JP3490405B2 - ディスク収納ケース - Google Patents

ディスク収納ケース

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JP3490405B2
JP3490405B2 JP2001111640A JP2001111640A JP3490405B2 JP 3490405 B2 JP3490405 B2 JP 3490405B2 JP 2001111640 A JP2001111640 A JP 2001111640A JP 2001111640 A JP2001111640 A JP 2001111640A JP 3490405 B2 JP3490405 B2 JP 3490405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚のディスク状
記録媒体を収納するためのディスク収納ケースに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、従来の2枚組ディスク
収納ケース1(以下、「ケース」と称する)を示してい
る。前記ケース1は、上板部3と中板部5と底板部7と
を備えており、上板部3と底板部7とが中板部5にそれ
ぞれ回動自在に結合されている。中板部5の底面部5a
と底板部7の底面部7aには、それぞれディスク状記録
媒体D,Dを取り付けるディスク取付部5b,7bが形
成されている。
【0003】このような従来のケース1の中板部5にデ
ィスク状記録媒体を装着する場合には、図8に示すよう
に、中板部5と底板部7とを固定した状態で上板部3を
開くことで、ディスク取付部5bが現れ、ディスク状記
録媒体D(破線で示す)がディスク取付部5bに取り付
けられる。底板部7にディスク状記録媒体Dを装着する
場合には、上板部3と中板部5とをともに底板部7から
開くことで、ディスク取付部7bが現れ、ディスク状記
録媒体D(破線で示す)がディスク取付部7bに取り付
けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のケー
ス1では、上板部3又は底板部7が中板部5にそれぞれ
独立して取り付けられているために、中板部5からディ
スク状記録媒体Dを取り出す場合には、中板部5と底板
部7とを固定した状態で上板部3を開かねばならない。
同様に、底板部7からディスク状記録媒体Dを取り出す
場合には、上板部3と中板部5とをともに底板部7から
開かねばならない。従って、1回の展開操作で両ディス
ク状記録媒体にアクセスすることができないといった問
題がある。
【0005】さらに、従来のケース1では、各ディスク
状記録媒体がそれぞれ独立した空間内に格納されること
から、上板部3又は底板部7が中板部5からそれぞれ実
際に開かれないうちは、中板部5又は底板部7にディス
ク状記録媒体Dが装着されているか否かが判らないとい
った問題がある。
【0006】さらに、図8に示すように、上記ケース1
は、上板部3と底板部7とを中板部5に対して閉じた場
合に、ディスク状記録媒体D,Dに対してそれぞれ独立
のディスク空間を形成しているために、ケース1全体の
厚みが大きくなり、コンパクトな収納ができないといっ
た問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、次にような構成のディスク収納ケース
を採用する。すなわち本発明に係る請求項1記載のディ
スク収納保持ケースは、上板部と、該上板部に対向して
内側にディスク状記録媒体を取り付ける第1ディスク取
付部を形成した底板部と、前記上板部の一端側と前記底
板部の一端側とを回動自在に接続した接続板部と、該接
続板部に対向して前記上板部の他端側と前記底板部の他
端側とを着脱自在に係合するようにそれぞれに設けられ
た係合板部とを具備したディスク収納ケースにおいて、
前記接続板部の内側に設けられたヒンジ係合部には、デ
ィスク収納プレートが回動自在に設けられているととも
に、前記接続板部の垂直方向に、前記ディスク収納プレ
ートに設けられた軸部を移動させる移動空所が設けられ
ていることを特徴とする。
【0008】このディスク収納ケースにおいては、ケー
スの内側にディスク収納プレートが設けられており、上
板部と底板部とを開く1回の展開操作で底板部のディス
ク状記録媒体とディスク収納プレートのディスク状記録
媒体が現れることから、両ディスク状記録媒体に対する
アクセスが容易であり、かつ収納されたディスク状記録
媒体が一目で判断することができる。
【0009】本発明に係る請求項2記載のディスク収納
