JP3491420B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

車両用動力伝達装置

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    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用動力伝達装置
に関し、特に内燃機関(エンジン)と回転電機を搭載し
たハイブリッド車両に好適に使用できる車両用動力伝達
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、石油資源の枯渇などのエネルギー
問題、および車両の排気ガスなどによる環境汚染問題が
深刻化するに従い、ガソリン等を燃料とするエンジンを
備えた車両に対し、その燃費の改善や排気ガスの低減が
強く求められている。従来の車両に搭載されているエン
ジンのエネルギー効率は、一般の回転電機などと比較す
るとかなり劣っていることは広く知られている。これ
は、エンジンが車両の速度路面負荷などの走行状態に応
じて、その回転数や出力を頻繁に変更しなくてはならな
いことが原因の一つである。一説によると、エンジンを
通常の車両走行状態にて運転した場合と、最高効率点で
定出力、定回転で運転した場合ではそのエネルギー効率
は15%に対し30%と、2倍も改善されるという。
【0003】車両用エンジンを効率良く運転するための
手段を備えた車両としては、エンジンを最高効率点付近
で運転し、発電機を回して生じた電気エルルギーでモー
タを駆動し、車両を走らせる、いわゆるSHV(シリー
ズハイブリッド車)やエンジンの出力軸にモータの出力
軸を機械的に連結して、両者共同で車両を駆動するPH
V(パラレルハイブリッド車)などの車両用動力伝達装
置が発表されている。
【0004】さらに、特開平7−15805号公報ある
いは「a hybid drivebased on
a structure variable arra
ngement」(12th internation
al electricvehicle sypose
um 論文集 December 5−7 1994)
に記載された発明のように、エンジンの出力と車両の要
求する出力との差を吸収あるいは付加するために、差動
歯車機構と単体もしくは複数の回転電機やクラッチ機構
を組み合わせて前記SHVとPHVの機能を併せ持つよ
うな動力伝達装置も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報等
に記載の装置は、エンジンを略定回転、略定出力で運転
できるためエンジンのエネルギー効率改善あるいは排気
エミッション改善等には有効であるものの、高速走行時
や急加速時等には大出力のエンジン駆動力の車両駆動軸
への伝達割合を高めた方が有利である。
【0006】そこで、例えば特開昭48−49115号
公報、特開昭50−20410号公報、特開昭50−3
0223号公報等には、クラッチを設けて、モータ駆動
とエンジン駆動を適宜選択できるようにした動力伝達装
置が提案されている。しかし、クラッチやこれらに付随
する油圧制御装置、電磁ソレノイド等は大型になりがち
であり、設置スペースの増大により車両のコンパクト化
が損なわれるという問題がある。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、ハイブリッド車両において、コンパクトな構造でエ
ンジン駆動力の伝達割合を適宜変更することが可能な車
両用動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、第1の差動歯車機構の
一方の出力部に連結された第1の回転電機の回転軸(4
1)に車載補機(6)を負荷として結合するとともに、
前記第1の回転電機とは別途に、車載補機(6)の負荷
量を増減変更する負荷量変更手段(7)を設けている。
【0009】この構成によれば、第1の回転電機に結合
された車載補機の負荷量を適宜変更することにより、第
1の差動歯車機構の他方の出力部への内燃機関動力の伝
達割合を変えることができる。そして、この伝達割合の
変更を車載補機を利用してその負荷量を変えることによ
り行っているから、負荷量変更のための特別な機器を必
要とせず、コンパクトかつ安価に実現される。
【0010】請求項2に記載の発明では、第1の回転電
機(4)の断線故障が検出されると、負荷量変更手段
(7)により第1の回転電機(4)の回転軸(41)の
回転が拘束される。これにより、故障した第1の回転電
機の回転軸がフリー回転することは防止され、内燃機関
動力はその全てが第1の差動歯車機構の他方の出力部へ
伝達される。この結果、車両の走行能力は維持される。
【0011】請求項3に記載の発明では、負荷量変更手
段は、車載補機たる流体ポンプ(6)を介設した流体流
路(62、63)の流量を制限するものである。これに
