JP3488072B2 - プレス装置におけるキャリアプレートの管理装置および管理方法 - Google Patents

プレス装置におけるキャリアプレートの管理装置および管理方法

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JP3488072B2
JP3488072B2 JP00251298A JP251298A JP3488072B2 JP 3488072 B2 JP3488072 B2 JP 3488072B2 JP 00251298 A JP00251298 A JP 00251298A JP 251298 A JP251298 A JP 251298A JP 3488072 B2 JP3488072 B2 JP 3488072B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、プレス機への被加工物の搬入や
搬出をキャリアプレートを用いて行い、被加工物をキャ
リアプレートに載せたままプレス加工するプレス装置に
おいて、キャリアプレートの管理を行う技術に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】積層プリント配線板や積層プリント多層板
等のプレス製品の製造に用いられるプレス装置の一種と
して、従来から、被加工物の搬送や取扱いの容易化等の
ためにキャリアプレートを採用し、被加工物をキャリア
プレートに載せてプレス機に搬入,搬出する搬送手段を
備えたプレス装置が知られている。このようなキャリア
プレートによる搬送手段を備えたプレス装置では、一般
に、プレス加工後にプレス成形品をキャリアプレートと
共にプレス機から搬出して、プレス成形品のみをキャリ
アプレートから取り出した後、代わりに新たな被加工物
をキャリアプレートに載せてプレス機に搬入することに
より、同じキャリアプレートが繰り返しプレス加工に用
いられるようになっている。
【0003】ところで、かくの如きプレス装置における
成形不良やトラブル等の発生について、本発明者らが検
討を加えたところ、そのような不具合の発生が、キャリ
アプレートの状態と大きな関係を有していることが見い
出されたのである。即ち、キャリアプレートにおいて変
形等の不良が生じた場合には、成形不良や搬送路上での
引っ掛かりなどのトラブルの発生率が増大し易いことが
見い出されたのであり、特に、製品の小型化や精密化等
が進んでいる近年では、目視で認識できない程度の変形
等があった場合でも、かくの如き不具合が発生するおそ
れがあった。更に、生産の効率化や生産量の増大等のた
めに、複数のキャリアプレートを用いて、プレス加工を
連続的に或いは自動的に行うようにした場合には、各別
のキャリアプレートの管理が難しく、目視による検査も
困難である一方で、一つのキャリアプレートの不良が、
ライン全体に及ぼす悪影響が大きいという問題があった
のである。
【0004】しかしながら、従来のプレス装置では、キ
ャリアプレートの管理に関して、有効な対処が為されて
おらず、現場において、目視によってキャリアプレート
を適宜に監視し、大きな変形が生じた場合に回収する程
度の措置が為されていたに過ぎなかった。それ故、面倒
な監視作業と、そのための人手が必要であることに加え
て、キャリアプレートの不良に起因する処置が後手にま
わり易く、成形不良やトラブル等が実際に生じた後の処
置となってしまって、成形不良やトラブル等の発生を未
然に防ぐことが難しかったのであり、未だ改良の余地を
有していた。
【0005】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景とし、キャリアプレートの不良がトラブル発生に
関する一つの大きな原因となっているという新たな知見
に基づいて為されたものであって、その解決課題とする
ところは、プレス装置においてキャリアプレートの不良
に起因するトラブルの発生が有効に軽減乃至は防止され
得る、新規なキャリアプレートの管理装置と管理方法を
提供することにある。
【0006】
【解決手段】そして、このような課題を解決するため
に、キャリアプレートの管理装置に関する本発明の特徴
とするところは、複数のキャリアプレートを備え、それ
ら各キャリアプレートに被加工物を載せてプレス機に搬
入し、該被加工物を該キャリアプレートと共にプレスし
て、得られたプレス成形品を該キャリアプレートと共に
該プレス機から搬出せしめ、該プレス成形品を該キャリ
アプレートから取り出した後、代わりに新たな被加工物
を該キャリアプレートに載せることにより、同一のキャ
リアプレートを用いたプレス加工を繰り返し行なうプレ
ス装置におけるキャリアプレートの管理装置であって、
(a)前記複数のキャリアプレートをそれぞれ各別に識
別する識別手段と、(b)該識別手段による識別のもと
に、前記複数のキャリアプレートにおける各別につい
て、それぞれプレス回数を計数する計数手段と、(c)
前記各キャリアプレートにおける許容プレス回数を設定
する許容回数設定手段と、(d)前記複数のキャリアプ
レートにおける各別について、前記計数手段によって計
