JP3491349B2 - 弾性表面波装置及びそれを用いた通信装置 - Google Patents

弾性表面波装置及びそれを用いた通信装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスペクトラム拡散通信の
受信のための、同期,拡散の相関復調、フィルタリング
を行い、かつ情報復調を行う弾性表面波装置及びその弾
性表面波装置を用いた通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、弾性表面波(SAW)装置を用い
て、スペクトラム拡散通信装置を構成する際には、例え
ば、Conference Record Vol.2
MILCOM ’82,34.5−1〜34.5−
3,に見られる様にSAWマッチドフィルタを用いた相
関器とSAW遅延線を用い、いわゆるPDI方式で情報
信号を復調していた。また、特開平3−77445号公
報に見る様にSAWマッチドフィルタとSAW遅延線を
同一SAW基板上に、かつ同一伝搬路上に設け、マッチ
ドフィルタの符号化電極以外の送受波電極とSAW遅延
線の入力電極を共通の電極として情報信号を同様に復調
していた。
【0003】また、これらのSAWマッチドフィルタで
は符号化電極に於ける遅延時間を取り扱うべきベースバ
ンド二値情報の1ビットの時間としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトラム拡散通信用SAWマッチドフィルタに
は伝送情報の高速化、あるいは拡散帯域の制限が必要な
場合、符号長が短く(チップが少なく)なり、使用可能
な符号配列が限られ、同様のシステムの並列配置が難し
く、また充分な拡散比(SN比)が確保できない、相関
ピーク損失が大きくなる等の問題があった。または拡散
比を確保しようとすると、伝送情報の高速化に対応でき
ない、あるいは拡散帯域が制限を外れる等の問題があっ
た。
【0005】さらに上記従来の前者にてはSAWマッチ
ドフィルタとSAW遅延線を別個に設け、かつその間の
減衰を補うためにアンプを挿入するなど回路規模が大き
くなる、消費電力も増える、価格も上昇する等の課題が
あった。上記後者ではSAWマッチドフィルタとSAW
遅延線の間のアンプは不要となるものの、SAWマッチ
ドフィルタとSAW遅延線が同一伝搬路上に配列される
ためSAWデバイス全体が長手方向が極めて大きくなる
ばかりでなく、SAWデバイスのハーメチックシールの
パッケージが、価格が高くなる等の小型化,低価格化を
妨げる要因が有った。
【0006】本発明の目的は、上記の高速化,小型化,
低価格化等を阻害する要因を除き、スペクトラム通信用
のSAWデバイスとそれを用いたスペクトラム拡散通信
装置の情報処理高速化,小型化,低価格化を達成する事
に有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では符号化電極と該符号化電極と互いに送
受波しうる送受波電極からなるSAW(弾性表面波)マ
ッチドフィルタを設け、かつ該符号化電極に於ける遅延
時間を取り扱うべきベースバンド二値情報の1ビットの
時間の2のM乗倍(Mは整数)とした。また、符号化電
極と該符号化電極と互いに送受波しうる送受波電極を該
符号化電極を挟んで各一個設けることによりSAW(弾
性表面波)マッチドフィルタを計二個設けた。それに加
えてかつ該SAWマッチドフィルタと並んで弾性表面波
伝搬路を平行とした、互いに送受波しうる二個の送受波
電極よりなるSAW遅延線を設け、かつ、上記SAWマ
ッチドフィルタの送受波電極を整合回路を介して上記S
AW遅延線の入力送受波電極と復調器の一方の入力と結
合させ、上記SAW遅延線の出力送受波電極を他の整合
回路を介して上記復調器の他の入力と結合させた。
【0008】
【作用】上記した様に、SAWマッチドフィルタを設
け、該符号化電極に於ける遅延時間TSAW を取り扱うべ
きベースバンド二値情報の1ビットの時間の2のM乗倍
(Mは整数)としたことにより、ベースバンドで情報信
号をM段にシリアル/パラレル変換し、二値情報の1ビ
ットの時間の2のM乗倍(Mは整数)を1シンボルとし
た信号をとりあつかえるため該符号化電極に於けるチッ
