082】以上の処理が完了すると、ホストコンピュ
ータ14により当該繰上返済後の新たな返済予定表が作
成され(S168)、顧客へ発送される。
【0083】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。本実施形態では、ローンの実行後に当該ローンが
完済される場合の処理について述べる。図15は、顧客
からローン完済の申込があった場合の処理の流れを示す
図である。なお、図15において、上記図14と同様の
処理を行うステップには同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0084】図15において、完済申込が受け付けられ
てから、完済処理が実行され、計算書が顧客へ送付され
るまでの処理は、上記図14に示す一部繰上返済の場合
とほぼ同様である。ただし、完済申込につき受付担当責
任者による検閲(S152)の後、営業店の責任者(例
えば支店長)による検閲が行われる(S200)と共
に、その際に担保抹消が未完であることを示す未完情報
が記録され、さらに、事務担当責任者が完済申込書等を
受け取った際(S154)にその旨のステータス情報お
よび期日管理情報が記録される点は相違している。本実
施形態では、さらに、完済に伴って担保抹消に係わる処
理が行われることとなる。
【0085】図15に示す如く、完済処理を実行する
と、営業店では受付担当者が保証機関本支社に対して、
担保書類の組戻し依頼を行う(S204)。そして、営
業店コンピュータ16において、組戻し依頼メニューを
選択し、担保書類の組戻し依頼を行ったローン取引の取
引番号を入力する。この入力操作が行われると、営業店
コンピュータ16はローン業務管理サーバー10へ、入
力された取引番号のローン取引につき担保書類の組戻し
依頼を行った旨を通知し、この通知を受けたローン業務
管理サーバー10は、該当するローン取引データに関係
付けて、担保書類の組戻し依頼済みを示すステータス情
報を顧客データベース30に記録する。
【0086】また、ホストコンピュータ14は完済通知
書を作成し(S206)、この完済通知書は保証機関本
支社へ発送され、保証機関本支社で受領される(S20
8)。そして、完済通知書が作成された旨、および、完
済通知書が保証機関本支社で受領された旨は、夫々、ロ
ーン業務管理サーバー10ならびに保証機関サーバー2
2へ通知され、該当するローン取引データに関係付け
て、夫々、完済通知書作成を示すステータス情報、およ
び、完済通知書受領を示すステータス情報が記録され
る。
【0087】上記のように担保書類の組戻し依頼を受け
た保証機関本支社では、担保書類の組戻し処理を行う
(S210)。そして、保証機関本支社の担当者は、保
証本支社コンピュータ26において、担保書類組戻しメ
ニューを選択し、組戻した担保書類に係わるローン取引
の取引番号を入力する。この入力操作が行われると、保
証本支社コンピュータ26は、入力された取引番号のロ
ーン取引について担保書類が組戻された旨を保証機関サ
ーバー22へ通知し、この通知を受けた保証機関サーバ
ー22は、該当するローン取引データに関係付けて、担
保書類組戻し実行を示すステータス情報をローンデータ
ベース32に記録する。組戻された担保書類は営業店へ
送付される。
【0088】営業店では保証機関本支社から担保書類を
受領すると、担当者が担保抹消の手続きを例えば司法書
士に依頼すると共に、営業店コンピュータ16において
担保抹消開始メニューを選択して、担保抹消を依頼した
ローン取引の取引番号を入力する(S212)。この入
力操作が行われると、営業店コンピュータ16は、入力
された取引番号のローン取引について担保抹消手続きが
開始された旨をローン業務管理サーバー10へ通知す
る。この通知を受けたローン業務管理サーバー10は、
該当するローン取引データに関係付けて、担保抹消手続
き開始を示すステータス情報を顧客データベース30に
記録する。
【0089】営業店の担当者は、担保抹消手続きを完了
した登記書類を司法書士から受領すると、営業店コンピ
ュータ16において担保抹消完了メニューを選択し、担
保抹消が完了したローン取引の取引番号を入力する。受
付担当者の検閲(S216)後、営業店責任者は、営業
店コンピュータ16において、担保抹消内容を検閲した
うえで、担保抹消検閲メニューを選択し、検閲入力操作
を行う(S218)。営業店コンピュータ16は、この
検閲入力操作が行われたローン取引について担保抹消が
完了した旨をローン業務管理サーバー10に通知する。
この通知を受けたローン業務管理サーバー10は、該当
するローン申込データに関係付けて、担保抹消を示すス
テータス情報を顧客データベース30に記録すると共
に、記録されていた担保抹消に関する未完情報を未完完
了状態に変更する。
【0090】以上の処理が完了すると、担保抹消書類が
顧客へ返却される(S219)。また、ホストコンピュ
ータ14によりローン契約終了の通知書が作成され(S
220)、この通知書が顧客へ送付される。
【0091】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。本実施形態では、ローン実行後に担保を変更す
