JP3481890B2 - 圧縮成形物およびその製造方法 - Google Patents

圧縮成形物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮成形物およびそ
の製造方法に関するものであり、特に金属線材からなる
圧縮成形物であって、形崩れせず、周囲を損傷せず、弾
性と振動エネルギー吸収性と流体透過性とを有し、耐熱
性、耐食性、耐久性に優れ、各種工業分野において緩衝
材、防振材、脈動抑制部材、消音材、熱交換部材、濾過
・分離部材、流速制御部材、研磨部材、バネ部材、成形
部材、触媒・薬剤担体、発熱体などとして有利に使用す
ることができる圧縮成形物およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】螺旋状の針金や旋盤屑などを不規則にま
とめてタワシ状に成形した研磨材は従来から洗浄用など
として用いられている。また針金を織って成形した金網
は、ふるい、ざる、フィルタ、ストレーナなどの濾過部
材として工業分野でも広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、針金や旋盤屑
などをまとめて成形した研磨材は組織が不均一でほぐれ
易く形崩れし易いので精密な成形物を作成することは困
難であり、また針金の切屑や旋盤屑などの金属細片が含
まれているために周囲のものに損傷を与えたり、金属細
片が流出して環境を汚染するなどの惧れがあるので、精
密部材、濾過部材、流速制御部材などの工業分野で使用
することは考えられていなかった。一方、針金を織って
成形した金網は、金属環体などの支持体に張り付けてふ
るい、ざる、フィルタ、ストレーナなどの濾過部材とし
て用いられているが、金網は微細な加工が困難であり、
例えば直径3mm以下程度の小型フィルタまたはストレー
ナを製造することはほとんど不可能であった。また直径
が大きいフィルタやストレーナであっても、濾過面が単
層であるために目詰まりや濾過漏れが起こりやすく、濾
過性能に限界があった。更に、金網の縁が処理されてい
ない場合には針金の切端が周囲のものを傷つける惧れも
あった。
【0004】本発明は前記の課題を解決するためになさ
れたものであって、従ってその目的は、金属線材からな
る圧縮成形物であって、形崩れせず、周囲を損傷せず、
弾性と振動エネルギー吸収性と流体透過性とを有し、耐
熱性、耐食性、耐久性に優れ、各種工業分野において緩
衝材、防振材、脈動抑制部材、消音材、熱交換部材、濾
過・分離部材、流速制御部材、研磨部材、バネ部材、成
形部材、触媒・薬剤担体、発熱体などとして有利に使用
することができる圧縮成形物およびその製造方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、1本の金属線材を扁平に袋編して、編成
テープとするか、または1本の金属線材を筒状に丸編し
たのち、これを扁平に成形して編成テープとし、この編
成テープに幅方向に傾斜したヒダを形成した後、この編
成テープを長さ方向に巻き回して予備成形物とし、この
予備成形物を編成テープの幅方向を押圧軸として圧縮し
て成形する圧縮成形物の製造方法、およびこの製造方法
で製造され、編成テープのループが互いに三次元的絡み
合った構造を有し、多孔性である圧縮成形物を提供す
る。
【0006】前記本発明の方法によれば、編成テープを
テープ幅方向に圧縮する際に編み目を形成しているルー
プが厚み方向に押出され、隣接する部分どうしがこの押
出されたループによって互いに絡み合い、強固な結合を
形成する。このループの結合により、圧縮成形物はサイ
ズの大小に係わらずほぐれや形崩れが起こり難くなり、
外圧が加えられても精密な立体形状を維持することがで
きる。この圧縮成形物はサイズの大小に係わらず1本の
金属線材で編成されているので、成形物の表面に切端が
なく、周囲を損傷したり金属細片が流出して環境を汚染
することもない。この圧縮成形物は金属線材で編成され
ているので耐熱性、耐食性、耐久性に優れ、3次元の全
方位に対する弾性と振動エネルギー吸収性とを有してい
るので緩衝材、防振材、脈動抑制部材、消音材、バネ部
材などとして利用できる。この圧縮成形物は金属線材に
よる連続多孔体を形成しているので流体透過性があり、
熱交換部材、濾過・分離部材、流速制御部材、発熱体、
研磨部材、触媒・薬剤担体などとして利用できる。この
圧縮成形物は圧縮型を用いて極めて容易に成形でき、イ
ンサートや塗装が容易でしかも形崩れし難いので、各種