数されたプレス回数を、前記許容回数設定手段によって
予め設定された許容プレス回数と比較する比較手段と、
(e)該比較手段において前記プレス回数が前記許容プ
レス回数を越えた場合に、該当する前記キャリアプレー
トの回収を指示する第一の回収指示手段とを、含んで構
成されているプレス装置におけるキャリアプレートの管
理装置にある。
【0007】要するに、本発明は、キャリアプレートの
変形について、本発明者が検討した結果、問題となる程
の変形量の発生が、キャリアプレートの使用回数(プレ
ス回数)に大きな関連性を有することを見い出し得たこ
とに基づいて為されたものであり、このような本発明に
従う構造とされたキャリアプレートの管理装置において
は、回収指示手段による指示に従って、複数のキャリア
プレートのうち、変形等の形状不良が発生しそうなもの
を未然に、回収することが出来るのである。
【0008】それ故、変形したキャリアプレートを用い
たプレス加工や、変形したキャリアプレートによる搬送
等が回避され得て、変形したキャリアプレートに起因す
るプレス不良や搬送不良等の問題の発生が有効に防止さ
れるのであり、その結果、プレス加工精度の向上と安定
化や、搬送の安定化等が達成されて、良好なる品質のプ
レス成形品を安定して製造することが可能となるのであ
る。
【0009】なお、キャリアプレートとしては、従来か
ら用いられているものが何れも採用可能であり、その具
体的形状や大きさ,材質等は、採用されるプレス機や被
加工物,搬送機構等に応じて適宜に決定されるものであ
って、限定されるものでないが、例えば、ステンレス鋼
等の金属板からなるトレー形状のもの等が好適に採用さ
れる。また、プレス機としても、従来から公知のもの
が、被加工物の種類やプレス条件等に応じて、何れも採
用可能であり、多段式プレス機や真空式プレス機,ホッ
トプレス機,コールドプレス機等が、採用され得る。更
に、プレス機は単一である必要はなく、複数台のプレス
機を並列的に設置せしめて、それら各プレス機に対し
て、それぞれキャリアプレートを搬入,搬出するように
したプレス装置等にも、本発明は、有利に適用され得
る。また、キャリアプレートに対する被加工物の積載や
プレス成形品の取出し等の作業は、手作業で行うことも
出来るが、従来から公知の仕組装置や解体装置等によっ
て自動的に行うようにしても良い。また、被加工物を載
せたキャリアプレートのプレス機への搬入や、プレス成
形品を載せたキャリアプレートのプレス機からの搬出に
は、キャリアプレートを目的とする箇所まで搬送せしめ
るコンベア等の搬送手段の他、キャリアプレートのプレ
ス機に対する装填や取出しを自動的に行うローダやアン
ローダ等が、好適に採用され得る。そして、そのような
搬送手段やローダ,アンローダ等を用いた場合でも、変
形したキャリアプレートの使用が防止されることから、
キャリアプレートの搬送路等での引っ掛かりなどに起因
する不具合の発生が有利に回避され得て、スムーズなプ
レス操作が安定して行われ得るのである。
【0010】また、本発明において、識別手段として
は、例えば、各個別のキャリアプレート毎に付した識別
子を、光学的,磁気的,電気的,機械的等の手法で検出
する各種の機構が採用され得、具体的には、例えば各個
別のキャリアプレート毎にバーコードを与えると共に、
各キャリアプレートに付されたバーコードを読み取るバ
ーコードリーダをキャリアプレートの搬送路上等の適当
な箇所に設置することなどによって、有利に構成され得
る。また、計数手段としては、適当な積算計等が採用可
能であり、例えば、各キャリアプレート毎に、プレス機
へのセットを、識別手段を利用すること等によって検出
し、コンピュータを用いて、そのセット回数を積算し記
憶させること等によって、有利に構成され得る。更にま
た、許容回数設定手段や比較手段は、例えば、コンピュ
ータを用いることによって、容易に実現可能である。ま
た、回収指示手段は、適当なアクチュエータによって実
際に該当するキャリアプレートを回収作動するものの
他、音や光による警報等を発して回収を促すものも採用
され得る。その際、該当するキャリアプレートの認識
は、前記識別手段を利用すること等によって、有利に為
され得る。
【0011】さらに、このような本発明に従う構造とさ
れたキャリアプレートの管理装置においては、(f)前
記複数のキャリアプレートにおける各別の変形量を検出
する形状センサと、(g)前記各キャリアプレートにお
ける許容変形量を設定する許容変形量設定手段と、
(h)前記複数のキャリアプレートにおける各別につい
て、前記形状センサによって検出された変形量を、前記
許容変形量設定手段によって予め設定された許容変形量
と比較する第二の比較手段と、(i)該第二の比較手段
において前記検出された変形量が前記許容変形量を越え
た場合に、該当する前記キャリアプレートの回収を指示
する第二の回収指示手段とを、併せて採用することも有
効である。このような形状センサ等を採用すれば、仮
に、予想されるプレス回数に達するまでに、何等かのト
ラブル等によって、キャリアプレートに問題となる程度
の変形が発生した場合でも、変形したキャリアプレート
が速やかに回収されることにより、変形したキャリアプ
