JP3480544B2 - 波長多重通信システムおよび方法 - Google Patents

波長多重通信システムおよび方法

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JP3480544B2 JP14626996A JP14626996A JP3480544B2 JP 3480544 B2 JP3480544 B2 JP 3480544B2 JP 14626996 A JP14626996 A JP 14626996A JP 14626996 A JP14626996 A JP 14626996A JP 3480544 B2 JP3480544 B2 JP 3480544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各ノードが複数の
波長を用いて通信を行う波長多重通信システムおよび方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の波長多重通信方式の一
例を示す(D. J. G. Mestdagh,"Fundamentals of Multi
access Optical Fiber Networks", Artech House, p.27
4,1995) 。図において、ノード1−1〜1−8は、8入
力8出力の光スターカプラ10を介して接続される。各
ノードには、それぞれ所定の2波長の光信号を送信する
光送信器Tと、光スターカプラ10で波長多重された16
波長の光信号からそれぞれ所定の2波長の光信号を選択
して受信する光受信器Rが備えられる。例えば、ノード
1−1の光送信器Tおよび光受信器Rは、波長λ1,λ
2の光信号を送信し、波長λ1〜λ16の波長多重光信号
から波長λ9,λ13の光信号を選択して受信する。この
ように、各ノードでは、波長多重光信号から特定の2波
長の光信号のみを選択するために、それぞれ異なる波長
に設定した高性能で複雑な構成の光受信器12が必要で
あった。
【0003】各ノード間の通信は、送信波長と受信波長
の組み合わせにより実現する。例えば、ノード1−1の
送信信号(λ1,λ2)はノード1−5またはノード1
−6で受信可能であり、ノード1−1の受信信号(λ
9,λ13)はノード1−5またはノード1−7から送信
されたものとなる。ノード1−1は、その他のノードと
の通信を直接行うことはできない。
【0004】ここで、一例としてノード1−1からノー
ド1−3への通信について説明する。ノード1−1は、
ノード1−3が受信可能な波長λ11,λ15の光信号を直
接送信できない。そこで、他のノードを迂回する方法を
とる。ここでは、ノード1−1の送信波長を受信でき、
ノード1−3の受信波長で送信できるノード1−6を迂
回する。ノード1−1は、ノード1−6が受信可能な波
長λ2の光信号を送信する。ノード1−6は、受信した
波長λ2の光信号がノード1−3宛であることを認識
し、その光信号を波長λ11の光信号に変換して転送す
る。この通信方式は一般に「マルチホップ方式」として
知られている。なお、マルチホップ方式は、経由するノ
ードが必ずしも1つとは限らず、複数のノードを経由す
る場合もある。
【0005】このようなスター状の通信網を用いた通信
形態は、図15に示すようなバス状の通信網を用いた波
長多重通信システム、図16に示すようなツリー状の通
信網を用いた波長多重通信システムにおいても同様であ
る。図15および図16に示す符号と図14に示す符号
は対応する。ただし、バス状網21およびツリー状網2
2は、8入力8出力の光スターカプラ10に対応する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の波長多重通信方
式は、すべてのノードからの光信号が波長多重され、そ
の後、各ノードに分配された波長多重光信号の中から、
特定の波長の光信号のみを受信する光受信器を用いてノ
ード間相互の通信を行う構成になっていた。したがっ
て、ノードが増えて使用される波長数が増加すると、各
ノードの光受信器12の波長選択性能はより高性能なも
のが要求される。
【0007】本発明は、波長数が増えても高性能な光受
信器を用いないで対応できる波長多重通信システムおよ
