JP3492153B2 - エレクトロ・ルミネセンス素子及び装置、並びにその製造法 - Google Patents

エレクトロ・ルミネセンス素子及び装置、並びにその製造法

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JP3492153B2
JP3492153B2 JP16877397A JP16877397A JP3492153B2 JP 3492153 B2 JP3492153 B2 JP 3492153B2 JP 16877397 A JP16877397 A JP 16877397A JP 16877397 A JP16877397 A JP 16877397A JP 3492153 B2 JP3492153 B2 JP 3492153B2
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和則 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロ・ルミ
ネセンス素子及び装置、並びに、その製造法に関し、特
に、長時間に亙った安定で、且つ高輝度発光を実現した
有機エレクトロ・ルミネセンス素子及び装置、並びに、
その製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】有機エレクトロ・ルミネセンスとして、
例えば特開平6−256759号公報、特開平6−13
6360号公報、特開平6−188074号公報、特開
平6−192654号公報や特開平8−41452号公
報に開示されたものが知られている。
【0003】また、これらの有機エレクトロ・ルミネセ
ンスは、例えば特開平8−241048号公報に記載の
薄膜トランジスタによって駆動することが知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有機エ
レクトロ・ルミネセンスの発光輝度は、ブラウン管に代
表されるCRT(冷陰極管)と比較して、充分ではなか
った。
【0005】更に、その成膜の工程中において、大気、
特に僅かの水分を含む大気に晒されるだけで、発光時間
が大幅に短縮されてしまい、この事が実用化の上で、大
きな障害となっていた。
【0006】特に、フルカラー表示のためには、赤色、
緑色及び青色の三原色の発光を必要とするため、それぞ
れの色を発光する3種の有機エレクトロ・ルミネセンス
膜を用意し、カラーフィルターの製造プロセス技術など
で使用されているフォトリソプロセスを採用することに
よって、所定のパターニングされた有機エレクトロ・ル
ミネセンス素子を作成することが行なわれていたが、フ
ォトリソプロセスは、大気中で実施することが必要であ
り、さらにこのプロセスは、湿式である場合が多いの
で、実質上、有機エレクトロ・ルミネセンスには、フォ
トリソプロセスによるパターニングを採用できない、と
いう問題点を有していた。
【0007】このため、三原色を同一基板上で発光させ
ることができるエレクトロ・ルミネセンス素子の実用化
は、なされていないのが現状であった。
【0008】本発明の目的は、高輝度発光を実現するエ
レクトロ・ルミネセンス素子及び装置を提供することに
ある。
【0009】本発明の別の目的は、三原色発光の有機エ
レクトロ・ルミネセンスを同一基板上に形成することが
でき、同時に、長時間の連続した安定な高輝度発光を実
現したエレクトロ・ルミネセンス素子及び装置を提供す
ることにある。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の行及び
複数の列に沿って配置したエレクトロ・ルミネセンス素
子、該エレクトロ・ルミネセンス素子毎に接続させて設
けたスイッチング素子、行上スイッチング素子のゲート
を共通に接続させてなるゲート配線、並びに、列上のス
イッチング素子のソースを共通に接続させてなるソース
配線を有するエレクトロ・ルミネセンス装置であって、
前記エレクトロ・ルミネセンス素子は、第1電極、該第
1電極に接続して配置した第1エレクトロ・ルミネセン
ス物質及び該第1エレクトロルミネセンス物質に接続し
て配置した第2電極を有する第1エレクトロ・ルミネセ
ンス体、並びに、該第1エレクトロ・ルミネセンス体の
第2電極と絶縁層をはさんで重なり合せて設けた第3電
極、該第3電極に接続させて配置した第2エレクトロ・
ルミネセンス物質及び該第2エレクトロ・ルミネセンス
物質に接続して配置した第4電極を有する第2エレクト
ロ・ルミネセンス体を有し、第1電極と第3電極とを及
び第2電極と第4電極とを接続させ、第1電極と第4電
極とを及び第2電極と第3電極とを絶縁させてなる素子