プ数(電極タップ数)を約2のM乗倍とでき、拡散比を
相応に大きく出来る、即ちSN比が確保出来、かつ損失
も小さくできる。ここで、ベースバンド情報速度をRIM
´、ベースバンドでの情報の多重度をNIM(=2のM
乗)と書くとシンボル速度RIMは RIM=RIM´/NIM=1/TSAW 式(1) であり、拡散信号のチップ速度Rcは拡散帯域幅BDS
シンボル速度RIM,チップ数Ncとで、 Rc=BDS/2 式(2) =RIM・Nc 式(3) =RIM´・Nc/NIM 式(4) と書き表される。拡散帯域幅BDSに制限が有り、ベース
バンド情報速度RIM´を大きくした場合、従来のM=
0,NIM=1では、チップ数Ncを小さくせざるを得な
い。M=1から大きくしてゆくと、チップ数NcはNIM
(=2のM乗)倍に増えてゆく。即ち、拡散比を相応に
大きく出来、SN比が確保出来る。かつ損失も小さくで
きる。また符号化電極と該符号化電極と互いに送受波し
うる送受波電極を該符号化電極を挟んで各一個設けるこ
とによりSAW(弾性表面波)マッチドフィルタを計二
個設けたので一つのデバイスで、互いに時間反転の関係
にある二つの符号が扱え、小型化出来る。かつ該SAW
マッチドフィルタと並んで弾性表面波伝搬路を平行とし
た、SAW遅延線を設けたことにより、SAWデバイス
としての長手方向寸法を従来の約1/2に短縮できる。
【0009】更に、上記SAWマッチドフィルタの送受
波電極を整合回路を介して上記SAW遅延線の入力送受
波電極と復調器の一方の入力と結合させ、上記SAW遅
延線の出力送受波電極を他の整合回路を介して上記復調
器の他の入力と結合させたことにより、上記SAWマッ
チドフィルタの出力となる送受波電極と上記SAW遅延
線の入力送受波電極と復調器の一方の入力の間の電力損
失を3dB程度に減らす事が出来、上記SAWマッチド
フィルタとSAW遅延線の間のアンプ等を省略できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の弾性表面波装置及びそれを用
いた通信装置の好適な実施例を示す模式的平面図であ
る。
【0011】図1において、弾性表面波基板1上に符号
化電極2と該符号化電極2と互いに送受波しうる送受波
電極3からなるSAW(弾性表面波)マッチドフィルタ
4を設け、かつ該SAWマッチドフィルタ4と並んで弾
性表面波伝搬路を平行とした、互いに送受波しうる二個
の送受波電極6,7よりなるSAW遅延線5を設けてい
る。更に、上記SAWマッチドフィルタ4の送受波電極
3を整合回路8を介して上記SAW遅延線5の入力送受
波電極6並びに復調器10の一方の入力と結合させ、上
記SAW遅延線5の出力送受波電極7を他の整合回路9
を介して上記復調器10の他の入力と結合させている。
ここで該符号化電極に於ける遅延時間TSAW を取り扱う
べきベースバンド二値情報の1ビットの時間の2のM乗
倍(Mは整数で、ここではM=1)とした。
【0012】ここで上記SAWマッチドフィルタ4の符
号化電極2に情報信号をπ/4−シフトQPSK変調し
た後、該符号化電極2と同じ符号でスペクトラム拡散変
調した信号を入力し、SAWマッチドフィルタ4で同
期、拡散復調した信号と情報1ビットの時間の2のM乗
倍前の該拡散復調した信号を該SAW遅延線5に入力し
て情報1ビット分の時間の2のM乗倍の時間を遅延させ
て得た信号とを上記の復調器10の各々の入力端子に入
力し、情報復調している。
【0013】本実施例では、情報信号は速度1024K
bpsの二値信号で、π/4−シフトQPSK変調して
いる。即ちシリアル/パラレル変換はπ/4−シフトQ
PSK変調に伴い一回(M=1に相当)である。更に2
60.096MHzの微弱電波を搬送波とした上で、各
1ビットの二倍をさらに127チップ(27−1)のm
系列のPN(疑似雑音)符号で周波数拡散変調した信号
を入力信号としている。ここで、拡散の帯域は微弱電波
では周波数の上限が事実上322MHzに押さえられる
ことから、帯域幅BDSとして約120MHz、チップ速
度RC として約60MHzが上限となっている。弾性表
面波基板としては遅延時間の温度係数の小さく零温度係
数を持つSTカット水晶基板を用いており、SAWの各
電極は膜厚0.1μmのAl薄膜をホトエッチングして
