JP3490997B2 - プリペイドカード及び発行装置及び精算装置及び払戻制御方法 - Google Patents

プリペイドカード及び発行装置及び精算装置及び払戻制御方法

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JP3490997B2 JP2002005908A JP2002005908A JP3490997B2 JP 3490997 B2 JP3490997 B2 JP 3490997B2 JP 2002005908 A JP2002005908 A JP 2002005908A JP 2002005908 A JP2002005908 A JP 2002005908A JP 3490997 B2 JP3490997 B2 JP 3490997B2
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Description

【発明の詳細な説明】
(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図5) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 発明の実施の形態 (a) 一実施例の説明(図2乃至図4) (b) 他の実施例の説明 発明の効果
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人識別カードに
より購入できるプリペイドカード及び発行装置及び精算
装置及び払戻制御方法に関する。
【0002】近年、現金を前払いし、その現金額に相当
するプリペイドカードを購入し、プリペイドカードによ
って、商品購入、サービスの支払いの決済を行うプリペ
イドカードシステムが盛んに利用されている。
【0003】プリペイドカードは、顧客が現金を勘定せ
ずに済み、カードの挿入だけで決済でき、店舗側も現金
の受渡しをしなくて良いため、自動販売の分野や、スー
パーマーケット等の細かい現金の受渡しが必要な分野で
の普及が見込まれている。
【0004】このような、プリペイドカードを現金以外
にも、IDカード、クレジットカード等の個人識別カー
ドにより、購入させ、利用の普及を図ることが行われて
いるが、この場合は、カード購入の決済が給料や口座引
き落とし等の後払いになるため、係る個人識別カードで
購入したプリペイドカードの残額払戻の問題が生じて、
その対策が必要となる。
【0005】
【従来の技術】図5は従来技術の説明図である。
【0006】図5は、企業内の食堂プリペイドカードシ
ステムを示し、コントローラ4に構内回線を介しレジス
タ端末等のプリペイドカード決済機3と、現金又はID
カード5でプリペイドカード6を発行するプリペイドカ
ード発券機1と、プリペイドカード6により、プリペイ
ドカードの残額の現金払戻を行うプリペイドカード精算
機2とが接続されている。
【0007】発券機1は、現金を投入し、金額を指定す
ることにより、現金で購入したことを示す現金フラグと
金額を書き込んだプリペイドカード6を発行する他に、
社員等のIDカード5を読み取り、正当なIDカードと
判定すると、IDカードで購入したことを示すIDフラ
グと指定された金額を書き込んだプリペイドカード6を
発行する。
【0008】このIDカード5による購入に対しては、
コントローラ4に通知され、ID番号に対応した買い上
げ額が加算され、給料から控除される。
【0009】このプリペイドカード6は、社員食堂等で
各種の単品等を取り、レジ端末等の決済機3に挿入し、
金額情報から使用額が差し引かれて、残額が書き込ま
れ、返却される。
【0010】一方、プリペイドカード6の残額が少なく
なると、残額の少ないプリペイドカード6を使用して
も、使用額に達しないため、何枚ものプリペイドカード
6を持たなければならず、又何枚ものプリペイドカード
6を使用して、決済機3で決済しなければならず、面倒
であるばかりか、決済機3の効率も悪くなる。
【0011】このため、精算機2が設けられ、プリペイ
ドカード6の残額を読み取り、残額分の現金を払い戻す
ようにして、残額の少ないプリペイドカード6の残額を
払戻し、新たなプリペイドカード6の購入に利用できる
ようにしている。
【0012】従来、このプリペイドカード6の払戻は、
現金購入のものに限られ、IDカード5によるものは、
払戻しを禁止していた。
【0013】この理由は、現金購入の場合は、現金先払
いのため、差し支えないが、IDカード5の購入の場合
は、現金の支払いが猶予されているため、払戻しを許す
と、給料等の前払いとなってしまうからであった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。