る場合の処理について述べる。
【0092】図16および図17は、顧客から担保変更
の申込があった場合の処理の流れを示す図である。図1
6に示す如く、先ず、営業店にて顧客から担保変更申込
書が受け付けられる(S300)。受付担当者は営業店
コンピュータ16からホストコンピュータ14に対し
て、担保変更申込の対象であるローン取引の内容を照会
する(S301)。そして、担保変更申込の内容とロー
ン取引の内容とに不整合がなければ、担保変更受付メニ
ューを選択し、担保変更申込の対象であるローン取引の
取引番号および担保変更申込書のデータ(以下、担保変
更申込データという)を入力する。これらの入力データ
は営業店コンピュータ16からローン業務管理サーバー
10へ送信され、該当するローン取引データに関係付け
て、営業店での受付を示すステータス情報と共に、顧客
データベース30に記録される。
【0093】担保変更申込の受付処理が終了すると、次
に、申込内容の点検が行われる(S302)。この点検
処理では、上記受付処理と同様にホストコンピュータ1
4への照会が行われ(S303)たうえで、担当者が、
担保変更点検メニューを選択し、該当するローン取引の
取引番号を入力する。この入力操作が行われると、営業
店コンピュータ16からローン業務管理サーバー10
へ、担保変更申込の点検が終了した旨が通知され、この
通知を受けたローン業務管理サーバー10は該当するロ
ーン取引データに関係付けて、担保変更申込の点検完了
を示すステータス情報を記録する。
【0094】次に、営業店コンピュータ16において、
担保変更申込が行われたローン取引についてのローン取
引データおよび担保変更申込データに基づいて査定書が
作成される(S304)。この査定書は、営業店の責任
者により検閲され、担保変更申込の受理が決定される
(S306)。この決定を行った責任者は、営業店コン
ピュータ16において申込受理決定メニューを選択し、
該当するローン取引の取引番号を入力する。営業店コン
ピュータ16は、入力された取引番号のローン取引につ
いて担保変更申込の受理が決定された旨をローン業務管
理サーバー10へ通知し、この通知を受けたローン業務
管理サーバー10は、該当するローン取引データに関係
付けて、申込受理決定を示すステータス情報を顧客デー
タベース30に記録する。
【0095】こうして申込受理が責任者により決定され
ると、申込まれた担保変更を行うべき旨の依頼書が保証
機関本支社へ送付される(S308)。その際、発送担
当者は、営業店コンピュータ16において担保変更依頼
書メニューを選択し、依頼書を発送した担保変更申込に
係わるローン取引の取引番号を入力する。この入力操作
が行われると、営業店コンピュータ16は、入力された
取引番号のローン取引について担保変更依頼書が送付さ
れた旨をローン業務管理サーバー10へ通知し、この通
知を受けたローン業務管理サーバー10は、該当するロ
ーン取引データに関係付けて、担保変更依頼送付を示す
ステータス情報を顧客データベース30に記録する。
【0096】保証機関本支社で担保変更依頼書が受け付
けられると(S310)、当該保証機関本支社の担当者
は、保証本支社コンピュータ26において担保変更依頼
受付メニューを選択し、担保変更依頼を受け付けたロー
ン取引の取引番号を入力する。この入力操作が行われる
と、保証本支社コンピュータ26は、入力された取引番
号の担保変更依頼を受け付けた旨を保証機関サーバー2
2へ通知する。この通知を受けた保証機関サーバー22
は、該当するローン取引データに関係付けて、保証機関
での担保変更依頼受付を示すステータス情報をローンデ
ータベース32に記録する。
【0097】保証機関本支社での上記受付処理が終了す
ると、次に、担保変更についての査定が行われる(S3
12)。この査定では、担保変更申込データのうち担保
物件に関する項目が保証本支社コンピュータ26から不
動産評価システム34へ送信され、さらに、担保に関す
る資料に基づいて、担保評価に必要なその他の情報が不
動産評価システム34に追加入力される。これに応じ
て、不動産評価システム34は、担保物件の評価価格を
算定して、その算定結果を保証本支社コンピュータ26
へ通知する。こうして担保評価が行われると、保証本支
社コンピュータ26はその旨を保証機関サーバー22へ
通知し、この通知を受けた保証機関サーバー22は、該
当するローン取引データに関係付けて、保証機関での審
査実行を示すステータス情報をローンデータベース32
に記録する。
【0098】次に、保証本支社コンピュータ26は、担
保物件の評価額と、該当する担保変更申込データとに基
づいて、担保変更に関する査定結果を示す条件変更査定
書を作成する(S314)。保証機関本支社の担当者
は、条件変更査定書の内容を確認したうえで、保証本支
社コンピュータ26において確認操作を行う。この確認
操作が行われると、保証本支社コンピュータ26は、該
当するローン取引について査定書作成が完了した旨を保
証機関サーバー22へ通知し、この通知を受けた保証機
関サーバー22は、該当するローン取引データに関係付