レートによるプレス不良や搬送不良等の不具合の発生が
有利に防止され得る。
【0012】なお、形状センサとしては、例えば、CC
Dカメラ等を用いた形状センサの他、距離センサを用い
たものや、或いは透過型光電スイッチや機械的な接触型
センサ等を用いて、キャリアプレートの反り等による高
さ寸法の変化だけを検出し、高さ寸法が許容量まで達し
ていないかどうかをチェックするもの等も、有利に採用
され得る。また、許容変形量設定手段や第二の比較手段
は、コンピュータを用いて実現することも可能である
が、透過型光電スイッチ等によってキャリアプレートの
高さ寸法だけをチェックするような場合には、例えば、
光電スイッチの設置高さを調節してキャリアプレートの
高さ寸法の変化を、光電スイッチの出力のON/OFF
でチェックする構成により、許容変形量設定手段と第二
の比較手段を構成することが出来る。更に、第二の回収
指示手段は、第一の回収指示手段と別に設けることも出
来るが、第一の回収指示手段を共用しても良い。
【0013】また、本発明に従う構造とされたキャリア
プレートの管理装置においては、(j)前記プレス成形
品が取り出されたキャリアプレートを、該プレス成形品
の取出位置から、前記新たな被加工物を該キャリアプレ
ートに載せる積載位置まで搬送する搬送手段と、(k)
前記第一又は第二の回収指示手段による回収指示に従っ
て、該当するキャリアプレートを、かかる搬送手段によ
る搬送路上で回収する回収実行手段とを、併せて採用す
ることも有効である。このような構成を採用すれば、キ
ャリアプレートの回収をより円滑に行うことが可能とな
る。なお、回収実行手段としては、例えば、該当するキ
ャリアプレートを、アーム等で搬送路上から除去せしめ
る他、分岐する搬送路を設けて、該当するキャリアプレ
ートを該分岐搬送路に導くことによって回収すること等
も可能である。
【0014】更にまた、本発明に従う構造とされたキャ
リアプレートの管理装置においては、(l)前記複数の
キャリアプレートにおける前記被加工物の載置面にそれ
ぞれ敷設されて、該被加工物と共にプレスされるクッシ
ョン材と、(m)それら複数のクッション材をそれぞれ
各別に識別するクッション材識別手段と、(n)該クッ
ション材識別手段による識別のもとに、前記複数のクッ
ション材における各別について、それぞれプレス回数を
計数するクッション材計数手段と、(o)前記各クッシ
ョン材における許容プレス回数を設定するクッション材
許容回数設定手段と、(p)前記複数のクッション材に
おける各別について、前記クッション材計数手段によっ
て計数されたプレス回数を、前記クッション材許容回数
設定手段によって予め設定された許容プレス回数と比較
するクッション材比較手段と、(q)該クッション材比
較手段において前記プレス回数が前記許容プレス回数を
越えた場合に、該当する前記クッション材の回収を指示
するクッション材回収指示手段とを、併せて採用するこ
とも有効である。このような構成を採用すれば、被加工
物の種類等に応じて、プレス圧力を有効に作用せしめる
ため等の目的でクッション材を用い、かかるクッション
材をキャリアプレートと共に、複数回のプレス加工に繰
り返し供する場合にも、クッション材の性能劣化等に起
因するプレス不良等の不具合が、有利に軽減乃至は防止
され得るのである。即ち、本発明者等が検討したところ
によれば、プレス不良は、キャリアプレートの変形等だ
けでなく、クッション材における弾性等の性能劣化や変
形等を原因とする場合があり、かかるクッション材に起
因する不具合を回避するにも、クッション材のプレス回
数を計数し、一定の回数以上のプレスに用いた後は、ク
ッション材を交換することが、プレス不良等の不具合の
未然防止に極めて有効であることが明らかとなったので
ある。そして、このようなクッション材の管理装置を、
上述の如きキャリアプレートの管理装置と併せて採用す
ることによって、プレス加工の安定化と高精度化が、よ
り一層有利に達成され得るのである。
【0015】なお、クッション材としては、従来から用
いられているものが何れも採用可能であり、その具体的
形状や大きさ,材質等は、採用されるプレス機や被加工
物等に応じて適宜に決定されるものであって、限定され
るものでないが、例えば、耐熱性のゴムやウレタン等か
らなるシート形状のもの等が好適に採用される。また、
クッション材識別手段やクッション材計数手段、クッシ
ョン材許容回数設定手段、クッション材比較手段および
クッション材回収指示手段としては、例えば、本発明に
おいてキャリアプレートの管理装置を構成する上述の如
きキャリアプレートの識別手段や計数手段、許容回数設
定手段、比較手段および第一の回収指示手段に従って構
成されたもの等が、好適に採用され得る。更にまた、ク
ッション材の管理装置においても、キャリアプレートの
管理装置と同様に、変形量を検出する形状センサを用い
て、クッション材の部分的な凹み等の変形や、キャリア
プレートからの剥がれ等の形状的不良を併せてチェック
し、変形量が許容値を越えた場合に、許容プレス回数に
達していなくても、回収を指示せしめることが可能であ
