JP3491493B2 - 圧縮トイレットペーパーロールの製造方法 - Google Patents

圧縮トイレットペーパーロールの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トイレットペーパ
ーロールの製造方法に関する。より詳細には、本発明
は、トイレットペーパーロール製品の嵩を減少させて消
費者の持ち運び及び保管の利便性を向上させるととも
に、柔らかくて肌触りが良く、嵩は低いが吸水性に優れ
た1枚又は2枚重ねの圧縮トイレットペーパーロールの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トイレットペーパーロールは、古紙物と
天然パルプ物に大別される。一般的に古紙パルプから成
るトイレットペーパーロールは、ヤンキー乾燥機でクレ
ーピングドクターによりティッシュウェブにクレープを
付与する際、叩解が進んでいる関係でティッシュウェブ
が硬いためクレープは付与しずらく、クレープ後のウェ
ブの密度は比較的高くなる。古紙パルプで抄紙したクレ
ープ紙は嵩が低いというこの特性を生かし、古紙トイレ
ットペーパーロールの中には、いわゆる硬巻長尺品とい
われる製品が製造販売されている。これらの製品の中に
は1巻の長さが130mのものもあり、ロールの嵩密度
も高いが下記のような問題点がある。
【0003】 トイレットペーパーロールとして品質
上最も重要な肌触り感と吸収性が劣っている。その理由
は、古紙パルプは前述のように、叩解が進んでいるため
クレープ後でもウェブが硬いためであり、またウェブが
硬いのでクレープが付きにくいこともクレープ紙として
肌触りに欠ける一因である。
【0004】 製品にエンボスとミシン目がない。エ
ンボスはウェブに凹凸を付けると同時に揉みほぐし作用
により柔らかさを与える目的のものだが、硬巻長尺化に
は不利であり省略されている。ミシン目はトイレで使用
する際、紙を切り易くする目的であるが、加工機で硬巻
品を製造する場合、ミシン目で断紙し易いという問題が
あり、これも省略されている。 コアレスタイプのものは、専用のホルダーを必要と
する場合が多く、ロールの取替も不便である。また、コ
アレスタイプの採用及びコア径の縮小はトイレットペー
パー加工設備の大幅な改造を要する。
【0005】一方、天然パルプを原料としたトイレット
ペーパーロールの場合、パルプに軽微な叩解を施すのみ
であり、ヤンキー乾燥機でのティッシュウェブは柔らか
く、クレープも付き易いのでクレープ後の密度は低く、
嵩高な紙となり、その品質は肌触りと吸水性に優れてい
る。しかし、市販されている天然パルプものは、エンボ
スとミシン目付きの1枚重ね製品で1巻の長さは通常6
0m(表示)であり、ロールの嵩密度も低い。トイレッ
トロール加工設備で、ロール径一定で嵩密度を上げるた
めに、ロールを硬巻にして1巻の長さを増加させると、
ミシン目での断紙が発生し操業上の問題を生じる。特
に、センタードライブ方式の加工機ではこの傾向が顕著
である。また、トイレットペーパーロールのロール径
は、JISP4501で120mm以下に制限されてお
り、家庭用トイレットペーパーホルダーに収める必要が
あるので、ロール径を大幅に増やすことはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、トイレット
ペーパーロールのロール径をほとんど変えずに、1巻の
長さを大幅に増加させることによりロール製品の嵩密度
を上げて、包装材料、保管経費、輸送経費を節減するこ
とを可能とするとともに、消費者の持ち運び及び保管の
利便性を向上させることができる、柔らかくて肌触りが
良く、嵩は低いが吸水性に優れた1枚又は2枚重ねの圧
縮トイレットペーパーロールの製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明は、天然パルプを原料としてヤンキー抄紙機
によりティッシュウェブを抄紙し、ショアー硬度が80
〜95度である弾性ロールとスイミングロールからなる
金属ロールとを備えたカレンダー装置を用いて、該抄紙
機でのオンマシンカレンダー処理及び/又はプライマシ
ンカレンダー処理によってソフトカレンダー処理を行な
い、ついでトイレットペーパー加工設備でミシン目及び
エンボスを付与して嵩密度0.20g/cm3 以上に調
整したティッシュウェブを巻き取ることを特徴とする圧
縮トイレットペーパーロールの製造方法に関する。
【0008】
【0009】また本発明は、前記ソフトカレンダー処理
後のティッシュウェブの密度が0.26〜0.34g/
cm3 であることを特徴とする前記の圧縮トイレットペ
ーパーロールの各製造方法に関する。