けて、条件変更査定書の作成完了を示すステータス情報
をローンデータベース32に記録する。
【0099】こうして条件変更査定書が作成されると、
保証機関本支社の責任者により、その内容に基づいて担
保変更の決定が行われる(S316)。そして、当該責
任者は、保証本支社コンピュータ26において、担保変
更決定メニューを選択し、担保変更を決定したローン取
引の取引番号を入力する。この入力操作に応じて、保証
本支社コンピュータ26は入力された取引番号のローン
取引について担保変更の決定がなされた旨を保証機関サ
ーバー22へ通知する。この通知を受けた保証機関サー
バー22は、該当するローン取引データに関係付けて、
保証機関での担保変更決定を示すステータス情報をロー
ンデータベース32に記録する。
【0100】次に、担保変更が決定されたローン取引に
係わる担保書類が仮出庫される(S318)。担保書類
が仮出庫されると、担当者は、保証本支社コンピュータ
26において担保仮出庫メニューを選択し、該当するロ
ーン取引の取引番号を入力する。この入力操作に応じ
て、保証本支社コンピュータ26は、入力された取引番
号のローン取引の担保書類が仮出庫された旨を保証機関
サーバー22に通知し、この通知を受けた保証機関サー
バー22は、該当するローン取引データに関係付けて、
担保書類仮出庫を示すステータス情報をローンデータベ
ース32に記録する。仮出庫された担保書類は営業店へ
送付される。
【0101】保証機関本支社から担保書類を受領した営
業店では、顧客に対して、担保書類が出庫された旨が通
知される(S320)。そして、顧客が営業店に来店す
ると、変更契約の受付処理が行われる(図17に示すS
322)。すなわち、受付担当者は営業店コンピュータ
16において変更契約書受付メニューを選択し、該当す
るローン取引の取引番号を入力する。この入力操作が行
われると、営業店コンピュータ16は、ローン業務管理
サーバー10に対して、入力された取引番号のローン取
引データを要求する。そして、この要求に応じてローン
業務管理サーバー10から送信されてきたローン取引デ
ータに基づいて担保変更契約書を作成して画面に表示
し、印刷指示操作が行われると、作成したローン契約書
を印刷する。この契約書に顧客が署名・捺印し、各種徴
求書類と共に営業店に提出することで、担保変更契約が
成立する。
【0102】こうして担保変更契約が成立すると、営業
店の担当者は、営業店コンピュータ16において担保契
約完了メニューを選択し、担保変更契約が行われたロー
ン取引の取引番号を入力する。この入力操作が行われる
と、営業店コンピュータ16は入力された取引番号のロ
ーン取引について担保変更契約が完了した旨をローン業
務管理サーバー10に通知する。この通知を受けたロー
ン業務管理サーバー10は、該当するローン取引データ
に関係付けて、担保変更契約完了を示すステータス情報
を顧客データベース30に記録する。
【0103】担保変更契約書および徴求書類は、受付担
当責任者による検閲を受け(S324)、更に、営業店
責任者の検閲を受ける(S326)。各責任者は、この
検閲に際して、営業店コンピュータ16において、担保
変更契約書および徴求書類の内容を検閲したうえで、担
保変更契約検閲メニューを選択して検閲入力操作を行
う。営業店コンピュータ16は、これら責任者から検閲
入力操作が行われたローン取引について、各責任者によ
り担保変更契約が検閲された旨をローン業務管理サーバ
ー10に通知し、この通知を受けたローン業務管理サー
バー10は、該当するローン申込データに関係付けて、
担保変更契約検閲を示すステータス情報を顧客データベ
ース30に記録すると共に、担保変更処理が未完である
ことを示す未完情報を記録する。
【0104】営業店責任者による検閲を終えた担保変更
契約書等は受付担当責任者に戻され、ホストコンピュー
タ14での記帳が必要か否かが判断される(S32
8)。その結果、記帳が必要であると判断された場合
は、営業店の担当者が営業店コンピュータ16において
担保変更操作を行う(S330)。この操作が行われる
と、ホストコンピュータ14は、該当するローン取引に
ついての担保変更に関する記帳処理を実行する(S33
2)。担保変更の記帳処理が行われた旨はローン業務管
理サーバー10へ通知され、この通知を受けたローン業
務管理サーバー10は、該当するローン取引データに関
係付けて、担保変更処理実行を示すステータス情報を顧
客データベース30に記録する。
【0105】また、営業店コンピュータ16で上記の担
保変更操作が行われると、その担保変更操作内容を示す
書類が出力され、受付担当責任者の承認を受ける(S3
34)。この承認を行った責任者は、営業店コンピュー
タ16において、担保変更操作承認メニューを選択し、
該当するローン取引の取引番号を入力する。この入力操
作が行われると、営業店コンピュータ16は、入力され
た取引番号のローン取引について担保変更操作が承認さ
れた旨をローン業務管理サーバー10へ通知し、この通
知を受けたローン業務管理サーバー10は、該当するロ
ーン取引データに関係付けて、担保変更操作承認を示す
ステータス情報を記録する。
