JP3489312B2 - 粒子線治療システム - Google Patents

粒子線治療システム

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JP3489312B2
JP3489312B2 JP16796A JP16796A JP3489312B2 JP 3489312 B2 JP3489312 B2 JP 3489312B2 JP 16796 A JP16796 A JP 16796A JP 16796 A JP16796 A JP 16796A JP 3489312 B2 JP3489312 B2 JP 3489312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粒子線を用いた
粒子線治療システム及び粒子線治療方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図11は、三菱電機技報・Vol.69
・No.2・1955、”重粒子線がん治療装置(HI
MAC)の概要”に記載された従来の粒子線を用いた治
療システムの構成を示す図である。図11において、1
はイオン源、2はマイクロ波四極リニアック(以下、R
FQと称す)、3はドリフト・チューブリニアック(以
下、DTLと称す)、4はDTL3の下流に接続された
ビーム輸送系、5はDTL3の下流で重粒子を加速する
シンクロトロンに重粒子を導入するビーム輸送系、6は
DTL3の下流部に位置するシンクロトロン、7はシン
クロトロン6の下流部に位置されたビーム輸送系、8は
ビーム輸送系7の下流に接続された照射ガントリ、9は
治療台、10は治療台天板、13は粒子線、23は天板
10の上に乗った患者、25は患者23の患部である。
【0003】以下、図11を参照しながら、動作につい
て説明する。イオン源1から放出されたイオンはRFQ
2で初期加速をされ、さらにDTL3で加速されて、シ
ンクロトロン6で加速できるエネルギーを持つようにな
る。こうして、加速された素イオンはビーム輸送系4で
シンクロトロン6まで輸送し、さらに所定のエネルギー
になるまで加速される。所定のエネルギーになるまで加
速されたイオンはビーム輸送系7で照射用ガントリ8ま
で運ばれて、この照射ガントリ8に内蔵されているコリ
メータでビームを絞ったあと患者23の患部25に照射
させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の粒子線治療シス
テムでは、X線CT装置により確認した患者の患部位置
に粒子線を照射するようにしていたが、患者の患部に照
射された粒子がどこまで到達したのか、照射位置が正確
であったかをモニターする手段がなく照射を精密に行う
ことができなかった。
【0005】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、患者の患部に照射された粒子の位置
を知る手段を提供することにある。
【0006】また、照射位置をモニタしながら、最適な
照射位置へ制御する手段を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明による粒子線治
療システムは、陽イオンを加速して発生した高エネルギ
ー粒子をターゲットに衝突させて原子核反応により放射
性同位元素を生成する放射性同位元素生成手段と、この
放射性同位元素生成手段で生成されイオン化された放射
性同位元素をイオン源として加速して粒子線を生成する
シンクロトロンと、このシンクロトロンで生成した前記
粒子線を患者の患部に照射する装置と、前記患者の患部
に照射され滞留している前記放射性同位元素から放射さ
れるγ線を検知するCT装置と、このCT装置からの信
号を処理して粒子線の照射された箇所の断層像を表示す
る画像処理装置と、を備えものである。
【0008】また、前記放射線同位元素発生手段で生成
する放射性同位元素を前記シンクロトロンに輸送するビ
ーム輸送手段を設けるようにしたものである。
【0009】また、前記放射線同位元素発生手段をサイ
クロトロンにより構成するようにしたものである。
【0010】また、前記放射線同位元素発生手段をシン
クロトロンにより構成するようにしたものである。
【0011】また、陽イオンを加速して発生した高エネ
ルギー粒子をターゲットに衝突させて原子核反応により
放射性同位元素を生成すると共に、生成されイオン化さ
れた放射性同位元素をイオン源として加速して粒子線を
生成するシンクロトロンと、このシンクロトロンで生成
した前記粒子線を患者に照射する装置と、前記患者に照
