JP3487970B2 - 異形物吸着移送装置 - Google Patents

異形物吸着移送装置

Info

Publication number
JP3487970B2
JP3487970B2 JP14119295A JP14119295A JP3487970B2 JP 3487970 B2 JP3487970 B2 JP 3487970B2 JP 14119295 A JP14119295 A JP 14119295A JP 14119295 A JP14119295 A JP 14119295A JP 3487970 B2 JP3487970 B2 JP 3487970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
bar
suction
scooping
rake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14119295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08310655A (ja
Inventor
純一 亀井
Original Assignee
兵神機械工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 兵神機械工業株式会社 filed Critical 兵神機械工業株式会社
Priority to JP14119295A priority Critical patent/JP3487970B2/ja
Publication of JPH08310655A publication Critical patent/JPH08310655A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3487970B2 publication Critical patent/JP3487970B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形状が不規則な物品を
吸着して移送する異形物吸着移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タコ焼きのタコを焼用金型に投入
する作業は、工場での大量生産の場合でも、専ら作業者
の手作業で行っており、それが生産性の向上を妨げる大
きな要因となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】タコ焼きのタコを焼用
金型に充填する作業のような異形物を供給する作業を機
械化しようとする場合に、有望な手段としては、ホッパ
ー内のタコ(異形物)を吸着して移送し金型上に落下さ
せるようにすることが考えられるが、それには次のよう
な問題があった。
【0004】例えばタコを供給する場合に、ホッパー内
に吸着ノズルを直接降ろしてタコを吸着させようとする
と、吸着させようとするタコの位置に合わせて吸着ノズ
ルの下降距離を変えなくてはならず、そのために装置構
成および制御が複雑になる。また、ホッパー内のタコの
入り具合によって吸着条件が一定しないため、吸着され
ないものも多い。
【0005】また、吸着ノズルにタコが引っ付いてしま
い、吸着を解いても自重では落下しない場合がある。ま
た、タコに粉がついている場合には、水分が移ってベタ
ついた粉によって吸着ノズルのノズル穴が詰まる。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するもの
で、ホッパー内の異形物を確実に吸着し移送することの
できる異形物吸着移送装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る異形物吸着
移送装置は、底面に穴を有し、異形物をランダム配列で
多数収容可能なホッパーと、上端に前記異形物を受ける
受皿部を有するとともに、該受皿部の中心を通る長手方
向の貫通孔を有し、前記ホッパー底面の各穴からホッパ
ー内に入り該ホッパー内の異形物をすくって所定の受け
渡し位置まで上昇し、また、前記底面下方の退避位置ま
で下降可能とされたすくい棒と、該すくい棒を昇降移動
させる移動手段と、前記すくい棒の貫通孔に挿入され、
前記受皿部の異形物を突き上げる突き上げ位置まで上昇
し、また、前記受皿部に異形物を受け入れ可能な退避位
置まで下降するよう前記すくい棒に対し相対移動可能と
された突き棒と、該突き棒を前記すくい棒に対し所定の
タイミングで相対移動させる移動手段と、前記すくい棒
上端の各受皿部と所定の間隔を隔てて対峙可能な吸着ノ
ズルを有するとともに、三方弁を切り換えてバキューム