び方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のノード
とセンタノードとを備え、各ノード間で所定の波長を用
いて通信を行う波長多重通信システムにおいて、光受信
器は、2以上の波長の光信号を分波する光分波手段を含
む。センタノードは、複数の入力ポートおよび出力ポー
トを有し、波長多重された光信号が入力される入力ポー
トの位置に応じて各出力ポートに分波される波長が決ま
るアレイ導波路回折格子型光分波器を含み、波長多重手
段で波長多重された光信号をアレイ導波路回折格子型光
分波器の隣接しない複数の入力ポートに入力し、ノード
に対応する各出力ポートに回折次数が同じでかつ波長多
重された光信号のうち隣接しない複数の波長でかつ出力
ポートごとに異なる波長の光信号を分波し、それぞれ対
応するノードへ出力する構成である。なお、アレイ導波
路回折格子型光分波器の各出力ポートに分波される複数
の波長は、前記波長多重手段で波長多重された光信号を
隣接する波長からなる複数の波長グループに分けたとき
に、各波長グループからそれぞれ1波長ずつ選択された
波長である。
【0009】光受信器の光分波手段は、複数のノードに
共通の前記波長グループ単位で分波する広帯域分波特性
を有し、入力する複数の波長の光信号を分波する
【0010】
【0011】また、本発明は、複数のノードから送信さ
れた光信号を波長多重して各ノードへ出力し、各ノード
で所定の波長を受信してノード間の通信を行う波長多重
通信方法において、複数の入力ポートおよび出力ポート
を有し、波長多重された光信号が入力される入力ポート
の位置に応じて各出力ポートに分波される波長が決まる
アレイ導波路回折格子型光分波器を用い、前記波長多重
された光信号を前記アレイ導波路回折格子型光分波器の
隣接しない複数の入力ポートに入力し、前記ノードに対
応する各出力ポートに回折次数が同じでかつ波長多重さ
れた光信号のうち隣接しない複数の波長でかつ出力ポー
トごとに異なる波長の光信号を分波し、それぞれ対応す
るノードへ出力し、受信ノードでは2以上の波長の光信
号を分波する。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1は、本発明の波長多重通信シス
テムの第1の実施形態を示す。ここでは、ノード数8、
各ノードが送受信する波長数2とする。また、各ノード
は送受信波長があらかじめ決められているものとする。
【0013】図において、センタノード30は、8入力
2出力の光スターカプラ31と16入力16出力のアレイ導
波路回折格子型光分波器(以下、AWG(Arrayed Waveg
uideGrating) という) 32から構成される。各ノード
の光送信器11−1〜11−8と光スターカプラ31が
接続され、光スターカプラ31の2出力とAWG32の
入力ポート♯5,♯13が接続され、AWG32の出力ポ
ート♯1〜♯8と各ノードの光受信器13−1〜13−
8が接続される。なお、光送信器11−iと光受信器1
3−iはノード1−i(iは1〜8)のものである。光
受信器13は、光分波手段として、入力した光信号を2
分岐する光カプラ14と、2分岐された光信号からそれ
ぞれ所定の波長の光信号を分離する光フィルタ15a,
15bから構成される。
【0014】図2は、AWGの構成例を示す(高橋浩
他、「アレイ導波路回折格子を用いた光合分波器」、光
スイッチング時限研究会資料、電子情報通信学会、41〜
46頁)。図において、AWGは、入力導波路群41,入
力側スラブ導波路42,アレイ導波路43,出力側スラ
ブ導波路44,出力導波路群45を順次接続した構成で
ある。
【0015】所定の入力ポートから入力導波路群41に
入射された光は、入力側スラブ導波路42で回折により
広がり、その回折面と垂直に配置されたアレイ導波路4
3に導かれる。アレイ導波路43は、各導波路が導波路
長差ΔLで順次長くなっているので、各導波路を伝搬し
て出力側スラブ導波路44に到達した光には導波路長差
ΔLに対応する位相差が生じている。この位相差は波長
により異なるので、出力側スラブ導波路44のレンズ効
果で出力導波路群45の入力端に集光する際に、波長ご
とに異なる位置に集光する。したがって、各出力ポート
