JP3488596B2 - 鉄心積み装置 - Google Patents

鉄心積み装置

Info

Publication number
JP3488596B2
JP3488596B2 JP18244397A JP18244397A JP3488596B2 JP 3488596 B2 JP3488596 B2 JP 3488596B2 JP 18244397 A JP18244397 A JP 18244397A JP 18244397 A JP18244397 A JP 18244397A JP 3488596 B2 JP3488596 B2 JP 3488596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
iron
iron core
stacking
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18244397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1126271A (ja
Inventor
守 佐渡
義之 松岡
康孝 金森
猛 黒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP18244397A priority Critical patent/JP3488596B2/ja
Publication of JPH1126271A publication Critical patent/JPH1126271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3488596B2 publication Critical patent/JP3488596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器やリアク
トルなどの鉄心を目的の形状の積層体に積み上げる鉄心
積み装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、三相内鉄形変圧器の鉄心の積層を
例にとって説明する。図9に示すように、各脚鉄1、
2、3の一端間を下部継鉄4、5で接続し、各脚鉄1〜
3にそれぞれコイル6、7、8を配置してから、各脚鉄
1〜3の他端を上部継鉄9、10で接続して組み立て
る。各脚鉄1〜3の断面は図10に示すように、各鉄心
片の幅の異なるものを積層してほぼ円形状になるように
構成してある。各脚鉄1〜3、下部継鉄4、5、及び上
部継鉄9、10は図11の(a)および(b)に示すよ
うに帯状の鉄心部材を45度または90度の角度で切断
したもので構成されている。即ち、脚鉄1、3はパンチ
穴11a、12a、13a、14aを有する各鉄心片1
1、12、13、14を、脚鉄2はパンチ穴15a、1
6aを有する各脚鉄心15、16を、下部継鉄4、5は
パンチ穴17a、18a、19a、20aを有する各鉄
心片17、18、19、20を、そして上部継鉄9、1
0はパンチ穴21a、22a、23a、24aを有する
各鉄心片21、22、23、24をそれぞれ図12〜図
14のように積層して構成されている。図12に示した
ものの上に図13のものを重ねて、図14に示すように
積層する。 【0003】図15は、例えば特公昭63−47325
号公報に示された従来の鉄心積み装置を示す正面図であ
る。図15において、25は目的積層体、26は水平に
配置された鉄心積層用の積層台車、27は積層台車26
を跨ぐように配置された門型の支持台車で、走行用の車
輪27aを有する。28は積層台車26を支持した支持
棒で、図示されないジャッキで積層台車26を上下移動
させる。29a、29bは積層台車26にはめ合わされ
たピンで、各鉄心片11〜20のパンチ穴11a〜20
aがはめ合わされる。30は支持台車27に吊架され、
支持台車27の進行方向に対して左右方向に移動可能な
搬送台車で、吊架台車31を吊っている。32は吊架台
車31に付けられた第1のコンベアである。33は第2
のコンベア、34は鉄心片を種類によってその流れを上
下に仕分け、次に述べる第3、第5のコンベア35、3
7に送る仕分けフラップ、35、36、39〜41は
継鉄4、5用の鉄心片17〜20を搬送する第3、第
4、第6〜第8のコンベア、37は脚鉄1〜3用の鉄心
片11〜16を搬送する第5のコンベア、38は第1と
第5のコンベア32、37の間の案内、42は反転装
置、43は摩擦ローラ、44は位置決めテーブル、45
は鉄心片のストッパ、46は天吊型のロボット、47は
