JP3480170B2 - 感熱記録装置用ランプ反射板の製作方法 - Google Patents

感熱記録装置用ランプ反射板の製作方法

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JP3480170B2
JP3480170B2 JP02830596A JP2830596A JP3480170B2 JP 3480170 B2 JP3480170 B2 JP 3480170B2 JP 02830596 A JP02830596 A JP 02830596A JP 2830596 A JP2830596 A JP 2830596A JP 3480170 B2 JP3480170 B2 JP 3480170B2
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早実 杉山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランプ光の利用
効率を向上させた形状の感熱記録装置用ランプ反射板お
よびその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16にサーマルヘッドによりイエロ
ー、マゼンタ、シアンを順次発色させてフルカラーを得
る感熱紙の構成を示す。フルカラー感熱紙123の最上
層に耐熱保護層101が設けられ、第2層であるイエロ
ー記録層102には、イエローに発色するイエロージア
ゾ染料109がマイクロカプセル106に封入されてい
る。マイクロカプセル106の周囲にはイエロージアゾ
染料109と反応してイエローに発色するカプラー11
0が存在する。
【0003】第3層であるマゼンタ記録層103には、
マゼンタに発色するマゼンタジアゾ染料111がマイク
ロカプセル107に封入されている。またマイクロカプ
セル107の周囲にはマゼンタジアゾ染料111と反応
してマゼンタに発色するカプラー112が存在する。
【0004】第4層であるシアン記録層104には、シ
アンに発色するシアンロイコ染料113がマイクロカプ
セル108に封入されている。またマイクロカプセル1
08の周囲にはシアンロイコ染料113と反応してシア
ンに発色するシアン顕色材114が存在する。そして、
シアン記録層104は支持体105により支持されてい
る。
【0005】図17はフルカラー感熱紙を発色させてフ
ルカラー画像を形成するプロセスを示した図である。ま
た、図18はこの原理を用いたプリンタの構造の一例を
示した図である。以下、図17および図18を参照して
プリント動作を説明する。まず、給紙カセット121か
ら繰り出しローラ122により取り出された感熱紙12
3は、ガイドプレート124と、ガイドローラ125を
経由して、用紙クランパ126にクランプされる。この
とき、用紙クランパ126はベルト127に取り付けら
れており、同ベルト127は図示していないパルスモー
タを駆動させることにより、回転運動される。
【0006】次に、用紙クランパ126に挟まれた感熱
紙123はベルト127の回転運動に従ってアイドルプ
ーリ128とテンションローラ129を経由する。そし
て、感熱紙123の先端がテンションローラ129を通
過した時点で、ピンチローラ130がテンションローラ
129に圧接され感熱紙123を挟み込む。
【0007】次いで、感熱紙123の先端がプラテンロ
ーラ131を通過直後にサーマルヘッド132が感熱紙
123に圧接され図17(a)に示すイエロー発色工程
が始まる。すなわち、サーマルヘッド132が発熱さ
れ、図16に示すイエロー記録層102内のイエロージ
アゾ染料109を内包するマイクロカプセル106の壁
面が熱により軟化され、イエローのカプラー110を透
過しやすくなる。その透過量はサーマルヘッド132に
より加えられるエネルギーに比例し、転写濃度とエネル
ギーの関係はほぼ図19に示す特性で表せる。
【0008】ここで、このイエロー発色工程ではマゼン
タ記録層103とシアン記録層104も同時に加熱され
るが、これらの記録層に含まれるマイクロカプセル10
7、108の軟化温度はマイクロカプセル106より高
いので、イエロー発色温度ではこれらの発色は起こらな
い。
【0009】次に感熱紙123先端がイエロー定着用の
ランプ133に到着すると、このランプ133が点灯し