り、それによって、プレス加工の更なる安定化や高精度
化等が図られ得る。
【0016】さらに、キャリアプレートの管理方法に関
する本発明の特徴とするところは、前述の如き課題を解
決するために、被加工物をキャリアプレートに載せてプ
レス機に搬入し、該被加工物を該キャリアプレートと共
にプレスして、得られたプレス成形品を該キャリアプレ
ートと共に該プレス機から搬出せしめ、該プレス成形品
を該キャリアプレートから取り出した後、代わりに新た
な被加工物を該キャリアプレートに載せることにより、
同一のキャリアプレートを用いたプレス加工を繰り返し
行なうようにしたプレス装置において、前記キャリアプ
レートの前記プレス機によるプレス回数を監視し、該キ
ャリアプレートのプレス回数が予め設定された許容回数
を越えた場合に、かかるキャリアプレートを回収するプ
レス装置におけるキャリアプレートの管理方法にある。
【0017】このような本発明方法に従えば、キャリア
プレートにおいて変形等の形状不良が発生しそうなもの
を未然に回収することが出来るのであり、それによっ
て、変形したキャリアプレートに起因するプレス不良や
搬送不良等の問題の発生が有効に防止される結果、プレ
ス加工に際しての加工精度の向上と安定化や、搬送の安
定化等が達成されると共に、プレス成形品の品質の向上
と安定化も有利に図られ得るのである。
【0018】なお、キャリアプレートは、単一である必
要はなく、複数であっても良い。また、回収されたキャ
リアプレートは、プレス加工の要求精度や材質等にもよ
るが、廃棄処分する他、点検を行い、必要に応じて整形
等の保守を行った後に、再び、使用することも可能であ
る。そして、保守後にキャリアプレートを再使用する場
合には、キャリアプレートの状態等に応じて、プレスの
許容回数を再設定することが望ましい。更にまた、本発
明方法においては、キャリアプレートのプレス回数が許
容回数に達するまでにも、プレス加工に使用される毎
に、センサ等を用いて変形をチェックし、許容範囲を越
える変形が認識された場合に、かかるキャリアプレート
を回収することも可能であり、それによって、プレス加
工に際しての加工精度の向上と安定化等が、一層高度に
達成され得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0020】先ず、図1には、本発明に従う構造とされ
たキャリアプレートの管理装置を備えたプレス装置の全
体概略が示されている。このプレス装置は、第一〜六の
6台のプレス機10a〜fを備えており、それら各プレ
ス機10a〜fに対して、ローダ/アンローダ12によ
って、被加工物が搬入されると共に、プレス加工された
後に搬出されるようになっている。プレス機10a〜f
の具体的構造は限定されるものでないが、本実施形態で
は、例えば、図2に示されている如き、積層プリント配
線板等のプレス成形に好適な多段式のプレス機が採用さ
れる。
【0021】かかるプレス機10は、圧締シリンダ14
のラム16に取り付けられた可動盤18と、圧締シリン
ダ14のフランジ部20に立設された複数本のタイロッ
ド22によって可動盤18の鉛直上方に離隔して支持さ
れた固定盤24を備えており、圧締シリンダ14の作動
に基づき、可動盤18が固定盤24に対して接近/離間
方向に駆動されるようになっている。また、固定盤24
と可動盤18の対向面には、それぞれプレス板26a,
26bが装着されていると共に、固定盤24と可動盤1
8の間には、4枚のプレス板26c〜fが、それぞれ、
図示しない案内支持機構によって昇降可能に支持されて
配設されている。そして、各プレス板26b〜fに対し
て、被加工物28a〜eを載置してセットせしめた状態
下で、圧締シリンダ14を作動させ、可動盤18と固定
盤24の間で、プレス板26a〜fを介して、各被加工
物28a〜eを加圧することによって、プレス加工が行
われるようになっている。なお、このようなプレス機1
0においては、公知の如く、プレス加工に際して、プレ
ス板26a〜fが、適当な温度に加熱されて、ホットプ
レスが実施される。また、必要に応じて、6台のプレス
機10a〜fのうちの幾つかにコールドプレス機が採用
され、他のプレス機10でホットプレスされたプレス成
形品に対するコールドプレスが施されるようにされる。
【0022】また、プレス機10a〜fの搬入口の前方
には、各プレス機10a〜fの間に跨がってガイドレー
ル30が敷設されており、このガイドレール30上をロ
ーダ/アンローダ12が往復駆動されるようになってい
る。更に、かかるローダ/アンローダ12の一方(図1
中、右方)の移動端側には、被加工物をストックするイ
ンストッカ32が設置されていると共に、ローダ/アン
ローダ12の他方(図2中、左方)の移動端側には、被
加工物をプレス加工することによって得られたプレス製
品をストックするアウトストッカ34が設置されてい
る。そして、インストッカ32において、被加工物の複
数個が、プレス機10における一回のプレス成形分ず
つ、プレス機10に供給できる状態、例えば鉛直上下方
向に複数段に離間して積み重ねられた状態でストックさ
れるようになっており、かかる一回のプレス成形分の被