より、流体ポンプの負荷量変更が容易になされる。請求
項4に記載の発明では、負荷量変更手段(7)は、少な
くとも流体流路(62、63)を分離閉止する切換え流
路(71c)を設けた弁体(71)を有している。した
がって、流体流路を分離閉止することにより、流体ポン
プの回転を規制して第1の回転電機の回転軸を確実に拘
束することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1にはハイブリッド車両に搭載され
た動力伝達装置の概略構成を示す。図において、車両前
部(図の上部)に設けたエンジン1の出力軸11はフラ
イホイール12を介して差動歯車機構2に入力連結さ
れ、この差動歯車機構2の一方の出力部に、DCブラシ
レス式電動/発電機等の回転電機4と、スルーベーン
式、スクリュー式等のパワーステアリング用油圧ポンプ
(パワステ用ポンプ)6とが連結され、他方の出力部に
は、途中に回転電機5を介在させて差動歯車機構3が連
結されている。
【0013】そして、差動歯車機構3の左右一対の出力
部にそれぞれ左右の駆動輪Wの車軸S1、S2が連結さ
れている。左右の駆動輪Wはタイロッド82、83によ
りパワステ機構81に連結されており、その動力部81
1にコントロールバルブ71を介して上記パワステ用ポ
ンプ6からの作動油が供給されている。コントロールバ
ルブ71は、2つの電磁ソレノイド711、712とリ
ターンスプリングを有するスプール弁で、3種の油圧流
路71a、71b、71cを内蔵した3位置弁である。
そして、コントロールバルブ71の切換えポートにパワ
ステ用ポンプ6から延びる油圧配管62、63が接続さ
れている。そして、電磁ソレノイド711、712が無
励磁の図示の状態では油圧流路71bが選択されて、パ
ワステ用ポンプ6からの作動油がパワステ機構81の動
力部811に供給される。
【0014】また、電磁ソレノイド711を励磁した時
には油圧流路71aが選択されて動力部811への印加
油圧が開放されるとともに、パワステ用ポンプ6の油圧
配管62、63が短絡されて無負荷状態となる。電磁ソ
レノイド712を励磁した時には油圧流路71cが選択
され、動力部811への印加油圧が開放されるととも
に、パワステ用ポンプ6の油圧配管62、63は分離閉
止される。
【0015】コントロールバルブ71の作動制御は弁制
御装置7によりなされ、この弁制御装置7には、回転電
機4からの断線検出信号4aが入力するとともに、シフ
トレバー84からのシフト位置信号84aが入力してい
る。なお、特に図示していないが、各回転電機4、5の
制御装置、エンジン回転数センサ、車速検知センサ、お
よびアクセル踏み量センサ等が設けられている。制御装
置はそれぞれ三相ブリッジ回路を備えたインバータで、
パルス幅変調等により正弦波に近い交流電力を各回転電
機4、5に供給する。
【0016】特に、回転電機4用制御装置には、回転電
機4への印加電流あるいはその変化量をモニタして断線
故障を検出する回路が含まれており、当該回路から上記
断線検出信号4aが出力される。また、各回転電機4、
5の動力源として鉛−酸蓄電池等のバッテリが搭載され
ている。図2には動力伝達装置の詳細構造を示す。
【0017】差動歯車機構2は遊星歯車機構により構成
されており、その板状腕体21の中心にフライホイール
12(図1)から延びる出力軸11がスプライン結合さ
れている。腕体21の板面には周方向の3か所に軸21
1が立設され、各軸211にそれぞれ遊星歯車22が回
転自在に支持されている。これら遊星歯車22は太陽歯
車23の外周に噛合しており、太陽歯車23の中心に回
転電機4の回転軸41がスプライン結合されている。
【0018】ロータ42を一体に設けた回転軸41の端
部には、装置ハウジングHに固定されたオイルポンプ6
から突出する入力軸61が結合されている。パワステ用
ポンプ6は油圧配管62、63によりコントロールバル
ブ71に接続されている。上記遊星歯車22を連ねてこ
れらの外方より内歯歯車24が噛合しており、この内歯
歯車24には外周に歯形が形成されて、この歯形が装置
ハウジングHの内壁に設けたアイドラ歯車53に噛合し
ている。このアイドラ歯車53には、回転電機5の回転
軸51に設けた平歯車54が噛合し、回転電機5は上記
回転電機4と平行に位置している。
【0019】なお、上記遊星歯車22、太陽歯車23、
内歯歯車24の歯数比は1対2対4とし、これら歯車の
周囲には潤滑剤が封入されている。アイドラ歯車53は
平歯車35と噛合し、この平歯車35の中心には円筒壁
351が形成されている。この円筒壁351は装置ハウ
ジングHに回転自在に支持され、円筒壁351内を横切
るピン35に支持された前後(図の上下)一対の傘歯車
31、32に左右一対の傘歯車33、34が噛合して差
動歯車機構3を構成している。そして、左右の各傘歯車
33、34に、左右の駆動輪Wの車軸S1、S2の一端
がそれぞれスプライン結合されている。
【0020】上記構造の動力伝達装置の作動を以下に説