図17(b)に示すイエロー定着工程が始まる。このラ
ンプ133は波長365nmにピークを持ち、未反応の
イエローの染料を光分解し定着させる。
【0010】ここで、図20にプリンタ内に於けるラン
プ133、134と感熱紙123との位置関係を示す。
この図に示すように、ランプ133から発した光は、感
熱紙123へ直接入射する場合と、反射板136で反射
してから感熱紙123へ入射する場合の2通りのケース
がある。
【0011】このようにして、イエローの定着が終了し
た後、感熱紙123は周回運動により再びガイドローラ
125、アイドルプーリー128、テンションローラ1
29を経てサーマルヘッド132へ至る。そして、サー
マルヘッド132が用紙に圧接されて、図17(c)に
示すマゼンタ発色工程が開始される。すなわち、サーマ
ルヘッドの発熱により、イエローの場合と同様にマゼン
タが発色する。
【0012】ここで、このマゼンタ発色工程ではシアン
記録層104も同時に加熱されるが、シアンのマイクロ
カプセル108の軟化温度はマゼンタのマイクロカプセ
ル107より高いので、この場合も図19に示す様にマ
ゼンタの発色エネルギーによりシアンが発色することは
ない。
【0013】そして、マゼンタ発色後、感熱紙123先
端はマゼンタ定着用のランプ134へ至り、図17
(d)に示すマゼンタ定着工程が開始される。このラン
プ134は波長420nmにピークを持ち、未反応のマ
ゼンタジアゾ染料111を光分解し定着させる。
【0014】さらに、マゼンタ定着後周回運動を経て、
図17(e)に示すシアン発色工程に入る。こうして、
このシアン発色によりフルカラープリントが完結し、感
熱紙123先端はクランパ126からはずされ、最終的
に排紙ローラ135により装置外に排出される。なお上
記プリント工程で定着、漂白などが不十分な場合、ラン
プ133、134による定着を追加させる場合もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、感熱式のフ
ルカラープリンタに通常用いられる図20に示した従来
のランプ反射板の構造は、利用効率が悪いため次の問題
を生じていた。 (1)一定量の定着を得るのに必要なランプ点灯時間が
長くなり、プリント時間が長くなる。 (2)プリント可能な枚数が少なくなり、結果的にラン
プ寿命が短いのと同じ意味になる。 (3)無効エネルギー消費が多く、電源の小型化ができ
にくい。
【0016】以上の理由によりランプエネルギーの利用
効率を向上させることは、特に重要と言える。しかし一
般に用いられる反射板構造は典型的な構造が図20に示
す通りで、これ以外の構造としても図21(a)〜
(d)しかなかった。しかし、これらは後述する実測デ
ータのように形状の最適化を図っても、利用効率を60
%以上に向上させることは困難であった。
【0017】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、ランプエネルギーを有効に使い、ランプの長
寿命化、プリント時間の短縮化、消費エネルギーの節約
を図ることができる感熱記録装置用ランプ反射板および
その製作方法を提供することを目的とする。
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明は、
長手方向左右対称に形成され、複数の反射面を有する感
熱記録装置用ランプ反射板の製作方法であって、前記反
射板は、片面が鏡面仕上げされ金属材料により形成され
た長方形板を作成し、前記長方形板に、その長手方向に
複数の切り欠きを設け、前記長方形板を前記切り欠きの
反対側に折り曲げることにより製作されることを特徴と
している。
【0020】また、請求項記載の発明は、請求項
載の感熱記録装置用ランプ反射板の製作方法において、
前記反射板の両端部をホルダにより固定することを特徴
としている。
【0021】また、請求項記載の発明は、請求項
載の感熱記録装置用ランプ反射板の製作方法において、
前記反射板の両端部および前記ホルダは、前記反射板の
折り曲げ部と前記ホルダとの間に空隙を設けるように両
面粘着テープまたは接着剤により固定されることを特徴
としている。
【0022】また、請求項記載の発明は、請求項
載の感熱記録装置用ランプ反射板の製作方法において、
