JP3485641B2 - 透明チューブの位置合わせ用の押さえ治具 - Google Patents
透明チューブの位置合わせ用の押さえ治具Info
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Description
せ用の押さえ治具に関し、さらに詳しくはチューブ充填
機等に透明チューブを係止させた際に、透明チューブに
表示したレジスターマークを、センサーにて確実に読み
取れるようにして位置合わせを容易にした押さえ治具に
関する。 【０００２】 【従来の技術】従来のチューブ充填機では、チューブ内
に化粧品等を充填して、シールする前工程として、チュ
ーブの表裏面に表示されるデザインや文字等の位置合わ
せを行う必要があり、立設させたチューブを円周方向に
回転させている。 【０００３】その際の位置合わせ目印として、レジスタ
ーマークが印刷等の適宜手段で透明チューブの一部に表
示されている。 【０００４】ここで従来実施されている、チューブのレ
ジスターマークの読み取り工程としては、チューブの口
部にキャップを冠設し、口部と反対側のチューブの切り
放し状開口端を上向きにして充填機等に支持し、この状
態で位置決めのためにチューブを円周方向に回転させ、
前記レジスターマークへ向けて別途設けたセンサーの投
光部より光を発射し、この光の反射の状況によりセンサ
ーがレジスターマークの存在を検知してチューブの位置
合わせをしていた。 【０００５】従来この工程において、チューブの開口端
縁が回転により振られるのを防止するため、開口端縁を
下方方向に押圧する押さえ治具が利用されており、その
構造は図３に示すような円錐型体のものであった。 【０００６】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のセン
サーによるレジスターマークの読み取りチェックでは、
センサーから照射された光の反射光を受け入れて検知す
る反射方式であるため、光の照射対象となる素材が透明
であるとき、即ちチューブ素材が透明である場合には、
照射された光がチューブ素材の表面で反射せず透過して
しまうため、正確な反射光が得られないという問題点が
あった。 【０００７】本発明は、上記の問題点を解決した透明チ
ューブの位置合わせ用の押さえ治具を提供することを目
的とする。 【０００８】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる透明チューブの位置合わせ用の押さ
え治具では、上下動駆動軸の先に透明チューブの開口端
縁を押し広げて押さえることができる円錐部を形成し、
この円錐部の先に透明チューブの内径寸法と略同一の外
形寸法からなる円筒部を形成し、この円筒部が少なくと
も透明チューブのレジスターマーク表示位置の背面位置
付近まで延伸しており、該円筒部の素材が非透明体であ
ることを特徴とする。 【０００９】 【作用】本発明では、前記の構成を採用したため、円錐
部は透明チューブの開口端縁を適度の押圧力で上方から
安定的に押さえることができ、また円筒部はレジスター
マークに向けて照射される光を、反射壁として受け止め
てセンサーの受光部方向へ正確に反射させる作用を行
う。 【００１０】 【実施例】以下、本発明を図面の実施例により具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 【００１１】まず本発明の押さえ治具１は、通常ステン
レス、アルミ等の金属で形成されるが、必要であれば合
成樹脂その他の素材で形成されることも可能で、その素
材が非透明体であれば充分目的を達成する。 【００１２】この押さえ治具１は、エアシリンダ−（図
示しない）等に連結されて、上下動が自由に行えるよう
支持された上下動駆動軸２の先に一体的に取り付けられ
るものである。 【００１３】また押さえ治具１の基端付近は円錐部３に
形成され、この円錐部３により透明チューブ１０の開口
端縁１０ａが上方より安定的に押さえられ、その結果透
明チューブ１０が回転された際に、開口端縁部が回転時
の遠心力で振られるのを防止する作用を果たす。 【００１４】この円錐部３の先には、円筒部４が形成さ
れ、この円筒部４の外形寸法は透明チューブ１０の内径
寸法と略同一になるよう形成されている。 【００１５】また透明チューブ１０の開口端縁１０ａの
近くにはレジスターマーク１１が表示されるが、このレ
ジスターマーク１１の背面位置付近まで前記の円筒部４
が延伸しており、その結果センサー１２の投光部１３よ
り光を照射して、その光の反射光を受光部１４で受け、
レジスターマーク１１の位置チェックを行う。 【００１６】本発明では、透明チューブ１０は透明であ
るため、照射光が素材中を透過してしまうが、そのすぐ
背面部には不透明体からなる押さえ治具１の円筒部４が
存在するため、その円筒部が反射壁となって光を反射さ
せて受光部１４へ届かせるため、センサー１２の作用で
レジスターマーク１１の位置チェックを行うことが可能
となる。 【００１７】したがって、反射壁の存在しない従来の押
さえ治具では検知不可能であったレジスターマーク１１
を確実に検知して、透明チューブの位置決めを正確かつ
容易に行うことが可能となる。 【００１８】なお押さえ治具１の円筒部４の外形寸法が
透明チューブ１０の内径寸法と略同一であるので、円筒
部４と透明チューブ１０との間に隙間が発生せず、その
結果反射光の反射にズレが出ないものとなる。 【００１９】 【発明の効果】よって本発明は、従来の押さえ治具の構
造を工夫しただけで、確実に透明チューブのレジスター
マークの位置チェックを行うことが可能となり、透明チ
ューブの正確な位置合わせを容易に行える優れた効果が
ある。
クの検知を行う状態の正面図である。 【図３】従来の押さえ治具の斜視図である。 【図４】従来の押さえ治具を利用して、レジスターマー
クの検知を行う状態の正面図である。 【符号の説明】 １ 押さえ治具 ２ 上下動駆動軸 ３ 押さえ治具の円錐部 ４ 押さえ治具の円筒部 １０ 透明チューブ １０ａ 透明チューブの開口端縁 １１ レジスターマーク １２ センサー １３ センサーの投光部 １４ センサーの受光部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 上下動駆動軸の先に透明チューブの開口
端縁を押し広げて押さえることができる円錐部を形成
し、この円錐部の先に透明チューブの内径寸法と略同一
の外形寸法からなる円筒部を形成し、この円筒部が少な
くとも透明チューブのレジスターマーク表示位置の背面
位置付近まで延伸しており、該円筒部の素材が非透明体
であることを特徴とする透明チューブの位置合わせ用の
押さえ治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23862194A JP3485641B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 透明チューブの位置合わせ用の押さえ治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23862194A JP3485641B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 透明チューブの位置合わせ用の押さえ治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0872806A JPH0872806A (ja) | 1996-03-19 |
| JP3485641B2 true JP3485641B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=17032878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23862194A Expired - Fee Related JP3485641B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 透明チューブの位置合わせ用の押さえ治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3485641B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4944848B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2012-06-06 | プラス精機株式会社 | 自動封緘装置 |
| JP4986171B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2012-07-25 | プラス精機株式会社 | 袋体姿勢矯正機 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP23862194A patent/JP3485641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0872806A (ja) | 1996-03-19 |
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