JP3479845B2 - Cdma受信装置と、その基地局、及びその受信信号を逆拡散するための受信タイミングの検出方法 - Google Patents

Cdma受信装置と、その基地局、及びその受信信号を逆拡散するための受信タイミングの検出方法

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    • H04B1/7117Selection, re-selection, allocation or re-allocation of paths to fingers, e.g. timing offset control of allocated fingers

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA通信にお
ける同一パス判断に関し、特に、受信特性を良くするC
DMA受信装置と、その基地局、及びその受信信号を逆
拡散するための受信タイミングの検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィンガー部と、相関器群と加算
器群及び加算後相関値からレベルの高い受信タイミング
を探しフィンガー部で受信するべき受信タイミングを決
定するパスコントロール部を備えたサーチャー部とを有
するCDMA受信装置が知られている。
【0003】例えば、特開2001−186056号公
報に開示された従来技術では、各基地局からのマルチパ
スの検出を行う(受信タイミングを決定する)にあたっ
て、マルチパス検出対象範囲内に存在する主波の近傍か
ら順次探索を行い、予め定めた受信品質以上のマルチパ
スが規定数検出されたときに実行中のマルチパス検出を
終了することにより、短時間でマルチパス環境が変化す
る状況でも高速に有効なマルチパス検出を行なう方式が
提案されている。
【0004】図6は、従来のパスコントロール部におけ
る同一パス判断方法の一例を説明するための図であり、
FingerPathは、前回の保護処理の結果である
保護パス(即ち前回見つけたパス)を示し、Searc
hPeakは、サーチパスで今回見つかったパスを示し
ている。
【0005】図6に示すように、従来の同一パス判断方
法では、今回見つかったパスであるサーチパスタイミン
グgと、前回の保護処理の結果である保護パスタイミン
グiとのタイミング差に基づいて、「保護パスタイミン
グi±同一パス範囲1」の範囲内に今回見つけたパスg
が存在する場合には同一パスと判断し、存在しない場合
は別パスと判断して、同一パスか否かの判断を行なって
いる。
【0006】例えば、図6のfinger1は、「finger1±同
一パス範囲1」内に、今回見つけたパスが存在するの
で、前回見つけたパスと同じパスが見つかった、即ち、
パス検出できたと判断する。
【0007】反対に、図6のfinger2は、「finger2±同
一パス範囲1」内に、今回見つけたパスが存在しないの
で、前回見つけたパスと同じパスが見つからなかった、
即ち、パス検出できなかったと判断する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
同一パス判断方法では、以下に述べるような問題点があ
った。
【0009】図28及び図29は、伝搬モデルの一例を
示す図であり、図28は、MS(モバイルステーショ
ン、携帯端末)の移動速度が3[km/h]であって、
0.976[μs]離れた位置に10dB落ちのパスが
あるモデルである。反対に、図29は、MSの移動速度
が120[km/h]と速く、0.260[μs]間隔
で、3、6、9dB落ちのパスが並んでいるモデルであ
る。
【0010】ここで従来の同一パス判断方法では、保護
処理で使用する上述の「同一パス範囲1」を小さく設定
すると、図29のように都市部でよく見られる高速フェ
ージング環境下でそれぞれのパスが近いパスの場合に
は、各パスが分離されやすくなるため特性が良くなる
が、図28のように郊外でよく見られる低速フェージン
グ環境下でそれぞれのパスが離れている場合には、サイ
ドローブを取りやすくなり、サイドローブもRAKE合
成に使用してしまうため特性が悪化する。
【0011】反対に、保護処理で使用する上述の「同一
パス範囲1」を大きく設定すると、図28のように郊外
でよく見られる低速フェージング環境下でそれぞれのパ