ケースは、上板部と、該上板部に対向して内側にディス
ク状記録媒体を取り付ける第1ディスク取付部を形成し
た底板部と、前記上板部の一端側と前記底板部の一端側
とを回動自在に接続した接続板部と、該接続板部に対向
して前記上板部の他端側と前記底板部の他端側とを着脱
自在に係合するようにそれぞれに設けられた係合板部と
を具備したディスク収納ケースにおいて、前記接続板部
の内側にはヒンジ係合部が設けられ、該ヒンジ係合部に
は第2ディスク取付部が形成されたディスク収納プレー
トが回動自在に設けられ、前記上板部と前記底板部とが
開いた状態では、前記第2ディスク取付部の中心領域が
前記第1ディスク取付部の中心領域から離れて位置し、
かつ前記上板部と前記底板部とが閉じられるにつれて、
前記ディスク収納プレートの自由端部が前記底板部の前
記係合板部に向けて前進し、かつ前記上板部と前記底板
部とが閉じた状態では、前記自由端部が前記係合板部に
近接配置されるとともに、前記第2ディスク取付部の中
心領域が前記第1ディスク取付部の中心領域と重なるこ
とを特徴とする。
【0010】このディスク収納ケースにおいては、上板
部と底板部とが閉じた状態では、ディスク収納プレート
の自由端部が係合板部と近接配置され、係合板部が自由
端部の移動を制限するので、ケース内でディスク収納プ
レートを静止させることができ、ディスク状記録媒体を
安定して保持することができる。
【0011】請求項3記載のディスク収納ケースは、請
求項1又は2記載のディスク収納ケースにおいて、ディ
スク収納プレートは、前記自由端部の前記底板部側の面
に脚部を有してなり、前記脚部は、前記上板部と前記底
板部とが開いた状態では、ディスク状記録媒体の外周縁
を支持するディスク外周縁支持部上に位置し、かつ前記
上板部と前記底板部とが閉じられるにつれて、前記底板
部の前記係合板部に向けて前進し、前記ディスク外周縁
支持部から離間する位置関係に設けられていることを特
徴とする。
【0012】このディスク収納ケースにおいては、上板
部と底板部とが開いた状態では、ディスク収納プレート
の底板部側の面に形成された脚部が、ディスク外周縁支
持部上に位置して、ディスク状記録媒体の上面に当たる
ことがないので、ディスク状記録媒体に傷や変形を生じ
ることを防止できる。
【0013】請求項4記載のディスク収納ケースは、請
求項1又は2記載のディスク収納ケースにおいて、前記
第1ディスク取付部及び前記第2ディスク取付部は、い
ずれも、ディスク状記録媒体の中心孔の内周縁を係合す
るディスク係合部を有し、前記第2ディスク取付部の反
対側には、前記第1ディスク取付部の前記ディスク係合
部の上部を収容する収容凹所が形成されてなり、前記第
1ディスク取付部と前記第2ディスク取付部とは、前記
上板部と前記底板部とが閉じた状態では、前記第1ディ
スク取付部の前記ディスク係合部の上部が前記第2ディ
スク取付部の収容凹所に収容される位置関係に設けられ
ることを特徴とする。
【0014】このディスク収納ケースにおいては、上板
部と底板部とが閉じた状態では、第1ディスク取付部の
ディスク係合部の上部が第2ディスク取付部の収容凹所
内に収容されることから、ケース全体の厚さを小さくす
ることができ、ケースのコンパクトな収納を達成するこ
とができる。
【0015】請求項5記載のディスク収納ケースは、請
求項1又は2記載のディスク収納ケースにおいて、前記
ディスク収納プレートの底板部側の面は、中央側から半
径方向外側に向かうにつれて、上向き傾斜された傾斜面
を有してなり、前記上板部と前記底板部とが閉じられた
状態では、前記傾斜面と前記底板部に収納されたディス
ク状記録媒体との間に、ディスク逃げ空間が形成される
ことを特徴とする。
【0016】このディスク収納ケースにおいては、上板
部と底板部とが閉じた状態では、ディスク収納プレート
の傾斜面と底板部に収納されたディスク状記録媒体との
間にディスク逃げ空間が形成されることから、持ち運び
時などに底板部に収納されたディスク状記録媒体が上下
に揺動した場合でも、ディスク状記録媒体の外周側上面
がディスク逃げ空間内に逃げることができる。このた
め、特に、DVDといった2枚貼り合わせにより形成さ
れたディスク状記録媒体において、ラベル面が前記傾斜
面に繰り返し当接することで傷つき、データの読み出し
及び書き込みができなくなるといった問題点を防止する
ことができる。従って、本ディスク収納ケースにおいて
は、データを安定保持した状態でディスク状記録媒体を
収納することが可能となっている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を、