射され滞留している前記放射性同位元素から放射される
γ線を検知するCT装置と、このCT装置からの信号を
処理して粒子線の照射された箇所の断層像を表示する画
像処理装置と、を設けるようにしたものである。
【0012】また、前記CT装置をポジトロン放射CT
装置で構成するようにしたものである。
【0013】また、前記CT装置をシングルフォトンE
CT装置で構成するようにしたものである。
【0014】また、前記ビーム輸送系を前記放射性同位
元素の質量を分析して特定の原子量の放射性同位元素の
みを輸送する核種分析装置で構成するようにしたもので
ある。
【0015】また、前記照射手段から照射する粒子線を
前記CT装置の設置方向に平行に照射するようにしたも
のである。
【0016】また、前記粒子線の軌道を制御する粒子線
軌道制御手段を設けるようにしたものである。
【0017】また、前記画像装置に前記粒子線のエネル
ギーを増減させる信号を前記シンクロトロンにフィード
バックする手段を設けるようにしたものである。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は、この発明による粒子線
治療システムの一実施の形態を説明する図である。図1
は、本実施の形態1を示す構成図で、図2は、本実施の
形態で用いる、原子核反応(反跳)による放射線同位元
素の生成過程を示す図である。図1において、1はイオ
ン源、2はマイクロ波四極リニアック(以下、RFQと
称す)、3はドリフト・チューブリニアック(以下、D
TLと称す)、4はDTL3の下流に接続されたビーム
輸送系、5はDTL3の下流で粒子を加速するシンクロ
トロンに粒子を導入するビーム輸送系、6はDTL3の
下流部に位置するシンクロトロン、7はシンクロトロン
6の下流部に位置されたビーム輸送系、8はビーム輸送
系7の下流に接続された照射ガントリ、9は治療台、1
0は治療台天板、12はポジトロン放出CT装置(以
下、PETと称す)、13は粒子線、14はサイクロト
ロン、15はターゲットチェンバー、16はターゲッ
ト、17はビームダンプ、18は高エネルギーイオンビ
ーム、20は画像表示装置、21は画像処理装置、22
はγ線、23は患者、25は患者23の患部である。
【0022】先ず、患者23の患部25位置を図示して
いないX線CT装置により確認しておく。その後に、こ
の患部位置を目標にして粒子線による治療を行う。
【0023】以下、図を参照しながら、本実施の形態1
における粒子線治療システムの動作について説明する。
陽イオン(例えば水素イオン、ヘリウムイオン、炭素イ
オン、ネオンイオン等)をサイクロトロン14で加速す
ることにより生成される高エネルギーイオンビーム18
をターゲットチェンバー15内のターゲット16に衝突
させることにより、原子核反応が起こり、放射性同位元
素が生成される。この時、衝突しなかった粒子はビーム
ダンプに17廃棄される。こうして生成された放射性同
位元素をイオン源1に設置する。イオン源1でイオン化
されて放出された放射性同位元素イオンをRFQ2で初
期加速を行い、さらにDTL3で加速し、シンクロトロ
ン6で加速できるエネルギー状態にまでエネルギーを高
める。加速された放射性同位元素イオンはビーム輸送系
4でシンクロトロン6まで輸送し、さらに所定のエネル
ギーになるまで加速する。所定のエネルギーになるまで
加速された放射性同位元素イオンはビーム輸送系7で照
射用ガントリ8まで運び、この照射用ガントリ8内に設
けられたコリメータ(図示せず)でビームを絞ったあと
患者23の患部25に照射させる。患者23は治療台9
の上の治療台天板10にのっており、照射治療後、治療
台天板10を図1に示す破線位置(PET12で測定可
能な位置)にまで移動させる。患者23の患部25に照
射され滞留している放射線同位元素が原子核崩壊を起こ
して放射する陽電子と電子とが結合することにより発生
する1.022MeVのγ線22、または放射性同位元
素から自動的に放射されるγ線22をPET12で検出
し、検出した信号を画像処理装置21にとりこんで処理
して、画像表示装置20に断層像を表示させる。
【0024】図2に示した、放射性同位元素の生成過程
について説明しておく。ターゲット原子核16(ターゲ
ット16に相当)に高エネルギーイオン61(高エネル
ギーイオンビーム18に相当)、例えば水素イオン(陽
子)を衝突させ、高エネルギーに励起された融合核63
を生成する。励起された融合核63は中性子64を放出
して陽子過多な放射性同位元素65が生成される。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、放射性同位元素を生成して、この放射性同位元素を