ロボットハンドである。48は作業者用の作業台であ
る。 【0004】従来の鉄心積み装置による積み方は、以下
の通りである。図15において、図示外の連続切断機に
よって切断され、第2のコンベア33によって搬送され
てきた鉄心片を仕分けフラップ34によって仕分ける。
下方に仕分けられた脚鉄1、2、3用の鉄心片11〜1
6は、第5のコンベア37を通って、吊架台車31に付
けられた第1のコンベア32に搬送される。鉄心片11
〜16を永久磁石(図示せず)で吸着し、所定の位置に
位置決めした吊架台車31は、搬送台車30によって搬
送方向に対して垂直な左右方向に横移動され、さらに、
鉄心片11〜16を後方に送り出しながら、永久磁石を
上方に上げることにより、鉄心片11〜16を落下さ
せ、積層体25の上に積む。仕分けフラップ34で上方
に仕分けられた下部継鉄4、5用の鉄心片17〜20
は、第3、第4、第6〜第8のコンベア35、36、3
9〜41を通って搬送され、反転装置42に送られる。
反転装置42で進行方向および、表裏を反転された鉄心
片17〜20は、位置決めテーブル44の上に出てく
る。摩擦ローラ43でテーブル44上を搬送された鉄心
片17〜20はストッパ45に当たって位置決めされ停
止する。ロボット46のロボットハンド47に取り付け
られた吸着パッド47aにより吸着された鉄心片17〜
20は、指定のプログラムによって水平に90度回転さ
れて目的積層体25の指定位置に積載される。なお、
継鉄9、10用の鉄心片21〜24は図示されない前
工程の切断ラインの後部で自動的に既に取り出されてい
る。 【0005】ここで、変圧器が大容量の場合は、鉄心片
17〜20の寸法が大きくて、反転装置42、ロボット
46、ロボットハンド47等スペース的に設置が困難と
なるので、その場合の積み方法は、第6〜第8のコンベ
ア39〜41で搬送されてきた下部継鉄4、5用鉄心片
17〜20を途中で取り出し、作業台48上に乗った人
間の手で指定場所に積む。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来では上記で述べた
ように継鉄部鉄心を自動で積むには、積み位置後部で真
っ直ぐに鉄心片を反転させ位置決めし、ロボットで水平
に90度回転させて積載している。この方法では、鉄心
片が大きくなるとその進行方向の長さが大きくなるか
ら、反転装置を設置するため、およびロボットハンドに
より鉄心片を旋回させるために、積み部後部に大きなス
ペースを必要とする等の問題があった。結局、従来では
大容量変圧器の継鉄用の鉄心の積みは手作業となってい
たので、多くの時間、人手がかかるとともに、鉄心片の
飛び出し等により手を切らないように注意を要するとい
う安全上の問題点があった。また、各鉄心片の取扱時に
歪を与えて鉄損の増大を招く等の欠点があった。また、
従来は、干渉が生じることなしに継鉄用鉄心の積み位置
を確保するために、図16の(a)(b)に示したよう
に第1のコンベア32および永久磁石62は、脚鉄鉄心
積み位置先端よりも手前に位置し、鉄心片11を後方に
押し出していた。大容量変圧器鉄心の場合、相対的に継
鉄鉄心の積み位置が第1のコンベア32および永久磁石
62より後方に位置することになるため、図16の
(a)のように脚鉄用鉄心先端が自らの重みで後下方に
垂れやすく、図16の(c)のように既に積層してある
継鉄用鉄心片を外へ押し出す不具合が生じることがあっ
た。 【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、大容量機器の鉄心片を自動で確
実に積層する、スペースが小さくてむ鉄心積み装置を
提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る鉄心積み
装置は、脚鉄及び継鉄を形成する鉄心片を載置して上記
鉄心を積層する積層台車、上記脚鉄及び下部継鉄と上部
継鉄を形成する上記鉄心片を仕分けして供給する鉄心片
供給手段、鉄心片を積み揃えて脚鉄を形成する左右仕分
け積み装置、鉄心片の供給側から供給された上記鉄心片
の向きを90度変換して積み揃える下部継鉄積み揃え装
置、鉄心片の供給側から供給された上部継鉄を形成する
鉄心片を仮積みする上部継鉄仮積み装置を備え、鉄心片
供給手段 は、脚鉄を形成する鉄心片を左右仕分け積み装
置に、下部継鉄を形成する鉄心片を左右仕分け積み装置
の上方を越えて下部継鉄積み揃え装置に、上部継鉄を形
成する鉄心片を左右仕分け積み装置及び上記下部継鉄積
み揃え装置の上方を越えて上部継鉄仮積み装置にそれぞ
れ供給するように構成し、鉄心片供給手段、左右仕分け
