JP3484247B2 - 排ガスの処理方法 - Google Patents
排ガスの処理方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排ガスの処理方法に関
し、詳しくは、酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用
いて、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含
む触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液
相酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器
から発生する臭化メチルを含む酸化反応排ガスを燃焼処
理して、臭化メチルと共に、排ガスに含まれる可燃性物
質を燃焼除去すると共に、それによって得られる高温の
燃焼排ガスからその熱及び圧力を回収し、好ましくは、
それら回収されたエネルギーをテレフタル酸の製造に再
利用するテレフタル酸の製造工程からの酸化反応排ガス
を燃焼処理する方法に関する。
し、詳しくは、酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用
いて、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含
む触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液
相酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器
から発生する臭化メチルを含む酸化反応排ガスを燃焼処
理して、臭化メチルと共に、排ガスに含まれる可燃性物
質を燃焼除去すると共に、それによって得られる高温の
燃焼排ガスからその熱及び圧力を回収し、好ましくは、
それら回収されたエネルギーをテレフタル酸の製造に再
利用するテレフタル酸の製造工程からの酸化反応排ガス
を燃焼処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用
いて、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含
む触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液
相酸化して、テレフタル酸を製造する方法は、既に工業
的に行なわれている。この方法において、酸化反応器に
おいて発生する酸化反応排ガス中には、未反応原料であ
るパラキシレンと環境汚染物質である臭化メチルのほ
か、ベンゼン、酢酸、一酸化炭素等の可燃性物質も含ま
れているが、特に、臭化メチルは、排ガス中、微量であ
って、排ガスから除去し難い。
いて、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含
む触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液
相酸化して、テレフタル酸を製造する方法は、既に工業
的に行なわれている。この方法において、酸化反応器に
おいて発生する酸化反応排ガス中には、未反応原料であ
るパラキシレンと環境汚染物質である臭化メチルのほ
か、ベンゼン、酢酸、一酸化炭素等の可燃性物質も含ま
れているが、特に、臭化メチルは、排ガス中、微量であ
って、排ガスから除去し難い。
【0003】そこで、従来、上記排ガスに含まれる臭化
メチルは、これを濃縮する、高温で処理する、又は低温
で多量の触媒を用いて除去する等の方法によって処理さ
れている。しかし、これらの方法は、いずれも、臭化メ
チルを排ガスから十分に除去することができないうえ
に、通常、多量の熱エネルギーを必要とし、又は多量の
触媒を必要とする等、経済性の点から工業的に不利であ
り、延いては、テレフタル酸の製造コストを高めること
となる。
メチルは、これを濃縮する、高温で処理する、又は低温
で多量の触媒を用いて除去する等の方法によって処理さ
れている。しかし、これらの方法は、いずれも、臭化メ
チルを排ガスから十分に除去することができないうえ
に、通常、多量の熱エネルギーを必要とし、又は多量の
触媒を必要とする等、経済性の点から工業的に不利であ
り、延いては、テレフタル酸の製造コストを高めること
となる。
【0004】そこで、例えば、特開平4−74153号
公報に記載されているように、酸化反応排ガスを吸着剤
にて処理して、排ガス中の有機物と共に臭化メチルを排
ガスから除去し、これを、例えば、特公昭61−527
28号公報に記載されているように、酸化触媒を用いて
燃焼処理する方法が可能である。この方法において、排
ガスの燃焼処理に用いられる熱エネルギーは、例えば、
燃焼処理前の排ガスをこの燃焼処理後の排ガスと熱交換
させることによって、回収することができるが、しか
し、このような熱エネルギーの回収では、効率が低いの
みならず、排ガスの処理工程が複雑である。
公報に記載されているように、酸化反応排ガスを吸着剤
にて処理して、排ガス中の有機物と共に臭化メチルを排
ガスから除去し、これを、例えば、特公昭61−527
28号公報に記載されているように、酸化触媒を用いて
燃焼処理する方法が可能である。この方法において、排
ガスの燃焼処理に用いられる熱エネルギーは、例えば、
燃焼処理前の排ガスをこの燃焼処理後の排ガスと熱交換
させることによって、回収することができるが、しか
し、このような熱エネルギーの回収では、効率が低いの
みならず、排ガスの処理工程が複雑である。
【0005】そこで、酸化反応排ガスを燃焼処理すると
同時に熱エネルギーを回収する方法としては、例えば、
特開昭56−72221号公報に記載されているよう
に、酸化反応器からの排ガス中に燃料を圧入し、触媒を
備えた燃焼炉に導いて、排ガス中の可燃性物質と上記燃
料とを自己燃焼させた後、ガスエキスパンダに導いて、
動力を回収し、そのガスエキスパンダ出側のガスが有す
る熱エネルギーを回収するために、そのガスエキスパン
ダ出側のガスと上記燃焼炉に供給される前の排ガスと熱
交換する方法が提案されている。
同時に熱エネルギーを回収する方法としては、例えば、
特開昭56−72221号公報に記載されているよう
に、酸化反応器からの排ガス中に燃料を圧入し、触媒を
備えた燃焼炉に導いて、排ガス中の可燃性物質と上記燃
料とを自己燃焼させた後、ガスエキスパンダに導いて、
動力を回収し、そのガスエキスパンダ出側のガスが有す
る熱エネルギーを回収するために、そのガスエキスパン
ダ出側のガスと上記燃焼炉に供給される前の排ガスと熱
交換する方法が提案されている。
【0006】しかし、前述したようなテレフタル酸の製
造工程から発生する排ガス中の酸素濃度は、通常、4容
量%以下であり、他方、臭化メチルは、一般に、容易に
は燃焼処理し難いので、触媒を備えた燃焼炉において
も、臭化メチルを含む可燃性物質を効率的に燃焼処理で
きないのみならず、ガスエキスパンダを有効に利用する
ために、排ガスに燃料を多量に圧入すれば、燃焼炉にお
いて酸素不足が生じる。従って、上記方法は、テレフタ
ル酸の製造工程からの排ガスに採用することは実用的で
ない。
造工程から発生する排ガス中の酸素濃度は、通常、4容
量%以下であり、他方、臭化メチルは、一般に、容易に
は燃焼処理し難いので、触媒を備えた燃焼炉において
も、臭化メチルを含む可燃性物質を効率的に燃焼処理で
きないのみならず、ガスエキスパンダを有効に利用する
ために、排ガスに燃料を多量に圧入すれば、燃焼炉にお
いて酸素不足が生じる。従って、上記方法は、テレフタ
ル酸の製造工程からの排ガスに採用することは実用的で
ない。
【0007】特開昭56−72221号公報に記載され
ているように、排ガス中の可燃物質を触媒上で燃焼処理
するだけでは、排ガスの圧力を回収することができるに
すぎない。他方、ガスタービンは、今日、広く用いられ
ている原動機技術ではあるが、燃料を理論空気量で燃焼
させると、ガス温度が2000℃程度となるので、通
常、圧縮空気を多量に圧入して、温度を低下させてい
る。従って、理論空気量以上に供給した圧縮空気に要す
るエネルギーが無駄に消費されている。更に、ガスター
ビンからの排気の温度は、通常、100〜300℃程度
の温度であるが、この熱エネルギーを回収するために、
ガスタービンに供給する空気と熱交換しようとしても、
このガスタービンに供給する空気自体が、圧縮機を経る
ことによって昇温され、通常、100℃以上の温度を有
するので、熱エネルギーの回収のためには、大規模な熱
交換機を必要として、実用的ではない。
ているように、排ガス中の可燃物質を触媒上で燃焼処理
するだけでは、排ガスの圧力を回収することができるに
すぎない。他方、ガスタービンは、今日、広く用いられ
ている原動機技術ではあるが、燃料を理論空気量で燃焼
させると、ガス温度が2000℃程度となるので、通
常、圧縮空気を多量に圧入して、温度を低下させてい
る。従って、理論空気量以上に供給した圧縮空気に要す
るエネルギーが無駄に消費されている。更に、ガスター
ビンからの排気の温度は、通常、100〜300℃程度
の温度であるが、この熱エネルギーを回収するために、
ガスタービンに供給する空気と熱交換しようとしても、
このガスタービンに供給する空気自体が、圧縮機を経る
ことによって昇温され、通常、100℃以上の温度を有
するので、熱エネルギーの回収のためには、大規模な熱
交換機を必要として、実用的ではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のテレ