スが離れている場合には、サイドローブを取りにくくな
るため特性が良くなるが、図29のように都市部でよく
見られる高速フェージング環境下でそれぞれのパスが近
いパスの場合には、少し揺らぐと異なるパスを同じパス
と誤って判断してしまい特性が悪化する。
【0012】このように従来では、さまざまな伝搬環境
に対して、受信特性を均等に良くすることができなかっ
た。その理由は、従来の同一パス判断方法では、図6に
示されるようにパスタイミングのみを用いて、同一パス
か否かの判断を行なう方式であったからである。
【0013】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、さまざまな伝搬環境に対して、受信特性を均等に
良くすることのできるCDMA受信装置と、その基地
局、及びその受信信号を逆拡散するための受信タイミン
グの検出方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のCDMA受信装置は、CDMA方式の信号を受
信するCDMA受信装置において、受信信号を逆拡散す
る受信タイミングを検出する受信タイミング検出手段
と、前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイ
ミングに基づいて、当該受信信号を逆拡散することによ
り検波処理を行なう検波処理手段を備え、前記受信タイ
ミング検出手段は、現時点において存在するパスである
各保護パスのパスタイミングとパスレベルの情報を基
に、各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープ
を形成する前記保護パスを無効パスとし、前記無効パス
以外を有効パスとして抽出する同一パス削除処理部を備
え、各前記有効パスの受信タイミングを、前記検波処理
手段に対し当該受信信号を逆拡散する受信タイミングと
して出力することを特徴とする。
【0015】請求項2の本発明のCDMA受信装置は、
前記同一パス削除処理部は、各前記保護パスの内で他の
保護パスのサイドロープを形成する前記無効パスの検出
処理において、順次各前記保護パスに対して、当該保護
パスのパスタイミングから予め定められた範囲内にパス
タイミングがあり、かつ当該保護パスのパスレベルを基
に定めるしきい値よりもパスレベルが低い他の保護パス
を、前記無効パスとして検出することを特徴とする。
【0016】請求項3の本発明のCDMA受信装置は、
前記同一パス削除処理部は、各前記保護パスの内で他の
保護パスのサイドロープを形成する前記無効パスの検出
処理において、各前記保護パスのパスタイミングとパス
レベルと、各前記保護パスの相関値の情報を基に前記無
効パスを抽出することを特徴とする。
【0017】請求項4の本発明のCDMA受信装置は、
前記同一パス削除処理部は、各前記保護パスの内で他の
保護パスのサイドロープを形成する前記無効パスの検出
処理において、順次各前記保護パスに対して、当該保護
パスのパスタイミングから予め定められた範囲内にパス
タイミングがあり、かつ当該保護パスのパスレベルを基
に定めるしきい値よりもパスレベルが低く、かつ相関値
のベクトル回転の角度と当該保護パスの相関値のベクト
ルの回転の角度との差が定められた値未満である他の各
前記保護パスを、前記無効パスとして検出することを特
徴とする。
【0018】請求項5の本発明のCDMA受信装置は、
前記保護パスのパスレベルを基に定めるしきい値を、当
該保護パスのパスレベルの値に対して1.0以下である
正の係数を乗じた値とすることを特徴とする。
【0019】請求項6の本発明のCDMA受信装置は、
前記受信タイミング検出手段は、前記保護パスの情報を
記録する保護処理メモリ部と、前記受信信号からパスの
検出処理を逐次実行する手段と、前記パスの検出処理に
より検出された各前記パスの情報と、前記保護処理メモ
リ部に記録されている各前記保護パスの情報を基に、現
時点において存在するパスである前記保護パスを新たに
判定する保護処理部を備え、前記同一パス削除処理部
は、前記保護処理部が新たに判定した前記保護パスか
ら、前記有効パスを抽出することを特徴とする。
【0020】請求項7の本発明のCDMA受信装置は、
CDMA方式の信号を受信するCDMA受信装置におい
