JP3487869B2 - ロールベーラ - Google Patents

ロールベーラ

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JP3487869B2
JP3487869B2 JP28088592A JP28088592A JP3487869B2 JP 3487869 B2 JP3487869 B2 JP 3487869B2 JP 28088592 A JP28088592 A JP 28088592A JP 28088592 A JP28088592 A JP 28088592A JP 3487869 B2 JP3487869 B2 JP 3487869B2
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bale
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充生 松本
一司 深田
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株式会社タカキタ
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01FPROCESSING OF HARVESTED PRODUCE; HAY OR STRAW PRESSES; DEVICES FOR STORING AGRICULTURAL OR HORTICULTURAL PRODUCE
    • A01F15/00Baling presses for straw, hay or the like
    • A01F15/08Details
    • A01F15/0875Discharge devices
    • A01F15/0883Discharge devices for round balers

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牧草・藁稈等を機体の
前端側に設けたピックアップ装置により拾い上げて、機
体に装架してあるベール成形室に送り込み、ロールに成
形梱包して機体外に放出するロールベーラについての改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロールベーラは、トラクタTに牽
引・連結する被牽引型のロールベーラAについて説明す
れば、図1の如く、トラクタTの機体の後方に連結し
て、トラクタTの牽引により走行する車体aの後面側
に、開閉支点ピン21中心に後方上方に開放回動する車
体後部bを接続して設け、この車体aの内腔に形成する
前部ベール成形室cと車体後部bの内腔に形成する後部
べール成形室dとで、ベール成形室を構成し、ここに、
車体aの前面側の下部に設けたピックアップドラム3に
より、圃場面に刈倒されている牧草・藁稈等を収集し
て、その収集物を帯状に連続させて順次送り込み、これ
を、ベール成形室内に装設してあるタイトチェン30お
よびこれに設けたタイトバーにより、順次ロール状に巻
き込み、その収集物が所定の径のロールベールに成形さ
れたところで、走行を停止して、トワイン40を繰り出
して結束・梱包し、ノッター装置により結節し、次いで
車体後部bを開放回動させて外部に放出するように構成
してある。
【0003】そして、このロールベーラAにより牧草類
をロールベールに成形する作業は、次の一連の作業サイ
クルをもって行なう。 走行しながら収集物をピック
アップドラムにより拾い上げ、ベール成形室内にて円柱
状のベールに成形する行程(図1)。 規定寸法に成
形されたことの確認もしくは、その感知後、走行を停止
し、停止状態のまま成形したロールベールをトワイン
(ひも)もしくはネットによる結束・梱包する行程(図
2)。 停止状態のまま、トワインもしくはネットが
規定量、結束・梱包に使用された後、ナイフによって切
断されたことを確認もしくは感知することにより、結束
・梱包を完了する行程(図3)。 停止状態のまま、
結束・梱包完了の確認後、後部ベール成形室の開閉レバ
ーを操作し、車体後部bを上方へ開放回動させることに
より成形し、梱包し終えたロールベールを下方へ落下放
出する行程(図4)。 停止状態のまま落下したロー
ルベールがロールべーラAの後方下部に位置するベール
キッカー6により、ロールべーラA後方へ蹴り出される
のを確認した後、後部ベール成形室dの開閉レバーを操
作し、後部ベール成形室dを閉じる行程(図5)。
【0004】この一連の作業は、トラクタを動力走行源
としない、自走式のロールベーラAにおいても、図6乃
至図10に示す如く同様に行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のロールベーラにおける成形し梱包・結束し終
えたロールベーラを機外へ放出する作業は、トラクタに
乗車した作業者、あるいは自走式ロールベーラの座席に
座乗する作業者が、走行停止状態において、収集物の梱
包・結束が完了したことを目視もしくは機械的・電気的
感知機構により確認した後、作業者に対し後方もしくは
側方あるいは前方に位置する後部ベール成形室の開閉レ
バー、もしくは電気的なリモートコントロールによる開
閉スイッチを操作して、後部ベール成形室を上方へ開放
回動させて、ロールベールを機体外へ落下放出させ、さ
らにそのロールベールの機体外への落下放出が完了され
たことを目視もしくは機械的・電気的感知機構により確
認した後、後部ベール成形室の開閉レバーもしくは電気
的なリモートコントロールによる開閉スイッチを操作
し、後部ベール成形室を閉じるという一連の確認及び操
作が必要となっていたため、作業者にとってはロールベ
ールの成形・梱包・結束・放出という一連の作業サイク
ルが、複雑で頻繁な確認と操作を伴うものとなり、特に
トラクタを利用する場合は、後方のロールベーラ部へ身
体を向けての確認と操作を、頻繁に繰り返すこととな
り、作業者にとっては作業疲労を蓄積するという問題点
があった。
【0006】本発明は、従来手段に生じているこのよう
な問題を解決するためになされたものであって、ベール
成形室内におけるロールベールの梱包・結束の行程が完
了したときに、自動的に後部ベール成形室を開放回動さ
せて梱包し終えたロールベールの落下放出を行なわせ、
そのロールベールの落下放出が終了することで、自動的
に後部ベール成形室の閉塞回動が行なわれるようにする
新たな手段を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、後部ベー
ル成形室を開閉する油圧シリンダの油圧回路に、その油
圧シリンダの作動を切換制御する油圧開閉バルブを設
け、トワインによる梱包・結束作動の完了時に、このト
ワインを切断する切断用ナイフに発生する反力またはト
ワイン自体の切断時の張力変化を感知作動する感知部材
によりこの油圧開閉バルブを制御せしめて、油圧シリン
ダを伸長させて後部ベール成形室を開放作動させ結束・
梱包したロールベールを自動的に機外に放出落下させ、
これにより落下するロールベールとベールキッカーとの
接触圧力もしくはベール成形室内のロールベールから受
ける圧力の変化によって感知作動する感知部材により前
記油圧開閉バルブを切換作動させて油圧シリンダを縮
め、自動的に後部ベール成形室を閉塞させるよう構成し
たロールベーラを提起するものである。
【0008】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。図11
は、トラクタに連結牽引せしめる被牽引型の形態に構成
したロールベーラAの全体の左側面図で、牽引するトラ
クタは省略してある。同図において、aは前部ベール成
形室を兼ねた車体、bは後部ベール成形室を兼ねた車体
後部を示す。
【0009】また、同図において、1は車体aの前方上
部に装架したトラクタへの装着用のトップリンクピンス
テー、2は車体aの前方下部に装架したロワリンクピン
ステー、3は車体aの前部の下面側に装設したピックア
ップドラム、4はそのピックアップドラム3の上方に配
設したプレスバー装置、5は車体aの下部両側面に設け
た走行用の車輪、6は車体aの底部に装架したベールキ
ッカー、7はベール成形室内に張設されるタイトチェン
を駆動すべく車体aの左側面に設けられたタイトチェン
の駆動チェン、8はその出力スプロケット、9はその出
力スプロケット8を回転させる入力横軸である。また、
10はタイトバー駆動スプロケット、11はタイトチェ
ンの駆動軸、12はピックアップドラム3の駆動チェ
ン、13はピックアップドラム3の駆動スプロケット、
14はピックアップドラム3の駆動軸、15は動力伝達
用の中間チェン、16はその中間チェン15の駆動側ス
プロケット、17は従動側の二段スプロケット、18は
二段スプロケット17を保持するための中間軸である。
また、19は車体aの上方に配位するタイトチェンのテ
ンション軸、20は車体aの両側面に設けられ、一方の
端部をテンション軸19の端面に固定し、他端部を車体
aの側面に固定したガススプリングである。
【0010】後部ベール成形室を兼ねた車体後部bは、
車体aの後面側と該車体後部bとの接合面の上方部の左
右両側部位に配位して車体aに装設した開閉支点ピン2
1に、その開閉支点ピン21中心に車体aに対し後方上
方に開放回動可能に軸支されている。そして、該車体後
部bは、車体aに対し接合した状態が、車体aに支点ピ
ン23中心に回動自在に設けたロック金具22の係合部
と該後部車体bに設けたロックピン25との係合により
保持されるようにしてある。前記ロック金具22は、ロ
ック用スプリング24により、前記係合部がロックピン
25と係合する側に回動するよう付勢してある。
【0011】26は車体後部bを開放回動させる油圧シ
リンダで、下端部は連結ピン27により前記ロック金具
22に連結し上端部が連結ピン28により車体後部bに
連結していて、油圧ホース29により導かれる油圧によ
り伸縮作動し、その伸長作動で、車体後部bを、図11
において鎖線に示している如く開閉支点ピン21中心に
後方上方に向け開放回動させる。
【0012】次に図12は、同上ロールベーラAの左側
方視の縦断面図で、同図において、cは車体a内に配設
した前部ベール成形室、dは車体後部b内に配設した後
部ベール成形室、30は前記前部ベール成形室cと後部
ベール成形室dとで形成される空間部の外周部位に配設
したタイトチェンを示す。
【0013】前記タイトチェン30は、車体aを組立て
ている左右の前側板31・31の各内面側および車体後
部bを組立てている左右の後側板32・32の各内面側
となる部位に、左右に一対に対向するように設けてあ
る。そして、これら一対のタイトチェン30・30間
に、多数のタイトバー33…が、タイトチェン30・3
0の回動方向に所定の間隔をおいて渡架装着してある。
【0014】34は、前記一対のタイトチェン30・3
0の駆動用スプロケットで、前述の車体aの左右の前側
板31・31の各内側位置に、左右に一対に対向するよ
う軸支してある。35は前記タイトチェン30・30の
アイドラ滑車で、前記左右の前側板31・31の各内側
位置に設けたテンション軸19に軸支してある。36・
36は車体後部b側に設けたアイドラ滑車で、車体後部
bの左右の後側板32・32の各内側における上部およ
び下部に、左右に一対に対向するように配位して回転自
在に軸架してある。37は車体後部bの下端側の前部に
設けたアイドラスプロケット軸で、アイドラスプロケッ
ト38を、前記左右の後側板32・32の各内側位置に
回転自在に軸支している。
【0015】39は、車体aの前方上部に装設したトワ
インボックスで、円筒状に巻かれたトワイン40(結束
用紐)を収納している。eはこのトワイン40のノッタ
ー装置、fはそのノッター装置eのスタータ装置で、車
体aの前部に配設せる入力横軸ケース41の上面に設置
してある。
【0016】42はトラクタのPTO軸から出力される
回転動力を入力する入力軸で、入力横軸ケース41内に
おいて、ベベルギヤ43・44を介し出力横軸9に伝導
している。45は油圧パワーパッケージユニットで、前
記入力横軸ケース41の上方に配設してある。46は、
ベール放出感知部材で、ベールキッカー6の回動支点パ
イプ98に側枝状に接続するステー状に形成してあっ
て、ベールキッカー6と一体の構成としてある。
【0017】次に図13は、上記ロールベーラAの右側
面図で、同図において、47は油圧パワーパッケージユ
ニット45の駆動チェンで、車体aの右側面の前部に配
設してある。48は油圧パワーパッケージユニット45
のスプロケット、49は油圧パーワーパッケージユニッ
ト45の駆動側スプロケットである。
【0018】50は走行停止ブザースイッチであり、そ
の上方には梱包圧感知装置gが装設してある。51は電
気制御用のワイヤーハーネスおよびそのコネクターであ
る。52はベール放出感知スイッチで、車体aの右側面
の車輪5の上方に装設してある。53はスプリングで、
ベールキッカー6にベール放出感知部材46を介して、
ベールキッカー回動支点パイプ98を中心に常時上向き
の回動力を与えている。hはリセットリンク装置で、車
体aの車体後部bの開閉部に装設されている。54はリ
セットワイヤーであり、スプリング55を介して前記リ
セットリンク装置hに接続している。
【0019】次に図14は、同上ロールベーラAのノッ
ター装置e部分およびトワイン40のスタータ装置f部
分の一部破断した正面図で、同図において、56はトワ
インガイドステーであり、前側板31の上方部に配設し
てある。また、これの下方には、トワインテンショナー
装置iが配設してある。
【0020】トワイン40のノッター装置eについて説
明すると、トワイン40の巻束から繰出されたトワイン
40は、トワインテンショナー装置iを介して二段プー
リー57の外周に1〜2回まかれている。58は二段プ
ーリー57の駆動軸、59は二段プーリー57の駆動ギ
ヤであり、二段プーリー57とは駆動軸58により一体
化結合されており駆動回転を同じくしている。60はギ
ヤであり、前記駆動ギヤ59と噛み合って回転する構成
となっている。61はギヤ60の駆動軸である。62は
トワイン案内金具であり、トワイン案内金具裏板63に
接合され一体構成をなしている。64はトワイン40の
ノッター装置eのケースで、トワイン案内金具62が左
右方向へスライド移動する際のガイドレールの役割を兼
ねている。65は結束機駆動チェンであり、66はその
駆動チェン65用のスプロケット左である。67はスプ
ロケット軸であり、スプロケット左66と接合してい
る。68はスプロケット右であり、駆動軸61に接合し
ており、スプロケット右68とスプロケット左66は結
束機駆動チェン65を介して連結されており、回転を同
じくする構成である。また、トワイン40が、図14に
おける矢印の方向に引っ張られると二段プーリー57が
トワイン40との摩擦力により矢印の方向へ回転するこ
とにより、トワイン案内金具62が(ア) の位置より左端
(イ) の位置へスライドし、さらに右端(ウ) の位置を経由
して(ア) の位置まで連続的にスライド往復動ができる構
造を構成している。
【0021】また69は、トワイン案内金具62の下方
に配位したトワインスタータローラであり、70はトワ
インスタータモータである。トワインスタータローラ6
9とトワインスタータモータ70は、トワインスタータ
モータ70の回転軸により連結され回転を同じくする構
成となっている。71はトワインテンションローラであ
り、このテンションローラ71とトワインスタータロー
ラ69は常時接触する状態で配位されている。トワイン
40はトワインガイドリンク72を介してトワインスタ
ータローラ69とトワインテンションローラ71の接触
部に通され、トワインスタータローラ69の回転に伴い
手前から後方へ送られる構成である。
【0022】次に図15は同上ロールベーラAのノッタ
ー装置e部分及びトワインのスタータ装置f部分の後方
視図である。同図において図面中央部に3個配位されて
いるスライドガイドピン73…は、トワイン案内金具裏
板63を左右方向へスライドさせるためのもので、結束
機駆動チェン65に取付けられている。結束機駆動チェ
ン65の運動に伴い、このスライドガイドピン73がト
ワイン案内金具裏板63の内側の四角形切り欠き穴を押
すことにより、トワイン案内金具62が(ア) の位置より
(イ) の位置へさらに(ウ) の位置を経由して(ア) の位置へ
戻るという連続往復運動が可能な構成となっている。7
4はトワイン切断用ナイフであり、固定ピン75及びガ
イド金具76によりトワインボックス39の裏側に配位
装設されている。77はナイフ圧感知部材であり、固定
ピン75及びガイド金具76によりトワイン切断用ナイ
フ74と同じくトワインボックス39の裏側に配位装設
されている。トワイン切断用ナイフ74は、固定ピン7
5を回転中心として図15にて矢印の方向即ち左右方向
へは回動が自由であるが、図示の状態即ちほぼ垂直な状
態からは右方向への回動ができない構造となっている。
78はナイフ圧感知スイッチであり、トワインボックス
39の裏側に固定されている。ナイフ圧感知部材77
が、固定ピン75を回転中心として、その上方部が図中
矢印のように左方向へ回動するとナイフ圧感知スイッチ
78の作動部を押し、さらに図中のほぼ垂直状態にある
トワイン切断用ナイフ74の位置にオーバーラップする
状態で回動が完全に停止するように配設されている。ま
た、ナイフ圧感知部材77はトワイン切断用ナイフ74
と同じく固定ピン75を回転中心としてその固定ピン7
5の下方部位に相当する部分を左方向へは回動が自由な
構造である。79はトワインスタータローラ69及びト
ワインテンションローラ71の後方に配位したトワイン
ガイドのベース板であり、80はそれに装設されたトワ
インガイドである。トワイン40の端部は、トワインガ
イド80の穴へ通され、ピックアップドラム3の上方部
へたれ下がっている。
【0023】次に図16は同上ロールべーラAのノッタ
ー装置e部分及びトワイン40のスタータ装置f部分の
左側方断面視図である。この図16は、トワインボック
ス39に収納されたトワイン40の端部がトワインガイ
ドステー56とトワインテンショナー装置iを介して二
段プーリー57の外周に1〜2回巻かれた後、トワイン
ガイドリング72を通り、トワインスタータローラ69
の外周部を約半周巻かれた後、トワインテンションロー
ラ71と接触部を通りトワインガイド80の穴部を通過
し、成形完了して図中の矢印の方向に回転中のロールベ
ールjに巻き付いている状態を示している。
【0024】次に図17は、梱包圧感知装置gの詳細構
成を示す図である。図中上方部にある長穴81はタイト
チェン30にテンションを与えるアイドラ滑車35を軸
支するテンション軸19が左右にスライドすることを可
能ならしめるためのスライド長穴であり、左右の前側板
31の上方部に配設してある。82はタイトチェン30
のテンション軸19の端部に接合された感知金具であ
り、83はそれに連結された感知スプリングである。さ
らに84は感知スプリング83に連結された感知ワイヤ
ーである。感知ワイヤー84のもう一方の端部が接合さ
れているのが梱包圧感知スイッチ85及びそのハーネス
である。86は梱包圧感知スイッチ85の固定用ブラケ
ットであり、梱包圧感知スイッチ85はこの固定用ブラ
ケット86を介し右側の前側板31の上方部に配位固定
されている。図中中央部のkは成形中のロールベールを
示している。成形中のロールベールkが成形完了時期に
なると、その直径が拡大してくるために、タイトチェン
30の走行ラインは図中の(エ) 位置から(オ) 位置へ変化
する。この時タイトチェン30自体の周長は変化しない
ため、ガススプリング20が圧縮され、タイトチェン3
0のテンション軸19はスライド長穴81に沿い(カ) 位
置から(キ) 位置へ変位する。この変位に伴い感知金具8
2も位置を変位させるため梱包圧感知スイッチ85の感
知部が感知スプリング83および感知ワイヤー84を介
して引かれるため、電気的にロールベールkの成形完了
時期が感知できる構成となっている。
【0025】次に図18はリセットリンク装置hに関す
る詳細構成図である。図において、87はリセットリン
クであり、その中央部の長穴部が支点ピン88により右
側の前側板31の後方中央部に回動、スライドが自由な
状態で固定されている。その上方にあるスプリング89
は、上方の一端が前記前側板31に固定されたリベット
ピンに接合され、下端がリセットリンク87に接合固定
されたリベットピンに接合されており、常時リセットリ
ンク87を上方向へその張力により引いている。90は
リセット棒であり、右側の後側板32の上方部に固定さ
れており、このリセット棒90の先端下部がリセットリ
ンク87上端の円周部に接する構成となっている。リセ
ットリンク87の下端部はスプリング55の一端と連結
されており、スプリング55の他端はリセットワイヤー
54の一端に連結されている。リセットワイヤー54の
他端は、ワイヤーガイド91の穴部を介し、前記前側板
31の内側へ通されている。
【0026】次に図19はリセットリンク装置hと連動
するA・B接点リミットスイッチ装置Lの詳細図であ
る。このA・B接点リミットスイッチ装置Lの装設位置
は、前記右側の前側板31の内側であり、かつ走行停止
ブザースイッチ50の前方である。また、トワイン案内
金具62が図15において(イ) 位置へスライド移動した
場合の前方でもある。A・B接点リミットスイッチ装置
Lは、入力横軸ケース41の上面上に配位固定されてい
る。図中92はA・B接点リミットスイッチ装置Lのボ
ディおよびそのハーネスを示している。93はA・B接
点リミットスイッチ装置Lの感知ボタンを示している。
A・B接点リミットスイッチ装置Lは固定ブラケット9
4を介し入力横軸ケース41の上面上に固定されてい
る。95は支点ピンであり、固定ブラケット94に接合
している。96はリセットプレートであり、支点ピン9
5を回転中心として図中(ク) 位置から(ケ) 位置までの周
回動が自由な構造となっている。97はスプリングであ
り、一端を固定ブラケット94上面に接合されたピン部
に連結し、他端をリセットプレート96上面に接合され
たピン部に連結し、常時張力を発生している状態を保っ
ている。また、リセットワイヤー54の一端がワイヤー
ガイド91を介しこのリセットプレート96の折り返さ
れた端部に接合固定されている。トワイン案内金具62
は図14・図15において(ア) 方向より(イ) 位置へスラ
イド移動の途中、リセットプレート96に接触し、この
リセットプレート96を(ク) 位置から(ケ) 位置へ回動さ
せる。この時、スプリング97の張力によりリセットプ
レート96は(ケ) 位置にて停止状態のままとなる。この
時リセットプレート96の折り返し部分が感知ボタン9
3より離れるため、感知ボタン93はその内蔵スプリン
グの伸力によりA状態位置からB状態位置へ変化する。
その後トワイン案内金具62が(イ) 位置へスライド移動
すると、走行停止ブザースイッチ50がトワイン案内金
具62により押される構成となっている。
【0027】次に図20は、ベール放出感知スイッチ5
2及びベールキッカー6の作動に関する詳細構成図であ
る。通常の作業状態すなわち、成形梱包中のロールベー
ルkが、車体aにより形成される前部ベール成形室cと
車体後部bにより形成される後部ベール成形室dとが閉
じ合わされることで形成されるベール成形室内に位置し
ている時は、ベールキッカー6及びこのベールキッカー
6に接合固定されたベール放出感知部材46は、スプリ
ング53の張力の作用により(サ) の位置に保持されてい
る。この時ベール放出感知スイッチ52のスイッチボタ
ンは内蔵されたスプリングの伸力により常時突出してお
り、電流は通電中である。次にロールベールkの梱包・
結束が完了して、油圧シリンダ26の伸長により車体後
部bが開閉支点ピン21を回転中心とし図中矢印のよう
に上方へ回動し、ロールベールkを放出する状態となる
と、ロールベールkは後部ベール成形室dと共に(ス) 位
置から(セ) 位置へ移動する。さらにロールベールkは自
重により(セ) 位置よりベールキッカー6上の(ソ) 位置へ
落下するため、ベールキッカー6は回動支点パイプ98
を中心にロールベールkの自重により、図中矢印のよう
に下方へ回動し、(サ) 位置から(シ) 位置へ移動する。同
時にベール放出感知部材46も(サ) 位置から(シ) 位置へ
移動するため、べール放出感知スイッチ52のスイッチ
ボタンがベール放出感知部材46に押され通電中の電流
がいったん遮断されることになる。次にスプリング53
の張力及びベールキッカー6の傾斜角により放出された
ロールベールkは(ソ) 位置から(タ) 位置へ蹴り出され移
動する。このためベールキッカー6及びそれに接合され
たベール放出感知部材46は、スプリング53の張力に
より(シ) 位置より(サ) 位置へ戻ることとなり、ベール放
出感知スイッチ52は元の通電状態に復帰できる構成と
なっている。
【0028】次に図21は電気制御回路の構成を示して
いる。同図において99は12ボルトの直流電源であ
り、トラクタ側の搭載バッテリーである。100は油圧
パワーパッケージユニット45に付随する油圧開閉バル
ブと連動した電磁ソレノイドである。101は外部リレ
ーであり、ナイフ圧感知スイッチ78にトワイン切断時
に瞬時発生する微電流を保持通電させるものである。
【0029】この外部リレー101の下方に位置する7
0はトワインスタータモータであり、52はベール放出
感知スイッチ、50は走行停止ブザースイッチ、85は
梱包圧感知スイッチ、92はAB接点リミットスイッチ
である。これらについてはすでに説明のとおりロールべ
ーラの機体の各部に配位固定されている。
【0030】次に同図において右方の破線枠により構成
されるmは、コントロールボックスであり、前記各制御
部品とは、図中実線で示されている各リード線により接
続されており、これらのリード線は装設の都合上、各ワ
イヤーハーネスとして束ねられている。なお、このコン
トロールボックスmは作業者の操作の便利上、トラクタ
の機体側に装設されている。コントロールボックスmの
内部の構成としては、102はヒューズで103は電源
スイッチである。次にその下方の104は抵抗付き発光
ダイオードで構成された梱包完了ランプである。その下
方の105も同様に抵抗付き発光ダイオードで構成され
た停止ランプである。106は電流の逆流防止用の整流
器である。107は抵抗付き発光ダイオードで構成され
た電源ランプである。108は内部リレーであり、前記
外部リレー101が保持した電流をさらに長時間通電保
持するためのものである。109は手動開閉スイッチで
あり、作業者が任意に電磁ソレノイド100を作動させ
る時に使用する。110はブザーである。111は手動
トワインスタータスイッチであり、作業者が任意に手動
トワインスタータモータ70を作動させたい時に使用す
る。
【0031】次に図22は同上の4ロールベーラAの油
圧回路の構成を示す油圧回路図である。同図において、
45は油圧ポンプとオイルタンクが一体型になった油圧
パワーパッケージユニットである。100は油圧開閉バ
ルブと連動一体型の電磁ソレノイドである。112は可
変の絞り弁であり、油圧の流速を調整する。113は分
流器であり、油圧を左右の油圧シリンダ26へ分配して
いる。29は油圧シリンダ26と分流器113とを接続
する油圧ホースである。この油圧回路図中の実線は油圧
配管を示している。
【0032】次に図23は、同上ロールべーラAの動力
系統図である。入力軸42を介して入力されたトラクタ
の動力はベベルギヤ43・ベベルギヤ44を介して、入
力横軸9に伝達される。入力横軸9に伝達された動力
は、油圧パワーパッケージユニット45の駆動側スプロ
ケット49、駆動チェン47、油圧パワーパッケージユ
ニット45のスプロケット48を介して油圧パワーパッ
ケージユニット45を駆動させ、常時油圧を発生させて
いる。一方入力横軸9に伝達された動力は、出力スプロ
ケット8、タイトチェン30の駆動チェン7、タイトバ
ー駆動スプロケット10を介してタイトチェン30の駆
動軸11へ伝達される。タイトチェンの駆動軸11へ伝
達された動力は、タイトチェン駆動側スプロケット34
・34を介して、左右のタイトチェン30・30へ伝達
され、常時ロールベールを成形梱包するための動力とな
っている。なお、19はタイトチェン30のテンション
軸であり、35はアイドラ滑車、36もアイドラ滑車で
あり、38はアイドラスプロケットであり、37はその
アイドラスプロケット軸である。さらに、タイトチェン
30の駆動軸11へ伝達された動力は、駆動側スプロケ
ット16、中間チェン15、二段スプロケット17、ピ
ックアップドラム3の駆動チェン12、ピックアップド
ラム3の駆動スプロケット13を介して、ピックアップ
ドラム3の駆動軸14を常時回転させている動力となっ
ている。なお、18は二段スプロケット17の中間軸で
ある。以上によりこの動力系統は構成されている。
【0033】この機構システムの作用について作業手順
を追って説明する。作業開始に当り、図23の動力系統
図中の入力軸42にトラクタから動力を入れ、図23中
の各動力系がすべて規定の回転数で回転中とする。
【0034】図21の電気制御回路において、コントロ
ールボックスm中の電源スイッチ103を入れON状態
とする。この時より電源ランプ107は点燈状態とな
り、この回路内に電流が通電状態となる。
【0035】このとき、トワイン40は図14及び図1
5の状態にセット調整されている。
【0036】作業者はトラクタの走行をスタートさせ
る。
【0037】地表の収集物は図12における回転中のピ
ックアップドラム3及びタイトチェン30、タイトバー
33を介し、前部ベール成形室cと後部ベール成形室d
により形成されたベール成形室の空間へと順次運搬され
ていく(図1の状態)。
【0038】ベール成形室内の収集物は、次第に円柱状
に外形を整えていき、図17中の成形中のロールベール
kとなる。ロールベールkは、次第に直径が大きくな
り、これにより、タイトチェン30のチェンラインは
(エ) 位置から(オ) 位置へ変化する。この時、タイトチェ
ン30のテンション軸19が(カ) 位置より(キ) 位置へス
ライド移動し、梱包圧感知スイッチ85がON状態とな
り、成形中のロールベールkが現実の直径寸法及び梱包
圧に達したことを、このシステムが感知したことにな
る。
【0039】この時、図21の電気制御回路中の梱包圧
感知スイッチ85がON状態となり、トワインスタータ
モータ70に通電することで、このモータ70が回転を
開始する。
【0040】トワインスタータモータ70の回転に伴
い、トワイン40は図14に示しているようにトワイン
スタータローラ69とトワインテンションローラ71と
の接触部に発生する摩擦力により、ベール成形室に向っ
て繰り出される。このトワイン40の移動に伴い二段プ
ーリー57が回転しトワイン案内金具62も(ア) 位置よ
り(イ) 位置方向へ移動を始める。
【0041】トワイン40の繰り出しが進み、図16の
ようにトワイン40はロールベールkの外周に巻き付い
た状態となる。
【0042】トワイン案内金具62も図15において
(ア) 位置から(イ) 位置へスライド移動を続け、そのフッ
ク部の切り欠き穴が、ロールベールkに巻き付いたトワ
イン40を、トワインガイド80の後方にて引っかけ、
トワイン40を引っかけたまま(イ) 位置へスライド移動
するため、トワイン40はトワイン案内金具62の切り
欠き穴の外周と摩擦しながら、成形室へ向って進む状況
となる。
【0043】やがてトワイン案内金具62は、トワイン
40を引っかけたまま、図19のようにリセットプレー
ト96に接触し、同図においてリセットプレート96を
(ク)位置より(ケ) 位置へ回動させる。この時点でA・B
接点リミットスイッチ92が、A接点からB接点へ切り
換えられたことになる。
【0044】この時、図21の電気制御回路において
は、AB接点リミットスイッチ92の内部回路中のスイ
ッチ接点がA接点からB接点へ切り換えられたために、
トワインスタータモータ70への回路電流が遮断される
が、すでにトワイン40はベール成形室内のロールベー
ルに巻き付いており、図16における回転中のロールベ
ールjとトワインガイド80との間に適度な張力を発生
させながらロールベールjに巻き取られている状態とな
っている。従ってトワイン40・トワインスタータロー
ラ69及びトワインテンションローラ71の接触部の摩
擦力によりトワインスタータモータ70は回り続けてい
る。
【0045】トワイン40がロールベールに巻き取られ
ることによりトワイン案内金具62は、図19における
(イ) 位置へスライド移動をし、走行停止ブザースイッチ
50を押す。
【0046】この時、図21の電気制御回路中の走行停
止ブザースイッチ50の内部回路が閉じ、ブザー110
点が鳴り、また、停止ランプ105が点燈し、作業者に
停止時期であることを知らしめる。
【0047】作業者はいったんトラクタの走行を停止す
る。
【0048】この走行停止中にもトワイン40がロール
ベールに巻き取られるために、トワイン案内金具62
は、そのフック部にトワイン40をひっかけたまま、図
14における(イ) 位置から(ウ)位置方向へスライド移動
を続ける。
【0049】図14において、トワイン案内金具62が
(イ) 位置から(ウ) 位置方向へスライド移動することによ
り、走行停止ブザースイッチ50から離れた時、図21
の電気制御回路中のブザー110が鳴り止み、停止ラン
プ105も消燈される。
【0050】図15において、トワイン案内金具62が
(イ) 位置から(ウ) 位置へのスライド移動の途中、トワイ
ン案内金具62のフック部と梱包結束中のロールベール
jとの間で張力を保っているトワイン40は、トワイン
切断用ナイフ74とナイフ圧感知部材77に接触する
が、トワイン切断用ナイフ74とナイフ圧感知部材77
は、図15における矢印の方向に固定ピン75を回転中
心として回動自由なため、トワイン40はトワイン案内
金具62のフック部にひっかけられたまま(ウ) 位置へス
ライド移動する。さらに、トワイン案内金具62はフッ
ク部にトワイン40をひっかけたまま(ウ) 位置より(ア)
位置へ折り返し、スライド移動を続ける。
【0051】図15においてトワイン案内金具62が
(ウ) 位置より(ア) 位置への移動の途中、トワイン案内金
具62のフック部にひっかかっているトワイン40は、
ロールベールとの間において張力を保ちながらナイフ圧
感知部材77に接触し、固定ピン75を回転中心として
その固定ピン75上方部の矢印方向に回動させ始める。
【0052】図15において、トワイン案内金具62が
(ウ) 位置より(ア) 位置へのスライド移動が進むと、ナイ
フ圧感知部材77はトワイン40との接触圧により固定
ピン75を回転中心としてさらに回動し、その上方部
が、ナイフ圧感知スイッチ78を押す。この時点でトワ
イン案内金具62にひっかかっているトワイン40は、
トワイン切断用ナイフ74のナイフ刃面とも接触し、そ
の接触圧により切断され、トワイン案内金具62はもと
の(ア) 位置にて停止する。
【0053】この時、図21の電気制御回路において、
ナイフ圧感知スイッチ78の内部回路において、瞬間的
に通電状態となり、この瞬間電流を外部リレー101及
び内部リレー108が感知し、油圧開閉バルブ100と
連動した電磁ソレノイドの回路を通電状態に保持され、
電磁ソレノイドが作動する。
【0054】油圧開閉バルブ100と連動した電磁ソレ
ノイドが作動すると、図22の油圧回路図中の油圧開閉
バルブ100が(チ) 位置から(ツ) 位置へ切り変わり、油
圧パワーパッケージユニット45内で発生している油圧
が、 可変の絞り弁112、 分流器113、油圧ホース2
9を介して油圧シリンダ26を伸ばす作用をする。
【0055】この時、同時に図21の電気制御回路にお
いては、ブザー110及び梱包完了ランプ104にも通
電され、ブザー110の音と梱包完了ランプ104の点
燈によりロールベールの梱包結束が完了したことを作業
者に知らしめる。
【0056】以上までのこの機構システムの作用によ
り、図20における車体後部bがロールベールの梱包結
束の完了と同時に開閉支点ピン21を回転中心とし、上
方へ回動することになりこのロールベーラがロールベー
ルの放出状態となる。
【0057】次に図20において、梱包結束が完了した
ロールベールは、その自重により(セ) 位置から(ソ) 位置
へ放出落下し、ベールキッカー6を(サ) 位置から(シ) 位
置へ回動下降後、その後方(タ) 位置まで蹴り出される。
【0058】以上までの作用により、ロールベールの梱
包結束及びロールベーラの機体外への放出が、自動的に
なされたわけであるが、作業開始時の初期状態へは、こ
の時点では機構システム、各回路ともノッター装置eを
除いて復帰していない。
【0059】一方、図20におけるロールベールの放出
に当り、ベールキッカー6が(サ) 位置から(シ) 位置への
回動下降時、ベール放出感知部材46も(サ) 位置から
(シ) 位置へ回動し、ベール放出感知スイッチ52を押
す。
【0060】この時、図21の電気制御回路図のベール
放出感知スイッチ52の内部回路において、スイッチ接
点が開き通電していた電流が遮断される。
【0061】これにより外部リレー101及び内部リレ
ー108の通電保持作用も解除される。
【0062】また、油圧開閉バルブ100と連動した電
磁ソレノイドの電流が遮断されるため、図22の油圧回
路図中の油圧開閉バルブ100が(ツ) 位置から(チ) 位置
へ復帰する。従って、油圧シリンダ26中の油圧は、車
体後部bの自重により圧縮され、油圧シリンダ26を縮
め、油圧ホース29・分流器113、可変の絞り弁11
2を介し油圧パワーパッケージ45内へ戻るため、車体
後部bは作業開始時の閉状態となり、油圧回路も作業初
期状態へ復帰する。
【0063】また、このベール放出感知スイッチ52の
電流が遮断された時、作業者に梱包結束の完了を知らし
めていたブザー110及び梱包完了ランプ104の通電
も遮断されるため、作業者はロールベールの放出が完了
したことを知ることができる。
【0064】次に図20において、ロールベールが(タ)
位置まで蹴り出された時、ベールキッカー6はスプリン
グ53の張力により(シ) 位置から(サ) 位置へ復帰し、同
様にベール放出感知部材46も(シ) 位置から(サ) 位置へ
復帰するため、ベール放出感知スイッチ52の内部回路
も閉じ初期の通電状態となる。
【0065】最後に図18のリセットリンク装置hの作
用について説明する。作業開始時、リセットリンク装置
hを構成する各部品の位置関係は図24に示す状態にあ
る。
【0066】その後、トワインスタータモータ70が作
動し、トワイン案内金具62がスライド移動を始め、図
19のようにリセットプレート96を(ク) 位置から(ケ)
位置まで接触回動せしめた時、リセットワイヤー54を
図25における矢印方向へ引く作用をする。
【0067】これにより、リセットリンク87は支点ピ
ン88を回転中心としその上端面をリセット棒90の下
方面と接触させながら図25の矢印の方向に回動した状
態で停止する。
【0068】次に図26に示すように、ロールベールの
梱包結束が完了し、電磁ソレノイドが作動し、油圧シリ
ンダ26が伸びることによる車体後部bが開状態となる
と、リセットリンク87は、その上端面を押えていたリ
セット棒90が、車体後部bとともに開閉支点ピン21
を回転中心として後部上方へ回動するために、スプリン
グ89の張力により、その中央支点ピン88部の長穴分