図1から図4を参照して説明する。図1の符号10は、
ディスク収納ケース(以下、「ケース」と称する)であ
る。ケース10は、上板部12と、底板部14と、上板
部12の一端側と底板部14の一端側とを回動自在に接
続した接続板部16と、接続板部16に対向して上板部
12の他端側と底板部14の他端側とを着脱自在に係合
するようにそれぞれに設けられた係合板部18a,18
bとを具備している。前記底板部14には、上板部12
に対向する内側にディスク状記録媒体を取り付ける第1
ディスク取付部20と、ディスク状記録媒体の外周縁を
支持するディスク外周縁支持部22とが形成されてい
る。
【0018】接続板部16の内側にはヒンジ係合部24
a,24bが設けられ、ヒンジ係合部24a,24bを
介してディスク収納プレート26が接続板部16に回動
自在に設けられている。ヒンジ係合部24a,24bに
は、図2(a)及び図2(b)に示すように、接続板部
16の垂直方向に、ディスク収納プレート26に設けら
れた軸部28a,28bを移動させる移動空所30が形
成されている。
【0019】ディスク収納プレート26には、上板部1
2に対向してディスク状記録媒体を取り付ける第2ディ
スク取付部32とディスク状記録媒体の外周縁を支持す
るディスク外周縁支持部34とが形成され(図1参
照)、かつ自由端部36の底板部側の面において脚部3
8a,38bが形成されている(図4参照)。
【0020】前記第1ディスク取付部20及び第2ディ
スク取付部32には、図2(a),図2(b)に示すよ
うに、それぞれディスク状記録媒体の中心孔の内周縁を
係合するディスク係合部20a,32aが形成されてい
る。さらに、前器第2ディスク取付部32の底板部側に
は、図4に示すように、底板部14に設けられたディス
ク取付部20のディスク係合部20aの上部を収容する
収容凹所40が形成されている。
【0021】次に、上記の構成からなるケース10の作
用について説明する。図2(a)は、ケース10の上板
部12と底板部14とを開いた状態を示しており、破線
で示した箇所はディスク収納プレート26の下方に位置
しかつ底板部14に形成された要素を示している。図2
(b)は、図2(a)のA−A線視断面図を示してい
る。図2(a)に示すように、第2ディスク取付部32
の中心領域が第1ディスク取付部20の中心領域から離
れて位置しており、かつ自由端部36が底板部14の係
合板部18bから離れて位置している。図2(b)に示
すように、ディスク収納プレート26の自由端部36の
底板部14側の面に形成された脚部38bが、ディスク
外周縁支持部22上に位置している。
【0022】この状態から、上板部12と底板部14と
を閉じる操作を行うと、接続板部16が立ち上がるに従
って、ディスク収納プレート26の軸部28a,28b
がそれぞれヒンジ係合部24a,24bの移動空所30
内を接続板部16側へ移動する。さらに、接続板部16
が立ち上がるにつれて、軸部28a,28bが接続板部
16により係合板部18bの方向へ押されるために、デ
ィスク収納プレート26の自由端部36が係合板部18
bへと接近移動する。
【0023】図3(a)は、ケース10の上板部12と
底板部14とが閉じられた状態を示したもので、上板部
12を除去して示している。図3(b)は、図3(a)
のB−B線視断面図を示している。図3(a)に示すよ
うに、上板部と底板部14とが閉じられた状態では、第
2ディスク取付部32の中心領域が第1ディスク取付部
20の中心領域と重なって位置しており、かつ自由端部
36が底板部14の係合板部18bに近接配置されてい
る。図3(b)に示すように、ディスク収納プレート2
6の自由端部36の底板部14側の面に形成された脚部
38bは、ディスク外周縁支持部22から離間してい
る。さらに、第1ディスク取付部20のディスク係合部
20aの上部が、第2ディスク取付部32の収容凹所4
0内に収容されている。
【0024】なお、ケース10の上板部12と底板部1
4とを開く操作については、上述した操作手順を逆に
(図3(a)及び図3(b)の状態から図2(a)及び
図2(b)の状態へ)行うことで達成される。この場合
に、接続板部16の展開移動に伴って、ディスク収納プ
レート26の軸部28a,28bがそれぞれヒンジ係合
部24a,24bの移動空所30を移動してヒンジ係合
部24a,24bの先端と係合しかつ上板部12側に移
動する。この軸部28a,28bの移動によってディス
ク収納プレート26も上板部12側に移動するために、
ディスク収納プレート26の自由端部36が係合板部1
8bから離間し(図2(a)参照)、この間隙において