構造を有し、該装置は、前記スイッチング素子のドレイ
ン毎にエレクトロ・ルミネセンス素子の第1電極を接続
させ、前記エレクトロ・ルミネセンス素子の第4電極を
共通に接続させる共通配線を有するエレクトロ・ルミネ
センス装置に特徴を有する。
【0012】本発明において、第1及び第2エレクトロ
・ルミネセンス物質は、無機エレクトロ・ルミネセンス
物質又は有機エレクトロ・ルミネセンス物質であるのが
好ましい。
【0013】本発明において、第1及び第2エレクトロ
・ルミネセンス物質は、両方とも、有機エレクトロ・ル
ミネセンス物質であるのが好ましい。
【0014】本発明において、第1及び第2エレクトロ
・ルミネセンス物質は、両方とも、無機エレクトロ・ル
ミネセンス物質であるのが好ましい。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【発明の実施の形態】本発明を実施例に従って説明す
る。以下、本明細書において、エレクトロ・ルミネセン
スを「EL」と記載する。
【0038】(実施例1)この実施例によるEL素子の
製造法においては、まず、図1に示すように、表面凹凸
形成した単結晶Si(シリコン)基板11を陽極化成
(陽極酸化)することにより多孔質Si層12を形成す
る。この陽極化成法による多孔質Si層12の形成方法
はよく知られており(例えば、応用物理第57巻、第1
1号、第1710頁(1988))、例えば、電流密度
を30mAとし、陽極化成溶液としてHF:H2O:C2
5OH=1:1:1を用いた場合、得られる多孔質層
Si層12の厚さは5〜50μm、多孔度(poros
ity)は10〜50%である。この多孔質Si層12
の厚さは、単結晶Si基板11を繰り返し使用する観点
からは、この単結晶Si基板11の厚さの減少を少なく
し、使用可能回数を多くするために、可能な限り薄くす
ることが望ましく、好適には5〜15μm、例えば約1
0μmに選ばれる。また、単結晶Si基板11は、陽極
化成によりその上に多孔質Si層12を形成する観点か
らはp型であることが望ましいが、n型であっても、条
件設定によっては多孔質Si層12を形成することが可
能である。
【0039】単結晶Si基板1の表面凹凸は、例えばE
L表示に適用した際の画素の大きさ、密度に対応させれ
ばよい。また、カラーEL素子に適用する場合には、凸
部のピッチを3倍長に設定すればよい。
【0040】また、凸部の高さは、多孔質Si12の膜
厚の数値より大きい数値、好ましくは2倍〜20倍程度
に設定される。
【0041】次に、図1の多孔質Si膜12の上に、図
2に図示す透明導電膜21を蒸着法により成膜する。こ
の際、この透明導電膜21としては、ITO、Sn
2、ZnOなどによって形成するのがよい。
【0042】次に、この透明導電膜21を設けた端結晶
Si基板11を市販の蒸着装置(日本真空技術(株)
製)の基板ホルダに固定して、モリブデン製の抵抗加熱
ボートにN,N′−ビス(3−メチルフェニル)−N,
N′−ジフェニル〔1,1′−ビフェニル〕−4−4′
−ジアミン(TPD)を200mg入れ、また違うモリ
ブデン製ボートに4,4′−ビス(2,2′−ジフェニ
ルビニル)ビフェニル(DPVBi)を200mg入れ
て真空槽を1×10-4Paまで減圧した。その後、TP
D入りの上記ボートを215〜220℃まで加熱し、T
PDを蒸着速度0.1〜0.3nm/sでSi基板11
上に蒸着して、図3の膜厚60nmの正孔注入層31を
製膜した。このときの基板温度は室温であった。これを
真空槽から取り出すことなく、正孔注入層31の上に、
もう一つのボートよりDPVBiを発光層32として4
0nm積層蒸着した。蒸着条件はボート温度が240℃
であり、蒸着速度は0.1〜0.3nm/s、基板温度
は室温であった。
【0043】次いで、トリス(8−キノリノール)アル
ミニウム(Alq3)を1×10-4Paの真空槽内でA
lq3層33を0.01〜0.03nm/sの蒸着速度
で20nm蒸着した。
【0044】この結果、多孔質Si膜12の上に、反射
性金属膜21上にEL層3となる正孔注入層31、発光
層32とAlq3層33との積層体が形成された。
【0045】また、本発明では、上述した有機EL層3
に代えて、無機EL層を用いることもできる。
【0046】次に、上述のEL層3の上に透明導電膜4
1を常法によって設ける。透明導電膜41としては、I
TO、SnO2膜やZnO膜などを用いることができ
る。
【0047】上述した透明導電膜21と41とは、それ
ぞれ適した仕事関数の値となる様に適宜ドーピング剤
(例えば、ボロン、リン、ヒ素など)を添付することが
できる。