成形部材としても利用できる。
【0007】前記において編成テープとしては、金属線
材を偏平に袋編みしたもの、または金属線材を筒状に丸
編みした後に偏平に成形したものを用いることが好まし
い。これらの編成テープは、2枚の編成テープが重ねら
れその双方の幅方向側縁部が継ぎ目なしに連結された形
状をなし、しかも全体が1本の金属線材の編成により形
成されている。この編成テープは厚み方向に嵩高とな
り、テープ幅の方向に圧縮する際、ループどうしの絡み
合いがより深くなり、結合が強化され、形崩れ抵抗性が
向上すると共に内部組織がより均一になる。金属線材を
偏平に袋編みしたもの(以下「偏平袋編みテープ」とい
う)と、金属線材を筒状に丸編みした後に押圧して偏平
に成形したもの(以下「丸編み押圧テープ」という)と
の比較では、偏平袋編みテープのほうが形崩れし難いこ
とがわかった。
【0008】前記において、編成テープには、長さ方向
を横切るヒダ(襞)を形成し、その後に前記圧縮型に
填する。このヒダは、編成テープの幅方向から傾斜させ
形成する。編成テープは、テープの幅方向に圧縮する
ことによってループどうしが結合される。編成テープに
は長さ方法を横切るヒダが形成されているので、圧縮型
に充填された予備成形物が圧縮に際して横折れせず、大
部分がテープ幅の方向に圧縮されるようになる。またヒ
ダが編成テープの幅方向から傾斜しているので、圧縮応
力が緩和され、圧縮倍率を高くすることができるととも
に、組織の密度と結合力が更に強化される。
【0009】押圧軸と平行な柱状部を有する圧縮型を用
いる際には、編成テープの少なくとも一部分をこの柱状
部に巻き付けて予備成形物を形成することが好ましい。
一般に筒状またはリング状の圧縮成形物を製造する場合
には、有底筒状の外型と、この外型の内径より小さい柱
状部を有しこの柱状部が押圧軸と平行になるように外型
に組込まれた中型と、この外型と柱状部との間隙に充填
された予備成形物を押圧軸方向に押圧する押圧型とから
なる圧縮型が用いられる。この圧縮型を用いる場合に
は、編成テープを柱状部に巻き付けて外型に挿入するこ
とにより、緻密で均一な充填が可能になると共に、充填
作業の効率を向上させることができる。
【0010】前記編成テープは、圧縮型に充填するに際
して、編成テープの端末部を予備成形物の外周に沿って
少なくとも1周させることが好ましい。圧縮型に編成テ
ープを充填する際には、テープ幅が押圧軸と平行になる
ように充填すればよいので、編成テープの長さ方向に関
する充填パターンは特に制限されない。しかし編成テー
プの一方の端末部を予備成形物の外周に沿って少なくと
も1周させることにより、外面の平滑性と形崩れ抵抗性
が更に改善される。
【0011】前記編成テープは、圧縮型に充填するに際
して、予備成形物の外側となる編成テープの端末部を折
り返して予備成形物の内部または内側に挿入してもよ
い。この場合には編成テープの外側端末部が圧縮成形物
の外面に現れないので、外面の平滑性が更に改善される
と共に、この外側端末部から編成テープがほぐれ出す可
能性もなくなる。
【0012】前記圧縮型は、押圧軸に沿って互いに対向
する面の少なくとも一方に凹部または凸部が形成されて
いてもよい。また圧縮型は、押圧軸に沿って互いに対向
する面が環状をなし、かつ双方の前記対向面に環状の溝
が形成されたものであってもよい。圧縮型の押圧軸に沿
って互いに対向する面の少なくとも一方に凹部または凸
部が形成されていれば、押圧軸の方向に凹凸が形成され
た形状の圧縮成形物を製造することができる。また押圧
軸に沿って互いに対向する面が環状をなし、かつ双方の
前記対向面に環状の溝が形成された圧縮型を用いれば、
Oリング状の圧縮成形物を製造することができる。
【0013】本発明はまた、前記いずれかの圧縮成形物
の製造方法により製造された圧縮成形物を提供する。こ
の圧縮成形物は、全体が金属線材を編んで得られた編成
テープで形成されているので表面は多孔性の粗面をな
し、研磨性を有している。しかも、実質的に金属線材の
切端が外部に露出しないのでこの切端によって周囲に損
傷を与えることがない。この圧縮成形物は、金属線材の
ループが3次元的に絡み合って強固に結合しているの
で、形崩れし難くしかも全方位的な弾性を有している。
従って緩衝性、防振性、脈動抑制性、消音性、バネ性を
有している。この圧縮成形物は金属線材の集積体である
から気体や液体などの流体を透過し固体の流通を阻止す
る濾過性を有している。また液体どうしであっても、金