前記反射板の両端部および前記ホルダは、前記反射板と
前記ホルダとの間にスペーサを挿入することにより前記
反射板の折り曲げ部と前記ホルダとの間に空隙を設け、
ネジ止めにより固定されることを特徴としている。
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1はこの発明の一実施
形態による感熱記録装置におけるランプ反射板の形状を
示す斜視図(a)、および断面図(b)である。この図
において、1は反射板であり、その長手方向に対する垂
直断面が左右対称に、かつその右側および左側が各々略
放物線形状に形成されている。
【0025】この反射板1において、21〜27は反射
部であり、長方形板状に形成され、順次連続して設けら
れている。なお、図1においては、これらの反射部21
〜27が左右各7枚に示されているが、これ以外の数で
もよい。また、2はホルダであり、反射板1の両端に固
定され、同反射板1を補強している。
【0026】このような形状の反射板1は、その長手方
向とランプ133の長手方向とが一致するように、か
つ、反射部21〜27がランプ133を左右対称に包囲
するように同ランプ133下部に設置される。そして、
ランプ133からの光を全て感熱紙123へ照射するこ
とができる。
【0027】ここで、この反射板1の理想的な条件は次
の通りである。 (1)高さHおよび幅Wができるだけ小さい。 (2)加工を簡単にするために、反射部の数ができるだ
け少ない。 (3)ランプから感熱紙への全ての光路が2回以下の反
射モードになり、3回反射モードは極力含まれない。 (4)材料はできるだけ鏡面で、全反射に近いものであ
る。
【0028】このような条件のうち、(1)〜(3)は
互いに矛盾し、共立できない。したがって、反射板1の
具体的な形状を一義的に決めることは不可能であり、感
熱記録装置の機構設計の都合で決定する。以下、図2を
参照して、最適な形状決定方法を詳述する。なお、ここ
では、反射板1の反射部が左右各7枚であり、かつ光の
反射回数が2回である場合について説明する。
【0029】まず、図3に示すように、各座標を設定す
る(ステップSP1)。すなわち、反射板1の長手方向
に対する垂直断面において、ランプ133の中心座標を
O(0,0)とする。そして、感熱紙123の方程式を
Y=hと設定する。また、各反射部21〜27の接続点
0〜P7の座標を設定する。なお、この図における反射
板1は左側のみが示されている。
【0030】次に、光がランプ133の中心Oから発す
るとして、その発光範囲を決める。ここで、この発光範
囲はY軸に対する角度として決定される(図3参照)。
そして、この発光範囲を等角度に分割し、各分割線をラ
ンプ133からの光(以下、ランプ光と称する)とする
(ステップSP2)。
【0031】さらに、これらのランプ光を示す直線の方
程式を求める(ステップSP3)。いま、ランプ光とY
軸とがなす角度をθとすると、この光を示す直線L1
方程式は、 Y=a1X+b1 …(1) となる。ただし、 a1=tan(π/2−θ) …(2) b1=0 …(3) である。
【0032】次いで、ステップSP1において設定した
接続点P0〜P7の座標から、各反射部21〜27を示す
方程式を求める(ステップSP4)。例えば、反射部2
1の場合、その両端における接続点P1、P0の座標が各
々(X1,Y1)、(X0,Y0)であるとすると、この反射部
21は直線M1として表され、その方程式は、 Y=m1X+n1 …(4) である。ただし、m1,n1は次の通りである。 m1=(Y1−Y0)/(X1−X0) n1=(X1・Y0−X0・Y1)/(X1−X0
【0033】続いて、ステップSP3で求めたランプ光
を示す方程式と、ステップSP4で求めた各反射部21
〜27を示す方程式とから、ランプ光が反射板1へ入射
する点を求める(ステップSP5)。すなわち、まず、
ランプ光を示す直線L1と反射部21を示す直線M1との
交点T1の座標を求める。ここで、その座標を(XT1,Y
T1)とすると、式(1),(4)より、 XT1=(b1−n1)/(m1−a1) YT1=(b1・m1−a1・n1)/(m1−a1) となる。
【0034】次に、ランプ133の中心Oと交点T1
の距離を求める。ここで、この距離をD1とすると、 D1=√{(XT1−0)2+(YT1−0)2} である。