【0048】さらに、上述した透明導電膜41の上に、
スパッタ法によってSiO2膜、Si34膜、TiO2
などの絶縁膜42が形成される。
【0049】図5は、図4に図示する凸部の詳細構造を
図示したもので、図4に図示する絶縁膜42を設けた後
で、凸部表面を研磨することによって、その表面を平坦
化させた後の反射性金属膜12露出部51と透明導電膜
41の露出部52を形成させた状態を図示している。
【0050】露出部51と52とに対応する単結晶Si
基板1の凸部の表面にも、予め所定の高さに設定した小
さい凸部を設けておくのが好ましい。この所定の高さ
は、EL層3の膜厚と透明導電膜41の膜厚との合計値
の分だけ、露出部51に対応する凸部の高さを露出部5
2に対応する凸部の高さより高く設定するのがよい。
【0051】また、上述の研磨としては、通常のレンズ
研磨工程や半導体素子の研磨工程で普通に用いられてい
る平坦化処理方法を適用することができる。
【0052】次いで、本発明の方法は、図5に図示する
単結晶Si基板11と同一の単結晶Si基板61を作成
する。但し、該単結晶Si基板61で使用する一対の電
極としては、多孔質Si膜62側を反射性金属膜63を
一方の電極とし、外側を透明導電膜65を他方の電極と
するのがよい。
【0053】また、多孔質Si膜62、EL層64及び
絶縁膜66、並びに、露出部67及び68は、前述と同
様の方法を繰返すことによって形成される。上述の反射
性金属膜63としては、AgとMgとの合金が適してい
る。
【0054】単結晶Si基板11と61とは、互いに露
出部51と67とが及び露出部52と68とが電気的に
接続する様に、対向配置し、重ね合せる。この際、単結
晶Si基板11と61の絶縁膜42及び66に対して、
コロナ放電処理を施すことによって、一方を正とし、他
方負とした帯電電荷を生じさせると、両基板11と61
の接合を静電接着69によって一層強なものとすること
ができる。
【0055】図7は、図6に図示する重ね合された単結
晶Si基板11と61の状態から、単結晶Si基板61
を多孔質Si膜62を介して剥離した後の構造を図示し
ている。図7に図示する構造において、独立する2つの
EL層3と64とは、電気的には直列の状態で積層構造
となすものである。従って、EL層3と64の陽極を透
明導電膜21と透明導電膜65とし、陰極を透明導電膜
41と反射性金属膜63とすることができ、またその逆
であってもよい。
【0056】次に、図8に図示する貼合せ基板81を乾
燥窒素チャンバ内に保持する。この際、基板81には、
予めストライプ形状の金属(銀、アルミニウム、金、プ
ラチナ、銅等)電極82が、前述において作成した凸部
の位置に対応させて配置させており、さらに各ストライ
プ形状の金属電極82の上に、前述の凸部のピッチと同
一ピッチで熱硬化性導電接着剤又は紫外線若しくは電子
線硬化性導電接着剤などの接着性電気接続体83が配置
されている。
【0057】接着性電気接続体83は、エポキシ系又は
フェノール系熱硬化接着剤又は紫外線若しくは電子性硬
化性接着剤中にカーボン粒子、銀粒子や銅粒子の様な導
電性粒子が分散含有された導電性接着剤を用い、これを
スクリーン印刷法、オフセット印刷法又はディスペンサ
ー塗布法などの採用によって、ストライプ状金属電極8
3の上に塗布、乾燥させることによって得られる。
【0058】上述の導電性接着剤中には、界面接着力を
増強するために、N−(2−アミノエチル)−3−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシランなどのシランカップリング剤を含
有させることができる。
【0059】次に、図7にて作成した単結晶Si基板1
1を上述した貼合せ基板81がセットされている乾燥窒
素チャンバ内に真空チャンバから移動により搬入させ、
該乾燥窒素チャンバ内の所定位置に保持した。
【0060】次いで、該乾燥窒素チャンバに予め取り付
けておいたアームに固定し、アームを移動させて、該ア
ームの位置を図8にて作成した貼合せ基板81に対し
て、図7の単結晶Si基板11の上の反射性金属膜63
と貼合せ基板81の上の接着性電気接続体83とが対向
配置する位置まで移動させ、次いで該Si基板11と該
貼合せ基板81とを密着重ね合せた。
【0061】次いで、接着性電気接続体83によって、
両基板11と81との接着が所定の条件(熱印加又は紫
外線電子線照射)によってなされた。
【0062】次いで、貼合せられた両基板11と81と
が多孔質Si膜12を境にして剥離する様に、両基板1
1と81とに互いに平行方向に応力を印加した。この結
果、両基板11と81とは、多孔質Si膜12から剥離
し、貼合せ基板81の接着性電気接続体83の上に、反