シンクロトロンで加速して、患者の患部に照射して、患
部から放射されるγ線をポジトロン放射CT装置で検出
するようにしたので、照射位置を正しく認識することが
できるので、X線CT装置で撮像した結果と比較しなが
ら正確な治療をすることが可能となる。
【0026】実施の形態2.図3は、この発明による粒
子線治療システムの他の実施の形態を示す図である。こ
の実施の形態2では、高エネルギービーム18をターゲ
ット16に衝突させて発生させる放射性同位元素を下流
に輸送できるようにターゲットチェンバー15を構成
し、このターゲットチェンバー15の下流にビーム輸送
系41を設けた点が、実施の形態1と異なる。
【0027】以下、この実施の形態2における動作につ
いて説明する。図3において、陽イオンをサイクロトロ
ン14で加速した高エネルギーイオンビーム18をター
ゲットチェンバー15内のターゲット16に衝突させ
る。この衝突の結果発生する原子核反応により、放射性
同位元素イオンが反跳によってターゲットチェンバー1
5から飛び出したところをビーム輸送系41によって下
流部のRFQ2に導く。以下の動作は、実施の形態1と
同じである。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、サイクロトロンで発生した放射性同位元素イオンを
直接RFQに輸送するビーム輸送系を設けるようにした
ので、数秒で原子核崩壊する短寿命原子核による治療を
行うことができる。
【0029】実施の形態3.図4及び図5はは、この発
明による粒子線治療システムのさらに他の実施の形態を
説明する図で、図4はこの実施の形態3の構成を示す構
成図、図5はこの実施の形態3において特有な原子核反
応(ブレイク・アップ)による放射線同位元素の生成過
程を示す図である。この実施の形態3は、放射性同位元
素イオンを発生させる手段を実施の形態1及び2では、
サイクロトロン14であったのを、放射性同位元素イオ
ンを加速するシンクロトロン6で兼用するようにするも
ので、シンクロトロン6にターゲットチェンバー15と
ビームダンプ14を設けるようにしている。
【0030】以下、図4を参照しながら、この実施の形
態3における動作について説明する。図4において、例
えば、水素原子はイオン源1でイオン化され、陽子イオ
ンとして、RFQ2、DTL3で加速され、ビーム輸送
系4、5で下流のシンクロトロン6まで輸送し、シンク
ロトロン6でさらに加速し、ターゲット16に衝突さ
せ、放射性同位元素を生成させる。生成された放射性同
位元素を再度イオン源1に搬送し、イオン源1からの放
射性同位元素イオンをRFQ2、DTL3で加速し、ビ
ーム輸送系4でシンクロトロン6に搬送し、治療に必要
なエネルギーまで加速し、所定のエネルギーに達した
ら、ビーム輸送系7で治療系へ搬送する。後は実施例1
と同様である。
【0031】図5に示すこの実施の形態3に特有な原子
核反応(ブレイク・アップ)による放射線同位元素の生
成過程について説明する。シンクロトロンでは、サイク
ルトロンよりも大きなエネルギーを持った高エネルギー
イオンビーム18を生成できる。従って、この実施の形
態3においては、実施の形態1で説明した図2のように
高エネルギーイオン61をターゲット原子核62に衝突
させ、融合した原子核63は反跳によりターゲット材か
ら飛び出し、蒸発により中性子64が飛び出し陽子過多
の放射性同位元素65を生成させることができると共
に、図5に示すように高エネルギーイオン61をターゲ
ット原子核62に衝突させると、衝突したイオンが2個
以上に分裂(ブレイクアップ63)して、中性子過多な
放射性原子核66、67を生成される。
【0032】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、放射性同位元素を発生させるための加速器としての
サイクロトロンが、不要になるので、安価な粒子線治療
システムを提供することができる。また、シンクロトロ
ンでサイクロトロン以上にエネルギーを大きくしたこと
により様々な放射性同位元素を生成できるので、様々な
放射性同位元素から放射される放射線をPETやシング
ルフォトンECT(以後、SPECTと称す)でモニタ
ーすることにより照射位置を確認できる。
【0033】実施の形態4.図6は、この発明による粒
子線治療システムの他の実施の形態を示す構成図であ
る。この実施の形態4は、実施の形態2の特徴である発
生させた放射性同位元素を直接次工程のシンクロトロン
に輸送することと、実施の形態3の特徴である放射性同
位元素をシンクロトロンで発生させることとを取り入れ
