JP3482142B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3482142B2
JP3482142B2 JP31376798A JP31376798A JP3482142B2 JP 3482142 B2 JP3482142 B2 JP 3482142B2 JP 31376798 A JP31376798 A JP 31376798A JP 31376798 A JP31376798 A JP 31376798A JP 3482142 B2 JP3482142 B2 JP 3482142B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/06Several compression cycles arranged in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関す
るものである。
【0002】
【0003】
【0004】
【0005】
【従来の技術】従来、冷蔵冷凍庫又はより広く空気調和
機においては、通常、冷媒圧縮機をその構成要素の中心
とした冷媒回路が備えられている。この冷媒回路として
は、複数の室を同時に冷蔵冷凍又は空調するために、複
数の室内機あるいは複数の冷媒圧縮機を備えたものが提
案されている。その一例を図8に示す。この図8におい
ては、室内機1を3台(1a、1b、1c)設置したも
のであるとともに、室外機2内に2台の冷媒圧縮機CP
1及びCP2を設置したものとなっている。これら各々
の室内機1a、1b、及び1cは、共通の冷媒配管RP
を介して室外機2内の各々の冷媒圧縮機CP1及びCP
2と接続されている。
【0006】また、室外機2内に冷媒圧縮機CP1及び
CP2が設置されていることに対応して、油分離器OS
1及びOS2、逆止弁B1及びB2が、各別にそれぞれ
設けられている。上記油分離器OS1及びOS2から各
々の冷媒圧縮機CP1及びCP2の吸入配管にかけて
は、油戻し管OB1及びOB2が設けられている。ま
た、2台の冷媒圧縮機CP1及びCP2は、各々の密閉
容器において均油管EOが設けられており、互いに接続
されている。室外機2には、その他、室外熱交換器HE
Xo、室外熱交換器用送風機OF、レシーバRV、アキ
ュムレータACが備えられている。なお、図8において
は、簡単のため、冷却運転のみが可能な冷媒回路が示さ
れている。
【0007】一方、室内機1a、1b、及び1c内に
は、そのそれぞれに膨張弁EBa、EBb、及びEB
c、室内熱交換器HEXia、HEXib、及びHEX
ic、室内熱交換器用送風機IFa、IFb、及びIF
cが備えられている。
【0008】このような構成となる冷媒回路において
は、冷媒圧縮機CP1及びCP2から吐出されたガス冷
媒が油分離器OS1及びOS2、逆止弁B1及びB2を
経て合流され、室外熱交換器HEXoに入り、ここで室
外熱交換器用送風機OFの作用とも相俟って、冷媒から
熱が奪われ凝縮液化する。
【0009】この高圧液冷媒は、一旦レシーバRVに貯
留された後、各室内機1a、1b、及び1cに並列に流
入することとなり、続いて、膨張弁EBa、EBb、及
びEBcにて断熱膨張、室内熱交換器HEXia、HE
Xib、及びHEXicにて蒸発気化する。このとき、
室内の気体から熱が奪われて冷却が行われることにな
る。そしてこの後、ガス冷媒は、アキュムレータACを
経て冷媒圧縮機CP1及びCP2に並列に吸い込まれ
る。なお、油分離器OS1及びOS2では、各々の冷媒
圧縮機CP1及びCP2から吐出されたガス冷媒中に含
まれている潤滑油が分離され、各々の油戻し管OB1及
びOB2を介して冷媒圧縮機CP1及びCP2の吸入配
管に戻される。
【0010】冷却装置等、又はより広く空気調和機にお
いて使用される熱交換器HEXとしては、図9に示すよ
うなプレートフィンチューブ型のものが使用されてい
る。この熱交換器HEXは、冷媒配管Xp、側板Xs1
及びXs2、そしてこれら側板Xs1及びXs2に平行
に列設された複数のフィンXfから概略構成されたもの
となっている。そして、冷媒配管Xpは、ヘアピンチュ
ーブXh及びU字管Xuから構成されたものとなってお
り、そのうちヘアピンチューブXhが、側板Xs1及び
Xs2、フィンXfの面を垂直に貫くように配設されて
いるものである。
【0011】側板Xs1及びXs2の両側面から突き出
たヘアピンチューブXhの管端には、U字管Xuが接続
されるようになっている(図9(a)(b)参照)。その結
果、冷媒配管Xpは蛇行した状態を呈することとなり、
連続した密閉冷媒回路を構成することとなる。また、側
板Xs1側には、冷媒入口管Xe及び冷媒出口管Xxが
設けられており、これらそれぞれの延長端には、図示し
ない膨張弁あるいはキャピラリチューブ、また冷媒圧縮
機、場合によっては四方弁等が連結されることになる。
なお、これらの管の接続等においては、一般にろう付け
が広く利用されている。
【0012】このような構成となる熱交換器HEXにお
いて、実際の熱交換作用は、上記冷媒配管Xp内を通ず
る冷媒と、側板Xs1及びXs2の間における当該冷媒
配管Xpの延在する方向と垂直に送られる空気(風)と
の間で行われることになる。
【0013】ところで、上記フィンXfには、図10側
面図に示すように、ヘアピンチューブXhを貫通させる
ための孔Xfaが多数穿設されている。これらの孔Xf
aは、フィンXf面内において、格子状あるいは千鳥模
様状に配される。なお、図10においては、空気の流れ
方向に対応するA方向を「列」と呼び、風の入口側(図
中左側)より1列目、2列目、…、n列目と称すことと
する。また、これと直角な方向に対応するB方向を
「段」と呼び、図中上側より1段目、2段目、…、n段
目と称すことにする。
【0014】従来においては、このフィンXf面に穿設
される孔Xfaは、その量産を容易とするために、列間
ピッチPを一定とし、フィンXf先端から1列目の孔X
fa中心までの距離Dと、フィンXf後端から最後列目
の孔Xfaの中心までの距離Eは同一(すなわち、D=
E)とし、かつこれら距離D及びEは、列間ピッチPの
半分となるように設計されていた(すなわち、P=2D
又はP=2E)。
【0015】従来、米、ジャガイモ等の穀物・根類を新
鮮な状態を保ったまま貯蔵する場合には、乾燥機にてこ
の商品に高温乾燥を施した後、一定温度に冷却された保
冷庫にて貯蔵保管するような方法が採られていた。しか
しながら、この方法によると、高温乾燥の時間が長期化
することによって、商品の品質に損傷を与える場合があ
ること、また、乾燥機から保冷庫への商品の移動作業に
手間がかかること、等の欠点が指摘されていた。
【0016】一方で、上記と同様な目的において、除湿
保冷器なるものが公知となっている。図13はこの除湿