には異なる波長の光が取り出され、光分波器として機能
することになる。
【0016】図3(a),(b) は、AWGが有する2つの入
出力特性を示す。(a) は、3入力3出力のAWGにおい
て、3波長λ1,λ2,λ3を入力ポート51に入力す
ると、出力ポート56に波長λ1、出力ポート57に波
長λ2、出力ポート55に波長λ3が分波されることを
示す。また、入力ポートの位置を1つずらすと、波長と
出力ポートの対応関係が1チャネルずつ周期的にずれる
ことを示す。
【0017】(b) は、波長λ(m) の光を所定の入力ポー
トに入力し、所定の出力ポートから出力される場合に、
次の回折次数を有する波長λ(m+1) 、その次の回折次数
を有する波長λ(m+2) 、同様に他の回折次数の波長の光
も出力されることを示す。図4は、第1の実施形態の各
部の波長配置例を示す。図において、横軸は波長λ1〜
λ16を示し、波長間隔は等間隔とした。矢印はその位置
に対応する波長の光信号が存在することを示す。光送信
器11−1〜11−8にそれぞれ割り当てられる2波長
は任意である。
【0018】各光送信器から送信された光信号は、セン
タノード30の光スターカプラ31で波長多重される。
波長多重された光信号は、AWG32の入力ポート♯
5,♯13に入力される。AWG32の出力ポート♯1〜
♯8には、入力ポート♯5から入力された波長λ1〜λ
16の光信号のうち、波長λ13〜λ16,λ1〜λ4の光信
号が出力され、入力ポート♯13から入力された波長λ1
〜λ16の光信号のうち、波長λ5〜λ12の光信号が出力
される。これらの光信号はともに1次回折光である。
【0019】AWG32の出力ポート♯1に分波された
波長λ5,λ13の光信号は、光受信器13−1に接続さ
れる。以下同様に、出力ポート♯8に分波された波長λ
4,λ12の光信号は、光受信器13−8に接続される。
ここで、波長λ1〜λ8をグループAとし、波長λ9〜
λ16をグループBとすると、各光受信器13−1〜13
−8は、各グループからそれぞれ1波ずつ分波すればよ
いことがわかる。すなわち、各光受信器は、グループA
の波長を通過させる波長特性を有する光フィルタ15a
と、グループBの波長を通過させる波長特性を有する光
フィルタ15bを共通に備えればよいことがわかる。こ
れにより、光受信器13−1の光フィルタ15a−1で
波長λ5の光信号を分波でき、光フィルタ15b−1で
波長λ13の光信号を分波できる。
【0020】以上の構成により実現されるノード間相互
の通信波長を図5に示す。ノード1−1〜1−4とノー
ド1−5〜1−8は、波長λ1,λ2,λ3,λ4,λ
9,λ10,λ11,λ12を用いて直接に送受信できるが、
ノード1−1〜1−4の間ではそれができないので、上
記のマルチホップ方式をとる。例えば、ノード1−1
は、ノード1−6が受信可能な波長λ2の光信号を送信
する。ノード1−6は、受信した波長λ2の光信号がノ
ード1−3宛であることを認識し、その光信号を波長λ
7の光信号に変換して転送する。これにより、ノード1
−1からノード1−3への通信が実現する。
【0021】(第2の実施形態)図6は、本発明の波長
多重通信システムの第2の実施形態を示す。図7は、第
2の実施形態の各部の波長配置例を示す。本実施形態の
構成および図の表示方式は第1の実施形態(図1,図
4)と同様である。本実施形態の特徴は、センタノード
30のAWG32の入力ポートを♯5,♯14とし、出力
ポートを♯1,♯3,♯5,♯7,♯9,♯11,♯13,
♯15とするところにある。出力ポート♯1,♯3,♯
5,♯7,♯9,♯11,♯13,♯15には、入力ポート♯
5から入力された波長λ1〜λ16の光信号のうち、波長
λ13,λ15,λ1,λ3,λ5,λ7,λ9,λ11の光
信号が出力され、入力ポート♯14から入力された波長λ
1〜λ16の光信号のうち、波長λ6,λ8,λ10,λ1
2,λ14,λ16,λ2,λ4の光信号が出力される。こ
れらの光信号はともに1次回折光である。
【0022】AWG32の出力ポート♯1に分波された
波長λ6,λ13の光信号は、光受信器13−1に接続さ
れる。以下同様に、出力ポート♯15に分波された波長λ
4,λ11の光信号は、光受信器13−8に接続される。
ここで、波長λ1〜λ8をグループAとし、波長λ9〜