および大気圧を選択的に導入する手段を備え、前記ホッ
パーの上方で前記吸着ノズルが前記受け渡し位置まで上
昇した各すくい棒の各受皿部と対峙して前記突き棒によ
り押し上げられた異形物を吸着する吸着位置と、前記ホ
ッパーの上方から外れた所定の投出位置において吸着を
解除し前記異形物を放出する放出位置との間を移動可能
とされた吸着箱と、該吸着箱を移動させる移動手段とを
設けたことを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る異形物吸着移送装置
は、上記構成に加えて、吸着し移送した異形物を放出位
置において確実に放出し、また、吸着ノズルの詰まりを
防ぐ手段として、放出時に前記吸着箱の内側から吸着ノ
ズルを突き抜けて異形物を突き落とす落し棒と、該落し
棒を吸着ノズル上方の退避位置と吸着ノズルを突き抜け
る落し位置とに移動させる移動手段を設けたものとする
のがよい。
【0009】また、前記すくい棒上端の受皿部は、粉な
どが溜まって異形物をすくいにくくなるのを防ぐため、
中央が円錐台状で、側面複数箇所が縦長に開口する形状
とするのがよい。
【0010】また、前記突き棒は、異形物を吸着ノズル
へ向けて確実に運ぶことができ、かつ、それ自体が異形
物と接触し粘着する面積が小さくて異形物が吸着ノズル
に吸着されやすくなるよう、先端を円錐台状にするのが
よい。
【0011】また、タコ焼きの焼用金型にタコを充填す
る場合などは、前記ホッパー底面の穴,前記すくい棒お
よび前記突き棒をそれぞれ複数個設け、それに対応して
前記吸着ノズルも複数個設けるのがよく、その場合に、
大きな吸着力が得られるようにするには、前記吸着箱を
二室に仕切って、一方の室へのバキュームおよび大気圧
の導入通路には前記三方弁に加えて二方弁を配置し、バ
キュームおよび大気圧を二室に時間差をもって導入可能
とするのがよい。
【0012】また、すくい棒がホッパー底面の同じ所ば
かりで異形物をすくっていたのでは、すくい上げる確率
が小さくなり、撹拌もされにくいことから、ホッパー内
の異形物をすくう確率を大きくするため、前記ホッパー
底面の穴を水平方向の一方に長い長穴とするとともに、
該長穴が前記すくい棒の昇降位置から外れない範囲で該
長穴の長軸方向に前記ホッパーを水平移動させる移動手
段を設けるのがよい。そして、その長穴は、できるだけ
穴の占有面積を大きくできるよう、長軸方向を前記すく
い棒の配列方向に対し斜めに設定するのがよい。
【0013】また、ホッパー内の異形物をすくい上げる
確率を高めるには、すくい棒を少なくとも2回ずつ上昇
させるのがよく、そのためには、例えば、前記吸着箱が
前記吸着ノズルに異形物を吸着して投出位置へ向け移動
し、前記すくい棒がホッパー底面下方の退避位置まで下
降した後、前記ホッパーを他の位置へ移動させ、次い
で、元の位置へ移動させ、再度他の位置へ移動させると
ともに、その1回目の移動と2回目の移動との間に前記
すくい棒を中間位置まで一旦上昇させ、次いで退避位置
へ戻し、その後、前記吸着箱が吸着位置へ帰ってくるタ
イミングに合わせて前記すくい棒を上昇させるよう、各
移動手段を制御する手段を設けるのがよい。
【0014】また、吸着されずに残った異形物が受皿部
に固着して次回のすくいあげを妨げるのを防ぐため、吸
着されなかった異形物は受皿部から排除しておくのがよ
く、そのためには、前記ホッパー上の吸着位置で前記吸
着箱が吸着ノズルに異形物を吸着した後、前記突き棒を
退避位置まで一旦下降させ、次いで、前記吸着箱が移動
を開始する前に前記すくい棒を中間位置まで下降させ
て、一旦停止させ、その位置で前記突き棒を再度上昇さ
せて前記すくい棒の受皿部に残った異形物を強制排除す
るよう、各移動手段を制御する手段を設けるのがよい。
【0015】
【作用】本発明の装置において、異形物、例えばタコ焼
きのタコは、ホッパーにランダムな状態で収容される。
そして、すくい棒によってすくわれ、ホッパー上方の受
け渡し位置まで移動してきた吸着箱の吸着ノズルに吸着
される。その際、異形物は突き棒により吸着ノズルに向
けて突き上げられ、吸着されやすくされる。そして、異
形物は吸着されたまま吸着箱によって焼用金型上等の投
出位置まで移送され、その位置で吸着が解除されること
により、落下する。
【0016】また、落し棒を設けた場合、放出時には吸
着箱の内側から落し棒が吸着ノズルを突き抜け、それに
よって異形物が強制的に放出される。
【0017】また、すくい棒上端の受皿部を、中央が円
錐台状で、側面複数箇所が縦長に開口する形状とした場
合、異形物が例えばタコ焼きのタコの場合の粉などが受
皿部から排出され、受皿部が常に異形物をすくうのに適
した状態に保たれる。