属線材に対する親和性の差などによって例えば水と油な
どの液−液分離も可能である。この圧縮成形物は金属の
連続多孔体と見ることができるから、熱交換性、流速制
御性、物質担持性を有している。そしてこの圧縮成形物
は金属製であるから材質を選択することによって目的に
対応した耐熱性、耐食性、耐久性を有している。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好ましい実施形態
を具体例によって図面を用いて説明する。これらの実施
形態は本発明を限定するものではない。 (実施形態1)円柱状圧縮成形物 (1)編成テープ:実施形態1では成形素材として、直
径0.15mmのステンレス鋼製金属線材を偏平袋編みに
編成したテープ幅20mmの編成テープを用いた。この編
成テープは以下のように製造した。
【0015】編成機として、先端にフックとベラとを有
する複数の針をテープ幅方向にピッチ1.5mmで平行配
列した針床を山形に表裏2枚対向配設した袋編み機を用
い、一方の針床(A)の一方の端部からキャリッジに誘
導されて横方向にループを形成し始めた金属線材が、そ
の針床の他端に達したら金属線材を折り返して反対側の
針床(B)の端部から横方向にループを形成しながら進
行し、編み初めの位置に達したら再び針床(A)の元の
端部から、先に形成された金属線材のループをくぐらせ
てその上段を横方向に編み進める、という横編み循環操
作を繰り返す。
【0016】得られた編成テープの編成組織を図15に
示す。この編成テープ1は、1本の金属線材2によって
形成され、平編みの編成面Aおよび編成面Bがテープ幅
Wの両端部C1 ,C2 で連続的に折り返されて偏平な環
を形成している。この編成テープ1は、端部C1 の編み
始めsから、金属線材2がニードルループ3とシンカル
ープ4とからなるループ5を形成しながらテープ幅Wに
沿って端部C2 に向けて編成面Aの1段目を横方向に進
み、端部C2 において折り返して編成面Bに移り、端部
C2 側から端部C1 に向けて前記と同様にループ5を形
成しながら編成面Bの1段目を進み、端部C1 で折り返
した後、編成面Aの1段目のニードルループ3をくぐら
せて2段目のループを順次、端部C2 に向けて形成す
る、というパターンがテープ長Lの方向に繰り返されて
なっている。
【0017】(2)圧縮型:図1に示す圧縮型を用い
た。この圧縮型10は、内径3mmの円筒状外型11と、
外径2.8mmの円柱状中型12,13とからなってい
る。外型11の一方の端部には、開口端部に向けて漸次
拡径するテーパ14が形成されている。
【0018】(3)圧縮成形:先ず前記(1)で説明し
た編成テープ1を長さL方向に丸め、直径約3.5mmの
円柱状の予備成形物15を作成した。この予備成形物1
5をテーパ14に沿って縮径させながら外型11の内部
に押し込んだ。次いで外型11の双方の開口端部からそ
れぞれ中型12,13を挿入し、一方の中型13を外型
11に固定し、中型12を押圧軸Pに沿って押圧し、予
備成形物15のテープ幅Wが10mmとなるまで圧縮し
た。
【0019】圧縮型10から取出して得られた圧縮成形
物は、高さ10mm、直径3mmの円柱状成形物であり、表
面を詳細に観察しても金属線材の端末や編成テープの巻
き終わり端末は認められなかった。この圧縮成形物の内
部組織は、金属線材が緊密に絡み合った均一密度の連続
多孔体を形成していた。またこの圧縮成形物は、3次元
の全方位に弾性を有し、優れた耐熱性と耐食性とを有し
ていた。この実施形態1の圧縮成形物は、内径3mmのパ
イプに挿入し、ストレーナとして使用することができ
る。内径3mmのパイプに挿入し得るストレーナは、従来
の金網を用いる方法では製造できなかったものである。
【0020】(実施形態2)円筒状圧縮成形物−1 (1)ヒダ付き編成テープ:実施形態2では成形素材と
して、直径0.18mmのステンレス鋼製金属線材を偏平
袋編みに編成したテープ幅30mmの編成テープにヒダを
付けたものを用いた。このヒダ付き編成テープは以下の
ように製造した。
【0021】実施形態1の編成テープと金属線材の直径
およびテープ幅が異なる以外は実質的に同様に製造した
編成テープを用い、図2に示すヒダ付け具20により傾
斜したヒダを形成した。図2に示すヒダ付け具20は、
平行な回転軸X1 ,X2 を有し、編成テープ1を挟んで
互いに噛み合うハス歯が形成された2本の回転治具2
1,22からなっている。この回転治具21,22を回
転させ、その間に編成テープ1を通すと、編成テープ1