λ16をグループBとすると、各光受信器13−1〜13
−8に要求される分波特性は、第1の実施形態と同様に
共通にすることができる。
【0023】(第3の実施形態)図8は、本発明の波長
多重通信システムの第3の実施形態を示す。図9は、第
3の実施形態の各部の波長配置例を示す。本実施形態の
構成および図の表示方式は第1の実施形態(図1,図
4)と同様である。本実施形態の特徴は、センタノード
30のAWG32の入力ポートを♯3,♯5とし、出力
ポートを♯3,♯4,♯7,♯8,♯11,♯12,♯15,
♯16とするところにある。出力ポート♯3,♯4,♯
7,♯8,♯11,♯12,♯15,♯16には、入力ポート♯
3から入力された波長λ1〜λ16の光信号のうち、波長
λ13,λ14,λ1,λ2,λ5,λ6,λ9,λ10の光
信号が出力され、入力ポート♯5から入力された波長λ
1〜λ16の光信号のうち、波長λ15,λ16,λ3,λ
4,λ7,λ8,λ11,λ12の光信号が出力される。こ
れらの光信号はともに1次回折光である。
【0024】AWG32の出力ポート♯3に分波された
波長λ13,λ15の光信号は、光受信器13−1に接続さ
れる。以下同様に、出力ポート♯16に分波された波長λ
10,λ12の光信号は、光受信器13−8に接続される。
ここで、波長λ11〜λ14をグループAとし、波長λ1,
λ2,λ15,λ16をグループBとし、波長λ3〜λ6を
グループCとし、波長λ7〜λ10をグループDとする
と、各光受信器13−1〜13−8は、各グループから
それぞれ1波ずつ分波すればよいことがわかる。すなわ
ち、光受信器13−1,13−2は、グループAの波長
を通過させる波長特性を有する光フィルタ15aと、グ
ループBの波長を通過させる波長特性を有する光フィル
タ15bを共通に備えればよいことがわかる。これによ
り、光受信器13−1の光フィルタ15a−1で波長λ
13の光信号を分波でき、光フィルタ15b−1で波長λ
15の光信号を分波できる。以下同様に、光受信器13−
7,13−8は、グループDの波長を通過させる波長特
性を有する光フィルタ15dと、グループAの波長を通
過させる波長特性を有する光フィルタ15aを共通に備
えればよいことがわかる。
【0025】第1の実施形態および第2実施例では、グ
ループA,Bの波長を分波できる広帯域の光フィルタを
2種類用意すればよい。すなわち、各光受信器で2種類
の光フィルタを共通に使用できる利点がある。一方、第
3の実施形態では、グループA〜Dの波長を分波できる
広帯域の光フィルタを4種類用意する必要がある。すな
わち、第1の実施形態および第2に実施形態に比べれ
ば、光フィルタの帯域も半分になり必要とする種類も2
倍になる。しかし、従来の1波ずつ分波していた構成に
比べて分波特性は大幅に緩和され、しかも複数のノード
(光受信器)で共通化することができる大きな利点があ
る。
【0026】(第4の実施形態) 図10は、本発明の波長多重通信システムの第4の実施
形態を示す。なお、本実施形態は参考例である。図11
は、第4の実施形態の各部の波長配置例を示す。本実施
形態の構成および図の表示方式は第1の実施形態(図
1,図4)と同様である。本実施形態の特徴は、センタ
ノード30が、8入力1出力の光スターカプラ33と8
入力8出力のAWG34から構成されるところにある。
すなわち、波長多重されている16波長の波長域に対して
AWG34の周期が狭い例であり、1次回折光の他に高
次の回折光を利用する構成になっている。
【0027】各ノードの光送信器11−1〜11−8と
光スターカプラ33が接続され、光スターカプラ33の
出力とAWG34の入力ポート♯5が接続され、AWG
34の出力ポート♯1〜♯8と各ノードの光受信器13
−1〜13−8が接続される。なお、光送信器11−i
と光受信器13−iはノード1−i(iは1〜8)のも
のである。センタノード30のAWG34の出力ポート
♯1〜♯8には、入力ポート♯5から入力された波長λ
1〜λ16の光信号のうち、波長λ5〜λ8,λ1〜λ4
の光信号が1次回折光として出力され、波長λ13〜λ1
6,λ9〜λ12の光信号が2次回折光として出力され
る。その他の構成および分波機能は第1の実施形態と同
様であり、同様の効果を得ることができる。