保冷器において適用される冷媒回路の一例を示したもの
である。この図において、冷媒回路には冷媒圧縮機CP
をはじめとした各構成要素が備えられており、また、そ
れらの構成要素は室内機1及び室外機2の二つの大きな
ユニットに分別されている。その大まかな作用は以下の
通りとなる。凝縮器CD及び凝縮器用送風機CDFによ
り、高圧の液体とされた冷媒は、キャピラリチューブC
Tで断熱膨張、冷却器CUにて蒸発気化し、除湿保冷庫
内における気体の湿気及び熱を奪う。そして、この除湿
冷却された気体は、冷却器CUに付設された冷却器用送
風機CUFにより、除湿保冷庫内を循環し均一な冷却が
なされるようになっているものである。
【0017】なお、冷却器CUを通過した冷媒は、アキ
ュムレータACを経て冷媒圧縮機CPに吸入され、圧縮
される。そして、この圧縮された冷媒は、再び凝縮器C
Dに送出され上記の過程を繰り返すことになる。
【0018】ところでその一方、冷媒圧縮機CPにより
圧縮された冷媒は、図13に示すように、分岐点3pか
ら再熱器RHに送出されるようになっている。ここで
は、冷媒は凝縮されて放熱することになる。このような
回路構成とすることで、冷却器CUにて除湿冷却された
気体が、再熱器RHに対して冷却器用送風機CUFから
送風されてきた際には、当該気体を暖めるような作用を
実現することとなる。したがって、この場合、温度上昇
に伴う空気中の相対湿度を低下させることが可能となっ
て、除湿保冷庫内が所定の温度及び湿度となるような調
整を実施することが可能となっている。なお、この調整
は、庫内温度検知装置ITM及び庫内湿度検知装置IH
Mによる出力結果に基づいて、電磁弁EMB1及びEM
B2の開閉を制御することにより行われる。また、再熱
器RHを通過した冷媒は、その後、逆止弁B10を経て
先のキャピラリチューブCT、冷却器CUに送出され
て、除湿保冷庫内の冷却除湿に寄与するよう使用され
る。
【0019】従来、小売店における生鮮食料品売場で
は、冷却可能なショーケースが広く使用されている。こ
れは、鮮魚、生肉等を常に新鮮に保ちながら、そのディ
スプレイ及び販売を可能とするものであるため、小売店
等においてはもはや欠かせないものとなっている。
【0020】このようなショーケースにおいては、冷却
を可能とするため冷凍機を備えているが、その具体的な
構成としては、従来、図14に示すようなものが提案さ
れている。また、この冷却を実現するための冷媒回路と
しては、図15に示すようなものが提案されている。
【0021】図14において、ショーケースSCの外形
は、各壁により構成される断面形状がコの字状とされ前
記各壁内部に断熱材を内蔵した外殻筐体OBXと、当該
外殻筐体OBXの内面をすべて覆うように配置された内
殻筐体IBX、及び当該内殻筐体IBXと一体的に構成
された陳列棚IBXaとで、概略構成されている。この
ような構成において、前記外殻筐体OBX内面と前記内
殻筐体IBX外面との間には、所定の隙間を備えた冷風
循環路CRが形成されているとともに、この冷風循環路
CRの内部には、冷却器CU及び冷却器用送風機CUF
が設置されている。なお、冷風循環路CRは、ショーケ
ースSCの一側面(図14では左側)にて、上方に冷風
吹出口CRa、下方に冷風吸込口CRbとがそれぞれ形
成されており、当該側面にはエアカーテンが形成される
ようになっている。
【0022】上記冷却器CUは、図15に示す冷媒回路
内において、その一構成要素として配置されている。当
該冷媒回路は、この他に、冷媒圧縮機CP、凝縮器C
D、膨張弁EB、及びこれらを接続する冷媒配管PIa
及びPIbを備えている。また、凝縮器CDには凝縮器
用送風機CDFが、冷却器CUには上記冷却器用送風機
CUFが付設されている他、当該冷却器CUには除霜用
電熱器DFHが付設されている。なお、冷媒圧縮機C
P、凝縮器CD、及び凝縮器用送風機CDFは、図から
明らかなように、コンディショニングユニット(室外
機)2として、ショーケースSCとは別体となるよう設
置される。また、ショーケースSC内には、庫内温度検
知装置ITM、冷却器CUにおける霜検知装置IFMが
設置されている。
【0023】このようなショーケースSCにおいては、
冷媒回路を図中符号Aで示すような矢印の向きに冷媒が
循環することにより、冷却器CUにおいて冷風循環路C
R内における気体の熱が奪われる。この熱を奪われた気
体は、冷却器用送風機CUFにより冷風循環路CR内を
循環し内殻筐体IBXを冷却するとにより、間接的にシ
ョーケースSCの庫内を冷却することになる。また、陳
列棚IBXaが内殻筐体IBXと一体的に構成されてい
るから、当該陳列棚IBXaも同様に冷却されることに
なる。なお、熱を奪った冷媒は、冷媒圧縮機CPにて圧
縮されて、凝縮器CD及び凝縮器用送風機CDFに送出
される。そして、この凝縮器CDにおいて、冷媒の熱が
外部に放出されることになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の冷媒配管(図8参照)においては、次のような問題
があった。すなわち、室外機2を一つのユニットとして
形成することから、当該室外機2の設置面積を少なくす
ることが可能ではあるが、室外熱交換器HEXoを各室
内機1a、1b、及び1cで共通に使用することとなっ
ているために、それら各室において冷暖房切換を行おう
とする場合には、全室内機1a、1b、及び1cについ
てそれを一斉に行わなければならなかった。逆に言え
ば、各室の冷暖房切換を独立に実施することが不可能で
あった。また、除霜運転時には全室の暖房運転が一時停
止するという問題もあった。
【0025】また、各室毎の冷暖房を可能にするため、
上記従来例に対して、むしろより一般的な形態、すなわ
ち1台の室内機に対して1台の室外機あるいは冷媒圧縮
機を設けるような構成となる冷媒回路を各室に備える形
態を考えると、確かに、各々の独立運転が可能にはなる
が、装置全体を複数用意する必要があり、全般的にコス
トが嵩むこととなるし、また、上記形態に対応して、室
外熱交換器をも複数用意する必要が生じるため設置面積
を多くとる必要がある。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】本発明は上記事情(図8にて説明した事
項)に鑑みてなされたもので、その目的とするところ
は、複数の室内機の各々が室内熱交換器を備えている場
合において、それら各々の独立運転を実施することがで
きる空気調和機を安価に提供することにある。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
(図8にて説明した事項)を解決するために以下の手段
をとった。すなわち、請求項1記載の空気調和機は、一
の室外熱交換器と、冷媒圧縮機及び室内熱交換器を少な