【0018】また、前記突き棒の先端を円錐台状にした
場合、異形物は円錐台の上面に支えられて落下すること
なく吸着ノズルへ向け突き上げられる。しかも、円錐台
の上面のみが異形物と接触するため、粘着力が過大にな
ることはなく、そのため異形物は吸着ノズルに吸着され
やすい。
【0019】また、ホッパー底面の穴,すくい棒および
突き棒をそれぞれ複数個設け、それに対応して前記吸着
ノズルも複数個設けた場合、吸着箱を二室に仕切って、
一方の室へのバキュームおよび大気圧の導入通路には三
方弁に加えて二方弁を配置し、バキュームおよび大気圧
を二室に時間差をもって導入することにより、最初は一
方の室にバキュームが集中して各吸着ノズルの吸着力が
増大し、それら吸着ノズルに異形物が吸着された状態で
もう一方の室にバキュームが導入されて残りの吸着ノズ
ルが吸着を始めるので、吸着力が倍増する。
【0020】また、ホッパー底面の穴を水平方向の一方
に長い長穴とするとともに、長穴がすくい棒の昇降位置
から外れない範囲で長軸方向にホッパーを水平移動させ
るよう構成した場合、ホッパーを移動させることによっ
て、すくい棒がホッパー底面の異なる位置で異形物をす
くい、また、ホッパー内の異形物を撹拌する。そのた
め、ホッパー内の異形物をすくう確率が大きくなる。
【0021】また、ホッパー底面の穴を長穴とする場合
に、その長軸方向をすくい棒の配列方向に対し斜めに設
定することにより、長穴の占有面積を大きくしてホッパ
ーの移動距離を大きくし、すくい棒が異形物をすくいあ
げる確率を大きくすることができる。
【0022】また、吸着箱が吸着ノズルに異形物を吸着
して投出位置へ向け移動し、すくい棒がホッパー底面下
方の退避位置まで下降した後、ホッパーを他の位置へ移
動させ、次いで、元の位置へ移動させ、再度他の位置へ
移動させるとともに、その1回目の移動と2回目の移動
との間にすくい棒を中間位置まで一旦上昇させ、次いで
退避位置へ戻し、その後、吸着箱が吸着位置へ帰ってく
るタイミングに合わせてすくい棒を上昇させるよう、各
移動手段を制御する手段を設けることにより、すくい棒
を2回ずつ上昇させることができ、ホッパー内の異形物
をすくい上げる確率が高くなる。
【0023】また、ホッパー上の吸着位置で吸着箱が吸
着ノズルに異形物を吸着した後、突き棒を退避位置まで
一旦下降させ、次いで、吸着箱が移動を開始する前にす
くい棒を中間位置まで下降させて、一旦停止させ、その
位置で突き棒を再度上昇させてすくい棒の受皿部に残っ
た異形物を強制排除するよう、各移動手段を制御する手
段を設けることにより、吸着されなかった異形物が受皿
部に固着して新たなすくいあげが妨げられるのを防止で
きる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】図1は本発明の一実施例の装置の全体図で
ある。
【0026】この実施例は、タコ焼きのタコを焼用金型
に投入するタコ投入装置に適用したものである。図にお
いて1は、ホッパーであり、焼用金型2を載せたタコ焼
機コンベア3の側方において装置本体の上部板4の上に
配置され、細かく切ったタコを上方から投入しランダム
配列で多数収容できるよう構成されている。また、5
は、吸着箱であって、ロッドレスシリンダ6によりホッ
パー1の上方の位置(図1の右側に実線で示す位置)と
コンベア3の上方の位置(図1の左側に二点鎖線で示す
位置)との間で水平方向に移動可能とされている。
【0027】上記吸着箱5は、各焼用金型2のホール数
と同数で各ホールに対応するよう配置された複数の吸着
ノズル7を備えるものであって、それぞれに同数の吸着
ノズルが配置されるよう二室8A,8Bに仕切られ、バ
キュームクリーナ9の吸込口に接続されたバキューム導
入管10の他端が二つの分岐管10A,10Bに分岐さ
れて、吸着箱5の二室8A,8Bにそれぞれ接続されて
いる。そして、バキューム導入管10には、分岐点の手
前(バキュームクリーナ9側)に、バキューム導入管1
0をバキュームクリーナ9側と大気側とに切り換え可能
なソレノイド式の三方弁11が設けられている。また、
一方の分岐管10Bには、該分岐管10Bを開閉可能な
ソレノイド式の二方弁12が設けられている。また、バ
キューム導入管10には、上記三方弁11よりバキュー
ムクリーナ9に近い位置に、バキューム導入管10を大
気側に開放可能なソレノイド式の二方弁13が設置され
ている。
【0028】また、吸着箱5の内部には、各吸着ノズル
7に対峙する位置に落し棒14が配置され、それら落し
棒14は、吸着箱5に固定されたシリンダ(空気シリン
ダ)15によって、各吸着ノズル7の上方に退避する位
置と各吸着ノズル7を突き抜ける位置とに移動可能とさ