射性金属膜63とEL層64と透明導電膜65との第1
のEL素子及び透明導電膜21、41とEL層3との第
2のEL素子からなる直列接続したタンデム構造EL素
子が図10の如く、貼合せ基板81の側に転写された。
この際、多孔質Si膜12には、剥離前にくさびを打ち
込んだりすることによって、剥離工程が容易に実施でき
る様に前処理を施するのが好ましい。
【0063】しかる後に、剥離後の貼合せ基板81を乾
燥窒素を充填したメカニカル研磨室に搬入し、そこで剥
離後の反射性金属膜63上に残っていた多孔質Si膜を
研磨布をパッドに取り付けたメカニカル研磨機によって
除去した。
【0064】次いで、図9に図示するもう1枚の対向貼
合せ基板91を乾燥窒素チャンバ内にセットした。この
対向貼合せ基板91には、剥離後の貼合せ基板81上の
研磨された透明導電膜21の位置が対向する位置で、前
述のストライプ形状金属膜82のストライプ長手方向と
交差する様に、ストライプ形状のITO膜92が予め設
けられている。
【0065】さらに、この対向貼合せ基板91の周囲に
は、封用接着剤となるエポキシ系接着剤やフェノール系
接着剤がスクリーン印刷法又はディスペンサー塗布法な
どによって事前に塗布されている。
【0066】この乾燥窒素チャンバ内に、前述の工程で
作成しておいたタンデム構造EL素子を備える貼合せ基
板81を搬入せしめ、所定のアーム動作によって、スト
ライプ形状ITO膜92と貼合せ基板81上に転写され
た透明導電膜21とが対向する様に、両板貼合せ基板8
1と91とを重ね合せ、両基板81と91とを加熱圧着
させて、封止用接着剤によって封止、貼合せた。
【0067】図10は、上記したプロセスを経ることに
よって作成させた本発明の素子の断面図である。図10
の101は、上述した封止用接着剤である。
【0068】こうして、作成した単純マトリックス駆動
用EL装置を図11−図14に図示する駆動装置によっ
て駆動したところ、良好な動画発光EL表示が20日以
上の長期間に亙った200カンデラ/m2以上の高輝度
発光に基づいてなされた。
【0069】図12は、一水平走査期間(1H)内の走
査信号線に印加する走査選択信号及び走査非選択信号、
並びに情報信号線に印加する発光信号及び非発光信号の
電圧波形を図示している。走査選択信号の第1位相は、
電圧2V0に設定し、第2位相は、電圧0に設定されて
いる。また、この際、第1位相電圧は、電圧2V0以上
であってもよい。走査非選択信号は、第1位相及び第2
位相において、電圧0に設定されている。この際、電圧
0に対して、順バイアス方向、又は逆バイアス方向にD
C成分を付与することもできる。また、第1位相電圧を
電圧0に設定し、第2位相電圧を電圧2V0に設定して
もよい。この際、図7の発光信号は、非発光信号として
機能し、また非発光信号は発光信号として機能すること
になる。
【0070】発光信号は、走査選択信号の第1位相の電
圧2V0パルスに同期して電圧−V0の発光誘発信号が設
定され、順バイアス方向の発光閾値電圧2V0以上の電
圧3V0がELに印加されて、発光状態を生じる。更
に、発光信号は、走査選択信号の第2位相の電圧0に同
期して、電圧V0が印加され、この時のELには、電圧
−V0が印加されるが、非発光状態となる。
【0071】非発光信号は、走査選択信号の第1位相電
圧及び第2位相電圧に同期して印加された時、それぞれ
電圧V0が印加され、非発光状態を生じる。
【0072】一方、走査非選択信号の印加時(非選択期
間)には、ELには、発光信号又は非発光信号の何れか
が情報信号線から受信されるので、発光信号及び非発光
信号を構成する電圧V0及び電圧−V0によって形成され
るAC電圧が印加されることになる。
【0073】図13は、図11に図示する発光状態を生
じさせた時の走査選択信号、並びに発光信号及び非発光
信号のタイミング・チャートである。図14は、この時
の各交差部のELに印加される電圧のタイミング・チャ
ートであり、非選択期間中のELには、閾値電圧以下の
AC電圧が印加された状態を図示している。
【0074】(実施例2)前記実施例1で用いた凹凸面
の単結晶Si基板に代えて、平滑面の単結晶Si基板を
用い、多孔質Si膜形成用陽極化成時に凹部に対応する
位置のみにマスクを施し、凸部に対応する位置のみを陽
極化成し、多孔質膜を形成したほかは、実施例1と同様
の方法に沿って、単純マトリクス駆動用EL装置を作成
した。
【0075】本実施例で作成した装置は、良好な動画発
光EL表示の20日以上の連続高輝度発光がなされた。
【0076】(実施例3)前記実施例1で用いた単結晶
Si基板に代えて単結晶Si基板表面に絶縁膜SiO2