明する。エンジン1の回転数とトルクを最高効率点近く
で一定に保った状態で、回転電機4の回転数を変更する
と、内歯歯車24(すなわち駆動輪W)の回転数が連続
的に変えられる。また、回転電機5によりエンジン1か
ら駆動輪Wへのトルクが増減される。
【0021】これにより、車両速度と路面負荷に無関係
に、エンジン1を常に高効率点近くで定常運転すること
ができ、燃費低減と排気エミッションの向上が実現され
る。この場合、エネルギー収支からは、エンジン1の出
力の一部を回転電機4を発電機として使用して回収し、
電動機として作動する回転電機5に還元している。とこ
ろで、差動歯車機構2の内歯歯車24の歯数をZc、回
転数をNc(rpm)、軸トルクをTc(Nm)とする
とともに、太陽歯車23の歯数をZaとし、エンジン1
からの入力回転数をNe(rpm)、入力トルクをTe
(Nm)とすると、回転電機4の回転数(すなわちパワ
ステ用ポンプ6の回転数Np)は数式1で示される。
【0022】
【数1】Np=(1+Zc/Za)×Ne−(Zc/Z
a)×Nc また、回転電機4の入力トルク(すなわちパワステ用ポ
ンプ6の入力トルクTp)は数式2となる。
【0023】
【数2】Tp=(Za/(Za+Zc))×Te そこで、例えばエンジンが3000rpmの一定回転で
運転された場合、パワステ用ポンプの回転数Npと内歯
歯車の回転数Nc(駆動輪の回転数)は表1の関係にな
る。
【0024】
【表1】 表1より明らかなように、車両速度が遅い時にはパワス
テ用ポンプ6の回転数Npが大きく、一方、車両速度が
速い時にはパワステ用ポンプ6の回転数Npは小さくな
る。このようなパワステ用ポンプ6から作動油の供給を
受けるパワステ機構81は、車両速度が遅い時にはハン
ドルが軽く、車両速度が速くなるとハンドルが重くな
る。したがって、一般のパワステ用ポンプ6のように可
変容量機構を付設する必要がなく、ポンプ構造を簡易化
することができる。
【0025】ところで、表1より、内歯歯車24の回転
数が4500rpmに相当する高速で車両が走行してい
る時には、パワステ用ポンプ6の回転数Npは0になる
が、トルク反力は受けるので、回転軸41の回転を抑止
する必要がある。そこで、本実施形態では、弁制御装置
7は電磁ソレノイド712に通電して油圧流路71cを
選択する。
【0026】これによりパワステ用ポンプ6の油圧回路
は閉鎖され、ポンプ6がロックされる。この状態では、
作動歯車機構1は一定変速比(本実施形態では1.5
倍)の変速機となり、エンジン駆動力の全てが車両の駆
動に直接使用される。したがって、燃費や排気エミッシ
ョンの向上等よりもむしろ高速走行や急加速が必要な場
合には、パワステ用ポンプ6をロックした状態でエンジ
ン出力を全開にして走行することができる。
【0027】このように、本実施形態では、エンジン駆
動力を有効に使用したい場合にはパワステ用ポンプ6を
ロックすることにより回転電機4の回転軸41を拘束し
ているから、クラッチ等の特別な拘束用部材を設けるこ
となく、簡易、安価、かつ小スペースにて拘束機構を実
現することができる。この場合、電気的制御により回転
電機4の回転軸41を拘束するのに比して、制御も容易
である。
【0028】ところで、回転電機4が断線故障すると、
その回転軸41がフリーとなり、エンジン1の駆動力が
殆ど上記回転軸41を回転させるのに費やされて車軸S
1、S2に伝達されるトルクが激減し、この結果、車両
の走行が不可能となる。そこで、本実施形態では、弁制
御回路7は回転電機4からの断線検出信号4aを受ける
と、シフトレバー84のシフト位置信号84aより、車
両が前進走行中であるか、後退走行中であるかを判定
し、前進走行中であれば油圧流路71cを選択し、後退
走行中であれば油圧流路71aを選択する。
【0029】これにより、前進走行中に回転電機4が断
線故障した場合には、油圧流路71cが選択されて既述
のようにパワステ用ポンプ6がロックされ、回転電機4
の回転軸41が拘束される。この結果、エンジン動力が
差動歯車機構2を介して1.5倍の変速比で直接車軸S
1、S2に伝達されて車両の走行が可能となる。なお、
この時、回転電機5を補助動力として使用できる。
【0030】車両の後退走行中に回転電機4が断線故障
した場合には、油圧流路71aが選択されて回転電機4
の回転軸41がフリーにされ、同時に回転電機5が逆転
させられる。そして、この逆転した回転電機5の駆動力
が車軸S1、S2に伝達されて車両の後退が可能とな
る。すなわち、正常状態における後退走行と同じであ
る。
【0031】なお、図示しないが、音声等により、回転
電機4の故障を乗員に速やかに報知する警報装置が設け
られている。 (第2実施形態)差動歯車機構として上記第1実施形態
における遊星歯車機構2に代えて、図3に示すように傘
歯車機構9を使用しても良い。その詳細を図4に示す。
装置ハウジングH内には水平姿勢で円筒壁96が配設さ