【0010】さらに本発明は、上記の各製造方法によっ
て製造された圧縮トイレットペーパーロールに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の圧縮トイレットペーパー
ロールの製造に使用されるパルプは天然パルプであり、
針葉樹又は広葉樹をアルカリ蒸解薬液により蒸解して得
られる化学パルプである。古紙パルプは叩解が進んでい
るために強度は十分であるが、肌触り感と吸水性が悪
く、望ましくない。
【0012】本発明の圧縮トイレットペーパーロールの
製造に使用されるティッシュウェブ用の抄紙機として
は、丸網、長網、ツインワイヤー等の抄紙機にヤンキー
乾燥機を組み合わせた一般的なヤンキー抄紙機が使用さ
れる。当然のことながら、通気乾燥法等の嵩高な紙用の
抄紙機あるいは抄紙方法の採用は好ましくない。
【0013】本発明の圧縮トイレットペーパーロールの
製造においては、オンマシンカレンダー処理及び/又は
プライマシンカレンダー処理によるソフトカレンダー処
理が行われる。ソフトカレンダー処理は、通常、1本の
金属ロールと1本の弾性ロールからなるカレンダー装置
で行われる。
【0014】ソフトカレンダー装置における金属ロール
としては、たとえばチルドロール、合金チルドロール、
鋼鉄チルドロール、さらにはロール表面を硬質クロムメ
ッキした金属ロール等が使用される。
【0015】弾性ロールとしては、たとえば天然ゴム、
スチレンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、クロ
ロスルホン化エチレンゴム、ブチルゴム、多硫化ゴム、
シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、芳香族ポリ
アミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの各種樹脂、
コットン、ペーパー、ウール、テトロン、ナイロン等か
らなる弾性ロールが使用される。
【0016】弾性ロールは、ショアーD硬度(ASTM
規格、D−2240)で80〜95度、好ましくは85
〜92度を有する弾性ロールである。このような弾性ロ
ールとしては、ウレタンゴム及び芳香族ポリアミド樹脂
を用いた弾性ロールが取扱が容易でロール寿命が長いこ
ともあって好ましい。
【0017】本発明のソフトカレンダー処理では、1枚
重ねトイレットペーパー原紙の場合はオンマシンカレン
ダーで1スタック処理すれば、プライマシンはバイパス
できることとなり、その方が好ましいが、オンマシンカ
レンダーは使用せず、プライマシンで2スタック以上の
ソフトカレンダー処理とすることも可能である。2枚重
ねトイレットペーパーの場合、オンマシンカレンダーで
1スタック処理した後、プライマシンで2枚重ねとして
更に1〜2スタック処理することが望ましい。
【0018】一定期間貯蔵したティッシュウェブにプラ
イマシンでカレンダー掛けするよりも、ヤンキー乾燥機
出口でクレープ処理を受けた直後にカレンダー掛けする
方がより効果的なカレンダー処理を行なえる。ヤンキー
乾燥機では、ティッシュウェブはドライヤー内部の中圧
蒸気顕熱とドライヤーフードからの熱風により、水分約
50%から約5%近くまで乾燥されるので、ドライヤー
出口のティッシュウェブ温度は100℃であり、オンマ
シンカレンダー装置までティッシュウェブが数メートル
走行する間に幾分冷却されるが、ウェブの温度は70℃
近くあるため、オンマシンでのカレンダー処理はホット
カレンダー処理となり、プライマシンでのカレンダー処
理に較べて同一線圧でティッシュウェブの紙厚は一段と
減少し、ティッシュの肌触り感もより改善される。
【0019】本発明のソフトカレンダー処理は、スイミ
ングロールを使用して4〜10kg/cmの線圧を掛け
ることによっておこなうことが好ましい。スイミングロ
ールは、クラウン調節のために製紙工業で広く使用され
ているカレンダー装置であり、そのロールは回転金属シ
ェルと固定軸をもち、シェルとシャフト間に油圧を加
え、ロールを撓ませることによってクラウン調節を行う
ものである。
【0020】一般的に用いられる固定クラウンロールに
比べてスイミングロールの有利な点の一つは、固定クラ
ウンロールはロールの幅方向でロール径を変えているた
めにロールの周速とティッシュウェブの速度を幅方向で
一致させることができないのに対して、スイミングロー
ルは全幅でロール径が同一なためティッシュウェブの速
度とロールの周速は一致し、紙とロールの速度差による
擦れは発生せず、カレンダー後のウェブのテンションは
幅方向で均一なものとなる点にある。
【0021】いま一つの利点は、オンマシンカレンダー