たものである。従って、シンクロトロン6の下流にター
ゲットチェンバー15を設け、さらにその下流にビーム
輸送系41を設け、その下流に別のシンクロトロン6を
設けている。
【0034】以下、図を参照しながら、この実施の形態
4における動作について説明する。イオン源1で放出さ
れたイオンを、RFQ2、DTL3で加速して、ビーム
輸送系4でシンクロトロン6に搬送して、所定のエネル
ギーになるまで加速した後、ターゲットチェンバー15
に入っているターゲット16に衝突させる。この衝突に
より発生した放射性同位元素イオンを、ビーム輸送系4
1によってシンクロトロン6に搬送して、シンクロトロ
ン6にて、治療に必要なエネルギーになるまでまで加速
して、所定のエネルギーに達したら、ビーム輸送系7
(図4には、図示せず)で治療系へ搬送する。この後の
動作は、実施の形態1乃至実施の形態3と同じである。
【0035】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態3と同様にシンクロトロンにより放射性
同位元素を生成するようにしたので、様々な放射性原子
同位元素を生成できる。
【0036】また、生成された放射性同位元素は、ター
ゲットチェンバーのすぐ後に設けられたビーム輸送系で
搬送するように構成しているので、様々な寿命の短い放
射性同位元素も加速して照射できるので、様々な放射性
原子核から放射される放射線をPETやSPECTでモ
ニターすることにより照射位置を確認できる。
【0037】実施の形態5.図7は、この発明による粒
子線治療システムのさらに他の実施の形態を示す構成図
である。この実施の形態5は、実施の形態4において生
成した放射性同位元素から特定の質量の放射性同位元素
をシンクロトロンに搬送するところに特徴がある。
【0038】図7は、実施の形態3において説明したタ
ーゲットチェンバー15、ビームダンプ17、ビーム輸
送系41の詳細を示すブロック図である。図7におい
て、15はターゲットチェンバー、16はターゲット、
17はビームダンプ、72と78は四極電磁石、73は
偏極電磁石、74と75と77は六極電磁石、76は電
気偏極器、79はスリットである。
【0039】以下、図6と図7を参照しながら、この実
施の形態5における動作について説明する。初段のシン
クロトロン6で加速させた高エネルギーイオンビーム
を、ターゲットチェンバー15に設けられているターゲ
ット16に衝突させ、核融合した原子核が反跳して飛び
出したところを四極電磁石72で捕らえ、偏向磁石73
と電気偏極器76で質量分析し、特定の原子量のイオン
をスリット79のところに集束させる。以後の動作は、
実施の形態1乃至実施の形態4と同じである。
【0040】以上の説明においては、この実施の形態5
を実施の形態4に対して適用した例で説明したが、この
実施の形態5を実施の形態2に対しても適用することが
可能である。
【0041】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、イオンの質量を分析して特定の原子量のイオンのみ
を使用するようにしたので、治療目的に応じた放射性同
位元素を選択することができる。
【0042】実施の形態6.図8は、この発明による粒
子線治療システムのさらに他の実施の形態を示す構成図
である。この実施の形態において、特徴的なことは、患
者の患部に照射する粒子線の照射方法にある。
【0043】図8において、9は治療台架台、10は治
療台架台9の上に設置した治療台天板、23は治療台天
板10の上に横たわった患者、25は患者23の患部、
13は放射性同位元素イオンビーム、27はビーム輸送
系、8はビーム輸送系27の下流に設置されコリメータ
を内蔵する照射ガントリ、22は患部25から放射され
るγ線、12はPET、21は画像処理装置、20は画
像表示装置である。
【0044】以下、この実施の形態6における動作につ
いて説明する。治療台天板10の上に患者23を載せP
ET12の検出器位置に、患部25を設定する。放射性
同位元素イオンビーム13をビーム輸送系27でPET
27の検出器配置面に垂直に誘導し、照射ガントリ8の
中の図示していないコリメータで絞り、患部25に照射
する。放射性同位元素が停止した患部25から放射され
るγ線22をPET12で検出し、検出信号を画像処理
装置21で処理して、画像表示装置20に断層像を表示
する。
【0045】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、粒子線の照射方向を工夫することにより、粒子線を