れ、この円筒壁96内を横切るピン95に前後(図の上
下)一対の傘歯車91、92が支持されて、これらに左
右一対の傘歯車93、94が噛合している。
【0032】そして、フライホイール12(図1)から
の出力軸11が左側傘歯車93にスプライン結合され、
右側傘歯車94には回転電機4の回転軸41の一端がス
プライン結合されている。上記円筒壁96の外周に形成
した歯形には、装置ハウジングH内に回転自在に支持さ
れたアイドラ歯車55が噛合し、このアイドラ歯車55
に回転電機5の回転軸51先端に設けた平歯車54が噛
合している。他の構造は上記第1実施形態と同一であ
る。このような構造によっても、第1実施形態と同様の
作用効果が得られる。
【0033】また、回転電機4の断線故障のような非常
時には最低限車両の前進ができれば良いと考えれば、図
3に示すように、コントロールバルブ71の油圧流路7
1dを、互いに交差する位置のポート間を連通させるよ
うな構造とすることができる。このような構造によれ
ば、エンジン回転数よりも速い回転数を得るために回転
電機4を逆転させた場合にも、油圧流路71dを選択す
ることによってパワステ用ポンプ6からパワステ機構8
1の動力部811へ作動油を供給することができ、ステ
アリングアシストが可能となる。
【0034】なお、上記各実施形態で、高速走行時等に
おける回転電機4の回転軸41の拘束を、コンプレッサ
等の他の車載補機により行っても良く、また、回転軸拘
束はその回転を完全に止める以外に、回転を適宜な値に
制限するものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、ハイブリッド
車両に搭載された動力伝達装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態における、動力伝達装置
の詳細断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態における、ハイブリッド
車両に搭載された動力伝達装置の概略構成を示す図であ
る。
【図4】本発明の第2実施形態における、動力伝達装置
の詳細断面図である。
【符号の説明】
1…エンジン、11…出力軸、2…差動歯車機構、21
…腕体、22…遊星歯車、23…太陽歯車、24…内歯
歯車、3…差動歯車機構、31、32、33、34…傘
歯車、4…回転電機、41…回転軸、5…回転電機、5
1…回転軸、6…パワステ用ポンプ、62、63…油圧
配管、7…弁制御装置、71…スプール弁、S1、S2
…車軸、W…駆動輪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02P 6/08 H02P 6/02 311 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/18 B60K 6/04 B60L 11/14 F16H 48/08 H02P 6/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力部(21)に内燃機関(1)の出力
    軸(11)を連結するとともに、一対の出力部の一方
    (23)に第1の回転電機(4)の回転軸(41)を、
    他方(24)に第2の回転電機(5)の回転軸(51)
    をそれぞれ連結した第1の差動歯車機構(2)と、 前記第1の回転電機(4)の回転軸(41)に車載補機
    (6)を負荷として結合するとともに、前記第1の回転
    電機とは別途に、当該車載補機(6)の負荷量を増減変
    更する負荷量変更手段(7)とを設けたことを特徴とす
    る車両用動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の回転電機(4)の断線故障を
    検出する故障検出手段を設け、前記負荷量変更手段
    (7)は前記断線故障が検出された時に、前記車載補機
    (6)の負荷量を、前記回転軸(41)の回転を拘束す
    るに足る大きさに増大させるものであることを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記車載補機は流体ポンプ(6)であ
    り、前記負荷量変更手段(7)は前記流体ポンプ(6)
    を介設した流体流路(62、63)の流量を制限するも
    のであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両
    用動力伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷量変更手段(7)は、少なくと
    も前記流体流路(62、63)を分離閉止する切換え流
    路を設けた弁体(71)を有していることを特徴とする
    請求項3に記載の車両用動力伝達装置。
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