【0106】こうして、担保変更操作が承認され、ある
いは、上記S328で担保変更に関して記帳が不要と判
断されると、営業店の担当者は営業店コンピュータ16
において担保変更契約書一覧メニューを選択し、担保変
更が行われたローン取引の変更明細一覧を表示させる。
担当者はこの変更明細一覧と変更契約内容を確認する。
そして受付担当者は、営業店コンピュータ16におい
て、現物集中メニューを選択し、変更したローン取引の
取引番号を入力する(S336)。この入力操作が行わ
れると、営業店コンピュータ16は該当するローン取引
について担保変更契約書が集中される旨をローン業務管
理サーバー10へ通知し、この通知を受けたローン業務
管理サーバー10は該当するローン取引データに関係付
けて、現物集中を示すステータス情報を顧客データベー
ス30に記録する。担当者は、集中すべき書類を受付担
当責任者へ回付し、検閲(S338)を受ける。そし
て、これらの書類は現物集中センターへ送付され、そこ
で集中保管される(S340)。
【0107】また、営業店の担当者は、顧客から受領し
た徴求書類のうち登記に必要な書類および保証機関から
仮出庫された担保書類等を持ち出して、例えば司法書士
に担保変更登記の手続きを依頼する(S342)と共
に、営業店コンピュータ16において担保変更手続き開
始メニューを選択して、その担保変更手続きの対象であ
るローン取引の取引番号を入力する。この入力操作が行
われると、営業店コンピュータ16は、入力された取引
番号のローン取引について担保変更を依頼した旨をロー
ン業務管理サーバー10に通知し、この通知を受けたロ
ーン業務管理サーバー10は、該当するローン取引デー
タに関係付けて、担保変更手続き開始を示すステータス
情報を顧客データベース30に記録する。
【0108】営業店の担当者は、担保変更が完了して司
法書士から登記書類等を受領すると、営業店コンピュー
タ16において担保変更完了メニューを選択し、担保変
更が完了したローン取引の取引番号を入力する(S34
4)。営業店の受付担当責任者および営業店責任者は、
順次、営業店コンピュータ16において、担保変更内容
を検閲したうえで担保変更承認メニューを選択し、承認
入力操作を行う(S346、S348)。営業店コンピ
ュータ16は、これらの承認入力操作が行われたローン
取引について担保変更が完了した旨をローン業務管理サ
ーバー10に通知する。この通知を受けたローン業務管
理サーバー10は、該当するローン取引データに関係付
けて、担保変更完了を示すステータス情報を顧客データ
ベース30に記録すると共に、記録されていた担保変更
に関する未完情報を未完完了状態に変更する。
【0109】上記のように担保変更に関する処理が完了
すると、担保書類が保証機関へ送付される。保証機関本
支社では、送付されてきた担保書類の内容確認をしたう
えで集中保管する(S350)。
【0110】以上、担保変更を伴う条件変更の場合の処
理について説明したが、例えば保証人変更のように担保
変更を伴わない条件変更の場合には、上記した処理フロ
ーのうち、担保変更に係わる処理は行われないことにな
る。また、例えば返済口座変更のように、保証審査が不
要な条件変更の場合には、更に保証機関における処理も
省略されることになる。
【0111】上記した第2〜第5実施形態においても、
第1実施形態と同様に、営業店コンピュータ16、ロー
ン店コンピュータ18、保証営業所コンピュータ24、
および保証本支社コンピュータ26から、各ローン申込
データまたはローン取引データの内容およびステータス
情報を参照することができる。このため、金融機関の営
業店およびローン店、並びに、信用保証機関の本支社お
よび営業所において、ローン申込またはローン取引の内
容およびそのローン業務がどの段階まで進捗しているか
の照会を行うことができる。
【0112】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
各ローン申込データに関係付けて、ローン業務の進捗状
況を示すステータス情報を記録し、このステータス情報
を、各営業店や信用保証機関等に設けられた端末から照
会できるようにすることで、各営業店や信用保証機関に
おいて、ローン業務の進捗状況を把握することができ
る。
【0113】また、請求項3乃至5記載の発明によれ
ば、各ローン取引データに関係付けて、ローン条件変更
業務の進捗状況を示すステータス情報を記録し、このス
テータス情報を、各営業店や信用保証機関等に設けられ
た端末から照会できるようにすることで、各営業店や信
用保証機関において、ローン実行後のローン条件変更に
係わる業務についての進捗管理を行うことが可能とな
る。
【0114】また、請求項6記載の発明によれば、金融
機関の営業店でローン申込を受け付けた後、ローン業務
を専門に行うローン店により、融資決定までの処理が行
われるので、ローン店が有するローン業務に関する高度
の能力を活用して効率的なローン業務を行うことができ
る。また、ローン店での融資決定が、信用保証機関にお
ける信用保証の審査結果に基づいて行されるため、金融
機関と信用保証機関とで重複した審査業務が行われるの