底板部14に取り付けられたディスク状記録媒体(図示
せず)が現れる。
【0025】上記のケース10によれば、ケース10の
内側にディスク収納プレート26が設けられており、上
板部12と底板部14とを開く1回の展開操作で底板部
14のディスク状記録媒体とディスク収納プレート26
のディスク状記録媒体が現れることから、両ディスク状
記録媒体に対するアクセスが容易となっている。
【0026】上記のケース10によれば、上板部12と
底板部14とが開く場合には、接続板部16の移動に伴
って、軸部28a,28bがヒンジ係合部24a,24
bの移動空所30を移動してヒンジ係合部24a,24
bと係合しかつ上板部12側に移動するため、ディスク
収納プレート26も上板部12側へ移動する。このた
め、自由端部36が係合板部18bから離間して、この
間隙に底板部14に係合されたディスク状記録媒体が現
れることから、底板部14とディスク収納プレート26
におけるディスク状記録媒体の有無を一目で判断するこ
とができる。
【0027】上記のケース10によれば、上板部12と
底板部14とが閉じた状態では、ディスク収納プレート
26の自由端部36が係合板部18a,18bと近接配
置され、係合板部18a,18bが自由端部36の移動
を制限するので、ケース10内でディスク収納プレート
26を静止させることができ、持ち運び時などにディス
ク状記録媒体を安定して保持することができる。
【0028】上記のケース10によれば、上板部12と
底板部14とが開いた状態では、ディスク収納プレート
26の底板部側の面に形成された脚部38a,38b
が、ディスク外周縁支持部22上に位置して、ディスク
状記録媒体の上面に当たることがないので、ディスク状
記録媒体に傷や変形が生じることを防止できる。
【0029】上記のケース10によれば、上板部12と
底板部14とが閉じた状態では、第1ディスク取付部2
0のディスク係合部20aの上部が第2ディスク取付部
32の収容凹所40内に収容されることから、ケース1
0全体の厚さを小さくすることができ、ケース10のコ
ンパクトな収納を達成することができる。
【0030】図5(a)〜図6(b)は、本発明の第2
実施形態のディスク収納ケース50を示したものであ
る。第1実施形態における構成要素と同様の作用をする
要素については、同一符号を付し、その説明を省略す
る。図5(a)は、底板部14側から見た場合のディス
ク収納プレート52を示しており、図5(b)は図5
(a)のC−C線視断面図を示している。前記ディスク
収納プレート52は、第2ディスク取付部32を取り囲
む中央領域は水平面とされ、かつ前記中央領域から半径
方向外側の領域は、逆円錐状の傾斜面54が形成されて
いる。この傾斜面54の水平基準面hに対する傾斜角θ
は、好ましくは0.4°〜2.0°であって、より好ま
しくは0.4°〜1.5°である。この場合、傾斜角θ
が0.4°よりも小さいならば、持ち運び時などにケー
ス内で底板部14に収納されたディスク状記録媒体が揺
動して傾斜面54と当接することがあり、好ましくな
い。さらに、傾斜角θが2.0°よりも大きいならば、
ディスク収納プレート52の厚みが増し、このため、デ
ィスク収納ケース自体の厚さも大きくなり、コンパクト
な収納には適していない。
【0031】図6(a)は、上記のディスク収納プレー
ト52を有するケースについて上板部と底板部14とを
閉じた状態を示し(ここでも、上板部は除去してい
る)、図6(b)は図6(a)のE−E線視断面図を示
している。傾斜面54と底板部14に収納されたディス
ク状記録媒体Dとの間には、該ディスク状記録媒体Dの
内周縁側から外周縁側に向かうにつれて広くなるディス
ク逃げ空間56が形成されている。このため、持ち運び
時などに底板部14に収納されたディスク状記録媒体D
が上下に揺動した場合でも、ディスク状記録媒体Dの外
周側上面がディスク逃げ空間56内に逃げることができ
る。このため、特に、DVDといった2枚貼り合わせに
より形成されたディスク状記録媒体において、ラベル面
が傾斜面54に繰り返し当接することで傷つき、データ
の読み出し及び書き込みができなくなるといった問題点
を防止することができる。従って、本ディスク収納ケー
スにおいては、データを安定保持した状態でディスク状
記録媒体を収納することが可能となっている。
【0032】なお、上述した第2実施形態では、傾斜面
を逆円錐状としたが、傾斜面と底板部に収納されたディ
スク状記録媒体との間に、適切なディスク逃げ空間が形
成されるのであれば、椀状といった曲面に形成されても
よい。
【0033】なお、上述した第1実施形態及び第2実施