くとも構成要素とする冷媒回路とにより構成され、前記
冷媒回路は、それぞれに前記冷媒圧縮機及び室内熱交換
器を備えて複数設置され、当該冷媒回路が、前記一の室
外熱交換器に各々独立に接続されているとともに、当該
一の室外熱交換器内部には、前記冷媒回路の各々に対応
した独立の冷媒配管が備えられていることを特徴とする
ものである。
【0037】これによれば、冷媒圧縮機及び室内熱交換
器を少なくとも構成要素とする冷媒回路において、その
各々に関する独立運転が可能となる。つまり、冷媒回路
毎における冷却又は暖房運転を問わず、その独立運転が
可能となる。また、前記複数の冷媒回路は、一の室外熱
交換器を共通に使用はするが、当該一の室外熱交換機内
においては、それら複数の冷媒回路の各々に対応し、独
立した冷媒配管が備えられていることにより、例えば、
複数の冷媒回路のうち、一の冷媒回路のみが運転状態に
あり、他の冷媒回路が運転されていない状態にある場合
においては、一の室外熱交換器内部において複数の冷媒
配管が共通に使用する部品(例えば、フィン等)を、当
該一の冷媒回路のみで使用することが可能となるから、
見かけ上熱交換面積が増加したような状態となり、その
結果、実質的な熱交換効率の向上が図れることになる。
【0038】また、請求項2記載の空気調和機は、前記
冷媒回路の各々に対応した前記独立の冷媒配管が、前記
一の室外熱交換器内部において、その各々が隣り合うよ
う配置されていることを特徴とする。
【0039】これによれば、いま例えば、独立の冷媒配
管が2系統からなるものと仮定し、その一の系統に係る
冷媒配管において冷却運転、他の系統に係るものにおい
て、暖房運転を実施することとすると、前記一の室外熱
交換器において、性質が全く反対となる熱交換が併存す
ることとなる。したがって、前記一の系統及び他の系統
における冷媒配管は、互いの熱交換作用を有効に利用す
ることが可能となる。これは上述した請求項1における
室外熱交換器においても得られる作用であるといえる
が、特にいまの場合、当該一の室外熱交換器内におい
て、二つの系統が互いに隣り合うよう交互に配置される
ことになるから、上記熱交換の有効利用は、より容易に
達成される。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【0063】
【0064】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の第一の実施の
形態について、図を参照して説明する。なお、本第一実
施形態においては、従来の技術の説明において参照した
図面(図8)に使用された符号であって、本第一実施形
態において参照する図面においても同一の対象を指示す
るときには、先と同一の符号を使用することとする。ま
た、その各構成要素等に関する説明は、先と同様である
場合には、簡略化あるいは省略することとする。
【0065】図1は、本第一実施形態に係る空気調和機
における冷媒回路の一例を示す説明図である。この図に
示すように、この空気調和機においては、室内機1a及
び1bが2台設置されているのに対して、室外機200
は1台のみが設置された構成となっている。それぞれの
室内機1a及び1b内には、室内熱交換器HEXia及
びHEXib、そしてこれらそれぞれに対応するように
室内熱交換器用送風機IFa及びIFbが設置されてい
る。
【0066】室外機200内には、冷媒圧縮機CPa及
びCPb、四方弁TBa及びTBb、キャピラリチュー
ブCTa及びCTbがそれぞれ、上述した室内機1a及
び1bに対応するように設けられている。また、室外機
200内には、室外熱交換器HEXoN、及びこれに付
設される室外熱交換器用送風機OFが、それぞれ1台ず
つ設置されている。
【0067】ところで、上に書いた「室内機1a及び1
bに対応するように」とは、本第一実施形態における冷
媒回路が、各室内機1a及び1b毎に独立に設けられて
いる、ということを意味するものである。すなわち、図
からもわかるとおり、冷媒圧縮機CPaから吐出された
冷媒は、室内熱交換器HEXiaに流入し、キャピラリ
チューブCTaに送られ、以下、室外熱交換器HEXo
N、四方弁TBaを経由して冷媒圧縮機CPaに戻るよ
うになっているとともに、同様にして、符号添字b側に
ついても同様な冷媒回路が構成されている、ということ
である。なお、いま説明した冷媒の流れに関する記載
は、冷却運転時におけるものの例であり、暖房運転時に
おいては全く逆の流れとなることは言うまでもない。こ
れは四方弁TBa及TBbにおける流れ方向の制御によ
り行われる。また、以下の記述においては、符号添字a
側及びb側の各々の冷媒回路を、それぞれa系統及びb
系統と呼ぶこととする。
【0068】また、上記の場合において、a及びb系統
に係る両冷媒回路については、1台の室外熱交換器HE
XoNを共通して使用してはいるが、同室外熱交換器H
EXoNの内部におけるそれらの配管は、a及びb系統
それぞれについて独立に存在しているものである。この
ため、室外熱交換器HEXoNにおいては、それぞれ独
立の、冷媒入口管Xea及びXeb、ヘアピンチューブ
Xha及びXhb、U字管Xua及びXub、冷媒出口
管Xxa及びXxbが備えられたものとなっている。ま
た、この場合において、ヘアピンチューブXha及びX
hbの室外熱交換器HEXoN内における配置は、各々
の系統a及びbについて互いに隣り合わせになるように
配置する。室外熱交換器HEXoNには、この他、上記
ヘアピンチューブXha及びXhbの直管部分に垂直と
なるよう側板Xsと、該側板Xsに平行になるよう多数
のフィンXfが列設されている。これは、冷媒と外気と
の接触面積を増やし、熱交換の効率を向上せしめるため
に設けられているものである。
【0069】このような本第一実施形態における冷媒回
路の構成においては、以下の作用効果が得られる。すな
わち、まず第一に、上記室内機1a及び1bにおいて
は、それぞれ完全独立な運転を実施することが可能とな
る。また、このように独立運転が可能であるにもかかわ
らず、設置される室外熱交換器HEXoNは一台である
から、設置面積を多くとる必要がない。
【0070】このとき、例えば、各室内機1a及び1b
において各々別種の運転を行うようにすることも可能で
ある。つまり、室内機1aでは冷却運転、室内機1bで
は暖房運転、又はその逆、のような運転が可能となる
が、この場合においては特に、次のような顕著な効果を
得ることができる。すなわち、この場合、室外熱交換器
HEXoNにおいては、その性質が全く反対となる熱交
換が併存することになる。いまの場合で言えば、a系統
の冷媒回路(冷却運転)に着目すれば、冷媒から熱が放
出される熱交換が、b系統のそれ(暖房運転)では冷媒
が熱を奪う熱交換が、一の室外熱交換器HEXoNにお
