JP3489890B2 - レンズアイリス制御回路 - Google Patents
レンズアイリス制御回路Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はオートアイリス回路付き
のレンズと組み合わせるテレビジョンカメラに関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】従来、Ｅ．Ｅ(Electric Eye)レンズのア
イリス制御は、組み合わされるテレビジョンカメラで得
られる画像信号の平均値あるいはピーク値を適切なレベ
ルに変換した後、レンズ側へ出力し、レンズ側でこの値
が所定の値となるように、レンズアイリスの自動制御を
行っていた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これら従来のオートア
イリス回路におけるレンズアイリスの応答速度、および
ハンチング等のアイリス特性は、Ｅ．Ｅレンズ内のアイ
リスサーボ特性によって決まっている。また、オートア
イリス時における画像信号レベルの調整、および画像信
号のピークからアベレージに至る検出モード設定もＥ．
Ｅレンズ内の調整器により設定される。従って、上記の
アイリス特性、画像信号レベル調整、検出モード設定を
テレビジョンカメラ側から可変することが不可能であっ
た。本発明はこれらの欠点を除去し、Ｅ．Ｅレンズのオ
ートアイリス制御におけるアイリス特性、画像信号レベ
ル調整、検出モード設定等を、テレビジョンカメラ側か
ら調整制御できるようにすることを目的とするものであ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、画像信号を入力して自動アイリス調整を
行う機能を持ったレンズ(Ｅ．Ｅレンズ)と組み合わせる
テレビジョンカメラにおいて、該テレビジョンカメラで
変換された画像信号を入力する中央演算処理部(マイク
ロコンピュータ)と、該マイクロコンピュータで演算し
て得られる結果よりアイリス制御用の疑似画像信号を発
生する疑似画像信号発生回路とから構成され、該疑似画
像信号発生回路から出力されるアイリス制御用の疑似画
像信号により、上記Ｅ．Ｅレンズのアイリス制御を行う
ようにしたものである。 【０００５】 【作用】その結果、テレビジョンカメラ側のマイクロコ
ンピュータ内の演算処理条件を変えることで、アイリス
特性、画像信号レベル調整、検出モード設定等をテレビ
ジョンカメラ側から調整制御することができる。 【０００６】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図１により説明
する。画像入力端子１は、積分器２と抵抗４を介し、ま
たピークホールド回路３と抵抗５を介し増幅器６に接続
される。増幅器６の出力は、Ａ／Ｄ変換回路内蔵の中央
演算処理部７のＡ／Ｄ入力ポートに接続される。中央演
算処理部７の出力は、Ｄ／Ａ変換回路８と抵抗９を介し
スイッチ回路１０の入力端子１１に接続される。スイッ
チ回路１０の入力端子１１は抵抗１３を介して接地され
る。スイッチ回路１０の入力端子１２は接地されてい
る。スイッチ回路１０のスイッチ制御端子１４には水平
同期信号が入力される。スイッチ回路１０の出力端子１
５は、緩衝器１６を介して、周知のオートアイリス回路
を内蔵するＥ．Ｅレンズ１７に接続される。なお、Ｄ／
Ａ変換回路８，抵抗９，抵抗１３，スイッチ回路１０，
緩衝器１６で、疑似画像信号発生回路を構成する。 【０００７】以下、この動作について説明する。積分器
２により、画像信号入力端子１に加えられた画像信号の
平均値を算出出力し、またピークホールド回路３によ
り、該画像信号のピーク値を算出出力する。平均値出力
信号とピーク値出力信号は、抵抗４と抵抗５により任意
の比で混合され増幅器６に入力される。増幅器６の出力
信号は、中央演算処理部７のＡ／Ｄ入力ポートに入力さ
れ、１フィールド毎にデジタル信号に変換される。該デ
ジタル信号は、画像信号データとなり、中央演算処理部
７において、下記式（１）に基づき演算が行われ、下記
の演算結果が出力される。 【０００８】すなわち、任意の時間ｔn の画像信号デー
タをDin(tn) 、その時の演算結果をDout(tn)とし、tn
以前のデータをそれぞれDin(tn−1)，Din(tn−2) とす
ると、Dout(tn)は、 Dout(tn)＝Ａ((Din(tn−1)−Din(tn−2))＋Ｂ(Din(tn)−Din(tn−1))） ・・・(１) となる。 ここで、Ａ、Ｂは任意係数である。 【０００９】中央演算処理部７から出力される上記演算
結果は、デジタル信号としてＤ／Ａ変換器８に入力され
アナログ信号に変換される。該アナログ信号は、抵抗９
と抵抗１３により任意の比で分圧されスイッチ回路１０
の入力端子１１に接続される。スイッチ回路１０は、ス
イッチ制御端子１４に入力される水平同期信号の低／高
レベルにより、スイッチ回路１０の出力端子１５と入力
端子１１，１２間を切り換える機能を有する。該水平同
