JP3492198B2 - 堆肥の製造方法 - Google Patents

堆肥の製造方法

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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

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  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は堆肥の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばハードボード、インシュレーショ
ンボード等の木質繊維板は、木質繊維を分散したスラリ
ーを抄造することによって製造されるが、抄造中に大量
の白水が発生する。該白水は活性汚泥処理されて含有す
る有機物を除去してから排出されるが、上記活性汚泥処
理工程から余剰汚泥が排出される。上記余剰汚泥は微生
物の他微細な木質繊維を含んでおり、通常はフィルター
プレス等によって脱水してから焼却処理あるいは埋立処
理される。しかし最近は該余剰汚泥の有効利用として発
酵させて堆肥化して有効利用することが行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記余剰汚泥は大量の
水を含み、そのまゝ発酵を行なうと発酵効率が悪くな
り、完全発酵しにくゝかつ発酵時間が長くなる。しかし
余剰汚泥をフィルタープレス等で脱水することは非常に
手間がかゝり長時間を要する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、有機原料中に木質セメン
ト板の粉砕物もしくは木質セメント板製造時の廃フレー
クとして供給されるセメントと木質物との混合物と発酵
菌または発酵菌含有物とを添加して発酵させる堆肥の製
造方法を提供するものである。上記有機原料としては廃
水の活性汚泥処理工程から排出される余剰汚泥を含むも
のであり、該廃水は木質繊維板抄造工程から排出される
白水である。また上記木質セメント板の粉砕物とは、木
質セメント板廃材の粉砕物として供給されることが望ま
しい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を以下に詳細に説明する。
本発明において使用される有機原料は主として廃水の活
性汚泥処理工程から排出される余剰汚泥であり、廃水と
しては主としてハードボード、インシュレーションボー
ド、中密度繊維板のような木質繊維板の抄造工程から排
出される白水が利用される。該白水には抄造フェルトや
抄造ネット等の抄造担体から漏洩する微細な木質繊維や
合成樹脂、撥水剤等の有機成分が含まれる。
【0006】上記余剰汚泥は水分を通常80〜100重
量%含んでいるが、本発明では該余剰汚泥は脱水するこ
となくそのまゝ使用出来る。しかし所望なればフィルタ
ープレス等で脱水してもよい。
【0007】本発明では有機原料は主として余剰汚泥以
外の原料、例えば台所から排出される食材廃棄物を含む
ごみ、ゴルフ場等で発生する刈草等が上記余剰汚泥液と
併用あるいは単独使用されてもよい。上記有機原料とし
ては、更に木質繊維板の粉砕物、木粉(おが屑)、木
片、木毛等が上記余剰汚泥と併用あるいは単独使用され
てもよい。
【0008】本発明では上記有機原料にセメントと木質
繊維とが添加される。セメントと木質物との供給源とし
ては木質繊維で補強されているセメント板である木質セ
メント板の粉砕物、もしくは木質セメント板製造時の廃
フレークが望ましく、特に木質セメント板粉砕物として
は木質セメント板の廃材の粉砕物を使用することが望ま
しい。木質セメント板の廃材とは該木質セメント板が使
用されている建築の解体によって発生したもの、木質セ
メント板の製造中の切削工程において発生した切屑等が
含まれる。廃フレークとは、木質セメント板製造時にセ
メントと木質物とを混合した原料を成形し木質セメント
板とするが、この時の表面にセメントが付着した木質物
の原料残渣を云う。
【0009】上記セメントと木質物の添加によって原料
混合物中の含水率は脱水することなくして低くなり、通
常原料中の含水率は40〜60重量%に調節される。
【0010】上記原料混合物中にセメントは通常5〜1