れている。
【0029】上記ホッパー1の底面には、上記吸着箱5
の吸着ノズル7の配列に対応する配列で同数の穴16が
設けられている。また、装置本体の上部板4の下方にす
くい棒取付台17が配置され、その上面に、やはり吸着
ノズル7の配列に対応する配列で同数のすくい棒18が
立設されている。すくい棒取付台17は、装置本体の基
台19に固定された一対のシリンダ(空気シリンダ)2
0によって両端が支持されている。また、各すくい棒1
8は、上端面が受皿状とされ、また、ホッパー1底面の
穴16からホッパー1内に入ってタコをすくい、上昇し
てホッパー1上方の吸着箱5の各吸着ノズル7にタコを
受け渡すことのできる長さとされたものであって、シリ
ンダ20が一方向に作動して、すくい棒取付台17が上
限位置まで移動すると、受け渡し位置まで上昇し、シリ
ンダ20が反対方向に作動して、すくい棒取付台17が
下限位置まで移動すると、上端がホッパー1底面の下方
まで下がる退避位置まで下降する。
【0030】また、すくい棒取付台17の下面には、突
き棒取付台21が配置され、これが一対のシリンダ(空
気シリンダ)22を介して上記すくい棒取付台17に取
り付けられている。そして、各すくい棒18を上下に相
対移動可能に貫通するよう突き棒23が配置され、これ
ら突き棒23は下端が突き棒取付台21に固定されてい
る。突き棒23は、シリンダ22が一方向に作動して、
突き棒取付台21が上限位置まで相対移動すると、先端
がすくい棒18の上端面から離れて吸着ノズル7に向け
タコを突き上げ可能な突き上げ位置まで上昇し、シリン
ダ22が反対方向に作動して、突き棒取付台21が下限
位置まで相対移動すると、先端がすくい棒18の上端面
に着座する退避位置まで相対下降する。
【0031】ホッパー1の底面の穴16は水平方向の一
方に長い長穴である。また、ホッパー1を水平移動させ
るため、装置本体の上部板4上にシリンダ(空気シリン
ダ)24が設置され、このシリンダ24にホッパー1が
連結されている。
【0032】図2は、この実施例のタコ投入装置の動き
示すタイムチャートである。また、図3および図4は、
同タイムチャートの各ポイント〜における装置の状
態を示す説明図である。この実施例のタコ投入装置は、
図示しない制御盤により各シリンダ6,20,22,2
4を制御し、また、三方弁11および各二方弁12,1
3を制御することにより動作させるものであって、その
動作は概略次のとおりである。
【0033】吸着ノズル7にタコを吸着した吸着箱5
が図1の左側に二点鎖線で示す投入位置まで前進した状
態で、タコ焼機コンベア3上の焼用金型2が吸着箱5下
方の投入位置に来ると、光電センサ(図示せず)がそれ
を検知する。そして、その検知信号によりシステムがス
タートし、三方弁11(図2のS4)が大気側に切り替
わって、吸着箱5内に大気圧が導入され(真空破壊)、
次いで、タコ落し用のシリンダ15(図2のS6)がO
N作動して、落し棒14が吸着ノズル7を突き抜け、タ
コを落下させて焼用金型に充填する(図3の参照)。
【0034】次に、ロッドレスシリンダ6(図2のS
1)がホッパー側への後退移動を開始し、吸着箱5が後
退する。そして、すくい棒昇降用のシリンダ20(図2
のS2)が下限から中間位置へ向けて移動を開始し、す
くい棒18がタコをすくいあげて中間位置まで上昇する
(図3の参照)。
【0035】吸着箱5がホッパー1上方まで来ると、
すくい棒昇降用のシリンダ20(S2)が中間位置から
上限位置へ向けて移動し、すくい棒18がタコを載せた
まま受け渡し位置まで上昇する。そして、三方弁11
(S4)がバキューム側に切り替わり、吸着箱5の片側
の室8Aの吸着ノズル7がすくい棒18上面のタコを吸
着し始める(図3の参照)。
【0036】そして、突き棒移動用のシリンダ22
(図2のS7)がON作動し、タコを吸着しやすいよう
突き棒23が吸着ノズル7に向けてタコを突き上げ、ま
た、分岐管10Bの二方弁12(図2のS5)が開い
て、吸着箱5のもう一方の室8Bにもバキュームが導入
され、残りの吸着ノズル7がタコを吸着する(図3の
参照)。
【0037】吸着ノズル7にタコを受け渡した後、突
き棒移動用のシリンダ22(S7)はOFF作動して、
突き棒23はすくい棒18の上端面まで下降する。そし
て、すくい棒昇降用のシリンダ20(S2)が中間位置
に向けて移動し、すくい棒18が中間位置まで下降して
一時停止する。この時、突き棒移動用のシリンダ22
(S7)は再びON作動して、突き棒23が持ち上が
る。吸着されずにすくい棒18上に残ったタコはこれで
突き落とされる。また、すくい棒18が中間位置まで下
降した後、ロッドレスシリンダ6(S1)は前進作動を
開始する(図4の参照)。