加工物が、ローダ/アンローダ12によって、インスト
ッカ32から取り出されて何れかのプレス機10に搬入
され、各プレス板26上の所定位置にセットされるよう
になっている。また、プレス機10でのプレス加工後に
は、得られたプレス成形品が、一回のプレス成形分ず
つ、ローダ/アンローダ12によって、プレス機から搬
出されてアウトストッカ34に導かれ、かかるアウトス
トッカ34において、プレス成形品の一回のプレス成形
分が、ストックされるようになっている。
【0023】ここにおいて、各プレス機10に搬入され
る被加工物28は、何れも、図3に示されているよう
に、キャリアプレート36に載せられた状態でインスト
ッカ32にストックされ、そのままキャリアプレート3
6と共にプレス加工された後、キャリアプレート36と
共に、プレス機10から搬出されてアウトストッカ34
にストックされるようになっている。このキャリアプレ
ート36は、優れた耐熱性と剛性、伝熱性を有する材
質、例えばステンレス等にて形成されており、図4に示
されている如く、薄肉で平坦な板形状を有していると共
に、ローダ/アンローダ12等による取扱いや手等によ
る取扱いを容易とするために、幅方向両縁部が上方に屈
曲されて外側に張り出す把手部37,37が一体形成さ
れている。
【0024】また、本実施形態では、キャリアプレート
36に対して、クッション材としてのクッションシート
39が重ね合わされ、必要に応じて取外し可能に固着さ
れており、キャリアプレート36における被加工物の載
置面の全体が、クッションシート39で覆われている。
そして、被加工物28が、キャリアプレート36に敷か
れたクッションシート39の上に積載されるようになっ
ている。なお、クッションシート39としては、被加工
物28に対するプレス圧の作用の均一化等が有利に図ら
れるように、ゴム等の弾性材からなる平坦な薄板形状の
ものが好適に採用される。
【0025】さらに、アウトストッカ34とインストッ
カ32の間には、搬送手段としてのコンベア38が配設
されており、アウトストッカ34にストックされたキャ
リアプレート36が、一つずつ、コンベア38上に取り
出され、かかるコンベア38により、インストッカ32
に向かって搬送されるようになっている。更に、このコ
ンベア38による搬送路上には、自動解体装置40およ
び手動解体装置42と、自動仕組装置44および手動仕
組装置46が設けられており、先ず、自動解体装置40
または手動解体装置42において、キャリアプレート3
6に載せられてアウトストッカ34から搬送されたプレ
ス成形品(図示せず)が、キャリアプレート36から取
り出されて、図示しない成形品の回収,点検ラインにま
わされる一方、プレス成形品が取り出されて、クッショ
ンシート39だけが載せられた空き状態のキャリアプレ
ート36が、自動仕組装置44または手動仕組装置46
に搬送され、そこで被加工物がキャリアプレート36上
に載せられるようになっている。その後、被加工物が積
載されたキャリアプレート36が、順次、インストッカ
32に導かれ、インストッカ32において、プレス機1
0に供給できる状態でストックされるようになってい
る。これによって、キャリアプレート36が、複数回の
プレス加工に繰り返し使用されるようになっているので
ある。なお、コンベア38としては、従来から公知の各
種の機構が採用可能であり、例えば、ローラコンベアや
ベルトコンベア等が好適に用いられる。
【0026】また、コンベア38による搬送路上には、
解体装置40,42と仕組装置44,46の間に位置し
て、貯留/供給装置48が設けられており、解体装置4
0,42から次々に送られてくるキャリアプレート36
を貯留し、必要に応じて、適当なタイミングでコンベア
38を通じて、仕組装置44,46に供給するようにな
っている。更に、貯留/供給装置48の下流側(仕組み
装置44,46側)には、計数/判定装置50が設けら
れており、貯留/供給装置48から送られてくるキャリ
アプレート36の各別について、それぞれ、プレス装置
への供給回数を計数すると共に、その変形をチェックし
て形状の良否を判定するようになっている。
【0027】この貯留/供給装置48は、例えば、図5
及び図6に示されているように、多数のローラ52から
構成されたコンベア38の幅方向両側に配設された手す
り54,54上に配設された透過型光電スイッチ56,
58を含んで構成されている。かかる透過型光電スイッ
チ56,58は、その設置高さが適当に調節されること
によって、コンベア38のローラ52上を搬送されてく
るキャリアプレート36が、変形していない正常な形状
であれば、キャリアプレート36の上方を光電スイッチ
の発光原56から投射された光ビームが受光器58に達
するが、キャリアプレート36に反り等の変形がある
と、図5中に仮想線で示されているように、キャリアプ
レート36が光電スイッチ56,58の光ビームを遮る
ようになっている。従って、光電スイッチ56,58に
よる検出信号をみることによって、キャリアプレート3
6の変形をチェックして認識することが出来るのであ
り、このことから明らかなように、本実施形態では、光
電スイッチ56,58によって、形状センサが構成され