には、テープ幅Wに対して角度θだけ傾斜したヒダ2
3,23…が所定のピッチで形成され、ヒダ付き編成テ
ープ24が得られる。この実施形態2において、傾斜角
θは20゜、ヒダの高さは4.5mm、ヒダのピッチは7
mmであった。
【0022】(2)圧縮型:図3に示す圧縮型を用い
た。この圧縮型30は、内径30mmの底付き円筒状の外
型31と、この外型に同軸的に挿入される直径10mmの
心棒32aを有する中型32と、外型31と中型32と
の間隙に挿入される外径29.8mm、内径10.2mmの
円筒状押圧型33とからなっている。外型31の開口部
には、開口端部に向けて漸次拡径するテーパ31aが形
成されている。また底部には中型32を突き出すための
孔31bが形成されている。中型32の底部には、外型
31に嵌入し心棒32aを押圧軸Pと同軸に支持するた
めの台座32bが形成されている。押圧型33の頂部に
は蓋33aが取付けられている。
【0023】(3)圧縮成形:前記ヒダ付き編成テープ
24を、中型32の心棒32aに3回巻き付け、予備成
形物25を作成した。この予備成形物25を中型32と
共に、テーパ31aに沿って縮径させながら外型31の
内部に押し込んだ。次いで外型31の開口端部から押圧
型33を挿入し、この押圧型33を押圧軸Pに沿って押
圧して予備成形物25のテープ幅Wが12mmとなるまで
圧縮した。押圧型33を抜き取り、孔31bに棒を差し
込んで中型32を突き出し、圧縮成形物を取出した。
【0024】得られた圧縮成形物を図4に示す。図4に
おいてこの圧縮成形物26は、外径30mm、内径10m
m、高さ12mmの円筒状の緻密な成形物であり、外周面
および内周面には高さ方向に圧縮された傾斜ヒダが認め
られた。その表面を詳細に観察しても金属線材の端末や
編成テープの巻き終わり端末は認められなかった。この
圧縮成形物26の内部組織は、金属線材が緊密に絡み合
った均一密度の連続多孔体を形成していた。またこの圧
縮成形物26は、3次元の全方位に弾性を有し、優れた
耐熱性と耐食性とを有していた。この実施形態2の圧縮
成形物は耐熱性と耐久性が高いので、例えば自動車のマ
フラーやコンプレッサなど過酷な環境下に置かれた振動
体を支持し振動の伝播を抑制するブッシュまたはパッキ
ンなどとして、従来のゴム製などのものより有利に使用
することができる。
【0025】(実施形態3)円筒状圧縮成形物−2 この実施形態では、成形素材として直径0.18mmのス
テンレス鋼製金属線材を偏平袋編みに編成したテープ幅
30mmの編成テープを、ヒダ付けせずに用いた。この編
成テープを図3に示した圧縮型30の心棒32aに巻き
付けた。この際、図5に示すように、心棒32aに巻き
付けた編成テープ1の外側端末部1eを折り返して、巻
き始めの内周と心棒32aとの間に挿入し、予備成形物
16を形成した。この状態で実施形態2と同様に予備成
形物16を中型32と共に外型31の内部に押し込み、
外型31の開口端部から押圧型33を挿入し押圧して予
備成形物16をテープ幅方向に圧縮した。
【0026】圧縮型から取出された圧縮成形物は、表面
にヒダがない円筒状の緻密な成形物であり、その表面を
詳細に観察しても金属線材の端末や編成テープの巻き終
わり端末は認められなかった。また、外周面を手で円周
方向に擦っても巻きほぐれることはなかった。この圧縮
成形物は、優れた弾性と耐熱性と耐食性とを有している
ので、防振材、緩衝材、脈動抑制材、消音材、濾過・分
離部材、流速制御部材、触媒・薬剤担体などとして有利
に使用することができる。
【0027】(実施形態4)Oリング状圧縮成形物 実施形態4では、図6に示す圧縮型40を用いた。この
圧縮型40は、内径40mmの底付き円筒状の外型41
と、この外型に同軸的に挿入される直径30mmの心棒4
2aを有する中型42と、外型41と中型42との間隙
に挿入される外径39.8mm、内径30.2mmの円筒状
押圧型43とからなっている。外型41の開口部には、
開口端部に向けて漸次拡径するテーパ41aが形成され
ている。また底部には中型42を突き出すための孔41
bが形成されている。中型42の底部には、外型41に
嵌入し心棒42aを押圧軸Pと同軸に支持するための台
座42bが形成されている。そしてこの台座42bの環
状の上面に沿って、断面半円形の溝42cが形成されて
いる。押圧型43は、外型41と中型42との間隙に挿
入したとき、挿入端部が前記台座42bの上面に当接す
る長さを有し、また挿入端部の環状の当接面に沿って、