【0038】ロッドレスシリンダ6(S1)が前進作
動し、吸着箱5は吸着ノズル7にタコを吸着したままコ
ンベア3側の投入位置へ向けて移動する。一方、すくい
棒昇降用のシリンダ20(S2)が下限側に移動し、ま
た、突き棒移動用のシリンダ21がOFF作動して、す
くい棒18は突き棒23共々ホッパー1と干渉しない底
面下方の退避位置まで下降する(図4の参照)。
【0039】次に、ホッパー移動用のシリンダ24
(図2のS3)が前進側へ、次いで後進側へ、また、前
進側へと3回作動し、それにより、ホッパー1はまず前
進側の第1の位置へ移動し、次いで、後進側の第2の位
置へ移動し、再度前進側の第1の位置へ移動する。その
結果、ホッパー1の位置はサイクル毎に入れ替わり、す
くい棒18が同じ所ばかりをすくわないようになり、ま
た、ホッパー1内でタコが片寄ってブリッジ状になるの
が防止され、タコをすくう確率が高くなる。そして、そ
の1回目の移動と2回目の移動との間に、すくい棒昇降
用のシリンダ20(S2)が作動して、すくい棒18が
一旦中間位置まで上昇し、次いで退避位置へ戻る。この
動作により、タコをすくう動作が実質2回となり、すく
う確率が増加する。(図4の参照)。
【0040】これで、1サイクルが終了する。そして、
上記に戻り、同様の動作を繰り返す。連続運転の場
合、周期は例えば10秒(図2の例の場合)である。勿
論、こ周期は適宜変更できる。
【0041】バキューム導入管10のバキュームクリー
ナ9側を大気開放する通路に設けられた二方弁13(図
2におけるS8)は、タコ投入のため三方弁11(S
4)が大気側に切り替わった時に、バキュームクリーナ
9が閉塞運転し過熱状態とならないよう、一時的に開
き、それにより、大気を入れてバキュームクリーナ9内
を冷却する。
【0042】図5は、上記吸着ノズル7の拡大断面図で
ある。また、図6は、上記落し棒14の拡大正面図であ
る。吸着ノズル7は、先端ノズル部7aと、フランジ部
7bと、取付ネジ部7cからなるもので、ノズル径
(D)は例えば4mmである。また、落し棒14は、図
示しない落し棒板に固定するためのネジを切った大径の
棒本体14aと、吸着ノズル7に挿入される小径の先端
部14bとからなり、先端部14bは端面が球面で、径
(d)は、挿入時に外周に所要の間隙ができるようノズ
ル径(D)より0.5mm程度小さくされる。すなわ
ち、ノズル径(D)が4mmの場合、落し棒先端部14
bの径(d)は例えば3.5mmとされる。勿論、ノズ
ル径(D)は4mmに限定されるものではなく、また、
間隙寸法も上記に限定されるものではない。
【0043】図7は、上記すくい棒18の上部構造を示
す拡大平面図(a)および一部断面拡大正面図である。
すくい棒18の上端面は、受皿状で、中央部分18aが
円錐台状に形成され、側面4カ所には、円錐台状の中央
部分18aの延設斜面を下端とする縦長の開口18bが
設けられている。これら円錐台状の部分18aと開口1
8bがあることにより、タコに付いた粉はすくい棒の端
面から側方に落ちる。また、すくい棒18には、突き棒
23を挿入するために、円錐台状の中央部分18aから
下端までを上下に貫通する貫通孔18cが設けられてい
る。すくい棒18の径は例えば25mmとされ、その場
合、受皿状部分の上端内径は例えば21mm,受皿状部
分の底部内径は例えば18mm、深さは、底部周縁が例
えば18mm、中央部分18aが例えば15mmであ
る。勿論、各部の寸法はこれに限るものではない。
【0044】また、図8は上記突き棒23の上部拡大正
面図である。突き棒23は、円錐台状の先端部23a
と、この先端部23aを支える棒本体部分23bとから
なるもので、すくい棒18の上端部分が上記例示の寸法
である場合、棒本体部分23bの径は例えば5mmで、
すくい棒18の貫通孔の内径より1mm程度細く、先端
部23aは、円錐台底部の径が例えば15mmで、円錐
台頂部の径が例えば6mmで、円錐台の高さが例えば4
mmで、円錐台底部下方に高さが例えば1mmの円柱状
延設部が設けられたものである。
【0045】図9は、上記ホッパー1の平面図である。
ホッパー1は、上から見て略矩形、正面側(図9におけ
る下側)から見て略矩形、側方(図9における左右)か
ら見て下半分が略矩形、上半分が略逆台形をなすよう、
四方に側壁1a,1b,1c,1dを有するもので、上
面は全面が開口し、底面は底板1eによって塞がれてい
る。そして、その底板1eには、すくい棒18を通す上
記穴16が設けられている。これらの穴16は、長軸方
向がすくい棒の配列方向に対し斜めで、占有面積が可及
的に大きくなるよう設定されたものである。そして、穴
16の長軸方向にホッパー1を移動させるよう、ホッパ
