JP3485993B2 - 無線装置及び無線装置における切替え方法 - Google Patents

無線装置及び無線装置における切替え方法

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JP3485993B2
JP3485993B2 JP06072895A JP6072895A JP3485993B2 JP 3485993 B2 JP3485993 B2 JP 3485993B2 JP 06072895 A JP06072895 A JP 06072895A JP 6072895 A JP6072895 A JP 6072895A JP 3485993 B2 JP3485993 B2 JP 3485993B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線装置及び無線装置に
おける切替え方法に係わり、特に運用系、予備系の無線
送信部を備え、無瞬断で運用系の無線送信部から予備系
の無線送信部に切り替える際の伝送データ誤りを防止す
る無線装置及び無線装置における切替え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無線装置は入力されたデジタルデータを
変調(例えば4−PSK変調)し、変調信号をGHzオ
ーダの高周波信号で対向の無線装置に送信し、同様に対
向の無線装置から送信された高周波信号を受信し、デジ
タルデータに復調して出力するものである。かかる無線
装置は、故障によりあるいは保守時に無線通信が停止し
ないように、無線送信部及び無線受信部は共に2重化さ
れている。すなわち、無線装置には運用系、予備系の無
線送信部及び運用系、予備系の無線受信部が設けられて
いる。
【0003】図14は従来の無線装置の構成図であり、
図15は無線装置の監視制御部の構成図である。図14
において、1は多重分離部(MUX)であり、図示しな
い複数の回線から入力されたデータを多重化して無線送
信部側に入力し、又、無線受信部側から入力された多重
データを分離して各回線に出力する。2はバイポーラの
信号をユニポーラ信号に変換するB−U変換器、3は送
信側のデータ処理部であり、多重分離部1よりビットシ
リアルに入力された多重データに付加ビットを挿入する
と共にフレームに組立てて出力するものである。実際に
は、後述する無線送信部の変調部で4−PSK変調する
ため、データ処理部3はビットシリアルのデータをシリ
アルパラレル変換し、すなわち、奇数番目のビット列と
偶数番目のビット列に変換し、それぞれに付加ビットを
挿入してフレームに組み立てて出力する。
【0004】1フレーム(マルチフレーム)は図16
(a)に示すように、例えば、30個のサブフレーム(タ
イムスロット)で構成され、各サブフレームは1ビット
の制御データ(付加ビット)Si(i=1〜30)と、7ビッ
トの情報データで構成されている。30番目のサブフレ
ームにはスタッフビット(ダミーデータ)Vが挿入され
る場合と入力データが挿入される場合がある。データ処
理部3は、所定速度の入力データをシリアルパラレル変
換後メモリに書き込み、該メモリから一定の速度で該デ
ータを読み取って出力する速度変換部を備えている。こ
のため、入力データ速度と出力データ速度の速度差に応
じて適宜スタッフビットを30番目のサブフレームに挿
入し、スタッフビットを挿入しない場合にはデータを挿
入する。スタッフビットの挿入数は、入力データ速度と
出力データ速度の速度差が大きい程多くなり、速度差が
小さい程少なくなる。
【0005】図16(b)に示すように、30個の制御ビ
ットS1〜S30のうちS1,S7,S1 3,S19,S25はフ
レームビット、S4,S10,S16はスタッフコントロー
ルビット、S22は対向装置監視制御ビット、S28はパリ
ティビット、その他はDSCビットである。尚、図16
(b)の上段はシリアルパラレル変換後の一方の制御ビッ
ト、下段は他方の制御ビットである。スタッフコントロ
ールビットC11〜C15は第30番目のサブフレームの中
身を特定するものであり、ダミーデータの場合(スタッ
フビット挿入の場合)にはオール”0”、データの場合
にはオール”1”となる。DSCビットはユーザ用ある
いは対向の監視制御部との間で制御信号を送受するため
のものである。
【0006】図14に戻り、4は2重化された無線送信
部であり、4aは運用系の無線送信部(NO.1)、4bは
予備系の無線送信部(NO.2)である。運用系に障害が発生
すれば予備系が運用系に切り替えられ、故障した運用系
は修理後予備系となる。運用系、予備系の無線送信部4
a,4bは同一の構成を備え、入力データを変調(例え
ば4−PSK変調)する変調部MODと、被変調波を無
線周波数に変換し、電力増幅して出力する高周波送信器
TXを備えている。5は高周波切替器であり、運用系の
無線送信部4aからの高周波信号を選択してアンテナ側
に出力すると共に、予備系の無線送信部4bからの高周
波信号を終端抵抗6に入力して終端するものである。7
はアイソレータ、8は無線周波数帯域の信号成分を通過
するバンドパスフィルタ、9はサーキュレータ、10は
アンテナである。以上により、送信系が構成される。
【0007】11はサーキュレータから入力された受信
信号に含まれる無線周波帯域成分のみ通過するバンドパ
スフィルタ、12はアイソレータ、13は入力信号を2
分岐するハイブリッド回路、15は2重化された無線受
信部であり、15aは運用系の無線受信部(NO.1)、15
bは予備系の無線受信部(NO.2)である。運用系に障害が
発生すれば予備系が運用系に切り替えられ、故障した運
用系は修理後予備系となる。運用系、予備系の無線受信
部15a,15bは同一の構成を備え、受信無線信号を
電力増幅し、受信信号周波数を中間周波数に周波数変換
して出力する高周波受信機RXと、中間周波信号より入
力データを復調(例えば4−PSK復調)する復調部D
EMを備えている。
【0008】16は運用系の無線受信部から入力された
フレーム信号より制御データS1〜S30を抽出して所定
の処理を実行すると共に、デフレーム化その他の処理を
行なう受信側のデータ処理部、17はユニポーラの信号
をバイポーラ信号に変換して多重分離部1に入力するU
−B変換器である。18は監視制御部であり、受信信
号に含まれる対向局監視制御信号に基づいた処理、送
信信号に自局の状態を示す対向局監視制御信号を送出す
る処理、無線送信部/受信部の切替を指示する機能等
を有している。19は操作盤であり、切替オン・オフス
イッチ19a、無線送信部NO.1/NO.2の選択を行なう選
択スイッチ19bを有している。20は切替制御部であ
り、監視制御部18あるいは操作盤19からの切替指示
に基づいて高周波信号切替器5に運用系の切り替えを指
示する切替命令を出力する。監視制御部18は、図15
に示すように、対向局から送られて来る監視制御信号を
受信側データ処理部16を介して受信する受信部18a
と、対向局へ送信側データ処理部3を介して監視制御信
号を送信する送信部18bと、監視制御信号を作成して
送信部18bに入力すると共に、自局の警報入力や対向
局の監視制御信号に基づいて切替指示を出す警報処理部
18cと、操作部18dと、切替制御部18eを備えて
いる。監視制御信号は、回線品質の劣化や自局の状態を
対向の無線装置に通知するものである。
【0009】操作部18dには、送信部/受信部の選択
スイッチSRSと、切替を指示する切替オン・オフスイ
ッチSNFと、無線送信部、受信部のNO.1/NO.2の選択
を行なう選択スイッチSLTを有している。切替制御部
18eは、回線品質劣化の通知あるいは自局の警報入
力に基づいて警報処理部18cより切替指示があると、
あるいは操作部18dより送信部の切替指示がある
と、無線送信部4の運用系/予備系の切替を切替制御部
20に指示する。又、切替制御部18eは、自局の警
報入力に基づいて警報処理部18cより切替指示がある
と、あるいは操作部18dより受信部の切替指示があ
ると受信側データ処理部16に受信部の運用系/予備系
の切替を指示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、無線装
置の送信部、受信部は2重化されており、運用系に障害
が生じると、予備系を運用系に切り替えて通信を継続で
きるようになっている。ところで、近年の通信回線の高
品質化の要求に伴い、無線装置の保守作業時に回線の無
瞬断化が要求されている。無線送信部4の運用系から予
備系に無瞬断で切り替えるには、以下の条件が必要であ
る。すなわち、第1の条件は、運用系、予備系間で局部
発振器(変調部MOD及び高周波送信器TXの局部発振
器)の同期を取ることであり、第2の条件は高周波信号
切替器5の入力点A,Bにおける信号の位相を一致させ
ることである。信号の位相はデジタル信号に変換した場
合、データ信号位相とクロック信号位相の両方を一致さ
せる必要がある。第3の条件は送信部の切り替えに要す
る時間(切替動作時間)によるビット誤りを防止するこ
とである。図17は第3の条件説明図であり、切替動作
時間に1ビットの伝送時間を必要とし、又、第3番目の
データビットで無線送信部の切り替えを行うものとする
と、該データビットが誤る。このため、切替動作時間に
よるビット誤りを防止する必要がある。
【0011】以上の条件のうち、第1、第2の条件を解
決した無線装置は提案されているが、第3の条件を解決
する無線装置は提案されておらず、このため、従来は無
線送信部の切替時にビットエラーが発生していた。従っ
て、本発明の目的は、第3の条件を解決することができ
る無線装置及び無線装置における切替え方法、換言すれ
ば、送信部の切替動作時間によるビット誤りが生じない
無線装置及び無線装置における切替え方法を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。32はバイポーラの信号をユニポーラ信号に
変換するB−U変換器、33は入力データに付加ビット
を挿入して出力するデータ処理部、34a,34bはデ
ータ処理部より入力されたデータを変調すると共に、被
変調波を無線周波数に変換して送出する第1、第2の無
線送信部、35は一方の無線送信部(運用系)34aか
ら出力される高周波信号を選択して出力すると共に、他
方の無線送信部(予備系)の無線送信部34bからの高
周波信号を終端抵抗36に入力して終端する高周波信号
切替器、37はアイソレータ、38は無線周波数帯域の
信号成分を通過するバンドパスフィルタ、39はサーキ
ュレータ、40はアンテナである。51は無線送信部の
切り替えを指示する信号TRCを出力する切替制御部、
52は制御ビット(付加ビット)の挿入タイミング信号
ITSを出力する付加ビット挿入タイミング信号発生
部、53は付加ビット挿入タイミングに同期して切替信
号TRCを出力するフリップフロップ、54はデータ処
理部で付加ビットが挿入されてから高周波信号切替器3
5に到達する迄の時間分、フリップフロップ53より出
力される切替信号TRC′を遅延する遅延回路である。
【0013】
【作用】切替制御部51より、無線送信部34a,34
bの切り替えを指示する信号(切替信号)TRCを出力
し、付加ビット挿入タイミング信号発生部52より制御
ビット(付加ビット)の挿入タイミング信号ITSを出
力する。フリップフロップ53は付加ビット挿入タイミ
ングに同期して切替信号TRC′を出力し、遅延回路5
4は付加ビットが挿入されてから高周波信号切替器35
に到達する迄の時間分、前記切替信号TRC′を遅延
し、高周波信号切替器35は遅延回路出力に基づいて無
線送信部を切り替えて高周波信号を出力する。以上のよ
うにすれば、付加ビット部分で切り替えが行われ、付加
ビットは誤るがデータに誤りが生じない。
【0014】この場合、データ処理部33は、入力デー
タの所定数ビット毎に、付加ビットとしてフレームビッ
ト、パリティビット、スタッフ制御ビット、DSCビッ
トを挿入してサブフレームを形成すると共に、複数のサ
ブフレームにより1つのマルチフレームを形成して出力
する。そこで、付加ビット挿入タイミング信号発生部5
2は、フレームビット、パリティビット、スタッフ制御
ビット、DSCビットのいずれか1つの付加ビットの挿
入タイミングで付加ビット挿入タイミング信号を発生す
る。このようにすれば、高周波切替器35は任意の付加
ビット挿入タイミングで無線送信部の切り替えを行うこ
とができる。又、データ処理部33は、無線送信部の切
替用付加ビットを新たに挿入し、付加ビット挿入タイミ
ング信号発生部52は、該切替用付加ビットの挿入タイ
ミング信号を出力する。このようにすれば、高周波切替
器35は、切替用付加ビットの挿入タイミングで無線送
信部34a,34bの切り替えを行うことができ、デー
タ及びフレームビット、パリティビット、スタッフ制御
ビット、DSCビットに切り替えによる誤りが生じるこ
とはない。
【0015】データ処理部33は、所定速度の入力デー
タをメモリに書き込み、該メモリから一定の速度で該デ
ータを読み取って出力する速度変換部と、入力データ速
度と出力データ速度の不整合に応じてスタッフビットを
所定のマルチフレーム位置に挿入するスタッフビット挿
入部を備えている。そこで、付加ビット挿入タイミング
信号発生部52は、スタッフビットが挿入されている場
合には、スタッフビットの挿入タイミング信号を発生す
る。このようにすれば、高周波切替器35はスタッフビ
ットの挿入タイミングで無線送信部の切り替えを行うこ
とができ、データ及びフレームビット、パリティビッ
ト、スタッフ制御ビット、DSCビットに切り替えによ
る誤りが生じることはない。
【0016】又、入力データに誤り検出訂正符号(チェ
ックビット)を付加する場合には、誤り検出訂正符号の
挿入タイミングに同期して無線送信部の切替信号を出力
する。そして、該切替信号を、誤り検出訂正符号が挿入
されてから高周波信号切替器に到達する迄の時間分遅延
し、遅延出力に基づいて無線送信部を切り替えて高周波
信号を出力するようにする。このようにすれば、高周波
切替器35は誤り訂正符号の挿入タイミングで無線送信
部の切り替えを行うことができ、データ及びフレームビ
ット、パリティビット、スタッフ制御ビット、DSCビ
ットに切り替えによる誤りが生じることはない。尚、か
かる場合には、前もって対向局に対して誤り検出訂正処
理を停止するように指示する必要がある。
【0017】
【実施例】
(A)第1実施例 (a) 全体の構成 図2は本発明の第1実施例に係る無線装置の構成図であ
る。31は多重分離部(MUX)であり、図示しない複
数の回線から入力されたデータを多重化して無線送信部
側に入力し、又、無線受信部側から入力された多重デー
タを分離して各回線に出力する。32はバイポーラの信
号をユニポーラ信号に変換するB−U変換器、33は送
信側のデータ処理部であり、多重分離部31よりビット
シリアルに入力された多重データに付加ビットを挿入す
ると共にフレーム(図16参照)に組立てて出力するも
のである。34は2重化された無線送信部であり、34
aは運用系の無線送信部(NO.1)、34bは予備系の無
線送信部(NO.2)である。運用系に障害が発生すれば予
備系が運用系に切り替えられ、故障した運用系は修理後
予備系となる。運用系、予備系の無線送信部34a,3
4bは同一の構成を備え、入力データを変調(例えば4
−PSK変調)する変調部MODと、被変調波を無線周
波数に変換し、電力増幅して出力する高周波送信器TX
を備えている。35は高周波切替器であり、運用系の無
線送信部34aからの高周波信号を選択してアンテナ側
に出力すると共に、予備系の無線送信部34bからの高
周波信号を終端抵抗36に入力して終端するものであ
る。37はアイソレータ、38は無線周波数帯域の信号
成分を通過するバンドパスフィルタ、39はサーキュレ
ータ、40はアンテナである。以上により、送信系が構
成される。
【0018】41はサーキュレータから入力された受信
信号に含まれる無線周波帯域成分のみ通過するバンドパ
スフィルタ、42はアイソレータ、43は入力信号を2
分岐するハイブリッド回路、44は2重化された無線受
信部であり、44aは運用系の無線受信部(NO.1)、4
4bは予備系の無線受信部(NO.2)である。運用系に障
害が発生すれば予備系が運用系に切り替えられ、故障し
た運用系は修理後予備系となる。運用系、予備系の無線
受信部44a,44bは同一の構成を備え、受信無線信
号を電力増幅し、受信信号周波数を中間周波数に周波数
変換して出力する高周波受信機RXと、中間周波信号よ
り入力データを復調(例えば4−PSK復調)する復調
部DEMを備えている。
【0019】45は運用系の無線受信部から入力された
フレーム信号より制御データS1〜S30を抽出して所定
の処理を実行すると共に、デフレーム化その他の処理を
行なう受信側のデータ処理部、46はユニポーラの信号
をバイポーラ信号に変換して多重分離部1に入力するU
−B変換器である。49は監視制御部であり、図15に
示す構成を備え、受信信号に含まれる対向局監視制御
信号に基づいた処理、送信信号に自局の状態を示す対
向局監視制御信号を送出する処理、無線送信部/受信
部の切替を指示する機能等を有している。50は操作盤
であり、切替オン・オフスイッチ50a、無線送信部N
O.1/NO.2の選択を行なう選択スイッチ50bを有してい
る。51は切替制御部であり、監視制御部49あるいは
操作盤50からの切替指示に基づいて高周波信号切替器
35に運用系の切り替えを指示する切替命令(切替信号
TRC)を出力する。52はデータ処理部33内に設け
られた付加ビット挿入タイミング信号発生部であり、制
御ビット(付加ビット)の挿入タイミング信号ITSを
出力する付加ビット挿入タイミング信号発生部、53は
付加ビット挿入タイミングに同期して切替信号TRCを
出力するフリップフロップ、54は付加ビットが挿入さ
れてから高周波信号切替器35に到達する迄の時間分、
フリップフロップ53より出力される切替信号TRC′
を遅延する遅延回路である。
【0020】(b) データ処理部の構成 図3はデータ処理部の構成図であり、33aは多重分離
部31よりビットシリアルで入力されたデータをシリア
ルパラレル変換する、すなわち、入力データ列を奇数番
目のビット列と偶数番目のビット列に変換するシリアル
パラレル変換部、33b,33cはシリアルパラレル変
換された所定速度の入力データをメモリに書き込み、該
メモリから該データを一定の速度で読み取って出力する
速度変換部であり、入力データ速度と出力データ速度の
速度差に応じて適宜スタッフビットを30番目のサブフ
レームに挿入するか否かを指示する。尚、30番目のサ
ブフレームにスタッフビットを挿入しない場合にはデー
タを挿入する。スタッフビットの挿入数は、入力データ
速度と出力データ速度の速度差が大きい程多くなり、速
度差が小さい程少なくなる。
【0021】33dはスタッフ制御ビット発生部であ
り、第30番目のサブフレームの中身を特定するスタッ
フ制御ビット及びスタッフビットを発生するものであ
る。第30番目のサブフレームのデータの1ビット目が
ダミーデータの場合(スタッフビット挿入の場合)には
スタッフコントロールビットC11〜C15をオール”0”
にし、入力データの場合にはオール”1”にする。33
eはDSCインタフェース部、33fパリティチェック
ビット発生部、33g,33hは入力データの7ビット
毎にパリティチェックビット(S28)、スタッフ制御ビ
ット(S4,S10,S16)、スタッフビット(第30サ
ブフレーム)、DSCビット(S2,S3,・・・)を挿
入する付加ビット挿入部、33iは”1”と”0”が同
じ割合で発生するように所定のスクランブルパターンを
発生するスクランブルパターン発生部、33j,33k
は入力データとスクランブルパターンの排他的論理和を
演算して出力する排他的論理和回路(EX OR)、3
3mは入力データの所定の箇所(S1,S7,S13
19,S25)に挿入するフレームビットを発生するフレ
ームビット発生部、33n,33rはフレームビットを
挿入する付加ビット挿入部、33sは基本クロック信号
を発生する発振器、52は基本クロック信号に基づいて
各種タイミング信号、付加ビット挿入タイミングITS
等を発生するタイミング信号発生部である。
【0022】(c) 遅延回路の構成 図4は遅延回路の構成図であり、54aは切替信号TR
C′が入力される遅延時間の異なる複数の遅延線を備え
た遅延線部、54bは所定の遅延時間を選択するロータ
リスイッチ、54cは10進→2進変換する変換部、5
4dは指示された遅延時間に応じた遅延線を選択して出
力するセレクタ、54eはセレクタから出力される遅延
された切替信号TRC′に基づいて送信部の切り替えを
駆動する信号を出力する送信切替え器駆動回路である。
データ処理部33で所定の付加ビットが挿入されてから
高周波信号切替器35に到達する迄の時間分、切替信号
TRC′が遅延されるようにロータリスイッチ54bで
遅延時間を設定し、該設定遅延時間に応じた遅延線で切
替信号TRC′を遅延し、遅延された切替信号を切替命
令として高周波切替器35に入力する。
【0023】(e) 切替動作 所定の付加ビットが挿入されてから該付加ビットが高周
波信号切替器35に到達する迄の遅延時間を遅延回路5
4に設定しておく。又、切替動作時間は1ビットデータ
伝送時間内とする。タイミング信号発生部52は付加ビ
ット、例えばフレームビットの挿入タイミングで常に、
挿入タイミング信号ITSを出力する。かかる状態にお
いて、無線送信部34a,34bの切り替えが必要にな
ると、切替制御部51は監視制御部49あるいは操作部
50からの指示により、切替信号TRCを出力する。
【0024】これにより、フレームビットの挿入タイミ
ングでフリップフロップ53はセットされる。すなわ
ち、フリップフロップ53はフレームビット挿入タイミ
ングに同期して切替信号TRC′を出力する。遅延回路
54は前記設定遅延時間分だけ切替信号TRC′を遅延
して高周波切替器35に入力するから、切替信号が高周
波切替器35に入力された時点において、フレームビッ
トが運用系送信部34aを介して高周波切替器35に到
来する。この結果、フレームビット入力時に、高周波切
替器35は無線送信部34a,34bの切り替えを行
い、以後、切り替えられた新たな無線送信部(現運用
系)34bを介してデータを取り込んでアンテナ側に出
力する。このようにすれば、図5に示すようにフレーム
ビット部分で切り替えが行われ、フレームビットは誤る
がデータには誤りが生じない。尚、フレームビットは何
回も送られて来るため、1回程度の誤りが生じても問題
はない。
【0025】(f) 変形例 (f-1) 第1変形例 以上では、フレームビット部分で無線送信部の切り替え
を行うようにした場合であるが、フレームビット部分に
限定することなく、他の付加ビット部分で無線送信部の
切り替えを行うように構成することもできる。すなわ
ち、データ制御部33は、入力データ7ビット毎に付加
ビットとしてフレームビット、パリティビット、スタッ
フ制御ビット、DSCビットを挿入してサブフレームを
形成すると共に、30サブフレームにより1つのマルチ
フレームを形成して出力する。そこで、タイミング信号
発生部52より他の付加ビット、例えばパリティビッ
ト、スタッフ制御ビット、DSCビットのいずれか1つ
の付加ビットの挿入タイミングでタイミング信号ITS
を発生する。このようにすれば、高周波切替器35は所
定の付加ビット部分で無線送信部の切り替えを行うこと
ができる。又、全付加ビットの挿入タイミングでタイミ
ング信号ITSを発生するようにすれば、高周波切替器
35は任意の付加ビットの挿入タイミングで無線送信部
の切り替えを行うことができる。
【0026】(f-2) 第2変形例 以上では既存の付加ビット部分で無線送信部の切り替え
を行う場合であるが、付加ビットに誤りが発生する。そ
こで、別途送信部の切替用付加ビットを挿入し、該切替
用付加ビット部分で送信部の切替を行うようにすれば、
フレームビット、パリティビット、スタッフ制御ビッ
ト、DSCビットでエラーが発生しない。図6はかかる
変形例の要部構成図であり、図2の第1実施例と同一部
分には同一符号を付している。図6においては、第22
番目のサブフレームの付加ビットS22を送信部の切替用
付加ビットとしている。タイミング信号発生部52は切
替用付加ビットS22の挿入タイミングでタイミング信号
ITSを常時出力する。かかる状態において、無線送信
部34a,34bの切り替えが必要になると、切替制御
部51は監視制御部49あるいは操作部50からの指示
により、切替信号TRCを出力する。これにより、切替
用付加ビットの挿入タイミングでフリップフロップ53
はセットされ、そのセット端子より切替用付加ビットの
挿入タイミングに同期して切替信号TRC′が出力す
る。
【0027】遅延回路54は切替信号TRC′を遅延し
て高周波切替器35に入力するから、切替信号が高周波
切替器35に入力された時点において、切替ビットが運
用系送信部34aを介して高周波切替器35に到来す
る。この結果、切替用付加ビットの入力時に、高周波切
替器35は無線送信部34a,34bの切り替えを行
い、以後、切り替えられた新たな無線送信部(現運用
系)34bを介してデータを取り込んでアンテナ側に出
力する。このようにすれば、高周波切替器35は切替用
付加ビットにおいて無線送信部34a,34bの切り替
えを行うことができ、データ及び必要な他の付加ビット
(フレームビット、パリティビット、スタッフ制御ビッ
ト、DSCビット)に切替動作時間による誤りは生じな
い。
【0028】(f-3) 第3変形例 以上では、付加ビットで送信部の切り替えを行ったが、
スタッフビット挿入時に、該スタッフビットの挿入タイ
ミングで切り替えを行うようにすることもできる。スタ
ッフビットは速度整合用に挿入するものであり、ここで
ビット誤りを生じても何らの問題も生じない。図7は第
3変形例の構成図であり、スタッフビット挿入時に、該
スタッフビットの挿入タイミングで送信部の切り替えを
行う例であり、図2の第1実施例と同一部分には同一符
号を付している。33dはスタッフ制御ビット発生部で
あり、データ処理部33(図3参照)内に設けられ、速
度変換部33b,33cからの指示によりスタッフ制御
ビットを発生すると共に、スタッフビットを挿入する場
合にはハイレベルのスタッフ挿入信号SBIを出力す
る。61はアンドゲートであり、スタッフビット挿入時
に、該スタッフビットの挿入タイミング信号を出力す
る。アンドゲート61を設けている理由は、スタッフビ
ットを挿入しない場合には該スタッフビット挿入位置
(第30番目のサブフレーム)に入力データを挿入する
ため、データが存在する時に切り替えを行わないように
するためである。
【0029】タイミング信号発生部52はスタッフビッ
トの挿入タイミングでスタッフビット挿入タイミング信
号SBTを常時出力する。スタッフビットを挿入する場
合には、スタッフビット挿入信号SBIがハイレベルに
なり、アンドゲート61はスタッフビットの挿入タイミ
ング毎にハイレベルの信号を出力する。かかる状態にお
いて、無線送信部34a,34bの切り替えが必要にな
ると、切替制御部51は監視制御部49あるいは操作部
50からの指示により、切替信号TRCを出力する。こ
れにより、スタッフビット挿入時、該スタッフビットの
挿入タイミングでフリップフロップ53がセットされ、
そのセット端子よりスタッフビット挿入タイミングに同
期して切替信号TRC′が出力する。
【0030】遅延回路54は切替信号TRC′を遅延し
て高周波切替器35に入力するから、切替信号が高周波
切替器35に入力された時点において、スタッフビット
が運用系送信部34aを介して高周波切替器35に到来
する。この結果、スタッフビット入力時に、高周波切替
器35は無線送信部34a,34bの切り替えを行い、
以後、切り替えられた新たな無線送信部(現運用系)3
4bを介してデータを取り込んでアンテナ側に出力す
る。このようにすれば、高周波切替器35は、スタッフ
ビット部で無線送信部34a,34bの切り替えを行う
ことができ、データ及び必要な付加ビット(フレームビ
ット、パリティビット、スタッフ制御ビット、DSCビ
ット)に切替時間に起因する誤りは生じない。
【0031】(B)第2実施例 (a) 第2実施例の概略 入力データに誤り検出訂正ビットを付加して伝送し、受
信側で該誤り検出訂正ビットを用いて誤り検出訂正を行
う場合がある。かかる場合には、誤り検出訂正ビット
(チェックビット)が複数個付加されて送られるため、
該チェックビット挿入部分で無線送信部の切り替えを行
えば、切替動作時間が2ビット相当時間以上要しても、
データ及び付加ビット部分で切替誤りが発生しないよう
にできる。ただし、チェックビット挿入タイミングで無
線送信部の切り替えを行う時には事前に対向局に無線送
信部の切り替えを行うから次のフレームでチェックビッ
トを用いて誤り検出訂正処理を行わないように通知する
必要がある。
【0032】図8はチェックビット挿入部分で無線送信
部の切り替えを行う本発明の第2実施例の概略構成図で
あり、誤り訂正符号としてBCH符号(Bose-Chaudhuri-
Hocquenghem符号)を用いたFEC(Foward Error Corre
ction)を採用している。BCH符号は、送信側で1塊の
データ(図では239ビット)を用いて複数(16ビット)のチ
ェックビットを作成し、該チェックビットをデータに付
加して伝送し、受信側で受信したチェックビットと、受
信データから作成したチェックビットを用いて誤り検出
訂正を行うものである。そこで、タイミング信号発生部
52′において、チェックビットの挿入タイミングでチ
ェックビット挿入タイミング信号CBIを出力する。か
かる状態において、無線送信部の切り替えが必要になる
と、切替制御部51は監視制御部49あるいは操作部5
0からの指示により、切替信号TRCを出力する。これ
により、チェックビットの挿入タイミングでフリップフ
ロップ53がセットされ、そのセット端子よりチェック
ビット挿入タイミングに同期して切替信号TRC′が出
力する。
【0033】遅延回路54は切替信号TRC′を遅延し
て高周波切替器35に入力するから、切替信号が高周波
切替器35に入力された時点において、チェックビット
が運用系送信部を介して高周波切替器35に到来する。
この結果、チェックビット到来時に、高周波切替器35
は無線送信部の切り替えを行い、以後、切り替えられた
新たな無線送信部(現運用系)を介してデータを取り込
んでアンテナ側に出力する。このようにすれば、誤り検
出訂正ビット(チェックビット)を複数個付加するた
め、切替動作時間が2ビット相当時間以上要しても、デ
ータ及び付加ビットで切替によるエラーは発生しない。
【0034】(b) 第2実施例の構成 (b) 構成 図9は第2実施例の無線装置の構成図であり、図2の第
1実施例と同一部分には同一符号を付している。第2実
施例において、第1実施例と異なる点は、送信側のデー
タ処理部に替えて誤り検出訂正用符号を付加する誤り検
出訂正符号付加回路(FEC COD)71を設けた
点、及び受信側のデータ処理部に替えて誤り検出訂正回
路(FECDEC)72を設けた点である。誤り検出訂
正符号付加回路(FEC COD)71は、239ビットの
データに16ビットのチェックビットを付加して255ビッ
トのブロックとして送出するものである。図10は誤り
検出訂正符号付加回路71の構成図、図11はその動作
説明図である。図10において、71aはA MHzで入力
されるデータを237ビット毎に区切り、2ビットのオーバ
ヘッドを付加して得られる239ビットデータを所定の生
成多項式(原子多項式)F(X)で除算して16ビットの余
りを出力するF(X)演算回路、71bは除算による16ビ
ットの余りと239ビットのデータを多重化してA・255/2
39 MHzの速度に変換して送出する多重化スピード変換回
路である。
【0035】誤り検出訂正回路(FEC DEC)72
は、受信したチェックビットと、受信データから新たに
作成したチェックビットを用いて誤り検出訂正を行うも
のである。図12は誤り検出訂正回路72の構成図、図
13はその動作説明図である。図12において、72a
は1ブロック(255ビット)の入力データより239ビットの
情報ビット(データビット)と16ビットのチェックビッ
トを分離して出力すると共に、239ビットの情報ビット
を生成多項式(原子多項式)F(X)で除算して16ビット
の余り(演算チェックビット)を出力する入力データ処理
部、72bは分離チェックビットと演算チェックビット
を用いて239ビットの情報ビットに含まれる誤りを訂正
するための訂正信号を出力する演算回路、72cは訂正
信号に基づいて情報ビットに含まれる誤りを訂正する訂
正回路、72dは対向局より送られて来る誤り訂正停止
命令FEC OFFにより訂正信号が訂正回路72cに入力さ
れるのを阻止し、誤り検出訂正処理の実行を阻止する訂
正信号阻止回路である。誤り検出訂正符号(チェックビ
ット)の挿入タイミングで無線送信部の切り替えを行う
場合にはチェックビットに誤りが発生する。このため、
受信側で誤り訂正を行っても意味がなく、かえって正し
いデータを間違ったデータに訂正してしまう。そこで、
送信部を切り替える局は、事前に対向局に無線送信部の
切り替えを行うから次のフレームでチェックビットを用
いて誤り検出訂正処理を行わないように誤り訂正停止命
令FEC OFFを発行する。訂正信号阻止回路72dはこの
命令受信時には誤り訂正処理を行わないようにするため
である。
【0036】(b) 動作 チェックビットが挿入されてから該チェックビットが高
周波信号切替器35に到達する迄の遅延時間を遅延回路
54に設定しておく。誤り検出訂正符号付加回路(FE
C COD)71はチェックビットの挿入タイミングで
チェックビット挿入タイミング信号CBIを出力する。
かかる状態において、無線送信部34a,34bの切り
替えが必要になると、切替制御部51に監視制御部49
あるいは操作部50から切替指示が出される。切替制御
部51は該切り替え指示により、対向局へ誤り訂正停止
命令FEC OFFを送出するように監視制御部49に指示す
る。これにより、監視制御部49は送信部の切り替えを
実行する直前のフレームに誤り訂正停止命令FEC OFFを
書き込んで対向局に送出する。誤り訂正停止命令FECOFF
を受信すれば対向局は次のフレーム受信時に誤り検出訂
正処理を行わないように動作する。ついで、切替制御部
51は切替信号TRCを発生する。この結果、次のフレ
ームのチェックビット挿入タイミング信号CBIでフリ
ップフロップ53がセットされる。すなわち、フリップ
フロップ53はチェックビット挿入タイミングに同期し
て切替信号TRC′を出力する。
【0037】遅延回路54は前記設定遅延時間分だけ切
替信号TRC′を遅延して高周波切替器35に入力する
から、切替信号が高周波切替器35に入力された時点に
おいて、チェックビットが運用系送信部34aを介して
高周波切替器35に到来する。この結果、チェックビッ
ト到来時に、高周波切替器35は無線送信部34a,3
4bの切り替えを行い、以後、切り替えられた新たな無
線送信部(現運用系)34bを介してデータを取り込ん
でアンテナ側に出力する。尚、第2実施例において、誤
り検出訂正符号付加回路71の前段に第1実施例のデー
タ処理部33を挿入し、誤り検出訂正回路72の後段に
第1実施例のデータ処理部45を挿入することもでき
る。このようにすれば、DSCビットを用いて誤り訂正
停止命令FEC OFFを対向局へ送ることができる。以上、
本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲
に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であ
り、本発明はこれらを排除するものではない。
【0038】
【発明の効果】以上本発明によれば、無線送信部の切り
替え指示する信号を付加ビット挿入タイミングに同期し
て出力し、付加ビットが挿入されてから高周波信号切替
器に到達する迄の時間分、該切替信号を遅延し、遅延信
号に基づいて無線送信部を切り替えて高周波信号を出力
するように構成したから、任意の付加ビット挿入タイミ
ングで無線送信部の切り替えを行うことができ、データ
に切替動作時間によるビット誤りが生じることがない。
又、本発明によれば、無線送信部の切替用付加ビットを
新たに挿入し、切替用付加ビットの挿入タイミングで無
線送信部の切り替えを行うようにしたから、データ及び
フレームビット、パリティビット、スタッフ制御ビッ
ト、DSCビットに切替動作時間による誤りが生じるこ
とはない。
【0039】更に、本発明によれば、スタッフビットの
挿入タイミングで無線送信部の切り替えを行うようにし
たから、データ及びフレームビット、パリティビット、
スタッフ制御ビット、DSCビットに切替動作時間によ
る誤りが生じることはない。更に、本発明によれば、入
力データに誤り検出訂正符号を付加する場合、誤り検出
訂正符号の挿入タイミングで無線送信部を切り替えて高
周波信号を出力するようにしたから、送信部の切り替え
に2ビット以上相当の伝送時間を要しても、データ及び
フレームビット、パリティビット、スタッフ制御ビッ
ト、DSCビットに切替動作時間による誤りが生じるこ
とはない。又、誤り検出訂正ビットの挿入タイミングで
無線送信部を切り替える場合、対向局に対して前もって
誤り検出訂正処理を停止するように指示するから、送信
部の切り替え時に対向局で誤り検出訂正処理を行って正
しいデータを間違ったデータに訂正しないようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る無線装置の構成図で
ある。
【図3】データ処理部の構成図である。
【図4】遅延回路の構成図である。
【図5】本発明の切替タイミング説明図である。
【図6】第2変形例の構成図である。
【図7】第3変形例の構成図である。
【図8】本発明の第2実施例の概略説明図である。
【図9】第2実施例の無線装置の構成図である。
【図10】FEC CODの構成図である。
【図11】誤り検出訂正符号の付加説明図である。
【図12】FEC DECの構成図である。
【図13】誤り検出・訂正原理説明図である。
【図14】従来の無線装置の構成図である。
【図15】監視制御部の構成図である。
【図16】フレーム構成及び付加ビット説明図である。
【図17】切替動作時間によるビット誤り発生説明図で
ある。
【符号の説明】
33・・データ処理部 34a,34b・・第1、第2の無線送信部 35・・高周波信号切替器 51・・切替制御部 52・・付加ビット挿入タイミング信号発生部 53・・フリップフロップ 54・・遅延回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データに付加ビットを挿入して出力
    する処理部と、処理部より入力されたデータを変調する
    と共に、被変調波を無線周波数に変換して送出する第
    1、第2の無線送信部と、一方の無線送信部から出力さ
    れる高周波信号を選択して出力する高周波信号切替器を
    備えた無線装置において、 無線送信部の切り替えを指示する信号を出力する切替信
    号発生部と、 付加ビット挿入タイミングに同期して該切替信号を出力
    する手段と、 付加ビットが挿入されてから高周波信号切替器に到達す
    る迄の時間分、前記手段より出力される切替信号を遅延
    する遅延回路を備え、 高周波信号切替器は遅延回路出力に基づいて無線送信部
    を切り替えて高周波信号を出力する無線装置。
  2. 【請求項2】 前記処理部は、入力データの所定数ビッ
    ト毎に、付加ビットとしてフレームビット、パリティビ
    ット、スタッフ制御ビット、DSCビット等を挿入して
    サブフレームを形成すると共に、複数のサブフレームに
    より1つのマルチフレームを形成して出力し、前記切替
    信号出力手段は、フレームビット、パリティビット、ス
    タッフ制御ビット、DSCビットのいずれか1つの付加
    ビット挿入タイミングに同期して切替信号を出力する請
    求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部は、送信部の切替用付加ビッ
    トを挿入し、前記切替信号出力手段は、該処理部の切替
    用付加ビットの挿入タイミングに同期して切替信号を出
    力する請求項1記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記処理部は、所定速度の入力データを
    メモリに書き込み、 該メモリから一定の速度で該データを読み取って出力す
    る速度変換部と、入力データ速度と出力データ速度の不
    整合に応じてスタッフビットを所定のマルチフレーム位
    置に挿入するスタッフビット挿入部を備え、 前記切替信号出力手段は、スタッフビットが挿入されて
    いる場合、スタッフビット挿入タイミングに同期して切
    替信号を出力する請求項1記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 入力データに複数の誤り検出訂正符号を
    付加して出力する誤り検出訂正符号挿入部と、誤り検出
    訂正符号を付加されたデータを変調すると共に、被変調
    波を無線周波数に変換して送出する第1、第2の無線送
    信部と、一方の無線送信部から出力される高周波信号を
    選択して出力する高周波信号切替器を備えた無線装置に
    おいて、 無線送信部の切り替えを指示する信号を出力する切替信
    号発生部と、 前記誤り検出訂正符号の挿入タイミングに同期して該切
    替信号を出力する手段と、 誤り検出訂正符号が挿入されてから高周波信号切替器に
    到達する迄の時間分、 前記手段より出力される切替信号を遅延する遅延回路を
    備え、 高周波信号切替器は遅延回路出力に基づいて無線送信部
    を切り替えて高周波信号を出力する無線装置。
  6. 【請求項6】 誤り検出訂正符号の挿入タイミングで無
    線送信部の切り替えを行う場合には、前もって対向局に
    対して誤り検出訂正処理を停止するように指示する請求
    項5記載の無線装置。
  7. 【請求項7】 付加ビットが挿入されたデータを用いて
    変調した信号を無線周波数に変換する第1の無線送信部
    と第2の無線送信部を備え、切替え信号に応じて一方の
    無線送信部から出力される高周波信号を切替え選択して
    出力する高周波信号切替器を備えた無線装置における切
    替え方法において、 付加ビットが挿入されているタイミングで前記高周波信
    号切替器に前記切替え信号が入力されるようにして、前
    記付加ビットが挿入されているタイミングで前記切替え
    選択を行うようにした、 ことを特徴とする無線装置における切替え方法。
  8. 【請求項8】 入力データに付加ビットを挿入して出力
    する処理部と、処理部により入力されたデータを変調す
    ると共に、被変調波を無線周波数に変換して送出する第
    1、第2の無線送信部と、切替え信号に応じて一方の無
    線送信部から出力される高周波信号を切替え選択して出
    力する高周波信号切替器を備えた無線装置において、 前記切替え信号が、前記付加ビットが挿入されているタ
    イミングで前記高周波信号切替器に入力されるように該
    切替え信号を遅延させる遅延回路、 を備えたことを特徴とする無線装置。
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