を防止でき、ローン業務をより効率化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるシステムの全体構成
図である。
【図2】顧客データベースおよびローンデータベースに
記録されたローン申込データに含まれるデータ項目を示
す図(その1)である。
【図3】顧客データベースおよびローンデータベースに
記録されたローン申込データに含まれるデータ項目を示
す図(その2)である。
【図4】受付支店、ローン店、保証機関営業所、および
保証機関本支社で行われるローン業務の流れを示す図
(その1)である。
【図5】受付支店、ローン店、保証機関営業所、および
保証機関本支社で行われるローン業務の流れを示す図
(その2)である。
【図6】ローン相談メモの一例を示す図である。
【図7】ローン申込書の一例を示す図である。
【図8】保証本支社コンピュータで作成された抵当権設
定契約証書の一例を示す図である。
【図9】保証本支社コンピュータで作成された保証委託
契約書の一例を示す図である。
【図10】保証本支社コンピュータで作成された保証委
託手続き連絡書の一例を示す図である。
【図11】営業店コンピュータ16により作成されたロ
ーン契約書の一例である。
【図12】本発明の第2実施形態における処理の流れを
表す図(その1)である。
【図13】本発明の第2実施形態における処理の流れを
表す図(その2)である。
【図14】本発明の第3実施形態における処理の流れを
表す図である。
【図15】本発明の第4実施形態における処理の流れを
表す図である。
【図16】本発明の第5実施形態における処理の流れを
表す図(その1)である。
【図17】本発明の第5実施形態における処理の流れを
表す図(その2)である。
【符号の説明】
10 ローン業務管理サーバー 14 ホストコンピュータ 16 営業店コンピュータ 18 ローン店コンピュータ 22 保証機関サーバー 24 保証営業所コンピュータ 26 保証本支社コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 壮人 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 株 式会社東京三菱銀行内 (72)発明者 上岡 辰也 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 株 式会社東京三菱銀行内 (72)発明者 川藤 裕 東京都千代田区丸の内2丁目7番1号 株 式会社東京三菱銀行内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融機関におけるローン業務を支援する
    ためのシステムであって、 各顧客からのローン申込に係わるローン申込データをデ
    ータベースに記録するためのデータ記録手段と、 各ローン申込についてのローン業務の進捗状況を示す情
    報を取得するための進捗状況取得手段と、 該進捗状況取得手段により取得された進捗状況情報に応
    じたステータス情報を、該当するローン申込データに関
    係付けて前記データベースに記録するためのステータス
    情報記録手段と、 照会対象であるローン申込データを指定したステータス
    情報の照会要求を、前記システムと通信可能な端末から
    受信するための照会要求受信手段と、 該照会要求受信手段が受信した照会要求で指定されたロ
    ーン申込データに関係付けて記録されたステータス情報
    を前記データベースから読み出して、当該照会要求の発
    信元である端末へ送信するためのステータス送信手段
    と、を備えることを特徴とするローン業務支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のローン業務支援システム
    において、 前記進捗状況取得手段が取得する前記進捗状況情報に
    は、顧客からローンの相談を受けたことを示す情報、顧
    客からローンの内伺いを受け付けたことを示す情報、内
    伺いに応じて仮保証審査が受け付けられたことを示す情
    報、仮保証審査に基づいてローンが内諾されたことを示
    す情報、顧客からローン申込を受け付けたことを示す情
    報、金融機関内でローン審査が受け付けられたことを示
    す情報、信用保証機関でローン審査が受け付けられたこ
    とを示す情報、信用保証機関による保証が決定されたこ
    とを示す情報、ローン実行が承認されたことを示す情
    報、顧客との間でローン契約が成立したことを示す情
    報、ローン実行指示が発せられたことを示す情報、およ
    び、担保物件について担保設定が行われたことを示す情
    報のうち少なくとも一の情報が含まれることを特徴とす
    るローン業務支援システム。
  3. 【請求項3】 金融機関におけるローン業務を支援する
    ためのシステムであって、 各顧客との間で実行されたローン取引に係わるローン取
    引データが記録されたデータベースにアクセスするため
    のデータベースアクセス手段と、 各ローン取引について、ローン条件の変更に係わる業務