断面半円形の溝43bが形成されている。押圧型43の
頂部には蓋43aが取付けられている。
【0028】この実施形態では、直径0.15mmのステ
ンレス鋼製金属線材をテープ幅Wが20mmとなるように
袋編みした編成テープを用い、この編成テープに図2に
示すヒダ付け具20を用いて20゜の傾斜角θを有する
ヒダを形成した。得られたヒダ付き編成テープを図6に
示した圧縮型40の心棒42aに2回巻き付け、予備成
形物45を作成した。この予備成形物45を中型42と
共に、テーパ41aに沿って縮径させながら外型41の
内部に押し込んだ。次いで外型41の開口端部から押圧
型43を挿入し、この押圧型43の挿入端部が台座42
bの上面に当接するまで押圧軸Pに沿って押圧して予備
成形物45を圧縮した。押圧型43を抜き取り、孔41
bに棒を差し込んで中型42を突き出し、圧縮成形物を
取出した。
【0029】得られた圧縮成形物を図7に示す。図7に
おいてこの圧縮成形物17は、外径40mm、内径30m
m、断面径5mmのOリング状の緻密な成形物であり、周
面はヒダがなく平滑で、表面を詳細に観察しても金属線
材の端末や編成テープの巻き終わり端末は認められなか
った。この圧縮成形物17の内部組織は、金属線材が緊
密に絡み合った均一密度の連続多孔体を形成していた。
またこの圧縮成形物17は、3次元の全方位に弾性を有
し、優れた耐熱性と耐食性とを有していた。この実施形
態4の圧縮成形物は耐熱性と耐久性が高いので、例えば
フランジの間に挟んで用いる防振材、緩衝材などとし
て、従来のゴム製などのものより有利に使用することが
できる。
【0030】(実施形態5)異形圧縮成形物−1 実施形態5では、図8に示す圧縮型50を用いた。この
圧縮型50は、内径53mmの底付き円筒状の外型51
と、この外型に同軸的に挿入される直径18mmの心棒5
2aを有する中型52と、外型51に嵌入される外径5
2.8mmの円盤状押圧型53とからなっている。中型5
2の底部には、外型51に嵌入し心棒52aを押圧軸P
と同軸に支持するための台座52bが形成されている。
そしてこの台座52bの環状の上面には、直径が異なる
複数本のピン52c…が不規則な配置で立設されてい
る。また押圧型53には、前記中型52の心棒52aお
よびピン52c…を挿通する貫通孔53aおよび53b
…が形成されている。
【0031】編成テープとしては、直径が0.16mmの
ステンレス鋼製金属線材をテープ幅Wが30mmとなるよ
うに袋編みしたものを用い、この編成テープに図2に示
すヒダ付け具20を用いて20゜の傾斜角θを有するヒ
ダを形成した。次に、図9に示すように、このヒダ付き
編成テープ24の一方の端末部24aを心棒52aに巻
き付け、少なくとも1周巻き終えた後に、ピン52c…
を包み込むように、かつヒダ付き編成テープ24が台座
52bの上面にできるだけ均一に分布するように充填
し、最外層の端末部24bは、この充填物を少なくとも
1周回させて予備成形物54を作成した。この予備成形
物54を付属した中型52を外型51内に挿入し、また
貫通孔53aおよび53b…に心棒52aおよびピン5
2c…を挿通することによって押圧型53を中型52お
よび外型51に嵌入し、この押圧型53を、予備成形物
54がテープ幅方向に4mmに圧縮されるまで押圧した。
外型51の底面に形成された図示しない孔に棒を差し込
んで中型52を突き出し、圧縮成形物を取出した。
【0032】得られた圧縮成形物を図10に示す。この
圧縮成形物27は、中央部に直径18mmの貫通孔27a
を有する外径53mm、厚さ4mmのパッキン状円盤であ
り、この盤面に直径が異なる複数の貫通孔27b,27
b…が不規則な配置で形成されていた。この圧縮成形物
27の外面はヒダがなく平滑で、表面を詳細に観察して
も金属線材の端末や編成テープの巻き終わり端末は認め
られなかった。この圧縮成形物27の内部組織は、金属
線材が緊密に絡み合った均一密度の連続多孔体を形成し
ていた。またこの圧縮成形物27は3次元の全方位に弾
性を有し、優れた耐熱性と耐食性とを有していた。この
実施形態5の圧縮成形物は、直径が異なる複数の貫通孔
27b,27b…が不規則に配置され各部の共振周波数
が異なるので、この組織内に脈動する流体を流通させる
とき様々な周波数の脈動と共振し、脈動エネルギーを熱
エネルギーに変換することによって脈動抑制部材として
有利に使用することができる。
【0033】(実施形態6)異形圧縮成形物−2 この実施形態は、脈動抑制部材としての効果を更に向上
させるために、形状とサイズとを変更した以外は実質的
に実施形態5のものと同様である。実施形態6の圧縮成
形物を図11に示す。この圧縮成形物28は平面視が不
定形の環をなした平盤であり、その外周および内周の輪
郭線は不規則な曲線で構成されている。また盤面には口
径が異なる複数の貫通孔28b,28b…が不規則な配
置で形成されている。
【0034】この圧縮成形物28は、形状とサイズとが
異なる以外は実質的に図8に示したものと同様の圧縮型
を用い、実施形態5で用いたものと同様なヒダ付き編成
テープから実施形態5と同様の方法で予備成形物を作成
し、圧縮型内でテープ幅の方向に圧縮することにより製
造した。この圧縮成形物28は、コンプレッサなど特定
の脈動発生源から排出される流体の脈動を抑制するよう
に形状とサイズが設計されていて、1端部から脈動する
流体を導入し、相対する端部から導出すると、圧縮成形
物28の組織内で流体が大きく2方向に分流し、それぞ
れの流路で脈動が吸収され、また合流時に位相の異なる
脈動が互いに相殺され、高い脈動抑制効果が得られる。
【0035】(実施形態7)凹凸圧縮成形物 実施形態7では、図12に示す圧縮型60を用いた。こ
の圧縮型60は、升形の外型61と、この外型に挿入さ
れる方形の中型62とからなっている。外型61の底部
61aは着脱自由とされている。中型62の底面には、
複数本の平行な溝62a,62a…が形成されている。
【0036】編成テープとしては、直径が0.15mmの
銅線をテープ幅30mmに袋編みしたものを用い、この編
成テープに図2に示すヒダ付け具20を用いて20゜の
傾斜角θを有するヒダを形成した。次に、図13に示す
ように、このヒダ付き編成テープ63を外型61内にテ
ープ幅Wが垂直となるように、かつ、できるだけ均一と
なるように充填し、この上に中型62を挿入し、テープ
幅Wが縮小するように押圧した。所定のストロークで押
圧した後圧力を除き、外型の底部61aを取外し、中型
62を更に押し込み、成形された圧縮成形物を取出し
た。
【0037】得られた圧縮成形物を図14に示す。この
圧縮成形物64は上面に複数の平行な突条またはフィン
64a,64a…が形成されていた。圧縮成形物64の
外面は平滑で、表面を詳細に観察しても金属線材の端末
や編成テープの巻き終わり端末は認められなかった。こ
の圧縮成形物64の内部組織は、金属線材が緊密に絡み
合った均一密度の連続多孔体を形成していた。またこの
圧縮成形物64は3次元の全方位に弾性を有し、優れた
耐熱性と耐食性とを有していた。この実施形態7の圧縮
成形物64は、全体が熱伝導の良好な銅線からなる連続
多孔体であり、しかもフィン64a,64a…が形成さ
れて表面積が拡大されているので、底面64bを例えば
集積回路などの発熱体に接触させて固定すると、強力な
放熱部材になる。この放熱部材は金属線材の切端がな
く、金属粉なども含まれていないので電気部品の周辺で
用いても部品を損傷せずまた金属粉の浮遊によって絶縁
不良を起こすこともない。
【0038】(実施形態8)円筒状圧縮成形物−3 この実施形態8は、成形素材として、直径0.18mmの
ステンレス鋼製金属線材を筒状に丸編みし、得られた丸
編みチューブを偏平に成形しかつヒダ付けしたヒダ付き
編成テープを用いた以外は実施形態2と同様である。前
記丸編みチューブは、フックとベラとを有する複数の針
を環状に配列した編成機を用い、編み始めの位置から環
状にループを形成し下段のループをくぐらせて順次上段
のループを形成しながら螺旋状に編み進める、という操
作を長さ方向に繰り返して製造した。次にこの丸編みチ
ューブを図2に示したヒダ付け具20の2本の回転治具
21,22の間に通し、丸編みチューブを袋帯状に偏平
に成形すると同時にヒダ付けを行い、ヒダ付き編成テー
プを得た。
【0039】得られたヒダ付き編成テープを用い、実施
形態2と同様に、テープ幅が押圧軸と平行になるように
圧縮型30に充填し押圧した。得られた圧縮成形物は外
径30mm、内径10mm、高さ12mmの円筒状の緻密な成
形物であり、外周面および内周面には高さ方向に圧縮さ
れた傾斜ヒダが認められた。その表面を詳細に観察して
も金属線材の端末や編成テープの巻き終わり端末は認め
られなかった。この圧縮成形物の内部組織は、金属線材
が緊密に絡み合った均一密度の連続多孔体を形成してい
た。またこの圧縮成形物は、3次元の全方位に弾性を有
し、優れた耐熱性と耐食性とを有していた。
【0040】(実施形態9)円筒状圧縮成形物−4 この実施形態9は、成形素材として、直径0.18mmの
