JP3492101B2 - 流体機械のスワール防止装置 - Google Patents

流体機械のスワール防止装置

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JP3492101B2
JP3492101B2 JP21634296A JP21634296A JP3492101B2 JP 3492101 B2 JP3492101 B2 JP 3492101B2 JP 21634296 A JP21634296 A JP 21634296A JP 21634296 A JP21634296 A JP 21634296A JP 3492101 B2 JP3492101 B2 JP 3492101B2
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公良 佐々木
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/44Free-space packings
    • F16J15/447Labyrinth packings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービンなど
に適用される流体機械のスワール防止装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図3および図4は従来の蒸気タービンの
説明図である。図において、車室15に固定されている
仕切板16にノズル16aが組込まれており、ノズル1
6aを通過した蒸気が動翼19を通過する際のスラスト
力によりロータ軸11を回転させる。このとき、一部の
蒸気はディスク11aと仕切板16との間からパッキン
ハウジング17に挿入されているパッキン環18とロー
タ軸11との間に形成されているラビリンスシールを通
過して流出する。この流出する蒸気はノズル16aを通
過する際にロータ軸11の回転速度よりも大きな周方向
の速度を与えられており、蒸気がこのモーメンタムを保
持してパッキン環18とロータ軸11との間に形成され
るラビリンスシールに流入することによりラビリンスシ
ールの励振力が発生する。このラビリンスシールの励振
力の原因となる蒸気の周方向の速度を減少させるため、
バッフル板12と旋回防止ブロック14とから成るスワ
ール防止装置がパッキンハウジング17のディスク11
a側に固定して設置されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の蒸
気タービンにおいては、設計上の制約などでバッフル板
12の外径が十分に大きく確保できないような場合に
は、ディスク11aのポンピング作用でスワール防止効
果が小さくなること、旋回防止ブロック14のスワール
に対する後流側に負圧渦が発生することなどにより、バ
ッフル板12内側の圧力pA が外側の圧力pB に比べて
低い場合が生じる。図4はこのスワール防止装置の近傍
における蒸気の流れを示しており、このような場合には
バッフル板12外側の大きなスワールを持つ蒸気Lがバ
ッフル板12の内側に流入してスワール防止装置が十分
に機能しないことがある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明に係る流体機械の
スワール防止装置は上記課題の解決を目的にしており、
ロータ軸と車室との間の隙間に設けられたラビリンスシ
ールのディスク側に旋回防止ブロックを介して環状のバ
ッフル板を取付けて形成される流体機械のスワール防止
装置における上記バッフル板の内側外周近傍に案内羽根
が流体のスワール方向に沿って装着されている。この案
内羽根によりバッフル板の外側から内側へ流体が導入さ
れる。この流体は動圧を保持しており、内周側に設置さ
れたスワール防止ブロックで旋回を止められると動圧が
静圧に変わることによってバッフル板の内側は外側に比
べて高い圧力を確実に保持する。これにより、バッフル
板の内周側にバッフル板の内側から外側に向かう流れが
生じ、設計上の制約などでバッフル板の外径が十分に大
きく確保できないような場合でも、バッフル板外側の大
きなスワールを持つ流体がラビリンスシールに侵入しな
くなる。 【0005】 【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施の
一形態に係る蒸気タービンの説明図である。図におい
て、本実施の形態に係る蒸気タービンは図1に示すよう
に車室5に固定されている仕切板6にノズルが組込まれ
ており、ノズルを通過した蒸気が動翼を通過する際のス
ラスト力によりロータ軸1を回転させる。このとき、一
部の蒸気はディスク1aと仕切板6との間からパッキン
ハウジング7に挿入されているパッキン環8とロータ軸