積み装置、下部継鉄積み揃え装置及び上部継鉄仮積み装
置は制御装置により、動作手順に従って制御されるよう
に構成したものである。 【0009】 【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1〜図8はこの発明の実施の形態1を示す図であり、
三相内鉄形変圧器の鉄心を積層する場合について示す。
図1は実施の形態1における鉄心積み装置を示す正面
図、図2は図1のII−II線に沿った断面図、図3は図2
の部分詳細図、図4は図1の旋回コンベア72を示す平
面図、図5は図4のV−V線に沿った断面図、図6は図
1のVI−VI線に沿った断面図、図7は図6の第13のコ
ンベア87を示す平面図、図8は図7のVIII−VIII線に
沿った断面図である。なお、本明細書において、方向の
説明については特に断らない限り、前後方向とは図1に
おける左右方向を指し、また左右方向とは図1における
奥行方向を指すものとする。また、前方(手前)とは図
1における右方を指し、後方とは図1における左方を指
すものとする。 【0010】以下、図9〜図14に示した三相内鉄形変
圧器の鉄心をE形状に積層する例をとって説明する。図
1において、25は目的積層体(三相変圧器鉄心)、2
6は水平に配置された鉄心積層用の積層台車、27は積
層台車26を跨ぐように配置された門型の支持台車で、
走行用の車輪27aを有し、前後方向に移動可能になっ
ている。28は積層台車26を支持した支持棒で、図示
されないジャッキで積層台車26を上下移動させる。2
9a、29bは積層台車26にはめ合わされたピンで、
ピン29aには下部継鉄4、5用の鉄心17〜20のパ
ンチ穴17a〜20aが、そしてピン29bには脚鉄
1、2、3用の鉄心片11〜16のパンチ穴11a〜1
6aがはめ合わされる。49は支持台車27に吊架さ
れ、支持台車27の進行方向(図1において左右方向)
に対して左右方向(図1において奥行方向)に移動可能
な搬送台車である。33は第2のコンベア、34は鉄心
を種類によってその流れを上下に仕分け、次に述べる第
3、第5のコンベア35、37に送る仕分けフラップ、
35、36は下部継鉄4、5、上部継鉄9、10用の鉄
心片17〜24を搬送する第3、第4のコンベア、37
は脚鉄1、2、3用の鉄心片11〜16を搬送する第5
のコンベア、38は第1と第5のコンベア32、37の
間の案内である。 【0011】図2は、図1のII−II線に沿った断面で右
方を見た図であり、50は搬送台車49を駆動するため
のサーボモータ、51は減速機である。52は搬送台車
49に取り付けられたフレーム、53は搬送台車49に
吊架され、支持台車27の進行方向に対して左右方向に
移動可能な吊架台車である。フレーム52と吊架台車5
3との間隔は図示されない駆動装置で調整される。5
4、55はそれぞれ、フレーム52および吊架台車53
に装荷された台車で支持台車27の進行方向に移動可能
である。 【0012】図3の(a)および(b)は、図2の右方
から見た図であり、図1と同方向から見た図である。た
だし、()付の符号は吊架台車53およびそれに付いた
部材の符号を示す。図3(a)において、56はフレー
ム52、吊架台車53に取り付けられた図示されない駆
動装置のピニオンで、台車54、55に取り付けられた
ラック57と組み合わせて台車54、55を前後方向に
移動させる。58は台車54、55に取り付けられたリ
ニアガイドである。59、60は脚鉄端部まで進入して
鉄心片の位置決めをする脚鉄鉄心片位置決めコンベアを
構成するものであり、59はフレーム54に取り付けら
れた第9のコンベア、60は台車55に取り付けられた
第10のコンベアである。61は第9、第10のコンベ
ア59、60のベルトで、回転することによりその下面
に吸着された鉄心片11を後方に搬送する。62はベル
ト61の内側(上面側)に配置されて鉄心片11をベル
ト61へ吸着する永久磁石で、ベルト61に沿ってその
左端部から右方へ延在し、図示されないシリンダにより
上下される。なお、永久磁石に代えて電磁石を用いても
よい。63は鉄心片11が第9、第10のコンベア5
9、60内に搬送されてきたことを検出する第1のセン
サ、64は鉄心片先端を検出する第2のセンサである。
65、66は第2のセンサ64を鉄心送り方向に前後移
動させるためのハンドル、および送りねじである。以上
の49〜66により、脚鉄1、2、3を形成する左右仕
分け積み装置114を構成している。 【0013】図1へ戻り、67は下部継鉄4、5用の鉄
心片17〜20と上部継鉄9、10用の鉄心片21〜2