を作成した上に多結晶Si膜を形成した基板を用いたほ
かは、実施例1と同様の方法に沿って、単純マトリクス
駆動用EL装置を作成した。
【0077】本実施例で作成した装置は、良好な動画発
光EL表示が20日以上の連続高輝度発光にもとづいて
なされた。
【0078】(実施例4)前記実施例1で用いた凹凸単
結晶Si基板の凸部ピッチを3倍長に設定し、赤色発光
用EL(REL)、緑色発光用EL(GEL)及び青色
発光用EL(BEL)をそれぞれ用い、実施例1の工程
を3回繰返すことによってREL、GEL及びBEL三
原色発光ELを備えた単純マトリクス駆動用EL装置を
作成した。
【0079】本実施例で作成した装置によってフルカラ
ーEL発光による動画表示を行なったところ、20日以
上の連続高輝度表示が得られた。
【0080】(実施例5)前記実施例1において図7に
図示する単結晶Si基板と同一のものを作成し、これを
乾燥窒素チャンバ内にアームに載せて搬入させた。該チ
ャンバ内には、予め図15に図示する貼合せ基板151
がセットされている。
【0081】この貼合せ基板151には、単結晶Si基
板の凸部と対応する位置に透孔152が設けられてい
る。そして、これら透孔152毎に接着剤性電気接続体
となる導電ペースト剤161が上下とも図16の如く山
なり状に注入配置されている。
【0082】導電ペースト剤161と反射性金属膜63
とが相対向する様に、この貼合せ基板151と図15に
図示する単結晶Si基板とを重ね合せ、両基板を圧着加
熱した。
【0083】次いで、貼合せ基板151を単結晶Si基
板11上の多孔質Si膜12から剥離し、貼合せ基板1
51の側に、透明導電膜21とEL層3と透明導電膜4
1とからなる第1EL素子及び反射性金属膜63と、E
L層64と透明導電膜65とからなる第2EL素子とで
構成した直列接続のタンデム構造のEL素子を転写させ
た。
【0084】次いで、同一の乾燥窒素チャンバ内に装填
しておいた図17−図20のTFT基板のドレイン電極
パッド毎に接着性電気接続体161(導電ペースト剤)
を設けた。このTFT基板上の接着性電気接続体161
と上述の貼合せ基板151の下面162上の導電ペース
ト剤161とが相対向する様に、貼合せ基板151とT
FT基板とを重ね合せ圧着加熱し、両基板を接着性電気
接続体161を通して固着した。
【0085】次いで、やはり同一チャンバ内に図9に図
示する貼合せ基板91と同一のものを装填しておいた。
この貼合せ基板91の周囲には封止用接着剤211が塗
布されており、この貼合せ基板91上のストライプ状I
TO膜92とTFT基板に貼合せた貼合せ基板151の
上面163側に転写されたタンデム構造物の透明導電膜
21とが相対向する様に、両基板を重ね合せ圧着加熱し
て固定封止(封止用接着剤211)した。
【0086】図17は能動マトリックス4端子TFT−
EL素子の概略図を示す。各画素の素子は2つのTFT
と記憶コンデンサとEL素子とを含む。4端子方式の主
な特徴はEL励起信号からのアドレッシング信号を分離
する能力である。EL素子は論理TFT(T1)を介し
て選択され、EL素子に対する励起電力は電力TFT
(T2)により制御される。記憶コンデンサはそれがい
ったん選択されたアドレスされたEL素子に励起電力を
留めることを可能にする。斯くして回路はEL素子がア
ドレッシングに対して割り当てられた時間を無視して1
00%に近いデュティサイクルで動作することを許容す
る。
【0087】ゲートラインYj ,Yj+1 は、好ましくは
640本、1120本などの様に多数本数配線し、順次
ゲートパルスが印加される。ゲートパルスは、インター
レース走査またはノン・インタレース走査の何れであっ
てもよい。
【0088】ソース・ラインXj ,Xj+1 ,Xj+2 は、
好ましくは840本、1280本などの様に多数本数配
線し、ゲートパルスと同期させて、映像データに応じて
設定した電圧の情報信号パルスが印加される。
【0089】図中のRELは赤色発光EL、GELは緑
色発光EL、BELは青色発光ELで、ソースラインX
j には赤色の情報信号パルス、Xj+1 には緑色情報パル
ス、Xj+2 には赤色情報パルスが印加される。これによ
ってフルカラー表示が行なわれる。
【0090】図18は、本発明のTFT基板181の代
表例を示す平面図である。TFT1は図17のT1に対
応し、TFT2は図17のT2に対応し、コンデンサ1
82は図17のCsに対応し、ドレイン電極パッド18
3は図17の各EL毎のT2のドレイン接続電極に対応
している。
【0091】図19は、図18のA−A′断面図であ
る。図20は、図18のB−B′断面図である。
【0092】本発明で用いたTFT1及びTFT2とし