の場合、ヤンキー乾燥機から出てくるティッシュウェブ
の幅方向の温度プロファイルが金属ロールに転移し、ロ
ールは幅方向に不均一な熱膨張が生じるが、スイミング
ロールの場合、ロール内部に常温よりも高い50〜60
℃の油を流しているためロールの幅方向の温度プロファ
イルは固定クラウンロールより変動が小さく、ロールの
不均一な熱膨張も小さくなる点にある。以上の理由か
ら、オンマシンカレンダーでスイミングロールを使用す
れば、抄紙後のティッシュウェブは幅方向に均一な熱カ
レンダー処理を施されたものとなり、巻取りのシワも少
ない。オンマシンでのソフトカレンダー処理では、部分
的に金属ロールを電磁誘導加熱できるキャリコイル(商
品名)等を併用すると、ドライヤーから出てくるティッ
シュウェブの温度ばらつきを減少させるため一層効果的
である。以上本発明では、最終ソフトカレンダー後のテ
ィッシュウェブの密度は0.26〜0.34g/cm3
とすることが望ましい。本発明はセンタードライブ方式
のトイレットロール加工機において特に有効である。
【0022】
【実施例】以下、実施例及び比較例にしたがって本発明
をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 実施例1:針葉樹晒クラフトパルプ35重量%、広葉樹
晒クラフトパルプ65重量%からなる天然パルプを65
0mlCSFに混合叩解し、1層抄きヤンキー抄紙機で
米坪約21g/m2 となるように抄紙した。抄紙水分は
約5%に調整した。オンマシンカレンダーはソフトカレ
ンダー処理とし、一対のロールは上側がウレタンゴム被
覆の弾性ロールで、そのショアー硬度は92度であり、
下側は金属ロールとしてスイミングロールを使用した。
線圧は8kg/cmとした。カレンダー処理後、リール
のティッシュウェブの中央でスリットして半裁し、プラ
イマシンはバイパスしてセンタードライブ方式加工機
(PCMC社製)に掛けた。加工機では、マッチドスチ
ールによるエンボスとミシン目を付与しながら、直径4
5mmの紙管にティッシュウェブを巻取り、直径114
mmで巻き長さが91.5mの圧縮トイレットペーパー
ロールログを作成した。その後、カッターでロール幅1
14mmに裁断して圧縮トイレットペーパーロール製品
を製造した。製品の寸法、紙質等の諸特性を表1に示
す。
【0023】実施例2:オンマシンカレンダーの線圧を
4.5kg/cmに下げ、エンボス付与を実施例1の場
合よりやや弱くした以外は実施例1と同様にして圧縮ト
イレットペーパーロール製品を製造した。製品の諸特性
は表1に示す。
【0024】実施例3:実施例1と同様にして抄紙し、
オンマシンカレンダーはバイパスしてリールに巻き取っ
た。上記のように作成された巻取りをプライマシンに掛
けて実施例1と同様の仕様の2スタックソフトカレンダ
ー処理を線圧7kg/cmで行って圧縮トイレットペー
パーロールを製造した。カレンダー処理後、ティッシュ
ウェブの中央でスリットして半裁し、巻取りをセンター
ドライブ方式加工機に掛け、エンボスを実施例1の場合
よりもやや弱くした。製品の諸特性は表1に示す。
【0025】実施例4: 針葉樹晒クラフトパルプ50重量%、広葉樹晒クラフト
パルプ50重量%からなる天然パルプを670mlCS
Fに混合叩解し、1層抄きヤンキー抄紙機で米坪約17
g/m2 となるように2枚重ねトイレットペーパー用原
紙を抄造した。抄紙水分は約5%に調整した。オンマシ
ンカレンダーは実施例1と同一仕様のソフトカレンダー
処理とし、一対のロールは上側がウレタンゴム被覆の弾
性ロールで、そのショアー硬度は92度であり、下側は
金属ロールとしてスイミングロールを使用した。線圧は
7kg/cmとした。リールでのティッシュウェブの巻
取り2本をプライマシンに掛けて2枚重ねとし、さらに
2スタックのソフトカレンダー処理を行った。線圧は各
々7kg/cmでカレンダー仕様は実施例1と同様とし
た。プライマシンでのカレンダー処理後、2枚重ねティ
ッシュウェブの中央でスリットして半裁し、巻取りをセ
ンタードライブ方式加工機(PCMC社製)に掛けた。
加工機では、2枚重ねの巻長さを56.5mとした以外
は実施例1と同一条件で2枚重ね圧縮トイレットペーパ
ーロール製品を製造した。その特性を表1に示す。
【0026】比較例1:オンマシンカレンダーの上側及
び下側共にチルドの固定クラウンロールを使用して線圧
2.5kg/cmで加圧した。その他の条件は実施例1
と同一条件であった。抄造後の巻取りはシワが著しく、
使用不能であったため、損紙とした。
【0027】比較例2:抄紙条件は実施例1と同一条件
とし、オンマシンカレンダーの上側は実施例1と同仕様
の弾性ロール、下側はチルドの固定クラウンロールを使