期信号が低レベルの期間は、入力端子１１と出力端子１
５が接続され、高レベルの期間は、入力端子１２と出力
端子１５が接続されることにより、出力端子１５には、
中央演算処理部７の演算結果によりレベル制御された信
号が、アイリス制御用の疑似画像信号として出力され
る。該アイリス制御用の疑似画像信号は、緩衝器１６を
介してオートアイリス回路を内蔵するＥ．Ｅレンズ１７
に出力され、アイリス制御信号として、Ｅ．Ｅレンズ１
７において周知のオートアイリス動作に用いられる。 【００１０】 【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、マイ
クロコンピュータを介してＥ．Ｅレンズのアイリス制御
が可能となったため、アイリス微調機能の遠隔制御化、
あるいはそれぞれのシーンに対応したレンズ設定のファ
イル化機能が実現できる。
のレンズと組み合わせるテレビジョンカメラに関するも
のである。 【０００２】 【従来の技術】従来、Ｅ．Ｅ(Electric Eye)レンズのア
イリス制御は、組み合わされるテレビジョンカメラで得
られる画像信号の平均値あるいはピーク値を適切なレベ
ルに変換した後、レンズ側へ出力し、レンズ側でこの値
が所定の値となるように、レンズアイリスの自動制御を
行っていた。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】これら従来のオートア
イリス回路におけるレンズアイリスの応答速度、および
ハンチング等のアイリス特性は、Ｅ．Ｅレンズ内のアイ
リスサーボ特性によって決まっている。また、オートア
イリス時における画像信号レベルの調整、および画像信
号のピークからアベレージに至る検出モード設定もＥ．
Ｅレンズ内の調整器により設定される。従って、上記の
アイリス特性、画像信号レベル調整、検出モード設定を
テレビジョンカメラ側から可変することが不可能であっ
た。本発明はこれらの欠点を除去し、Ｅ．Ｅレンズのオ
ートアイリス制御におけるアイリス特性、画像信号レベ
ル調整、検出モード設定等を、テレビジョンカメラ側か
ら調整制御できるようにすることを目的とするものであ
る。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、画像信号を入力して自動アイリス調整を
行う機能を持ったレンズ(Ｅ．Ｅレンズ)と組み合わせる
テレビジョンカメラにおいて、該テレビジョンカメラで
変換された画像信号を入力する中央演算処理部(マイク
ロコンピュータ)と、該マイクロコンピュータで演算し
て得られる結果よりアイリス制御用の疑似画像信号を発
生する疑似画像信号発生回路とから構成され、該疑似画
像信号発生回路から出力されるアイリス制御用の疑似画
像信号により、上記Ｅ．Ｅレンズのアイリス制御を行う
ようにしたものである。 【０００５】 【作用】その結果、テレビジョンカメラ側のマイクロコ
ンピュータ内の演算処理条件を変えることで、アイリス
特性、画像信号レベル調整、検出モード設定等をテレビ
ジョンカメラ側から調整制御することができる。 【０００６】 【実施例】以下、この発明の一実施例を図１により説明
する。画像入力端子１は、積分器２と抵抗４を介し、ま
たピークホールド回路３と抵抗５を介し増幅器６に接続
される。増幅器６の出力は、Ａ／Ｄ変換回路内蔵の中央
演算処理部７のＡ／Ｄ入力ポートに接続される。中央演
算処理部７の出力は、Ｄ／Ａ変換回路８と抵抗９を介し
スイッチ回路１０の入力端子１１に接続される。スイッ
チ回路１０の入力端子１１は抵抗１３を介して接地され
る。スイッチ回路１０の入力端子１２は接地されてい
る。スイッチ回路１０のスイッチ制御端子１４には水平
同期信号が入力される。スイッチ回路１０の出力端子１
５は、緩衝器１６を介して、周知のオートアイリス回路
を内蔵するＥ．Ｅレンズ１７に接続される。なお、Ｄ／
Ａ変換回路８，抵抗９，抵抗１３，スイッチ回路１０，
緩衝器１６で、疑似画像信号発生回路を構成する。 【０００７】以下、この動作について説明する。積分器
２により、画像信号入力端子１に加えられた画像信号の
平均値を算出出力し、またピークホールド回路３によ
り、該画像信号のピーク値を算出出力する。平均値出力
信号とピーク値出力信号は、抵抗４と抵抗５により任意
の比で混合され増幅器６に入力される。増幅器６の出力
信号は、中央演算処理部７のＡ／Ｄ入力ポートに入力さ
れ、１フィールド毎にデジタル信号に変換される。該デ
ジタル信号は、画像信号データとなり、中央演算処理部
７において、下記式（１）に基づき演算が行われ、下記
の演算結果が出力される。 【０００８】すなわち、任意の時間ｔn の画像信号デー
タをDin(tn) 、その時の演算結果をDout(tn)とし、tn
以前のデータをそれぞれDin(tn−1)，Din(tn−2) とす
ると、Dout(tn)は、 Dout(tn)＝Ａ((Din(tn−1)−Din(tn−2))＋Ｂ(Din(tn)−Din(tn−1))） ・・・(１) となる。 ここで、Ａ、Ｂは任意係数である。 【０００９】中央演算処理部７から出力される上記演算