    の進捗状況を示す情報を取得するための進捗状況取得手
    段と、 該進捗状況取得手段により取得された進捗状況情報に応
    じたステータス情報を、該当するローン取引データに関
    係付けて前記データベースに記録するためのステータス
    情報記録手段と、 照会対象であるローン取引を指定したステータス情報の
    照会要求を、前記システムと通信可能な端末から受信す
    るための照会要求受信手段と、 該照会要求受信手段が受信した照会要求で指定されたロ
    ーン取引に係わるローン取引データに関係付けて記録さ
    れたステータス情報を前記データベースから読み出し
    て、当該照会要求の発信元である端末へ送信するための
    ステータス送信手段と、を備えることを特徴とするロー
    ン業務支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のローン業務支援システム
    において、 前記データベースには、更に、各顧客との間で実行され
    たローン取引に係わるローン取引データが記録されてお
    り、 前記進捗状況取得手段が取得する前記進捗状況情報は、
    各ローン取引について、ローン条件の変更に係わる業務
    の進捗状況を示す情報を含み、 前記ステータス情報記録手段は、更に、該進捗状況取得
    手段により取得されたローン条件の変更に係わる業務の
    進捗状況情報に応じたステータス情報を、該当するロー
    ン取引データに関係付けて前記データベースに記録する
    ための処理を実行し、 前記照会要求受信手段は、更に、照会対象であるローン
    取引を指定したステータス情報の照会要求を前記システ
    ムと通信可能な端末から受信するための処理を実行し、 前記ステータス送信手段は、更に、前記照会要求受信手
    段が受信した照会要求で指定されたローン取引に係わる
    ローン取引データに関係付けて記録されたステータス情
    報を前記データベースから読み出して、当該照会要求の
    発信元である端末へ送信するための処理を実行すること
    を特徴とするローン業務支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のローン業務支援
    システムにおいて、 前記進捗状況取得手段が取得する前記進捗状況情報に
    は、顧客からローン条件変更の申込を受け付けたことを
    示す情報、申込まれたローン条件変更が承認されたこと
    を示す情報、申込主である顧客との間でローン条件変更
    に関する契約が成立したことを示す情報、および、申込
    まれたローン条件変更が実行されたことを示す情報のう
    ち少なくとも一の情報が含まれることを特徴とするロー
    ン業務支援システム。
  6. 【請求項6】 金融機関が管理するサーバーコンピュー
    タ、該金融機関の営業店に設けられた営業店端末、およ
    び、該金融機関のローンを専門に扱うローン店に設けら
    れたローン店端末が相互に接続されて構成されたシステ
    ムにより、当該金融機関におけるローン業務を遂行する
    ための方法であって、 前記営業店端末から前記サーバーコンピュータへ、顧客
    から受け付けたローン申込に係わるローン申込データを
    送信するステップと、 前記サーバーコンピュータにおいて、前記送信されてき
    たローン申込データをデータベース手段に記録するステ
    ップと、 前記サーバーコンピュータにより、前記データベース手
    段に記録された前記ローン申込データから保証審査を行
    うための情報を抽出し、該抽出した情報を信用保証機関
    が管理するコンピュータへ送信するステップと、 前記ローン店端末において、前記信用保証機関が管理す
    るコンピュータから前記保証審査の結果を取得し、該取
    得した保証審査結果に基づいて融資を決定して、該融資
    を決定した旨を前記営業店端末へ通知するステップと、 前記営業店端末において、前記融資が決定された旨の通
    知を受けると、前記サーバーコンピュータに対して、該
    当するローン申込に係わるローン申込データを要求し、
    該要求に応答して返送されてきたローン申込データに基
    づいてローン契約書を作成するステップと、 該作成されたローン契約書によりローン契約が成立する
    と、前記営業店端末から前記金融機関における金融取引
    を管理する金融取引管理手段へ、当該契約に係わるロー
    ンを実行すべき旨の実行指示情報を送信するステップ
    と、を備えることを特徴とするローン業務遂行方法。
JP2001082554A 2001-03-22 2001-03-22 ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法 Pending JP2002279180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082554A JP2002279180A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001082554A JP2002279180A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002279180A true JP2002279180A (ja) 2002-09-27

