JP3484710B2 - 帯型コードの取付構造 - Google Patents

帯型コードの取付構造

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JP3484710B2 JP25768092A JP25768092A JP3484710B2 JP 3484710 B2 JP3484710 B2 JP 3484710B2 JP 25768092 A JP25768092 A JP 25768092A JP 25768092 A JP25768092 A JP 25768092A JP 3484710 B2 JP3484710 B2 JP 3484710B2
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フレキシブル回路基
板等の帯型コードを電子機器のモールドフレーム等に取
付け固定するための帯型コードの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、VTRやオーディオ機器等の合
成樹脂製の外筐キャビネット内や該外筐キャビネットの
内部に配置されたモールドフレーム等には、フレキシブ
ル回路基板が取付け固定され、外筐キャビネットの小型
化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
フレキシブル回路基板等の帯型コードをモールドフレー
ム等の被取付体に取付ける場合には、ビスやワイヤハー
ネス等の別部材を使っていたため、取付作業が煩雑であ
ると共に、ワイヤハーネス等の場合には止め方によって
はフレキシブル回路基板がモールドフレームから外れ易
かった。
【0004】そこで、この発明は帯型コードを被取付体
に簡単に取付けることができると共に外れにくくするこ
とができる帯型コードの取付構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】被取付体に帯型コードを
取付け保持する帯型コードの取付構造において、上記被
取付体に上記帯型コードの幅方向の両側縁を係止する一
対の爪部を形成すると共に、該被取付体の一方の爪部に
並ぶ位置に上記帯型コードを他方の爪部側に押圧付勢す
るバネ部を形成してある。
【0006】
【作用】被取付体に帯型コードを取付け固定する場合に
は、帯型コードの幅方向の一方の側縁でバネ部を帯型コ
ードを係止する方向と反対方向側に押圧して弾性変形さ
せながら一方の爪部に該帯型コードの一方の側縁をさし
込んで係止する。このバネ部の押圧状態を解除すると、
該バネ部の弾性力により帯型コードの幅方向の他方の側
縁は他方の爪部に嵌まり込んで係止される。これによ
り、帯型コードは被取付体に一対の爪部及びバネ部で容
易かつ確実に保持されて外れなくなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。
【0008】図1〜5において、1は帯型コードの取付
構造を有するモールドフレーム(被取付体)である。こ
のモールドフレーム1の上下側には、フレキシブル回路
基板(帯型コード)10の幅方向の上下の両側縁10
a,10bを係止するL字鉤形の一対の爪部2,3をそ
れぞれ一体成形してある。また、このモールドフレーム
1の下方の爪部3に並ぶ位置には、フレキシブル回路基
板10を上方の爪部2側に押圧付勢するバネ部4を一体
成形してある。このフレキシブル回路基板10の幅は、
図2に示す上方の爪部2の下端と下方の爪部3の基端上
面との寸法Aより短く、また、図2に示す上方の爪部2
の下端とバネ部4の円柱状の先端4aの寸法Bよりも長
くしてある。この各寸法を満たすように上記一対の爪部
2,3及びバネ部4の間隔(ピッチ)はそれぞれ設定し
てあり、図中5,6は型抜き孔である。
【0009】以上実施例の帯型コードの取付構造によれ
ば、モールドフレーム1にフレキシブル回路基板10を
取付け固定する場合に、図3に示すように、フレキシブ
ル回路基板10の下側縁10bを下方の爪部3の中に引
っ掛けてさし込む。すると、フレキシブル回路基板10
の下側縁10bがその腰によりバネ部4を下方に押し下
げ、この押圧力で上記バネ部4は下方に撓む。この状態
から作業者が手を放すと、図4に示すように、上記バネ
部4の弾性力によりフレキシブル回路基板10は上方に
押し上げられ、その上側縁10aは上方の爪部2に嵌ま
り込んで係止される。これにより、従来のようにビス等
の別部材を使用することなく、フレキシブル回路基板1
0をモールドフレーム1に一対の爪部2,3とバネ部4
の先端4aを介して容易かつ確実に保持することができ
る。この場合、上記バネ部4のバネ力を利用してフレキ
シブル回路基板10はモールドフレーム1の上方の爪部
2側に常に押圧付勢可能であり、また、フレキシブル回
路基板10は幅方向(短手方向)の腰がその長手方向よ
りも著しく強いので、フレキシブル回路基板10に不用
意な外力がかかってもフレキシブル回路基板10はモー
ルドフレーム1から外れることはない。
【0010】図6には、上記帯型コードの取付構造を有
するモールドフレームをVTRのRP樹脂製のモールド
フレーム1に適用した例を示す。このモールドフレーム
1の両側には一対の爪部2,3及びバネ部4が略左右対
称になるようにそれぞれ一体成形されている。これによ
り、従来のようにビス等の別部材を使うことなく長尺の
フレキシブル回路基板10を容易かつ確実にモールドフ
レーム1に保持することができる。また、モールドフレ
ーム1の一対の爪部2,3のピッチを変更することによ
り、どんな幅のフレキシブル回路基板等の帯型コードで
も確実に保持することができる。
【0011】尚、前記実施例によれば、被取付体として
モールドフレームを用いたが、金属製のフレームでもよ
い。また、帯型コードとしてフレキシブル回路基板を用
いたが、これに限定されるものではない。さらに、帯型
コードの取付構造を有するモールドフレームをVTRの
モールドフレームに適用した例を示したが、オーディオ
機器等のあらゆる機器に前記実施例を適用できることは
勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、被取
付体に帯型コードを取付け保持する帯型コードの取付構
造において、上記被取付体に上記帯型コードの幅方向の
両側縁を係止する一対の爪部を形成すると共に、該被取
付体の一方の爪部に並ぶ位置に上記帯型コードを他方の
爪部側に押圧付勢するバネ部を形成したので、被取付体
の一対の爪部間に帯型コードを簡単に取付けることがで
きる。また、帯型コードを被取付体の一対の爪部とバネ
部との3点間で確実に保持することができ、帯型コード
は被取付体から外れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す帯型コードの取付構
造を有するモールドフレームの斜視図。
【図2】上記モールドフレームの正面図。
【図3】上記モールドフレームに帯型コードを取付ける
状態を示す説明図。
【図4】上記モールドフレームに帯型コードを取付けた
状態を示す説明図。
【図5】図4中C−C線断面図。
【図6】上記帯型コードの取付構造を有するモールドフ
レームをVTRのモールドフレームに適用した例を示す
正面図。
【符号の説明】
1…モールドフレーム(被取付体) 2,3…一対の爪部 4…バネ部 4a…先端 10…フレキシブル回路基板(帯型コード) 10a,10b…両側縁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/00 H05K 7/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被取付体に帯型コードを取付け保持する
    帯型コードの取付構造において、上記被取付体に上記帯
    型コードの幅方向の両側縁を係止する一対の爪部を形成
    すると共に、該被取付体の一方の爪部に並ぶ位置に上記
    帯型コードを他方の爪部側に押圧付勢するバネ部を形成
    したことを特徴とする帯型コードの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帯型コードの取付構造に
    おいて、上記被取付体を樹脂で形成して上記一対の爪部
    及びバネ部を該被取付体に一体成形したことを特徴とす
    る帯型コードの取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の帯型コードの取付構造に
    おいて、上記一対の爪部をL字鉤形に形成したことを特
    徴とする帯型コードの取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の帯型コードの取付構造に
    おいて、上記バネ部の先端を円柱状に形成したことを特
    徴とする帯型コードの取付構造。
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