ていると共に、それら光電スイッチ56,58の設置高
さの調節によって、キャリアプレートにおける許容変形
量の設定手段が構成されており、また、光電スイッチ5
6,58が、その設置高さに応じて、キャリアプレート
の変形量と許容変形量との比較結果を出力することか
ら、第二の比較手段としても機能し得るようにされてい
る。
【0028】さらに、透過型光電スイッチ56,58の
下流側には、手すり54からコンベア38上に突設され
たアングルブラケット60によって支持されて、キャリ
アプレート36の識別手段としての識別装置62が設置
されている。この識別装置62は、例えばバーコードリ
ーダにて構成されており、図4に示されているように、
各キャリアプレート36に対してシール等で付されたバ
ーコードラベル64を読み取ることによって、複数のキ
ャリアプレート36を個別的に識別し、個別の認識信号
を出力し得るようになっている。なお、識別装置62の
設置位置には、必要に応じて、キャリアプレート36
を、コンベア38による搬送力に抗して、識別装置62
による読み取り位置に停止せしめるための係止機構が設
けられ、識別装置62による読み取りを確実に行うよう
にされる。具体的には、この係止機構は、例えば、図示
されているように、コンベアローラ52の隙間からコン
ベア上に突出して、キャリアプレート36の全面に当接
してキャリアプレート36を係止せしめると共に、適当
な時間経過後に、下降してキャリアプレート36を送り
出す係止ピン66の突出装置68を含んで構成される。
【0029】加えて、コンベア38には、上述の如きキ
ャリアプレート36の搬送路から分流した形態で延びる
保守/回収コンベア70が並設されており、コンベア3
8に対して、計数/判定装置50の上流側と下流側とに
接続されている。そして、保守や回収が必要とされたキ
ャリアプレート36が、コンベア38から分流され、保
守/回収コンベア70によって、保守/回収ヤード72
に導かれるようになっていると共に、必要に応じて、保
守の完了したキャリアプレート36や新たに供給された
新品のキャリアプレート36が、かかる保守/回収ヤー
ド72から保守/回収コンベヤ70を経て、コンベア3
8に供給されるようになっている。
【0030】ここにおいて、保守/回収コンベア70
は、コンベア38と同様、ローラコンベアやベルトコン
ベア等によって構成され得、保守や回収が必要とされた
キャリアプレート36がコンベア38上を搬送されて来
て分流点に至った際、フラップやアーム等を用いた適当
な仕分装置によって、かかるキャリアプレート36が、
コンベア38から保守/回収コンベア70上に導かれる
ようにされる。
【0031】特に、本実施形態のプレス装置において
は、計数/判定装置50を構成する光電スイッチ56,
58によって得られた形状の検出信号や、識別装置62
によって得られた識別信号が、制御装置としての図示し
ないコンピュータに入力されることによって、各キャリ
アプレート36毎に、個別的に、その形状やプレス使用
回数が管理され、保守乃至は回収が指定されたキャリア
プレート36が保守/回収ヤード72に導かれるように
されている。
【0032】より詳細には、図7に示されているよう
に、上述の如きキャリアプレート36の管理機構を備え
たプレス装置によってプレス加工を実施するに際して
は、先ず、ステップ:S1で、仕組装置44,46によ
り、クッションシート39が敷かれたキャリアプレート
36に被加工物28を載せてセットした後、コンベア3
8でインストッカ32に搬送し、ステップ:S2で、被
加工物28をキャリアプレート36と共に、インストッ
カ32から各プレス機10に搬入し、ステップ:S3
で、プレス加工を施す。得られたプレス成形品を、ステ
ップ:S4で、プレス機から搬出し、アウトストッカ3
4からコンベア38に取り出して、ステップ:S5で、
解体装置40,42により、キャリアプレート36から
プレス成形品を取り出す。そして、ステップS6で、そ
のキャリアプレート36の使用回数(プレス回数):n
が、予め決定されてコンピュータに入力設定された許容
回数:n 0 よりも小さいか否かが判定され、許容回数:
0 に達していれば、ステップ:S7において、保守/
回収コンベア70で保守/回収ヤード72に導かれる。
そのキャリアプレート36の使用回数:nが許容回数:
0 よりも小さければ、ステップ:S8で、そのキャリ
アプレート36に敷設されたクッションシート39の使
用回数(プレス回数):mが、予め決定されてコンピュ
ータに入力設定された許容回数:m0 よりも小さいか否
かが判定され、許容回数:m0 に達していれば、ステッ
プ:S9において、保守/回収コンベア70で保守/回
収ヤード72に導かれ、クッションシート39を交換す
ると共に、ステップ:S10で、クッションシート39
の使用回数:mをリセットした後、そのキャリアプレー
ト36をコンベア38に返還する。続いて、ステップ:
S11において、計数/判定装置50の光電スイッチ5
6,58で、キャリアプレート36の形状判定を行い、
変形による形状不良と判定されれば、ステップ:S12
において、保守/回収コンベア70によって回収され