Family

ID=18938488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001082554A Pending JP2002279180A (ja) 2001-03-22 2001-03-22 ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002279180A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285589A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sumitomo Mitsui Banking Corp シンジケートローンのエージェント業務を支援するためのシステム
JP2007156522A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Sumitomo Mitsui Banking Corp ローン契約支援方法およびコンピュータプログラム
JP2010160627A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Mizuho Bank Ltd ローン業務支援システム、ローン業務支援方法及びローン業務支援プログラム
CN110728569A (zh) * 2019-09-06 2020-01-24 深圳壹账通智能科技有限公司 分配测试方法、装置、终端及存储介质
JP7477701B1 (ja) 2023-09-13 2024-05-01 株式会社伊予銀行 住宅関連業者用支援システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04363758A (ja) * 1991-06-11 1992-12-16 Nec Corp 融資申込受付禀議登録方式
JPH08147381A (ja) * 1994-11-17 1996-06-07 Hitachi Ltd 審査業務支援システム
JPH11272764A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Fujitsu Ltd 金融ローン申込装置、融資資格判定装置及びプログラム記録媒体
JP2000250973A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Nec Corp 顧客進捗管理システム、顧客進捗管理方法、進捗管理方法、および進捗管理プログラムを記録した記録媒体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04363758A (ja) * 1991-06-11 1992-12-16 Nec Corp 融資申込受付禀議登録方式
JPH08147381A (ja) * 1994-11-17 1996-06-07 Hitachi Ltd 審査業務支援システム
JPH11272764A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Fujitsu Ltd 金融ローン申込装置、融資資格判定装置及びプログラム記録媒体
JP2000250973A (ja) * 1999-03-03 2000-09-14 Nec Corp 顧客進捗管理システム、顧客進捗管理方法、進捗管理方法、および進捗管理プログラムを記録した記録媒体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006285589A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Sumitomo Mitsui Banking Corp シンジケートローンのエージェント業務を支援するためのシステム
JP2007156522A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Sumitomo Mitsui Banking Corp ローン契約支援方法およびコンピュータプログラム
JP2010160627A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Mizuho Bank Ltd ローン業務支援システム、ローン業務支援方法及びローン業務支援プログラム
CN110728569A (zh) * 2019-09-06 2020-01-24 深圳壹账通智能科技有限公司 分配测试方法、装置、终端及存储介质