ては、ガラス基板196上のソースバス191をn+
リシリコンに接続し、ドレインをn+ ポリシリコンに接
続し、I型ポリシリコン膜をはさんで配置したゲート絶
縁膜にPECVD(プラズマ増強CVD)192−Si
2 膜194を配置し、ゲートバス193をn+ ポリシ
リコンに接続したトランジスタ構造を採用した。さら
に、パシベーション膜195がドレイン電極パッド18
3の接続部位以外を覆って配置された。
【0093】本発明は、上述したトランジスタ構造に限
定されることなく、アモルファスシリコンC微結晶シリ
コン半導体を用いたスタガー構造又はコプレナー構造の
何れをも適用することができる。
【0094】また、本発明は、結晶シリコンを用いたS
OI(シリコン・オン・インシュレータ)構造のMOS
トランジスタに適用することができる。
【0095】コンデンサCsは、図20の一対のコンデ
ンサ電極201と202及び該一対のコンデンサ電極間
に設けたSiO2 膜154によって形成される。コンデ
ンサ電極は、Al等によって成膜され、グランドバスと
接続配線され、コンデンサ電極202はn+ ポリシリコ
ン膜によって成膜され、TFT2のドレインに接続され
る。
【0096】ゲートバス193及びソースバス191
は、クロム/アルミ積層配線が好ましく用いられる。
【0097】パシベーション195としては、プラズマ
CVDによってチッ化シリコン膜が適している。
【0098】ドレイン電極パット183としては、反射
性能を持たせるために、アルミニウム、銀などの金属膜
を用いることができるが、ITOやZnOの様な透明導
電膜であってもよい。
【0099】図21は、本実施例で作成したTFTを用
いたEL装置の断面図を表わしている。図中の212
は、上述したタンデム構造のEL素子である。
【0100】本実施例で作成したアクティブマトリクス
駆動用EL装置は、表示のための駆動を実施したとこ
ろ、20日以上に亙る200カンデラ/m2以上の連続
発光に基づく動画表示を実現した。
【0101】本発明で用いるELとしては、上記したE
Lの他に、他のEL、特に有機ELが好ましく、特にR
EL、GEL及びBELを構成するものが配置される。
【0102】具体的なREL、GEL及びBELを下記
に列挙するが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、また有機ELの代わりに無機ELを適用することも
できる。
【0103】本発明の有機ELでの材料は、Scozz
afavaのEPA349,265(1990);Ta
ngのアメリカ特許第4,356,429号;VanS
lyke等のアメリカ特許第4,539,507号;V
anSlyke等のアメリカ特許第4,720,43
2;Tang等のアメリカ特許第4,769,292
号;Tang等のアメリカ特許第4,885,211
号;Perry等のアメリカ特許第4,950,95
0;Littman等のアメリカ特許第5,059,8
61号;VanSlykeのアメリカ特許第5,04
7,687号;Scozzafava等のアメリカ特許
第5,073,446号;VanSlyke等のアメリ
カ特許第5,059,862号;VanSlyke等の
アメリカ特許第5,061,617号;VanSlyk
eのアメリカ特許第5,151,629号;Tang等
のアメリカ特許第5,294,869号;Tang等の
アメリカ特許第5,294,870号)に開示のものを
用いることができる。EL層は陽極と接触する有機ホー
ル注入及び移動帯と、有機ホール注入及び移動帯と接合
を形成する電子注入及び移動帯とからなる。ホール注入
及び移動帯は単一の材料又は複数の材料から形成され
え、陽極及び、ホール注入層と電子注入及び移動帯の間
に介装される連続的なホール移動層と接触するホール注
入層からなる。同様に電子注入及び移動帯は単一材料又
は複数の材料から形成されえ、陽極及び、電子注入層と
ホール注入及び移動帯の間に介装される連続的な電子移
動層と接触する電子注入層からなる。ホールと電子の再
結合とルミネセンスは電子注入及び移動帯とホール注入
及び移動帯の接合に隣接する電子注入及び移動帯内で発
生する。有機EL層を形成する化合物は典型的には蒸着
により堆積されるが、他の従来技術によりまた堆積され
うる。
【0104】好ましい実施例ではホール注入層からなる
有機材料は以下のような一般的な式を有する:
【0105】
【外1】
【0106】ここで:QはN又はC−R Mは金属、金属酸化物、又は金属ハロゲン化物 T1、T2は水素を表すか又はアルキル又はハロゲンの
ような置換器を含む不飽和六員環を共に満たす。好まし
いアルキル部分は約1から6の炭素原子を含む一方でフ