形態では、図面において、底板部14とディスク収納プ
レート26,52とにそれぞれ異なる形状のディスク取
付部を形成しているが、ディスク係合部20aの上部が
ディスク係合部32の収容凹所40に収容される構成で
あれば、いずれか一方の形状に統一してもよく、また如
何なる形状のディスク係合部を使用してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載のディスク収納ケースによれば、ケースの内側
にディスク収納プレートが設けられており、上板部と底
板部とを開く1回の展開操作で底板部のディスク状記録
媒体とディスク収納プレートのディスク状記録媒体が現
れることから、両ディスク状記録媒体に対するアクセス
が容易である。
【0035】本発明に係る請求項2記載のディスク収納
ケースによれば、上板部と底板部とを開く場合には、デ
ィスク収納プレートの軸部がヒンジ係合部の移動空所を
移動してヒンジ係合部と係合した後、接続板部とともに
軸部が上板部側に移動することから、ディスク収納プレ
ートの自由端部が係合板部から離間して、底板部に係合
されたディスク状記録媒体が現れる。従って、底板部と
ディスク収納プレートにおけるディスク状記録媒体の有
無を一目で判断することができる。
【0036】本発明に係る請求項2記載のディスク収納
ケースによれば、上板部と底板部とが閉じた状態では、
ディスク収納プレートの自由端部が係合板部と近接配置
され、係合板部が自由端部の移動を制限するので、ケー
ス内でディスク収納プレートを静止させることができ、
ディスク状記録媒体を安定して保持することができる。
【0037】本発明に係る請求項3記載のディスク収納
ケースによれば、上板部と底板部とが開いた状態では、
ディスク収納プレートの底板部側の面に形成された脚部
が、ディスク外周縁支持部上に位置して、ディスク状記
録媒体の上面に当たることがないので、ディスク状記録
媒体に傷や変形が生じることを防止できる。
【0038】本発明に係る請求項4記載のディスク収納
ケースによれば、上板部と底板部とが閉じた状態では、
第1ディスク取付部のディスク係合部の上部が第2ディ
スク取付部の収容凹所内に収容されることから、ケース
全体の厚さを小さくすることができ、ケースのコンパク
トな収納を達成することができる。
【0039】本発明に係る請求項5記載のディスク収納
ケースによれば、上板部と底板部とが閉じた状態では、
ディスク収納プレートの円錐面と底板部に収納されたデ
ィスク状記録媒体との間にディスク逃げ空間が形成され
ることから、持ち運び時などに底板部に収納されたディ
スク状記録媒体が上下に揺動した場合でも、ディスク状
記録媒体の外周側上面が前記空間内に逃げることができ
る。このため、特に、DVDといった2枚貼り合わせに
より形成されたディスク状記録媒体において、ラベル面
が前記傾斜面に繰り返し当接することで傷つき、データ
の読み出し及び書き込みができなくなるといった問題点
を防止することができる。従って、本ディスク収納ケー
スにおいては、データを安定保持した状態でディスク状
記録媒体を収納することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るディスク収納ケースの第1実施
形態を示す斜視図である。
【図2】 図1のケースの上板部と底板部とが開かれた
状態を示す図であって、(a)は平面図を示し、(b)
は(a)のA−A線視断面図を示す図である。
【図3】 図1のケースの上板部と底板部とが閉じられ
た状態を示す図であって、(a)は平面図を示し、
(b)は(a)のB−B線視断面図を示す図である。
【図4】 図1のディスク収納プレートの裏面図であ
る。
【図5】 本発明による第2実施形態のディスク収納プ
レートを示す図であって、(a)は裏側平面図であり、
(b)は(a)のC−C線視断面図である
【図6】 本発明によるディスク収納ケースの上板部と
底板部とが閉じられた状態を示す図であって、(a)は
平面図を示し、(b)は(a)のE−E線視断面図であ
る。
【図7】 従来のケースを示す斜視図である。
【図8】 図7のケースの断面図である。
【符号の説明】
10,50 ディスク収納ケース 12 上板部 14 底板部 16 接続板部 18a,18b 係合板部 20 第1ディスク取付部 20a,32a ディスク係合部 22 ディスク外周縁支持部 24a,24b ヒンジ係合部 26,52 ディスク収納プレート 28a,28b 軸部 30 移動空所 32 第2ディスク取付部 38a,38b 脚部 40 収容凹所 54 傾斜面 56 ディスク逃げ空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57 B65D 85/00 G11B 23/03