1との間に形成されているラビリンスシールを通過して
流出する。この流出する蒸気はノズルを通過する際にロ
ータ軸1の回転速度よりも大きな周方向の速度を与えら
れており、蒸気がこのモーメンタムを保持してパッキン
環8とロータ軸1との間に形成されるラビリンスシール
に流入することによりラビリンスシールの励振力が発生
する。このラビリンスシールの励振力の原因となる蒸気
の周方向の速度を減少させるため、スワール防止装置が
パッキンハウジング7のディスク1a側に固定して設置
されており、軸端のラビリンスシールから外部へ流出す
る蒸気のスワールを減少させて蒸気タービンにおける低
周波振動の発生を防止するようになっている。このスワ
ール防止装置はバッフル板2、案内羽根3、旋回防止ブ
ロック4などからなり、バッフル板2は環状をなしてパ
ッキンハウジング7のディスク1a側に旋回防止ブロッ
ク4を介して固定されている。バッフル板2内側の旋回
防止ブロック4よりも外周側には作動流体のスワールと
同じ方向に案内羽根3が放射状に設けられている。 【0006】案内羽根3により流体がバッフル板2の外
側から内側へ導入される。案内羽根3によりバッフル板
2の内側に導入される流体は動圧を保持しているが、内
径側に設置されている旋回防止ブロック4で旋回を止め
られると動圧が静圧に変わることにより、バッフル板2
の内側は外側に比べて高い圧力を確実に保持することが
できる。このため、バッフル板2内側の内径側ではバッ
フル板2の内側から外側に向かう流れを生じて外側から
大きなスワールを持つ蒸気がラビリンスシールへ侵入す
ることがなくなる。図2はこのスワール防止装置の近傍
における蒸気の流れを示しており、案内羽根3によりバ
ッフル板2の内側に取込まれたスワールを持った蒸気は
旋回防止ブロック4でスワールを消されることにより、
バッフル板2内側の圧力pC が外側の圧力pD に比べて
大きくなり、内側から外側へ向かう安定した流れMが形
成されてラビリンスシールにスワールを持つ蒸気が流入
するのが防止される。 【0007】従来の蒸気タービンにおいては、設計上の
制約などでバッフル板の外径が十分に大きく確保できな
いような場合には、ディスクのポンピング作用でスワー
ル防止効果が小さくなること、旋回防止ブロックのスワ
ールに対する後流側に負圧渦が発生することなどによ
り、バッフル板内側の圧力が外側の圧力に比べて低い場
合が生じる。このような場合にはバッフル板外側の大き
なスワールを持つ蒸気がバッフル板の内側に流入してス
ワール防止装置が十分に機能しないことがあるが、本蒸
気タービンにおいてはバッフル板2内側の外周部に蒸気
のスワール方向とマッチングした案内羽根3が設けられ
ており、設計上の制約などでバッフル板2の外径を十分
に大きく確保できないような場合でも、スワールを持つ
蒸気がラビリンスシールに達することが確実に抑止され
て蒸気タービンにおける不安定な振動の発生が確実に防
止される。 【0008】 【発明の効果】本発明に係る流体機械のスワール防止装
置は前記のように構成されており、バッフル板の内周側
にバッフル板の内側から外側に向かう流れが生じ、設計
上の制約などでバッフル板の外径が十分に大きく確保で
きないような場合でも、バッフル板外側の大きなスワー
ルを持つ流体がラビリンスシールに侵入しなくなるの
で、ラビリンスシールにおける不安定な振動の発生が確
実に防止される。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1(a)は本発明の実施の一形態に係る蒸気
タービンの断面図,同図(b)は同図(a)におけるB
−B矢視断面図である。 【図2】図2はその作用説明図である。 【図3】図3(a)は従来の蒸気タービンの断面図,同
図(b)は同図(a)におけるB−B矢視断面図であ
る。 【図4】図4はその作用説明図である。 【符号の説明】 1 ロータ軸 1a ディスク 2 バッフル板 3 案内羽根 4 旋回防止ブロック 5 車室 6 仕切板 7 パッキンハウジング 8 パッキン環
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01D 11/02 F01D 9/00 F01D 25/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロータ軸と車室との間の隙間に設けられ
    たラビリンスシールのディスク側に旋回防止ブロックを
    介して環状のバッフル板を取付けて形成される流体機械
    のスワール防止装置において、上記バッフル板の内側外
    周近傍に流体のスワール方向に沿って装着された案内羽
    根を備えたことを特徴とする流体機械のスワール防止装
    置。
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