いて併存することになる。このことはつまり、互いが互
いの熱交換作用を有効に利用できることを意味するもの
である。すなわち、本第一実施形態においては、このよ
うな独立の冷媒回路が備えられていることにより、空調
運転に係る成績係数(COP)の向上が達成されうる。
なお、本第一実施形態においては、室外熱交換器HEX
oN内部における、上記a及びb系統に係る冷媒配管
が、交互になるよう配置されていたから、上記熱交換作
用の有効利用は、より容易に達成され得、またその効果
をより確実ならしめることになる。
【0071】第二に、いま例えば、a系統に係る冷媒回
路において、室内熱交換器HEXiaに関する除霜運転
が必要となったとき、当該除霜運転において、室外熱交
換器HEXoNにおけるb系統の熱を利用することがで
きるため、その除霜は効率よく行われうることとなる。
また、a及びb系統の立場が逆の状態も然りである。
【0072】第三に、いま例えば、a系統に係る冷媒回
路を運転中、b系統の運転を停止した場合を考えると、
当該a系統の運転に係る室外熱交換器HEXoNにおけ
る熱交換効率の向上を見込むことができる。というの
は、上述したように、室外熱交換器HEXoN内には、
a及びb系統の冷媒回路が独立に設けられているが、い
まb系統の運転は停止され、当該室外熱交換器HEXo
N内の設置されたフィンXf等の熱交換用部材はa系統
のみの使用に供されることとなるからである。より言え
ば、b系統の運転が停止され、a系統の運転のみに使用
されている室外熱交換器HEXoNにおいては、そのフ
ィンXf等により規定される熱交換面積があたかも増加
したような効果が得られるため、熱交換効率を向上させ
る効果が得られる。つまり、本第一実施形態において
は、装置全体の性能効率が向上することとなる。なお、
このことは冷却、暖房いずれの運転においても同じ効果
が得られるのは当然である。
【0073】なお、本第一実施形態においては、室内機
は1a及び1bの2台のみが設置されている形態につい
て説明したが、本発明はこの台数に限定されるものでは
ない。すなわち、室内機を3台以上設けることは、本発
明の範囲内にあるものと認識される。
【0074】以下では、本発明の第二の実施の形態につ
いて、図を参照して説明する。なお、本第二実施形態に
おいては、従来の技術の説明において参照した図面(図
9及び図10)に使用された符号であって、本第二実施
形態において参照する図面においても同一の対象を指示
するときには、先と同一の符号を使用することとする。
また、その各構成要素等に関する説明は、先と同様であ
る場合には、簡略化あるいは省略することとする。
【0075】本第二実施形態における熱交換器の外形上
の構成は、従来の技術にて説明したものとほぼ同様であ
る。すなわち、熱交換器(プレートフィンチューブ型熱
交換器)HEXNは、冷媒配管Xp、側板Xs1及びX
s2、そしてこれら側板Xs1及びXs2に平行に列設
された複数のフィンXfから概略構成されたものとなっ
ており、冷媒配管Xpは、側板Xs1及びXs2、フィ
ンXfの面を垂直に貫くように配設されているものであ
る。また、側板Xs1及びXs2から突き出したヘアピ
ンチューブXhの管端には、U字管Xuが接続され、冷
媒配管Xpを連続した密閉冷媒回路を構成する一要素と
する(図9参照)。
【0076】このような熱交換器HEXNを実際に装置
として組み込むと、図2に示すようなものとなる。な
お、この図は一例として冷蔵冷凍装置の冷却器として使
用されるものについて示したものである。この冷却器
は、外殻OH、架台PD、及び筐体BXとにより、その
外形形状が構成され、その前面側には空気吸込口AE
が、後面側には空気排出口AXがそれぞれ形成されてい
る。筐体BX内には、前記した熱交換器HEXNが配置
されているとともに、その後方に送風機XF、そして当
該送風機XF周囲に風路形成用シュラウドSDが配置さ
れている。
【0077】このような構成において、送風機XFが回
転すると、冷蔵冷凍庫内の空気は図中矢印に示すような
方向に流れ、空気吸込口AEから冷却器内部に入り、熱
交換器HEXNを通過して、空気排出口AXから再び冷
蔵冷凍庫内へと戻されることになる。このとき、熱交換
器HEXNにおける冷媒配管Xpと空気とが互いに接触
することにより、両者の間における熱の交換が達成され
ることになり、今の場合、空気から熱が奪われることに
なる。
【0078】本発明の最も特徴的な点は、フィンXfの
形状に関して以下のような規定を設けることにある。す
なわち、フィンXfには、従来の技術ですでに説明した
ように、ヘアピンチューブXhを通過させるための孔X
faが複数穿設されている。これらの孔Xfaは、格子
状あるいは千鳥模様状に配されるが、本第二実施形態に
おける孔Xfaにおいては、空気流入側あるいは風の入
口側より数えて1列目と2列目のピッチP1-2と、フィ
ンXf先端から1列目の孔Xfaの中心までの距離Gと
の関係は、 G=P1-2+H ・・・(1) として規定されている。ここでHは、フィンXf後端か
ら最後列目の孔Xfaの中心までの距離のことである。
なお、この距離Hは、次のような条件を満たす。 P1-2=2H ・・・(2) すなわち、距離Hは1列目と2列目のピッチP1-2の半
分の大きさとなるよう規定されている。なお、(1)式に
ついて、これをいま一つの観点から言えば、距離Hは距
離Gよりも常に小さい(すなわち、G≧H)ということ
を示している。
【0079】ただし、上記の場合において、ヘアピンチ
ューブXhを1列目には実装せずに、2列目より実装し
た状態、すなわち、1列目においては単に孔Xfaを穿
設するのみとするような状態の場合には、2列目におけ
るヘアピンチューブXh実装位置から、1列目、2列
目、…、n列目と数えることとする。図3は、このよう
な状態を示している。換言すれば、上記ピッチP1-2
は各距離G、Hは、孔Xfaの中心というよりも、実装
されたヘアピンチューブXhの管中心位置を基準として
規定されるものといってもよい。
【0080】このような規定を設けることにより、本第
二実施形態における熱交換器HEXNにおいては、フィ
ンXf先端部での熱伝達能力が結果的に弱められること
になる。なぜならば、(1)式から明らかなように、フィ
ンXf先端部から1列目の孔Xfaの中心までの距離G
の方が、1、2列目のピッチ間隔P1-2よりも大きくな
るよう(すなわち、G≧P1-2なるよう)規定されてい
るからである。したがって、フィンXf先端での霜の付
着速度は遅くなることとなり、風量が低下するまでの時
間、あるいは熱交換器HEXN全体に関する霜付着時間
も遅くなり、ある時点で除霜運転を行った後に次の除霜
運転を行うまでの間隔を長くとることができる。よっ
て、冷蔵冷凍庫の保冷温度維持が容易となる。
【0081】また、図3に示すように、1列目にヘアピ
ンチューブXhを実装せずに、2列目の孔Xfaからそ
れを実装するようにした場合には、フィンXf面に対す
る孔Xfaの形成は、通常通り等間隔に実施することが
可能となる。つまり、G≧P 1-2等の条件を満たすた
め、フィンXfに関する特別な加工等を施すことなく、
すなわちその製作費を通常通りに抑えつつも、第1列目
の孔XfaにおいてはヘアピンチューブXhを実装しな
いということによって、前記G≧P1-2等の条件をクリ
アすることができるのである。またこの場合、実際には
n本の冷媒配管を実装することが可能であるところ、そ
の実装数を(n−1)本とすることを意味するから、そ
の実質的な実装数減少によって、熱交換器HEXN全体
の重量を低減することができる。そして、その材料費、
製作費等のコストも、当然ながら低く抑えることができ
る。なお、この実装数減少は、上述したように、3列目
以降の配管が、熱交換効率の向上に殆ど寄与していない
事実から大きな問題とはならない。とはいうものの、こ
のように実装数を減らす、例えばいま具体的に、3列を
2列とするような場合を考えると、熱交換器HEXN全
体の熱交換能力は、これを蒸発器として使用したときに
は15%減、凝縮器として使用したときには10%減と
いずれも低下することにはなる。しかし、この程度の減
少率は、ヘアピンチューブXhとして溝付き管等を使用
することとすれば、その相応分程度の能力の回復は可能
である。
【0082】以下では、本発明の第三の実施の形態につ
いて、図を参照して説明する。なお、本第三実施形態に
おいては、従来の技術の説明において参照した図面(図
13)に使用された符号であって、本第一実施形態にお
いて参照する図面においても同一の対象を指示するとき
には、先と同一の符号を使用することとする。また、そ
の各構成要素等に関する説明は、先と同様である場合に
は、簡略化あるいは省略することとする。
【0083】図4に示す、本第三実施形態の冷媒回路に
おいては、それが室内機1及び室外機2の大きく二つの
ユニットに分別されている点や、冷媒回路を構成する各
構成要素として、冷媒圧縮機CP、及びアキュムレータ
AC等が備えられている点や、庫内温度検知装置ITM
及び庫内湿度検知装置IHMが室内機1内に設置されて
いる点については同様である。ただし、図13における
凝縮器CDが室外熱交換器HEXoに、冷却器CUが室
内熱交換器HEXiに置換されている点で、本第三実施
形態は異なる。もっともこれは機能的な面において置換
されているとも考えられ、実際上、機器の構成に変化を
もたらすものでない場合も含まれる。また、これにとも
ない、室内熱交換器HEXi及び室外熱交換器HEXo
には、それぞれ室内熱交換器用送風機IF及び室外熱交
換器用送風機OFが付設されている。なお、本第三実施
形態においては、再熱器RHは設けられていないし、ま
た、電磁弁EBMも設けられていない。
【0084】本第三実施形態においては、室内機1内に
四方弁TBが設けられている。この四方弁TBは、図4
に示すように、冷媒圧縮機CPと室外熱交換器HEXo
とが、そして室内熱交換器HEXiとアキュムレータA
Cとが接続された状態を現出する場合と、冷媒圧縮機C
Pと室内熱交換器HEXiとが接続され、室外熱交換器
HEXoとアキュムレータACとが接続された状態を現
出する場合、の二通りの場合が実現されるような位置に
配置される。そして、この二通りの場合は、すぐ後で述
べるように、本第三実施形態における乾燥保冷庫におい
て、冷却運転を実施する場合と、加熱運転を実施する場
合とにおいて使い分けられることになる。
【0085】なお、上記冷却運転及び加熱運転を実施す
るための四方弁TB切換等の操作は、以下で述べるよう
に、庫内温度検知装置ITMの出力結果等に基づいて行
われるが、本第三実施形態における冷媒回路において
は、これを実現するため、図示しない制御装置(制御手
段)が付設されたものとなっている。
【0086】以下では、上記構成となる冷媒回路を備え
た乾燥保冷庫における作用及び効果について説明する。
まず、図4に示す冷媒回路において冷却運転を実施する
際には、図中実線の矢印にて示すような冷媒の流れを実
現させるよう、四方弁TBの開放位置を制御する。すな
わち、この場合、冷媒圧縮機CPは室外熱交換器HEX
oに、室内熱交換器HEXiはアキュムレータACにそ
れぞれ接続されるような状態となり、冷媒の流れは、冷
媒圧縮機CP、室外熱交換器HEXo、室内熱交換器H
EXi、アキュムレータAC、そして冷媒圧縮機CPと
いう循環路に沿ったものとなる。
【0087】この冷却運転時においては、冷媒圧縮機C
Pで圧縮された冷媒は、室外熱交換器HEXo及び室外
熱交換器用送風機OFの作用により、凝縮、放熱、液化
されることになる。そして、室外熱交換器HEXoから
送出された高圧液冷媒は、キャピラリチューブCTにて
断熱膨張、室内熱交換器HEXiにて蒸発気化し、乾燥
保冷庫内における気体の湿気及び熱を奪う。この除湿冷
却された気体は、室内熱交換器HEXiに付設された室
内熱交換器用送風機IFにより乾燥保冷庫内を循環し、
均一な冷却がなされる。そして、その後冷媒は、アキュ
ムレータACを経て、再び冷媒圧縮機CPに戻り上記過
程を繰り返すこととなる。
【0088】一方、図4に示す冷媒回路において加熱運
転を実施する際には、図中破線の矢印にて示すような冷
媒の流れを実現させるよう、四方弁TBの開放位置を制
御する。すなわち、この場合、冷媒圧縮機CPは室内熱
交換器HEXiに、室外熱交換器HEXoはアキュムレ
ータACに接続されるような状態となり、冷媒の流れ
は、冷媒圧縮機CP、室内熱交換器HEXi、室外熱交
換器HEXo、アキュムレータAC、そして冷媒圧縮機
CPという循環路に沿ったものとなる。
【0089】この加熱運転時においては、冷媒圧縮機C
Pで圧縮された冷媒は、室内熱交換器HEXiに送出さ
れ、ここで、冷媒の持つ熱が乾燥保冷庫内における気体
に与えられることになる。この加熱された気体は、室内
熱交換器に付設された室内熱交換器用送風機IFにより
乾燥保冷庫内を循環し、均一な加熱が行われることにな
る。一方、熱をなくした冷媒の方は、室外熱交換器HE
Xoにて蒸発気化し、アキュムレータACを経て、再び
冷媒圧縮機CPに戻り、上記過程を繰り返すことにな
る。
【0090】さて、このような冷却運転及び加熱運転が
実施可能な本第三実施形態における乾燥保冷庫において
は、穀物・根類の乾燥及び保冷は、次に示すような制御
のもと行われるようになっている。すなわち、穀物・根
類を乾燥保冷庫内に貯蔵した直後に実施する乾燥工程
と、当該乾燥工程を所定の間連続した後に続いて実施す
る保冷工程との、大別して二種の工程を実施するような
制御が行われることになる。その様子を図5に示した。
【0091】まず、穀物・根類を乾燥保冷庫内に貯蔵直
後実施される乾燥工程においては、図5に示すように、
冷却運転と加熱運転の両方が交互に行われるようになっ
ている。より具体的には、乾燥保冷庫内の温度がf℃以
上e℃以下(f及びeは任意)となるよう、冷却運転及
び加熱運転の繰り返し数、時間等を調整してその交互運
転を実施する。
【0092】このような運転を実施すると次の作用が得
られる。すなわち、まず冷却運転時においては、乾燥保
冷庫内の温度が低下することにより、庫内空気の露点温
度を低くすることとなるから、庫内空気水分を少なく
し、除湿がなされることになる。また、加熱運転時にお
いては、乾燥保冷庫内の温度が上昇し、相対湿度が低く
なることとなる。このことによって穀物・根類等の商品
自身の呼吸作用が活発となり、当該商品に内蔵されてい
る水分が庫内空気に放出されやすくなる。そして、この
加熱運転時、商品内部から放出された水分は、次の冷却
運転時に除湿されることになる。したがってその結果、
冷却運転及び加熱運転を交互に実施することによって、
前記商品中の水分を急速に低下せしめることが可能とな
るのである。
【0093】なお、乾燥保冷庫内の温度及び湿度は、庫
内温度検知装置ITM及び庫内湿度検知装置IHMによ
りモニターされる。そして、上記の交互運転は、これら
の結果、特に温度の検知結果に基づいて、図示しない制
御装置の指令により実施されるものである。また、f及
びeの値は、庫内貯蔵に係る商品の性質等に応じて適宜
決定されるべきものである。
【0094】上記のような乾燥工程を所定の時間連続し
た後には、乾燥保冷庫内の温度がg℃となるように、冷
却運転のみの実施を行う。なお、このときのgの値も、
上記と同様な理由により適宜決定されるべきものであ
る。
【0095】このように、本第三実施形態における乾燥
保冷庫においては、乾燥工程において、急速に水分内増
量が低下せしめられた商品について、保冷がなされるこ
とになる。したがって、高温雰囲気に商品を曝す時間及
び多水分含有時の低温域貯蔵の時間を、きわめて短い期
間内にとどめることができる。つまり、商品の品質を良
好に保つことができるのである。また、続く保冷は、水
分を殆ど含まない商品に対して行われることになるか
ら、これによっても商品に損傷を与えるようなことがな
い。
【0096】また、従来の除湿保冷庫に適用される冷媒
回路においては必要とされていた再熱器RHや、複雑な
冷媒制御回路が不要となることから、装置全体を安価に
提供することが可能となるものである。
【0097】以下では、本発明の第四の実施の形態につ
いて、図を参照して説明する。なお、本第四実施形態に
おいては、従来の技術の説明において参照した図面(図
14及び図15)に使用された符号であって、本第四実
施形態において参照する図面においても同一の対象を指
示するときには、先と同一の符号を使用することとす
る。また、その各構成要素等に関する説明は、先と同様
である場合には、簡略化あるいは省略することとする。
【0098】図6において、ショーケース(室内機)S
CNの外形を構成するもの自体は、従来の技術と特に変
更はない。すなわち、外殻筐体OBX、内殻筐体IB
X、当該内殻筐体IBXに一体的に付設された陳列棚I
BXa、外殻筐体OBXの内面及び内殻筐体IBXの外
面との間に形成される冷風循環路CR等の構成は先に説
明したものと同様である。また、冷風循環路CR内に冷
却器CU及び冷却器用送風機CUFが配設される点や、
これらが冷媒回路の構成要素であること、さらに、当該
冷媒回路においては、冷媒圧縮機CP、凝縮器(室外熱
交換器)CD、及び凝縮器用送風機CDFがそれぞれ備
えられるとともに、これらがコンディショニングユニッ
ト(室外機)2を構成していること等についても同様で
ある。ただし、本第四実施形態においては、当該コンデ
ィショニングユニット2において、前記冷媒圧縮機CP
に流入する側の冷媒配管に、熱負荷の大小を評価するた
めの低圧スイッチSWが設けられている点が従来の技術
とは異なる。この低圧スイッチSWについての役割、作
用等については以下で詳述する。
【0099】本発明における特徴的な点は、冷風循環路
CR内部に上記冷却器CU及び冷却器用送風機CUFに
より引き起こされる冷風上流側に蓄冷器SCUが設置さ
れている点である。この蓄冷器SCUは、冷却されるシ
ョーケースSCN庫内の温度より低い凝固点を有する潜
熱型の蓄冷剤と、それを冷却凝固させる蓄冷剤冷却器に
より構成されている。また、この蓄冷器SCUは、冷媒
回路内において、図7に示すような位置に配置される。
この冷媒回路は、コンデショニングユニット2より冷媒
を流入させる冷媒配管PIa、冷媒を前記コンディショ
ニングユニット2へと送出する冷媒配管PIb上に、そ
れぞれ分岐点10p、合流点(第二合流点)10q等を
設けることにより、冷媒の流れを分流、合流するととも
に前記蓄冷器SCUを設けることで特徴的なものとなっ
ているものである。ちなみに、蓄冷器SCUには、その
温度を検知するための蓄冷器温度検知装置STMが付設
されている。
【0100】さて、上記のことにより、本第四実施形態
における蓄冷器SCUに関しては、二通りの冷媒の流れ
方が実現されるようになっている。その一つは、蓄冷器
SCUと冷却器CUとが、冷媒の流れに関して完全な並
列関係となる場合であり、図中実線の矢印にて示されて
いるものである。これは冷媒配管PIa上の分岐点10
pにより、凝縮器CDから送出される高圧液冷媒が冷却
器CUと、蓄冷器用膨張弁EB21を介して蓄冷器SC
Uとに分流されることにより実現される。そして、蓄冷
器SCUから送出された冷媒は、冷却器CUから送出さ
れた冷媒と合流点10qにより合流して再び凝縮器CD
へと送り出される経路を構成するものである。
【0101】もう一方は、図中破線の矢印にて示されて
いる経路である。これは、先の分岐点10pから蓄冷器
用膨張弁EB21を介することなく蓄冷器SCUに冷媒
を分流する配管(その二の分岐路)PIc、そして、蓄
冷器SCUを通過した冷媒が、冷却器CUの前に配置さ
れている膨張弁EBの直前に供給するための合流点(第
一合流点)10rを設けることにより実現される。この
合流点10rにおいては、蓄冷器SCUを経た冷媒は、
分岐点10pから直接に冷却器CUに流れ込む冷媒の流
れと合流することになる。
【0102】そして、本第四実施形態における冷媒回路
においては、上記二つの流れを交換実現可能とするた
め、電磁弁EMB31〜EMB35(この順番に第一〜
第五電磁弁)が各配管の要所に備えられている。ちなみ
に、電磁弁EMB31は分岐点10pと合流点10rと
の間の配管に、電磁弁EMB32は配管PIcの途上
に、電磁弁EMB33は蓄冷器用膨張弁EB21の直前
に、電磁弁EMB34は合流点10qの直前に、電磁弁
EMB35は合流点10rと蓄冷器SCUとの間で当該