て、受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受
信タイミング検出手段と、前記受信タイミング検出部が
検出した前記受信タイミングに基づいて、当該受信信号
を逆拡散することにより検波処理を行なう検波処理手段
を備え、前記受信タイミング検出手段は、現時点におい
て存在するパスである保護パスの情報を記録する保護処
理メモリ部と、前記受信信号から、当該受信信号のレベ
ルがピークを示すタイミングであるピークタイミングを
逐次検出するピーク検出処理部と、前記ピーク検出処理
部により検出された各前記ピークタイミングの内で、レ
ベルが定められた値以上であるものを、前記受信信号の
パスとして検出する手段と、前記検出された各前記パス
の情報と、前記保護処理メモリ部に記録されている各前
記保護パスの情報を基に、前記保護パスを新たに判定す
る保護処理部と、前記保護処理部が判定した各前記保護
パスの受信タイミングを、前記検波処理手段に対し当該
受信信号を逆拡散する受信タイミングとして出力する手
段を備え、前記ピーク検出処理部は、前記受信信号にお
いて検出される前記ピークタイミングの内で、他のピー
クタイミングのサイドロープを形成するピークタイミン
グ以外を出力することを特徴とする。
【0021】請求項8の本発明のCDMA受信装置は、
前記ピーク検出処理部は、前記ピークタイミングの検出
処理において、前記受信信号において検出される前記ピ
ークタイミングの内で、よりレベルが高い他のピークタ
イミングの周囲の定められた範囲である第1検出範囲内
にある前記ピークタイミングを検出して除外し、よりレ
ベルが高い他のピークタイミングの周囲の定められた範
囲である第2検出範囲内にありかつレベルが当該他のピ
ークタイミングのレベルを基に定めるしきい値未満であ
る前記ピークタイミングを検出して除外し、前記除外さ
れた以外の前記ピークタイミングを出力することを特徴
とする。
【0022】請求項9の本発明のCDMA受信装置は、
前記ピークタイミングのレベルを基に定めるしきい値
を、当該ピークタイミングのレベルの値に対して1.0
以下である正の係数を乗じた値とすることを特徴とす
る。
【0023】請求項10の本発明の受信タイミングの検
出方法は、CDMA方式の信号を受信するCDMA受信
装置の、受信信号を逆拡散する受信タイミングの検出方
法において、現時点において存在するパスである各保護
パスのパスタイミングとパスレベルの情報を基に、各前
記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形成す
る前記保護パスを無効パスとして検出し、前記無効パス
以外の各前記保護パスを有効パスとして抽出する同一パ
ス削除処理ステップと、各前記有効パスの受信タイミン
グを、当該受信信号を逆拡散する受信タイミングとして
検出するステップを備えることを特徴とする。
【0024】請求項11の本発明の受信タイミングの検
出方法は、前記同一パス削除ステップの、各前記保護パ
スの内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記無
効パスの検出処理にて、順次各前記保護パスに対して、
当該保護パスのパスタイミングから予め定められた範囲
内にパスタイミングがあり、かつ当該保護パスのパスレ
ベルを基に定めるしきい値よりもパスレベルが低い他の
保護パスを、前記無効パスとして検出することを特徴と
する。
【0025】請求項12の本発明の受信タイミングの検
出方法は、前記同一パス削除ステップの、各前記保護パ
スの内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記無
効パスの検出処理にて、各前記保護パスのパスタイミン
グとパスレベルと、各前記保護パスの相関値の情報を基
に前記無効パスを抽出することを特徴とする。
【0026】請求項13の本発明の受信タイミングの検
出方法は、前記同一パス削除ステップの、各前記保護パ
スの内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記無
効パスの検出処理にて、順次各前記保護パスに対して、
当該保護パスのパスタイミングから予め定められた範囲
内にパスタイミングがあり、かつ当該保護パスのパスレ
ベルを基に定めるしきい値よりもパスレベルが低く、か