【0035】同様にして、直線L1と各反射部22〜2
7との交点を求め、それらの交点と中心Oとの距離D2
〜D7を求める。そして、これらの距離D1〜D7の中か
ら最小のものを選択し、その距離を求めた交点をランプ
光の入射点とする。
【0036】いまの場合、図4に示すように、角度θで
発したランプ光の入射点は、直線L1と、反射部2iを
示す直線Miとの交点Ti(XTi,YTi)と求められたとす
る。ここで、i=1,2,3,・・・,または7であ
る。この場合、反射部2iの両端における接続点Pi
i-1の座標が各々(Xi,Yi)、(Xi-1,Yi-1)で表さ
れるとすると、直線Miの方程式は、 Y=miX+ni …(5) と表され、mi,niは次の通りである。 mi=(Yi−Yi-1)/(Xi−Xi-1) …(6) ni=(Xi・Yi-1−Xi-1・Yi)/(Xi−Xi-1) …(7) したがって、交点Tiの座標は、式(1),(5)よ
り、 XTi=(b1−ni)/(mi−a1) …(8) YTi=(b1・mi−a1・ni)/(mi−a1) …(9) である。
【0037】次に、ランプ光はこの入射点(交点Ti
において反射する。以下、この反射された光を第1反射
光と称する。この第1反射光を直線L2として、その方
程式を Y=a2X+b2 …(10) と表す。そして、この式における傾きa2、および切片b2
を以下の手順により求める。
【0038】まず、反射部2iに対するランプ光の入射
角度をα1、直線Miの傾きをβ1とする(図4参照)。
ここで、 β1=tan-1{(Yi−Yi-1)/(Xi−Xi-1)} =tan-1(mi) …(11) (式(6)より) α1=π/2−θ−β1 =tan-1(a1)−tan-1(mi) (式(2), (11)より) =tan-1{|(mi−a1)/(1+mi・a1)|} …(12) である。
【0039】次に、第1反射光の反射角度がランプ光の
入射角度α1と同じであることから、図4より、傾きa2
は、 a2=−tan(α1−β1) …(13) となる。また、直線L2が交点Ti(XTi,YTi)を通るこ
とから、切片b2は、 b2=YTi+XTi・tan(α1−β1) …(14) と求められる(ステップSP6)。
【0040】続いて、第1反射光が反射板1へ入射する
点を求める(ステップSP7)。この場合、入射点は前
述したステップSP5と同様の手順により求めることが
できる。すなわち、式(10)により表された直線L2
と各反射部21〜27との交点を求め、それらの交点と
交点Tiとの距離をそれぞれ求める。そして、それらの
距離の中から最小のものを選択し、その距離を求めた交
点を第1反射光の入射点とする。
【0041】いまの場合、図4に示すように、第1反射
光の入射点は、直線L2と反射部2jを示す直線Mjとの
交点Tj(XTj,YTj)と求められたとする。ここで、j
=1,2,3,・・・,または7である。この場合、反
射部2jの両端における接続点Pj、Pj-1の座標が各々
(Xj,Yj)、(Xj-1,Yj-1)で表されるとすると、直線
jの方程式は、 Y=mjX+nj …(15) と表され、mj,njは次の通りである。 mj=(Yj−Yj-1)/(Xj−Xj-1) …(16) nj=(Xj・Yj-1−Xj-1・Yj)/(Xj−Xj-1) …(17) したがって、交点Tjの座標は、式(10),(15)
より、 XTj=(b2−nj)/(mj−a2) …(18) YTj=(b2・mj−a2・nj)/(mj−a2) …(19) である。
【0042】次に、第1反射光はこの入射点(交点
j)において反射し、感熱紙123へ向かう光(以
下、第2反射光と称する)となる。この第2反射光を直
線L3として、その方程式を Y=a3X+b3 …(20) と表す。そして、この式における傾きa3、および切片b3
を前述したステップSP6と同様の手順によって求め
る。
【0043】すなわち、まず、反射部2jに対する第1
反射光の入射角度をα2、直線Mjの傾きをβ2として、
その値を求める。 α2=tan-1{|(mj−a2)/(1+mj・a2)|} …(21) β2=tan-1(mj) …(22)
【0044】次に、第2反射光の反射角度が第1反射光
の入射角度α2と同じであることから、傾きa3は、 a3=−tan(α2−β2) …(23) となる。また、直線L3が交点Tj(XTj,YTj)を通るこ
