JP3484406B2 - ロッカーアーム支持構造 - Google Patents

ロッカーアーム支持構造

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JP3484406B2
JP3484406B2 JP2000286929A JP2000286929A JP3484406B2 JP 3484406 B2 JP3484406 B2 JP 3484406B2 JP 2000286929 A JP2000286929 A JP 2000286929A JP 2000286929 A JP2000286929 A JP 2000286929A JP 3484406 B2 JP3484406 B2 JP 3484406B2
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    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
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    • F01L2003/25Valve configurations in relation to engine
    • F01L2003/255Valve configurations in relation to engine configured other than parallel or symmetrical relative to piston axis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、内燃機関のロッ
カーアーム支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ロッカーアームとしては鍛造製と板金製
があり、図8及び図9は鍛造製ロッカーアームを示して
おり、図9のようにロッカーアーム100の長さ方向中
間部にボス部101を一体に備え、ホルダー102に固
定されたロッカーアーム軸103に上記ボス部101が
回動自在に嵌合している。ロッカーアーム100の一端
部にはバルブクリアランス調整機構として調節ねじ10
5及びナット106を備え、調節ねじ105の下端が弁
棒108に当接している。ロッカーアーム100の他端
部には図8に示すように凹部109が形成され、プッシ
ュロッド110の上端部に当接している。
【0003】図10及び図11は板金製ロッカーアーム
を示しており、図11に示すようにロッカーアーム11
9は、長さ方向の中間部に長孔120を有する球面凹部
121が形成されており、シリンダヘッドに立設された
支持ボルト123に上記球面凹部121を挿通し、該球
面凹部121に上方から押え部材125の球面部125
aを嵌合し、ナット126で固定している。ロッカーア
ーム119の一端部には、下方に突出して弁棒127に
当接する球面凸部128が形成され、他端部には図10
のようにプッシュロッド131に当接する凹部132が
形成され、バルブクリアランスの調節はナット126に
より行なっている。なお、板金製ロッカーアームの先行
技術文献としては、実開昭61−145804号公報が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図8及び図9の鍛造製
ロッカーアーム100では、ロッカーアーム100自体
の部品コストが高くなると共に、バルブクリアランス調
節用のねじ105及びナット106が別途必要となりこ
の部品コストもかかり、また、ロッカーアームの重量も
重くなる。
【0005】図10及び図11のような球面支持構造の
板金製ロッカーアームでは、プレス成形による球面凹部
121の加工精度、球面凹部121の変形等のため、球
面凹部121と押え部材125の球面部125aとの嵌
合精度が悪い。また、ロッカーアーム119は図10に
矢印で示すような方向にがたつき易く、バルブクリアラ
ンスの調整に時間がかかったり、調整不良が生じ易い。
また、運転中におけるロッカーアーム119の動作にも
上記がたつきが影響し、不安定になり易い。特にプッシ
ュロッド131を斜めに配置するようなロッカーアーム
119では、がたつきによるバルブクリアランス増減へ
の影響が大きくなる。これに対して、通常は、図10の
ようにガイド孔141を有するガイド板140を設け、
プッシュロッド131をガイドすることによりがたつつ
きを減少させるようにしている。
【0006】
【発明の目的】本願発明の目的は、がたつきが少なく、
バルブクリアランスの調整が簡単かつ確実に行なえ、か
つ、低コストのロッカーアーム支持構造を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願請求項1記載の発明は、ホルダーの側板に形成
された軸支持孔に嵌合する基軸部と、該基軸部の軸芯に
対して偏芯する円筒外周面を有する偏芯軸部と、からロ
ッカーアーム軸を構成し、偏芯軸部の外周面にロッカー
アームを回動自在に嵌合し、ホルダーに対して基軸部の
軸芯回りにロッカーアーム軸の偏芯軸部を回動すること
により、偏芯軸部のシリンダヘッドの端面からの高さを
調節するロッカーアーム支持構造において、ロッカーア
ームとホルダーを板金製とし、基軸部と偏芯軸部を別体
物とし、基軸部は、両端部に頭部とおねじ部を有し、偏
芯軸部は筒状に形成されると共に基軸部に回動不能に嵌
合し、上記頭部とおねじ部に螺合するナットでホルダー
の両側板を締め付けることにより、ロッカーアーム軸を
ホルダーに固定していることを特徴とするロッカーアー
ム支持構造である。これにより、特別にバルブクリアラ
ンス調整用の調整ねじ及びナットを設けなくとも、ロッ
カーアーム軸の回動だけで簡単にバルブクリアランスの
調整を行なうことができ、ロッカーアームのがたつきも
抑えることができる。しかも、がたつきの少ない鍛造製
ロッカーアームを用いた場合と同様にバルブクリアラン
スを精度良く、適正値に、簡単に調整できると共に、板
金製のロッカーアームを用いることにより、大幅に部品
コストを下げることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、ホルダーの側板に
形成された軸支持孔に嵌合する基軸部と、該基軸部の軸
芯に対して偏芯する円筒外周面を有する偏芯軸部と、か
らロッカーアーム軸を構成し、偏芯軸部の外周面にロッ
カーアームを回動自在に嵌合し、ホルダーに対して基軸
部の軸芯回りにロッカーアーム軸の偏芯軸部を回動する
ことにより、偏芯軸部のシリンダヘッドの端面からの高
さを調節するロッカーアーム支持構造において、ロッカ
ーアームとホルダーを板金製とし、基軸部と偏芯軸部を
別体物とし、基軸部は、両端部に頭部とおねじ部を有
し、偏芯軸部は筒状に形成されて、基軸部に対し回動可
能に嵌合すると共にホルダーの両側板間に配設され、上
記頭部とおねじ部に螺合するナットでホルダーの両側板
を締め付けることにより、偏芯軸部をホルダーに固定し
ていることを特徴とするロッカーアーム支持構造であ
る。これにより、特別にバルブクリアランス調整用の調
整ねじ及びナットを設けなくとも、ロッカーアーム軸の
回動だけで簡単にバルブクリアランスの調整を行なうこ
とができ、ロッカーアームのがたつきも抑えることがで
きる。しかも、がたつきの少ない鍛造製ロッカーアーム
を用いた場合と同様にバルブクリアランスを精度良く、
適正値に、簡単に調整できると共に、板金製のロッカー
アームを用いることにより、大幅に部品コストを下げる
ことができる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】図5は本願発明に係るロッカーア
ーム支持構造を有するエンジンの縦断面部分図であり、
シリンダヘッド1の上端に、上面に対して傾斜して配設
された1対の板金製ホルダー3がボルト2により固定さ
れており、各板金製ホルダー3にはロッカーアーム軸6
を介して吸,排気弁駆動用のロッカーアーム5が揺動自
在に支持されている。各ロッカーアーム5の一端凹部2
6に当接するプッシュロッド8は、シリンダ中心線Cに
対して上開き「ハ」の字状に配置され、シリンダブロッ
ク10内のカム軸11にタペット12を介して連動連結
している。
【0011】図3はロッカーアーム5、ロッカーアーム
軸6及びホルダー3の分解斜視図であり、板金製のホル
ダー3は基部3bと1対の側板3aを有するコの字形に
折り曲げ成形されており、両側板3aには同一軸芯O1
上に軸支持孔28がそれぞれ形成されている。
【0012】ロッカーアーム軸6は、側板3aの軸支持
孔28に嵌合する鍛造製の基軸部14と、該基軸部14
とは別体で燒結製の筒状の偏芯軸部15から構成されて
いる。基軸部14は、一端に六角頭部14aを有し、他
端におねじ部14bを有しており、中間の軸部分には回
止め用の切欠き平面部14cが形成されている。偏芯軸
部15は基軸部14に嵌合する貫通孔20を有し、該貫
通孔20には基軸部14の平面部14cに係合する平面
部20aが形成され、両平面部20a,14cの係合に
より、基軸部14と偏芯軸部15が一体的に回動するよ
うになっている。偏芯軸部15の円筒外周面15aの軸
芯O2は、前記貫通孔20(基軸部14)の軸芯O1か
ら一定量偏芯しており、これにより、基軸部軸芯O1回
りにロッカーアーム軸6を回動すると、軸芯O1に対す
る円筒外周面15aの高さが変更されるようになってい
る。偏芯軸部15の軸方向の幅はホルダー3の両側板3
a,3a間に嵌り合うよう両側板3a,3a間の距離と
ほぼ同一に形成されている。
【0013】ロッカーアーム5は断面形状が上向き
「コ」の字状に形成されており、長さ方向の中間部に
は、半円筒状に下方へ突出するボス部21が形成され、
該ボス部21には前記偏芯軸部15の円筒外周面15a
に嵌合する嵌合孔23が形成されている。ロッカーアー
ム5の一端部には前述のように上方に凹むプッシュロッ
ド係合用の凹部26が形成され、他端部には下方に球面
状に突出する弁棒押え25が形成されている。ロッカー
アーム5のボス部21の軸方向幅は、偏芯軸部15の軸
方向幅よりも若干狭く形成されている。
【0014】ロッカーアーム5は、その嵌合孔23が偏
芯軸部15の円筒外周面15aに軸芯O2上で回動可能
に嵌合すると共に、ホルダー3の側板3a間に配置さ
れ、基軸部14はワッシャ30及び一方の側板3aの軸
支持孔28を経て偏芯軸部15の貫通孔20に挿通さ
れ、平面部14c,20a同士の係合により偏芯軸部1
5と回動方向に一体化されると共に、他方の側板3aの
軸支持孔28に挿通され、先端おねじ部14bにナット
31が螺着される。
【0015】図1に示すように基軸部14の頭部14a
とナット31の間で側板3a,3aを挟圧することによ
り、側板3a,3a間で偏芯軸部15の軸方向両端面を
締め付け、これにより、偏芯軸部15及び基軸部14を
ホルダー3に固定している。前述のようにロッカーアー
ム5のボス部21の軸方向幅は偏芯軸部15の軸方向幅
よりも少し小さく設定してあるので、ロッカーアーム5
は挟圧されておらず、揺動可能となっている。
【0016】図4はロッカーアーム5を略真上からみた
斜視図であり、ボス部21の軸方向幅が最も広くなって
おり、長さ方向の両端部に行くに狭くなる形状になって
いる。
【0017】
【組付手順及びバルブクリアランス調整】(1)図3に
おいて、ロッカーアーム5の嵌合孔23を偏芯軸部15
の円筒外周面15aに嵌合し、ホルダー3の側板3a,
3a間に挿入する。
【0018】(2)基軸部14を、ワッシャ30、一方
の側板3aの軸支持孔28、偏芯軸部15の貫通孔2
0、他方の側板3aの軸支持孔28に順次挿通し、先端
おねじ部14bにナット31を仮止めする。
【0019】(3)基軸部14を、図2においてその軸
芯O1回りに回動することにより、偏芯軸部15のシリ
ンダヘッド上端面からの高さを調節する。それにより、
ロッカーアーム5の弁棒押え25と弁棒33の間のクリ
アランスを調節する。たとえば基軸部14を図2の状態
から矢印F1方向に回動するとロッカーアーム5は上昇
し、矢印F2方向に回動すると下降する。
【0020】(4)適切なバルブクリアランスに調節し
た後、図1のナット31を最終的に締め付け、頭部14
aとナット31の間で側板3a,3aを挟み込むことに
より、側板3a,3a間で偏芯軸部15を両側から挟持
し、ロッカーアーム軸6をホルダー3に固定する。
【0021】
【作用】周知のように、プッシュロッド8でロッカーア
ーム5の一端部を押し上げることにより、他端弁押え部
25でばね34に抗して弁棒33を押し下げ、吸気弁又
は排気弁を開く。ロッカーアーム5は球面支持構造では
なく、ロッカーアーム軸6に円筒状のボス部21を嵌合
する支持構造なので、板金製でありながらも、上記作動
中におけるロッカーアーム5のがたつきを抑えることが
できる。
【0022】
【その他の発明の実施の形態】(1)図6はロッカーア
ーム軸6の変形例を示しており、ロッカーアーム軸6
は、基軸部64と偏芯軸部65とが一体成形されてい
る。ロッカーアーム5の嵌合孔23が嵌合する偏芯軸部
65は中実状に形成されており、該偏芯軸部65の軸方