ステンレス鋼製金属線材を平編みにして得られた平編み
テープにヒダ付けしたヒダ付き編成テープを用いた以外
は実施形態2と同様である。前記平編みテープは、図1
6に示す構成を有するものであり、先端にフックとベラ
とを有する複数の針をテープ幅方向に平行配列した針床
を有する平編み編成機を用い、キャリッジの往運動によ
って編み始めの位置sから横方向に金属線材1でループ
5を形成し、テープ幅Wに達したらキャリッジの復運動
によって下段のループをくぐらせて上段のループを形成
するという横編み往復操作を繰り返して製造した。次に
この平編みテープ6を図2に示したヒダ付け具20の2
本の回転治具21,22の間に通してヒダを付け、ヒダ
付き編成テープを得た。
【0041】得られたヒダ付き編成テープを用い、実施
形態2と同様に、テープ幅が押圧軸と平行になるように
圧縮型30に充填し押圧した。得られた圧縮成形物は外
径30mm、内径10mm、高さ12mmの円筒状の緻密な成
形物であり、外周面および内周面には高さ方向に圧縮さ
れた傾斜ヒダが認められた。その表面を詳細に観察した
ところ、金属線材の端末や編成テープの巻き終わり端末
はほとんど認められなかった。この圧縮成形物の内部組
織は、金属線材が緊密に絡み合った均一密度の連続多孔
体を形成していた。またこの圧縮成形物は、3次元の全
方位に弾性を有し、優れた耐熱性と耐食性とを有してい
た。
【0042】以上、本発明の実施形態として各種の圧縮
成形物、その製造方法などについて説明したが、要は
本の金属線材を編んで得られた編成テープに傾斜したヒ
ダを形成し、これを巻き回して予備成形物とし、これを
テープの幅方向を押圧軸として圧縮して成形されたもの
が全て本発明に含まれるので、形状、サイズ、密度など
は目的に応じて適宜選択することができる。用いる金属
線材も、目的に応じて材質や直径などを適宜選定するこ
とができ、異形断面線やエナメル被覆線などの加工金属
線材であってもよい。本発明の圧縮成形物に活性成分を
担持させた触媒、電熱線を用いて形成した電熱部材、本
発明の圧縮成形物に合成樹脂や金属を含浸または埋設し
た複合部材、本発明の圧縮成形物の少なくとも一部表面
に合成樹脂層または金属層などを被覆した被覆部材も、
また本発明に含まれるものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧縮成形
物の製造方法にあっては、一本の金属線材を編んで得ら
れた編成テープに傾斜したヒダを形成し、これを巻き回
して予備成形物とし、これをテープの幅方向を押圧軸と
して圧縮して成形するものであるので、得られた圧縮成
形物は、ほぐれや形崩れを起こしがたく、成形物の表面
が滑らかで切端がないので、周囲のものに損傷を与える
ことがない。また、弾性と振動エネルギー吸収性と流体
透過性とを有し、耐熱性、耐食性、耐久性に優れ、工業
用部材として様々な分野で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧縮成形物を製造する圧縮型の一例
を示す断面図。
【図2】 ヒダ付き編成テープの形成過程を示す斜視
図。
【図3】 本発明の圧縮成形物を製造する圧縮型の一例
を示す断面図。
【図4】 本発明の圧縮成形物の一例を示す斜視図。
【図5】 本発明の圧縮成形物の一製造過程を示す斜視
図。
【図6】 本発明の圧縮成形物を製造する圧縮型の一例
を示す断面図。
【図7】 本発明の圧縮成形物の一例を示す斜視図。
【図8】 本発明の圧縮成形物を製造する圧縮型の一例
を示す斜視図。
【図9】 本発明の圧縮成形物の一製造過程を示す平面
図。
【図10】 本発明の圧縮成形物の一例を示す斜視図。
【図11】 本発明の圧縮成形物の一例を示す斜視図。
【図12】 本発明の圧縮成形物を製造する圧縮型の一
例を示す斜視図。
【図13】 本発明の圧縮成形物の一製造過程を示す平
面図。
【図14】 本発明の圧縮成形物の一例を示す斜視図。
【図15】 本発明の圧縮成形物を製造するための編成
テープの一例を示す編成図。
【図16】 本発明の圧縮成形物を製造するための編成
テープの一例を示す編成図。
【符号の説明】
