JP3488829B2 - 太陽電池付きアナログ時計 - Google Patents

太陽電池付きアナログ時計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池によって
発電されるエネルギを蓄える二次電池を有する太陽電池
付きアナログ時計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から太陽電池付きアナログ時計が知
られており、一般に太陽電池は時計文字板の正面に設置
してあり、この太陽電池のエネルギを蓄える二次電池か
ら供給される電力により時計が駆動されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、太陽電池は黒
色またはそれに近い濃い青紫色を呈していることから違
和感を与え、デザインを損なう存在となり、一見して太
陽電池付きの時計であることが判ってしまう問題点を有
していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、太陽電池をカムフラージュするカム
フラージュパターンを、文字板に設けてある。さらにカ
ムフラージュ効果を高めるために文字板及び太陽電池を
覆うように光半透過散乱板を設けている。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、太陽電池によって発電
されるエネルギを蓄える二次電池を有する太陽電池付き
アナログ時計において、文字板には複数の開口部が指針
の回転中心を中心として放射状に開設してあり、上記太
陽電池は、上記開口部より大きく、上記文字板の背面側
よりこの開口部のそれぞれから露見する状態で取付けて
あり、上記文字板の上記開口部間には、上記太陽電池の
筋目模様に略連続する模様を有するカムフラージュパタ
ーンが上記太陽電池の色と略同じ色で形成してある。
【0006】好ましくは、上記開口部及び太陽電池は十
文字状に設けてある。さらに好ましくは、上記文字板の
前面には、上記文字板及び上記太陽電池を覆う光半透過
散乱板が設けてある。
【0007】
【実施例】図1、図2に示すように、枠体は木製の前枠
1と合成樹脂製の後枠2とからなり、この後枠は図2に
示すように、止めねじ3によって前枠1の背面外周部に
取付けてある。前枠1の正面外周部には時刻を示す1か
ら12までの複数の文字が設けてある。前枠1と後枠2
との間には、図2または一部拡大した図3に示している
ように、文字板5の前面を光半透過散乱板4が覆う重層
状態で両者が前枠1と後枠2とにより挟持されて設置し
てある。光半透過散乱板4は表面に微少な凹凸を形成し
た梨地状透光性プラスチックシートであり、光の透過率
は75〜85%程度、望ましくは80%程度のものであ
る。
【0008】後枠2の形状を説明すると、この後枠は一
体成形された合成樹脂によるもので、この後枠の背面
(図2の右面)には、その中央部に時計機械体6を収納
設置するための凹部21が成形してあり、前枠1の上端
部の時刻文字「12」の背面位置には掛時計を掛止する
ための掛止用の穴口22が形成してあり、さらに、後枠
2の前面(図2の左面)には、受部23、24と位置決
め用突起25、26、27および押圧突起28、29が
一体的に形成してある。
【0009】文字板5には、図1に示すように4つの開
口部51が指針62、63の回転中心を中心として放射
状に開設してあり、この図面では開口部51は文字板5
の上下方向、左右方向に全体が十文字状になるように開
設してあり、開口部51には太陽電池7が設けてある。
具体的には、太陽電池7は、文字板5の背面側より開口
部51のそれぞれから露見する状態で取付けてあり、図
3に示すように、太陽電池7の大きさは開口部51より
大きく、かつ太陽電池7の背面の一部は受部23、24
に接着してある。
【0010】前枠1の下部の時刻文字「5」の背面に対
応する後枠2の前面位置には、図示しない回路ブロック
が取り付けてあり、この回路ブロックには太陽電池7に
よって発電される電気エネルギを蓄える二次電池(図示
略)が搭載してある。二次電池と時計機械体6に設けて
ある駆動回路とは図示しないリード線によって接続して
ある。
【0011】また、太陽電池7の背面には半田からなる
2つの接点71、72が設けてあり、この接点は上記回
路ブロックを介して二次電池の異なる極にリード線(図
示略)で接続されている。なお、太陽電池7にはシリコ
ン系と化合物系とがあり、シリコン系のものには結晶系
とアルモファス系のものがあるが、ここで使用している
ものはアルモファス系のもので、この太陽電池は1個が
大体3ボルトのものを並列に接続したもので、400ル
クスの太陽光を2時間受けると、時計を24時間駆動す
るに十分な電気エネルギが得られるものである。光半透
過散乱板4は文字板5の前面に位置し、この文字板及び
太陽電池7を覆う状態にある。
【0012】ところで、後枠2の凹部21内には時計機
械体6が設置してあり、この時計機械体から前方に突出
している指針軸61は光半透過散乱板4と文字板5とを
貫通突出し、指針軸61を構成している時針パイプと分
針パイプの先端には時針62と分針63とが取付けてあ
る。指針軸61を文字板5などに固定する方法は従来か
ら知られているように、前方から中心固定ナットNを挿
入し、この固定ナットの内部の雌ねじ部を指針軸61と