ー1下部の一側コーナー部外面にシリンダ24が連結さ
れ、また、このシリンダ24が連結されたコーナー部を
挟む二方のコーナー部には、固定側のシャフト25上を
スライドするガイド26が連結されている。
【0046】本発明は、上記実施例のようなタコ投入装
置に限定されるものではなく、異形物吸着移送装置とし
て様々な用途に適用することができるものである。ま
た、複数の吸着ノズルによって複数の異形物を同時に移
送するものだけでなく、吸着ノズルが一個で、異形物を
一回に一個供給するような用途にも勿論適用できる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、吸着しようとする異形
物を上端が受皿状のすくい棒によってすくいあげ、吸着
ノズルの位置まで持ち上げるので、ホッパー内の収容状
態に合わせて吸着ノズルを下降させる場合のように装置
構成および制御を複雑なものとすることなく、一定した
吸着条件のもとに吸着動作を行うようにでき、しかも、
吸着しようとする異形物を突き棒により吸着ノズルに向
けて突き上げらるので、ミスのない確実な吸着移送が実
現できる。
【0048】また、吸着ノズルを突き抜ける落し棒を設
けることにより、異形物を強制的に放出することがで
き、また、ノズルが詰まるのを防止できる。
【0049】また、受皿状のいすくい棒上端の中央を円
錐台状とし、側面複数箇所が縦長に開口させることによ
り、粉などが受皿部に溜まって異形物をすくうのに不適
な状態となるのを防止することができる。
【0050】また、突き棒の先端を円錐台状とすること
により、粘着力によって吸着が妨げられるのを防止しつ
つ、異形物を確実に吸着ノズルへ向け突き上げるように
できる。
【0051】また、吸着箱を二室に仕切って、一方の室
へのバキュームおよび大気圧の導入通路には三方弁に加
えて二方弁を配置し、バキュームおよび大気圧を二室に
時間差をもって導入することにより、吸着力を倍増させ
ることができる。
【0052】また、ホッパー底面の穴を水平方向の一方
に長い長穴とするとともに、長穴がすくい棒の昇降位置
から外れない範囲で長軸方向にホッパーを水平移動させ
るよう構成することにより、ホッパー内の異形物をすく
う確率を大きくすることができる。
【0053】また、ホッパー底面の長穴の長軸方向をす
くい棒の配列方向に対し斜めに設定することにより、長
穴の占有面積を大きくしてホッパーの移動距離を大きく
し、すくい棒が異形物をすくいあげる確率を大きくする
ことができる。
【0054】また、吸着箱が吸着ノズルに異形物を吸着
して投出位置へ向け移動し、すくい棒がホッパー底面下
方の退避位置まで下降した後、ホッパーを他の位置へ移
動させ、次いで、元の位置へ移動させ、再度他の位置へ
移動させるとともに、その1回目の移動と2回目の移動
との間にすくい棒を中間位置まで一旦上昇させ、次いで
退避位置へ戻し、その後、吸着箱が吸着位置へ帰ってく
るタイミングに合わせてすくい棒を上昇させるよう、各
移動手段を制御する手段を設けることにより、すくい棒
を2回ずつ上昇させることができ、異形物をすくい上げ
る確率を高くすることができる。
【0055】また、ホッパー上の吸着位置で吸着箱が吸
着ノズルに異形物を吸着した後、突き棒を退避位置まで
一旦下降させ、次いで、吸着箱が移動を開始する前にす
くい棒を中間位置まで下降させて、一旦停止させ、その
位置で突き棒を再度上昇させてすくい棒の受皿部に残っ
た異形物を強制排除するよう、各移動手段を制御する手
段を設けることにより、吸着されなかった異形物が受皿
部に固着して新たなすくいあげが妨げられるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置の全体図である。
【図2】図1の装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
【図3】図1の装置の動作時の装置の状態を説明する説
明図(その1)である。
【図4】図1の装置の動作時の装置の状態を説明する説
明図(その2)である。
【図5】図1の装置における吸着ノズルの拡大断面図で
ある。
【図6】図1の装置における落し棒の拡大正面図であ
る。
【図7】図1の装置におけるすくい棒の上部構造を示す
拡大平面図および一部断面拡大正面図である。
【図8】図1の装置における突き棒の上部拡大正面図で
ある。
【図9】図1の装置におけるホッパーの平面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 5 吸着箱 6 ロッドレスシリンダ 7 吸着ノズル 8A,8B 室 10 バキューム導入管 10A,10B 分岐管 11 三方弁 12 二方弁 14 落し棒 15 シリンダ 16 穴 18 すくい棒 18a 中央部分(円錐台状) 18b 開口 18c 貫通孔 20,22 シリンダ 23 突き棒 23a 先端部(円錐台状) 24 シリンダ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に穴を有し、異形物をランダム配列
    で多数収容可能なホッパーと、 上端に前記異形物を受ける受皿部を有するとともに、該
    受皿部の中心を通る長手方向の貫通孔を有し、前記ホッ
    パー底面の各穴からホッパー内に入り該ホッパー内の異
    形物をすくって所定の受け渡し位置まで上昇し、また、
    前記底面下方の退避位置まで下降可能とされたすくい棒
    と、 該すくい棒を昇降移動させる移動手段と、 前記すくい棒の貫通孔に挿入され、前記受皿部の異形物
    を突き上げる突き上げ位置まで上昇し、また、前記受皿
    部に異形物を受け入れ可能な退避位置まで下降するよう
    前記すくい棒に対し相対移動可能とされた突き棒と、 該突き棒を前記すくい棒に対し所定のタイミングで相対
    移動させる移動手段と、 前記すくい棒上端の各受皿部と所定の間隔を隔てて対峙
    可能な吸着ノズルを有するとともに、三方弁を切り換え
    てバキュームおよび大気圧を選択的に導入する手段を備
    え、前記ホッパーの上方で前記吸着ノズルが前記受け渡
    し位置まで上昇した各すくい棒の各受皿部と対峙して前
    突き棒により押し上げられた異形物を吸着する吸着位
    置と、前記ホッパーの上方から外れた所定の投出位置に
    おいて吸着を解除し前記異形物を放出する放出位置との
    間を移動可能とされた吸着箱と、 該吸着箱を移動させ
    る移動手段とを設けたことを特徴とする異形物吸着移送
    装置。
  2. 【請求項2】 放出時に前記吸着箱の内側から吸着ノズ
    ルを突き抜けて異形物を突き落とす落し棒と、該落し棒
    を吸着ノズル上方の退避位置と吸着ノズルを突き抜ける
    落し位置とに移動させる移動手段を設けた請求項1記載
    の異形物吸着移送装置。
  3. 【請求項3】 前記すくい棒上端の受皿部を、中央が円
    錐台状で、側面複数箇所が縦長に開口する形状とした請
    求項1または2記載の異形物吸着移送装置。
  4. 【請求項4】 前記突き棒の先端を円錐台状にした請求
    項3記載の異形物吸着移送装置。
  5. 【請求項5】 前記ホッパー底面の穴,前記すくい棒お
    よび前記突き棒をそれぞれ複数個設け、それに対応して
    前記吸着ノズルも複数個設け、前記吸着箱を二室に仕切
    って、一方の室へのバキュームおよび大気圧の導入通路
    には前記三方弁に加えて二方弁を配置し、バキュームお
    よび大気圧を二室に時間差をもって導入可能とした請求
    項1,2,3または4記載の異形物吸着移送装置。
  6. 【請求項6】 前記ホッパー底面の穴を水平方向の一方
    に長い長穴とするとともに、該長穴が前記すくい棒の昇
    降位置から外れない範囲で該長穴の長軸方向に前記ホッ
    パーを水平移動させる移動手段を設けた請求項1,2,
    3,4または5記載の異形物吸着移送装置。
  7. 【請求項7】 前記長穴は、長軸方向を前記すくい棒の
    配列方向に対し斜めに設定したものである請求項6記載
    の異形物吸着移送装置。
  8. 【請求項8】 前記吸着箱が前記吸着ノズルに異形物を
    吸着して投出位置へ向け移動し、前記すくい棒がホッパ
    ー底面下方の退避位置まで下降した後、前記ホッパーを
    他の位置へ移動させ、次いで、元の位置へ移動させ、再
    度他の位置へ移動させるとともに、その1回目の移動と
    2回目の移動との間に前記すくい棒を中間位置まで一旦
    上昇させ、次いで退避位置へ戻し、その後、前記吸着箱
    が吸着位置へ帰ってくるタイミングに合わせて前記すく
    い棒を上昇させるよう、各移動手段を制御する手段を備
    えた請求項6または7記載の異形物吸着移送装置。
  9. 【請求項9】 前記ホッパー上の吸着位置で前記吸着箱
    が吸着ノズルに異形物を吸着した後、前記突き棒を退避
    位置まで一旦下降させ、次いで、前記吸着箱が移動を開
    始する前に前記すくい棒を中間位置まで下降させて、一
    旦停止させ、その位置で前記突き棒を再度上昇させて前
    記すくい棒の受皿部に残った異形物を強制排除するよ
    う、各移動手段を制御する手段を備えた請求項1,2,
    3,4,5,6,7または8記載の異形物吸着移送装
    置。
JP14119295A 1995-05-15 1995-05-15 異形物吸着移送装置 Expired - Fee Related JP3487970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14119295A JP3487970B2 (ja) 1995-05-15 1995-05-15 異形物吸着移送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14119295A JP3487970B2 (ja) 1995-05-15 1995-05-15 異形物吸着移送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08310655A JPH08310655A (ja) 1996-11-26
JP3487970B2 true JP3487970B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=15286306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14119295A Expired - Fee Related JP3487970B2 (ja) 1995-05-15 1995-05-15 異形物吸着移送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3487970B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI682889B (zh) * 2019-04-16 2020-01-21 楊大衛 自動化搬運設備及方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106315222B (zh) * 2016-11-24 2018-11-16 中山市德马汽车零部件有限公司 嵌件移送流水线
CN108996214B (zh) * 2018-06-29 2023-08-29 苏州富强科技有限公司 一种分离结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI682889B (zh) * 2019-04-16 2020-01-21 楊大衛 自動化搬運設備及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08310655A (ja) 1996-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110979840B (zh) 移液吸头自动装滤芯装盒机
CN109909169A (zh) 一种采血管自动连续装填系统
JP3487970B2 (ja) 異形物吸着移送装置
CN217102072U (zh) 一种用于磁瓦生产线上的摆盘机构
US20160083201A1 (en) Method and device for fitting injection-molded parts
CN113998200B (zh) 一种火锅底料脱模装置及其使用方法
CN215796567U (zh) 一种钵体自动输送线及一种循环自动装卸钵装置
CN210047692U (zh) 供料装置
CN211076575U (zh) 移液吸头自动装滤芯装盒机
CN213409471U (zh) 纽扣电池检测装置
CN212916733U (zh) 自动清扫倒料设备的倒料装置
CN114684403B (zh) 一种自动植入机构
JPH0632897Y2 (ja) 板状菓子の反転移送装置
JP3905510B2 (ja) タコ焼き製造装置におけるタコ切身の自動投入装置
CN114701838B (zh) 一种自动植入机
JP4388672B2 (ja) ロータリー式開袋装置
JPH11314748A (ja) ランナー分離装置付きコンテナストック型製品移送装置
CN110171142A (zh) 一种塑料桶盖与油嘴自动焊接设备
CN220182039U (zh) 供料装置
CN220054311U (zh) 一种自动成品摆盘机
JPH02142435A (ja) 製品の脱型排出方法およびそれに使用する装置
CN219525422U (zh) 棒棒糖成型设备及棒棒糖生产线
CN212858416U (zh) 自动阵列机
JPH02152601A (ja) 錠剤移送装置
JPH08301249A (ja) 袋内の粉体取り出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees