JP3487660B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3487660B2
JP3487660B2 JP32303094A JP32303094A JP3487660B2 JP 3487660 B2 JP3487660 B2 JP 3487660B2 JP 32303094 A JP32303094 A JP 32303094A JP 32303094 A JP32303094 A JP 32303094A JP 3487660 B2 JP3487660 B2 JP 3487660B2
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泰生 池上
武 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パソコン、ワークステ
ーション等の表示データを液晶パネルに表示させるのに
好適な液晶表示コントローラ、および、液晶表示装置
関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン、ワークステーション等では、
液晶表示装置が広く使用されている。
【0003】以下、液晶表示装置の構成及び動作を、図
17,18,19を用いて説明する。 ここでの説明
は、水平解像度が、R,G,Bの各画素につき640画
素(合計1920(=640×3)画素)、垂直解像度
が480ラインの液晶パネルを、株式会社日立製作所製
の表示コントローラ(商品名”カラム回路HD6631
0”)によって駆動する場合を例にとって行う。なお、
該説明の内容については、株式会社日立製作所半導体事
業部発行の日立LCDドライバLSIデータブックp6
61、662に記載されているものである。
【0004】図17に示すとおり、ドライバ制御手段2
110には、表示データ2401と、これに同期した同
期信号2402とが、パソコンやワークステーション等
から入力されている。なお、同期信号2402には、ド
ットクロック、水平同期信号、垂直同期信号が含まれ
る。
【0005】ドライバ制御手段2110内のデータ変換
回路2120は、後述するカラム回路2100のインタ
フェイスに合わせるように表示データ2401を変換し
ている。そして、該変換後のデータを、ドライバ用表示
データ2103として出力している(図18参照)。
【0006】分周回路2121は、同期信号2402に
含まれているドットクロックを分周することで、表示デ
ータが有効な期間中、表示データ取り込みクロック21
11を生成し、これを出力している(図18参照)。
【0007】また、遅延回路2122は、同期信号24
02に含まれている水平同期信号を遅延させ、表示デー
タラッチクロック2104と、イネーブル信号2105
と、を生成し、出力している(図18参照)。
【0008】これらの信号のうち、ドライバ用表示デー
タ2103、表示データ取り込みクロック2111は、
カラム回路2100へ出力されている。一方、イネーブ
ル信号2105は走査駆動回路2131へ出力してい
る。表示データラッチクロッック2104は、カラム回
路2100と、走査駆動回路2131との両方に出力さ
れている。
【0009】カラム回路2100は、表示データ取り込
みクロック2111の立ち下がりにおいて、ドライバ用
表示データ2103を取り込むものである。ここで、カ
ラム回路2100として使用している株式会社日立製作
所製のカラム回路HD66310は、出力を160本有
するものであるため、該液晶表示装置では、HD663
10を12個(=1920/160)使用している。以
下、カラム回路2100−1〜2100−12を総称し
て、カラム回路群2130と呼ぶ。カラム回路2100
は、イネーブル信号入力EIO1がローレベルの時だ
け、ドライバ用表示データ2103を取り込むようにな
っている。
【0010】また、該カラム回路2100は、60画素
分の表示データを取り込むと、イネーブル信号出力EI
O2がハイレベルからローレベルに変化するようになっ
ている。そして、各カラム回路2100のイネーブル信
号入力EIO1には、左隣に位置するカラム回路210
0のイネーブル出力信号EIO2が入力されている。な
お、最左端に位置するカラム回路2100−1について
はイネーブル信号入力EIO1を接地されている。な
お、カラム回路HD66310の内部構成については、
後ほど具体的に説明する。
【0011】カラム回路2100−1が、160画素分
の表示データ2103を取り込みを完了すると、そのイ
ネーブル出力信号EIO2はハイレベルからローレベル
に変化する。すると、次段(右隣)のカラム回路210
0−2がイネーブルになる。そして、今度は当該カラム
回路2100−2が表示データ2103の取り込みを開
始する。
【0012】以後同様にして、左側に位置するカラム回
路2100から順次160画素ずつ表示データを取り込
んで行く。
【0013】そして、1ライン分のドライバ用表示デー
タ2103を取り込み終わると、カラムカイロ群213
0は、当該1ライン分の表示データに対応する表示電圧
を液晶パネル2132に印加する。
【0014】一方、走査駆動回路2131は、イネーブ
ル信号2105に同期して、垂直ラインを順次走査して
いる。
【0015】すると、カラム回路2100が出力する表
示データ(後述するラッチ回路2303がラッチしてい
るデータ)は、その時、走査駆動回路2131によって
選択されているラインにおいて表示されることとなる。
【0016】なお、ライン毎に表示データが変化しない
場合でも、データの書き込みが行われている。
【0017】次に、カラム回路HD66310の概要を
図19を用いて説明する。
【0018】カラム回路HD66310には、4画素分
の該入力表示データ2103がパラレルで入力される構
成となっている。入力表示データ2103は、各画素に
ついて諧調データ3ビットである。また、液晶駆動電圧
を出力するための信号線2101を160本備えてい
る。
【0019】ラッチアドレスカウンタ2301は、表示
データ取り込みクロック2111の立ち下がりをカウン
トして、ラッチ信号を生成する。なお、表示データ取り
込みクロック2111は、イネーブル信号入力EIO1
でマスクできるようになっている。イネーブル信号入力
EIO1がハイレベルの時には、ラッチ信号を生成しな
い。また、表示データ取り込みクロック2111を40
回カウントした後は、イネーブル信号出力EIO2をロ
ーレベルにする。なお、後述するとおり、一度に4画素
分の表示データを取り込むことができるため、40回の
カウントは、160(=4×40)画素分の表示データ
の取り込みに相当する。
【0020】ラッチ回路2302は、4画素毎40段に
分割されている。該ラッチ回路2302は、ラッチアド
レスカウンタ2301からのラッチ信号に同期して、ド
ライバ用表示データ21003を同時に4画素分だけ取
り込む。
【0021】ラッチ回路2303は、160画素分のラ
ッチ回路で構成されている。ラッチ回路2303は、ラ
ッチ回路2302の取り込んだ表示データを、表示デー
タラッチクロック2104に同期してラッチする。そし
て、このラッチしたデータを、1ライン時間保持する。
【0022】レベルシフタ回路2304は、ラッチ回路
2303がラッチした表示データをデコードし、液晶印
加電圧を選択するためのセレクト信号を生成する。
【0023】液晶駆動回路2305は、8種類存在する
液晶駆動電圧2306のうちの1つをセレクト信号に従
って選択し、該選択した電圧を印加電圧2101として
液晶パネルのX電極へ出力する。
【0024】以上述べたように、液晶表示装置における
表示動作は、その大部分がカラム回路2100への表示
データのラッチ動作の繰り返しである。
【0025】液晶表示装置の駆動方式には、この他に
も、液晶パネルの水平方向を2つの領域に分け、各々の
領域毎の表示データを同時に転送するというものがあ
る。該駆動方式においては、表示メモリを2つ備え、一
方に表示データを書き込んでいる時には、他方の表示メ
モリから表示データを読み込んで、該読み込んだ表示デ
ータをパラレルに出力している。このような技術につい
ては、例えば、特開平1−113793号公報、特開平
2−126285号公報、特開平5−232898号公
報に記載されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】現在では、液晶パネル
にも高精細表示が求められるようになっている。これに
対応するには、画素ピッチの微細化だけでなく、カラム
回路の出力ピッチも微細化しなければならない。これ
は、カラム回路の上述したカスケード接続ができないか
らである。また、カラム回路自体の小面積化、また、カ
ラム回路の出力を液晶パネル接続するTABの小ピッチ
化等も図らなければならない。
【0027】ところが、TABと液晶パネルを微細化す
ると、その接合部分の位置合わせや接合技術に高度な技
術を要することになり、生産コストが高くなるという別
の問題を生じていた。そのため、従来の液晶駆動回路を
用いつつ、高精細表示の液晶パネルに対応する技術が求
められていた。
【0028】本発明は、従来の液晶駆動回路を用いつ
つ、画素ピッチを微細化した液晶パネルに対応可能な表
示コントローラ、および、液晶表示装置を提供すること
を目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の態様としては、
M個のY電極と、N個のX電極とを備えた、アクティブ
マトリックス型の液晶パネルと、選択電圧と、非選択電
圧と、複数種類の階調電圧とを生成する機能を備え、上
記選択電圧を出力する選択電圧端子と、上記非選択電圧
を出力する非選択電圧端子と、上記階調電圧を出力する
階調電圧端子とを備えた電源回路と、n個(n<N)の
出力端子を備え、上記電源回路から出力される上記階調
電圧のうちのいずれかを、別途与えられたデータ列に対
応して該出力端子毎に選択し、該選択した階調電圧を当
該出力端子から出力するカラム回路と、上記Y電極のい
ずれか一つに上記選択電圧を、また、その他のY電極に
は上記非選択電圧を印加するコモン手段と、構成要素が
n個以下である複数のグループに上記X電極を分類し、
該グループのうちいずれか一つを選択して、該選択され
たグループに属するX電極のみを上記カラム回路の上記
出力端子と予め定められた対応関係をもって接続するX
電極スイッチ手段と、少なくとも、表示データと水平同
期信号とが外部から入力されており、該外部から入力さ
れた表示データの順番を並べ替えて、対応するX電極の
属する上記グループが互いに一致する表示データの集ま
り毎に、順次、上記カラム回路へ出力する表示コントロ
ーラと、を有することを特徴とする液晶表示装置が提供
される。
【0030】上記表示コントローラは、少なくとも1ラ
イン分のデータを記憶可能な第1のメモリと、少なくと
も1ライン分のデータを記憶可能な第2のメモリと、外
部から入力されてくる表示データを取り入れ、上記第1
のメモリまたは第2のメモリに書き込む書き込み手段
と、上記第1のメモリと第2のメモリとのうち、その時
点で上記書き込み手段による書き込み動作の実行対象と
なっていない方から、当該メモリに既に格納されている
表示データを、対応するX電極の属する上記グループが
互いに一致する表示データの集まり毎に、順次、読み出
して出力する読み出し手段と、上記カラム回路が、ある
グループに属するX電極に階調電圧を出力し終わった
後、次のグループのX電極に対応する階調電圧の出力を
開始する前に、上記X電極スイッチ手段による上記グル
ープの選択を、該次のグループのX電極とカラム回路の
出力端子とが接続されるように変更させる選択指示手段
と、上記書き込み手段による上記表示データの書き込み
動作の対象とされるメモリを、上記水平同期信号が有効
になるのを契機として、上記第1のメモリと上記第2の
メモリとの間で交互に切り替えさせる制御手段と、を含
んで構成されてもよい。
【0031】上記表示データの外部からの入力はパラレ
ルで行われるものであり、上記外部から入力されてくる
表示データを予め定められた画素数分だけ受け付けて、
該受け付けた表示データを、当該表示データが対応する
X電極の属するグループに基づいて分類して、該分類毎
に出力する変換手段をさらに備え、上記書き込み手段は
上記変換手段が出力する表示データを、上記第1のメモ
リまたは上記第2のメモリに書き込むものであってもよ
い。
【0032】上記書き込み手段は、別途生成される書き
込みクロックに同期して、上記書き込み動作を行うもの
であり、上記読み出し手段は、上記書き込みクロックと
は非同期の別途生成される読み出しクロックに同期し
て、上記読み出しを行うものであり、上記制御手段は、
上記書き込み手段による上記表示データの書き込み対象
とされるメモリの切り替えを、上記水平同期信号に代わ
って、1画面分の表示データを書き込んだことを確認し
て行わせるものであり、上記第1のメモリおよび上記第
2のメモリは、上記液晶パネル1画面分の表示データを
記憶可能な記憶容量を備えてもよい。
【0033】上記コモン手段は、m個(m<M)の出力
端子を備え、該出力端子のうちの1つを順次選択し、該
選択された出力端子からは上記選択電圧を、他の出力端
子からは非選択電圧を出力するコモン回路と、上記Y電
極を構成要素がm個以下である複数のグループに分け、
いずれかのグループに属するY電極のみを選択的に上記
コモン回路の上記出力端子と予め定められた対応関係を
もって接続するとともに、その時点で上記コモン回路と
接続されていないY電極を上記電源回路の非選択電圧端
子に接続するY電極スイッチ手段とを備え、上記表示コ
ントローラは、上記コモン回路がすべての出力端子を選
択し終わる度ごとに、上記Y電極スイッチ手段による上
記グループの選択を変更させるものであること好まし
い。
【0034】上記第1のメモリおよび上記第2のメモリ
は、その記憶容量を変更可能に構成されていることがよ
り好ましい。
【0035】本発明の第2の態様としては、M個のY電
極と、N個のX電極とを備えた、アクティブマトリック
ス型の液晶パネルと、n個(n<N)の出力端子を備
え、該出力端子から別途別途与えられたデータ列に対応
した階調電圧を出力するカラム回路と、構成要素がn個
以下である複数のグループに上記X電極を分類し、該グ
ループのうちいずれか一つを選択して、該選択されたグ
ループに属するX電極のみを上記カラム回路の上記出力
端子と予め定められた対応関係をもって接続するX電極
スイッチ手段と、を含んで構成された液晶表示装置の駆
動に使用される表示コントローラにおいて、少なくとも
1ライン分のデータを記憶可能な第1のメモリと、少な
くとも1ライン分のデータを記憶可能な第2のメモリ
と、外部から入力されてくる表示データを取り入れ、上
記第1のメモリまたは第2のメモリに書き込む書き込み
手段と、上記第1のメモリと第2のメモリとのうち、そ
の時点で上記書き込み手段による書き込み動作の実行対
象となっていない方から、当該メモリに既に格納されて
いる表示データを、対応するX電極の属する上記グルー
プが互いに一致する表示データの集まり毎に、順次、読
み出して出力する読み出し手段と、上記カラム回路が、
あるグループに属するX電極に階調電圧を出力し終わっ
た後、次のグループのX電極に対応する階調電圧の出力
を開始する前に、上記X電極スイッチ手段による上記グ
ループの選択を、該次のグループのX電極とカラム回路
の出力端子とが接続されるように変更させる選択指示手
段と、上記書き込み手段による上記表示データの書き込
み動作の対象とされるメモリを、上記水平同期信号が有
効になるのを契機として、上記第1のメモリと上記第2
のメモリとの間で交互に切り替えさせる制御手段と、を
含んで構成されることを特徴とする表示コントローラが
提供される。
【0036】
【作用】電源回路は、選択電圧端子からは選択電圧を、
非選択電圧端子からは非選択電圧を、階調電圧端子から
は階調電圧端子を出力している。
【0037】X電極スイッチ手段は、構成要素がn個以
下である複数のグループに上記X電極を分類し、該グル
ープのうちいずれか一つを選択して、該選択されたグル
ープに属するX電極のみを上記カラム回路の上記出力端
子と予め定められた対応関係をもって接続している。
【0038】表示コントローラは、外部から入力された
表示データの順番を並べ替えて、対応するX電極の属す
る上記グループが互いに一致する表示データの集まり毎
に、順次、上記カラム回路へ出力する。表示コントロー
ラは、例えば、以下のように構成することができる。
【0039】書き込み手段は、外部から入力されてくる
表示データを取り入れ、上記第1のメモリまたは第2の
メモリに書き込んでいる。読み出し手段は、第1のメモ
リと第2のメモリとのうち、その時点で上記書き込み手
段による書き込み動作の実行対象となっていない方か
ら、当該メモリに既に格納されている表示データを、対
応するX電極の属する上記グループが互いに一致する表
示データの集まり毎に、順次、読み出して出力してい
る。この時、制御手段は、書き込み手段による表示デー
タの書き込み動作の対象とされるメモリを、水平同期信
号が有効になるのを契機として、上記第1のメモリと上
記第2のメモリとの間で交互に切り替えさせている。こ
れにより、第1のメモリと第2のメモリとには、交互
に、表示データが1ライン分ずつ書き込み/読み出しが
行われて行く。並べ替えは、この書き込みあるいは読み
出しの際に、各グループに対応したアドレスを指定して
行くことで行う。
【0040】カラム回路は、階調電圧のうちのいずれか
を、表示コントローラから与えられるデータ列に対応し
て出力端子毎に選択し、該選択した階調電圧を当該出力
端子から出力する。この時、表示コントローラの選択指
示手段は、カラム回路が、あるグループに属するX電極
に階調電圧を出力し終わった後、次のグループのX電極
に対応する階調電圧の出力を開始する前に、X電極スイ
ッチ手段によるグループの選択を、該次のグループのX
電極とカラム回路の出力端子とが接続されるように変更
させている。その結果、その時カラム回路の出力してい
る階調電圧は、この時選択されているグループに属する
X電極に印加されることになる。
【0041】なお、表示データの外部からの入力はパラ
レルである場合には、表示データを、変換手段によっ
て、グループ毎に分類し、該分類ごとに出力させるよう
にする。そして、書き込み手段は変換手段が出力する表
示データを、上記第1のメモリまたは上記第2のメモリ
に書き込むようにすればよい。また、書き込み手段が同
期するクロックと、読み出し手段が同期するクロックと
が、互いに非同期出ある場合には、制御手段は、上記書
き込み手段による上記表示データの書き込み対象とされ
るメモリの切り替えを、1画面分の表示データを書き込
んだことを確認して行うようにする。そして、第1のメ
モリおよび上記第2のメモリは、上記液晶パネル1画面
分の表示データを記憶可能な記憶容量を備えるようにす
る。
【0042】一方、コモン手段は、Y電極のいずれか一
つに選択電圧を、また、その他のY電極には上記非選択
電圧を印加する。該コモン手段は、例えば、以下のよう
に構成できる。コモン回路は、該出力端子のうちの1つ
を順次選択し、該選択された出力端子からは上記選択電
圧を、他の出力端子からは非選択電圧を出力している。
Y電極スイッチ手段は、Y電極を構成要素がm個以下で
ある複数のグループに分け、いずれかのグループに属す
るY電極のみを選択的に上記コモン回路の上記出力端子
と予め定められた対応関係をもって接続する。また、そ
の時点で上記コモン回路と接続されていないY電極を上
記電源回路の非選択電圧端子に接続する。そして、表示
コントローラは、コモン回路がすべての出力端子を選択
し終わる度ごとに、上記Y電極スイッチ手段による選択
状況を変更させる。
【0043】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0044】本発明の第1の実施例を図1から図6を用
いて説明する。
【0045】本実施例の液晶表示装置は、図1に示すと
おり、液晶パネル101と、液晶パネル101のX電極
を駆動するためのカラム回路110と、液晶パネル10
1のY電極を駆動するためのコモン回路112と、外部
から入力されてくる各種信号および表示データ等に従っ
て、カラム回路110及びコモン回路112を作動させ
る表示コントローラ102と、電源回路109と、から
構成されている。当然、これらは、各種信号等を授受す
るための信号線103,104,105,106,10
8,127,122〜125、およびバス111,11
3,115,126,117,107によって接続され
ている。さらに、本実施例では、液晶パネル101とカ
ラム回路110との接続を、表示コントローラ102か
らの指示に従って作動するスイッチ群118〜121を
介して行っている。本実施例は、このスイッチ群118
〜121を設けたこと、及び、これに対応した表示制御
を最大の特徴とするものである。
【0046】なお、以下の説明においては説明文と図面
との対応関係を判り易くするため、これら信号線やバス
を通じて授受される信号を、当該信号線、バスの番号を
付して呼ぶ場合がある。例えば、バス107を通じて入
力される表示データを、表示データ107と呼ぶことと
する。他の実施例の説明についても同様である。
【0047】液晶パネル101は、320本のX電極
と、240本のY電極とでマトリックスを構成し、その
交点にスイッチング素子を持つアクティブマトリックス
型のものである。
【0048】表示コントローラ102は、外部から入力
される表示データ107および各種制御信号に基づい
て、液晶パネル101に表示を行うための表示データ1
26及び各種信号を生成するものである。外部から入力
される制御信号には、垂直同期信号103と、水平同期
信号104と、表示データの有効範囲を示すブランク信
号105と、ドットクロック106とがある。表示デー
タ107は、ドットクロック106に同期して、画面上
における表示位置に従った順番で、シリアルで送られて
くるものである。
【0049】表示コントローラ102は、これら制御信
号103〜106、表示データ107に基づいて、交流
化信号108、カラム制御信号115、コモン制御信号
117、表示データ126、およびスイッチ群118〜
121を制御するスイッチ制御信号122〜125を生
成し出力している。
【0050】本実施例の表示コントローラ102は、該
表示データ107をスイッチ群118〜121等の接続
関係に対応して並べ替え、表示データ126として出力
する機能を備えている。本実施例では、スイッチ群が4
つあることに対応して、表示データを並べ替えた上で、
4つのグループに分けて出力している。このグループ分
けは、画面上における表示位置を、4の剰余系に従って
分類することで行っている。これは、各スイッチ群11
8〜121と、X電極との接続関係が、4の剰余系に従
っていることに対応したものである。各グループ内で
は、表示位置が左側にあるものほど先に出力される。該
表示コントローラ102及び該並べ替えの詳細について
は後ほど説明する。
【0051】電源回路109は、液晶パネルへ印加する
各種電圧(対向電極電圧127、階調電圧111、選択
/非選択電圧113)を生成するためのものである。階
調電圧111は、交流化信号108に同期して生成され
て、カラム回路110に供給されている。該階調電圧1
11には、対向電極電圧127に対して、正極性のもの
と、負極性のものとがある。選択/非選択電圧113
は、コモン回路112へ出力されている。
【0052】カラム回路110は、バス111を通じて
入力された階調電圧のうちいずれかを画素毎に選択し、
該選択されたものを出力バス114(出力端子s0〜s
80)から出力するものである。該階調電圧は、上述の
スイッチ118群118〜121によって、その時、出
力バス114と導通状態とされている所定のX電極にの
み供給される。該カラム回路110は、表示コントロー
ラ102の出力するカラム回路制御信号115によって
その動作状態を制御されている。
【0053】コモン回路112は、バス113を通じて
入力される選択電圧/非選択電圧を、出力バス116を
通じて液晶パネル101のY電極へ出力するものであ
る。該コモン回路112は、表示コントローラ102の
出力するコモン回路制御信号117によってその動作状
態を制御されている。
【0054】スイッチ群118〜121は、カラム回路
110の出力バス114を構成する出力端子s0〜s8
0と、液晶パネル101のX電極(電極x0〜x31
9)との接続関係を、適宜変更するためのものである。
各スイッチ群118〜121は、それぞれ80個のスイ
ッチで構成されている。液晶パネル101の電極x0〜
x319は、左側からの位置を予め定められた規則(本
実施例では、4の剰余系)に従って分類することで4つ
のグループに分けられている。スイッチ群118〜12
1は、制御信号122〜125からの指示に従ってON
/OFF状態をそれぞれ変更することで、適宜、いずれ
かの群に属するX電極のみをカラム回路の出力バス11
4と接続するようになっている。ここでは第1スイッチ
群118に属するスイッチを、左側から順に、スイッチ
1−1,スイッチ1−2、…、スイッチ1−80と呼
ぶ。第2スイッチ群に属するスイッチを、スイッチ2−
1、スイッチ2−2、…、スイッチ2−80と呼ぶ。第
3スイッチ群120、第4スイッチ群121に属するス
イッチについても同様の呼び方をする出力端子s0〜s
80と、スイッチ群181〜121と、電極x0〜x3
19と、の具体適接続関係は以下のとおりである。出力
端子s0は、スイッチ1−1によって電極x0と、スイ
ッチ2−1によって電極x1と、スイッチ3−1によっ
て電極x2と、スイッチ4−1によって電極x3と、接
続可能になっている。同様に、出力端子s1は、スイッ
チ1−2,2−2,3−2,4−2によって、電極x
4,x5,x6,x7と接続可能となっている。出力端
子s2〜s80、電極x8〜x319の間も、同様の関
係を持って接続されている。
【0055】従って、第1スイッチ群118(スイッチ
1−1〜1−80)のみをONに、他のスイッチ群11
9,120,121をOFFにすることで、出力端子s
0〜s80から出力される階調電圧を、電極x0,x
4,x8,x12,…,x316へ印加できる。第2ス
イッチ群119(スイッチ2−1〜2−80)のみを、
ONにすれば、同様に出力端子s0〜s80から出力さ
れる階調電圧を、電極x1,x5,x9,x113,
…,x317へ印加できる。第3スイッチ群120(ス
イッチ3−1〜3−80)、第4スイッチ群121(ス
イッチ4−4〜3−80)についても、同様である。
【0056】第1スイッチ群118の状態(ON/OF
F)は、表示コントローラ102の出力する第1制御信
号122によって変更される。第2スイッチ群119の
状態(ON/OFF)は、第2制御信号123によって
変更される。第3スイッチ群120の状態(ON/OF
F)は、第3制御信号124によって変更される。第4
スイッチ群121の状態(ON/OFF)は、第4制御
信号125によって変更される構成となっている。
【0057】次に、表示コントローラ102について、
図2を用いてさらに詳細に説明する。 表示コントロー
ラ102は、クロック制御部201、メモリ系制御バス
202、メモリ制御部203、メモリ制御バス204、
メモリ制御バス205、バス制御線206、メモリ20
7、メモリ208、データバス209,210、バスセ
レクタ211、ラッチ回路213を含んで構成されてい
る。
【0058】クロック制御部201は、垂直同期信号1
03、水平同期信号104、ブランク信号105、ドッ
トクロック106に基づいて、交流化信号108、カラ
ム制御信号115、コモン制御信号117、スイッチ制
御信号122〜125を生成するものである。さらに、
クロック制御部201は、表示コントローラ102内を
制御するメモリ系制御信号202、ラッチクロック21
4も生成している。
【0059】メモリ系制御信号202は、読み出しクロ
ックを含んで構成されている。ラッチクロック214
は、カラム制御バス115の中のデータ転送クロックに
同期したものである。また、後述の図4,図6におけ
る、データ転送クロック、出力クロックは、カラム制御
信号115に含まれているものである。また、図6にお
けるFLM、ライン信号は、コモン制御信号117に含
まれているものである。
【0060】メモリ制御部203は、メモリ207,2
08へのデータの書き込み/読み出し、及び、バスセレ
クタ211の状態を制御するためのものである。そのた
め、メモリ制御部203は、メモリ系制御信号202に
同期したメモリ制御信号204,205を生成し、各メ
モリ207,208へ出力している。メモリ制御信号2
04,205には、図3における、メモリ207,20
8を書き込み可能状態とするライトイネーブル信号と、
読み出し可能状態とするリードイネーブル信号、データ
を書き込みアドレスを指定するアドレス信号、とが含ま
れている。
【0061】さらに、メモリ制御部203は、バス制御
信号206をバスセレクタ211へ出力している。メモ
リ制御部203は、メモリ207への書き込みを行う時
には、バス制御信号206を”ハイ”に、一方、メモリ
208に書き込みを行う時には、バス制御信号206
を”ロー”にする。
【0062】メモリ207およびメモリ208は、それ
ぞれ1ライン分の表示データを記憶可能な記憶容量を有
している。該メモリ207、208へのデータの書き込
み、読み出しはデータバス209、データバス210を
通じてなされる。
【0063】上述の表示データの並べ替えは、該メモリ
207(あるいは、208)への表示データの格納、読
み出しに伴って行われる構成となっている。
【0064】バスセレクタ211は、メモリ207,2
08のいずれか一方を選択して、表示データ107を書
き込むためのものである。また、メモリ207またはメ
モリ208のいずれか一方を選択して、当該選択された
メモリに格納されている表示データを読み出して表示デ
ータ212としてラッチ回路213へ出力するものであ
る。
【0065】バス制御信号206が”ハイ”の時、バス
セレクタ211は、表示データバス107とデータバス
209とを、また、出力バス212とデータバス210
とを接続状態にする。一方、バス制御信号206が’ロ
ー”の場合、表示データバス107とデータバス210
とを、また、出力バス212とデータバス209とを接
続する。
【0066】ラッチ回路213は、ラッチクロック21
4に従って、表示データ212を一時記憶するものであ
る。ラッチ回路213は、この後、該記憶したデータを
表示データ信号126としてカラム回路110へ出力す
る構成となっている。
【0067】
【0068】
【0069】本実施例の液晶表示装置の動作を説明す
る。
【0070】まず、表示コントローラ102およびカラ
ム回路110の動作を、図2乃至図5を用いて説明す
る。ここでは、外部から入力されて来た表示データ10
7をメモリ207に書き込みつつ、これと並行して、メ
モリ208に格納されている表示データを読み出す場合
について説明する。
【0071】ブランク信号105が、”有効”を意味す
るローレベルになる。すると、メモリ制御回路203
は、バス制御信号206を”ハイ”にする。また、これ
と同時に、メモリ制御部203は、メモリ制御信号20
4中のライトイネーブル信号を”有効”にするととも
に、当該データを格納するアドレスを指定する。
【0072】すると、バス制御信号206が”ハイ”と
なったことで、バスセレクタ211は、表示データ10
7を、メモリ207へ出力する。これを受けて、メモリ
207は、当該表示データを、メモリ制御信号204に
おいて指定されているアドレスに格納する。
【0073】この場合、書き込もうとするデータが最初
のデータ(0番目のデータ)であれば、メモリ制御回路
203はアドレス”0”を指定する。次のデータ(1番
目のデータ)に対しては、アドレス80を指定する。さ
らに、この次に入力されてくる2番目のデータに対して
はアドレス160を、3番目のデータに対しては、アド
レス240を指定する。4番目のデータは、アドレス1
を指定する。5番目のデータに対してはアドレス81
を、6番目のデータに対してはアドレス161を、7番
目のデータに対してはアドレス241を指定する。つま
り、各グループのスタートアドレスを80以上ずらした
上で、各グルーブ内においては、アドレスを1ずつ1イ
ンクリメントしてゆくようにする。
【0074】アドレス指定をこのように行うことで、図
5に示すとおり、アドレス0からアドレス79までの領
域には、第1スイッチ群118を通じてX電極に出力さ
れるデータが格納されることになる。また、アドレス8
0から159までの領域には、第2スイッチ群119を
通じて出力されるデータが格納されることになる。同様
に、アドレス160〜239には、第3スイッチ群12
0に対応するデータが、また、アドレス240〜319
には、第4スイッチ群121に対応するデータが格納さ
れる。
【0075】以上述べたメモリ207への表示データの
書き込み動作と並行して、メモリ208に格納されてい
るデータのラッチ回路213への出力も行われている。
【0076】図3において、水平同期信号104が”有
効”になると、クロック制御部201は、メモリ制御信
号202中の読み出しクロック(図示せず)を80個づ
つ出力する。
【0077】また、メモリ制御部203は、データを読
み出してくるアドレスを、該読み出しクロックに同期し
てメモリ制御信号205中において指定する。この場合
のアドレスの指定は、アドレス0から1ずつ順次インク
リメントしてゆくものとする。
【0078】すると、最初に、第1スイッチ群118に
対応する表示データが、メモリ208からバスセレクタ
211を通じてラッチ回路213へ出力されてくる。続
いて、第2スイッチ群119、第3スイッチ群120、
第4スイッチ群121に対応するデータが順次出力され
てくる。
【0079】ラッチ回路213は、出力されてきたデー
タをラッチクロック214に同期して記憶する。ラッチ
回路213は、次のラッチクロック214が有効になる
まで、ラッチしたデータを表示データバス126に出力
し続ける。
【0080】読み出しクロックを80個出力した後、ク
ロック制御部201は、カラム制御信号115に含まれ
ている、出力クロックを”有効”にする。なお、この出
力クロックは、階調電圧を出力するタイミングをカラム
回路110へ指示するためのものである。また、これと
並行して、クロック制御部201は、スイッチ制御信号
122〜125によって、その時、表示データ126と
して出力しているデータの対応するスイッチ群をON
に、また、他のスイッチ群はOFFにする。例えば、そ
の時の表示データ126が、第1スイッチ群118に対
応したもの(図5においては、アドレス80〜159)
であれば、第1スイッチ群118をONに、第2、第
3、第4スイッチ群119,120,121をOFFに
する。これにより、カラム回路110は、その時の表示
データ信号126に対応した階調電圧を、次の出力クロ
ックが有効になるまでの期間、所定のX電極にのみ出力
することになる。なお、スイッチ制御信号122〜12
5の出力のタイミングは、カラム回路110が、前の表
示データに対応する階調電圧を出力し終わってから、
表示データの階調電圧の出力を開始するまでであれ
ば、特に限定されない。場合によっては、目的とする表
示データの階調電圧の出力を開始した後であっても、構
わない。適宜、実際の各部回路の特性等にあわせて設定
すれば良い。
【0081】第1スイッチ群118を通じて階調電圧が
X電極(電極x0,x4,x8,…,x316)に印加
されている間は、第2スイッチ群119に対応するデー
タ(図5においては、アドレス80〜159)がメモリ
208から読み出されている。この後も、同様に、第2
スイッチ群119を通じて階調電圧が出力されている間
は、第3スイッチ群120に対応するデータ(図5にお
いては、アドレス160〜239)の読み出しが、さら
に、該第3スイッチ群120を通じて階調電圧が出力さ
れている間は、第4スイッチ群121に対応するデータ
(図5においては、アドレス240〜319)の読み出
しが行われる。第4制御信号125は、コモン回路11
2が次のY電極を選択する前に無効にされる。このよう
にして、表示データ107のメモリ207への書き込
み、およびメモリ208からの表示データ126の出力
が、1ライン分だけ終わる。
【0082】この後、次の水平同期信号104が有効に
なると、今度は、表示データ107はメモリ208へ書
き込まれる。そして、メモリ207から次の行の表示デ
ータが読み出される。このようにメモリ207,208
の間で交互に読み出し/書き込み動作を繰り返すことに
より、表示コントローラ102からは、表示データ10
7から1水平期間遅れて表示データ126が出力されて
いる。
【0083】以上の動作を繰り返すことで、表示データ
に対応した諧調電圧が、順次、液晶パネル101に出力
される。
【0084】次に、コモン回路112の動作について、
図1と図6を用いて説明する。
【0085】図6のように、コモン制御信号117のう
ち、最初のラインを示すファーストラインマーカ(以
下、”FLM”と略す)および選択ラインの切り替えを
指示するライン信号が有効になると、コモン回路112
は、出力バス116を通じて電極y0に選択電圧を出力
する。一方、他のY電極(ここでは、電極y1〜y23
9)には、非選択電圧を出力する。すると、電極y0の
スイッチング素子だけが導通状態になる。その結果、そ
の時X電極に印加されている階調電圧は、電極y0に対
応する行の画素にだけ印加される。
【0086】ライン信号が次回有効になると、コモン回
路112は今度は電極y1に選択電圧を出力する。電極
y0および電極y2〜y239には非選択電圧を出力す
る。これにより、その時X電極に印加されている階調電
圧は、電極y1に対応する行の画素にだけ印加される。
この動作を電極y239まで繰り返すことで、1画面分
の表示が完了する。この後、表示コントローラ102
は、FLMを有効にして、再び電極y0から順次選択電
圧を出力してゆく。
【0087】以上、述べてきた動作を繰り返すことによ
り、本実施例の液晶表示装置は、表示データに対応した
表示を行うことが可能になる。
【0088】本発明の第2の実施例を図7から図10を
用いて説明する。
【0089】本実施例は、表示コントローラへの表示デ
ータの入力、及び表示コントローラからの表示データの
出力が、パラレルで行なわれる点が実施例1とは異なる
ものである。なお、以下の説明は実施例1との相違点を
中心に行い、同じ機能部分については説明を省略する場
合がある。
【0090】先ず概要を説明する。
【0091】本実施例の液晶表示装置は、図7に示すと
おり、液晶パネル701と、液晶パネル701のX電極
を駆動するためのカラム回路704と、液晶パネル70
1のY電極を駆動するためのコモン回路112と、外部
から入力されてくる表示データなどに従ってカラム回路
704およびコモン回路112を作動させる表示コント
ローラ702と、電源回路109と、から構成されてい
る。また、カラム回路704と液晶パネル701のX電
極との間には、実施例1におけるスイッチ群118〜1
21と同様の構成をもって、スイッチ群707〜710
が設けられている。当然、これらおよび後述の各部は、
各種信号等を授受するための信号線、バスによって接続
されている。
【0092】液晶パネル701は、960画素×240
ラインのアクティブマトリックス型のものである。
【0093】表示コントローラ702には、垂直同期信
号103、水平同期信号104、ブランク信号105、
ドットクロック106、表示データ703が入力されて
いる。表示コントローラ702は、これらの入力に基づ
いて、交流化信号108、カラム制御信号115、コモ
ン制御信号117、表示データ705、およびスイッチ
群707〜710を制御するスイッチ制御信号122〜
125を生成し出力している。
【0094】本実施例における表示データ703は、ド
ットクロック106に同期して、3画素分が同時に(パ
ラレルで)転送されてくるものである。表示コントロー
ラ702は、この表示データ703を各スイッチ群70
7〜710に対応した順番に並べ換え、これを表示デー
タ705としてカラム回路110へ出力している。表示
データ705も、3画素分が同時にパラレルに送られて
いる。表示データバス703,705は当然、これに対
応したものとなっている。
【0095】カラム回路704は、表示データ705を
記憶し、該記憶した表示データに対応した階調電圧を、
カラム制御信号バス115中の出力クロックに同期し
て、出力バス706から出力することで、液晶パネル7
01への表示を行わせるものである。本実施例のカラム
回路704は、3画素分がまとめて送られてくる表示デ
ータ705を1度に記憶可能となっている。カラム回路
704は、240個の出力を備えているため、該カラム
回路704は、この記憶動作を80回繰り返すことで、
240出力分の表示データを記憶している。
【0096】コモン回路112、電源回路109につい
ては、実施例1と同様であるため説明を省略する。
【0097】次に、表示コントローラ702について図
8を用いてさらに詳細に説明する。
【0098】表示コントローラ702は、図8に示すと
おり、クロック制御部201、メモリ制御部801、ラ
ッチクロックバス802、データラッチ回路803、バ
ス804、メモリ制御信号バス805,806、それぞ
れが1ライン分の表示データを記憶できるメモリ80
7、808、メモリ807,808のデータバス80
9,810、バスセレクタ811、バスセレクタ812
の出力バス812、データラッチ回路813、バス制御
信号線206を含んで構成されている。
【0099】メモリ制御部801は、クロック制御部2
01から供給されるメモリ系制御信号202に基づい
て、ラッチクロック802、メモリ制御信号805、8
06を生成している。そして、ラッチクロック802は
データラッチ回路803へ、また、メモリ制御信号80
5,806はメモリ807,808へ出力している。ラ
ッチクロック802は、データラッチ回路803による
表示データ705の取り込みのタイミングを規定するも
のであり、ドットクロック106に同期した信号が含ま
れている。メモリ制御信号805、806は、それぞれ
メモリ807,808の動作状態(読み出し/書き込
み)を指定・変更するための信号と、読み出し/書き込
みのタイミングを規定するためのクロックと、読み出し
/書き込みを行うアドレスと、を含んで構成されてい
る。
【0100】データラッチ回路803は、3画素分づつ
パラレルで入力されてくる表示データ703を、スイッ
チ群707〜710に対応して並び換えるためのもので
ある。該データラッチ回路803は、並び変えた後の表
示データを出力バス804から出力している。データラ
ッチ回路803については、この後図9を用いてさらに
詳細に説明する。本実施例では、データラッチ回路80
は、表示データの並びを変換する変換手段として機能
する。
【0101】メモリ807,808は、それぞれ1ライ
ン分の表示データを格納可能なものである。該メモリ8
07,808は、メモリ制御部801から入力されるメ
モリ制御信号805,806によってその動作状態(書
き込み/読みだし)が変更されるようになっている。ま
た、表示データの入出力は、データバス809,810
を通じて行われる。
【0102】メモリ807,808への表示データ80
4の格納は、メモリ制御信号805,806中のクロッ
クに同期して行われる。また、メモリ807,808か
らの表示データの読み出しは、メモリ制御信号805,
806の読み出しクロックに同期して行われる構成とな
っている。
【0103】バスセレクタ811は、出力バス804
と、出力バス812と、データバス809と、データバ
ス810と、の接続関係をバス制御信号206に従って
変更するためのものである。つまり、表示データ804
をメモリ807へ格納すると同時に、メモリ808から
表示データの読み出しを行う場合には、出力バス804
とデータバス809とを、また、出力バス812とデー
タバス810とを接続する。逆に、表示データ804を
メモリ808へ格納すると同時に、メモリ807からは
表示データの読み出しを行う場合には、出力バス804
とデータバス810とを、また、出力バス8112とデ
ータバス809とを接続する。
【0104】ラッチ回路813は、出力バス812を通
じてメモリ807(あるいは808)から読みだされた
表示データをラッチし、表示データ705として出力す
るものである。ラッチは、ラッチクロック214に従っ
て行なわれている。表示データ705の出力は、カラム
回路制御信号115に含まれているデータ転送クロック
に同期して行なわれている。
【0105】データラッチ回路803を図9を用いてさ
らに詳細に説明する。
【0106】データラッチ回路803は、ラッチ回路9
01〜904、ラッチ回路910〜913、出力バス9
05〜908、出力バス914〜917、データセレク
タ918から構成されている。
【0107】ラッチ回路901〜904およびラッチ回
路910〜913は、3画素分の表示データを1度にラ
ッチ可能なものである。これらは、ラッチしたデータを
それぞれの出力バス905〜908、出力バス914〜
917から出力可能となっている。
【0108】データセレクタ回路918は、出力バス9
14〜917を通じて出力されてくる表示データの中か
ら所定のものを選択し、これを表示データ804とし
て、ラッチクロック802に同期して出力するものであ
る。該選択は、表示データ804が、スイッチ群707
〜710に対応したものとなるような順番で行われる。
該選択の順番は、実際にはメモリ制御部801の出力し
てくるラッチクロック802によって指定されている。
該指定の詳細は動作説明において行う。
【0109】本実施例の動作を、図7〜図10を用いて
説明する。ここでの説明は、表示コントローラ702を
中心として行う。
【0110】図8において、表示コントローラ702に
ドットクロック106に同期して表示データ703が送
られてくる。すると、データラッチ回路803は、ラッ
チクロックバス802に従って、表示データ703を4
回、つまり12(3×4)画素分の表示データをラッチ
する。更に、データラッチ回路803は、ラッチした1
2画素分の表示データを、スイッチ群707〜710に
対応した順番に並べ換えて、表示データ804として出
力する。
【0111】該表示データ804は、ある1つのスイッ
チ群に属する表示データが3画素分づつまとめられてい
る。つまり、最初に、第1スイッチ群707に対応した
データだけが3画素分出力される。続いて、第2スイッ
チ群708に対応するデータだけが3画素分出力され
る。この後も、同様に、第3スイッチ群、第4スイッチ
群に対応するデータだけが、それぞれ3画素分づつ出力
される。なお、データラッチ回路803の動作について
は、図9、図10を用いてこの後、さらに詳細に説明す
る。
【0112】該表示データ804は、メモリ807とメ
モリ808とのうちいずれかへ格納される。バス制御信
号206が”ロー”になっていれば、バスセレクタ81
1は、出力バス804と出力バス809を導通状態にし
ている。そのため、この時データラッチ回路803から
出力される表示データ804は、メモリ807へ書き込
まれる。バス制御信号206が”ハイ”になっている場
合には、この時出力される表示データ804はメモリ8
08へ書き込まれる。
【0113】データを書き込むアドレスは、各スイッチ
群707〜710に対応して、メモリ制御部801が指
定する。例えば、最初の3画素分のデータは、第1スイ
ッチ群707に対応するものであるため、アドレス0を
指定する。続く、3画素分のデータは第2スイッチ群7
08に対応するものであるため、アドレス80を指定す
る。続く、第3スイッチ群709に対応するデータには
アドレス160を、第4スイッチ群710に対応するデ
ータには、アドレス240を指定する。本実施例の液晶
パネルはX電極を960本備えているため、各スイッチ
群に割り当てるアドレスの初期値は80以上間隔をあけ
る必要がある。
【0114】なお、図10において、メモリ制御部80
1は、ブランク信号105が有効になってからドットク
ロック106の5クロック目の立ち下がりに同期して、
メモリ制御信号805のライトイネーブル信号を有効に
する。そして、以後は、ドットクロック106に同期し
て、ライトイネーブル信号の状態(有効(ロー)/無効
(ハイ)を制御している。図10では、表示データ80
4がメモリ807へ書き込まれ、メモリ808に対して
は以下において述べる読み出し動作が行われている場合
の様子を示した。
【0115】以上の格納動作と並行して、メモリ808
からの表示データの読み出しおよびカラム回路704へ
の転送が行なわれている。
【0116】読み出すデータのアドレスは、メモリ制御
部801から入力されているメモリ制御信号806によ
り指定されている。水平同期信号104が有効になる
と、メモリ制御部801は、メモリ系制御信号202中
の読み出しクロックに同期して、該指定するアドレスを
0から79まで順次インクリメントしてゆく。該読み出
しクロックは、80クロック出力後にマスクされる。読
み出されたデータは、出力バス810、バスセレクタ8
11、出力バス812を通じて、データラッチ回路81
3へ出力される。
【0117】データラッチ回路813は、該表示データ
812を、ラッチクロック214に従ってラッチする。
この後、これをカラム回路制御信号115中のデータ転
送クロックに同期して、表示データ705としてカラム
回路704へ出力する。
【0118】カラム回路704は、表示データ705を
順次記憶してゆく。そして、カラム制御信号バス115
の出力クロックが有効になると、出力バス706に階調
電圧を出力する。
【0119】出力クロックが有効になった後は、読み出
しクロックが再び80クロック分”有効”となる。この
時には、メモリ制御部801は、アドレス”80”か
ら”159”までの表示データをメモリ808から読み
出させる。この後も、同様の処理を繰り返してゆく。
【0120】以上の読み出し動作を繰り返すことによ
り、メモリ808に格納されていた1ライン分の表示デ
ータに対応した階調電圧を出力できる。
【0121】次に、データラッチ回路803の動作を、
図9、図10を用いてさらに詳細に説明する。
【0122】ここでは、液晶パネル701上において表
示される位置を明確にするため、表示データには、n−
mという番号を付することにする。nは、960本のX
電極(電極x0〜電極x959)を左側から順に4本毎
に区切った場合に、当該表示データの出力される電極の
属する領域が左側から何番目の領域であるかを示す番号
である。mは、当該表示データの出力される電極がその
領域内で左側から何番目に位置するかを示す番号であ
る。但し、n,mは、0から始まるものとする。ある表
示データn−mが出力される電極のX電極全体の中での
位置は3n+mで表せる。言い替えれば表示データn−
mは、電極x(3n+m)に出力されるデータである。例え
ば、表示データ0−0は、液晶パネル701の電極x0
の表示データである。表示データ0−1は電極x1、表
示データ0−2は電極x2に出力されるべきものであ
る。
【0123】データラッチ回路803の各部は、ラッチ
クロック802に従ってその動作タイミングが決定され
ている。該ラッチクロック802には、5種類のラッチ
クロック(以下、それぞれを”第1ラッチクロック”
〜”第5ラッチクロック”という)が含まれている。
【0124】図10に示すとおり、第1〜第4ラッチク
ロックは、ドットクロック106の4サイクル毎に有効
とされる。これらは第1クロックから順番に、ドットク
ロック106の1サイクル分ずつ位相が遅れている。第
5ラッチクロックは、ドットクロッック106の4サイ
クル毎に1回有効にされるものである。該第5ラッチク
ロックは、第4ラッチクロックよりも、ドットクロック
106の半サイクル分だけ位相が遅れている。
【0125】図10において、ブランク信号105が有
効になると、ドットクロック106の最初の立ち下がり
に同期して、第1ラッチクロックが有効になる。する
と、ラッチ回路901は、これに同期して、表示データ
703のうちの表示データ0−0〜表示データ0−2を
ラッチする。これに続いて、ラッチ回路902〜ラッチ
回路904も同様に、第2ラッチクロック〜第4ラッチ
クロックに同期して、表示データ1−0〜3−2までの
12画素分の表示データをラッチする。
【0126】ラッチ回路901〜904は、このラッチ
した表示データを、第5ラッチクロックに同期して1度
にラッチ回路910〜914に出力する。ラッチ回路9
10〜914はこれをラッチし、第5ラッチクロックが
次回”有効”になるまで、出力バス914〜917から
出力しつづける。
【0127】データセレクタ918は、ラッチ回路90
1〜904から同時に出力されて来ている12画素分の
データのうち、第1スイッチ群707に対応した表示デ
ータ列(ここでは電極x0,x4,x8対応した表示デ
ータ0−0,1−1,2−2)だけを選択し、これを表
示データ804としてバスセレクタ811へ出力する。
この場合の出力は、次回の第1ラッチクロックに同期し
て実行される。
【0128】続いて、データセレクタ918は、第2ス
イッチ群708に対応した表示データ列だけを選択し、
これを表示データ804としてバスセレクタ811へ出
力する。この場合の、出力は、第2ラッチクロックに同
期して行われる。以下同様に、データセレクタ918
は、第3ラッチクロックに同期して第3スイッチ群70
9に対応した表示データを、第4ラッチクロックに同期
して第4スイッチ群710に対応した表示データを、表
示データ804として出力する。
【0129】以上説明した第2の実施例によれば、パラ
レルで入力されてくる表示データに対しても、カラム回
路704等を変更することなく、液晶パネルの高精細化
へ対応できる。
【0130】本発明の第3の実施例を説明する。
【0131】該第3の実施例は、メモリからのデータ読
み込みクロックと、メモリへのデータ書き込みクロック
とが、互いに非同期である点が第2の実施例とは異なる
ものである。
【0132】本実施例の液晶表示装置は、図11に示す
とおり、液晶パネル701と、液晶パネル701のX電
極を駆動するためのカラム回路704と、液晶パネル7
01のY電極を駆動するためのコモン回路112と、外
部から入力されてくる表示データ等に従って、カラム回
路704及びコモン回路112を作動させる表示コント
ローラ1101と、電源回路109と、スイッチ群70
7〜710と、を含んで構成されている。さらに、本実
施例では、表示コントローラ1101に外部クロック1
103を供給する発振器1102を備えている。該外部
クロック1103は、後述するとおり、メモリからの表
示データの読み出しクロックの基にされるものである。
【0133】既に述べたとおり、表示コントローラ11
01は、各種入力信号103,104,105,10
6、表示データ703に加え、発振器1102から入力
される外部クロック1103が入力されている。表示コ
ントローラ1102は、これらの入力に基づいて、表示
データ705および各種信号115,122〜125,
108,117等を生成し、外部クロック1103に同
期して出力している。
【0134】表示コントローラ1101の詳細を図12
を用いて説明する。
【0135】表示コントローラ1101は、図12に示
すとおり、クロック制御部1201、クロック制御部1
203、メモリ制御部1205、バスセレクタ120
8、メモリ1213,1214、データラッチ回路80
3、データラッチ回路813を含んで構成されている。
また、これらの各部の間を接続し、データ、信号の授受
を行うための各種バス、信号線を備えている。なお、図
を簡単にするため、図12においては、図11における
信号115,122〜125,108,117をまとめ
て、信号1126として描いている。
【0136】クロック制御部1201は、垂直同期信号
103、水平同期信号104、ブランク信号105、ド
ットクロッック106に基づいて、書き込み制御信号1
202、ラッチクロック802、を生成するものであ
る。
【0137】書き込み制御信号1202には、垂直同期
信号103、水平同期信号104、書き込みクロックが
含まれている。垂直同期信号103および水平同期信号
104は、表示データ804が、何ライン目のデータで
あるかをメモリ制御部1205が判断するために用いら
れる。書き込みクロックは、表示データ804が有効と
なっている時間範囲を、メモリ制御部1205に知らせ
るためのものである。
【0138】クロック制御部1203は、外部クロック
1103に同期した、メモリ読み込み制御信号120
4、信号1216、ラッチクロック214を生成するも
のである。
【0139】メモリ制御部1205は、メモリ121
3,1214へのデータの書き込み、および、これらか
らのデータの読み出しを制御するものである。該メモリ
制御部1205は、書き込み制御信号1202、読み込
み制御信号1204に基づいて、ドットクロック106
に同期したメモリ書き込み制御信号1206と、外部ク
ロック1103に同期したメモリ読み込み制御信号12
07と、バス制御信号206と、を生成しこれをセレク
タ1208へ出力する構成となっている。
【0140】メモリ書き込み制御信号1206、メモリ
読み込み制御信号1207は、それぞれリードイネーブ
ル信号、ライトイネーブル信号、アドレス信号、データ
信号とから構成されている(図13参照)。読み出しイ
ネーブル信号は、読み出し完了を示すためのものであ
る。なお、バス制御信号206及びリードイネーブル信
号は、バス1204を通じてクロック制御部1203に
も出力されている。
【0141】データラッチ回路803、データラッチ回
路813は、実施例2と同様の機能を有するものであ
る。
【0142】メモリ1213,1214は、ぞれぞれ1
画面分の表示データを記憶可能な容量を備えたものであ
る。メモリ1213,1214内での表示データの配置
の仕方は、基本的には実施例1、2と同様である(図5
参照)。但し、本実施例では、データを1画面分記憶す
るようになっているため、図14に示すとおり、各ライ
ンのデータを、液晶パネルの走査線の本数分(本実施例
では、240本分)だけ並べて配置したものとなってい
る。このようなデータの配置は、メモリ制御部1205
からのアドレスの指定の仕方によって実現される。
【0143】バスセレクタ1208は、バス制御信号2
06に従って、バス804と、バス1215と、バス1
211とバス1212との接続関係を変更するものであ
る。また、書き込み制御信号バス1206と、読み出し
制御信号バス1207と、メモリ制御バス1209,1
210との接続関係を変更するものである。
【0144】このバスセレクタ1208は、バス制御信
号206が”ハイ”の時には、表示データ804はメモ
リ1213に書き込まれ、メモリ1214からは表示デ
ータの読み出しが行われるようにする。つまり、メモリ
制御バス1209と書き込み制御信号バス1206と
を、また、出力バス8804とデータバス1211と
を、導通状態とする。さらに、出力バス1215とメモ
リデータバス1212とを、また、メモリ制御バス12
10とメモリ書き込み信号バス1207とを、導通状態
とする。
【0145】一方、バス制御信号206が”ロー”の時
には、表示データ804はメモリ1214に書き込ま
れ、メモリ1213からは表示データの読み出しが行わ
れるようにする。つまり、メモリ制御バス1210と書
き込み制御信号バス1206とを、また、出力バス80
4とデータバス1212とを、導通状態とする。さら
に、出力バス1215とメモリデータバス1211と
を、また、メモリ制御バス1209とメモリ書き込み信
号バス1207とを、導通状態とする。
【0146】本実施例の動作を図13を用いて説明す
る。
【0147】図11において、本実施例の動作は、交流
化信号108、カラム制御信号バス115、コモン制御
信号バス117、第1制御信号122、第2制御信号1
23、第3制御信号124、第4制御信号125、表示
データ705が、外部クロック1103に同期して出力
されること以外は、実施例2と同様である。従って、こ
こでは、表示コントローラ1101の内部動作について
のみ説明する。
【0148】クロック制御部1201,1203は、外
部から入力されてくる信号103,104,105,1
06,1103に基づいて、各種信号802,120
2,11204,214,1216を出力している。
【0149】また、メモリ制御部1205は、書き込み
制御信号1202と読み込み制御信号1204から、メ
モリ書き込み制御信号1206、メモリ読み込み制御信
号1207を生成し、セレクタ1208へ出力してい
る。また、バス制御信号206をセレクタ1208へ出
力している。
【0150】データラッチ回路803は、クロック制御
部1201から入力されてくるラッチクロック802に
同期して表示データ703を取り込み、これを並べ変え
た上で、各スイッチ群707〜710に対応した表示デ
ータ804として出力する。該並べ替えの詳細は、実施
例2と同様である。ある1つのスイッチ群に対応する3
画素分のデータが、スイッチ群ごとに順次、表示データ
804として出力されている。
【0151】メモリ制御部1205は、セレクタ120
8によって、1画面分の表示データ804を、メモリ1
213とメモリ1214とのいずれかに格納させる。ま
たこれと並行して、クロック制御部1203から出力さ
れてくる読み出しクロックに同期しつつ、メモリ121
3(あるいは1214)から1画面分の表示データを読
み出させる。該表示データの読み出しは、他の実施例と
同様、その時データの書き込み動作が行われていない方
のメモリから行われる。
【0152】データラッチ回路813は、メモリ121
3(あるいは1214)から読み出された表示データを
ラッチクロック214に同期してラッチする。そして、
カラム制御信号115(図12では信号1216)に含
まれている転送クロックに同期して表示データを表示デ
ータ705として出力する。
【0153】図13に示すとおり、メモリ制御部120
5は、読み出しを完了すると、メモリ制御信号1207
中のリードイネーブル信号を無効(本実施例では、”ロ
ー”)にする。このリードイネーブル信号を受けたクロ
ック制御部1203は、読み出しクロックの出力を休止
する。
【0154】1画面分の表示データの、メモリ1213
への格納およびメモリ1214からの読み出しが完了す
ると、図13に示すとおり、メモリ制御部1205はバ
ス制御信号206の状態(ハイ/ロー)を変更する。
【0155】すると、これに対応してセレクタ1208
が作動し、表示データ804が格納されるメモリと、表
示データが読み出されるメモリとが、次回は入れ替わる
ことになる。また、クロック制御部1203は、バス制
御信号206の状態変更に対応して自らを初期化する。
そして、次画面の表示に備えて、再び、信号1216の
生成を始める。さらに、クロック制御部1203は、読
み出しクロックのメモリ制御部1205への出力を再開
する。該読み出しクロックを受けたメモリ制御部120
5は、該読み出しクロックに同期して、アドレス”0”
から順次表示データを読み出す。
【0156】以上の動作を繰り返すことにより、本実施
例の液晶表示装置は、非同期の2系統のクロックを持ち
ながらも、液晶パネル701への表示を可能ととしてい
る。
【0157】第4の実施例を説明する。
【0158】該第4の実施例は、コモン回路と液晶パネ
ルのY電極との間に、コモン回路の出力を選択するスイ
ッチ群を配置し、これを表示コントローラによって制御
する点が、実施例1とは異なっている。他の点について
は、基本的には実施例1と同様である。該実施例は、コ
モン回路の出力数が、液晶パネルのライン数より少ない
場合に適用されるものである。
【0159】本実施例の液晶表示装置を図15を用いて
説明する。
【0160】液晶パネル101自体は、実施例1と同様
のものである。但し、本実施例では、240本備えるY
電極を2つのグループに分けて、その選択/非選択電圧
の印加を制御されている。以下、図15における上半分
の領域に位置するY電極を第1コモンバス1610と、
一方、下半分の領域に位置するY電極を第2コモンバス
1611と呼ぶ。
【0161】スイッチ群1606〜1609は、液晶パ
ネルのY電極と、コモン回路1603の出力バス160
4と、電源回路109からの非選択電圧信号線1605
との接続関係を変更するためのものである。
【0162】電源回路109の生成する非選択電圧は、
走査電圧バス113の途中から枝分かれして出ている非
選択電圧信号線1605を通じても出力されている。該
非選択電圧信号線1605は、上述の第2スイッチ群1
607を通じて液晶パネル第1コモンバス1610と、
また、第4スイッチ群1609を通じて第2コモンバス
1611と接続可能に構成されている。
【0163】コモン回路1603は出力バス1604を
構成する出力端子y0〜y119のうち、いずれかに選
択電圧を、他には非選択電圧を、出力するものである。
いずれの出力端子から選択電圧を出力するかは、表示コ
ントローラ1601から入力されるコモン制御信号16
02によって指示されている。
【0164】本実施例のコモン回路1603の出力バス
1604は、第1スイッチ群1606を通じて第1コモ
ンバス1610と、第3スイッチ群1608を通じて第
2コモンバス1611と接続可能になっている。
【0165】表示コントローラ1601は、コモン回路
1603を制御するためのコモン制御信号1602を生
成し出力している。さらに、スイッチ群1606〜16
09を制御するための第1制御信号1612、第2制御
信号1613を出力する構成となっている。これらの制
御信号1612,1613は、図2のクロック制御部2
01が生成している。表示コントローラ1601の内部
構成は、基本的には図2と同様である。当然、スイッチ
群118〜121を制御するための第1制御信号122
〜第4制御信号125も出力している。
【0166】表示コントローラ1601は、第1コモン
バス1610に属するY電極のうちのいずれかに選択電
圧を印加する場合には、第1スイッチ群1606および
第4スイッチ群1609をONに、一方、第2スイッチ
群1607及び第3スイッチ群1608をOFFにする
ようになっている。これにより、第1コモンバス161
0には、コモン回路1603からの出力が印加され、第
2コモンバス1611には非選択電圧信号1605が印
加される。逆に、第2コモンバス1611に属するY電
極のいずれかに選択電圧を印加する場合には、第1スイ
ッチ群1606及び第4スイッチ群1609をOFF
に、一方、第2スイッチ群1607および第3スイッチ
群1608をONにする。これにより、第1コモンバス
1610には非選択電圧信号1605が印加され、第2
コモンバス1611にはコモン回路1603からの出力
が印加される。
【0167】
【0168】本実施例の動作を、図15、図16を用い
て説明する。
【0169】本実施例の動作は、コモン回路1603の
動作以外は基本的に上記第1の実施例と同じである。そ
のため、ここではコモン回路1603の動作のみを説明
する。
【0170】第1コモンバス1610に属するY電極の
うちのいずれかを選択すべき期間中、表示コントローラ
1601は、第1制御信号1612を”有効”(ハイ)
に、また、第2制御信号1613を”無効”(ロー)と
する。その結果、第1スイッチ群1606および第4ス
イッチ群1609はON(導通状態)に、一方、第2ス
イッチ群1607および第3スイッチ群1608はOF
F(遮断状態)になる。この状態では、第1コモンバス
1610に属するY電極には、コモン回路1603の出
力する選択/非選択電圧1604が、一方、第2コモン
バス1611に属するY電極には、非選択電圧1605
が印加されることとなる。コモン回路1603は、この
間、選択電圧を出力する出力端子を、ライン信号に同期
して順次、y0→y1→y2→・・・→y199と変更
することで、第1コモンバス1610の範囲内で走査を
行っている。
【0171】第1コモンバス1610に属するY電極
(電極y0〜y119)に対する走査が終わった後(つ
まり、電極y199を選択した後)、表示コントローラ
1601は、今度は、第2制御信号1613を”有効”
(ハイ)に、また、第1制御信号1612を”無効”
(ロー)とする。その結果、第1スイッチ群1606お
よび第4スイッチ群1609はOFF(遮断状態)に、
一方、第2スイッチ群1607および第3スイッチ群1
608はON(導通状態)になる。この状態では、第1
コモンバス1610に属するY電極には、非選択電圧1
605が、一方、第2コモンバス1611に属するY電
極には、コモン回路1603の出力する選択/非選択電
圧1604が印加されることとなる。その結果、コモン
回路1603の出力する選択電圧が印加されるY電極
は、y120→y121→y122→・・・→y239
と、順次、変更されてゆくことになる。
【0172】なお、表示コントローラ1601は、第1
制御信号1612および第2制御信号1613の有効
(ハイ)/無効(ロー)変更を、FLM,ライン信号の
タイミングに基づいて行っている。図16に示した例で
は、コモン回路1603は、コモン制御信号1602中
のFLM信号がハイとなっている期間中に、ライン信号
が有効になるのを契機として、出力端子y0へ選択電圧
を出力するようになっている。コモン回路1603が、
次回、出力端子y0へ選択電圧を出力するのは、ライン
信号1602中のクロックが120クロック分出力され
た後、つまり、電極y120へ選択電圧を印加するとき
である。
【0173】本実施例では、コモン回路1603の出力
バスが液晶パネルのY電極数より少ない場合でも、液晶
パネルの電極y0から電極y239まで順次走査するこ
とができる。
【0174】以上説明した第1〜第4の実施例によれ
ば、液晶パネルの高精細化へ容易に対応できる。また、
液晶パネルの画素数やライン数を増加させる変更があっ
た場合でも、その増加分に合わせて、メモリの記憶容量
を増加させることで対応できる。
【0175】表示データの有効データ数が、液晶パネル
の表示数より多い場合に、表示画像のうちの予め定めら
れた領域部分のみを液晶パネルに表示させることも可能
である。これを実現するには、液晶パネルに表示させる
画像領域の範囲を示す座標値を記憶するレジスタを、表
示コントローラに設ける。そして、入力された表示デー
タの表示位置と、該レジスタに格納されている座標値と
を比較し、レジスタ内において指定されている画像領域
についての表示データのみをメモリに記憶すればよい。
このようにすればアスペクト比が液晶パネルと異なって
いる画像も表示できる。
【0176】上記実施例では、表示データのメモリへの
書き込み時に、並べ替えを行っていたが、逆に読み出し
時に並べ替えを行うようにしても良い。例えば、書き込
み時には、通常通り入力された順に表示データを並べて
格納する。そして、読み出し時には、ある一つのスイッ
チ群に対応する一連の表示データを読みだす際には、ア
ドレスを4ずつインクリメントしてゆけばよい。第1の
スイッチ群に対応するデータを読みだす際には、アドレ
ス0,4,8…を指定する。
【0177】本実施例では、表示コントローラを一つの
LSIにする事で、小型化できた。
【0178】
【発明の効果】本発明によれば、液晶駆動回路であるコ
モン回路、カラム回路の出力ピッチを小さくすることな
く、液晶パネルの高精細化に対応できる。
【0179】書き込みクロックと、読み出しクロックが
非同期のクロックの場合にも、1画面分のメモリを持つ
ことで対応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である液晶表示装置の構
成図である。
【図2】表示コントローラ102の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】メモリ207,208へのデータ書き込み/読
み出しのタイミングチャートである。
【図4】スイッチ群118〜121を作動させる制御信
号122〜125のタイミングチャートである。
【図5】メモリ207,208内での表示データの配置
状態を示すマップである。
【図6】コモン回路112を制御する信号のタイミング
チャートである。
【図7】本発明の第2の実施例である液晶表示装置の全
体ブロック図である。
【図8】表示コントローラ702の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図9】データラッチ回路803の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図10】メモリ207,208への表示データの格納
/読み出し動作のタイミングチャートである。
【図11】本発明の第3の実施例である液晶表示装置の
全体ブロック図である。
【図12】表示コントローラ1101の内部構成を示す
ブロック図である。
【図13】メモリ1213,1214への表示データの
格納/読み出し動作のタイミングチャートである。
【図14】メモリ121,1214中における表示デー
タの配置の様子を示すメモリマップである。
【図15】本発明の第4の実施例である液晶表示装置の
全体ブロック図である。
【図16】コモン回路1603の出力電圧と、y電極へ
印加される電圧との関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図17】従来例の液晶表示装置の構成図である。
【図18】従来例のタイミングチャートである。
【図19】従来例のカラム回路HD66310の構成図
である。
【符号の説明】
101…液晶パネル、102…表示コントローラ、10
3…垂直同期信号、104…水平同期信号105…ブラ
ンク信号、106…ドットクロック、107…表示デー
タバス、108…交流化信号109…電源回路、110
…カラム回路、111…諧調電圧バス、112…コモン
回路、113…走査電圧バス、114…出力バス、11
5…カラム制御信号バス、116…出力バス、117…
コモン制御バス118…第1スイッチ群、119…第2
スイッチ群、120…第3スイッチ群、121…第4ス
イッチ群、122…第1制御信号、123…第2制御信
号、124…第3制御信号、125…第4制御信号、1
26…表示データバス、127…対向電圧線、201…
クロック制御部、202…メモリ系制御バス、203…
メモリ制御部、204…メモリ制御バス、205…メモ
リ制御バス、206…バス制御信号、207…メモリ、
208…メモリ、209…データバス、210…データ
バス、211…バスセレクタ、212…出力バス、21
3…ラッチ回路、214…ラッチクロック、701…液
晶パネル、702…表示コントローラ、703…表示デ
ータバス、704…カラム回路、705…表示データバ
ス、706…出力バス、707…第1スイッチ群、70
8…第2スイッチ群、709…第3スイッチ群、710
…第4スイッチ群、801…メモリ制御部、802…ラ
ッチクロックバス、803…データラッチ回路、804
…出力バス、805…メモリ制御信号バス、806…メ
モリ制御信号バス、807…メモリ、808…メモリ、
809…データバス、810…データバス、811…バ
スセレクタ、812…出力バス、813…データラッチ
回路、901〜904…ラッチ回路、905〜908…
出力バス、910〜913…ラッチ回路、914〜91
7…出力バス、918…データセレクタ回路、1101
…表示コントローラ、1102…発振器、1103…外
部クロック、1201…クロック制御部(1)、120
2…書き込み制御信号バス、1203…クロック制御部
(2)、1204…読み込み制御信号バス、1205…
メモリ制御部、1206…メモリ書き込み信号バス、1
207…メモリ読み込み制御信号バス、1208…バス
セレクタ、1209…メモリ制御信号バス、1210…
メモリ制御信号バス、1211…メモリデータバス、1
212…メモリデータバス、1213…メモリ、121
4…メモリ、1215…データバス、1216…制御信
号バス、2100…カラム回路、2101…信号線、2
103…ラッチ回路、2104…クロック、2105…
イネーブル信号、2110…ドライバ制御手段、211
1…クロック、2120…データ変換回路、2121…
分周回路、2122…遅延回路、2130…カラム回路
群、2131…走査駆動回路、2132…液晶パネル、
2401…表示データ、2402…同期信号、2301
…ラッチアドレスカウンタ、2302…ラッチ回路、2
303…ラッチ回路、2304…レベルシフタ回路、2
305…液晶駆動回路、2306…液晶駆動電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古橋 勉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 池田 牧子 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 池上 泰生 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 田中 武 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 二見 利男 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所 電子デバイス事業部内 (72)発明者 恒川 悟 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社日立製作所 半導体事業部内 (56)参考文献 特開 平4−52684(JP,A) 特開 平4−3023(JP,A) 特開 昭61−223791(JP,A) 特開 昭64−84297(JP,A) 特開 平6−348237(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 550 G02F 1/133 505 G09G 3/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される表示データの表示を行う液晶
    表示装置であって、 複数のX電極と複数のY電極とを有するアクティブマト
    リックス型の液晶パネルと、 階調電圧、および、選択/非選択電圧を生成して出力す
    る電源回路と、 複数の出力端子を有し、該複数の出力端子から前記表示
    データに対応して階調電圧を出力して、前記複数のX電
    極を駆動するカラム回路と、 前記電源回路から出力される選択/非選択電圧により前
    記複数のY電極を駆動するコモン回路と、前記コモン回路と前記Y電極との間に配置され、前記Y
    電極を第1および第2の2つのグループに分け、第1の
    グループに属するY電極に、前記コモン回路の前記出力
    端子を予め定められた対応関係で接続する第1のスイッ
    チ群、および、第2のグループに属するY電極に、前記
    コモン回路の前記出力端子を予め定められた対応関係で
    接続する第3のスイッチ群、ならびに、前記第1のグル
    ープに属するY電極に、前記電源回路から出力される非
    選択電圧を供給する非選択電圧信号線を接続する第2の
    スイッチ群、および、前記第2のグループに属するY電
    極に、前記電源回路から出力される非選択電圧を供給す
    る非選択電圧信号線を接続する第4のスイッチ群と、 2以上のグループに分類された前記複数のX電極のう
    ち、選択された前記いずれかのグループに属する1以上
    のX電極を、前記カラム回路の前記階調電圧を前記表示
    データに対応して出力する出力端子に接続するX電極ス
    イッチ回路と、 表示データをカラム回路に出力すると共に、制御信号を
    出力して、カラム回路コモン回路および前記第1から
    第4のスイッチ群を制御する表示コントローラと、有
    し、前記コモン回路は、複数の出力端子を有し、選択された
    前記出力端子からは前記選択電圧を、他の出力端子から
    は前記非選択電圧を、それぞれ前記第1および第3のス
    イッチ群を介して前記Y電極に出力するものであり、 前記表示コントローラは、外部から入力される前記表示
    データを、それぞれ表示されるべき位置に対応するX電
    極が含まれる前記グループ毎に分けて、表示すべきグル
    ープの表示データを前記カラム回路へ出力し、前記X電
    極スイッチ回路の複数のスイッチをオンオフ制御するス
    イッチ制御信号を前記X電極スイッチ回路に出力し、か
    つ、前記選択電圧を出力する出力端子の選択と、前記第
    1から第4のスイッチ群のオンオフ制御とを行い、前記
    第1から第4のスイッチ群のオンオフ制御は、前記第1
    のスイッチ群および第4のスイッチ群をオンする時、前
    記第3のスイッチ群および第2のスイッチ群をオフと
    し、一方、前記第3のスイッチ群および第2のスイッチ
    群をオンする時、前記第1のスイッチ群および第4のス
    イッチ群をオフとすることにより行われること、を特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の液晶表示装置であって、 前記表示コントローラは、 少なくとも1ライン分のデータを記憶可能な第1のメモ
    リと、 少なくとも1ライン分のデータを記憶可能な第2のメモ
    リと、 外部から入力され表示データを取り入れ、前記第1のメ
    モリおよび第2のメモリのうち書き込み対象として選択
    されたメモリに格納する書き込み手段と、 前記第1のメモリと前記第2のメモリのうち、前記書き
    込み手段による書き込み動作の対象となっていないメモ
    リから、当該メモリに格納されている表示データを、対
    応するX電極の属する前記グループに含まれる表示デー
    タの集まり毎に、出力する読み出し手段と、 前記カラム回路が、任意のグループに属するX電極に階
    調電圧を出力し終わった後、次のグループのX電極に対
    応する階調電圧の出力を開始する前に、前記X電極スイ
    ッチ回路による前記グループの選択を、該次のグループ
    のX電極と前記カラム回路の出力端子とが接続されるよ
    うに変更させる選択指示手段と、 前記書き込み手段による前記表示データの書き込み動作
    の対象とされるメモリを、前記水平同期信号が有効にな
    るのを契機として、前記第1のメモリと前記第2のメモ
    リとの間で切り替えさせる制御手段とを有することを特
    徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液晶表示装置において、 前記表示コントローラは、外部からパラレルで入力され
    た前記表示データを予め定められた画素数分受け付け
    て、前記受け付けた表示データを、当該表示データが対
    応するX電極の属するグループに基づいて分類して、分
    類毎に出力する変換手段をさらに有し、 前記書き込み手段は、前記変換手段が出力する前記表示
    データを、前記第1のメモリおよび第2のメモリのうち
    書き込み対象として選択されたメモリに書き込むことを
    特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項記載の液晶表示装置において、 前記書き込み手段は、書き込みクロックに同期して書き
    込み動作を実行し、 前記読み出し手段は、前記書き込みクロックとは非同期
    の読み出しクロックに同期して、読み出し動作を実行
    し、 前記制御手段は、前記第1のメモリと前記第2のメモリ
    の切り替えを、1画面分の表示データを書き込んだこと
    を確認することで行うことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれか一項に記載の液
    晶表示装置において、前記第1のメモリおよび前記第2
    のメモリは、当該メモリの記憶容量を変更可能に構成さ
    れていることを特徴とする液晶表示装置。
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