【0015】IDカード5によるプリペイドカード6
でも、残額が少なくなると、新たなプリペイドカード6
を購入し、複数のプリペイドカード6で決済しなければ
ならず、場合によっては、多数のプリペイドカード6を
所有することがあり、面倒である。
【0016】複数のプリペイドカード6で決済する
と、決済機3のチェックアウトに時間がかかり、チェッ
クアウトの効率が悪くなる。
【0017】従って、本発明は、プリペイドカード6の
精算時に、個人識別カード5で購入したプリペイドカー
ド6の払戻を行うが、支払いの済んでいない払戻期間内
のプリペイドカード6の残額の払戻を行わないようする
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
あり、本発明は前記従来の課題を解決するため次のよう
な手段を有する。
【0019】(1):現金及び個人識別カード5により
金額情報を記録して発行され、該金額情報の残額の払戻
しを行えるプリペイドカードであって、該個人識別カー
ド5による発行に際し、該個人識別カード5による発行
を示す情報と、払戻期間に関する情報とが記録される。
このため、プリペイドカード6の精算時に、個人識別カ
ード5で購入したプリペイドカード6の払戻を行うが、
支払いの済んでいない払戻期間内のプリペイドカード6
の払戻は必要なく、プリペイドカード6の残額の払戻を
行わないようにできる。
【0020】(2):現金及び個人識別カード5によ
り、金額情報を記録したプリペイドカード6を発行する
カード発行手段1を備えるプリペイドカード発行装置で
あって、該カード発行手段1は、該個人識別カード5に
よる該プリペイドカード6の発行に際し、該プリペイド
カード6に、該個人識別カード5による発行を示す情報
と、そのカード6の払戻期間に関する情報とを記録して
発行する。このため、プリペイドカード6の精算時に、
個人識別カード5で購入したプリペイドカード6の払戻
を行うが、支払いの済んでいない払戻期間内のプリペイ
ドカード6の払戻は必要なく、プリペイドカード6の残
額の払戻を行わないようにできる。
【0021】(3):現金及び個人識別カード5により
発行された、金額情報を記録したプリペイドカード6を
読み取り、残額の払戻しを行う精算手段2を備えるプリ
ペイドカード精算装置であって、該個人識別カード5に
より発行された該プリペイドカード6には、該個人識別
カード5による発行を示す情報が記録され、該精算手段
2は、該プリペイドカード6の読み取りにより、該個人
識別カード5による発行であり且つ該プリペイドカード
6の払戻期間が終了していないことを検出した時は、該
プリペイドカード6の払戻を行わない。このため、個人
識別カード5で購入したプリペイドカード6の払戻を行
うが、支払いの済んでいない払戻期間内のプリペイドカ
ード6の払戻は必要なく、プリペイドカード6の残額の
払戻を行わないようにした。
【0022】(4):現金及び個人識別カード5によ
り、金額情報を記録したプリペイドカード6を発行する
カード発行手段1と、該プリペイドカード6を読み取
り、残額の払戻しを行う精算手段2とを備えるプリペイ
ドカードシステムにおいて、該カード発行手段1は、該
個人識別カード5による該プリペイドカード6の発行に
際し、該プリペイドカード6に、該個人識別カード5に
よる発行を示す情報を記録して、発行し、該精算手段2
は、該プリペイドカード6の読み取りにより、該個人識
別カード5による発行であり且つ該プリペイドカード6
の払戻期間が終了していないことを検出した時は、該プ
リペイドカード6の払戻を行わない。このため、個人識
別カード5で購入したプリペイドカード6の払戻を行う
が、支払いの済んでいない払戻期間内のプリペイドカー
ド6の残額の払戻は行わないようにした。
【0023】
【発明の実施の形態】(a) 一実施例の説明 図2は本発明の一実施例構成図であり、企業内食堂プリ
ペイドカードシステムを示している。
【0024】図中、図1及び図5で示したものと同一の
ものは、同一の記号で示してあり、発券機1は、現金を
受入れ、鑑別して収納する現金受入れ部10と、IDカ
ード(社員カード)5を受入れ、データ(ID番号)を
読み取り、返却するIDカードリーダ11と、発券制御
する中央処理装置12と、プリペイドカード6の磁気記
録面に、発行情報を記録する発行情報記録手段13と、
発行情報を記録したプリペイドカード6を発行する発行
手段14とを有している。
【0025】精算機2は、プリペイドカード6を受入
れ、プリペイドカード6の磁気記録面の情報を読み取る
プリペイドカードリーダ20と、指定された金額の現金
を放出する現金放出部21と、払戻を制御する中央処理