ェニルは好ましいアリル部分を構成する。
【0107】好ましい実施例ではホール移動層は芳香族
第三アミンである。芳香族第三アミンの好ましいサブク
ラスは以下の式を有するテトラアリルジアミンを含む:
【0108】
【外2】
【0109】ここでAreはアリレン群であり、nは1
から4の整数であり、Ar、R7 ,R8 ,R9 はそれぞ
れ選択されたアリル群である。好ましい実施例ではルミ
ネセンス、電子注入及び移動帯は金属オキシノイド(o
xinoid)化合物を含む。金属オキシノイド化合物
の好ましい例は以下の一般的な式を有する:
【0110】
【外3】
【0111】ここでR2 −R7 は置き換え可能性を表
す。他の好ましい実施例では金属オキシノイド化合物は
以下の式を有する:
【0112】
【外4】
【0113】ここでR2 −R7 は上記で定義されたもの
であり、L1−L5は集中的に12又はより少ない炭素
原子を含み、それぞれ別々に1から12の炭素原子の水
素又は炭水化物群を表し、L1,L2は共に、又はL
2,L3は共に連合されたベンゾ環を形成しうる。他の
好ましい実施例では金属オキシノイド化合物は以下の式
である。
【0114】
【外5】
【0115】ここでR2 −R6 は水素又は他の置き換え
可能性を表す。上記例は単にエレクトロルミネセンス層
内で用いられるある好ましい有機材料を表すのみであ
る。それらは本発明の視野を制限することを意図するも
のではなく、これは一般に有機エレクトロルミネセンス
層を指示するものである。上記例からわかるように有機
EL材料は有機リガンドを有する配位化合物を含む。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、従来の有機EL素子の
発光輝度に対して約2倍の発光輝度を実現し、日中での
良好な表示を達成した。
【0117】本発明によれば、TFTを用いたアクティ
ブマトリクス駆動用EL装置を大気に晒さずに連続させ
て製造させることができ、これによって、長時間の連続
した高輝度発光を達成できた。
【0118】本発明によれば、三原色発光の有機エレク
トロ・ルミネセンスを大気に晒すことなく、真空中、減
圧空間中又は乾燥窒素雰囲気中において、同一基板上に
形成することができ、これによって、長時間の連続した
安定な高輝度発光を実現したエレクトロ・ルミネセンス
素子を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いた多孔質シリコン膜を設けた単結
晶シリコン基板の断面図である。
【図2】図1に図示する基板上に透明導電膜を設けた時
の態様を図示する断面図である。
【図3】図2に図示する透明導電膜上にEL膜を設けた
時の態様を図示する断面図である。
【図4】図3に図示するEL膜の上に透明導電膜を積層
させた時の態様を図示する断面図である。
【図5】図4に図示する凸部の詳細断面図である。
【図6】本発明の製造法における一工程中での2つの単
結晶シリコン基板の貼り合せ状態を示す断面図である。
【図7】本発明の製造法における一工程中での単結晶シ
リコン基板と、その上のタンデム構造のEL素子を示す
断面図である。
【図8】貼り合せ基板の一態様を図示する斜視図であ
る。
【図9】対向側として用いた貼り合せ基板の一態様を図
示する斜視図である。
【図10】本発明のタンデム構造を用いたEL素子の断
面図である。
【図11】本発明で用いた単純マトリクス用EL装置の
ブロック図である。
【図12】本発明で用いた単純マトリクス駆動用電圧波
形を示す駆動波形図である。
【図13】図12で用いた各信号のタイミング・チャー
ト電圧波形図である。
【図14】図12で用いた駆動波形の各画素毎のタイミ
ング・チャート電圧波形図である。
【図15】本発明で用いた貼り合せ基板の別の態様を図
示する斜視図である。
【図16】図15に図示する貼り合せ基板の断面図であ
る。
【図17】本発明で用いたアクティブマトリクス用EL
装置の等価回路図である。
【図18】本発明で用いたTFT基板の平面図である。
【図19】図18のA−A′断面図である。
【図20】図18のB−B′断面図である。
【図21】本発明で製造されたアクティブマトリクス駆
動用EL装置の断面図である。
【符号の説明】