【0028】(第5の実施形態) 図12は、本発明の波長多重通信システムの第5の実施
形態を示す。ここでは、ノード数4、各ノードが送受信
する波長数3とする。また、各ノードは送受信波長があ
らかじめ決められているものとする。なお、本実施形態
は参考例である。図において、センタノード30は、4
入力1出力の光スターカプラ35と4入力4出力のAW
G36から構成される。各ノードの光送信器11−1〜
11−4と光スターカプラ35が接続され、光スターカ
プラ35の出力とAWG36の入力ポート♯2が接続さ
れ、AWG36の出力ポート♯1〜♯4と各ノードの光
受信器13−1〜13−4が接続される。なお、光送信
器11−iと光受信器13−iはノード1−i(iは1
〜4)のものである。光受信器13は、光分波手段とし
て、入力した光信号を3分岐する光カプラ16と、3分
岐された光信号からそれぞれ所定の波長の光信号を分離
する光フィルタ15a,15b,15cから構成され
る。
【0029】図13は、第5の実施形態の各部の波長配
置例を示す。本実施形態は、第4の実施形態と同様に、
波長多重されている12波長の波長域に対してAWG36
の周期が狭い例であり、1次回折光の他に高次の回折光
を利用する。センタノード30のAWG36の出力ポー
ト♯1〜♯4には、入力ポート♯2から入力された波長
λ1〜λ12の光信号のうち、波長λ4,λ1〜λ3の光
信号が1次回折光として出力され、波長λ8,λ5〜λ
7の光信号が2次回折光として出力され、波長λ12,λ
9〜λ11の光信号が3次回折光として出力される。その
他の構成および分波機能は第4の実施形態と同様であ
り、同様の効果を得ることができる。
【0030】なお、本実施形態では、波長λ1〜λ4を
グループAとし、波長λ5〜λ8をグループBとし、波
長λ9〜λ12をグループCとすると、各光受信器13−
1〜13−4 は、各グループからそれぞれ1波ずつ分波
すればよいことがわかる。すなわち、各光受信器は、グ
ループAの波長を通過させる波長特性を有する光フィル
タ15aと、グループBの波長を通過させる波長特性を
有する光フィルタ15bと、グループCの波長を通過さ
せる波長特性を有する光フィルタ15cとを共通に備え
ればよいことがわかる。これにより、光受信器13−1
の光フィルタ15a−1で波長λ4の光信号を分波で
き、光フィルタ15b−1で波長λ8の光信号を分波で
き、光フィルタ15c−1で波長λ12の光信号を分波で
きる。
【0031】(他の実施形態)以上示した実施形態で
は、センタノード30の光分波手段としてAWGを用い
た構成を示したが、例えばファイバグレーティング、グ
レーティング、干渉膜フィルタ等や、その組み合わせか
ら構成される波長分波機能を有する他の構成のものでも
よい。また、センタノード30の波長多重手段として光
スターカプラを用いた構成を示したが、同様の機能を有
する他の構成のものでもよい。
【0032】また、以上示した実施形態では、スター状
の通信網を用いて説明したが、バス状の通信網およびツ
リー状の通信網でも同様に本発明の適用が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、センタ
ノードであらかじめ定められた波長設定の波長に分波す
ることにより、各ノードに備えられる光受信器の光分波
手段の構成を簡単にすることができる。また、複数のノ
ードで共通する分波特性を有する光分波手段を用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波長多重通信システムの第1の実施形
態を示すブロック図。
【図2】AWGの構成例を示す図。
【図3】AWGが有する2つの入出力特性を示す図。
【図4】第1の実施形態の各部の波長配置例を示す図。
【図5】第1の実施形態におけるノード間相互の通信波
長を示す図。
【図6】本発明の波長多重通信システムの第2の実施形
態を示すブロック図。
【図7】第2の実施形態の各部の波長配置例を示す図。
【図8】本発明の波長多重通信システムの第3の実施形
態を示すブロック図。
【図9】第3の実施形態の各部の波長配置例を示す図。
【図10】本発明の波長多重通信システムの第4の実施
形態を示すブロック図。
【図11】第4の実施形態の各部の波長配置例を示す