0重量%、木質繊維は通常2〜5重量%添加される。木
質セメント板は通常木質繊維を5〜30重量%含むもの
であり、この場合は上記原料混合物中に該木質セメント
板粉砕物は通常5〜20重量%になるように添加され
る。
【0011】上記原料混合物には本来的に発酵菌が含ま
れている場合もあるが、発酵菌、あるいは動物糞尿等の
発酵菌を含むものが添加される。この場合、発酵菌の添
加量は通常1〜2重量%程度とされ、動物糞尿等の添加
量は通常5〜10重量%程度とされる。
【0012】上記原料混合物は通常攪拌機付の発酵槽に
投入されあるいは野積み状態で熟成しつつ発酵処理が施
される。この場合上記原料混合物は一度に発酵槽の収容
能力一杯に投入してもよいし、3〜5回程度に分割投入
してもよい。原料混合物を一度に投入した場合は、通常
10〜30日間に一回程度攪拌を行ない3ヶ月程度発酵
させ、原料混合物を分割投入する場合は、通常15〜2
5日間隔で分割投入し、投入時に攪拌を行ない同様3ヶ
月程度発酵させる。野積み状態で熟成する場合は15〜
25日毎に切り返し混合を行い発酵を促進させながら3
ケ月程度発酵させる。発酵処理中所望なれば40〜60
℃程度の温度に加熱してもよいが、発酵工程中に反応熱
による昇温があるので、外部からの加熱は必須のもので
はない。
【0013】上記発酵処理後は処理物はそのまゝ堆肥と
して使用出来るが、所望なれば篩によって選別し、更に
水分調節等を行なってもよい。
【0014】〔作用〕 本発明では有機原料中にセメントと木質物とを添加する
ので、有機原料中に大量の水が含まれている場合でも、
脱水することなく簡単に含水率を下げることが出来る。
そしてセメントに含まれるカルシウム、ナトリウム、カ
リウム等の高アルカリイオンが有機原料中の水分中に溶
出するため、堆肥原料全体を高アルカリ(高pH)状態
にすることができるので、発酵菌の活動が活発化し、更
に木質物表面の溶出化が進むので、発酵菌による発酵が
大巾に促進される。また木質物特に廃フレークは外形が
大きく嵩ばっているため原料混合物中の空気含有量を増
加させ、これによって好気的発酵を促進すると共に発酵
菌の担体となる。
【0015】〔実施例〕 下記原料を調製する。 上記原料混合物は鶏糞10重量%と発酵菌2重量%とを
添加し攪拌混合を行なう。その後20日おきに切り返し
混合を行い、発酵を促進した。原料混合物は前記の鶏
糞、発酵菌等全てを添加混合した後2ヶ月熟成すると発
酵が略完全に行なわれる。その後篩によって選別した後
水分を約60重量%に調節して堆肥製品とする。
【0016】比較として木質セメント板粉砕物を添加す
ることなく発酵処理を行なった場合は、原料混合物を最
終的に添加した後60日を経過してもなお発酵が不完全
であり、発酵が略完全に行なわれるまでには90日を要
した。
【0017】
【発明の効果】本発明では原料混合物が発酵菌の繁殖に
適したアルカリ性となりかつ空気含有量も確保されるの
で、好気性発酵が円滑に行なわれ、堆肥が短時間で製造
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−171982(JP,A) 特開 昭55−85491(JP,A) 特開 昭55−52380(JP,A) 特開 平9−169588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C05B 1/00 - C05G 5/00 C09K 17/00 - 17/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機原料中に木質セメント板の粉砕物もし
    くは木質セメント板製造時の廃フレークとして供給され
    るセメントと木質物との混合物と発酵菌または発酵菌含
    有物とを添加して発酵させることを特徴とする堆肥の製
    造方法。
  2. 【請求項2】該有機原料は廃水の活性汚泥処理工程から
    排出される余剰汚泥を含んでいる請求項1記載の堆肥の
    製造方法。
  3. 【請求項3】該廃水は木質繊維板抄造工程から排出され
    る白水である請求項2記載の堆肥の製造方法。
  4. 【請求項4】該木質セメント板の粉砕物は木質セメント
    板廃材の粉砕物である請求項1〜3に記載の堆肥の製造
    方法。
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