4とを仕分ける昇降コンベア、68、69は昇降コンベ
ア67の昇降用のシリンダ、および駆動用のモータ、7
0は下部継鉄4、5鉄心片17〜20を搬送する第
11のコンベア、71はそれを駆動するモータ、72は
下部継鉄4、5用鉄心片17〜20を搬送、位置決め
し、水平に90度回転する旋回コンベアである。図4は
旋回コンベア72を示す平面図、図5は図4のV−V線
に沿った断面図である。これらの図において、73は旋
回コンベア72駆動用のモータ、74は旋回コンベア7
2を下部継鉄4、5用の鉄心片17〜20の受入方向と
それに水平に90度方向との間で旋回させるためのシリ
ンダ、75は旋回コンベア72のベルト、76、77は
鉄心片の両側端を位置決めするための位置決めピン、7
8、79はそれぞれの位置決めピン76、77を駆動す
るためのモータ、80は旋回コンベア72上での鉄心片
の垂れ防止用の受け板、81は鉄心搬送速度減速用の第
3のセンサ、82は停止用の第4のセンサである。以上
の72〜82により、鉄心片17〜20の向きを90度
変換する鉄心片方向変換手段115を構成している。
心片供給手段は、脚鉄1、2、3を形成する鉄心片11
〜16を左右仕分け積み装置に、下部継鉄4、5を形成
する鉄心片17〜20を左右仕分け積み装置の上方を越
えて下部継鉄積み揃え装置に、上部継鉄9、10を形成
する鉄心片21〜24を左右仕分け積み装置及び上記下
部継鉄積み揃え装置の上方を越えて上部継鉄仮積み装置
にそれぞれ供給するように、33〜38、67、70、
72、107、108で構成されている。 【0014】図6は図1のVI−VI線に沿った断面で左方
を見た図であり、83、85は下部継鉄用の鉄心片17
〜20を搬送するための第12のコンベアおよび反転コ
ンベア、84、86はそれぞれ第12のコンベア83と
反転コンベア85の駆動用のモータである。87は下部
継鉄4、5用の鉄心片17〜20を最終的に位置決めす
る第13のコンベアである。図7は第13のコンベア8
7を示す平面図、図8は図7のVIII−VIII線に沿った断
面図である。これらの図において、88は摩擦ローラ、
89は摩擦ローラ88駆動用のモータ、90、91は鉄
心片の両側端を位置決めするための位置決めガイド、9
2、93はそれぞれの位置決めガイドを駆動するための
モータ、94は第13のコンベア87上での鉄心片の垂
れ防止用の受け板、95は鉄心片侵入確認用の第5のセ
ンサ、96は下部継鉄用の鉄心片18、20減速用
の第6のセンサ、97は鉄心片18、20停止、位置
決め用の第7のセンサ、98は下部継鉄用の鉄心片1
7、19減速用の第8のセンサ、99は鉄心片17、
19停止、位置決め用の第9のセンサである。 【0015】図6へ戻り、100は下部継鉄用の鉄心
片17、19を所定の目的積層体25に積むための昇
降、前後移動可能な第1の移載機、101は下部継鉄
用の鉄心片18、20を積むための第2の移載機であ
る。102、103はそれぞれ第1、2の移載機を前後
に移動するためのガイドである。以上の87〜103に
より、鉄心片18、20の位置決めをして下部継鉄4、
5の位置へ積み揃える継鉄積み揃え手段116を構成す
るとともに、鉄心片方向変換手段115と下部継鉄積み
揃え手段116とで下部継鉄積み揃え装置117を構成
している。104はフレーム、105は作業者用の作業
足場である。図1に戻り、106は足場105を昇降さ
せるためのチェーンブロック、107は上部継鉄9、1
用の鉄心片21〜24を後方に搬送するための第14
のコンベア、108は上部継鉄9、10用の鉄心片21
〜24の位置決めのための第15のコンベア、109は
第3の移載機、110は第3の移載機109搬送用のフ
レーム、111は上部継鉄9、10用の鉄心片21〜2
4を積むための積層台である。以上の108〜111に
より、上部継鉄9、10のための上部継鉄仮積み装置1
18を構成する 【0016】次に動作について説明する。図1〜図8に
おいて、前工程の切断および穴明けライン(図示せず)
で加工された鉄心片17、21、11・・・、及び鉄心
片19、23、13が順に鉄心積み装置に送られてく
る。脚鉄用の鉄心片11〜16は左右仕分け積み装置1
14に供給され、下部継鉄4、5用の鉄心片17〜20
は下部継鉄積み揃え装置117に供給され、上部継鉄
9、10用の鉄心片21〜24は下部継鉄仮積み装置1
18に供給される。 脚鉄用の鉄心片11は、仕分けフラ
ップ34を下方に作動させて、鉄心片11は、コンベア
37の上面を送られて脚鉄鉄心位置決め用の第9のコン
ベア59のベルト61の下面に受け渡される。そして、