照射した患者をCT装置の位置に移動することが不必要
となり、照射しながら、照射位置を表示装置で確認する
ことができる。
【0046】実施の形態7.図9は、この発明による粒
子線治療システムのさらに他の実施の形態を示す構成図
である。この実施の形態7における特徴的なことは、実
施の形態6に加えて患者の患部に照射する粒子線の照射
位置を自動的に変更する手段を設けたところにある。
【0047】図9において、9は治療台架台、10は架
台9の上に設置した治療台天板、23は治療台天板の上
に横たわった患者、25は患者23の患部、13は放射
性同位元素イオンビーム、27はビーム輸送系、8はビ
ーム輸送系27の下流に設置されコリメータを内蔵する
照射ガントリ、22は患部25から放射されるγ線、1
2はPET、21は画像処理装置、20は画像表示装
置、26は修正した放射性同位元素イオンビーム、28
はビーム輸送系277内で放射性同位元素イオンビーム
13の軌道を制御する電磁石用電源である。
【0048】以下、図を参照しながらこの実施の形態7
における動作について説明する。治療台天板10の上に
患者23を載せPET12の検出器位置に、患部25を
設定する。放射性同位元素イオンビーム13をビーム輸
送系27でPET27の検出器配置面に垂直に誘導し、
照射用ガントリ8に内蔵されたコリメータで絞り、患部
25に照射する。放射性同位元素が停止した患部25か
ら放射されるγ線22をPET12で検出し、この検出
信号を画像処理装置21で処理して、画像表示装置20
に断層像を表示する。表示された断層像を見ながら、照
射位置が治療計画により決めていた位置よりずれていた
ときは画像処理装置で設定した位置にくるように電磁石
電源28の設定電流を自動的に変化させ、放射性同位元
素イオンビームの軌道を図に示した点線(修正したビー
ム線)26のように変化させ、自動修正させながら適切
な位置に照射する。
【0049】以上のように、この実施の形態7によれ
ば、粒子線を照射しながら照射位置をモニターして、モ
ニターした位置が治療計画により決めていた位置よりず
れていたときは、照射する粒子線の軌道を照射計画で設
定した位置にくるように自動的に行うようにしたので、
自動的に適切な位置に照射できる。
【0050】実施の形態8.図10は、この発明による
粒子線治療システムのさらに他の実施の形態を示す構成
図である。この実施の形態において、特徴的なことは、
実施の形態7に加えて、粒子線の照射深度を自動的に制
御するところにある。
【0051】図10において、9は治療台架台、10は
治療台架台9の上に設置した治療台天板、23は治療台
天板の上に横たわった患者、25は患者23の患部、1
3は放射性同位元素イオンビーム、27はビーム輸送
系、8はビーム輸送系27の下流に設置されコリメータ
を内蔵する照射ガントリ、22は患部25から放射され
るγ線、12a1は多層スライスPET、21は画像処
理装置、20は画像表示装置、28はビーム輸送系27
内で放射性同位元素イオンビーム13の軌道を制御する
電磁石用電源である。
【0052】以下、図を参照しながらこの実施の形態8
における動作について説明する。治療台天板10の上に
患者23を載せPET12aの検出器位置に、患部25
を設定する。放射性同位元素イオンビーム13をビーム
輸送系27でPET27の検出器配置面に垂直に誘導
し、照射用ガントリ8に内蔵されたコリメータで絞り、
患部25に照射する。放射性同位元素が停止した患部2
5から放射されるγ線22を多層スライス測定PET1
2aで検出し、検出信号を画像処理装置21で処理して
画像表示装置20に断層像を表示する。表示された3次
元的断層像を見ながら、照射位置が治療計画により決め
ていた位置よりずれていたときは画像処理装置で設定し
た位置にくるように電磁石電源28の設定電流を自動的
に変化させ、放射性同位元素イオンビームの軌道を図に
示した点線(修正したビーム線)26のように変化さ
せ、自動修正させながら適切な位置に照射する。以上に
ついては、実施の形態7と同じである。この実施の形態
における特徴は、深さ方向のずれがあったときはそのデ
ータをシンクロトロン6におくり、放射性同位元素イオ
ンビーム13のエネルギーを増加または減少させること
により、飛程を調整し、目的としている位置に照射する
ようにする点である。。
【0053】以上のように、この実施の形態によれば、
粒子線の照射深度を自動的に変更するようにしたので、
より一層、正確な治療を行うことができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明による粒子線治