る。一方、キャリアプレート36の形状が良いと判定さ
れれば、ステップ:S13において、識別装置62によ
るキャリアプレート36の識別,認識が行われ、クッシ
ョンシート39のプレス回数:mが1つ加算されると共
に、ステップ:S14において、キャリアプレート36
のプレス回数:nも1つ加算されて、それらの積算値
が、コンピュータの記憶装置に記憶される。そして、コ
ンベア70によって、かかるキャリアプレート36が仕
組装置44,46に導かれて、繰り返し、プレス加工に
供されることとなる。
【0033】そこにおいて、コンピュータのディスプレ
イ上で、図1に示されている如きプレス装置の全体像を
表示して、そこに各別のキャリアプレート36の動きを
追走表示せしめ、クッションシート39またはキャリア
プレート36の使用回数が、許容回数が達したものを、
特別に着色表示せしめることによって、その回収作動を
認識できるようにすることが、望ましい。また、クッシ
ョンシート39の個別の管理を容易とするために、キャ
リアプレート36とは別に、各クッションシート39を
識別するためのバーコードラベルを、キャリアプレート
36等に付することも有効である。
【0034】従って、上述の如きキャリアプレートの管
理装置を備えたプレス装置においては、キャリアプレー
ト36のそれぞれを識別し、その使用回数を各別に管理
することによって、変形等の形状不良が発生しそうなキ
ャリアプレート36が未然に回収されるのであり、それ
によって、キャリアプレート36の変形に起因するプレ
ス不良や搬送不良等の問題が、効果的に回避されるので
ある。
【0035】また、上述の如き構造のキャリアプレート
の管理装置を採用すれば、複数の多段式プレス機を用
い、多数のキャリアプレート36によって連続的なプレ
ス加工を効率的に実施するに際しても、各キャリアプレ
ート36における変形等を、個別的に容易に且つ効率良
く管理することが出来るのであり、優れた操作性が実現
され得るのである。
【0036】さらに、本実施形態の管理装置では、クッ
ションシート39の使用回数も各別に管理されることに
より、クッションシート39の変形や弾性低下等に起因
するプレス不良等の問題も有利に回避され得、一層優れ
たプレス成形性が実現され得る。
【0037】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、上
述の実施形態における具体的な記載によって、何等限定
的に解釈されるものではない。
【0038】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされたキャリアプレートの管理装置を採用
し、或いは本発明に従うキャリアプレートの管理方法を
採用すれば、キャリアプレートの使用回数を管理するこ
とによって、キャリアプレートの変形に起因するプレス
不良や搬送不良等の問題の発生を、未然に防止すること
が出来るのであり、それによって、良好で且つ安定した
プレス加工性が実現されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのキャリアプレート
の管理装置を備えたプレス装置の全体をモデル的に示す
概略図である。
【図2】図1に示されたプレス装置に採用されるプレス
機を示す正面図である。
【図3】図1に示されたプレス装置に用いられるキャリ
アプレートを示す断面図である。
【図4】図3に示されたキャリアプレートの斜視図であ
る。
【図5】図1に示されたプレス装置に採用される計数/
判定装置の要部概略を示す横断面図である。
【図6】図1に示されたプレス装置に採用される計数/
判定装置の要部概略を示す縦断面図である。
【図7】図1に示されたプレス装置におけるキャリアプ
レートの管理作動を説明するための流れ図である。
【符号の説明】
10a〜f プレス機 12 ローダ/アンローダ 26a〜f プレス板 28a〜e 被加工物 32 インストッカ 34 アウトストッカ 36 キャリアプレート 38 コンベア 39 クッションシート 50 計数/判定装置 56 光源 58 受光器 62 識別装置 64 バーコードラベル 70 保守/回収コンベア

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャリアプレートを備え、それら
    各キャリアプレートに被加工物を載せてそれぞれプレス
    機に搬入し、該被加工物を該キャリアプレートと共にプ
    レスする一方、その得られたプレス成形品を該キャリア
    プレートと共に該プレス機から搬出せしめ、該プレス
    成形品を該キャリアプレートから取り出し、代わりに新
    たな被加工物を該キャリアプレートに載せて、前記プレ
    ス機によるプレス操作を行なうことにより、同一のキャ
    リアプレートを用いたプレス加工を繰り返し行なうよう
    にしたプレス装置におけるキャリアプレートの管理装置
    であって、 前記複数のキャリアプレートにそれぞれ識別子を付し
    て、該識別子を検出することにより、該複数のキャリア