11、61 単結晶シリコン基板 12、62 多孔質シリコン膜 21、41、65 透明導電膜 3、64 EL膜 31 正孔注入層 32 発光層 33 Alq3層 42、66 絶縁膜 63 反射性金属膜 51 透明導電膜21の露出部 52 透明導電膜41の露出部 67 透明導電膜65の露出部 68 反射性金属膜63の露出部 81、91、191 貼り合せ基板 82 ストライプ形状金属膜 83 接着性電気接続体 92 ストライプ形状ITO膜 152 透孔 161 導電ペースト剤 162 貼り合せ基板151の下面 163 貼り合せ基板151の上面 181 TFT基板 182 コンデンサー 183 ドレイン電極パッド 191 ソースバス 192 SiO2膜 193 ゲートバス 194 PECVD膜 195 パシベーション膜 196 ガラス基板 201、202 コンデンサー電極 211 封止用接着剤 212 タンデム構造のEL素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H05B 33/26 H05B 33/26 (72)発明者 妹尾 章弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 真下 精二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−176870(JP,A) 特開 平6−310275(JP,A) 特開 昭57−105995(JP,A) 特開 平7−57873(JP,A) 特開 昭62−270990(JP,A) 特開 昭57−132189(JP,A) 特開 平9−199276(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 33/00 - 33/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 数の行及び複数の列に沿って配置した
    エレクトロ・ルミネセンス素子、該エレクトロ・ルミネ
    センス素子毎に接続させて設けたスイッチング素子、行
    上スイッチング素子のゲートを共通に接続させてなるゲ
    ート配線、並びに、列上のスイッチング素子のソースを
    共通に接続させてなるソース配線を有するエレクトロ・
    ルミネセンス装置であって、前記エレクトロ・ルミネセ
    ンス素子は、第1電極、該第1電極に接続して配置した
    第1エレクトロ・ルミネセンス物質及び該第1エレクト
    ロルミネセンス物質に接続して配置した第2電極を有す
    る第1エレクトロ・ルミネセンス体、並びに、該第1エ
    レクトロ・ルミネセンス体の第2電極と絶縁層をはさん
    で重なり合せて設けた第3電極、該第3電極に接続させ
    て配置した第2エレクトロ・ルミネセンス物質及び該第
    2エレクトロ・ルミネセンス物質に接続して配置した第
    4電極を有する第2エレクトロ・ルミネセンス体を有
    し、第1電極と第3電極とを及び第2電極と第4電極と
    を接続させ、第1電極と第4電極とを及び第2電極と第
    3電極とを絶縁させてなる素子構造を有し、該装置は、
    前記スイッチング素子のドレイン毎にエレクトロ・ルミ
    ネセンス素子の第1電極を接続させ、前記エレクトロ・
    ルミネセンス素子の第4電極を共通に接続させる共通配
    線を有するエレクトロ・ルミネセンス装置。
  2. 【請求項2】 記共通配線は、行毎にエレクトロ・ル
    ミネセンス素子の第4電極を共通に接続する複数の配線
    である請求項1記載のエレクトロ・ルミネセンス装置。
  3. 【請求項3】 記第1電極及び第3電極は、陽極に設
    定し、前記第2電極及び第4電極は陰極に設定してなる
    請求項1記載のエレクトロ・ルミネセンス装置。
  4. 【請求項4】 記第1電極及び第3電極は、陰極に設
    定し、前記第2電極及び第4電極は陽極に設定してなる
    請求項1記載のエレクトロ・ルミネセンス装置。
  5. 【請求項5】 記第1電極は、反射性金属によって形
    成してなり、第2電極、第3電極及び第4電極は、透明
    導電体によって形成してなる請求項1記載のエレクトロ
    ・ルミネセンス素子。
  6. 【請求項6】 1及び第2エレクトロ・ルミネセンス
    物質は、無機エレクトロ・ルミネセンス物質又は有機エ
    レクトロ・ルミネセンス物質である請求項1記載のエレ
    クトロ・ルミネセンス装置。
  7. 【請求項7】 1及び第2エレクトロ・ルミネセンス
    物質は、両方とも、有機エレクトロ・ルミネセンス物質
    である請求項1記載のエレクトロ・ルミネセンス装置。
  8. 【請求項8】 1及び第2エレクトロ・ルミネセンス
    物質は、両方とも、無機エレクトロ・ルミネセンス物質
    である請求項1記載のエレクトロ・ルミネセンス装置。
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