軸心を同じくし、指針軸61の径より大径に時計機械体
6の前面に形成してある雄ねじ部に螺合させるものであ
る。
【0013】太陽電池7は開口部51の位置に対応させ
て文字板5の背面に設置すると、図2に示すように、太
陽電池7は前後方向を文字板5と後枠2の受部23とに
より挟持され、さらに、上下方向は後枠2の位置決め用
の突起25と26、または、位置決め用の突起25と2
7とにより位置決めされた状態で固定設置されている。
また、前枠1の内部外周の段差部には前ガラス(風防ガ
ラス)8が嵌合し、ゴムや弾性質合成樹脂製の押え部材
9を釘で前枠1に固定することにより、前ガラス8は押
え部材9と前枠1との間で挟持固定されている。
【0014】ところで、図1に示すように、太陽電池7
の表面にはその幅方向に複数(図面では6本)の灰色を
呈する鏡線状の筋目73が付いており、各筋目で各々の
太陽電池セルが区切られている。また、アルミニウム等
の金属製の文字板5の表面には、開口部51間にカムフ
ラージュパターンPが設けてある。カムフラージュパタ
ーンPは、例えば、図1のように、複数(図面では6
本)の同心的円弧状の筋目52を有し、この円弧状のそ
れぞれの筋目52は太陽電池7の筋目73と略連続させ
て形成してあり、全体的には同心の多重円のようになっ
ている。
【0015】筋目52の色は筋目73の色に略等しい灰
色で形成してあり、筋目52間の色は太陽電池7の黒色
またはそれに近い濃い青紫色と略同じ色で形成してあ
る。このようにして、太陽電池7は文字板5のカムフラ
ージュパターンPと一体化し、太陽電池7の存在を外部
から視認し難くさせ、その結果として、従来から太陽電
池駆動の時計における太陽電池の存在が正面に顕著に表
れることに違和感を感じる人には、この種類の時計のデ
ザインが好まれない傾向を緩和させる作用をする。
【0016】このように、文字板5のカムフラージュパ
ターンPは、太陽電池7をカムフラージュして1つのま
とまりのある調和した色と模様の組合せを構成し、この
太陽電池の存在を感じさせないような作用をする。文字
板5のカムフラージュパターンPはこのような作用を有
するものであれば、円弧状に限定されるものではなく、
例えば波状のもの、その他の模様が適宜選択することが
できる。なお、図1に示すように、前枠1の前面の時刻
数字の内側の文字板5の外周には、同一円周状に分目盛
りを示すドット状の指標が表示してある。
【0017】前記実施例では、カムフラージュパターン
Pを文字板5に施したものであるが、光半透過散乱板4
の裏面に施してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、文字板に設けてあるカ
ムフラージュパターンにより太陽電池の存在を容易に視
認できないため、デザイン性が向上する。また、光半透
過散乱板を設ければ太陽電池の存在をさらに視認し難く
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】太陽電池付きアナログ掛時計の正面図である。
【図2】図1のa−a線断面図である。
【図3】要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
4 光半透過散乱板 5 文字板 51 開口部 52 文字板の筋目 62 指針(時針) 63 指針(分針) 7 太陽電池 73 太陽電池の筋目 P カムフラージュパターン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−274085(JP,A) 特開 昭53−23666(JP,A) 特開 昭53−33664(JP,A) 特開 平7−184290(JP,A) 実開 昭55−26441(JP,U) 実開 昭60−41889(JP,U) 実開 昭55−64791(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G04B 19/06 G04B 19/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池によって発電されるエネルギを
    蓄える二次電池を有する太陽電池付きアナログ時計にお
    いて、 文字板には、複数の開口部が指針の回転中心を中心とし
    て放射状に開設してあり、 上記太陽電池は、上記開口部より大きく、上記文字板の
    背面側よりこの開口部のそれぞれから露見する状態で取
    付けてあり、 上記文字板の上記開口部間には、上記太陽電池の筋目模
    様に略連続する模様を有するカムフラージュパターンが
    上記太陽電池の色と略同じ色で形成してあることを特徴
    とする太陽電池付きアナログ時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記開口部及び太陽
    電池は十文字状に設けてあることを特徴とする太陽電池
    付きアナログ時計。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記文字板
    の前面には、上記文字板及び上記太陽電池を覆う光半透
    過散乱板が設けてあることを特徴とする太陽電池付きア
    ナログ時計。
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