JP3486766B2 - 逆止弁構造 - Google Patents

逆止弁構造

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JP3486766B2 JP27945898A JP27945898A JP3486766B2 JP 3486766 B2 JP3486766 B2 JP 3486766B2 JP 27945898 A JP27945898 A JP 27945898A JP 27945898 A JP27945898 A JP 27945898A JP 3486766 B2 JP3486766 B2 JP 3486766B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、逆止弁の構造に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術及びその課題】例えば図8に示すように、
浴槽51の側壁面に循環金具52を取り付けて、これに
追焚き装置54の追焚き配管53を接続し、接続部から
の漏水を受けるために水受け55を設けて、この水受け
55で集めた水を排水トラップへ排水する排水管内に設
けられた逆止弁56とか、また、図9に示すような洗面
台61において、洗面器62からの排水を流す排水管6
3内に設けられた逆止弁56のように、縦方向に水が流
れる水路内に設けられた従来の逆止弁56においては、
例えば図10及び図11に示すような平型の弁体73で
構成されたものが存在し、図10において、縦方向の排
水路71内に設けられた弁ケース72内に平型の弁体7
3が内装されて、弁ケース72の底側には開口脚74が
立設され、図10の状態では、排水路71を上方から流
下する排水は良好に下方側へ流すことができ、逆に図1
1に示すように、下から上に向かって逆流する排水に対
しては弁体73が弁ケース72の天井部72aに当接し
て逆流を防止するように構成されている。 【0003】しかし、このような平型の弁体73で逆止
弁56が形成されている場合には、下から上へ流れる逆
流水の圧力が微圧の場合には、天井部72aへの弁体7
3の押し付け力が小さく、完全に排水路71を密閉する
ことができにくく、微圧がダラダラと続く場合には水が
逆流し続けてしまうという問題点があり、弁体73と弁
ケース72間に精度が必要となり、また、上から汚水が
流下すると弁体73の上面に汚物が残り、逆止性に影響
を与えてしまうという問題点があった。 【0004】また、従来、図12及び図13に示すよう
な球型の弁体75で構成される逆止弁56が存在し、こ
の球型の弁体75を有するものにおいては、弁体75に
上方からの汚物は溜まりにくいものであるが、下方側か
ら微圧が働く場合には弁体75の押し付け力が小さく、
完全に密封できないという問題点があり、弁体75と弁
ケース72間の精度が必要となるという問題点がある。 【0005】また、さらに図14及び図15に示すよう
な傘型の弁体76を備えた逆止弁56においても、上方
からの汚物は溜まりにくいが、下方側からの微圧に対し
て良好な逆止機能を果たすことができないという問題点
がある。即ち、図14及び図15の弁体76は、上端に
断面三角形状のゴム部76aを有し、下部に中空浮き部
76bを有するものである。 【0006】次に、従来の逆傘型の弁体77を備えた逆
止弁56を、図16及び図17に示すが、この従来の逆
傘型の弁体77は、外周側が上方へ湾曲したゴム部77
aの下部に中空浮き部77bが一体化されたものであ
り、下方側からの逆流水の圧力が微圧の場合にも、図1
7に示すように、ゴム部77aの外周側が良好に弁ケー
ス72の天井部に密着して、逆流水を良好に遮断するこ
とができるものであるが、上方側から汚水が流れ込む
と、ゴム部77aの上面に汚物が溜まりやすく、逆止性
能に影響を与えてしまうという問題点があった。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、逆流水の圧力が微圧の
場合にも良好な逆止機能を発揮することができ、かつ汚
物が溜まりにくく、メンテナンスが容易となる逆止弁構
造を提供せんことを目的とし、その要旨は、縦方向の水
路内に設けられたケース内に、前記水路を上から下へ流
れる水は流すが、下から上へ流れる水は遮断するように
上下方向に移動可能に配設された弁体は、ゴム等の軟質
材で外周が薄肉状に上方へ向かって湾曲した逆傘状に形
成され、中央部には、上方側へ立ち上がった錐形状の
起が形成されているとともに、下部中央部には、中空状
の浮力体が付設されていることである。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、前述した図8及び図9に示すような、縦
方向に水が流れる水路内に配設された逆止弁56の断面
拡大図を示すものであり、図1において、縦方向の排水
路71内に弁ケース72が形成されており、この弁ケー
ス72の底側には開口脚74が立設されて、上方側から
下方側へ水が流下する時にはこの開口脚74上に弁体1
が当接して、良好に上方側から下方側へ水を流すことが
できるように構成され、また逆に、下方側から上方側へ
向かう逆流水に対しては、弁体1が弁ケース72内で浮
上し、弁ケース72の天井部72aに弁体1が当接状に
密着して、逆流を防ぐように構成されており、弁ケース
72内に設けられる弁体1は、ゴム等の軟質材で形成さ
れた軟質部2の外周側は上方へ向かって湾曲し、外周側
は極めて薄い薄肉状の先端薄肉部2aを形成しており、
また、軟質部2の中心には上方側へ一体状に立ち上がっ
て錐形状の中央突起3が一体形成されたものとなってお
り、また、軟質部2の下面中央部には中空状の浮力体4
が付設されたものとなっている。 【0009】このような構成の弁体1においては、逆流
水の圧力が微圧の場合にも、逆流水により弁ケース72
内で弁体1が浮き上がり、弁ケース72の天井部72a
内面に先端薄肉部2aが密着状に当接して、良好に逆止
機能を果たすことができるものとなり、上方から下方側
へ向かって排水が流下する際には、図3の矢印で示すよ
うに、排水は中央突起3に沿って軟質部2の上面に当接
状に流下するが、軟質部2は湾曲されており、排水は中
央突起3の下端から外側へ弾かれて、良好に排水が弁体
1の外側に回り込んで流下されることとなり、入浴剤等
の汚水が流下する時にも、このような排水の流れが形成
されるため、軟質部2の上面に汚物が残ることが少なく
なり、汚物は良好に弁体1の外側に弾かれて排出される
こととなる。 【0010】なお、軟質部2は図2に示すように、その
中央部に上方へ隆起した中央段部2bを一体形成し、中
央段部2bの中央に上方へ突出させて中央突起3を一体
形成させたものであっても、同様に上方からの排水を良
好に外側へ弾き出して、上面側に汚物が残ることを良好
に防ぐことができるものとなる。 【0011】なお、このような中央突起3を一体形成し
た弁体1においては、逆止弁56をメンテナンスする際
にも図4に示すように、この中央突起3を指で摘んで弁
体1を弁ケース72から良好に引き上げて取り出すこと
ができ、弁体1のメンテナンスとか交換等を容易に行う
ことができるものとなる。なお、参考のために図5に示
すように、従来の逆傘型の弁体77は、弁ケース72の
ケース蓋72bを取り外して内部から取り出そうとする
時に、弁ケース72に指が当たって、摘み出すことが困
難となり、メンテナンス性が悪いものであった。 【0012】次に、図6に示すものは、弁ケース72の
底側に立設される開口脚74を省略した構成の逆止弁5
6であり、この逆止弁56では、弁ケース72は箱状に
形成され、その内部に内装される弁体1は、図7の斜視
図で示すような構造に形成されたものである。 【0013】即ち、弁体1は、外周側が上方側へ跳ね上
がった薄肉状の先端薄肉部2aを形成している軟質部2
の中央に、中央突起3が一体状に立設されており、この
軟質部2の下面に、円筒状の中空浮力体4が固着されて
おり、この中空浮力体4の外周には、間隔をおいて外側
へ突出する外周羽根部5,5,5が一体形成されたもの
で、この外周羽根部5,5,5及び中空浮力体4は硬質
樹脂で形成することができるものであり、このような外
周羽根部5,5,5を有する円筒状の中空浮力体4を付
設したことにより、弁ケース72内で弁体1が上下動す
る際に、横方向へのガタつきが外周羽根部5,5,5に
より防がれて、軟質部2は左右方向にガタつくことなく
良好に上下動することができ、弁体1の弁ケース72内
での納まりが良好なものとなる。 【0014】この図6及び図7に示すような弁体1を備
えた逆止弁56においても、上からの汚物が溜まりにく
く、また、逆流水が微圧の時にも良好に逆止機能を果た
すことができ、しかもメンテナンス時等に取り出しやす
くなり、メンテナンス等が容易となるものである。 【0015】 【発明の効果】本発明の逆止弁構造は、縦方向の水路内
に設けられたケース内に、前記水路を上から下へ流れる
水は流すが、下から上へ流れる水は遮断するように上下
方向に移動可能に配設された弁体は、ゴム等の軟質材で
外周が薄肉状に上方へ向かって湾曲した逆傘状に形成さ
れ、中央部には、上方側へ立ち上がった錐形状の突起が
形成されているとともに、下部中央部には、中空状の浮
力体が付設されていることにより、上方から流下する水
を軟質部の外周側へ弾き出して汚物が溜まることを良好
に防ぎ、軟質部の上面に汚物が溜まりにくくなり、ま
た、下方側から上方へ向かう逆流水が作用した時には、
逆流水が微圧の場合にも良好に浮上して、軟質部の外周
の薄肉状の部分がケースの内周面に密着状に当接され
て、逆流水が微圧の場合でも良好な逆止機能を果たすこ
とができ、しかも中央部の突起を摘んで容易にケースか
ら取り出すことができ、メンテナンス性が向上する効果
を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】縦方向の排水路内に設けられた逆止弁の拡大断
面図である。 【図2】弁体の変更例を示す概略構成図である。 【図3】上方側からの排水の流れを示す作用説明図であ
る。 【図4】メンテナンス時等に中央突起を摘んで弁ケース
から弁体を取り出す状態の作用説明図である。 【図5】従来の逆傘型の弁体を弁ケースから取り出そう
とする状態の作用説明図である。 【図6】改良型の弁体を内装した逆止弁の断面拡大構成
図である。 【図7】図6の弁体の斜視構成図である。 【図8】逆止弁が設けられる場面の一例を示す概略配管
構成図である。 【図9】洗面台に逆止弁を設けた配管構成図である。 【図10】従来の平型の逆止弁の断面拡大構成図であ
る。 【図11】図10の平型の逆止弁の逆止状態の作用説明
図である。 【図12】従来の球型の逆止弁の断面拡大構成図であ
る。 【図13】図12の逆止状態の作用説明図である。 【図14】従来の傘型の逆止弁の断面拡大構成図であ
る。 【図15】図14の傘型逆止弁の逆止状態の作用説明図
である。 【図16】従来の逆傘型の逆止弁の断面拡大構成図であ
る。 【図17】図16の逆止弁の逆止状態の作用説明図であ
る。 【符号の説明】 1 弁体 2 軟質部 2a 先端薄肉部 2b 中央段部 3 中央突起 4 浮力体(中空浮力体) 5 外周羽根部 56 逆止弁 71 排水路 72 弁ケース 72a 天井部 74 開口脚

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 縦方向の水路内に設けられたケース内
    に、前記水路を上から下へ流れる水は流すが、下から上
    へ流れる水は遮断するように上下方向に移動可能に配設
    された弁体は、ゴム等の軟質材で外周が薄肉状に上方へ
    向かって湾曲した逆傘状に形成され、中央部には、上方
    側へ立ち上がった錐形状の突起が形成されているととも
    に、下部中央部には、中空状の浮力体が付設されている
    ことを特徴とする逆止弁構造。
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