だけ上方へスライド移動する。
【0069】図27においては、ロールベールの放出が
完了し、車体後部bがその自重により油圧シリンダ26
を縮めながら作業開始時の閉位置へ戻るため、開閉支点
ピン21を回転中心として回動し、全閉位置の寸前とな
った時、リセット棒90の先端がリセットリンク87の
上端側面と接触し、リセットリンク87を支点ピン88
を回転中心として図27において矢印の方向へ回動させ
始める。
【0070】このリセットリンク87の回動によりリセ
ットワイヤー54は、スプリング55を介して図27に
おいて矢印の方向に引かれる。
【0071】このリセットワイヤー54の引き作用によ
り図19におけるリセットプレート96は(ケ) 位置から
(ク) 位置へ復帰する。これによりA・B接点リミットス
イッチ92の感知ボタン93はB状態位置からA状態位
置へ復帰する。
【0072】この時、図21の電気制御回路において
は、A・B接点リミットスイッチ92の内部回路中のス
イッチ接点がB接点からA接点へ切り換えられ、この電
気制御回路は完全に作業開始時の初期状態へ復帰したこ
とになる。
【0073】車体後部bが完全な全閉状態となると、図
28においてリセットリンク87は、リセット棒90の
先端部よりはずれ、その上端面をリセット棒90の下方
面と接触させながら図の状態で停止し、作業初期の状態
へ復帰することになる。この時点で、このロールベーラ
におけるすべての機構システム及び各回路が作業開始時
の初期状態へ復帰したことになる。
【0074】作業者はトラクタの走行を再スタートさ
せ、次のロールベールの成形梱包結束作業を始める。
【0075】次に他の実施例を示す。図29はベール放
出感知スイッチ52を後部成形室の側板部へ装設した例
の概要図である。
【0076】図30はベール成形室が収集物で満たさ
れ、成形梱包あるいは結束中の状態であるが、ベール放
出感知スイッチ52は、後部ベール成形室d内のロール
ベールの側面の面圧により感知板114を介して感知部
が押されているため通電状態となっている。
【0077】図31は、梱包・結束されたロールベール
が放出落下した直後のベール放出感知スイッチ52の状
態を示している。この時スプリング115の伸力により
感知板114はベール放出感知スイッチ52の感知部よ
り離れるため、ベール放出感知スイッチ52の電流は遮
断される。この場合も図21の電気制御回路は変らな
い。
【0078】次に図32は複数本のローラ116…によ
りベール成形室を形成する方式のロールべーラの場合の
ベール放出感知スイッチ52を後部ベール成形室dの側
面部へ装設した例の概要図である。
【0079】図33はベール成形室が収集物で満たさ
れ、ロールベールの成形梱包あるいは結束中の状態であ
るが、ベール放出感知スイッチ52はローラ116が成
形中のロールベールの直径の拡大とともに後部ベール成
形室dの側板部の長穴117に沿ってロールベールの外
周方向にスライドするため、ローラ116の回転軸11
8に接合され、感知プレート119もスライドし、ベー
ル放出感知スイッチ52の感知部を押している状態を示
しており、この時ベール放出感知スイッチ52は通電状
態にある。
【0080】図34は、梱包・結束されたロールベール
が放出落下した直後のベール放出感知スイッチ52の状
態を示している。この時スプリング120の張力により
ローラ116、回転軸118及び感知プレート119は
長穴117にそって梱包開始前の位置まで引き戻され、
感知プレート119がベール放出感知スイッチ52の感
知部より離れるためベール放出感知スイッチ52の電流
は遮断される。この場合も図21の電気制御回路は変ら
ない。
【0081】次に図35はナイフ圧感知スイッチ78の
かわりに梱包結束中と梱包結束完了後のトワイン40に
発生する張力の変化を感知しロールベールを放出する例
である。
【0082】同図35は梱包結束が開始される前の各部
の状態を示している。トワイン40はトワインガイド8
0の穴を通り下方へたれ下がっているためトワインガイ
ド80に接合された感知板121も下方へスライドして
おり結束完了感知スイッチ120の感知部と感知板12
1との間には空間が発生しており、結束完了感知スイッ
チ120は通電状態となっているが、図38の電気制御
回路図中のA・B接点リミット92は、この時点ではま
だA状態であるため、電流は流れていない。
【0083】図36は、結束中の各部の状態を示してい
る。梱包・結束中のロールベールとトワインガイド80
の間においてトワイン40には張力が発生しており、そ
のトワイン40をトワイン案内金具62がそのフック部
へひっかけた状態で左右方向へスライド移動するため、
トワインガイド80及びそれに接合された感知板121
はトワイン40の張力からの反力により上方へスライド
した状態となり、結束完了感知スイッチ120は感知板
121に押され通電遮断状態にある。
【0084】但し図38の電気制御回路図中のA・B接
点リミットスイッチ92はこの時すでにB状態位置にあ
る。
【0085】図37はトワイン40がトワイン切断用ナ
イフ74により切断された結束完了直後の状態を示して
いる。
【0086】この時、トワイン40は切断と同時に張力
を失い、トワインガイド80及びそれに接合された感知
板121も自重により下方へスライドしており、結束完
了感知スイッチ120の感知部との間に空間が発生し通
電状態となる。従って、電磁ソレノイド100が作動
し、車体後部bを開放回動状態すなわち、ロールベール
の放出状態とならしめる。但し、図39に示すようにベ
ールキッカー6でベールの放出を感知するとともにA・
B接点リミットスイッチ92がB接点よりA接点に復帰
するようベール放出感知部材46にスプリング55及び
リセットワイヤー54が連結されている必要がある。
【0087】この場合図38の電気制御回路図は、図2
1に示す手段に比較し、外部リレー101及びベール放
出感知スイッチ52を省略することができる。
【0088】図40は、油圧回路図であるが、図22に
おける部品構成をよりシンプル化したものであり、油圧
シリンダ26を片側1本のみの使用とすることにより、
油圧ホース129も1本となり、分流器113も廃止さ
れているが、機構システム及び各回路の作用については
前述の各実施例と同じである。
【0089】次に図41はコントロールボックスm内に
自動手動切換スイッチ122を装設した場合の電気制御
回路図の例である。
【0090】自動手動切換スイッチ122を通電状態と
しておくとロールベールの成形梱包結束の完了とともに
後部ベール成形室dが自動開閉すること前述の各実施例
手段の作用と同じであるが、自動手動切換スイッチ12
2を通電遮断状態とした場合は後部ベール成形室dの自
動開閉作用が機能しないため作業者は手動開閉スイッチ
109を使用して作業者の判断により任意に後部ベール
成形室をリモートコントロールにより開閉することがで
きる。
【0091】この機能は傾斜地等のロールベールが放出
しずらい特殊な作業条件下においては有効性を発揮する
場合がある。
【0092】次に図42は、図21の電気制御回路図中
の梱包圧感知スイッチ85を開閉支点ピン21の下方の
車体aと車体後部bとの接合部へ装設した場合の例であ
る。
【0093】この場合ロールベールの成形梱包結束の作
業中において、車体aに対し車体後部bが開閉支点ピン
21を回転中心として微小範囲内において回動自由なこ
とが前提条件となる。
【0094】成形中のロールベールの外径が小さい間
は、車体aに装設された梱包圧感知スイッチ85の感知
部を車体後部bに装設された感知ボルト123が押して
いるため梱包圧感知スイッチ85の内部回路は通電遮断
状態にあり、図43の状態であるが、その後成形中のロ
ールベール除々にその外径を拡大してくると図44の状
態のように、感知ボルト123が梱包圧感知スイッチ8
5の感知部より離れ、梱包圧感知スイッチ85の内部回
路は通電状態となり、トワインスタータモータ70を作