JP7477701B1 (ja) 2023-09-13 2024-05-01 株式会社伊予銀行 住宅関連業者用支援システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6898574B1 (en) Lender and insurer transaction processing system and method
US7379910B2 (en) Apparatus, systems and methods for transacting and managing like-kind exchanges
US7257553B1 (en) Method and system for aggregation and exchange of electronic tax information
JP5191737B2 (ja) 取引成立促進装置及びシステム
US7877320B1 (en) System and method for tracking and facilitating analysis of variance and recourse transactions
US7599879B2 (en) Syndication loan administration and processing system
US8527401B2 (en) Product, system and method for certification of closing and mortgage loan fulfillment
US8255325B2 (en) Method and apparatus for facilitating online payment transactions in a network-based transaction facility using multiple payment instruments
US20060074793A1 (en) Transaction management system
US20030033241A1 (en) Methods and systems for automated loan origination, processing and approval
US20020120537A1 (en) Web based system and method for managing business to business online transactions
US20010011222A1 (en) Integrated procurement management system using public computer network
US20050027654A1 (en) System and method for a business payment connection
US20090259595A1 (en) Systems and Methods for Operating a Computerized Trade Finance Network
WO2000028445A2 (en) Lender and insurer transaction processing system and method
WO2004099927A2 (en) System and method for creating, managing and procuring real estate agreements
JP4246658B2 (ja) 融資管理システム
KR20030006927A (ko) 전자 상거래 시스템에 있어서의 융자 신청 처리 방법
JP2003216804A (ja) 定性データを使用した倒産確率予測システム
JP2009230380A (ja) 保全手続処理の支援方法、支援システム、及びコンピュータに保全手続処理の支援を実行させるためのコンピュータプログラム
JP7488590B2 (ja) 情報処理装置
JP2002279180A (ja) ローン業務支援システムおよびローン業務遂行方法
US11379897B1 (en) Computerized process to, for example, automate the home sale, mortgage loan financing and settlement process, and the home mortgage loan refinancing and settlement processes
JP2001266023A (ja) オンラインでの契約処理システム及び方法
WO2009023711A2 (en) System and method for automating dealership transactions

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040930

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080318

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080318

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101102