鉄心片11の先端が第1のセンサ63を通過すると第9
のコンベア59を駆動しているサーボモータ(図示せ
ず)が所定の減速度で停止過程に入る。この時、鉄心片
11も同様に減速され図3(a)に示す様に所定位置へ
停止する。第9のコンベア59が停止すれば搬送台車4
9が距離aだけ図2において左方向、つまり矢印の方向
に横移動し、脚鉄鉄心位置決め用の第10のコンベア6
0が中央に位置する。この寸法aは、図9および図14
に示すように各脚鉄1〜3間のピッチに等しい。そし
て、搬送台車49の横移動が完了すれば、第9のコンベ
ア59は、図3(b)に示したように、ピニオン56が
回転して台車54が矢印の方向(左方)にシフト移動す
る。 【0017】同時に、鉄心片11は第9のコンベア59
の回転により低速の位置決め速度で後方に送られる。そ
して、パンチ穴11aが第2のセンサ64に検知される
と、第9のコンベア59は停止し、鉄心片11も所定の
位置で停止する。鉄心片11が所定の位置で停止する
と、第9のコンベア59の永久磁石62が上昇する。す
ると鉄心片11と永久磁石62との間に間隙が生じて吸
着力が減少し、鉄心片11は自重で第9のコンベア59
からはがれる様に落下して、鉄心片11のパンチ穴11
aが2本のピン29b(うち1本は図3右方図示外)に
入って所定の位置に積層される。この際、第9のコンベ
ア59は下部継鉄用の鉄心片17の上、図において左
端部まで位置していて、永久磁石62が第9のコンベア
59の左端部まで位置しているので、鉄心片11の先端
部が垂れ下がることがない。このため、従来のように既
に積んだ下部継鉄用の鉄心片17を押し出すことはな
い。パンチ穴11aをピン29b上に位置決めさせるよ
うに、予めハンドル65を回して第2のセンサ64を移
動することにより調整している。鉄心片11が落下した
ことの確認は、第1のセンサ63および第2のセンサ6
4で行い、落下を確認すれば、搬送台車49の横移動が
可能になる。 【0018】次に切断側から送られてきた上部継鉄
の鉄心片22は上部継鉄仮積み装置118に、下部継鉄
5用の鉄心片18は、下部継鉄積み揃え装置117に供
給した後、中央部の脚鉄2用の鉄心片15がコンベア3
7内に流れてくる。鉄心片11が搬送台車49によって
第2図において左方への前述の横移動が完了した時点か
ら、鉄心片15の搬入が可能になる。高速で第2のコン
ベア60内に搬入された鉄心片15は前述の鉄心片11
の時と同様、図3(a)のようにコンベア内に停止す
る。停止が完了すると、第10のコンベア60は後方
(図1において左方)へ一定量シフト移動し、同時に第
9のコンベア60も低速で回転して、鉄心片15の位置
決めが完了すると、鉄心片15が落下する。すなわち、
脚鉄2用の鉄心片15の場合は横移動がないだけで他の
動作は全て鉄心片11と同じである。図11のように連
続切断機で連続的に切断され、搬送されてくる脚鉄1、
2、3用の鉄心片11、15、12を上記の要領で一定
のピッチaで平行に、次々に図9の如く積んでいく。 【0019】先に下部継鉄用の鉄心片17が切断側か
ら搬送されてきた時、仕分けフラップ34は上方へ作動
しており、鉄心片17は第3、第4のコンベア35、3
6を通って下部継鉄積み揃え装置117へ供給される。
この時昇降コンベア67は上方に作動しており、鉄心片
17はさらに第11のコンベア70を通って旋回コンベ
ア72内のベルト75上に達する。その時、旋回コンベ
ア72はその長手方向が鉄心片17の送り方向と一致し
ている。そして、鉄心片17の先端が第3のセンサ81
を通過するとベルト75を駆動しているモータ73が所
定の減速度で低速回転になる。この時、同時に旋回コン
ベア72内の位置決めピン76、77が鉄心片17の幅
に合わせるように位置決め動作に入る。また同時にシリ
ンダ74が伸びて、鉄心片17が流れてきた向きと水平
に90度、図4において反時計方向に旋回コンベア72
を旋回させ始める。鉄心片17が図4の矢印の方向に流
れていき、先端が第4のセンサ82を通過するとベルト
75の回転は停止する。鉄心片17が停止し、位置決め
ピン76、77が鉄心片17の幅に合わせて位置決めが
完了し、同時にシリンダ74が伸びて旋回コンベア72
の90度旋回が完了するとベルト75は再び回転を開始
し、鉄心片17を第12のコンベア83に送り出す。 【0020】鉄心片17は第12のコンベア83、反転
コンベア85を通って最終の位置決め用の第13のコン
ベア87内に搬入される。第13のコンベア87に入っ
た鉄心片17が第5のセンサ95を通過すると、幅ガイ
ド90、91が鉄心片17の幅に合わせて、鉄心片17
