JP3491362B2 - テールクリアランス計測装置 - Google Patents

テールクリアランス計測装置

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JP3491362B2
JP3491362B2 JP02015595A JP2015595A JP3491362B2 JP 3491362 B2 JP3491362 B2 JP 3491362B2 JP 02015595 A JP02015595 A JP 02015595A JP 2015595 A JP2015595 A JP 2015595A JP 3491362 B2 JP3491362 B2 JP 3491362B2
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重一 石井
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機のテー
ルフレーム内面とそのテールフレーム内に組み立てられ
たセグメント外面との間のテールクリアランスを計測す
るテールクリアランス計測装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】シールド掘進機は、筒状のテールフレー
ム内に周設された複数のシールドジャッキを後方へ進展
させ、各ジャッキの先端(ジャッキシュー)をテールフ
レーム内の後方に組み立てられた既設セグメントの端面
に当接させ、これを反力にとって前方に掘進するもので
ある。この種のシールド掘進機では、各シールドジャッ
キの進展ストロークを変えることにより又はテーパセグ
メントを用いることによりカーブ掘進を行うが、その
際、テールフレームの内面が既設セグメントの外面に接
触することを防止すべく、これらの間に形成されるテー
ルクリアランスを計測して管理する必要がある。 【0003】そこで、本出願人は先に図5に示すテール
クリアランス計測装置1を開発した(実願平2-63253
号)。図示するように、掘進機のテールフレーム2内
に、軸方向に伸縮して既設セグメントの端面に当接され
るL字型の本体3が設けられており、この本体3の先端
には、既設セグメント4の内面までの距離aを検出する
第一センサ5と、テールフレーム2の内面までの距離b
を検出する第二センサ6とが設けられている。 【0004】この構成によれば、セグメント4の厚さを
t,第一第二センサ5,6間の距離をdとすれば、テー
ルクリアランスcは次の式で算出される。 【0005】d+b=a+t+c ∴ c=(d−t)+(b−a) ここで、dおよびtは一定なので、第一第二センサ5,
6でaおよびbを検出することにより、テールクリアラ
ンスcを算出できる。 【0006】またこのテールクリアランス計測装置1
は、テールフレーム2の内周に少なくとも3箇所設けら
れており、テールフレーム2全体のテールクリアランス
を計測するようになっている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかし、かかるテール
クリアランス計測装置1においては、シールドジャッキ
7の内側に軸方向に伸縮するL字型本体3を設けなけれ
ばならないので、この本体3が狭隘な掘進機内のスペー
スを占拠し、有効作業スペースが減少してしまうという
問題が生じた。 【0008】そこで、本出願人は、実願平5- 60892号に
て、シールドジャッキのジャッキシューの先端にセンサ
を設けることを提案したが、ジャッキシューは、セグメ
ントを垂直に押圧するためにシールドジャッキに対して
3〜5°首振自在に設けられており、正確なテールクリ
アランスを計測することが難しい問題がある。 【0009】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、小型化・低コスト化を図ると共にジャッキシュ
ーの首振りの影響を受けないテールクリアランス計測装
置を提供することにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シールド掘進機のテールフレーム内面とそ
のテールフレーム内に組み立てられたセグメント外面と
の間のテールクリアランスを計測する装置において、既
設セグメントの端面をジャッキシューを介して押圧する
シールドジャッキのロッド先端に支持金具を設け、その
支持金具にテールフレーム内面までの距離を検出する固
定センサを設け、上記支持金具に、先端がジャッキシュ
ー内方から、既設セグメント内方へ出没する移動装置を
設けると共にその移動装置の先端にセグメント内面まで
の距離を検出する移動センサを設けたものである。 【0011】 【作用】上記構成によれば、固定センサと移動センサを
シールドジャッキのジャッキシュー後方のロッド先端に
設けることで、セグメントを押圧する際に、ジャッキシ
ューが首振りを起こしても、なんら支障なくテールクリ
アランスを計測することができる。 【0012】 【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。 【0013】図1は本実施例に係るテールクリアランス
計測装置が組み込まれたシールド掘進機のシールドジャ
ッキ部分の正面図であり、図2はその側断面図、図3は
平面図である。 【0014】図中10はシールドジャッキであり、テー
ルフレーム12内にその周方向に沿って複数本配置され
ている。シールドジャッキ10は、移動自在なロッド1
1の先端にジャッキシュー13が3〜5°首振り自在に
設けられている。このロッド11は、シールドジャッキ
10に対して偏心して設けられその軸廻に回転しないよ
うになっている。このロッド11を後方に進展させて、
ジャッキシュー13をテールフレーム12内に組み立て
られた既設セグメント14の端面に当接させ、これを反
力にとって掘進機を前進させるものである。 【0015】 上記ジャッキシュー13の後方(掘進側
前方)のロッド11の先端には支持金具15が設けられ
る。支持金具15は、二つ割りにされ、ボルト16で連
結される円弧状のリング17,17と、そのリング17