形成したダブル電極指からなる中心周波数260.09
6MHzのインターディジタルトランスデューサ(ID
T)から構成される。符号化電極2は対数0.5対のI
DTを、その極性に上記の符号化を施して電極周期λE
の4倍毎に配置し、127チップに構成してあり、これ
と対となる送受波電極3は電極対数4対のいわゆる正規
型電極で構成してある。一方、SAW遅延線の入力送受
波電極6、出力送受波電極7はいずれも電極対数4対の
正規型電極で構成され、情報1ビットの二倍相当の遅延
時間TSAW を生ずる様に間隔が取られている。
【0014】本実施例では、所定のPN符号に対するS
AWマッチドフィルタそのものの相関出力信号ピークは
40dBにとどまっているが、雑音信号にたいしては、
20dB以上のレベル差を取ることができた。従来構成
では情報1ビット分の遅延時間なので符号化電極のチッ
プ数NC =63と半減するので、本実施例では従来構成
の二倍の出力が得られていることがわかる。即ち、SN
比も3dB良いので有る。さらにSAWチップの長手方
向寸法は15mm、短辺は6mmと第二の従来例と同様
の構成とした場合に比べ、長手方向寸法は約1/2とで
きた。そのため、デバイスのパッケージが大幅に小さく
なり、価格的にも低減できた。さらに、第一の従来例に
比べ、SAWのパッケージが二個から一個と半減できた
だけでなく、アンプが節約出来、小型化,低価格化、消
費電力の低減ができた。また、スペクトラム通信の受信
装置としても、上記の効果が発揮され、薄型のカード状
のモデムが可能となった。
【0015】図2は本発明の弾性表面波装置及びそれを
用いた通信装置の好適な第二の実施例を示す模式的平面
図である。
【0016】図2において、弾性表面波基板1上に符号
化電極2と該符号化電極2と互いに送受波しうる送受波
電極3からなるSAW(弾性表面波)マッチドフィルタ
4を設け、かつ該SAWマッチドフィルタ4と並んで弾
性表面波伝搬路を平行とした、互いに送受波しうる二個
の送受波電極6,7よりなるSAW遅延線5を設けてい
る。更に、上記SAWマッチドフィルタ4の送受波電極
3を整合回路8を介して上記SAW遅延線5の入力送受
波電極6並びに復調器10の一方の入力と結合させ、上
記SAW遅延線5の出力送受波電極7を他の整合回路9
を介して上記復調器10の他の入力と結合させている。
同じく図2において、弾性表面波基板1上に符号化電極
2を挟み、送受波電極3の反対側に該符号化電極2と互
いに送受波しうる送受波電極3´からなるSAW(弾性
表面波)マッチドフィルタ4´を設け、かつ該SAWマ
ッチドフィルタ4´と並んで弾性表面波伝搬路を平行と
した、互いに送受波しうる二個の送受波電極6´,7´
よりなるSAW遅延線5´を設けている。更に、上記S
AWマッチドフィルタ4´の送受波電極3´を整合回路
8´を介して上記SAW遅延線5´の入力送受波電極6
´並びに復調器10´の一方の入力と結合させ、上記S
AW遅延線5´の出力送受波電極7´を他の整合回路9
´を介して上記復調器10´の他の入力と結合させてい
る。ここで該符号化電極に於ける遅延時間TSAW を取り
扱うべきベースバンド二値情報の1ビットの時間の2の
M乗倍(Mは整数で、ここではM=2)とした。
【0017】ここで上記SAWマッチドフィルタ4の符
号化電極2に情報信号をシリアル/パラレル変換して二
系統に分け、その各々をπ/4−シフトQPSK変調し
た後、その一方を該符号化電極2と同じ符号でスペクト
ラム拡散変調した信号を入力し、SAWマッチドフィル
タ4で同期、拡散復調した信号と情報1ビットの時間の
2のM乗倍前の該拡散復調した信号を該SAW遅延線5
に入力して情報1ビット分の時間の2のM乗倍の時間を
遅延させて得た信号とを上記の復調器10の各々の入力
端子に入力し、情報復調している。また、符号化電極2
には、π/4−シフトQPSK変調した他の一方を該符
号化電極2と同じ符号を時間反転した符号でスペクトラ
ム拡散変調した信号を並行して入力し、SAWマッチド
フィルタ4´で同期、拡散復調した信号と情報1ビット
の時間の2のM乗倍前の該拡散復調した信号を該SAW
遅延線5´に入力して情報1ビット分の時間の2のM乗
倍の時間を遅延させて得た信号とを上記の復調器10´