のパンチ穴17aが真ん中に来るように位置決めを開始
する。ここで、鉄心片17の位置決め用のパンチ穴17
aは一般に幅方向に中央には明けられていないので幅ガ
イド90、91の両端からの移動量は同じではない。鉄
心片17が第13のコンベア87の摩擦ローラ88の回
転に合わせ、図7の矢印の方向に流れていき先端が第8
のセンサ98を通過すると摩擦ローラ88は減速し、第
9のセンサ99が検知すると停止する。幅ガイド90、
91が鉄心片17の幅位置決めを完了するとパンチ穴1
7aはコンベアの中心線上にあるので、ここで再び摩擦
ローラ88が低速回転を始めて第9のセンサ99がパン
チ穴17aを検知すると、鉄心片17は第13のコンベ
ア87上で最終位置決めされる。 【0021】鉄心片17が第13のコンベア87上で最
終位置決め完了すると、第1の移載機100が下降を始
める。第1の移載機100の図示されない下限リミット
が働くと第1の移載機100に付いた吸着パッド113
が真空引きを開始し、鉄心片17を吸引する。吸着パッ
ド113が鉄心片17を吸着完了すると第1の移載機1
00は上昇し図1の矢印の方向、つまり手前方向に移動
を開始する。設定された目的積層体25の上空に達する
と第1の移載機100の前後移動は停止し、同時に鉄心
17を積載するために下降を開始する。記憶された目的
積層体25の積み高さに達すると第1の移載機100の
吸着パッド113は真空を破壊し、鉄心片17は目的積
層体25の所定の位置に落下、積み込まれる。鉄心片1
7の積み込みが完了すると、第1の移載機100は再び
上昇し、位置決め用の第13のコンベア87上空に戻
る。 【0022】なお、第1、第2の移載機100、101
の目的積層体25方向への前後移動動作と、前述の脚鉄
積載用の第9、第10のコンベア59、60とのシフト
移動動作は互いに干渉するので片方の動作を行っている
間はもう片方の装置は直前の位置で停止しているよう
に、図示外の制御装置によりインタロック制御されてい
る。下部継鉄5用の鉄心片18も同様の一連の動作で目
的積層体25の上に積層されるがこの場合、鉄心片18
のパンチ穴18aが位置決め用の第13のコンベア87
を第7のセンサ97に検知されると位置決め完了する。
そして、第2の移載機101を使用して目的積層体25
上に積み込まれる。なお、脚鉄用の鉄心片11、12、
15と下部継鉄4、5用の鉄心片17、18の目的積層
体25への積み動作は図12の1層毎に行われる。つま
り、図12の鉄心片11、12、15、17、18の5
枚が全て上述の積み動作を完了しなければ次の層の鉄心
13、14、19、20は切断されても積み動作は行
われない。 【0023】上部継鉄9、10用の鉄心片21〜24は
目的積層体25とは別の積層台111上で積まれる。つ
まり、上部継鉄10用の鉄心片21が切断側から供給
れてきた時、仕分けフラップ34は上方へ作動してお
り、鉄心片21は第3、第4のコンベア35、36を通
って下部継鉄仮積み装置118供給される。この時昇
降コンベア67は下方に作動しており、鉄心片21はさ
らに第14のコンベア107を通って位置決め用の第1
5のコンベア108上に達する。第15のコンベア10
8の動作は位置決め用の第13のコンベア87の動作と
同様である。第15のコンベア108の上で位置決めさ
れた鉄心片21は第3の移載機109で吸着され、所定
位置に積まれる。第3の移載機109の動作は第1、第
2の移載機100、101の動作と同様であるが、第3
の移載機109は1基のみで鉄心21〜24の形状毎に
その積み位置を変える。積層台車26および積層台11
1は積み位置を一定にするために鉄心枚数に応じて自動
的に一定量下降する。 【0024】なお、幅の大きい鉄心片が用いられ、電磁
機器の鉄心の冷却を良くする必要がある場合、鉄心片の
積層間にオイルダクトと称する凹凸のあるプレート(図
示せず)を挿入し、この凹凸により冷却媒体を流すため
の間隙を形成することがある。このような場合や、鉄心
片の積層状態、すなわちE形の各寸法が正確であるか等
を各段毎にチェックする場合、あるいは作業中に装置に
故障が起きた場合には、支持台車27を図1の右方に移
動させ、作業員が作業足場105の上に乗って作業を行
う。所定の積層体25が生産完了すると積層台車26を
下限まで下降し、作業足場105を上昇させる。積層台
車26は図示されない車輪が付いておりフレーム10
4、積層台111の下部を通って次工程に送られる。次
工程で積層体25が起こされて、脚鉄1、2,3にコイ
ル6〜8が挿入された後、鉄心片21〜24が挿入され
る。 【0025】ところで、上記は電磁機器の内三相内鉄形
変圧器の鉄心の積層を例にとって説明したが単相変圧器
の鉄心でも適用でき、さらにリアクトルなど、磁性体で
あれば他の電磁機器用の鉄心にも適用できる。 【0026】 【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、脚鉄及び
継鉄を形成する鉄心片を載置して鉄心を積層する積層台
車と、脚鉄及び下部継鉄と上部継鉄を形成する鉄心片を
仕分けして供給する鉄心片供給手段、鉄心片を積み揃え
て脚鉄を形成する左右仕分け積み装置、鉄心片の供給側
から供給された上記鉄心片の向きを90度変換して積み
揃える下部継鉄積み揃え装置、鉄心片の供給側から供給
された上部継鉄を形成する鉄心片を仮積みする上部継鉄
仮積み装置を備え、鉄心片供給手段は、脚鉄を形成する
鉄心片は左右仕分け積み装置に、下部継鉄を形成する鉄
心片は、左右仕分け積み装置の上方を越えて下部継鉄積
み揃え装置に、上部継鉄を形成する鉄心片は、左右仕分
け積み装置及び上記下部継鉄積み揃え装置の上方を越え
て上部継鉄仮積み装置にそれぞれ供給するように構成し
たので、装置設置スペースを小さくでき、したがって大
形の鉄心片でも比較的小さなスペースで、脚鉄および継
鉄を自動的に積層することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 この発明の実施の形態1における鉄心積み装
置を示す正面図である。 【図2】 図1のII−II線に沿った断面図である。 【図3】 図2の部分詳細図である。 【図4】 図1の旋回コンベアを示す平面図である。 【図5】 図4のV−V線に沿った断面図である。 【図6】 図1のVI−VI線に沿った断面図である。 【図7】 図6の第13のコンベアを示す平面図であ
る。 【図8】 図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 【図9】 三相内鉄形鉄心の積層を示す平面図である。 【図10】 図9の脚鉄を示す断面図である。 【図11】 各鉄心片を示す平面図である。 【図12】 鉄心片の積層配置を示す平面図である。 【図13】 鉄心片の積層配置を示す平面図である。 【図14】 鉄心片の積層配置を示す平面図である。 【図15】 従来の鉄心積み装置を示す正面図である。 【図16】 従来の鉄心積み装置による鉄心積み状態を
示す説明図である。 【符号の説明】 1〜3 脚鉄、4,5 下部継鉄、9,10 上部継
鉄、11〜24 鉄心片、11a〜24a パンチ穴、
59,60 第9,第10のコンベア、61 ベルト、6
2 永久磁石、95 第5のセンサ、114 左右仕分
け積み装置、115 鉄心片方向変換手段、116
継鉄積み揃え手段、117 下部継鉄積み揃え装置、
118 上部継鉄仮積み装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒崎 猛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−204762(JP,A) 特開 昭59−18623(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 板状の鉄心片を積層して、脚鉄と継鉄と
    から成る電磁機器用の鉄心を積層する鉄心積み装置であ
    って上記脚鉄及び継鉄を形成する鉄心片を載置して上
    記鉄心を積層する積層台車、上記脚鉄及び上記電磁機器
    組み立て状態で下部となる下部継鉄と上部となる上部継
    鉄を形成する上記鉄心片を仕分けして供給する鉄心片供
    給手段、上記鉄心片を積み揃えて脚鉄を形成する左右仕
    分け積み装置、上記鉄心片の供給側から上記鉄心片供給
    手段により供給された上記鉄心片の向きを90度変換し
    て積み揃え、上記下部継鉄を形成する下部継鉄積み揃え
    装置、上記鉄心片の供給側から供給された上記上部継鉄
    を形成する上記鉄心片を仮積みする上部継鉄仮積み装置
    を備え、上記鉄心片供給手段は、上記脚鉄を形成する鉄
    心片を上記左右仕分け積み装置に、上記下部継鉄を形成
    する鉄心片を上記左右仕分け積み装置の上方を越えて上
    記下部継鉄積み揃え装置に、上記上部継鉄を形成する鉄
    心片を上記左右仕分け積み装置及び上記下部継鉄積み揃
    え装置の上方を越えて上記上部継鉄仮積み装置にそれぞ
    れ供給するように構成され、上記鉄心片供給手段、上記
    左右仕分け積み装置、下部継鉄積み揃え装置及び上記上
    部継鉄仮積み装置は制御装置により、動作手順に従って
    制御されることを特徴とする鉄心積み装置。
JP18244397A 1997-07-08 1997-07-08 鉄心積み装置 Expired - Fee Related JP3488596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18244397A JP3488596B2 (ja) 1997-07-08 1997-07-08 鉄心積み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18244397A JP3488596B2 (ja) 1997-07-08 1997-07-08 鉄心積み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1126271A JPH1126271A (ja) 1999-01-29
JP3488596B2 true JP3488596B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=16118365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18244397A Expired - Fee Related JP3488596B2 (ja) 1997-07-08 1997-07-08 鉄心積み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3488596B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002100521A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Kitashiba Electric Co Ltd 変圧器鉄心自動積重ね装置
JP6616170B2 (ja) * 2015-12-07 2019-12-04 ファナック株式会社 コアシートの積層動作を学習する機械学習器、積層コア製造装置、積層コア製造システムおよび機械学習方法
CN108461795A (zh) * 2017-12-28 2018-08-28 上海神力科技有限公司 一种用于燃料电池电堆的压堆装置
CN109533948A (zh) * 2018-12-27 2019-03-29 江阴天翔电器有限公司 铁芯片数控搬运机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1126271A (ja) 1999-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205471677U (zh) 托盘式自动供料收盘设备
JP4594932B2 (ja) コンテナ物流処理装置
CN108328348B (zh) 一种移动式机器人装卸码垛机及其装卸方法
TW200409721A (en) Overhead traveling carriage system
CN107554864A (zh) 一种砖垛的无托盘包装装置及方法
JP5643804B2 (ja) 板材保管棚
JPS5918624A (ja) 鉄心製造装置
CN211444208U (zh) 一种天然橡胶智能烤胶生产线
CN113320992A (zh) 双通道拆叠垛机及拆叠垛方法
JP3488596B2 (ja) 鉄心積み装置
CN112951582A (zh) 一种变压器铁芯自动叠合设备
CN211393087U (zh) 堆垛与托盘分离系统
CN210084502U (zh) 货物智能装卸系统
WO2019093409A1 (ja) 物品仕分け装置
JPH07215665A (ja) パレタイザーおよび空パレット供給装置
CN211971040U (zh) 一种半自动的纸板码垛机
JPH09174344A (ja) パレット移載装置
JPS63106214A (ja) トレ−チエンジヤ−をもちいた物品搬送方法
JPH08197166A (ja) 板材加工機におけるワーク搬入、搬出装置
JP2005247446A (ja) 移載装置
JPH0441334A (ja) 自動荷物積み込み装置
JP4052639B2 (ja) パレット
CN212639188U (zh) 一种高位全自动码垛机
CN113714669B (zh) 一种具有焊接、搬运和码垛功能的自动化工作站
JP3121465B2 (ja) 板状材のハンドリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees