JP3485988B2 - 制御棒駆動機構 - Google Patents

制御棒駆動機構

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JP3485988B2
JP3485988B2 JP03255795A JP3255795A JP3485988B2 JP 3485988 B2 JP3485988 B2 JP 3485988B2 JP 03255795 A JP03255795 A JP 03255795A JP 3255795 A JP3255795 A JP 3255795A JP 3485988 B2 JP3485988 B2 JP 3485988B2
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rotation
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能文 佐藤
巌 大嶋
直明 奥住
恭子 崎長
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は軽水炉としての沸騰水型
原子炉(以下、BWRという。)に使用される制御棒駆
動機構(以下、CRDという。)に関する。 【0002】 【従来の技術】図16は一般のBWRを示す概略構成図
である。図16に示すように、原子炉圧力容器1内に
は、減速材を兼ねる冷却材2が収容される一方、原子炉
圧力容器1の中央下部には炉心3が配置され、炉心シュ
ラウド4により取り囲まれている。炉心3には多数の燃
料集合体(図示せず)が装荷され、4体一組の燃料集合
体間に制御棒5が出し入れ自在に収容される。 【0003】このBWRにおいて、冷却材2は炉心3内
を上方に向かって流れ、その間に炉心3から核分裂連鎖
反応により発生する熱を冷却材2に伝達し、冷却材2を
加熱し、加熱された冷却材2は水と蒸気の気液二相流と
なって炉心3上方へ移動し、炉心3から気水分離器6に
案内される。 【0004】気液二相流の冷却材は、気水分離器6で水
と蒸気に分離された後、蒸気は図示しない蒸気乾燥器を
経て主蒸気配管から蒸気タービン系に送られて蒸気ター
ビンを駆動させる。蒸気タービン系で仕事をした蒸気
は、復水器で凝縮されて復水となった後、原子炉復水・
給水系を経て原子炉圧力容器1内に給水として再び戻さ
れる。 【0005】一方、気水分離器6で分離された水は、ダ
ウンカマ部7を流下し、原子炉復水・給水系を通って送
られてくる給水と混合した状態で炉心3下部に案内さ
れ、再び炉心3に導かれる。 【0006】また、原子炉圧力容器1の炉心3には、原
子炉の起動・停止や炉出力調整のため制御棒5がCRD
8により出し入れされる。このCRD8は原子炉圧力容
器1の底部1aから下方に延びるCRDハウジング9内
に収容される一体構造物であり、CRDハウジング9の
下部フランジ9aにボルト接合により固定される。 【0007】CRD8は、図17に示すように電動駆動
型のCRDであり、下部に電動機10が取り付けられ、
この電動機10の回転軸11はギアカップリング機構1
2を介してCRD8の駆動軸13に連結される。この駆
動軸13はボールねじ軸14に回転一体に連結され、こ
のボールねじ軸14にはボールナット15が螺合してい
る。 【0008】ボールナット15には、対をなすローラ1
6がガイドチューブ17の内周面に形成された軸方向の
取付板18を挟持するように取り付けられる。また、ボ
ールナット15の上方には、中空ピストン19が設置さ
れ、この中空ピストン19は上端に取り付けられたカッ
プリング20を介して制御棒5に連結される。 【0009】また、電動機10には電磁ブレーキ21が
取り付けられ、この電磁ブレーキ21を作動させること
により電動機10を停止させる。この電磁ブレーキ21
の下端にはシンクロ位置検出器22が設けられ、このシ
ンクロ位置検出器22により制御棒5の位置を検出す
る。 【0010】そして、電動機10の上部でギアカップリ
ング機構12の周囲には、モータブラケット23が配設
されており、このモータブラケット23の上部には一次
冷却水の隔壁としてのスプールピース24が固定されて
いる。このスプールピース24には駆動軸13が貫通し
ており、駆動軸13のシール部材としてグランドパッキ
ン25を使用している。そして、それ以外の静止シール
部ではゴム製のOリング26,27を使用している。 【0011】さらに、ガイドチューブ17の上部には、
中空ピストン19の所定長以上の上昇移動を阻止するス
トップピストン28を介してシリンダ29が固定され、
このシリンダ29とストップピストン28との間にコイ
ルばね30が装着されている。そして、シリンダ29と
上部ガイド31との間には、バッファ用の皿ばね機構3
2が装着されている。 【0012】このように構成されたCRD8において、
電動機10を回転駆動させることにより、回転軸11お
よび駆動軸13を介してボールねじ軸14が回転し、こ
のボールねじ軸14の回転によりボールナット15が上
下動するようになっている。その際、ボールナット15
はローラ16を介し取付板18により回転が規制されて
上下動し、このボールナット15の上下動により中空ピ
ストン19を介して制御棒5が上下動する。この制御棒
5の上下動により炉心3への挿入・引き抜き量が調整さ
れ、炉出力がコントロールされる。 【0013】次に、BWRに緊急事態が発生して原子炉
をスクラムさせる場合について説明する。すなわち、原
子炉スクラム時には、CRDハウジング9の下部フラン
ジ9aに接続されたスクラム挿入配管33から注水口3
4を介して中空ピストン19の下面側に高圧駆動水が供
給される。この高圧駆動水の供給によりボールナット1
5上に設置されている中空ピストン19が上方に押し上
げられ、制御棒5を炉心3内に高速で挿入させることに
より、原子炉はスクラムされる。ここで、中空ピストン
19のスクラム位置は、リードスイッチ35を有するス
クラム位置検出器36により検出される。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のCR
D8では、駆動軸13が一次冷却水の隔壁としてのスプ
ールピース24を貫通しており、駆動軸13のシール部
材としてグランドパッキン25を使用している。そし
て、それ以外の静止シール部ではゴム製のOリング2
6,27を使用している。この内、グランドパッキン2
5によるシール部では一次冷却水を完全にシールするこ
とは不可能であり、若干の漏洩を許容している。また、
グランドパッキン25およびゴム製のOリング26,2
7は、非金属材料からなっているため、経年劣化し、定
期的に交換する必要がある。その結果、メンテナンス頻
度が高くなる課題があった。 【0015】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、一次冷却水の隔壁の貫通部分をより一層少なく
させるために、一次冷却水の隔壁の内外にそれぞれマグ
ネットを備えて一次冷却水の漏洩を確実に防止するとと
もに、一次冷却水の隔壁の内外に備えたマグネットの同
期回転および相対的回転が容易に検出できる制御棒駆動
機構を提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的とするところは、非金属シール部を無くすことによ
り、メンテナンス頻度を少なくする制御棒駆動機構を提
供することにある。 【0016】 【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1は、電動機の回転を駆動軸を介し中空
ピストン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、
制御棒を炉心内に挿入・引き抜きする一方、スクラム時
には高圧水を注入して上記中空ピストンを押し上げて上
記制御棒を炉心内に急速に挿入する制御棒駆動機構にお
いて、上記電動機の回転駆動力はマグネットカップリン
グを介して上記駆動軸に伝達され、上記マグネットカッ
プリングは上記駆動軸の下部に配設した被駆動側の第1
マグネットと、この第1マグネットの外側に一次冷却水
隔壁を隔てて電動機軸に設けた駆動側の第2マグネット
とを備え、上記被駆動側の第1マグネットと上記駆動側
の第2マグネットとの回転により生ずる回転磁界で、内
部に誘導起電力を生ずる導体を、上記第1マグネットと
上記第2マグネットとの間に配置し、上記第1マグネッ
トと上記第2マグネットが同期して回転している場合
と、これらが相対的に回転している場合に、それぞれ検
出される変動パターンの相違を検出する検出装置を備え
ことを特徴とする。 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】請求項13は、請求項11記載の導体が絶
縁体製の薄膜に形成された導体膜により構成されたこと
を特徴とする。 【0029】請求項14は、請求項11記載の導体に発
生する起電力の正負を考慮して上記導体を直列に接続し
た第1の磁気回路と、一本の導体が上記第1の磁気回路
に相当するように配置した第2の磁気回路のいずれかを
備えたことを特徴とする。 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【作用】請求項1において、電動機の回転駆動力はマグ
ネットカップリングを介して駆動軸に伝達され、マグネ
ットカップリングは駆動軸の下部に配設した被駆動側の
第1マグネットと、この第1マグネットの外側に一次冷
却水隔壁を隔てて電動機軸に設けた駆動側の第2マグネ
ットとを備えたことにより、一次冷却水隔壁を貫通する
部品がなくなり、駆動軸のシール部を不要にすることが
できる。また、請求項1において、被駆動側の第1マグ
ネットと駆動側の第2マグネットとの回転により生ずる
回転磁界で、内部に誘導起電力を生ずる導体を、第1マ
グネットと第2マグネットとの間に配置し、第1マグネ
ットと第2マグネットが同期して回転している場合と、
これらが相対的に回転している場合に、それぞれ検出さ
れる変動パターンの相違を検出する検出装置を備えたの
で、誤操作のない制御棒の駆動を確実に行わせることが
できる。 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】 【0042】 【0043】 【0044】 【0045】 【0046】請求項13においては、請求項11記載の
導体が絶縁体製の薄膜に形成された導体膜により構成さ
れたことにより、導体による検出装置の設置に必要なス
ペースを小さくすることができる。 【0047】 【0048】 【0049】 【0050】 【0051】 【0052】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 【0053】図1は本発明に係る制御棒駆動機構の第1
実施例を示す縦断面図である。なお、全体構成は従来の
構成と実質的に同様であるので、図4と同一の符号を用
いて説明する。 【0054】この実施例の制御棒駆動機構(CRD)5
0は、電動駆動型制御棒駆動機構(FMCRD)であ
り、原子炉圧力容器1の底部(下部鏡)1aから下方に
延びるように配設されたCRDハウジング9の下部フラ
ンジ9aにボルト締めにて固定されている。 【0055】CRD50はその下部にステッピングモー
タなどの電動機51が取り付けられ、この電動機51か
らの回転駆動力はマグネットカップリング52を介して
駆動軸53に伝達される。マグネットカップリング52
は、駆動軸53の下部に配設し被駆動側の第1マグネッ
トとしてのインナー磁石54と、このインナー磁石54
の外側に一次冷却水隔壁としてのスプールピース56を
隔てて電動機51軸に設けた駆動側の第2マグネットと
してのアウター磁石55とから構成されている。これら
インナー磁石54およびアウター磁石55は、いずれも
円筒状のマグネットを縦に偶数個等分割し、半径方向に
着磁して磁極を交互に並設した構造である。 【0056】駆動軸53はボールねじ軸14に連結さ
れ、駆動軸53の回転駆動力はボールねじ軸14に伝達
される。このボールねじ軸14にはボールナット15が
螺合され、ボールナット15はガイドチューブ17内の
軸方向に配設された取付板18に対をなすローラ16が
挟持されて回り止めされているので、ボールねじ軸14
の回転がボールナット15の上下動に変換される。 【0057】また、ボールナット15上には中空ピスト
ン19が載置固定され、ボールナット15の昇降に伴っ
て中空ピストン19が一体的に昇降されるようになって
いる。この中空ピストン19の上端には制御棒5に係合
可能なカップリング20が取り付けられている。したが
って、ボールねじ軸14、ボールナット15およびロー
ラ16により中空ピストン昇降機構が構成される。 【0058】さらに、電動機51の上部でマグネットカ
ップリング52の周囲には、モータブラケット57が配
設されており、このモータブラケット57の上部には、
例えばホール素子または磁気抵抗素子のような磁気セン
サー58が取り付けられ、この磁気センサー58でイン
ナー磁石54の磁界の変化を電圧の変化または抵抗の変
化で検知することにより、インナー磁石54の回転を検
知し、電動機51駆動時の制御棒5の位置を検出する。 【0059】そして、スプールピース56とCRDハウ
ジング9の下部フランジ9aとの間のシール部材には、
メタルOリング59が用いられ、このメタルOリング5
9により一次冷却水の漏洩が防止されるとともに、ゴム
製のOリングに比べメンテナンス頻度を低くすることが
できる。 【0060】次に、本実施例の作用について説明する。 【0061】CRD50は電動機51の回転駆動により
マグネットカップリング52を介して駆動軸53を回転
させる。すなわち、電動機51の回転駆動により駆動側
のアウター磁石55が回転し、この回転に伴い被駆動側
のインナー磁石54が回転することで、駆動軸53を回
転させる。駆動軸53が回転すると、ボールねじ軸14
を回転させてボールナット15を上下動(昇降)させ
る。このボールナット15の昇降に伴って中空ピストン
19を介して制御棒5が上下動する。この制御棒5の上
下動により、制御棒5は炉心3に挿入または引き抜か
れ、炉出力の調整が行われる。 【0062】また、制御棒5の挿入位置への保持は、電
動機51自体の保持トルクによりボールねじ軸14の回
転を規制することにより行われる。そして、電動機51
駆動時の制御棒5の位置検出は、磁気センサー58によ
り行われる。 【0063】一方、原子炉をスクラムさせる場合には、
CRDハウジング9の下部フランジ9aに接続されたス
クラム挿入配管33および注水口34を介して高圧駆動
水を中空ピストン19の下面側に供給する。この高圧駆
動水の供給によりボールナット15上に設置されている
中空ピストン19が上方に押し上げられて、制御棒5を
炉心3内に急速に挿入して原子炉をスクラムさせる。 【0064】このように本実施例によれば、CRD50
は、駆動軸53の下部に配設し被駆動側のインナー磁石
54と、このインナー磁石54の外側にスプールピース
56を隔てて電動機51軸に設けた駆動側のアウター磁
石55とから構成したマグネットカップリング52を設
置したことにより、駆動軸53のシール部を不要にする
ことができる。つまり、スプールピース56を貫通する
部品がなくなるため、従来のグランドパッキンのような
軸シール部材を必要としない。 【0065】また、一次冷却水のシールにゴム製のOリ
ングを使用することなく、メタルOリング59を使用し
たので、一次冷却水の漏洩が防止されるとともに、耐久
性が向上しメンテナンス頻度を低くすることができる。 【0066】なお、本実施例では電動機51にステッピ
ングモータを使用したが、これに限らず、誘導電動機、
DCモータ、またはACサーボモータを使用してもよ
い。このようなモータを使用することで、より低廉な制
御棒駆動機構を提供することができる。 【0067】図2は本発明に係る制御棒駆動機構の第2
実施例を示す縦断面図である。なお、第1実施例と同一
の部分には同一の符号を付して説明する。以下の実施例
でも同様である。 【0068】第2実施例のCRD60はスプールピース
56を貫通して渦電流変位計61を取り付ける一方、こ
の渦電流変位計61と上下方向略同位置の駆動軸53
に、周面に複数個の円筒状の孔を所定間隔をおいて穿設
した磁性体円板62が取り付けられている。 【0069】したがって、この実施例によれば、磁性体
円板62の回転に伴い、渦電流の変化により生ずる渦電
流変位計61内のコイルのインピーダンス変化により駆
動軸53の回転を検知することにより、電動機51駆動
時の制御棒5の位置を検知することができる。その他の
構成および作用は前記第1実施例と同一であるのでその
説明を省略する。以下の実施例でも同様である。 【0070】図3は本発明に係る制御棒駆動機構の第3
実施例を示し、マグネットカップリング52の詳細を示
す縦断面図である。図3に示すように、電動機軸63に
はギアカップリング64が固定されることにより、電動
機51(図1,図2に示す)からの回転駆動力は、電動
機軸63を介し、ギアカップリング64へ伝達される。
このギアカップリング64の外側には図4に示す回転防
止装置70が配設されている。また、ギアカップリング
64へ伝達された回転駆動力は、回転防止装置70を介
してアウターヨーク65へ伝達され、このアウターヨー
ク65はボールベアリング66を介してモータブラケッ
ト57に支持されており、アウターヨーク65内にはア
ウター磁石55が配設されている。 【0071】一方、スプールピース56内には、インナ
ー磁石54が配設され、このインナー磁石54の内周側
にはインナーヨーク67が配設され、このインナーヨー
ク67が駆動軸53に固定されている。この駆動軸53
は、複数のボールベアリング68,69により支持され
ている。 【0072】図4は上記回転防止装置70を示し、この
回転防止装置70は、ギアカップリング64の外側に配
設されるとともに、外周に等間隔をおいて溝が形成され
たスプライン軸71と、このスプライン軸71の外周近
傍に配置され、且つ突部72aを有し、この突部72a
がスプライン軸71の溝に噛合してその回転を拘束する
ラッチ機構72と、このラッチ機構72をスプライン軸
71側に付勢するリターンスプリング73とを備えてい
る。 【0073】なお、ラッチ機構72は、電動機51の取
付時に開口部74から電動機51に設けられたピン(図
示せず)を突出させることにより、収納位置に保持さ
れ、電動機軸63の回転を拘束することがない。 【0074】次に、本実施例の作用を説明する。 【0075】定期検査などのために電動機51、電磁ブ
レーキ21を取り外すと、制御棒5および中空ピストン
19の自重がボールナット15に作用し、ボールねじ軸
14が逆回転することにより、制御棒5が引き抜かれる
ことがある。 【0076】しかし、本実施例では、電動機51を取り
外すと、電動機51のピンが開口部74から引き抜か
れ、これによりラッチ機構72がリターンスプリング7
3の付勢力により押し出され、ラッチ機構72の突部7
2aがスプライン軸71の溝に噛合することにより、ア
ウター磁石55およびアウターヨーク65の回転が拘束
される。 【0077】このため、インナー磁石54およびインナ
ーヨーク67の回転も拘束され、駆動軸53の回転が拘
束されるので、駆動軸53に接続したボールねじ軸14
は逆回転せず、制御棒5の位置は保持される。 【0078】このように本実施例によれば、マグネット
カップリング52に、電動機51、電磁ブレーキ21の
取外し時に作用する回転防止装置70を設けたことによ
り、定期検査時などに電動機51、電磁ブレーキ21を
取り外した場合でも、マグネットカップリング52の回
転が拘束されるため、制御棒5の位置が移動することな
く、プラントの健全性が確保される。 【0079】図5および図6は本発明に係る制御棒駆動
機構の第4実施例を示し、図5(A),(B)はマグネ
ットカップリング52のアウター部を示す縦断面図,部
分横断面図、図6(A),(B)はマグネットカップリ
ング52のインナー部を示す縦断面図,部分横断面図で
ある。 【0080】アウター部は、図5(A),(B)に示す
ように、アウターヨーク75の内周壁に沿って所定間隔
をおいてアウター磁石55(第2マグネット)を固定す
るための複数の磁石固定部材76が配置され、これら磁
石固定部材76の軸方向長さはアウター磁石55とほぼ
同一である。そして、アウター磁石55を収納するため
のアウターヨーク75には、複数の磁石固定部材76が
それぞれピン77で固定されている。 【0081】また、アウターヨーク75の上部内周側に
は、アウタースリーブ78の上部が溶接により固定され
ることで、アウターヨーク75にアウタースリーブ78
が取り付けられる。これらアウターヨーク75、複数の
磁石固定部材76およびアウタースリーブ78により形
成された空隙内に、下方からアウター磁石55を隙間な
く挿入した後、下部に固定フランジ79をキー構造によ
り取り付けることにより、アウター部を組み付ける。 【0082】一方、インナー部は、図6(A),(B)
に示すように、インナー磁石54(第1マグネット)を
収納するためのインナーヨーク80を有し、このインナ
ーヨーク80の外周側には周方向に所定間隔をおいてイ
ンナー磁石54を固定するための複数の磁石固定部材8
1が配置され、これら磁石固定部材81の軸方向長さは
インナー磁石54とほぼ同一である。そして、インナー
ヨーク80の下部と複数の磁石固定部材81の下部とが
ピン82で固定される。インナーヨーク80と複数の磁
石固定部材81との空隙内には、上方からインナー磁石
54を隙間なく挿入される。 【0083】また、インナーヨーク80の内周側にはス
リーブ83が配置され、このスリーブ83は複数の磁石
固定部材81の上部に対してピン84により固定される
とともに、スリーブ83とインナーヨーク80とは、そ
の上部でピン85により固定されている。さらに、イン
ナー磁石54の側面と、インナーヨーク80およびスリ
ーブ83の底面とがインナースリーブ86により取り囲
まれる。 【0084】次に、本実施例の作用を説明する。 【0085】マグネットカップリングは、スリーブが設
けられていないと、インナー磁石54が内包される液体
に直接接触してしまう。したがって、インナー磁石54
が液体に接触すると、インナー磁石54が劣化してしま
うおそれがある。また、ここで使用されているインナー
磁石54およびアウター磁石55は、サマリウムコバル
ト磁石であるため、放射線の照射によりコバルト60が
生成されることがある。そして、インナー磁石54が液
体に接触していると、コバルト60が流れ出し、他の機
器に付着し、取扱い時の被爆を増加させる危険性があ
る。 【0086】さらに、マグネットカップリングは、磁石
を固定するために接着剤を使用すると、接着剤が放射線
や中性子の照射により劣化する可能性があるため、好ま
しくない。そして、磁石は熱により磁力を失う特徴があ
るため、構造材の組立に際しては極力溶接構造を排除
し、溶接による入熱を回避することが望まれている。 【0087】そこで、本実施例では、図6に示すように
インナー磁石54およびインナーヨーク80をスリーブ
83により内周側から取り囲むようにしたので、インナ
ー磁石54を液体から遮断することができる。 【0088】また、スリーブ83とインナーヨーク80
とは、その上部でピン85により固定されているととも
に、スリーブ83とインナー磁石54間に配置した磁石
固定部材81とがその上部でピン84により固定されて
いるので、接着剤や溶接を用いることなく、インナー磁
石54、インナーヨーク80およびスリーブ83を固定
することができる。 【0089】さらに、図5に示すアウター磁石55間に
配置した磁石固定部材76がそれぞれアウターヨーク7
5にピン77で固定されているので、接着剤を使用する
ことなく、アウターヨーク75とアウタースリーブ78
との間にアウター磁石55を固定することができる。 【0090】アウターヨーク75の下部にキー構造で固
定フランジ79が固定されているので、アウター磁石5
5の出し入れが容易になり、下部からアウター磁石55
の交換が可能となる。そして、接着剤や溶接を用いるこ
となく、固定することができる。 【0091】なお、上記第4実施例では、アウターヨー
ク75と磁石固定部材76とが別体で、両者をピン77
により固定していたが、これに限らずアウターヨーク7
5と磁石固定部材76とを鋳造により一体成形したもの
でもよい。これにより、製作時の工程を短縮でき、製造
コストを低減させることができる。 【0092】また、上記第4実施例では、アウターヨー
ク75の下部にキー構造で固定フランジ79を固定した
が、これに限らずにピンにより固定したり、あるいはし
まりばめにより固定するようにしても、同様の効果が得
られる。 【0093】図7(A)は本発明に係る制御棒駆動機構
の第5実施例を示す縦断面図,図7(B)は図7(A)
のA−A線断面図である。なお、図1および図2に示す
実施例と異なる部分はスプールピース56の下部とその
周辺部だけであるので、図7(A)ではその部分のみを
示す。以下、スプールピース56の下部の中空円筒状の
部分を圧力隔壁という。そして、図7(A)ではこの圧
力隔壁を断面にしていない。 【0094】本実施例では、インナー磁石54(第1マ
グネット)とアウター磁石55(第2マグネット)との
間に1本の線状の導線87を配置したものであり、具体
的には図7(A)に示すように、圧力隔壁88の外周面
(大気側)上に導線87を上下(軸)方向に往復させて
取り付けている。この導線87は電気伝導性が高く、且
つ電気絶縁被覆が施されている。 【0095】図7(B)は、8極構成の場合のマグネッ
トカップリングを示しており、導線87の周方向の間隔
は磁石の周方向間隔に合致させて、位相にして45度の
間隔で並べるように取り付けられている。 【0096】また、図7(B)には、インナー磁石54
とアウター磁石55との間の磁界の一部が示され、イン
ナー磁石54、アウター磁石55、アウターヨーク7
5、インナーヨーク80および磁石54,55間の空隙
により磁気回路が構成され、同図に示すような磁界が発
生する。駆動時にはインナー磁石54およびアウター磁
石55が同期して回転し、これに伴い磁界も静止時とほ
ぼ同じパターンを保持しつつ回転する。 【0097】このインナー磁石54およびアウター磁石
55の回転により生ずる回転磁界により、導線87の上
下方向に張られた部分には、導線軸方向に誘導起電力が
発生する。この起電力は、磁石の回転速度が一定であれ
ば、図8に示すような正弦波状の交流電圧として導線8
7の両端に現れる。この交流電圧の振幅はインナー磁石
54とアウター磁石55間の磁束密度に比例する。 【0098】また、交流の周波数は、図7のような8極
構成の場合は、磁石の回転周波数の4倍である。これは
磁界の周方向の変化が90度を周期としているためであ
る。駆動時において、交流の発生周波数を、電子カウン
タなどの検出装置で検出すれば、駆動開始からの回転数
が判り、これにより駆動軸53の回転位置、すなわち制
御棒5の位置を検出することができる。 【0099】次に、本実施例の作用を説明する。 【0100】インナー磁石54、アウター磁石55の位
相関係は、引力と反発力との関係から決定される安定な
状態であり、負荷トルクが加わらない状態では、図7
(B)に示す位相となる。このような安定位置は図7
(B)に示すような8極の構成では90度毎に4個所存
在する。 【0101】一方、マグネットカップリングが伝達可能
な最大トルクは、磁石の磁力や配置から決定され、これ
を超える負荷トルクが加わると、8極構成の場合はイン
ナー磁石54とアウター磁石55とが相対的に90度回
転し、隣の安定位置に移る。これをマグネットカップリ
ングのすべりという。 【0102】すべりが生じた場合は、同期して回転して
いる場合と異なった電圧波形が観察される。図9はイン
ナー磁石54とアウター磁石55とを相対的に回転させ
てすべりを生じさせた場合の発生電圧波形の一例であ
る。図9によれば、図8に示した定常で同期して回転し
ている時の出力波形と比較し、周波数の高い波形が観察
されており、例えば周波数の異なる信号を分離する信号
処理器を用いれば、両者の相違を判別することができ
る。 【0103】したがって、このような検出器と組み合せ
ることで、すべりの発生を検出することもできる。この
検出が可能であれば、例えば制御棒5を全挿入位置まで
挿入し、そこで検出装置の示度を全挿入位置に合せるな
どの操作により、位置検出装置の精度を回復することが
可能となる。 【0104】また、本実施例では、導線87に発生する
交流電圧の振幅を測定することにより、磁石の磁力を知
ることができる。つまり、磁石の使用開始時の磁力を予
め測定しておけば、それとの比較によりスプールピース
を分解点検することなく、磁力の劣化がないことを確認
することができる。 【0105】上記実施例に示した回転検出、すべり検
出、および磁力測定のためには、導線87を磁石の周
辺、特にインナー磁石54とアウター磁石55との空隙
に、上下方向に少なくとも1本設置すればよい。しか
し、上記実施例では、発生する電圧を増幅して検出を容
易にしているため、図7(A),(B)に示すように上
下方向に1本の導線87を往復させた配置構成としてい
る。すなわち、上記実施例では、導線87に発生するき
起電力の正負を考慮して導線87を直列に接続した第1
の磁気回路と、一本の導電線が上記第1の磁気回路に相
当するように配置した第2の磁気回路のいずれかを備え
るように構成したことにより、導線87で検出する誘導
起動電力を増幅することができる。 【0106】なお、本実施例では導線87を線状に形成
したものを用いたが、これに限らず板状に形成したもの
でも同様の効果が得られる。 【0107】図10(A)は第5実施例の変形例を示す
縦断面図,図10(B)は図10(A)のB−B線断面
図である。この変形例では、第5実施例と比較して発生
電圧を一段と増幅するために導線89を2重化してい
る。すなわち、この変形例では、上記第1,第2の磁気
回路のいずれか一方を複数個有し、これらを直列に接続
して導線89を構成したことにより、誘導起電力の検出
が極めて容易になる。 【0108】図11および図12は本発明に係る制御棒
駆動機構の第6実施例を示し、図11は導体膜を形成し
た薄膜を示す斜視図、図12は導体膜を形成した薄膜を
圧力隔壁に装着した状態を示す正面図である。 【0109】本実施例では、前記第5実施例のように圧
力隔壁88に導線87を直接設置するのではなく、図1
1に示すように円筒状に形成された絶縁体製の薄膜90
の周面上に、導体膜91を形成している。この導体膜9
1の両端部は信号取出し導線92に接続され、この取出
し導線92が図示しない外部の検出器へ接続される。な
お、導体膜91を形成した薄膜90は、図12に示すよ
うに圧力隔壁88に装着される。 【0110】次に、本実施例の作用を説明する。 【0111】導体膜91を製作するには、電子回路基板
の製作技術を適用可能であり、本実施例では、前記第5
実施例では線状であった導線を薄い膜状に形成すること
ができ、圧力隔壁88とアウター磁石55との空隙を前
記第5実施例よりも狭くすることができる。インナー磁
石54とアウター磁石55との間隙を小さくすると、同
じ磁力の磁石を使用する場合でも、回転トルクの伝達力
が増加する。 【0112】したがって、本実施例によれば、小型で強
力なマグネットカップリングを製作することが容易であ
り、製作コストの低減化を図り、工期を短縮することが
できる。 【0113】図13は本発明に係る制御棒駆動機構の第
7実施例を示す縦断面図である。本実施例では、圧力隔
壁88の大気側に回転角検出装置93を配置し、この回
転角検出装置93により電動機51の回転を検出し、制
御棒5の位置検出を行うものである。 【0114】回転角検出装置93としては、一般にイン
クリメンタル型、アブソリュート型の2種類があり、C
RDの制御棒位置検出装置としては、停電時などのトラ
ブル発生時にも、制御棒7の位置情報が失われない後者
の方が信頼性が高い。アブソリュート型の構成とするた
めには、制御棒7が全ストローク移動しても回転角検出
装置93の検出対象の軸が1回転以上しないように、ボ
ールねじ軸14を減速して回転角検出装置93に伝達す
るなどの必要がある。 【0115】前記第1,2実施例および第6実施例でこ
の構成を実現しようとする場合、検出対象の軸である駆
動軸53は高圧水中に設置されているため、耐水・耐圧
の減速機構が必要となり、製作が比較的困難であるとと
もに、大きな設置空間を必要とする。本実施例の場合、
検出対象の軸が大気中に配置される電動機51の軸であ
るので、アブソリュート型の構成とすることが前記第
1,2実施例および第6実施例と比較して容易である。 【0116】前述したすべりが生じた場合、本実施例の
構成では、回転角検出装置93で測定する制御棒位置
と、実際の制御棒位置とにずれが生ずる。このため、前
記第1実施例と同様の磁気センサー58で駆動軸53の
回転を検出し、それと電動機51の回転との偏差を比較
することで、すべりの発生が検出可能となる。そのため
には、磁気センサー58による回転角検出はインクリメ
ンタル型の構成で十分であり、高圧水中に減速機構を設
ける必要はない。 【0117】図14は本発明に係る制御棒駆動機構の第
8実施例を示す縦断面図である。本実施例では、圧力隔
壁88の大気側に回転角検出装置93を配置し、この回
転角検出装置93により電動機51の回転を検出し、制
御棒5の位置検出を行うものである。本実施例の前記第
7実施例と異なる構成は、磁気センサー58の代わり
に、第2実施例と同様に渦電流変位計61を配置したこ
とである。 【0118】上記の構成において、制御棒5位置の検出
は第7実施例と同様に、圧力隔壁88の大気側に配置さ
れたアブソリュート型の回転角検出装置93により行
う。また、マグネットカップリングのすべりが生じた場
合も、第7実施例において磁気センサー58が行う機能
を渦電流変位計61で行わせることで、前記第7実施例
と同様の対処が可能となる。 【0119】図15は本発明に係る制御棒駆動機構の第
9実施例を示す縦断面図である。本実施例の前記第7実
施例と異なる構成は、磁気センサー58の代わりに、第
5実施例およびその変形例で説明した導線87,89に
よる回転検出装置を取り付けたことである。 【0120】上記の構成において、制御棒5位置の検出
は第7実施例と同様に、圧力隔壁88の大気側に配置さ
れたアブソリュート型の回転角検出装置93により行
う。また、マグネットカップリングのすべりが生じた場
合も、第7実施例において磁気センサー58が行う機能
を第5,第6実施例で説明した導線87,89による検
出方法ですべり検出を行わせることで、前記第7実施例
と同様の対処が可能となる。 【0121】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、電動機の回転駆動力はマグネットカップリン
グを介して駆動軸に伝達され、マグネットカップリング
は駆動軸の下部に配設した被駆動側の第1マグネット
と、この第1マグネットの外側に一次冷却水隔壁を隔て
て電動機軸に設けた駆動側の第2マグネットとを備えた
ことにより、一次冷却水隔壁を貫通する部品がなくな
り、駆動軸のシール部を不要にすることができる。
た、本発明の請求項1によれば、被駆動側の第1マグネ
ットと駆動側の第2マグネットとの回転により生ずる回
転磁界で、内部に誘導起電力を生ずる導体を、第1マグ
ネットと第2マグネットとの間に配置し、第1マグネッ
トと第2マグネットが同期して回転している場合と、こ
れらが相対的に回転している場合に、それぞれ検出され
る変動パターンの相違を検出する検出装置を備えたの
で、誤操作のない制御棒の駆動を確実に行わせることが
できる。 【0122】 【0123】 【0124】 【0125】 【0126】 【0127】 【0128】 【0129】 【0130】 【0131】 【0132】 【0133】 【0134】 【0135】 【0136】 【0137】 【0138】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る制御棒駆動機構の第1実施例を示
す縦断面図。 【図2】本発明に係る制御棒駆動機構の第2実施例を示
す縦断面図。 【図3】本発明に係る制御棒駆動機構の第3実施例にお
いてマグネットカップリングの詳細を示す縦断面図。 【図4】図3の回転防止装置を示す断面図。 【図5】(A),(B)は第4実施例のマグネットカッ
プリングのアウター部を示す縦断面図,部分横断面図。 【図6】(A),(B)は第4実施例のマグネットカッ
プリングのインナー部を示す縦断面図,部分横断面図。 【図7】(A)は本発明に係る制御棒駆動機構の第5実
施例を示す縦断面図,(B)は図7(A)のA−A線断
面図。 【図8】第5実施例において導線の両端に現れる交流電
圧の波形図。 【図9】第5実施例においてインナー磁石とアウター磁
石とを相対的に回転させてすべりを生じさせた場合の電
圧波形図。 【図10】(A)は第5実施例の変形例を示す縦断面
図,(B)は図10(A)のB−B線断面図。 【図11】本発明に係る制御棒駆動機構の第6実施例に
おいて導体膜を形成した薄膜を示す斜視図 【図12】第6実施例において導体膜を形成した薄膜を
圧力隔壁に装着した状態を示す正面図。 【図13】本発明に係る制御棒駆動機構の第7実施例を
示す縦断面図。 【図14】本発明に係る制御棒駆動機構の第8実施例を
示す縦断面図。 【図15】本発明に係る制御棒駆動機構の第9実施例を
示す縦断面図。 【図16】一般のBWRを示す概略構成図。 【図17】従来の制御棒駆動機構を示す縦断面図。 【符号の説明】 1 原子炉圧力容器 1a 底部 3 炉心 5 制御棒 9 CRDハウジング 9a 下部フランジ 14 ボールねじ軸 15 ボールナット 16 ローラ 17 ガイドチューブ 18 取付板 19 中空ピストン 50 CRD 51 電動機 52 マグネットカップリング 53 駆動軸 54 インナー磁石(第1マグネット) 55 アウター磁石(第2マグネット) 56 スプールピース(一次冷却水隔壁) 57 モータブラケット 58 磁気センサー 59 メタルOリング 60 CRD 61 渦電流変位計 62 磁性体円板 63 電動機軸 65 アウターヨーク 68 インナーヨーク 70 回転防止装置 75 アウターヨーク 76 磁石固定部材 77 ピン 78 アウタースリーブ 79 固定フランジ 80 インナーヨーク 81 磁石固定部材 82 ピン 83 スリーブ 84 ピン 85 ピン 86 インナースリーブ 87 導線 88 圧力隔壁 89 導線 90 薄膜 91 導体膜 92 取出し導線 93 回転角検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥住 直明 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 崎長 恭子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平5−288879(JP,A) 特開 平6−59068(JP,A) 特開 平2−13890(JP,A) 特開 平2−51096(JP,A) 特開 平1−156668(JP,A) 特開 昭63−242200(JP,A) 特開 平8−179074(JP,A) 特開 平4−370795(JP,A) 特開 平4−370796(JP,A) 特開 昭54−153210(JP,A) 実開 昭62−69199(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 7/12 G01P 3/487 G01D 5/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電動機の回転を駆動軸を介し中空ピスト
    ン昇降機構に伝達して中空ピストンを昇降させ、制御棒
    を炉心内に挿入・引き抜きする一方、スクラム時には高
    圧水を注入して上記中空ピストンを押し上げて上記制御
    棒を炉心内に急速に挿入する制御棒駆動機構において、
    上記電動機の回転駆動力はマグネットカップリングを介
    して上記駆動軸に伝達され、上記マグネットカップリン
    グは上記駆動軸の下部に配設した被駆動側の第1マグネ
    ットと、この第1マグネットの外側に一次冷却水隔壁を
    隔てて電動機軸に設けた駆動側の第2マグネットとを備
    、上記被駆動側の第1マグネットと上記駆動側の第2
    マグネットとの回転により生ずる回転磁界で、内部に誘
    導起電力を生ずる導体を、上記第1マグネットと上記第
    2マグネットとの間に配置し、上記第1マグネットと上
    記第2マグネットが同期して回転している場合と、これ
    らが相対的に回転している場合に、それぞれ検出される
    変動パターンの相違を検出する検出装置を備えたことを
    特徴とする制御棒駆動機構。
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