の一方に設けられ、径方向と方向の面を有するステー
ジ18からなり、図2に示すように、そのステージ18
の径方向側の面18Dに、テールフレーム12内面まで
の径方向の距離bを検出する固定センサ19が設けられ
ている。 【0016】 また図2,図3に示すように方向の面
18Aには、先端がジャッキシュー13の内周側に位置
し、既設セグメント14の内方に向けて移動自在な移動
装置20が設けられる。この移動装置20は、そのロッ
ド21が、テールフレームの略直径方向と交わるよう
に、かつシールドジャッキ10の軸と平行に移動するよ
うに設けられる。このロッド21の先端には支持部材2
2が設けられる。支持部材22は、図示していないが、
適宜ガイド部材で案内され、テールフレーム12の軸方
向と平行に移動できると共に支持部材22がその径方向
に向くように支持される。 【0017】この移動装置20のロッド21先端の支持
部材22には、ジャッキシュー13の内方から、既設セ
グメント14の内方(内周面)へ出没してセグメント内
面までの距離aを検出する移動センサ23が設けられて
いる。 【0018】これら固定・移動センサ19,23には、
超音波センサ,光量センサ,レーザセンサ,渦電流セン
サ等が用いられる。 【0019】これらセンサ19,23の検出値は、ステ
ージ18に設けた電気端子24を介して直接演算器(図
示せず)に接続されている。 【0020】 演算器は、上記固定・移動センサ19,
23の検出値b,a、セグメント14の厚さtおよび固
定・移動センサ19,23間の径方向の距離dに基づい
て、テールフレーム12内面とそのテールフレーム12
内に組み立てられたセグメント14外面との間のテール
クリアランスcを算出するものである。つまり、図5の
従来例で説明したように、 d+b=a+t+c から、テールクリアランスcは、 c=(d−t)+(b−a)‥‥(1) となる。 【0021】 ここで、固定・移動センサ19,23間
の径方向の距離dおよびセグメント14の厚さtは一定
なので、固定・移動センサ19,23でbおよびaを検
出することにより、テールクリアランスcを算出でき
る。 【0022】このテールクリアランス測定装置は、図4
で説明したようにテールフレーム12の周方向に所定間
隔を隔てて例えば3個設けられている。なお、取付個数
は3個以上であれば何個でもよいが、テールフレーム1
2の底部は水没の可能性があるため、避けた方がよい。 【0023】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。 【0024】 テールクリアランスcを測定する際に
は、まずシールドジャッキ10のジャッキシュー13を
既設セグメント14の端面に当接させる。そして、ジャ
ッキシュー13側面の固定センサ19によってテールフ
レーム12内面までの距離bを検出する。 【0025】次に、ジャッキシュー13内周側の移動装
置20のロッド21を伸長させて支持部材22を既設セ
グメント14の内周側へ移動させ、支持部材22に設け
た移動センサ23によってセグメント14内面までの距
離aを検出する。 【0026】 このとき、移動センサ23と固定センサ
19との径方向の距離dは一定であり、セグメント14
の厚さtも一定であり双方とも予め分かっている。よっ
て、演算器は、それらの値d,tと上記固定・移動セン
サ19,23の検出値b,aとに基づいて,上式(1)
によりテールクリアランスcを算出する。 【0027】既設セグメント14の先端に次のセグメン
トを嵌め込むときは、シールドジャッキ11を収縮させ
ると共に、上記移動装置20のロッド21を収縮させて
移動センサ23を既設セグメント14の内周側からジャ
ッキシュー13側に引き込む。これにより、径方向から
供給され嵌め込まれるセグメントが移動センサ23と干
渉することはない。 【0028】このように、上記構成によれば、軸方向に
伸縮するシールドジャッキ10のロッド11にテールク
リアランス測定装置を設けることで、先願発明のジャッ
キシューに取り付ける場合の首振りの問題がなくなり曲
線施工等でのテールクリアランス計測が確実となる。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、固
定センサと移動センサをシールドジャッキのジャッキシ
ュー後方のロッド先端に設けることで、セグメントを押
圧する際に、ジャッキシューが首振りを起こしても、な
んら支障なくテールクリアランスを計測することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すテールクリアランス測
定装置が組み込まれたシールド掘進機のシールドジャッ
キ部分の正面図である。 【図2】図1の側断面図である。 【図3】図1の平面図である。 【図4】先願のテールクリアランス測定装置の取付位置
を示すシールド掘進機の横断面図である。 【図5】本出願人が先に開発したテールクリアランス測
定装置の説明図である。 【符号の説明】 10 シールドジャッキ 11 シールドジャッキロッド 12 テールフレーム 13 ジャッキシュー 14 セグメント 15 支持金具 19 固定センサ 20 移動装置 23 移動センサ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 シールド掘進機のテールフレーム内面と
    そのテールフレーム内に組み立てられたセグメント外面
    との間のテールクリアランスを計測する装置において、
    既設セグメントの端面をジャッキシューを介して押圧す
    るシールドジャッキのロッド先端に支持金具を設け、そ
    の支持金具にテールフレーム内面までの距離を検出する
    固定センサを設け、上記支持金具に、先端がジャッキシ
    ュー内方から、既設セグメント内方へ出没する移動装置
    を設けると共にその移動装置の先端にセグメント内面ま
    での距離を検出する移動センサを設けたことを特徴とす
    るテールクリアランス計測装置。
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