とから、切片b3は、 b3=YTj+XTj・tan(α2−β2) …(24) と求められる(ステップSP8)。
【0045】最後に、第2反射光は感熱紙123へ到達
する。その到達点をTfとして、そのX座標XTfを求める
(ステップSP9)。この到達点Tfは、第2反射光を
示す直線L3と感熱紙123を示す直線Y=hとの交点
である。したがって、そのX座標XTfは、 XTf=(h−b3)/a3 …(25) となる。
【0046】ここで、式(25)におけるa3およびb
3は、式(2)〜(24)から、角度θ,点Piの座標
(Xi,Yi),点Pi-1の座標(Xi-1,Yi-1),点Pjの座
標(Xj,Yj),および点Pj-1の座標(Xj-1,Yj-1)に
より各々表される。
【0047】このような方法により、ステップSP2に
おいて設けた全てのランプ光について、最終的に感熱紙
123へ至る到達点のX座標を各々求める。
【0048】続いて、これらのX座標を検討する(ステ
ップSP10)。まず、感熱紙123上において、光が
照射されるべき照射領域Aを設定する(図4)。ここ
で、この照射領域Aは、染料の定着に適した範囲に設け
られる。そして、求めたX座標の全てが、この照射領域
Aに含まれているか否かを判断する。
【0049】その結果、全X座標のうち、少なくとも1
つがこの照射領域Aから外れている場合、接続点P0
7の座標を変えて上述した手順を繰り返す(ステップ
SP1〜ステップSP10)。
【0050】一方、全X座標が照射領域Aに含まれてい
る場合は、次いで、全てのランプ光について、その第1
反射光および第2反射光が共にランプ133へ入射せず
に、感熱紙123へ到達しているか否かを調べる。すな
わち、直線L2とランプ133を示す円との交点、およ
び直線L3と同円との交点を調べる(ステップSP1
1)。
【0051】その結果、少なくとも1つの交点が存在し
た場合は、接続点P0〜P7の座標を変えて上述した手順
を繰り返す(ステップSP1〜ステップSP11)。
【0052】他方、交点が全く存在しない場合は、全ラ
ンプ光が、反射板1により反射した後に感熱紙123の
照射領域Aへ到達すると判断できる。したがって、この
ときの形状を反射板1の最適な形状とする(ステップS
P12)。
【0053】以上の形状決定方法により求めた反射板形
状、および反射光の感熱紙123への入射状態の一例を
図5に示す。この場合、設定条件は次の通りである。 ランプ形状 :直径16mmの断面円形 反射部の数 :左右対称に各7枚 ただし、この図においては左側のみが図示されている。 ランプ光の数:内角110度の範囲を70等分した71
【0054】その結果、接続点P0〜P7の座標が図に示
すように求められた。この図に示すように、反射光は全
て感熱紙123へ到達している。このようにして形状が
決定され、その形状にしたがって反射板1が作成され
る。なお、その作成にあたっては、接続点P0〜P7のY
軸に対する対称点が各々求められ、左右対称に形成され
る。
【0055】以上、反射板1の反射部が左右各7枚であ
り、かつ光の反射回数が2回である場合についてその形
状決定方法を説明したが、これ以外の反射部枚数または
反射回数による反射板の形状も同様に決定することがで
きる。
【0056】次に、この反射板1の製作方法を説明す
る。この製作方法は、大別して金属材料の曲げ加工によ
り製作する方法とプラスチック材料の成形により製作す
る方法の2通りがある。以下、各々の製作方法を説明す
る。
【0057】1.金属材料の曲げ加工による製作 反射板1に使用可能な金属材料として、純アルミニウム
(A1080,A1070,A1050)、ステンレス鋼(SUS430,SUS30
4)、印刷用銅(C1100PP,C1221PP,C1401PP)などがある
が、これらは電解研磨により一層の反射特性向上を図る
ことができる。また、後加工としてニッケルメッキ等の
メッキ法を採用する場合は鉄などの金属材料も使用可能
である。さらに、アルミニウム蒸着を施す場合、または
アルミニウム蒸着したプラスチックフィルム(例えばポ
リエステルフィルム)やアルミニウム箔を表面に貼る場
合は、ほとんど全ての金属材料が使用可能である。
【0058】まず、上記の金属材料により形成された特
定の厚さ寸法、例えば2mmの金属板の片面を、上述し
た電解研磨またはメッキ等により鏡面11aに仕上げ
る。次に、図7(a)に示すように、この金属板を反射
板1に適合した規定のサイズに切断し、長方形板11を
作成する。
【0059】次いで、図7(b)に示すように、この長
方形板11に、折り曲げ加工を容易にするため、裏面1
1bの折り曲げ部に相当する箇所に切り欠き12,1
2,・・・を設ける。また、鏡面11aにおいて、長方
形11の長手方向に沿った中心線上に切り欠き13を1
本設ける。これらの切り欠き12,12,・・・および
13は専用刃物を取り付けたフライス盤で作成するが、
アルミニウムなどの軟質金属を用いて手作りする場合
は、カッタナイフにより作成することも十分可能であ
る。
【0060】続いて、このように切り欠き12,12,
・・・,13が設けられた長方形板11を、図8に示す
反射板1と同形状の表面3aを有する治具3に押し当て
て折り曲げる。このとき、長方形板11の鏡面11aが
表面3aに当接されるようにする。
【0061】さらに、その両端を図6に示すように、ホ
ルダ2によって固定する。図9(a)〜(d)は、この
ホルダ2の概念図であり、具体的な形状としてホルダ2
a〜2dが示されている。ただし、これらの図における
ホルダ2a〜2dは、簡単のため、面が一部省略された
形に表されている。
【0062】図9(a)〜(c)に示すホルダ2a〜2
cは、金属板の曲げ加工またはプレス加工等により製作
されたものである。このうち、図9(a)に示されたホ
ルダ2aの場合、その外面2a1と反射板1の反射面1
a(図6参照)とが貼り付けられる。また、図9(b)
のホルダ2bの場合、その内面2b1と反射板1の外面
1b(図6参照)とが同図に示すように貼り付けられ
る。一方、図9(c)に示されたホルダ2cの場合、そ
の溝2c1に反射板1の端部が挿入される。また、図9
(d)に示すホルダ2dは、プラスチックの成形により
製作されたものであり、その内面2d1と反射板1の外
面1bとが貼り付けられる。
【0063】このようなホルダ2a,2b,2dと反射
板1との固定は以下のような方法により行われる。 (1)接着剤(例えばエポキシ系接着剤、ゴム系接着
剤)により固着する。 (2)両面粘着テープにより貼り合わせる。 (3)ホルダにタップをたて、ネジ止めする。 なお、ホルダ2cの場合、反射板1を溝2c1に挿入す
るだけで十分な固定が可能である。
【0064】このうち、両面粘着テープまたは接着剤を
用いて固定する場合、折り曲げ部の加工精度を保障する
ために、図10(a)に示すように固定する。すなわ
ち、ホルダ2の屈曲部4は丸みを帯びてしまうので、こ
の部分への両面粘着テープまたは接着剤の使用を避け
る。そして、反射板1とホルダ2との間に隙間を設け、
反射板1における切り欠き部のシャープネスを保障す
る。また、図10(b)に示すように、屈曲部4の反射
板1側を削り落とすことにより、同図(a)と同様に折
り曲げ部に空隙を形成することができる。
【0065】一方、ネジ止めにより固定する場合、折り
曲げ部の空隙を形成するために、図10(a)に示す両
面粘着テープが貼り付けられた部分にスペーサを設け
る。このスペーサとしては、両面粘着テープ、片面粘着
テープ等が考えられる。なお、図9(d)に示すホルダ
2dに固定する場合は、両面粘着テープにより固定する
方法が最適である。
【0066】2.プラスチック材料の成形による製作 まず、図11に示す形状のプラスチック成形品1cを射
出成形、圧縮成形、トランスファー成形などの方法によ
り作成する。この場合、プラスチック材料は例えば、ポ
リカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、ABS(アクリロニトリル
-フ゛タシ゛エン-スチレン共重合体)樹脂、ナイロン、PPS(ホ゜リ
-フェニレン-スルフィト゛)、ポリエステル樹脂、結晶化ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂が利用できる。次に、反射面と
なる表面1dにアルミニウム蒸着を施す。なお、蒸着材
料は、金属光沢を有し、光をよく反射するものであれ
ば、アルミニウム以外のものでもよい。
【0067】次に、このように製作された反射板1の特