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上板部12と、該上板部に対向して内側
    にディスク状記録媒体を取り付ける第1ディスク取付部
    20を形成した底板部14と、前記上板部の一端側と前
    記底板部の一端側とを回動自在に接続した接続板部16
    と、該接続板部に対向して前記上板部の他端側と前記底
    板部の他端側とを着脱自在に係合するようにそれぞれに
    設けられた係合板部18a,18bとを具備したディス
    ク収納ケース10において、 前記接続板部の内側に設けられたヒンジ係合部24a,
    24bには、第2ディスク取付部32が形成されたディ
    スク収納プレート26が回動自在に設けられているとと
    もに、前記上板部及び前記底板部により前記ディスク収
    納プレートに設けられた軸部28a,28bを前記接続
    板部の垂直方向に移動させる移動空所30が設けられて
    いることを特徴とするディスク収納ケース。
  2. 【請求項2】 上板部12と、該上板部に対向して内側
    にディスク状記録媒体を取り付ける第1ディスク取付部
    20を形成した底板部14と、前記上板部の一端側と前
    記底板部の一端側とを回動自在に接続した接続板部16
    と、該接続板部に対向して前記上板部の他端側と前記底
    板部の他端側とを着脱自在に係合するようにそれぞれに
    設けられた係合板部18a,18bとを具備したディス
    ク収納ケース10において、 前記接続板部の内側にはヒンジ係合部24a,24bが
    設けられ、該ヒンジ係合部には第2ディスク取付部32
    が形成されたディスク収納プレート26が回動自在に設
    けられ、 前記上板部と前記底板部とが開いた状態では、前記第2
    ディスク取付部の中心領域が前記第1ディスク取付部の
    中心領域から離れて位置し、かつ前記上板部と前記底板
    部とが閉じられるにつれて、前記ディスク収納プレート
    の自由端部が前記底板部の前記係合板部に向けて前進
    し、かつ前記上板部と前記底板部とが閉じた状態では、
    前記自由端部が前記係合板部に近接配置されるととも
    に、前記第2ディスク取付部の中心領域が前記第1ディ
    スク取付部の中心領域と重なることを特徴とするディス
    ク収納ケース。
  3. 【請求項3】 前記ディスク収納プレートは、前記自由
    端部の前記底板部側の面に脚部38a,38bを有して
    なり、 前記脚部は、 前記上板部と前記底板部とが開いた状態では、ディスク
    状記録媒体の外周縁を支持するディスク外周縁支持部2
    2上に位置し、かつ前記上板部と前記底板部とが閉じら
    れるにつれて、前記底板部の前記係合板部に向けて前進
    し、前記ディスク外周縁支持部から離間する位置関係に
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    ディスク収納ケース。
  4. 【請求項4】 前記第1ディスク取付部及び前記第2デ
    ィスク取付部は、いずれも、ディスク状記録媒体の中心
    孔の内周縁を係合するディスク係合部20a,32aを
    有し、 前記第2ディスク取付部の反対側には、前記第1ディス
    ク取付部の前記ディスク係合部の上部を収容する収容凹
    所40が形成されてなり、 前記第1ディスク取付部と前記第2ディスク取付部と
    は、前記上板部と前記底板部とが閉じた状態では、前記
    第1ディスク取付部の前記ディスク係合部の上部が前記
    第2ディスク取付部の収容凹所に収容される位置関係に
    設けられることを特徴とする請求項1又は2記載のディ
    スク収納ケース。
  5. 【請求項5】 前記ディスク収納プレートの底板部側の
    面は、中央側から半径方向外側に向かうにつれて、上向
    き傾斜された傾斜面を有してなり、 前記上板部と前記底板部とが閉じられた状態では、前記
    傾斜面と前記底板部に収納されたディスク状記録媒体と
    の間に、ディスク逃げ空間が形成されることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のディスク収納ケース。
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