装置22とを有し、メモリに、残額の識別処理を行う残
額識別処理プログラム22aと、払戻可否の判別を行う
払戻可否判別処理プログラム22bと、払戻限度額の識
別を行う払戻限度額識別処理プログラム22cと、払戻
対象期間の終了を判別する払戻対象期間終了判別プログ
ラム22dとを有している。
【0026】コントローラ4は、IDカード5のプリペ
イドカード利用者毎の払戻期間内の累積払戻額を格納す
るファイル部41と、中央処理装置40とを有し、シス
テム全体としてIDカード5で購入したプリペイドカー
ド6の払戻可否の指定を行うための払戻可否指定処理プ
ログラム40aと、システムの累積払戻限度額、1回の
払戻限度額を指定する払戻限度額指定処理プログラム4
0bと、払戻対象期間を指定する払戻対象期間指定処理
プログラム40cと、累積額の加算を行う累積額加算処
理プログラム40dと、払戻累積限度額を識別する払戻
累積限度額識別処理プログラム40eと、払戻限度額の
超過を通知する払戻限度額超過通知処理プログラム40
fとを有している。
【0027】コントローラ4は、構内回線により、発券
機1と、精算機2と、決済機3とに接続される。
【0028】図3は本発明の一実施例発行処理フロー
図、図4は本発明の一実施例払戻処理フロー図である。
【0029】先ず、コントローラ4は、システムとして
の払戻可否を発券機1に通知し、払戻可の時は、払戻対
象期間を発券機1に通知し、払戻限度額を精算機2に通
知し、これらを設定する。
【0030】この払戻対象期間は、例えば、月末に後払
いすると、その月が払戻対象期間であり、91年8月1
日から91年8月31日までは、91年8月が払戻対象
期間として設定される。
【0031】次に、図3により、発行処理について説明
する。
【0032】利用者は、プリペイドカード6の購入に
際し、現金受入れ部10に現金を、又は、IDカードリ
ーダ11にIDカード5を投入し、発行金額を図示しな
いキーにより、設定する。
【0033】現金が投入されると、現金を鑑別し、収納
し、IDカード5が投入されると、IDカード5の内容
(ID番号)を読み取る。
【0034】中央制御装置(制御部という)12は、現
金の投入かIDカード5の投入かを判定する。
【0035】現金の投入と判定すると、制御部12
は、現金/カード識別フラグに、現金フラグを設定し、
指定された金額と現金/カード識別フラグとで発行情報
を作成し、ステップに進む。
【0036】一方、IDカード5の投入と判定する
と、制御部12は、コントローラ4から設定された払戻
可否情報を調べ、払戻否なら、現金/カード識別フラグ
に、カードフラグを設定し、指定された金額と現金/カ
ード識別フラグと払戻否フラグとで発行情報を作成し、
ステップに進む。
【0037】払戻可なら、制御部12は、現金/カー
ド識別フラグに、カードフラグを設定し、指定された金
額と、現金/カード識別フラグと、払戻可フラグと、設
定された払戻対象期間と、読み取ったID番号とで発行
情報を作成し、テスップに進む。
【0038】制御部12は、この発行情報を発行情報
記録部13に与え、プリペイドカード6の磁気記録面に
書き込み、発行手段14により、この書き込んだプリペ
イドカード6を発行し、IDカード5又は釣り銭を放出
する。
【0039】従って、プリペイドカード6の磁気記録面
のフォーマットは、現金/カード識別フラグと、金額
と、払戻可否フラグと、払戻対象期間と、ID番号とで
構成し、現金での購入では、現金/カード識別フラグ
と、金額とが書き込まれ、IDカード5での購入でも、
払戻否が設定されていれば、現金/カード識別フラグ
と、金額と、払戻可否フラグとが書き込まれ、払戻可な
ら、現金/カード識別フラグと、金額と、払戻可否フラ
グと、払戻対象期間と、ID番号とが書き込まれて、発
行される。
【0040】このプリペイドカード6は、食堂での食事
の決済に利用され、利用者は、食堂のレジ端末(決済
機)3に、カード6を挿入し、カード6の金額を利用額
で差引き、残額が書き込まれて、カード6が返却され
る。
【0041】次に、図4により、払戻処理について説明
する。
【0042】利用者は、精算に際し,精算機2のプリ
ペイドカード6を挿入し、プリペイドカード6の内容が
読み取られ、中央制御装置(制御部という)22に転送
される。
【0043】制御部22では、転送された情報の内、残
額を残額識別処理22aにより、識別し、残額が無いな
ら、ステップの無効処理に進む。
【0044】次に、制御部22は、図示していないが、
現金/カードフラグを調べ、現金購入と判定すると、ス
テップの現金払戻処理に進む。
【0045】制御部22は、現金/カードフラグによ
り、IDカード5での購入と判定すると、払戻可否判別
処理22bにより、払戻可否フラグを判別し、払戻否と
判別すると、ステップの状態通知に進む。
【0046】一方、払戻可と判別すると、制御部22
は、払戻対象期間終了判別処理22dにより、払戻対象
期間と制御部22内のシステム時計の年月とを比較し、
払戻対象期間が終了しているかを判別し、払戻対象期間
が終了していると、ステップの現金払戻処理に進む。
【0047】払戻対象期間が終了していないと、制御
部22は、払戻限度額識別処理22cにより、カード6
の残額と、設定された1回の払戻限度額とを比較し、残
額が1回の払戻限度額を越えていると、残額の少ないカ
ード6でないため、ステップの状態通知に進む。
【0048】残額が1回の払戻限度額を越えていない
と、制御部22は、残額とID番号をコントローラ4に
送信する。
【0049】コントローラ4の中央処理装置40は、累
積額加算処理40dを実行し、ID番号により、ファイ
ル部41をアクセスし、対応する累積額を取り出し、残
額と累積額とを加算する。
【0050】次に、中央処理装置40は、払戻累積限度
額識別処理40eを実行し、加算額と設定された累積限
度額とを比較する。
【0051】これにより、加算額が累積限度額を越えて
いれば、払戻限度額超過通知処理40fを実行し、精算
機2に払戻限度額超過を通知し、精算機2にステップ
を実行せしめる。
【0052】逆に、加算額が累積限度額を越えていなけ
れば、ファイル部41のID番号に対応する累積額を、
加算額に更新し、精算機2に払戻了承を通知し、精算機
2にステップを実行せしめる。
【0053】精算機2の制御部22は、カード6の残
額に相当する現金を現金放出部21から放出せしめる。
【0054】制御部22は、受け入れたプリペイドカ
ード6に孔を開ける等のカード無効処理を行い、無効カ
ード6を排出して終了する。
【0055】ステップで、払戻否と判定された場
合、ステップで、1回の払戻限度額の超過と判定され
た場合、ステップで、累積限度額の超過を通知される
と、制御部22は、その状態を精算機2の図示しない表
示部に表示し、プリペイドカード6を返却して、終了す
る。
【0056】尚、ファイル部41の累積払戻額は、払戻
対象期間の終了により、中央処理装置40により、自動
クリアされる。
【0057】このようにして、IDカード5で購入した
プリペイドカード6に対しては、払戻対象期間を過ぎて
いれば、無条件に残額を払戻し、払戻対象期間を過ぎて
いなければ、残額が1回の払戻限度額を越えていると、
残額の少ないカード6でないため、払戻を行わない。
【0058】又、残額が1回の払戻限度額を越えていな
くても、その払戻対象期間の累積払戻額に制限を設け、
今回の残額を加算した累積払戻額が、累積限度額を越え
ている、残額の少ないカード6であっても、払戻を行わ
ない。
【0059】即ち、1回の払戻限度額を設定し、残額の
少ないカード6だけを対象とし、且つ払戻対象期間の累
積払戻額を設定し、期間内の払戻総額(予信額)を制限
している。
【0060】このため、IDカード5でプリペイドカー
ド6を購入しても、残額の少ないカード6のみを対象と
し、しかも予信額の範囲内で払戻が可能となり、残額の
少ないカード6の払戻を可能とし、且つ払戻を所定の予
信額内に収めることができる。
【0061】(b) 他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。
【0062】プリペイドカードシステムを、企業内食
堂システムのもので説明したが、スポーツクラブ、スー
パーマーケット等のシステムにも適用できる。
【0063】プリペイドカード6に、払戻可否フラグ
を設けているが、精算機2に払戻可否を設定してもよ
く、カード6に、1回の払戻限度額を書き込んでもよ
い。
【0064】払戻対象期間としては、例えば、7月1
1日から8月10日までに購入したプリペイドカード6
の支払いを、8月25日に行う場合には、7月11日か
ら8月10日までに発行したプリペイドカード6に対象
期間の最終期日8月25日とし、この最終期日8月25
日を書き込んでもよい。又、払戻対象期間の周期は、1
ケ月に限らず、他の周期を用いることができる。
【0065】払戻対象期間を過ぎたプリペイドカード
6に対しては、無条件に残額を払戻しているが,払戻対
象期間と、支払い日との関係によっては、各利用者に対
して、複数の払戻対象期間の累積額をファイル部に設け
る必要があり、システムの設計に応じて、払戻対象期間
を過ぎたプリペイドカード6の払戻を禁止してもよい。
【0066】個人識別カード5を、社員IDカードで
説明したが、クレジットカード等他の個人識別カードで
あってもよい。
【0067】発券機1と精算機2とを別々のもので説
明したが、一体の発券/精算機であってもよく、ファイ
ル部41をコントローラ4に設けたが、精算機2に設け
ても良く、コントローラ4を設けなくてもよい。
【0068】予信を許す条件によっては、1回の払戻
額を制限するもののみによってもよく、逆に、累積払戻
額を制限するのみのものであってもよい。
【0069】カード6の無効処理としては、カード6
を返却せず、回収する方法等をとることができる。
【0070】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。
【0072】個人識別カードで購入したプリペイドカ
ードに対し、払戻期間を設定し、その間は、払戻を制限
するため、先払い額を抑えることができる。
【0073】個人識別カードで購入した残金の少ない
プリペイドカードの払戻を可能とすると、多数のプリペ
イドカードを所持しなくて済む、また、これを使用して
決済しなくて済みチェックアウト時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例構成図である。
【図3】本発明の一実施例発行処理フロー図である。
【図4】本発明の一実施例払戻処理フロー図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 発券機(発行手段) 2 精算機(精算手段) 3 決済機 4 コントローラ 5 IDカード(個人識別カード) 6 プリペイドカード 10 現金受入れ部 11 IDカードリーダ 12,22,40 中央処理装置 20 プリペイドカードリーダ 21 現金放出部 41 ファイル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 7/08 G06F 17/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現金及び個人識別カード(5)により金
    額情報を記録して発行され、該金額情報の残額の払戻し
    を行えるプリペイドカードであって、 該個人識別カード(5)による発行に際し、該個人識別
    カード(5)による発行を示す情報と、払戻期間に関す
    る情報とが記録されることを特徴とするプリペイドカー
    ド。
  2. 【請求項2】 現金及び個人識別カード(5)により、
    金額情報を記録したプリペイドカード(6)を発行する
    カード発行手段(1)を備えるプリペイドカード発行装
    置であって、 該カード発行手段(1)は、該個人識別カード(5)に
    よる該プリペイドカード(6)の発行に際し、該プリペ
    イドカード(6)に、該個人識別カード(5)による発
    行を示す情報と、そのカード(6)の払戻期間に関する
    情報とを記録して発行することを特徴とするプリペイド
    カード発行装置。
  3. 【請求項3】 現金及び個人識別カード(5)により発
    行された、金額情報を記録したプリペイドカード(6)
    を読み取り、残額の払戻しを行う精算手段(2)を備え
    るプリペイドカード精算装置であって、 該個人識別カード(5)により発行された該プリペイド
    カード(6)には、該個人識別カード(5)による発行
    を示す情報が記録され、 該精算手段(2)は、該プリペイドカード(6)の読み
    取りにより、該個人識別カード(5)による発行であり
    且つ該プリペイドカード(6)の払戻期間が終了してい
    ないことを検出した時は、該プリペイドカード(6)の
    払戻を行わないことを特徴とするプリペイドカード精算
    装置。
  4. 【請求項4】 現金及び個人識別カード(5)により、
    金額情報を記録したプリペイドカード(6)を発行する
    カード発行手段(1)と、該プリペイドカード(6)を
    読み取り、残額の払戻しを行う精算手段(2)とを備え
    るプリペイドカードシステムにおいて、 該カード発行手段(1)は、該個人識別カード(5)に
    よる該プリペイドカード(6)の発行に際し、該プリペ
    イドカード(6)に、該個人識別カード(5)による発
    行を示す情報を記録して、発行し、 該精算手段(2)は、該プリペイドカード(6)の読み
    取りにより、該個人識別カード(5)による発行であり
    且つ該プリペイドカード(6)の払戻期間が終了してい
    ないことを検出した時は、該プリペイドカード(6)の
    払戻を行わないことを特徴とするプリペイドカードの払
    戻制御方法。
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