フタル酸の製造工程からの酸化反応排ガスの処理におけ
る上述したような問題を解決するためになされたもので
あつて、酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用いて、
パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含む触媒
の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液相酸化
して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器から発
生する酸化反応排ガスを処理して、排ガスに含まれる環
境汚染物質である臭化メチルをその他の可燃性物質と共
に効率的に燃焼除去すると共に、それによって得られる
高温の燃焼排ガスからその熱及び圧力をも効率的に回収
する方法を提供することを目的とする。
フタル酸の製造工程からの酸化反応排ガスの処理におけ
る上述したような問題を解決するためになされたもので
あつて、酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用いて、
パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含む触媒
の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液相酸化
して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器から発
生する酸化反応排ガスを処理して、排ガスに含まれる環
境汚染物質である臭化メチルをその他の可燃性物質と共
に効率的に燃焼除去すると共に、それによって得られる
高温の燃焼排ガスからその熱及び圧力をも効率的に回収
する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による排ガスの処
理方法の第1は、酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を
用いて、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を
含む触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により
液相酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応
器から発生する臭化メチルと共に可燃性物質を含む酸化
反応排ガスを燃焼処理する排ガスの処理方法において、
燃料と共に、分子状酸素を含む気体を排ガスに加え、8
00℃以上の温度に上げ、触媒の不存在下に、上記燃料
と共に、臭化メチルと上記可燃性物質とを燃焼処理した
後、その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、その熱及
び圧力エネルギーを回収するものである。
理方法の第1は、酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を
用いて、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を
含む触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により
液相酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応
器から発生する臭化メチルと共に可燃性物質を含む酸化
反応排ガスを燃焼処理する排ガスの処理方法において、
燃料と共に、分子状酸素を含む気体を排ガスに加え、8
00℃以上の温度に上げ、触媒の不存在下に、上記燃料
と共に、臭化メチルと上記可燃性物質とを燃焼処理した
後、その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、その熱及
び圧力エネルギーを回収するものである。
【0010】本発明による排ガスの処理方法の第2によ
れば、燃料と共に、分子状酸素を含む気体を排ガスに加
え、触媒の不存在下に、上記燃料と共に排ガスに含まれ
る上記可燃性の物質の一部を燃焼処理して、排ガスを3
00℃以上の温度に上げた後、触媒の存在下に、排ガス
中の残余の可燃性の物質と臭化メチルとを燃焼処理し、
次いで、その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、熱及
び圧力エネルギーを回収する。
れば、燃料と共に、分子状酸素を含む気体を排ガスに加
え、触媒の不存在下に、上記燃料と共に排ガスに含まれ
る上記可燃性の物質の一部を燃焼処理して、排ガスを3
00℃以上の温度に上げた後、触媒の存在下に、排ガス
中の残余の可燃性の物質と臭化メチルとを燃焼処理し、
次いで、その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、熱及
び圧力エネルギーを回収する。
【0011】本発明による排ガスの処理方法の第3によ
れば、排ガスに外部から熱エネルギーを与えて、300
℃以上の温度に上げた後、触媒の存在下に、臭化メチル
と共に上記可燃性物質とを燃焼処理し、次いで、その燃
焼排ガスをガスタービンに導いて、その熱及び圧力エネ
ルギーを回収する。また、本発明による排ガスの処理方
法の第4によれば、排ガスに外部から熱エネルギーを与
えて、800℃以上の温度に上げた後、触媒の不存在下
に、臭化メチルと共に上記可燃性物質とを燃焼処理し、
次いで、その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、その
熱及び圧力エネルギーを回収することもできる。
れば、排ガスに外部から熱エネルギーを与えて、300
℃以上の温度に上げた後、触媒の存在下に、臭化メチル
と共に上記可燃性物質とを燃焼処理し、次いで、その燃
焼排ガスをガスタービンに導いて、その熱及び圧力エネ
ルギーを回収する。また、本発明による排ガスの処理方
法の第4によれば、排ガスに外部から熱エネルギーを与
えて、800℃以上の温度に上げた後、触媒の不存在下
に、臭化メチルと共に上記可燃性物質とを燃焼処理し、
次いで、その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、その
熱及び圧力エネルギーを回収することもできる。
【0012】このように、本発明によれば、臭化メチル
を含む酸化反応排ガスに、その燃焼処理に必要以上の熱
エネルギーを加えて、その排ガスを高圧下で処理するこ
とによって、臭化メチルを確実に燃焼処理すると同時
に、その熱及び圧力エネルギーをガスタービンによって
回収し、これを電気エネルギー等に変換することができ
る。
を含む酸化反応排ガスに、その燃焼処理に必要以上の熱
エネルギーを加えて、その排ガスを高圧下で処理するこ
とによって、臭化メチルを確実に燃焼処理すると同時
に、その熱及び圧力エネルギーをガスタービンによって
回収し、これを電気エネルギー等に変換することができ
る。
【0013】テレフタル酸の製造において、前記酸化反
応器からの酸化反応排ガスは、通常、5kg/cm2G以上の
圧力を有し、用いる触媒に由来して、環境汚染物質であ
る臭化メチルのほか、未反応原料であるパラキシレン、
溶剤である酢酸、ベンゼン、一酸化炭素等の可燃性物質
を含んでいる。以下に添付図面に基づいて、本発明によ
る実施例を説明するが、本発明はこれら実施例により何
ら限定されるものではない。
応器からの酸化反応排ガスは、通常、5kg/cm2G以上の
圧力を有し、用いる触媒に由来して、環境汚染物質であ
る臭化メチルのほか、未反応原料であるパラキシレン、
溶剤である酢酸、ベンゼン、一酸化炭素等の可燃性物質
を含んでいる。以下に添付図面に基づいて、本発明によ
る実施例を説明するが、本発明はこれら実施例により何
ら限定されるものではない。
【0014】図1は、本発明に従って、触媒を用いるこ
となく、テレフタル酸の製造工程からの酸化反応排ガス
を燃焼処理する第1の方法を示す装置構成図である。こ
の実施例によれば、酸化反応器(図示せず)にて発生
し、圧力を有し、臭化メチルを含む酸化反応排ガス8
は、燃焼炉を兼ねる排ガス処理反応器1aに導かれ、こ
こでこの排ガスに配管12から圧縮空気を圧入すると共
に、配管11から燃料を圧入し、触媒の不存在下に、温
度を800℃に上げて、排ガスを燃焼処理した後、得ら
れた高温高圧の排ガスをガスタービン3に導入すること
により、熱及び圧力エネルギーを回収する。
となく、テレフタル酸の製造工程からの酸化反応排ガス
を燃焼処理する第1の方法を示す装置構成図である。こ
の実施例によれば、酸化反応器(図示せず)にて発生
し、圧力を有し、臭化メチルを含む酸化反応排ガス8
は、燃焼炉を兼ねる排ガス処理反応器1aに導かれ、こ
こでこの排ガスに配管12から圧縮空気を圧入すると共
に、配管11から燃料を圧入し、触媒の不存在下に、温
度を800℃に上げて、排ガスを燃焼処理した後、得ら
れた高温高圧の排ガスをガスタービン3に導入すること
により、熱及び圧力エネルギーを回収する。
【0015】このガスタ−ビーンからの排ガスは、熱交
換器4において、上記排ガス処理反応器1aに導かれる
酸化反応排ガス8との熱交換によって、排ガスに回収さ
せた後、吸収塔5に導き、ここで配管9からの苛性ソー
ダや苛性カリ等のアルカリ水溶液からなる吸収液や、又
は亜硫酸ソーダ、ギ酸ソーダ等の還元剤で処理して、臭
素や臭化メチルを吸収して、これらを排ガスから除去
し、処理済みの排ガスとして排出する。上記排ガスを処
理した後の吸収液14は、必要に応じて、循環再使用さ
れる。
換器4において、上記排ガス処理反応器1aに導かれる
酸化反応排ガス8との熱交換によって、排ガスに回収さ
せた後、吸収塔5に導き、ここで配管9からの苛性ソー
ダや苛性カリ等のアルカリ水溶液からなる吸収液や、又
は亜硫酸ソーダ、ギ酸ソーダ等の還元剤で処理して、臭
素や臭化メチルを吸収して、これらを排ガスから除去
し、処理済みの排ガスとして排出する。上記排ガスを処
理した後の吸収液14は、必要に応じて、循環再使用さ
れる。
【0016】本発明によれば、ガスタービン3は、例え
ば、それに直結されているテレフタル酸製造用の空気圧
縮器6aの動力源として用いると同時に、発電機6bで
電気を発生するのに用いることができる。上記空気圧縮
器6aによって得られた圧縮空気は、前述したパラキシ
レンの酸化反応において、酸化剤である分子状の酸素を
含有する気体として用いることができる。また、上記吸
収塔5からの排ガス13は、必要に応じて、製品テレフ
タル酸の気体圧送用のガス源、即ち、担体として用いる
ことができる。
ば、それに直結されているテレフタル酸製造用の空気圧
縮器6aの動力源として用いると同時に、発電機6bで
電気を発生するのに用いることができる。上記空気圧縮
器6aによって得られた圧縮空気は、前述したパラキシ
レンの酸化反応において、酸化剤である分子状の酸素を
含有する気体として用いることができる。また、上記吸
収塔5からの排ガス13は、必要に応じて、製品テレフ
タル酸の気体圧送用のガス源、即ち、担体として用いる
ことができる。
【0017】図2は、本発明に従って、昇温用の燃焼炉
と共に、触媒を備えた排ガス処理反応器にて、酸化反応
排ガスを処理する第2の方法を示す装置構成図である。
この実施例によれば、酸化反応器(図示せず)にて発生
し、圧力を有し、臭化メチルを含む酸化反応排ガス8
は、燃焼炉1aに導かれ、ここでこの排ガスに配管11
から燃料を圧入すると共に、配管12から空気を圧入
し、触媒の不存在下に、温度を300℃以上、例えば、
450℃に上げて、上記燃料と共に、排ガスに含まれる
可燃性物質の一部を燃焼処理した後、排ガスをそれ自体
既に知られている金属触媒を充填した排ガス処理反応器
2に導いて、上記可燃性物質の残余と共に臭化メチルと
を燃焼処理し、次いで、得られた高温高圧の燃焼排ガス
をガスタービン3に導いて、熱及び圧力エネルギーを回
収する。
と共に、触媒を備えた排ガス処理反応器にて、酸化反応
排ガスを処理する第2の方法を示す装置構成図である。
この実施例によれば、酸化反応器(図示せず)にて発生
し、圧力を有し、臭化メチルを含む酸化反応排ガス8
は、燃焼炉1aに導かれ、ここでこの排ガスに配管11
から燃料を圧入すると共に、配管12から空気を圧入
し、触媒の不存在下に、温度を300℃以上、例えば、
450℃に上げて、上記燃料と共に、排ガスに含まれる
可燃性物質の一部を燃焼処理した後、排ガスをそれ自体
既に知られている金属触媒を充填した排ガス処理反応器
2に導いて、上記可燃性物質の残余と共に臭化メチルと
を燃焼処理し、次いで、得られた高温高圧の燃焼排ガス
をガスタービン3に導いて、熱及び圧力エネルギーを回
収する。
【0018】前記第1の方法におけると同様に、ガスタ
−ビーンからの排ガスは、熱交換器4において、上記燃
焼炉1aに導かれる酸化反応排ガス8との熱交換によっ
て、排ガスに回収させた後、吸収塔5に導き、ここで配
管9からの吸収液や還元剤で処理して、臭素及び臭化メ
チルを吸収して、排ガスから除去し、処理済みの排ガス
13として排出する。上記排ガスを処理した後の吸収液
14は、必要に応じて、循環再使用される。
−ビーンからの排ガスは、熱交換器4において、上記燃
焼炉1aに導かれる酸化反応排ガス8との熱交換によっ
て、排ガスに回収させた後、吸収塔5に導き、ここで配
管9からの吸収液や還元剤で処理して、臭素及び臭化メ
チルを吸収して、排ガスから除去し、処理済みの排ガス
13として排出する。上記排ガスを処理した後の吸収液
14は、必要に応じて、循環再使用される。
【0019】本発明によれば、前述したように、ガスタ
ービン3は、例えば、それに直結されている空気圧縮機
6aを駆動するのに用いることができる。テレフタル酸
製造用の空気圧縮器6aの動力源として用いるのに不足
するときは、空気圧縮機6aに電気モーター7を連結し
て、補なえばよい。上記吸収塔5からの排ガス13は、
必要に応じて、製品テレフタル酸の気体圧送用のガス源
として用いることができる。
ービン3は、例えば、それに直結されている空気圧縮機
6aを駆動するのに用いることができる。テレフタル酸
製造用の空気圧縮器6aの動力源として用いるのに不足
するときは、空気圧縮機6aに電気モーター7を連結し
て、補なえばよい。上記吸収塔5からの排ガス13は、
必要に応じて、製品テレフタル酸の気体圧送用のガス源
として用いることができる。
【0020】図3は、本発明に従って、触媒を備えた酸
化反応排ガス処理装置によって、排ガスを処理する第3
の方法を示す装置構成図である。この実施例によれば、
酸化反応器(図示せず)にて発生し、圧力を有し、臭化
メチルを含む酸化反応排ガス8は、熱交換器1bに導い
て、温度を300℃以上、例えば、450℃に上げ、こ
れをそれ自体既に知られている金属触媒を充填した排ガ
ス処理反応器2に導いて、排ガスに含まれる可燃性物質
と共に臭化メチルを同時に燃焼処理した後、得られた高
温高圧の排ガスをガスタービン3に導くことによって、
排ガスの熱及び圧力エネルギーを回収する。
化反応排ガス処理装置によって、排ガスを処理する第3
の方法を示す装置構成図である。この実施例によれば、
酸化反応器(図示せず)にて発生し、圧力を有し、臭化
メチルを含む酸化反応排ガス8は、熱交換器1bに導い
て、温度を300℃以上、例えば、450℃に上げ、こ
れをそれ自体既に知られている金属触媒を充填した排ガ
ス処理反応器2に導いて、排ガスに含まれる可燃性物質
と共に臭化メチルを同時に燃焼処理した後、得られた高
温高圧の排ガスをガスタービン3に導くことによって、
排ガスの熱及び圧力エネルギーを回収する。
【0021】前記第1の方法におけると同様に、ガスタ
−ビーンからの排ガスは、熱交換器4において、上記熱
交換器1bに導かれる酸化反応排ガス8との熱交換によ
って、排ガスに回収させた後、吸収塔5に導き、ここで
配管9からの吸収液や還元剤にて処理して、臭素及び臭
化メチルを吸収して、排ガスから除去し、処理済みの排
ガス13として排出する。上記排ガスを処理した後の吸
収液14は、必要に応じて、循環再使用される。
−ビーンからの排ガスは、熱交換器4において、上記熱
交換器1bに導かれる酸化反応排ガス8との熱交換によ
って、排ガスに回収させた後、吸収塔5に導き、ここで
配管9からの吸収液や還元剤にて処理して、臭素及び臭
化メチルを吸収して、排ガスから除去し、処理済みの排
ガス13として排出する。上記排ガスを処理した後の吸
収液14は、必要に応じて、循環再使用される。
【0022】本発明によれば、前述したように、上記ガ
スタービン3は、例えば、それに直結されている発電機
6bにより発電するのに利用することができる。上記吸
収塔5からの排ガス13は、必要に応じて、製品テレフ
タル酸の気体圧送用のガス源として用いることができ
る。
スタービン3は、例えば、それに直結されている発電機
6bにより発電するのに利用することができる。上記吸
収塔5からの排ガス13は、必要に応じて、製品テレフ
タル酸の気体圧送用のガス源として用いることができ
る。
【0023】更に、本発明によれば、第4の方法とし
て、酸化反応器(図示せず)にて発生し、圧力を有し、
臭化メチルを含む酸化反応排ガス8は、図3を援用し
て、熱交換器1bに導いて、温度を800℃に上げ、こ
れを触媒を備えない排ガス処理反応器2に導いて、排ガ
スに含まれる可燃性物質と共に臭化メチルを同時に燃焼
処理した後、得られた高温高圧の排ガスをガスタービン
3に導くことによって、排ガスの熱及び圧力エネルギー
を回収することもできる。
て、酸化反応器(図示せず)にて発生し、圧力を有し、
臭化メチルを含む酸化反応排ガス8は、図3を援用し
て、熱交換器1bに導いて、温度を800℃に上げ、こ
れを触媒を備えない排ガス処理反応器2に導いて、排ガ
スに含まれる可燃性物質と共に臭化メチルを同時に燃焼
処理した後、得られた高温高圧の排ガスをガスタービン
3に導くことによって、排ガスの熱及び圧力エネルギー
を回収することもできる。
【0024】この方法においても、上記ガスタービン3
は、例えば、それに直結されている発電機6bにより発
電するのに利用することができる。上記吸収塔5からの
排ガス13は、必要に応じて、製品テレフタル酸の気体
圧送用のガス源として用いることができる。
は、例えば、それに直結されている発電機6bにより発
電するのに利用することができる。上記吸収塔5からの
排ガス13は、必要に応じて、製品テレフタル酸の気体
圧送用のガス源として用いることができる。
【0025】
【発明の効果】従来、テレフタル酸の製造工程から排出
される酸化反応排ガスの処理は、テレフタル酸の製造コ
ストを高めるのみであったが、本発明の方法によれば、
酸化排ガス中に含まれる臭化メチルのほか、パラキシレ
ン、ベンゼン、酢酸、一酸化炭素等の有機物を燃焼させ
て、無害化することができるのみならず、熱及び圧力エ
ネルギーを回収することができ、これらをテレフタル酸
の製造工程に利用することによって、テレフタル酸の製
造コストを低減することができる。
される酸化反応排ガスの処理は、テレフタル酸の製造コ
ストを高めるのみであったが、本発明の方法によれば、
酸化排ガス中に含まれる臭化メチルのほか、パラキシレ
ン、ベンゼン、酢酸、一酸化炭素等の有機物を燃焼させ
て、無害化することができるのみならず、熱及び圧力エ
ネルギーを回収することができ、これらをテレフタル酸
の製造工程に利用することによって、テレフタル酸の製
造コストを低減することができる。
【図1】は、本発明に従って、触媒を用いることなく、
テレフタル酸の製造工程からの酸化反応排ガスを燃焼処
理する方法を示す装置構成図である。
テレフタル酸の製造工程からの酸化反応排ガスを燃焼処
理する方法を示す装置構成図である。
【図2】は、本発明に従って、昇温用の燃焼炉と触媒を
用いる酸化反応排ガス処理反応器にて排ガスを処理する
方法を示す装置構成図である。
用いる酸化反応排ガス処理反応器にて排ガスを処理する
方法を示す装置構成図である。
【図3】は、本発明に従って、触媒を用いた酸化排ガス
処理装置によって、排ガスを処理する方法を示す装置構
成図である。
処理装置によって、排ガスを処理する方法を示す装置構
成図である。
フロントページの続き
(72)発明者 中尾 藤正
山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号
三井石油化学工業株式会社内
(72)発明者 宗 修一郎
山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号
三井石油化学工業株式会社内
(56)参考文献 特開 昭56−72221(JP,A)
特開 平6−327933(JP,A)
特開 昭52−143959(JP,A)
特開 昭50−159462(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B01D 53/34 - 53/70
Claims (7)
- 【請求項1】酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用い
て、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含む
触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液相
酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器か
ら発生する臭化メチルと共に可燃性物質を含む酸化反応
排ガスを燃焼処理する排ガスの処理方法において、燃料
と共に、分子状酸素を含む気体を排ガスに加え、800
℃以上の温度に上げ、触媒の不存在下に、上記燃料と共
に、臭化メチルと上記可燃性物質とを燃焼処理した後、
その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、その熱及び圧
力エネルギーを回収し、更に、ガスタービンからの排ガ
スの圧力を0.5kg/cm 2 G以上とし、製品テレフタル酸
を気体輸送するためのガス源にすることを特徴とする排
ガスの処理方法。 - 【請求項2】酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用い
て、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含む
触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液相
酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器か
ら発生する臭化メチルと共に可燃性の物質を含む酸化反
応排ガスを燃焼処理する排ガスの処理方法において、燃
料と共に、分子状酸素を含む気体を排ガスに加え、触媒
の不存在下に、上記燃料と共に排ガスに含まれる上記可
燃性の物質の一部を燃焼処理して、排ガスを300℃以
上の温度に上げた後、触媒の存在下に、排ガス中の残余
の可燃性の物質と臭化メチルとを燃焼処理し、次いで、
その燃焼排ガスをガスタービンに導いて、その熱及び圧
力エネルギーを回収し、更に、ガスタービンからの排ガ
スの圧力を0.5kg/cm 2 G以上とし、製品テレフタル酸
を気体輸送するためのガス源にすることを特徴とする排
ガスの処理方法。 - 【請求項3】酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用い
て、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含む
触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液相
酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器か
ら発生する臭化メチルと共に可燃性の物質を含む酸化反
応排ガスを燃焼処理する排ガスの処理方法において、排
ガスに外部から熱エネルギーを与えて、300℃以上の
温度に上げた後、触媒の存在下に、臭化メチルと共に上
記可燃性物質とを燃焼処理し、次いで、その燃焼排ガス
をガスタービンに導いて、その熱及び圧力エネルギーを
回収し、更に、ガスタービンからの排ガスの圧力を0.5
kg/cm 2 G以上とし、製品テレフタル酸を気体輸送する
ためのガス源にすることを特徴とする排ガスの処理方
法。 - 【請求項4】酸化反応器中、加圧下に、酢酸溶媒を用い
て、パラキシレンをコバルト、マンガン及び臭素を含む
触媒の存在下、分子状の酸素を含有する気体により液相
酸化して、テレフタル酸を製造する際に、酸化反応器か
ら発生する臭化メチルと共に可燃性の物質を含む酸化反
応排ガスを燃焼処理する排ガスの処理方法において、排
ガスに外部から熱エネルギーを与えて、800℃以上の
温度に上げた後、触媒の不存在下に、臭化メチルと共に
上記可燃性物質とを燃焼処理し、次いで、その燃焼排ガ
スをガスタービンに導いて、その熱及び圧力エネルギー
を回収し、更に、ガスタービンからの排ガスの圧力を0.
5kg/cm 2 G以上とし、製品テレフタル酸を気体輸送す
るためのガス源にすることを特徴とする排ガスの処理方
法。 - 【請求項5】請求項1、2、3又は4に記載の方法にお
いて、ガスタービンをテレフタル酸を製造するための空
気圧縮機に直結して、その動力源とする排ガスの処理方
法。 - 【請求項6】請求項1、2、3又は4に記載の方法にお
いて、ガスタービンをテレフタル酸を製造するための空
気圧縮機と発電機とに直結して、その動力源とする排ガ
スの処理方法。 - 【請求項7】請求項1、2、3又は4に記載の方法にお
いて、ガスタービンからの排ガスをアルカリ及び/又は
還元剤と接触させて、排ガス中の臭素及び/又は臭化水
素を除去した後、製品テレフタル酸を気体輸送するため
のガス源にする排ガスの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30470094A JP3484247B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 排ガスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30470094A JP3484247B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 排ガスの処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155265A JPH08155265A (ja) | 1996-06-18 |
JP3484247B2 true JP3484247B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=17936172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30470094A Expired - Fee Related JP3484247B2 (ja) | 1994-12-08 | 1994-12-08 | 排ガスの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3484247B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5961942A (en) * | 1995-06-05 | 1999-10-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Effluent gas treatment |
KR20000005733A (ko) * | 1998-06-05 | 2000-01-25 | 나까니시 히로유끼 | 방향족카복실산의제조방법 |
GB0808200D0 (en) * | 2008-05-06 | 2008-06-11 | Invista Technologies Srl | Power recovery |
ES2907012T3 (es) * | 2017-02-10 | 2022-04-21 | E I M Res Pty Ltd | Método para la destrucción de gases |
-
1994
- 1994-12-08 JP JP30470094A patent/JP3484247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08155265A (ja) | 1996-06-18 |
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