性評価を以下に示す。 1.特性評価実験1 この実験は、反射板1による照度と従来の反射板による
照度との比較実験である。図12に、今回使用された反
射板1の切断面を示す。なお、この図においては、反射
板1が半分だけ図示されているが、実際には線分6を中
心に対称に形成されている。P0〜P6およびP7 は、各
折り曲げ部および端部を表すポイントであり、ランプ1
33中心を座標(0,0)としたときの座標で表されて
いる。
【0068】そして、このような形状の反射板1の照度
特性を評価するために、次の4種類の反射板を用いて比
較実験した。 ・反射板なし(黒色シート) ・平面反射板(図21(a)) ・3面反射板(図21(c)) ・楕円反射板(図21(d))
【0069】この実験方法について、図13を参照して
説明する。まず、反射板1をランプ133下部に設置
し、また、照度センサ7をXYZテーブル(図示せず)
に固定した。このXYZテーブルは、X,Y,およびZ
方向に移動自在の位置決め装置である。次に、このXY
Zテーブルを、そのX方向がランプ133の長手方向と
直交する方向に、Y方向がランプ133の長手方向に、
Z方向が垂直方向にそれぞれ一致するように設置した。
【0070】次いで、同テーブルを駆動し、照度センサ
7を、ランプ133表面からの高さ寸法を8mmに維持
させながら同ランプ133長手方向中央をX方向のみに
移動させた。その際、ランプ133中心から±75mm
の範囲を2mmピッチ76ポイントで照度を検出し、そ
のデータをコンピュータ(図示せず)へ入力した。な
お、このデータ入力はXYZテーブルの駆動と同期して
自動的に行われた。同様に、他の反射板についても照度
を測定した。
【0071】続いて、コンピュータにより全ての反射板
における照度分布グラフを作成した。図14にこのグラ
フを示す。この図において、A,B,C,D,Eは、各
々反射板なし(黒色シート),反射板1,平面反射板
(図21(a)),3面反射板(図21(c)),楕円
反射板(図21(d))における照度分布曲線を表す。
【0072】これにより、各照度曲線において、ピーク
を示す中心前後60mm間の平均照度は、以下の通りで
あった。 A:反射板なし(黒色シート) …1.0 B:反射板1 …2.4 C:平面反射板(図21(a)) …1.1 D:3面反射板(図21(c)) …1.2 E:楕円反射板(図21(d)) …1.6 なお、これらの平均照度は、反射板なしを1.0とした
相対値である。以上の結果、本発明による反射板1の反
射効率は従来の反射板に比べて著しく優れていることが
分かった。
【0073】2.特性評価実験2 次に、上記の反射板1を金属材料により製作する際に、
その折り曲げ部に切り欠き12を設けたもの(以下、反
射板1Aと称する)、および切り欠き12を設けずに製
作したもの(以下、反射板1Bと称する)について、照
度の比較実験をした。なお、各反射板1A、1Bには図
9(d)に示すホルダ2dを両面粘着テープにより取り
付けた。
【0074】この実験方法は上述した特性評価実験1と
同様であるが、本実験においては、ランプ133からの
高さ寸法を7mmとし、また、X方向の測定範囲をラン
プ133中心から±60mmとした。この測定結果を図
15に示す。この図において、FおよびGは各々反射板
1Aおよび1Bの照度分布曲線を示す。
【0075】そして、これらの各照度曲線において、ピ
ークを示す中心前後60mm間の平均照度は、以下の通
りであった。 F:反射板1A …1.0 G:反射板1B …0.64 ここで、反射板1Bの平均照度は、反射板1Aを1.0
とした相対値である。以上の結果、反射板1は、折り曲
げ部に切り欠き12を設けて製作したものが、切り欠き
12を設けずに製作したものよりも優れた反射効率を有
することが分かった。
【0076】なお、上記特性評価実験1、2において
は、ランプ133に東芝ライテック株式会社製波長365n
m,47mW/cm2,600mAのランプを、また、照度センサ7に
東京光学機器株式会社製UVR-365(受光部直径5mm)を使
用した。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による感
熱記録装置用ランプ反射板は、ランプからの光の全てを
感熱紙へ照射することができる。したがって、ランプエ
ネルギーを有効に使い、ランプの長寿命化、プリント時