結果は、デジタル信号としてＤ／Ａ変換器８に入力され
アナログ信号に変換される。該アナログ信号は、抵抗９
と抵抗１３により任意の比で分圧されスイッチ回路１０
の入力端子１１に接続される。スイッチ回路１０は、ス
イッチ制御端子１４に入力される水平同期信号の低／高
レベルにより、スイッチ回路１０の出力端子１５と入力
端子１１，１２間を切り換える機能を有する。該水平同
期信号が低レベルの期間は、入力端子１１と出力端子１
５が接続され、高レベルの期間は、入力端子１２と出力
端子１５が接続されることにより、出力端子１５には、
中央演算処理部７の演算結果によりレベル制御された信
号が、アイリス制御用の疑似画像信号として出力され
る。該アイリス制御用の疑似画像信号は、緩衝器１６を
介してオートアイリス回路を内蔵するＥ．Ｅレンズ１７
に出力され、アイリス制御信号として、Ｅ．Ｅレンズ１
７において周知のオートアイリス動作に用いられる。 【００１０】 【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、マイ
クロコンピュータを介してＥ．Ｅレンズのアイリス制御
が可能となったため、アイリス微調機能の遠隔制御化、
あるいはそれぞれのシーンに対応したレンズ設定のファ
イル化機能が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
２：積分器、３：ピークホールド回路、６：増幅器、
７：中央演算処理部、８：Ｄ／Ａ変換器、１０：スイッ
チ回路、１６：緩衝器、１７：レンズ。
７：中央演算処理部、８：Ｄ／Ａ変換器、１０：スイッ
チ回路、１６：緩衝器、１７：レンズ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 画像信号を入力して自動アイリス調整を
行う機能を持ったＥ．Ｅレンズと組合わせるテレビジョ
ンカメラに用いるレンズアイリス制御回路において、前
記テレビジョンカメラで変換された画像信号のピーク値
を示すピーク値信号および平均値を示す平均値信号の少
なくとも一方を入力し、該入力された信号に所定係数を
乗算演算する中央演算処理部と、該中央演算処理部で演
算して得られる結果より出力されるデジタル信号をアナ
ログ信号に変換するＤ／Ａ回路と、該変換されたアナロ
グ信号によりレベル制御すると共にテレビジョンカメラ
の水平同期信号により期間制御して得られるアイリス制
御用の擬似画像信号を発生する擬似画像信号発生回路と
から構成され、該擬似画像信号発生回路から出力される
アイリス制御用の擬似画像信号を、前記Ｅ．Ｅレンズへ
出力して、前記Ｅ．Ｅレンズのアイリス制御を行うよう
にしたことを特徴とするレンズアイリス制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31828494A JP3489890B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | レンズアイリス制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31828494A JP3489890B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | レンズアイリス制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08181907A JPH08181907A (ja) | 1996-07-12 |
| JP3489890B2 true JP3489890B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18097494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31828494A Expired - Fee Related JP3489890B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | レンズアイリス制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3489890B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4691591B2 (ja) * | 2008-11-04 | 2011-06-01 | 竹中システム機器株式会社 | オートアイリス制御装置 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP31828494A patent/JP3489890B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08181907A (ja) | 1996-07-12 |
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