    プレートをそれぞれ各別に識別する識別手段と、 該識別手段による識別のもとに、前記複数のキャリアプ
    レートにおける各別について、それぞれプレス回数を計
    数する計数手段と、キャリアプレートにおける問題となる程の変形量の発生
    とキャリアプレートの使用回数との関係に基づいて求め
    られる、 前記各キャリアプレートにおける許容プレス回
    数を用い、かかる許容プレス回数を各キャリアプレート
    毎に設定する許容回数設定手段と、 前記複数のキャリアプレートにおける各別について、前
    記計数手段によって計数されたプレス回数を、前記許容
    回数設定手段によって予め設定された許容プレス回数と
    比較する比較手段と、 該比較手段において前記計数されたプレス回数が前記許
    容プレス回数を越えた場合に、該当する前記キャリアプ
    レートの回収を指示する第一の回収指示手段とを、 有することを特徴とするプレス装置におけるキャリアプ
    レートの管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレス装置におけるキ
    ャリアプレートの管理装置であって、 前記複数のキャリアプレートにおける各別の変形量を検
    出する形状センサと、 前記各キャリアプレートにおける許容変形量を設定する
    許容変形量設定手段と、 前記複数のキャリアプレートにおける各別について、前
    記形状センサによって検出された変形量を、前記許容変
    形量設定手段によって予め設定された許容変形量と比較
    する第二の比較手段と、 該第二の比較手段において前記検出された変形量が前記
    許容変形量を越えた場合に、該当する前記キャリアプレ
    ートの回収を指示する第二の回収指示手段とを、有して
    いるプレス装置におけるキャリアプレートの管理装置。
  3. 【請求項3】 前記プレス成形品が取り出されたキャリ
    アプレートを、該プレス成形品の取出位置から、前記新
    たな被加工物を該キャリアプレートに載せる積載位置ま
    で搬送する搬送手段を有すると共に、前記第一又は第二
    の回収指示手段による回収指示に従って、該当するキャ
    リアプレートを、かかる搬送手段による搬送路上で回収
    する回収実行手段を有する請求項1又は2に記載のプレ
    ス装置におけるキャリアプレートの管理装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のキャリアプレートにおける前
    記被加工物の載置面にそれぞれ敷設されて、該被加工物
    と共にプレスされるクッション材と、 それら複数のクッション材をそれぞれ各別に識別するク
    ッション材識別手段と、 該クッション材識別手段による識別のもとに、前記複数
    のクッション材における各別について、それぞれプレス
    回数を計数するクッション材計数手段と、 前記各クッション材における許容プレス回数を設定する
    クッション材許容回数設定手段と、 前記複数のクッション材における各別について、前記ク
    ッション材計数手段によって計数されたプレス回数を、
    前記クッション材許容回数設定手段によって予め設定さ
    れた許容プレス回数と比較するクッション材比較手段
    と、 該クッション材比較手段において前記プレス回数が前記
    許容プレス回数を越えた場合に、該当する前記クッショ
    ン材の回収を指示するクッション材回収指示手段とを、
    有する請求項1乃至3の何れかに記載のプレス装置にお
    けるキャリアプレートの管理装置。
  5. 【請求項5】 複数のキャリアプレートを備え、それら
    各キャリアプレートに被加工物を載せてそれぞれプレス
    機に搬入し、該被加工物を該キャリアプレートと共にプ
    レスする一方、その得られたプレス成形品を該キャリア
    プレートと共に該プレス機から搬出せしめて、該プレス
    成形品を該キャリアプレートから取り出し、代わりに新
    たな被加工物を該キャリアプレートに載せて、前記プレ
    ス機によるプレス操作を行なうことにより、同一のキャ
    リアプレートを用いたプレス加工を繰り返し行なうよう
    にしたプレス装置におけるキャリアプレートの管理方法
    であって、 前記複数のキャリアプレートにおける各別の前記プレス
    機によるプレス回数を、該複数のキャリアプレートの各
    別に付した識別子の検出によって監視する一方、キャリ
    アプレートにおける問題となる程の変形量の発生とキャ
    リアプレートの使用回数との関係に基づいて求められ
    る、各キャリアプレートにおける許容プレス回数を設定
    し、該各別のキャリアプレートのプレス回数が該各別の
    キャリアプレートについて予め設定された許容回数を越
    えた場合に、かかるキャリアプレートを回収することを
    特徴とするプレス装置におけるキャリアプレートの管理
    方法。
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