間の短縮化、消費エネルギーの節約を図ることができる
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による感熱記録装置にお
けるランプ反射板の形状の一例を示す斜視図(a)、お
よび断面図(b)である。
【図2】同ランプ反射板の形状決定方法を示すフローチ
ャートである。
【図3】同形状決定方法によるランプ反射板の形状決定
過程を示す図である。
【図4】同形状決定方法によるランプ反射板の形状決定
過程を示す図である。
【図5】同形状決定方法により決定されたランプ反射板
の形状の一例を示す図である。
【図6】同反射板の一例を示す斜視図である。
【図7】同実施形態による金属材料により製作される反
射板の折り曲げ加工前の状態を示す図である。
【図8】同反射板と同形状の断面を有する治具の一例を
示す斜視図である。
【図9】同反射板に装着されるホルダの例を示す概念図
である。
【図10】同反射板がホルダに固定されている様子を示
す概念図である。
【図11】同実施形態によるプラスチック成形品により
製作された反射板の一例を示す斜視図である。
【図12】同実施形態による反射板の形状の一例を示す
図である。
【図13】同反射板を用いた照度特性評価の実験方法を
示す図である。
【図14】同反射板および従来の反射板による照度分布
曲線を示す図である。
【図15】同反射板を、折り曲げ部に切り欠きを設けて
製作した場合、および切り欠きを設けずに製作した場合
における照度分布曲線を示す図である。
【図16】感熱紙の構成を示す図である。
【図17】フルカラー感熱紙を発色させてフルカラー画
像を形成するプロセスを示した図である。
【図18】プリンタの構造の一例を示した図である。
【図19】転写濃度とエネルギーの関係を示す図であ
る。
【図20】プリンタ内におけるランプと感熱紙との位置
関係を示す図である。
【図21】従来の反射板形状の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……反射板、 3……治具、 4……屈曲部、 7…
…照度センサ、11……長方形板、 12……切り欠
き、 133,134……ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−142701(JP,A) 特開 平6−239022(JP,A) 特開 平9−216390(JP,A) 特開 昭58−58576(JP,A) 実開 昭55−63548(JP,U) 実開 昭63−6472(JP,U) 実開 昭55−57903(JP,U) 実開 昭56−5158(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41M 5/26 G03G 15/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向左右対称に形成され、複数の反
    射面を有する感熱記録装置用ランプ反射板の製作方法で
    あって、 前記反射板は、 片面が鏡面仕上げされ金属材料により形成された長方形
    板を作成し、 前記長方形板に、その長手方向に複数の切り欠きを設
    け、 前記長方形板を前記切り欠きの反対側に折り曲げること
    により製作されることを特徴とする感熱記録装置用ラン
    プ反射板の製作方法。
  2. 【請求項2】 前記反射板の両端部をホルダにより固定
    することを特徴とする請求項1記載の感熱記録装置用ラ
    ンプ反射板の製作方法。
  3. 【請求項3】 前記反射板の両端部および前記ホルダ
    は、前記反射板の折り曲げ部と前記ホルダとの間に空隙
    を設けるように両面粘着テープまたは接着剤により固定
    されることを特徴とする請求項2記載の感熱記録装置用
    ランプ反射板の製作方法。
  4. 【請求項4】 前記反射板の両端部および前記ホルダ
    は、前記反射板と前記ホルダとの間にスペーサを挿入す
    ることにより前記反射板の折り曲げ部と前記ホルダとの
    間に空隙を設け、ネジ止めにより固定されることを特徴
    とする請求項2記載の感熱記録装置用ランプ反射板の製
    作方法。
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