向両端に、小径のおねじ部66と、偏芯軸部65より大
径の基軸部64が一体成形されており、該大径の基軸部
64に六角頭部69が形成されている。基軸部64とお
ねじ部66は同軸芯O1上に揃えられており、偏芯軸部
65の軸芯O2は前記基軸部軸芯O1から偏芯してい
る。ホルダー3の両側板3a,3aには、基軸部64が
嵌合する軸支持孔70とおねじ部66が嵌合する軸支持
孔71が同一軸芯O1上に形成されている。
【0023】基軸部64とおねじ部66はホルダー3の
軸支持孔70,71にそれぞれ支持され、おねじ部66
に螺合したナット72を締め付けることにより、ロッカ
ーアーム軸6をホルダー3に固定してある。
【0024】図6のロッカーアーム5を組み付ける場合
には、ロッカーアーム5を側板3a,3a間に挿入し、
ロッカーアーム軸6を大径の嵌合孔70側から差し込
み、偏芯軸部65をロッカーアーム5に嵌合した後、他
方の側板3aの軸支持孔71におねじ部66を嵌合し、
ナット72を仮止めする。
【0025】この状態でロッカーアーム軸6を基軸部軸
芯O1回りに回動することにより、偏芯軸部65を上下
に移動し、バルブクリアランスを調節する。その後、ナ
ット72を最終的に締め付ける。
【0026】(2)図7はロッカーアーム軸6の別の変
形例を示しており、ロッカーアーム軸6は、側板3aの
軸支持孔28に嵌合する鍛造製の基軸部82と、該基軸
部82とは別体で燒結製の筒状の偏芯軸部80から構成
されている。基軸部82は、一端に六角頭部82aを有
し、他端におねじ部82bを有している。偏芯軸部80
は基軸部82に回動可能に嵌合する貫通孔80cを有し
ている。偏芯軸部80の円筒外周面80aの軸芯O2
は、前記貫通孔80c(基軸部82)の軸芯O1から一
定量偏芯しており、これにより、基軸部軸芯O1回りに
偏芯軸部80を回動すると、軸芯O1に対する偏芯軸部
80の円筒外周面80aの高さが変更されるようになっ
ている。
【0027】偏芯軸部80の軸方向端部には、外方に張
出す把持部80bが形成されており、該把持部80bは
たとえば6角形に形成され、レンチ等の回転用工具を係
合し、偏芯軸部80を回転できるようになっている。
【0028】ロッカーアーム5は偏芯軸部80の円筒外
周面80aに軸芯O2上で回動可能に嵌合しており、基
軸部82の先端おねじ部82bにはナット31が螺着さ
れている。
【0029】図7のロッカーアーム5を組み付ける場合
には、偏芯軸部80の円筒外周面80aにロッカーアー
ム5を嵌合して、両側板3a,3a間に挿入し、基軸部
82を一方の側板3aから差し込み、偏芯軸部80の貫
通孔80cに挿通し、他方の側板3aから突出させ、ナ
ット31を仮止めする。
【0030】偏芯軸部80の把持部80bにレンチ等工
具を係合して、偏芯軸部80を回動することにより、ロ
ッカーアーム5の高さを調節し、その後、ナット31を
締め付けることによりホルダー3の側板3a,3aを弾
性変形させ、偏芯軸部80をホルダー3に固定する。
【0031】偏芯軸部80の把持部80bの形状は前記
6角形に限らず、四角形でも良く、また、工具差込孔を
設ける構造とすることもできる。
【0032】なお、ナット31は側板3aに溶接してお
いても良く、その場合は基軸部82との連れ回りが生じ
ないので、調節が容易である。
【0033】(3)基軸部及び偏芯軸部よりなるバルブ
クリアランス調整機構は、鍛造製のロッカーアームにも
適用することは可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)ロッカーアーム軸を基軸部と該基軸部から偏芯す
る偏芯軸部より構成しているので、基軸部軸芯回りに偏
芯軸部を回動するだけで、ロッカーアームの高さ調節が
行なえ、バルブクリアランスの調節が簡単かつ確実に行
なえる。しかもクリアランス調整用の特別の調整ねじ及
びナットが不要であり、部品コストを下げることができ
る。
【0035】(2)ロッカーアームを球面支持する構造
ではなく、ロッカーアーム軸により揺動自在に支持する
構造であるので、従来の球面支持構造のようにプッシュ
ロッドをガイド板等でガイドしなくとも、ロッカーアー
ムのがたつきを防止することができる。特に、プッシュ
ロッドが斜めに配置されるロッカーアーム構造において
は、その効果は大きい。
【0036】(3)ロッカーアーム及びホルダーを板金
製とし、ロッカーアーム軸に支持するようにしている
と、鍛造製ロッカーアームの場合よりも大幅にコストを
下げることができ、また、図10及び図11のような特
殊な支持ボルトで支持する構造と比較しても、切削加工
工程が少なく、低コスト化を達成できる。
【0037】(4)ロッカーアームを板金製とすると共
に、基軸部とこれと別体の偏芯軸部からなるロッカーア
ーム軸で支持する構造としていると、図11のように、
特殊な形状の球面を有する押え部材を備えた構造に比
べ、球面仕上げのような高度な加工精度が要求されるこ
とはなく、製造及び加工に容易になると共に、バルブク
リアランスの調整作業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用したロッカーアーム支持構造
の断面図(図2のI-I断面図)である。
【図2】 図1のII-II断面図である。
【図3】 図1のロッカーアーム支持構造の分解斜視図
である。
【図4】 ロッカーアームの平面図である。
【図5】 図1のロッカーアームを備えたエンジンの縦
断面部分図である。
【図6】 本願発明のロッカーアーム支持構造の変形例
を示す断面図である。
【図7】 本願発明のロッカーアーム支持構造の別の変
形例を示す断面図である。
【図8】 従来の鍛造製ロッカーアームの支持構造の縦
断面図である。
【図9】 図8のIX矢視図である。
【図10】 従来の板金製ロッカーアームの支持構造の
縦断面図である。
【図11】 図10のXI-XI断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 3 ホルダー 3a 側板 5 ロッカーアーム 6 ロッカーアーム軸 8 プッシュロッド 14 基軸部 14a 頭部 14b おねじ部 15 偏芯軸部 15a 円筒外周面 20 貫通孔 80 偏芯軸部 82 基軸部 80a 円筒外周面 80c 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−195314(JP,A) 実開 平5−42608(JP,U) 実開 昭59−506(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーの側板に形成された軸支持孔に
    嵌合する基軸部と、該基軸部の軸芯に対して偏芯する円
    筒外周面を有する偏芯軸部と、からロッカーアーム軸を
    構成し、偏芯軸部の外周面にロッカーアームを回動自在
    に嵌合し、ホルダーに対して基軸部の軸芯回りにロッカ
    ーアーム軸の偏芯軸部を回動することにより、偏芯軸部
    のシリンダヘッドの端面からの高さを調節するロッカー
    アーム支持構造において、 ロッカーアームとホルダーを板金製とし、 基軸部と偏芯軸部を別体物とし、基軸部は、両端部に頭
    部とおねじ部を有し、 偏芯軸部は筒状に形成されると共に基軸部に回動不能に
    嵌合し、 上記頭部とおねじ部に螺合するナットでホルダーの両側
    板を締め付けることにより、ロッカーアーム軸をホルダ
    ーに固定していることを特徴とするロッカーアーム支持
    構造。
  2. 【請求項2】 ホルダーの側板に形成された軸支持孔に
    嵌合する基軸部と、該基軸部の軸芯に対して偏芯する円
    筒外周面を有する偏芯軸部と、からロッカーアーム軸を
    構成し、偏芯軸部の外周面にロッカーアームを回動自在
    に嵌合し、ホルダーに対して基軸部の軸芯回りにロッカ
    ーアーム軸の偏芯軸部を回動することにより、偏芯軸部
    のシリンダヘッドの端面からの高さを調節するロッカー
    アーム支持構造において、 ロッカーアームとホルダーを板金製とし、 基軸部と偏芯軸部を別体物とし、基軸部は、両端部に頭
    部とおねじ部を有し、 偏芯軸部は筒状に形成されて、基軸部に対し回動可能に
    嵌合すると共にホルダーの両側板間に配設され、 上記頭部とおねじ部に螺合するナットでホルダーの両側
    板を締め付けることにより、偏芯軸部をホルダーに固定
    していることを特徴とするロッカーアーム支持構造。
JP2000286929A 2000-09-21 2000-09-21 ロッカーアーム支持構造 Expired - Lifetime JP3484406B2 (ja)

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