療システムにおいては、放射性同位元素発生手段で発生
させた放射性同位元素をイオン源として、このイオン源
でイオン化させた後に加速させて得られる粒子線(放射
性同位元素イオンビーム)を患者の患部に照射して、患
部に滞留した粒子から放射されるγ線をCT装置で検出
して、検出結果を画像処理装置で処理して、画像表示装
置に表示するようにしたので、治療開始前にX線CT装
置で撮像した画像と比較して治療することが可能となり
正確な治療ができる。
【0055】また、発生した放射性同位元素を直接シン
クロトロンに輸送するビーム輸送手段を設けるようにし
たので、短寿命の放射性同位元素を使用することができ
る。
【0056】また、放射性同位元素発生手段をサイクロ
トロンで構成するようにしたので、医療用の小型のサイ
クロトロンを使用できる。
【0057】また、放射性同位元素発生手段をシンクロ
トロンで構成するようにしたので、サイクロトロンに比
し、より高エネルギーのイオンビームを発生することが
できるので、中性子過多の放射性同位元素を生成するこ
とができる。従って、患部の位置が表面より深い位置に
あるときには有効である。
【0058】また、2台必要な加速器を1つのシンクロ
トロンで構成するようにしたので、安価なシステムを提
供することができる。
【0059】また、放射線の検知手段をポジトロン放射
CT装置で構成するようにしたので、陽子過多放射性同
位元素が発生するγ線を検知することができる。
【0060】また、放射線の検知手段をシングルフォト
ンECT装置で構成するようにしたので、中性子過多放
射性同位元素が発生するγ線を検知することができる。
【0061】また、発生した放射性同位元素の質量を分
析して、特定の質量の放射性同位元素だけを加速させて
照射するようにしたので、治療目的に合わせた治療シス
テムを構築することができる。
【0062】また、患者の患部に照射する方向をCT装
置がγ線を検出する面と垂直になるようにしたので、照
射しながら照射位置を確認することができる。
【0063】また、照射する粒子線の軌道を自動的に制
御するようにしたので、治療を一層正確に行うことがで
きる。
【0064】また、照射する粒子線の深度を自動的に制
御するようにしたので、照射位置を正確にすることがで
きる。
【0065】
【0066】
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態1を示す構成図である。
【図2】 原子核反応による放射性同位元素ビーム生成
方法(反跳)。この
【図3】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態2を示す構成図である。
【図4】 原子核反応による放射性同位元素ビーム生成
方法(ブレイクアップ)。
【図5】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態3を示す構成図である。の第五実施例による重粒子
線治療装置内ターゲット輸送系詳細ブロック図。
【図6】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態4を示す構成図である。
【図7】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態5を示す構成図である。
【図8】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態6を示す構成図である。
【図9】 この発明による粒子線治療システムの実施の
形態7を示す構成図である。
【図10】 この発明による粒子線治療システムの実施
の形態8を示す構成図である。
【図11】 従来例におけるよる粒子線治療システムの
構成図である。
【符号の説明】
1 イオン源、2 マイクロ波四極リニアック、3 ド
リフトチューブリニアック、4 ビーム輸送系、5 ビ
ーム輸送系、6 シンクロトロン、7 ビーム輸送系、
8 照射ガントリ、9 治療台架台、10 治療台天
板、12 ポジトロンCT装置、13 放射線同位元素
ビーム、14 サイクロトロン、15 ターゲットチェ
ンバー、16 ターゲット、17 ビームダンプ、18
高エネルギーイオンビーム、20 画像表示装置、2
1 画像処理装置、22 γ線、23 患者、25 患
部、27 ビーム輸送系、28 電磁石電源、41 ビ
ーム輸送系、61 水素イオン(陽子)、62 ターゲ
ット原子核、63 励起融合核、64 中性子、65
陽子過多放射性同位元素、66 中性子過多放射性同位
元素、67 中性子過多放射性同位元素、72 四極電
磁石、73 偏向電磁石、74 六極電磁石、75 六