動させることができるため、本発明の如くタイトバー、
タイトチエン方式のロールべーラに限らず、図32のよ
うなローラ方式のロールベーラやその他の方式のロール
ベーラにおいても本発明の機構システムや各制御回路を
利用することができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
後部ベール成形室を開閉する油圧シリンダの油圧回路
に、その油圧シリンダの作動を切換制御する油圧開閉バ
ルブを設け、トワインによる梱包・結束作動の完了時
に、このトワインを切断する切断用ナイフに発生する反
力またはトワイン自体の切断時の張力変化を感知作動す
る感知部材によりこの油圧開閉バルブを制御せしめて、
油圧シリンダを伸長させて後部ベール成形室を開放作動
させ結束・梱包したロールベールを自動的に機外に放出
落下させ、これにより落下するロールベールとベールキ
ッカーとの接触圧力もしくはベール成形室内のロールベ
ールから受ける圧力の変化によって感知作動する感知部
材により前記油圧開閉バルブを切換作動させて油圧シリ
ンダを縮め、自動的に後部ベール成形室を閉塞させるよ
うにして、ロールベーラが具備する機構を利用する機械
的な手段だけで、コンピューターなしに後部ベール成形
室の自動的な開閉が行なわれるようにしているのだか
ら、この制御手段に不調が生じたときの点検が作業者に
より楽に行なえ、作業者は、複雑で頻繁な確認と操作を
伴なう作業から解放されて、作業疲労の少ない、走行と
停止を繰返すだけで、ロールべーラにより牧草等をロー
ルベールに成形していく作業が行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のロールべーラの概要説明図である。
【図2】同上の成形したロールベールを梱包・結束して
いく行程の説明図である。
【図3】同上のロールベールの梱包・結束が終了した状
態の説明図である。
【図4】同上の後部ベール成形室を開放回動させた状態
の説明図である。
【図5】同上のロールベールを放出落下させた後に、後
部ベール成形室を閉塞回動させる状態の説明図である。
【図6】従前の別の形態のロールべーラの概要説明図で
ある。
【図7】同上のロールベールを梱包・結束している状態
の説明図である。
【図8】同上の梱包・結束が終了した状態の説明図であ
る。
【図9】同上の梱包・結束し終えたロールベールを放出
させる作動の説明図である。
【図10】同上のロールベールの放出作動後の後部ベー
ル成形室を閉塞回動させる作動の説明図である。
【図11】本発明を実施せるロールべーラの左側面図で
ある。
【図12】同上の縦断側面図である。
【図13】同上の右側面図である。
【図14】同上のノッター装置部分とトワインのスター
タ装置部分の一部破断した正面図である。
【図15】同上の同上部分の後面図である。
【図16】同上の同上部分の左側断面図である。
【図17】同上の梱包圧感知装置の説明図である。
【図18】同上のリセットリンク装置の説明図である。
【図19】同上のA・B接点リミット装置の部分の一部
破断した平面図である。
【図20】同上のベール放出感知スイッチおよびベール
キッカー部分の側面図である。
【図21】同上の電気制御回路図である。
【図22】同上の油圧回路図である。
【図23】同上の動力系統図である。
【図24】同上のリセット装置の作用の説明図である。
【図25】同上のリセット装置の作用の説明図である。
【図26】同上のリセット装置の作用の説明図である。
【図27】同上のリセット装置の作用の説明図である。
【図28】同上のリセット装置の作用の説明図である。
【図29】同上の別の実施例の全体の概要説明図であ
る。
【図30】同上実施例の要部の縦断面図である。
【図31】同上実施例の要部の縦断面図である。
【図32】同上のさらに別の実施例の全体の概要説明図
である。
【図33】同上実施例の要部の拡大図である。
【図34】同上実施例の要部の作用の説明図である。
【図35】同上のさらに異なる実施例の要部の一部破断
した後面図である。
【図36】同上実施例の要部の作動行程の説明図であ
る。
【図37】同上実施例の要部の作動行程の説明図であ
る。
【図38】同上実施例の電気回路図である。
【図39】同上実施例の側面図である。
【図40】同上実施例の油圧回路図である。
【図41】さらに別の実施例の電気制御回路図である。
【図42】さらに別の実施例の全体の概要側面図であ
る。
【図43】同上実施例の要部の拡大図である。
【図44】同上要部の作用の説明図である。
【符号の説明】
A…ロールベーラ、a…車体、b…車体後部、c…前部
ベール成形室、d…後部ベール成形室、e…ノッター装
置、f…スタータ装置、g…梱包圧感知装置、h…リセ
ットリンク装置、i…トワインテンショナー装置、j…
回転中のロールベール、k…ロールベール、L…A・B
接点リミットスイッチ装置、1…トップリンクステー、
2…ロワリンクピンステー、3…ピックアップドラム、
4…プレスバー装置、5…車輪、6…ベールキッカー、
7…タイトチェンの駆動チェン、8…出力スプロケツ
ト、9…入力横軸、10…タイトバー駆動スプロケッ
ト、11…タイトチェンの駆動軸、12…ピックアップ
ドラムの駆動チェン、13…ピックアップドラムの駆動
スプロケット、14…駆動軸、15…中間チェン、16
…駆動側スプロケット、17…二段スプロケット、18
…中間軸、19…テンション軸、20…ガススプリン
グ、21…開閉支点ピン、22…ロック金具、23…支
点ピン、24…ロック用スプリング、25…ロックピ
ン、26…油圧シリンダ、27…連結ピン、28…連結
ピン、29…油圧ホース、30…タイトチェン、31…
前側板、32…後側板、33…タイトバー、34…駆動
用スプロケット、35…アイドラ滑車、36…アイドラ
滑車、37…アイドラスプロケット軸、38…アイドラ
スプロケット、39…トワインボックス、40…トワイ
ン、41…入力横軸ケース、42…入力軸、43…入力
軸ベベルギヤ、44…ベベルギヤ、45…油圧パワーパ
ッケージユニット、46…ベール放出感知部材、47…
駆動チェン、48…スプロケット、49…駆動側スプロ
ケット、50…走行停止ブザースイッチ、51…ワイヤ
ーハーネスとコネクター、52…ベール放出感知スイッ
チ、53…スプリング、54…リセットワイヤー、55
…スプリング、56…トワインガイドステー、57…二
段プーリー、58…駆動軸、59…駆動ギヤ、60…ギ
ヤ、61…駆動軸、62…トワイン案内金具、63…ト
ワイン案内金具裏板、64…ノッター装置のケース、6
5…結束機駆動チェン、66…スプロケット左、67…
スプロケット軸、68…スプロケット右、69…トワイ
ンスタータローラ、70…トワインスタータモータ、7
1…トワインテンションローラ、72…トワインガイド
リンク、73…スライドガイドピン、74…トワイン切
断用ナイフ、75…固定ピン、76…ガイド金具、77
…ナイフ圧感知部材、78…ナイフ圧感知リミットスイ
ッチ、79…ベース板、80…トワインガイド、81…
長穴、82…感知金具、83…感知スプリング、84…
感知ワイヤー、85…梱包圧感知スイッチ、86…固定
用ブラケット、87…リセットリンク、88…支点ピ
ン、89…スプリング、90…リセット棒、91…ワイ
ヤーガイド、92…A・B接点リミットスイッチのボデ
ィおよびハーネス、93…感知ボタン、94…固定ブラ
ケット、95…支点ピン、96…リセットプレート、9
7…スプリング、98…回動支点パイプ、99…直流電
流、100…電磁ソレノイド、101…外部リレー、1
02…ヒューズ、103…電源スイッチ、104…停止
ランプ、105…停止ランプ、106…整流器、107
…電源ランプ、108…内部リレー、109…手動開閉
スイッチ、110…ブザー、111…手動トワインスタ
ータスイッチ、112…可変絞り弁、113…分流器、
114…感知板、115…スプリング、116…ロー
ラ、117…長穴、118…ローラの回転軸、119…
感知プレート、120…結束完了感知スイッチ、121
…感知板、122…自動手動切換スイッチ、123…感
知ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−152912(JP,A) 特開 昭62−151115(JP,A) 特開 昭57−170114(JP,A) 特開 昭60−156326(JP,A) 実開 平4−100350(JP,U) 実開 昭62−149935(JP,U) 実開 昭60−89844(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部ベール成形室を開閉する油圧シリン
    ダの油圧回路に、その油圧シリンダの作動を切換制御す
    る油圧開閉バルブを設け、トワインによる梱包・結束作
    動の完了時に、このトワインを切断する切断用ナイフに
    発生する反力またはトワイン自体の切断時の張力変化を
    感知作動する感知部材によりこの油圧開閉バルブを制御
    せしめて、油圧シリンダを伸長させて後部ベール成形室
    を開放作動させ結束・梱包したロールベールを自動的に
    機外に放出落下させ、これにより落下するロールベール
    とベールキッカーとの接触圧力もしくはベール成形室内
    のロールベールから受ける圧力の変化によって感知作動
    する感知部材により前記油圧開閉バルブを切換作動させ
    て油圧シリンダを縮め、自動的に後部ベール成形室を閉
    塞させるよう構成したロールベーラ。
  2. 【請求項2】 ノッター装置eに、トワイン40による
    梱包・結束作動の完了時にトワイン切断用ナイフ74に
    より切断されるトワイン40に接して回動するナイフ圧
    感知部材77と、それの感圧作動によりオンに作動する
    ナイフ圧感知スイッチ78とを設け、ベールキッカー6
    には、それがベールkを放出する作動により通電が遮断
    されるよう作動するベール放出感知スイッチ52を設
    け、後部ベール成形室dを開閉する油圧シリンダ26の
    油圧回路には、電磁ソレノイドの励磁により、油圧パケ
    ージユニット45からの油圧を油圧シリンダ26に送給
    して油圧シリンダ26を伸長させる状態位置を占め、励
    磁の解放により油圧を油圧シリンダ26から油圧パケー
    ジユニット45側に戻す状態位置に復帰するよう作動す
    る油圧開閉バルブ100を設け、それの電磁ソレノイド
    を、前記ナイフ圧感知スイッチ78のオン作動により励
    磁させ、それによる油圧シリンダ26の伸長により後部
    ベール成形室dの開放で放出されるベールkによって通
    電が遮断されるよう作動するベール放出感知スイッチ5
    2の作動により励磁を解放して復帰させるよう制御せし
    めることを特徴とするロールベーラ。
  3. 【請求項3】 ノッター装置eに、トワイン40による
    梱包・結束作動の完了時にトワイン切断用ナイフ74に
    より切断されるトワイン40に接して回動するナイフ圧
    感知部材77と、それの感圧作動によりオンに作動する
    ナイフ圧感知スイッチ78とを設け、後部ベール成形室
    d内には、ロールベールkの側面の面圧により通電状態
    に保持されロールベールkの放出により通電が遮断され
    るよう作動するベール放出感知スイッチ52を設け、後
    部ベール成形室dを開閉する油圧シリンダ26の油圧回
    路には、電磁ソレノイドの励磁により、油圧パケージユ
    ニット45からの油圧を油圧シリンダ26に送給して油
    圧シリンダ26を伸長させる状態位置を占め、励磁の解
    放により油圧を油圧シリンダ26から油圧パケージユニ
    ット45側に戻す状態位置に復帰するよう作動する油圧
    開閉バルブ100を設け、それの電磁ソレノイドを、前
    記ナイフ圧感知スイッチ78のオン作動により励磁さ
    せ、それによる油圧シリンダ26の伸長により後部ベー
    ル成形室dの開放でロールベールkが放出されることに
    よって作動するベール放出感知スイッチ52により励磁
    を解放して復帰させるよう制御せしめることを特徴とす
    るロールベーラ。
  4. 【請求項4】 ノッター装置eの、トワインスタータロ
    ーラ69およびトワインテンションローラ71を支架す
    るベース79に感知板121を昇降自在に設け、この感
    知板121に、前記トワインスタータローラ69及びト
    ワインテンションローラ71により繰出されるトワイン
    40をガイドするトワインガイド80を設けて、このト
    ワインガイド80を挿通してトワイン案内金具62に導
    かれるトワイン40の張力により感知板121が昇降作
    動するようにし、前記ベース79には前述感知板121
    の昇降作動によりオン・オフ作動する結束完了感知スイ
    ッチ120を装設し、ベールキッカー6には、それがベ
    ールkを放出する作動により通電が遮断されるよう作動
    するベール放出感知スイッチ52を設け、後部ベール成
    形室dを開閉する油圧シリンダ26の油圧回路には、電
    磁ソレノイドの励磁により、油圧パケージユニット45
    からの油圧を油圧シリンダ26に送給して油圧シリンダ
    26を伸長させる状態位置を占め、励磁の解放により油
    圧を油圧シリンダ26から油圧パケージユニット45側
    に戻す状態位置に復帰するよう作動する油圧開閉バルブ
    100を設け、それの電磁ソレノイドを、前記ナイフ圧
    感知スイッチ78のオン作動により励磁させ、それによ
    る油圧シリンダ26の伸長により後部ベール成形室dの
    開放で放出されるベールkによって通電が遮断されるよ
    う作動するベール放出感知スイッチ52により励磁を解
    放して復帰させるよう制御せしめてなるロールベーラ。
  5. 【請求項5】 ノッター装置eの、トワインスタータロ
    ーラ69およびトワインテンションローラ71を支架す
    るベース79に感知板121を昇降自在に設け、この感
    知板121に、前記トワインスタータローラ69及びト
    ワインテンションローラ71により繰出されるトワイン
    40をガイドするトワインガイド80を設けて、このト
    ワインガイド80を挿通してトワイン案内金具62に導
    かれるトワイン40の張力により感知板121が昇降作
    動するようにし、前記ベース79には前述感知板121
    の昇降作動によりオン・オフ作動する結束完了感知スイ
    ッチ120を装設し、後部ベール成形室d内には、ロー
    ルベールkの側面の面圧により通電状態に保持されロー
    ルベールkの放出により通電が遮断されるよう作動する
    ベール放出感知スイッチ52を設け、後部ベール成形室
    dを開閉する油圧シリンダ26の油圧回路には、電磁ソ
    レノイドの励磁により、油圧パケージユニット45から
    の油圧を油圧シリンダ26に送給して油圧シリンダ26
    を伸長させる状態位置を占め、励磁の解放により油圧を
    油圧シリンダ26から油圧パケージユニット45側に戻
    す状態位置に復帰するよう作動する油圧開閉バルブ10
    0を設け、それの電磁ソレノイドを、前記結束完了感知
    スイッチ120のオン作動により励磁させ、それによる
    油圧シリンダ26の伸長により後部ベール成形室dの開
    放で放出されるベールkによって通電が遮断されるよう
    作動するベール放出感知スイッチ52により励磁を解放
    して復帰させるよう制御せしめてなるロールベーラ。
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