用した。線圧が1.5kg/cm以上では巻取りのシワ
が著しいので、線圧1.0kg/cmで加圧した。その
後、実施例1と同様にセンタードライブ方式加工機に掛
け、巻長さ91.5mのログを作ろうとしたが、巻硬さ
が硬いためログ径116mmでもティッシュウェブの断
紙が頻発し、ミシン目もエンボスも入れられない状態で
あり、操業不能であった。製品の諸特性は表1に示す。
【0028】比較例3:抄紙条件、カレンダー条件は比
較例2と同一とし、センタードライブ方式加工機でロー
ル径111m、巻長61.5m(表示60m)の市販用
トイレットペーパー製品を製造した。その諸特性を表1
に示す。
【0029】比較例4〜6:天然パルプを原料とした巻
長60m(表示)の市販のトイレットペーパー3種を購
入して試験を行った。その評価結果は表1に示す。
【0030】比較例: 市販の古紙パルプを原料とした巻長130mのトイレッ
トペーパーを購入して試験をした。紙管はなく(コアレ
ス)、紙管部分に直径34mmの穴があった。その評価
結果を表1に示す。紙質は吸水性と手触り感の悪いもの
であった。
【0031】試験方法: 吸水度:JIS P8141による。この場合の試験時
間は1分間とし、水温は20±5℃とした。 破裂強さ:JIS P8112による。紙の枚数は10
枚とした。 米坪: 単位 g/m2 :JIS P8124によ
る。 厚さ: 単位 mm :JIS P8118によ
る。但し2枚重ねのトイレットペーパー製品の厚さは2
枚で測定し2で割った。 密度: 単位 g/cm3 :JIS P8118によ
る。 製品ロール嵩密度:単位g/cm3 、製品ロールのトイ
レットペーパー重量を製品ロールの容積で除した。但
し、紙管重量及び紙管部分の容積は除いた。 肌触り感:官能評価法、男子5人、女子15人の官能評
価で以下の基準により表示した。 非常に良い:◎、良い:○、普通:△、劣る:×
【0032】
【表1ー1】
【0033】
【表1ー2】
【0034】
【発明の効果】表1からも明らかなように、本発明の方
法によって製造された圧縮トイレットペーパーロール製
品は、従来のものに比較して肌触り感、吸水性、破裂強
さ等のトイレットペーパーロール製品に要求される特性
を損なうことなく、同一のロール径の場合には巻長を約
40%強長くすることができ、換言すれば、従来製品と
同一の巻長であれば、紙管を除くティッシュ部分の容積
を40%強小さくすることができるものである。そし
て、この事実は、トイレットペーパーロールメーカーに
とっては、従来と同一個数のロールを包装して製品とす
る場合、仕上げ材料、包装材料を節減でき、保管経費、
輸送経費をも低減することを可能にする効果を有する。
また、消費者に対しても、持ち運び容易で、保管収納場
所が少なくてすむという利便性を提供できるものであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−106188(JP,A) 特開 平5−331793(JP,A) 特開 昭60−204555(JP,A) 実開 昭55−31695(JP,U) 特表 平11−504080(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B31F 5/00 B65H 18/00 A47K 10/16 D21H 11/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然パルプを原料としてヤンキー抄紙機
    によりティッシュウェブを抄紙し、ショアー硬度が80
    〜95度である弾性ロールとスイミングロールからなる
    金属ロールとを備えたカレンダー装置を用いて、該抄紙
    機でのオンマシンカレンダー処理及び/又はプライマシ
    ンカレンダー処理によってソフトカレンダー処理を行な
    い、ついでトイレットペーパー加工設備でミシン目及び
    エンボスを付与して嵩密度0.20g/cm3 以上に調
    整することを特徴とする圧縮トイレットペーパーロール
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ソフトカレンダー処理後のティッシ
    ュウェブの密度が0.26〜0.34g/cmである
    ことを特徴とする請求項1記載の圧縮トイレットペーパ
    ーロールの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の方法によって製
    造されている圧縮トイレットペーパーロール。
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