の各々の入力端子に入力し、情報復調している。
【0018】本実施例では、情報信号は速度2048K
bpsの二値信号で、一回シリアル/パラレル変換し二
系統に分けたのち、その各々をπ/4−シフトQPSK
変調している。ここではシリアル/パラレル変換の回数
はπ/4−シフトQPSK変調に伴うものを含め二回
(M=2)である。更に260.096MHzの微弱電
波を搬送波とした上で、各1ビットの4倍をさらに12
7チップ(27−1)のm系列のPN(疑似雑音)符号
で周波数拡散変調した信号を入力信号としている。弾性
表面波基板としては遅延時間の温度係数の小さく零温度
係数を持つSTカット水晶基板を用いており、SAWの
各電極は膜厚0.1μmのAl薄膜をホトエッチングし
て形成したダブル電極指からなる中心周波数260.0
96MHzのインターディジタルトランスデューサ(I
DT)から構成される。符号化電極2は対数0.5対の
IDTを、その極性に上記の符号化を施して電極周期λ
E の4倍毎に配置し、127チップに構成してあり、こ
れと対となる送受波電極3は電極対数4対のいわゆる正
規型電極で構成してある。一方、SAW遅延線の入力送
受波電極6、出力送受波電極7はいずれも電極対数4対
の正規型電極で構成され、情報1ビットの4倍相当の遅
延時間を生ずる様に間隔が取られている。
【0019】本実施例では、所定のPN符号に対するS
AWマッチドフィルタそのものの相関出力信号ピークは
40dBにとどまっているが、雑音信号にたいしては、
20dB以上のレベル差を取ることができた。従来構成
では情報1ビット分の遅延時間なので符号化電極のチッ
プ数NC =31と1/4に減するので、本実施例では従
来構成の4倍の出力が得られていることがわかる。即
ち、SN比も6dB良いので有る。さらにSAWチップ
の長手方向寸法は15mm、短辺は6mmと第二の従来
例と同様の構成とした場合に比べ、長手方向寸法は約1
/2とできた。そのため、デバイスのパッケージが大幅
に小さくなり、価格的にも低減できた。さらに、第一の
従来例に比べ、SAWのパッケージが二個から一個と半
減できただけでなく、アンプが節約出来、小型化,低価
格化、消費電力の低減ができた。また、スペクトラム通
信の受信装置としても、上記の効果が発揮され、薄型の
カード状のモデムが可能となった。
【0020】上記第二の実施例において、元の二値情報
信号が8192Kbpsとかなり高速であってもチップ
数NC =31,(25−1)とすれば、弾性表面波基板
が水晶であっても符号化電極2と外部回路との整合は、
弾性表面波基板面積を過大とすることなく充分にとれ、
相関ピーク損失を過大とすることなく充分に実用的なも
のとできる。他方、従来技術では、チップ数NC =7で
弾性表面波基板が低温特の点から必要な水晶であっては
符号化電極2と外部回路との整合は、実質上、非常に困
難である。従って、損失の点でも大きく、SN比も極め
て小さく、スペクトラム拡散通信の利点が殆ど失われ
る。
【0021】上記の実施例では、同一弾性表面波基板上
にSAW遅延線を組み込み、遅延検波しているが、必ず
しもそうでなくともよく、同期検波等を用いても良い。
【0022】
【発明の効果】本発明により、スペクトラム通信の相関
復調,同期,フィルタリング、並びに情報復調に使用す
るSAWデバイスが、その損失、SN比を損なうことな
く高速情報を扱うことができるようになり、一個のパッ
ケージで構成出来、しかもその寸法が小型化でき、さら
にアンプ等が節約できる。そのため、スペクトラム通信
用のSAWデバイス及びそれを用いた通信装置の高速情
報への対応、小型化,低価格化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾性表面波装置及びそれを用いた通信
装置の好適な実施例を示す模式的平面図である。
【図2】本発明の弾性表面波装置及びそれを用いた通信
装置の好適な第二の実施例を示す模式的平面図である。
【符号の説明】
1…弾性表面波基板、2…符号化電極、3,3´…送受
波電極(SAW マッチド フィルタ用)、4,4´…
SAW マッチド フィルタ、5,5´…SAW遅延
線、6,6´…送受波電極(遅延線入力)、7,7´…