1:編成テープ 1e:外側端末部 2:金属線材 3:ニードルループ 4:シンカループ 5:ループ 10:圧縮型 11:外型 12,13:中型 14:テーパ 15:予備成形物 16:予備成形物 17:圧縮成形物 20:ヒダ付け具 21,22:回転治具 23:ヒダ 24:ヒダ付き編成テープ 24a,24b:端末部 25:予備成形物 26:圧縮成形物 27:圧縮成形物 27a,27b:貫通孔 28:圧縮成形物 28b:貫通孔 30:圧縮型 31:外型 31a:テーパ 31b:孔 32:中型 32a:心棒 32b:台座 33:押圧型 33a:蓋 40:圧縮型 41:外型 41a:テーパ 41b:孔 42:中型 42a:心棒 42b:台座 42c:溝 43:押圧型 43a:蓋 43b:溝 45:予備成形物 50:圧縮型 51:外型 52:中型 52a:心棒 52b:台座 52c:ピ
ン 53:押圧型 53a,53b:貫通孔 54:予備成形物 60:圧縮型 61:外型 61a:底部 62:中型 62a:溝 63:ヒダ付き編成テープ 64:圧縮成形物 64a:フィン W:テープ幅 L:テープ長 P:押圧軸 θ:傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勅使川原 秀雄 栃木県安蘇郡田沼町大字栃本2224 東亜 鉄網株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−81236(JP,A) 特開 昭61−78525(JP,A) 特開 昭57−137039(JP,A) 特開 昭52−145614(JP,A) 特開 昭59−92139(JP,A) 特開 昭59−225836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21F 27/12 B21F 27/18 B21F 45/00 B21F 47/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本の金属線材を扁平に袋編して、編成テ
    ープとし、この編成テープに幅方向に傾斜したヒダを形
    成した後、この編成テープを長さ方向に巻き回して予備
    成形物とし、この予備成形物を編成テープの幅方向を押
    圧軸として圧縮して成形することを特徴とする圧縮成形
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】1本の金属線材を筒状に丸編したのち、こ
    れを扁平に成形して編成テープとし、この編成テープに
    幅方向に傾斜したヒダを形成した後、この編成テープを
    長さ方向に巻き回して予備成形物とし、この予備成形物
    を編成テープの幅方向を押圧軸として圧縮して成形する
    ことを特徴とする圧縮成形物の製造方法。
  3. 【請求項3】柱状部を有する圧縮型を用い、これの柱状
    部に編成テープを巻き付けて予備成形物とすることを特
    徴とする請求項1または2に記載の圧縮成形物の製造方
    法。
  4. 【請求項4】編成テープを圧縮型に充填するに際して、
    編成テープの端末部を予備成形物の外周に沿って少なく
    とも1周させることを特徴とする請求項3に記載の圧縮
    成形物の製造方法。
  5. 【請求項5】編成テープを圧縮型に充填するに際して、
    編成テープの端末部を折り返して予備成形物の内部また
    は内側に挿入することを特徴とする請求項3に記載の圧
    縮成形物の製造方法。
  6. 【請求項6】押圧軸に沿って互いに対向する面の少なく
    とも一方に凹部または凸部が形成された圧縮型を用いる
    ことを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の
    圧縮成形物の製造方法。
  7. 【請求項7】押圧軸に沿って互いに対向する面が環状を
    なし、かつ双方の前記対向面に環状の溝が形成された圧
    縮型を用いることを特徴とする請求項3ないし5にいず
    れかに記載の圧縮成形物の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の製造
    方法で製造され、編成テープのループが互いに三次元的
    絡み合った構造を有し、多孔性であることを特徴とする
    圧縮成形物。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の圧縮成形物に活性成分を
    担持したことを特徴とする触媒。
  10. 【請求項10】請求項8に記載の圧縮成形物をなす金属
    線材に電熱線を用いたことを特徴とする電熱部材。
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