JP3486733B2 - 空気吹出調整用レジスタ - Google Patents

空気吹出調整用レジスタ

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JP3486733B2 JP30683499A JP30683499A JP3486733B2 JP 3486733 B2 JP3486733 B2 JP 3486733B2 JP 30683499 A JP30683499 A JP 30683499A JP 30683499 A JP30683499 A JP 30683499A JP 3486733 B2 JP3486733 B2 JP 3486733B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車内等の
換気や空調の空気吹出口に使用される空気吹出調整用レ
ジスタに関し、特に送風を停止し或は風量を調整するダ
ンパ機構を備えた空気吹出調整用レジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の空気吹出調整用レジス
タとして、風向等を調整するためにベゼル内に横可動ル
ーバと縦可動ルーバが配設された通風路の後方に、送風
を止め或は風量を調整するために、ダンパプレートが開
閉可能に設けられた空気吹出調整用レジスタが知られて
いる。この種の空気吹出調整用レジスタで使用されるダ
ンパ機構は、手動操作用のダンパノブがベゼルの前面に
設けられ、そのダンパノブの軸とダンパプレートの軸と
が歯車によって或はリンクによって回動可能に連係さ
れ、ダンパノブの操作によりダンパプレートを回動させ
て、送風を止め或は風量を調整するように構成される。
【0003】ダンパノブの手動操作によりダンパプレー
トを回動させる際、その操作性を向上させるためには、
ダンパプレートの全閉時(又は全開時)のダンパノブの
操作時に節度感を生じさせることが良く、また、全閉時
や全開時において、風圧や振動によりダンパプレートが
自然に回動してしまう不具合を防止する必要がある。そ
こで、この種の空気吹出調整用レジスタのダンパ機構に
おいて、ダンパノブの操作力を伝える歯車の一部に正規
の歯溝より浅い小歯溝を設けると共に、噛合する歯車を
弾性変形可能に形成し、ダンパプレートの全閉時(又は
全開時)に、その小歯溝に他方の歯車の歯が噛合した
時、節度感を生じるようにしたダンパ機構が開発され
た。このダンパ機構は、ダンパプレートの全閉時(又は
全開時)に他方の歯車の歯が小歯溝を乗り越えるように
して、節度感を生じさせると共に、その小歯溝を乗り越
えた状態、つまり全閉時(又は全開時)から、ダンパプ
レートが容易に反対側に回動することを防止することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな節度感を発生させるために、図11のように、歯車
H1の一部の歯溝を浅くしただけの小歯溝S1を設けた
場合、他方の歯車H2の歯S2がその小歯溝S1を乗り
越す際、図11(a)から図11(b)に示すごとく、
歯S2の先端部に比べ小歯溝S1の歯底幅が広いため
に、隙間Cが生じ、歯車H1の回動時に、その隙間C内
で他方の歯車H2の歯S2が動くように作用することか
ら、節度感が生じる際に歯車H1が矢印方向に急速に回
動し、歯面が対向する歯面に衝突することにより異音が
発生し、ダンパノブの操作フィーリングが悪化する問題
があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、ダンパノブの操作時の異音の発生を防止し、ダンパ
ノブの操作フィーリングを向上させることができる空気
吹出調整用レジスタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の空気吹出調整用レジスタは、通
風路内にダンパプレートが開閉回動可能に軸支され、ダ
ンパプレートの軸が少なくとも第一歯車と第二歯車を介
してダンパノブに連係され、第一歯車の一部の歯溝に正
規の歯溝より浅い小歯溝部が形成されると共に、第二歯
車が弾性変形可能に形成され、ダンパプレートの閉鎖時
又は開放時に第一歯車の小歯溝部に第二歯車が噛合し
第二歯車が弾性変形し、ダンパノブの操作に節度感