極電磁石、76 電気偏極器、77 六極電磁石、78
四極電磁石、79 スリット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−275381(JP,A) 特開 平7−148276(JP,A) 特開 平7−253470(JP,A) 特開 昭53−72392(JP,A) 特開 平4−36685(JP,A) 特開 平7−255719(JP,A) 特開 平6−167568(JP,A) 特開 平3−118082(JP,A) 特開 平2−68042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/161 A61N 5/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン化された放射性同位元素を加速し
    て粒子線を生成するシンクロトロンと、このシンクロト
    ロンで生成した前記粒子線を患者の患部に照射する装置
    と、前記患者の患部に照射され滞留している前記放射性
    同位元素から放射されるγ線を検知するCT装置と、こ
    のCT装置からの信号を処理して放射線同位元素の照射
    された箇所の断層像を表示する画像処理装置と、を備え
    たことを特徴とする粒子線治療システム。
  2. 【請求項2】 陽イオンを加速して発生した高エネルギ
    ー粒子をターゲットに衝突させて原子核反応により放射
    性同位元素を生成する放射性同位元素生成手段と、前記
    放射線同位元素発生手段で生成する放射性同位元素を前
    記シンクロトロンに輸送するビーム輸送を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の粒子線治療システム。
  3. 【請求項3】 前記放射線同位元素発生手段をサイクロ
    トロンにより構成したことを特徴とする請求項2に記載
    の粒子線治療システム。
  4. 【請求項4】 陽イオンを加速して発生した高エネルギ
    ー粒子をターゲットに衝突させて原子核反応により放射
    性同位元素を生成する放射性同位元素生成手段を備えて
    なり、この放射線同位元素発生手段を前記シンクロトロ
    ンにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の粒
    子線治療システム。
  5. 【請求項5】 陽イオンを加速して発生した高エネルギ
    ー粒子をターゲットに衝突させて原子核反応により放射
    性同位元素を生成すると共に、生成されイオン化された
    放射性同位元素をイオン源として加速して粒子線を生成
    するシンクロトロンと、このシンクロトロンで生成した
    前記粒子線を患者に照射する装置と、 前記患者に照射され滞留している前記放射性同位元素か
    ら放射されるγ線を検知するCT装置と、このCT装置
    からの信号を処理して放射線同位元素の照射された箇所
    の断層像を表示する画像処理装置と、を備えたことを特
    徴とする粒子線治療システム。
  6. 【請求項6】 前記CT装置をポジトロン放射CT装置
    で構成したことを特徴とする請求項3に記載の粒子線治
    療システム。
  7. 【請求項7】 前記CT装置をシングルフォトンECT
    装置で構成したことを特徴とする請求項4に記載の粒子
    線治療システム。
  8. 【請求項8】 前記ビーム輸送系を前記放射性同位元素
    の質量を分析して特定の原子量の放射性同位元素のみを
    輸送する核種分析装置で構成したことを特徴とする請求
    項2に記載の粒子線治療システム。
  9. 【請求項9】 前記照射手段から照射する粒子線を前記
    CT装置の設置方向に平行に照射するようにしたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の粒
    子線治療システム。
  10. 【請求項10】 前記粒子線の軌道を制御する粒子線軌
    道制御手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の
    粒子線治療システム。
  11. 【請求項11】 前記画像装置に前記粒子線のエネルギ
    ーを増減させる信号を前記シンクロトロンにフィードバ
    ックする手段を設けたことを特徴とする請求項10に記
    載の粒子線治療システム。
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