送受波電極(遅延線出力)、8,8´…整合回路(遅延
線入力)、9,9´…整合回路(遅延線出力)、10,
10´…復調器、11…SAW マッチド フィルタ
入力、12,12´…復調器出力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 佳弘 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社 日立製作所 映像メディア研究 所内 (72)発明者 山田 純 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株 式会社 日立製作所 情報通信事業部内 (56)参考文献 特開 平5−316074(JP,A) 特開 平6−21752(JP,A) 特開 平7−193478(JP,A) 特開 平6−350558(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H03H 9/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性表面波基板上に少なくとも一個の送受
    波電極を設けた弾性表面波装置において、符号化電極と
    該符号化電極と互いに送受波しうる送受波電極からなる
    SAW(弾性表面波)マッチドフィルタを設けた、弾性
    表面波装置において、 該符号化電極に於ける遅延時間を取り扱うべきベースバ
    ンド二値情報の1ビットの時間の2のM乗倍(Mは整
    数)を1シンボル時間として、この1シンボルを拡散符
    号で周波数拡散変調した信号を該符号化電極において拡
    散の相関復調することを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】弾性表面波基板上に少なくとも一個の送受
    波電極を設けた弾性表面波装置において、符号化電極と
    該符号化電極と互いに送受波しうる送受波電極を該符号
    化電極を挟んで各一個設けることによりSAW(弾性表
    面波)マッチドフィルタを計二個設け、かつ該符号化電
    極に於ける遅延時間を取り扱うべきベースバンド二値情
    報の1ビットの時間の2のM乗倍(Mは整数)としたこ
    とを特徴とする弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】弾性表面波基板上に少なくとも一個の送受
    波電極を設けた弾性表面波装置において、符号化電極と
    該符号化電極と互いに送受波しうる送受波電極からなる
    SAW(弾性表面波)マッチドフィルタを設け、かつ該
    SAWマッチドフィルタと並んで弾性表面波伝搬路を平
    行とした、互いに送受波しうる二個の送受波電極よりな
    るSAW遅延線を設け、かつ、上記SAWマッチドフィ
    ルタの送受波電極を整合回路を介して上記SAW遅延線
    の入力送受波電極と復調器の一方の入力と結合させ、上
    記SAW遅延線の出力送受波電極を他の整合回路を介し
    て上記復調器の他の入力と結合させとたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】請求項3の弾性表面波装置において、上記
    SAWマッチドフィルタの送受波電極を整合回路を介し
    て上記SAW遅延線の入力送受波電極と復調器の一方の
    入力と結合させ、上記SAW遅延線の出力送受波電極を
    他の整合回路を介して上記復調器の他の入力と結合させ
    た弾性表面波装置の上記SAWマッチドフィルタの符号
    化電極に同じ符号でスペクトラム拡散変調したDPSK
    変調もしくはπ/4シフトQPSK変調の情報信号を入
    力し、マッチドフィルタで同期、拡散復調した信号と信
    号を該SAW遅延線に入力して二値情報で2のM乗ビッ
    ト分の時間を遅延させて得た二値情報で2のM乗ビット
    前の該拡散復調した信号とを上記の復調器の各々の入力
    端子に入力し、情報復調したことを特徴とする通信装
    置。
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