を付与する空気吹出調整用レジスタであって、ダンパプ
レートの閉鎖時又は開放時に第二歯車と噛合する際、
一歯車の小歯溝部の歯底幅が、噛合時に小歯溝部内の隙
間を最小にするように、他の歯溝の歯底幅より小さくに
形成されていることを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、上記請求項1の
空気吹出調整用レジスタにおいて、第一歯車が前記ダン
パノブと同軸上に設けられ、第二歯車が弾性変形可能に
形成され、ダンパプレートの軸に固着された第三歯車が
第二歯車に噛合して配置される。
【0008】
【作用】上記構成の空気吹出調整用レジズタでは、ダン
パを開閉操作する場合、ダンパノブを回動操作する。こ
のとき、ダンパノブの回動力は第一歯車、第二歯車を介
してダンパプレートに伝達され、ダンパプレートを開く
方向に或は閉じる方向に回動させる。そして、ダンパプ
レートの閉鎖時或は開放時には、第一歯車の小歯溝部に
第二歯車が噛合し、深さの浅い小歯溝部を第一歯車の歯
が乗り越えるように作用し、このとき第一歯車又は第二
歯車が弾性変形してその小歯溝部を乗り越えるため、ダ
ンパプレートが閉鎖或は開放される時、ダンパノブの操
作に節度感が生じ、操作する人は、ダンパプレートが閉
鎖したことを容易に感じ取ることができる。
【0009】また、このとき、第一歯車の小歯溝部の歯
底幅が、第二歯車との噛合時に小歯溝部内の隙間を小さ
くするように、他の歯溝の歯底幅より小さく形成されて
いるため、第一歯車の小歯溝部に第二歯車の歯が噛合し
た際、小歯溝部内の隙間は最小となり、歯と小歯溝部の
隙間が殆どないため、第二歯車の歯が深さの浅い小歯溝
部を乗り越える際、第二歯車が急激に回動して歯面が衝
突することはなく、異音は発生せず、節度感のある良好
な操作フィーリングでダンパ機構の操作を行なうことが
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は空気吹出調整用レジスタの
正面図を示し、図2はその横断面図を、図3、図4はそ
の縦断面図を示している。これらの図において、1は正
面両側に空気吹出口7を形成したベゼルであり、ベゼル
1の内側には後述のダクト状のリテーナ2が取り付けら
れる。更に、ベゼル1正面の両側にはノブ用開口部1a
が形成され、その開口部1a内にダンパノブ10が配設
される。
【0011】リテーナ2は、矩形のダクト状に形成さ
れ、内部両側に通風路6が形成され、両側の通風路6内
の前部には、各々横方向の前可動ルーバ3が配設され、
その後部に縦方向の後可動ルーバ4が配設される。更
に、通風路6内の後可動ルーバ4の後方に、送風を止め
或は風量を調整するために、ダンパ機構5のダンパプレ
ート8が配設される。
【0012】前可動ルーバ3は、複数の横フィン3aを
一定の上下間隔で回動可能に配置し、それらをリンクで
相互に連結して構成される。各横フィン3aの両側には
回動軸3bが突設され、その回動軸3bは側壁に設けた
軸受部に回動可能に嵌合される。更に、各横フィン3a
の一方の回動軸3bの先端に、偏位軸を持つ図示しない
リンク部材が連結され、各偏位軸はリンクバー3cによ
り相互に連結される。リンク部材、リンクバー3cはリ
テーナ2の外側に配置され、リンクバー3cの末端は図
示しない操作ノブに連係され、操作ノブの操作により、
前可動ルーバ3の横フィン3aは回動しその向きを変え
る。
【0013】後可動ルーバ4は、複数の縦フィン4aを
一定の間隔で回動可能に配置し、それらをリンクバー4
cで相互に連結して構成される。各縦フィン4aの上部
と下部には回動軸4bが突設され、それらの回動軸4b
は上下壁部に設けた軸受部に回動可能に嵌合される。更
に、各縦フィン4aの後下部には連結軸が突設され、そ
れらの連結軸はリンクバー4cにより相互に連結され
る。縦フィン4aの下部の回動軸4bの先端には、図示
しないリンク機構が設けられ、図示しない操作ノブによ
り後可動ルーバ4の縦フィン4aは回動しその向きを変
える。
【0014】後可動ルーバ4の後方にダンパ機構5のダ
ンパプレート8が配設される。このダンパプレート8
は、両側に回動軸8aを突設した板状に形成され、その
回動軸8aをリテーナ2の側壁に設けた軸受部に嵌入し
て回動可能に装着される。ダンパプレート8の回動軸8
aの一端に、第三歯車となる扇形のプレート歯車13が
リテーナ2の外側で軸着される。図2に示すように、ダ
ンパプレート8の縁は歯形に形成されると共に、その縁
部にスポンジシート等の軟質縁部8bが取着され、閉鎖
時の密閉性を良好にしている。
【0015】ダンパ機構5は、通風路6内に配設された
ダンパプレート8を、ダンパノブ10の手動操作に応じ
て、ノブ歯車11、中間歯車12、及びプレート歯車1
3を介して回動させ、通風路6を開閉するように構成さ
れる。ダンパノブ10は、略円形に形成され、ベゼル1
とリテーナ2の接続部の外側に突設された軸部10a上
に、回動可能に嵌着され、ダンパノブ10の外周の一部
は操作部として形成される。このダンパノブ10の操作
部は、ノブ用開口部1aからベゼル1の前方に突出し、
ダンパノブ10の扇状部分には、ノブ歯車11が上記第
一歯車として設けられる。
【0016】このノブ歯車11と上記プレート歯車13
との間に、上記第二歯車として中間歯車12が配置さ
れ、中間歯車12はリテーナ2の側壁部に突設した回動
軸12aに回動可能に嵌合・支持される。中間歯車12
はプラスチックで成形されるが、その外周歯部と内側ハ
ブとの間を弾性変形可能な曲りスポーク12bで連結す
ることにより、ラジアル方向に弾性変形可能に形成され
る。ノブ歯車11は、例えば約90°の回動範囲で回動
し、その回動力を中間歯車12を介してプレート歯車1
3に略同じ回動範囲で伝達するが、ダンパプレート8が
通風路6を閉鎖する際に中間歯車と噛合するノブ歯車1
1の部分の歯溝に、正規の歯溝より浅い小歯溝部21が
形成される。
【0017】このノブ歯車11の小歯溝部21は、図7
に示すように、正規の他の歯溝11aよりその歯底が浅
く形成されると共に、中間歯車12との噛合時に、小歯
溝部21内の隙間を最小にするように、小歯溝部21に
隣接した下側の歯11bの側部に、小歯溝部21内に膨
出する膨出部11cが設けられる。歯溝の深さを浅くす
るだけでは、通常、その歯底幅W2が正規の歯溝の歯底
幅W1より大きくなるが、これにより、図7のように、
小歯溝部21の歯底幅W3は、正規の歯溝の歯底幅W1
と略同じになり、中間歯車12の歯と噛合した際、小歯
溝部21内の隙間を最小にし、歯と小歯溝部との隙間を
殆どなくすことになる。
【0018】上記構成の空気吹出調整用レジスタは、自
動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボード
の部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダク
トに接続するようにして装着される。通風ダクトから送
られる空気は、リテーナ2内の通風路6から空気吹出口
7を通して吹き出される。
【0019】空気の吹出向きを上または下に調整する場
合、図示しない操作ノブを操作すると、前可動ルーバ3
の横フィン3aが、その回動軸3bを支点に回動し、こ
れにより、横フィン3aの上下方向の向きが回動軸3b
を軸にして変化し、空気の吹出方向が上下に調整され
る。
【0020】空気の吹出向きを左右に調整する場合、図
示しない操作ノブを操作すると、後可動ルーバ4の縦フ
ィン4aが、その回動軸4bを軸に回動力を受けて回動
し、その左右の向きが所定の角度範囲で変化し、空気の
吹出方向が左右に調整される。
【0021】ダンパ機構5を操作して送風を止める場
合、図3の状態にあるダンパノブ10を下方に回動させ
る。このとき、ダンパノブ10とノブ歯車11は、図5
の状態から、図3の矢印方向に回動し、この回動力が中
間歯車12を介してプレート歯車13に伝達され、プレ
ート歯車13とダンパプレート8は、同じ方向に同じ角
度だけ回動し、図4に示すように、通風路6を閉鎖す
る。
【0022】この閉鎖時の一歩手前で、図7に示すよう
に、ノブ歯車11の小歯溝部21が中間歯車12に噛合
し、このとき、中間歯車12の歯が深さの浅い小歯溝部
21を乗り越え、この際、中間歯車12が弾性変形して
乗り越えるため、手動で操作しているダンパノブ10に
は節度感が生じ、操作する人は、ダンパプレート8が閉
鎖したことを容易に感じ取ることができる。
【0023】また、このとき、図7に示すように、小歯
溝部21に隣接する歯11bの側部に、小歯溝部21内
に膨出する膨出部11cが設けられ、小歯溝部21の歯
底幅W3は、正規の歯溝の歯底幅W1と略同じになって
いるから、中間歯車12の歯と噛合した際、小歯溝部2
1内の隙間は最小となり、歯と小歯溝部21の隙間が殆
どないため、中間歯車12の歯が深さの浅い小歯溝部2
1を乗り越える際にも、ノブ歯車11が急激に回動して
歯面が衝突することはなく、異音等は発生せず、節度感
のある良好な操作フィーリングでダンパ機構の操作を行
なうことができる。また、ダンパプレート8が閉鎖した
位置では、ノブ歯車11の小歯溝部21を中間歯車12
の歯が乗り越えているため、風力や振動等によりダンパ
プレート8が自然に動くことは防止される。
【0024】一方、図4のように、ダンパプレート8が
閉じた状態から開く場合は、ダンパノブ10を下から上
に回動させ、ノブ歯車11を同方向に回動させる。ノブ
歯車11は図6の閉鎖状態から図5の開放状態に回動す
るが、このとき、中間歯車12がノブ歯車11の小歯溝
部21を乗り越え、図5の開放位置まで回動する。ま
た、風量を調整する場合には、ダンパノブ10を操作し
て、閉鎖と開放位置の間で、ダンパプレート8を任意の
角度に調整する。
【0025】図8は、他の例のノブ歯車31を示してい
る。このノブ歯車31の小歯溝部41も、上記と同様
に、正規の他の歯溝31aよりその歯底が浅く形成され
ると共に、中間歯車12との噛合時に、小歯溝部21内
の隙間を最小にするように、小歯溝部21に隣接した上
側の歯31bの側部に、小歯溝部41内に膨出する膨出
部31cが設けられる。このような構造によっても、上
記と同様に、小歯溝部41の歯底幅は、正規の歯溝の歯
底幅と略同じになり、中間歯車12の歯と噛合した際、
小歯溝部41内の隙間を最小にし、歯と小歯溝部との隙
間を殆どなくすことができる。
【0026】図9は、さらに他の例のノブ歯車51を示
している。このノブ歯車51の小歯溝部61も、上記と
同様に、正規の他の歯溝51aよりその歯底が浅く形成
される。そして、中間歯車12との噛合時に、小歯溝部
21内の隙間を最小にするように、小歯溝部21に隣接
した上下両側の歯51b、51bの側部に、小歯溝部6
1内に膨出する膨出部51c、51cが設けられる。こ
のような構造によっても、上記と同様に、小歯溝部61
の歯底幅は、正規の歯溝の歯底幅と同じになり、中間歯
車12の歯と噛合した際、小歯溝部61内の隙間を最小
にし、歯と小歯溝部との隙間を殆どなくすことができ
る。
【0027】図10は、さらに別の例のノブ歯車71と
中間歯車22を示している。このノブ歯車71の小歯溝
部81も、上記と同様に、正規の他の歯溝71aよりそ
の歯底が浅く形成される。一方、ダンパプレート8が閉
鎖される直前で小歯溝部81と噛合する中間歯車22の
歯22aは、その上下に膨出部22b、22bを設ける
ことにより、他の歯の幅より大きく形成されている。従
って、小歯溝部81の歯底幅が他の歯溝71aの歯底幅
より大きくても、中間歯車22の歯22aと噛合した
際、小歯溝部81内の隙間を最小にし、歯22aと小歯
溝部81との隙間を殆どなくすことができる。よって、
上記図8〜図10の例によっても、上記と同様に、中間
歯車の歯が深さの浅い小歯溝部を乗り越える際、ノブ歯
車が急激に回動して歯面が衝突することはなく、異音等
は発生せず、節度感のある良好な操作フィーリングでダ
ンパ機構の操作を行なうことができる。
【0028】なお、本発明は、上記の実施態様に限定さ
れるものではなく、以下のような態様でも実施可能であ
る。
【0029】上記では、小歯溝部21をノブ歯車11
に設けたが、中間歯車12又はプレート歯車13に小歯
溝部に設けることもできる。
【0030】上記中間歯車12を使用せずに、ノブ歯
車11とプレート歯車13を直接噛合させてもよい。こ
の場合、上記第一歯車がノブ歯車11となり、第二歯車
がプレート歯車13となる。
【0031】上記実施例では、ダンパの閉鎖時に節度
感を生じるように、ノブ歯車11に小歯溝部を設けた
が、ダンパの開放時に節度感を生じるようにすること
も、開放時と閉鎖時の両方で節度感を生じるようにする
こともできる。
【0032】上記実施例では、中間歯車12を弾性変
形可能に形成したが、ノブ歯車或はプレート歯車を弾性
変形可能に構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気吹出
調整用レジスタによれば、第一歯車の小歯溝部に第二歯
車の歯が噛合した際、小歯溝部内の隙間は最小となり、
歯と小歯溝部の隙間が殆どないため、第二歯車の歯が深
さの浅い小歯溝部を乗り越えて節度感を生じさせる際、
第二歯車が急激に回動して歯面が衝突することはなく、
異音は発生せず、節度感のある良好な操作フィーリング
でダンパ機構の操作を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す空気吹出調整用レジ
スタの正面図である。
【図2】図1のII-II 拡大断面図である。
【図3】図1のIII-III 拡大断面図である。
【図4】図1のIV-IV 拡大断面図である。
【図5】ダンパ開放時のノブ歯車、中間歯車、プレート
歯車の状態図である。
【図6】ダンパ閉鎖時のノブ歯車、中間歯車、プレート
歯車の状態図である。
【図7】ノブ歯車11と中間歯車12の噛合状態の部分
拡大図である。
【図8】他の実施例のノブ歯車31と中間歯車12の噛
合状態の部分拡大図である。
【図9】他の実施例のノブ歯車51と中間歯車12の噛
合状態の部分拡大図である。
【図10】他の実施例のノブ歯車71と中間歯車22の
噛合状態の部分拡大図である。
【図11】(a)(b)は従来のノブ歯車H1と中間歯
車H2の噛合状態の部分拡大図である。
【符号の説明】
1−ベゼル 2−リテーナ 3−前可動ルーバ 4−後可動ルーバ 5−ダンパ機構 6−通風路 8−ダンパプレート 10−ダンパノブ 11−ノブ歯車 12−中間歯車 13−プレート歯車 21−小歯溝部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−40062(JP,A) 実開 平4−5515(JP,U) 実開 平1−89663(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風路内にダンパプレートが開閉回動可
    能に軸支され、該ダンパプレートの軸が少なくとも第一
    歯車と第二歯車を介してダンパノブに連係され、該第一
    歯車の一部の歯溝に正規の歯溝より浅い小歯溝部が形成
    されると共に、該第一歯車又は第二歯車が弾性変形可能
    に形成され、該ダンパプレートの閉鎖時又は開放時に、
    該第一歯車の小歯溝部に第二歯車が噛合して、該第一歯
    車又は第二歯車が弾性変形し、ダンパノブの操作に節度
    感を付与する空気吹出調整用レジスタであって、該ダンパプレートの閉鎖時又は開放時に該第二歯車と噛
    合する際、 該第一歯車の小歯溝部の歯底幅が、噛合時に
    該小歯溝部内の隙間を最小にするように、他の歯溝の歯
    底幅より小さくに形成されていることを特徴とする空気
    吹出調整用レジスタ。
  2. 【請求項2】 前記第一歯車が前記ダンパノブと同軸上
    に設けられ、前記第二歯車が弾性変形可能に形成され、
    前記ダンパプレートの軸に固着された第三歯車が該第二
    歯車に噛合して配置された請求項1記載の空気吹出調整
    用レジスタ。
  3. 【請求項3】 通風路内にダンパプレートが開閉回動可
    能に軸支され、該ダンパプレートの軸が少なくとも第一
    歯車と第二歯車を介してダンパノブに連係され、該第一
    歯車の一部の歯溝に正規の歯溝より浅い小歯溝部が形成
    されると共に、該第一歯車又は第二歯車が弾性変形可能
    に形成され、該ダンパプレートの閉鎖時又は開放時に、
    該第一歯車の小歯溝部に第二歯車が噛合して、該第一歯
    車又は第二歯車が弾性変形し、ダンパノブの操作に節度
    感を付与する空気吹出調整用レジスタであって、該ダンパプレートの閉鎖時又は開放時に 該第一歯車の小
    歯溝部と噛合する該第二歯車の歯の幅が、噛合時に該小
    歯溝部内の隙間を最小にするように、他の歯の幅より大
    きく形成されていることを特徴とする空気吹出調整用レ
    ジスタ。
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