合流点10rの直前に、それぞれ配置されるようになっ
ている。
【0103】なお、蓄冷器SCUに関する上記二通りの
冷媒の流れは、すぐ後で説明するように、庫内温度検知
装置ITM、蓄冷器温度検知装置STM等の出力結果に
基づき各電磁弁EMB31〜EMB35の開閉制御を実
施することにより行う。本第四実施形態における冷媒回
路においては、これを実現するため、図示しない制御装
置が付設されている。
【0104】以下では、上記構成となるショーケースS
CNにおける作用効果について説明する。このショーケ
ースSCNでは、熱負荷が小さい時と大きい時とでその
運転の様子が異なる。なお、この熱負荷の大小も、上記
図示しない制御装置が判断するようになっている。
【0105】熱負荷が小さいときには、冷媒回路中の冷
媒の流れを、図7にて説明した実線に従う流れとする。
したがって、図示しない制御装置は、電磁弁EMB3
1、EMB33、及びEMB34は開とし、電磁弁EM
B32及びEMB35は閉とする。まずこの場合、分岐
点10pを介し電磁弁EMB31に流れ込む高圧液冷媒
の存在があり、これはショーケースSCNに関する通常
の冷却に寄与することになる。すなわち、凝縮器CDか
ら送出された高圧液冷媒は、上記分岐点10p、電磁弁
EMB31を通過し、膨張弁EBにて断熱膨張、冷却器
CUにて蒸発気化し、冷風循環路CR内の気体から熱を
奪う。熱を奪われた気体は、冷却器用送風機CUFの引
き起こす風により、冷風吹出口CRa及び冷風吸込口C
Rbを含む冷風循環路CR内を循環し、ショーケースS
CNにおける内殻筐体IBXを冷却し、もって当該内殻
筐体IBXと一体的な構成とされている陳列棚IBXa
及びショーケースSCN庫内を冷却するものである。
【0106】一方、分岐点10pにおいては、電磁弁E
MB33、蓄冷器用膨張弁EB21を介して、蓄冷器S
CUに流れ込む高圧液冷媒の存在もある。この冷媒の流
れにおいては、当該冷媒は蓄冷器用膨張弁EB21にて
断熱膨張、蓄冷器SCU内の蓄冷剤冷却器にて蒸発気化
し、蓄冷剤を冷却することとなる。蓄冷器SCUを通過
した冷媒は、電磁弁EMB34を通過した後、合流点1
0qにて前記冷却器CUを通過した冷媒と合流する。そ
して、これらはともに冷媒圧縮機CPに送出されること
になる。
【0107】ところで、蓄冷器SCUは、上述したよう
に、冷風循環路CR内部に配置されているから、当該蓄
冷器SCU周囲は常に冷却された環境内にあるといえ
る。したがって、蓄冷器SCUに関する断熱保護は簡素
化してよい。
【0108】なお、上記の場合において、冷却運転にと
もなって必要となるエネルギ(具体的には電力)の無駄
な消費を回避するために、以下の各措置がとられるよう
になっている。すなわち、庫内温度検知装置ITMの出
力結果により、ショーケースSCN庫内が所定の温度に
達したと判断される場合には、図示しない制御装置は、
電磁弁EMB31を閉とし、冷却器CUに冷媒が流れな
いようにする。また、蓄冷器温度検知装置STMの出力
結果により、蓄冷剤が所定の温度に達したと判断される
場合には、同制御装置は、電磁弁EMB33及びEMB
34を閉とし、蓄冷器SCUに冷媒が流れないようにす
る。つまり、「蓄冷」作用を停止する。さらに、同制御
装置は、熱負荷が減少してコンディショニングユニット
2における低圧スイッチSWが予め設定した値以下とな
る場合には、冷媒圧縮機CPを停止する。
【0109】また、庫内温度検知装置ITM、蓄冷器温
度検知装置STM、又は低圧スイッチSWから、所定温
度を超えたとか、又は圧が設定値以上となったと判断さ
れる場合には、上記それぞれの逆の操作をするようにな
っている。
【0110】次に熱負荷が大きいときには、冷媒回路中
の冷媒の流れを、図7にて説明した破線に従う流れとす
る。したがって、図示しない制御装置は、電磁弁EMB
31、EMB32及びEMB35を開とし、電磁弁EM
B33及びEMB34を閉とする。この場合において、
冷却器CUに関する動作は上述の場合と同様である。
【0111】分岐点10pにおいては、電磁弁EMB3
2を介して蓄冷器SCUに流れ込む高圧液冷媒の存在が
ある。この高圧液冷媒は、蓄冷器SCU内の蓄冷剤にて
過冷却されて冷エネルギを取得することになる。そし
て、この過冷却された冷媒は、合流点10rに流れ込
み、膨張弁EBにて断熱膨張、冷却器CUにて蒸発気化
することとなる。したがって、過冷却の冷媒が冷却器C
Uに流れ込む分、冷却能力が高まることになる。
【0112】なお、冷却器CUの運転継続にともない、
霜検知装置IFMの出力結果から除霜が必要となったと
きには、図示しない制御装置は、蓄冷器SCUにおける
蓄冷剤が所定温度以下、すなわち十分に冷却されている
場合であれば、冷媒圧縮機CPの運転を停止するような
指示を発する。そして、除霜用電熱器DFHに電流を通
して加熱し、冷却器CUの表面にに付着した霜を取り除
く。除霜後は、再び冷却運転に復帰する。また、蓄冷器
SCUにおける蓄冷剤の冷却が不十分である場合には、
上記同様の除霜を行う一方で、冷媒圧縮機CPの運転は
継続するとともに、電磁弁EMB31、EMB32、及
びEMB35を閉、電磁弁EMB33及びEMB34を
開とすることで、除霜時でも蓄冷器において蓄冷が行わ
れるようにする。
【0113】以上説明したように、本第四実施形態にお
けるショーケースSCNにおいては、蓄冷器SCUの存
在及びその作用から次の効果が導かれる。すなわち、熱
負荷が大きく、より大きな冷却能力が必要となるときに
は、冷媒は蓄冷器SCUにおける蓄冷剤により過冷却さ
れるとともに、これが冷却器CUに流入して蒸発気化す
ることによって、冷風循環路CR内を巡る風を冷却する
ことから、冷却器CUは、その過冷却分に関してより大
きな冷却能力を発揮することとなる。つまり、このショ
ーケースSCNに関する熱成績係数(COP)を向上さ
せることができる。このため、冷却容量を小さくするこ
とができるから、装置全体の価格を低く抑えることがで
きる。また大量の電力を消費することもなくなるから、
当然、ランニングコストも安価に抑えることができる。
【0114】なお、ランニングコストを抑えるという点
においては、熱負荷が小さい夜間となったときに電磁弁
EMB33及びEMB34を開とする操作を行うように
し、当該夜間に蓄冷器SCUに蓄冷を行うようにするこ
ととすれば、割安な夜間電気料金を生かして蓄冷剤を十
分に冷却することができるから、ランニングコストのよ
り効果的な低減を期待することができる。なお、これを
実現するためには、上述した冷媒回路に、あるいはまた
図示しない制御装置に、タイマ装置等を別途設けるよう
にすればよい。
【0115】また、上記によれば、冷却器CUの除霜時
においても、蓄冷剤に対する蓄冷が実施されるようにな
されていたから、冷媒圧縮機CPが除霜のため停止して
その後運転を再開するときに、蓄冷器SCUにおける蓄
冷エンタルピを利用して冷却の立ち上がりを急速にする
ことができ、ショーケースSCN庫内の温度維持が容易
に達成できる。
【0116】さらに、蓄冷器SCUの設置場所が、冷風
循環路CR内部であることから、既に上で述べたよう
に、当該蓄冷器SCUには簡素化した断熱材のみを設け
るだけで十分である。また、蓄冷器SCUそのものが、
冷風循環路CR内の空気を冷却する作用をも得ることが
可能である。このことは、このショーケースSCNに関
する冷却能力向上に寄与することとなり、特に冷却器C
Uの運転再開時等にその恩恵にあずかることができる。
さらに、この蓄冷器SCUは、図6及び図7から明らか
なように、コンディショニングユニット2内に設けられ
るものではないから、当該コンディショニングユニット
2とショーケースSCNとを接続するための冷媒配管
は、従来同様、2本のみでよく、その装置構成は簡易な
ものとすることができる。
【0117】なお、本第四実施形態においては、ショー
ケースSCN及びコンディショニングユニット2は、そ
れぞれ1台ずつが設けられる構成として記述されていた
が、本発明は、1台のコンディショニングユニット2に
対して複数のショーケースSCNが対応、接続されてい
るような形態としてよい。付言すれば、むしろこのよう
な設置形態こそ、通常の形態であるといえるものであ
る。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の空
気調和機は、複数の冷媒回路が一の室外熱交換器に独立
に接続された形態をとることから、これら複数の冷媒回
路においては、そのそれぞれに関して独立な運転を実施
することができる。例えば、複数の冷媒回路のうちその
一部を冷却運転、残りのそれを暖房運転となるような運
転を実施することができる。また、このような独立運転
が可能であるにもかかわらず、室外熱交換器は一台のみ
であるから、設置面積を多くとる必要がない。さらに、
複数の冷媒回路のうち、その一部のみが運転状態にあ
り、他の冷媒回路が運転されていない状態においては、
前記一の室外熱交換器内部において複数の冷媒配管が共
通に使用する部品(例えば、フィン等)を、その一部の
冷媒回路のみで使用することが可能となるから、見かけ
上熱交換面積が増加したような状態となり、その結果、
実質的な熱交換効率の向上が図れる
【0119】また、請求項2記載の空気調和機は、前記
冷媒回路の各々に対応した前記独立の冷媒配管が、前記
一の室外熱交換器内部において、その各々が隣り合うよ
う配置されていることから、例えば、冷媒回路毎に冷却
及び暖房運転を実施するような場合においては、互いの
熱交換作用を有効に利用することができる。なお、この
ことは上述したように請求項1における室外熱交換器に
おいても得られる効果であるといえるが、本発明におい
ては、これをより効果的に、かつ容易に達成することが
できる。
【0120】
【0121】
【0122】
【0123】
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】
【0129】
【0130】
【0131】
【0132】
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施形態に係る空気調和機の構成を示
す説明図である。
【図2】 第二の実施形態に係るプレートフィンチュー
ブ型熱交換器が冷却器の一部として組み込まれた状態を
示す断面図である。
【図3】 第二の実施形態に係るプレートフィンチュー
ブ型熱交換器におけるフィン形状及びヘアピンチューブ
の実装状態を示す側面図である。
【図4】 第三の実施形態に係る乾燥保冷庫における冷
媒回路を示す回路図である。
【図5】 第三の実施形態に係る乾燥保冷庫に適用され
る運転制御内容を示す説明図である。
【図6】 第四の実施形態に係るショーケースの外形を
示す断面図である。
【図7】 第四の実施形態に係る冷媒回路を示す回路図
である。
【図8】 従来、複数の室内機を備えた冷媒回路の例を
示す回路図である。
【図9】 従来のプレートフィンチューブ型熱交換器の
概観を示す図であって、(a)はその左側面図、(b)は正面
図、(c)は右側面図である。
【図10】 従来のプレートフィンチューブ型熱交換器
におけるフィン形状及びヘアピンチューブの実装状態を
示す側面図である。
【図11】 プレートフィンチューブ型熱交換器に実装
された各列の冷媒配管において、当該各列別の熱交換能
力比を示すグラフである。
【図12】 プレートフィンチューブ型熱交換器に実装
された各列の冷媒配管において、当該各列別の圧力損失
等を示したグラフである。
【図13】 従来の除湿保冷器において適用される冷媒
回路の一例を示す回路図である。
【図14】 従来のショーケースの外形を示す断面図で
ある。
【図15】 従来のショーケースに係る冷媒回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 室内機 2、200 室外機 HEXoN、HEXo 室外熱交換器 HEXN 熱交換器(プレートフィンチューブ型熱交換
器) CP 冷媒圧縮機 Xf フィン Xfa 孔 Xh ヘアピンチューブ(冷媒配管の一部) TB 四方弁 AC アキュムレータ SCN ショーケース(室内機) CD 凝縮器(室外熱交換器) CU 冷却器 CUF 冷却器用送風機 SCU 蓄冷器 PIa 室外機より冷媒を流入させる冷媒配管 PIb 冷媒を室外機へと送出するための配管 EBM31〜35 (第一から第五)電磁弁 EB 膨張弁 EB21 蓄冷器用膨張弁 10p 分岐点 10q (第二)合流点 10r (第一)合流点 OBX 外殻筐体 IBX 内殻筐体 CR 冷風循環路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の室外熱交換器と、冷媒圧縮機及び室
    内熱交換器を少なくとも構成要素とする冷媒回路とによ
    り構成され、 前記冷媒回路は、それぞれに前記冷媒圧縮機及び室内熱
    交換器を備えて複数設置され、 当該冷媒回路が、前記一の室外熱交換器に各々独立に接
    続されているとともに、当該一の室外熱交換器内部に
    は、前記冷媒回路の各々に対応した独立の冷媒配管が備
    えられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記冷媒回路の各々に対応した前記独立
    の冷媒配管は、前記一の室外熱交換器内部において、そ
    の各々が隣り合うよう配置されていることを特徴とする
    請求項1記載の空気調和機。
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