図。
【図12】本発明の波長多重通信システムの第5の実施
形態を示すブロック図。
【図13】第5の実施形態の各部の波長配置例を示す
図。
【図14】従来の波長多重通信方式の一例を示す図。
【図15】バス状の通信網を用いた波長多重通信システ
ムの構成例を示す図。
【図16】ツリー状の通信網を用いた波長多重通信シス
テムの構成例を示す図。
【符号の説明】
1 ノード 10 8入力8出力の光スターカプラ 11 光送信器 13 光受信器 14,16 光カプラ 15 光フィルタ 21 バス状網 22 ツリー状網 30 センタノード 31 8入力2出力の光スターカプラ 32 16入力16出力のアレイ導波路回折格子型光分波器
(AWG) 33 8入力1出力の光スターカプラ 34 8入力8出力のアレイ導波路回折格子型光分波器
(AWG) 35 4入力1出力の光スターカプラ 36 4入力4出力のアレイ導波路回折格子型光分波器
(AWG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一または複数の波長の光信号を送信す
    る光送信器と、単一または複数の所定の波長の光信号の
    みを受信する光受信器とを含む複数のノードと、 前記各ノードの光送信器から送信された光信号を波長多
    重して前記各ノードへ出力する波長多重手段を含むセン
    タノードと を備え、前記各ノード間で所定の波長を用いて通信を行
    う波長多重通信システムにおいて、 前記光受信器は、2以上の波長の光信号を分波する光分
    波手段を含み、 前記センタノードは、複数の入力ポートおよび出力ポー
    トを有し、波長多重された光信号が入力される入力ポー
    トの位置に応じて各出力ポートに分波される波長が決ま
    るアレイ導波路回折格子型光分波器を含み、前記波長多
    重手段で波長多重された光信号を前記アレイ導波路回折
    格子型光分波器の隣接しない複数の入力ポートに入力
    し、前記ノードに対応する各出力ポートに回折次数が同
    じでかつ波長多重された光信号のうち隣接しない複数の
    波長でかつ出力ポートごとに異なる波長の光信号を分波
    し、それぞれ対応するノードへ出力する構成であること
    を特徴とする波長多重通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の波長多重通信システム
    において、前記アレイ導波路回折格子型光分波器の各出力ポートに
    分波される複数の波長は、前記波長多重手段で波長多重
    された光信号を隣接する波長からなる複数の波長グルー
    プに分けたときに、各波長グループからそれぞれ1波長
    ずつ選択された波長である ことを特徴とする波長多重通
    信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の波長多重通信システム
    において、前記光受信器の光分波手段は、前記複数のノードに共通
    の前記波長グループ単位で分波する広帯域分波特性を有
    し、入力する複数の波長の光信号を分波する ことを特徴
    とする波長多重通信システム。
  4. 【請求項4】 複数のノードから送信された光信号を波
    長多重して各ノードへ出力し、各ノードで所定の波長を
    受信してノード間の通信を行う波長多重通信方法におい
    て、複数の入力ポートおよび出力ポートを有し、波長多重さ
    れた光信号が入力される入力ポートの位置に応じて各出
    力ポートに分波される波長が決まるアレイ導波路回折格
    子型光分波器を用い、 前記波長多重された光信号を前記
    アレイ導波路回折格子型光分波器の隣接しない複数の入
    力ポートに入力し、前記ノードに対応する各出力ポート
    に回折次数が同じでかつ波長多重された光信号のうち隣
    接しない複数の波長でかつ出力ポートごとに異なる波長
    の光信号を分波し、それぞれ対応するノードへ出力し、
    受信ノードでは2以上の波長の光信号を分波することを
    特徴とする波長多重通信方法。
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