つ相関値のベクトル回転の角度と当該保護パスの相関値
のベクトルの回転の角度との差が定められた値未満であ
る他の各前記保護パスを、前記無効パスとして検出する
ことを特徴とする。
【0027】請求項14の本発明の受信タイミングの検
出方法は、前記保護パスのパスレベルを基に定めるしき
い値を、前記保護パスのパスレベルの値に対して1.0
以下である正の係数を乗じた値とすることを特徴とす
る。
【0028】請求項15の本発明の受信タイミングの検
出方法は、前記保護パスの情報を記録し参照するステッ
プと、前記受信信号からパスの検出処理を逐次実行する
ステップと、前記パスの検出処理により検出された各前
記パスの情報と、前記記録されている各前記保護パスの
情報を基に、現時点において存在するパスである前記保
護パスを新たに判定する保護処理ステップを備え、前記
同一パス削除ステップにて、前記保護処理ステップにお
いて新たに判定した前記保護パスから、前記有効パスを
抽出することを特徴とする。
【0029】請求項16の本発明の基地局は、CDMA
方式の信号を通信する基地局において、受信した前記C
DMA方式の信号をデータ復調する手段が、受信信号を
逆拡散する受信タイミングを検出する受信タイミング検
出手段と、前記受信タイミング検出部が検出した前記受
信タイミングに基づいて、当該受信信号を逆拡散するこ
とにより検波処理を行なう検波処理手段を備え、前記受
信タイミング検出手段は、現時点において存在するパス
である各保護パスのパスタイミングとパスレベルの情報
を基に、各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロ
ープを形成する前記保護パスを無効パスとし、前記無効
パス以外を有効パスとして抽出する同一パス削除処理部
を備え、各前記有効パスの受信タイミングを、前記検波
処理手段に対し当該受信信号を逆拡散する受信タイミン
グとして出力することを特徴とする。
【0030】請求項17の本発明の基地局は、前記同一
パス削除処理部は、各前記保護パスの内で他の保護パス
のサイドロープを形成する前記無効パスの検出処理にお
いて、順次各前記保護パスに対して、当該保護パスのパ
スタイミングから予め定められた範囲内にパスタイミン
グがあり、かつ当該保護パスのパスレベルを基に定める
しきい値よりもパスレベルが低い他の保護パスを、前記
無効パスとして検出することを特徴とする。
【0031】請求項18の本発明の基地局は、前記同一
パス削除処理部は、各前記保護パスの内で他の保護パス
のサイドロープを形成する前記無効パスの検出処理にお
いて、各前記保護パスのパスタイミングとパスレベル
と、各前記保護パスの相関値の情報を基に前記無効パス
を抽出することを特徴とする。
【0032】請求項19の本発明の基地局は、前記同一
パス削除処理部は、各前記保護パスの内で他の保護パス
のサイドロープを形成する前記無効パスの検出処理にお
いて、順次各前記保護パスに対して、当該保護パスのパ
スタイミングから予め定められた範囲内にパスタイミン
グがあり、かつ当該保護パスのパスレベルを基に定める
しきい値よりもパスレベルが低く、かつ相関値のベクト
ル回転の角度と当該保護パスの相関値のベクトルの回転
の角度との差が定められた値未満である他の各前記保護
パスを、前記無効パスとして検出することを特徴とす
る。
【0033】請求項20の本発明の基地局は、前記保護
パスのパスレベルを基に定めるしきい値を、当該保護パ
スのパスレベルの値に対して1.0以下である正の係数
を乗じた値とすることを特徴とする。
【0034】請求項21の本発明の基地局は、前記受信
タイミング検出手段は、前記保護パスの情報を記録する
保護処理メモリ部と、前記受信信号からパスの検出処理
を逐次実行する手段と、前記パスの検出処理により検出
された各前記パスの情報と、前記保護処理メモリ部に記
録されている各前記保護パスの情報を基に、現時点にお
いて存在するパスである前記保護パスを新たに判定する
保護処理部を備え、前記同一パス削除処理部は、前記保
護処理部が新たに判定した前記保護パスから、前記有効
パスを抽出することを特徴とする。
【0035】請求項22の本発明の基地局は、CDMA
方式の信号を受信する基地局において、受信した前記C
DMA方式の信号をデータ復調する手段が、受信信号を
逆拡散する受信タイミングを検出する受信タイミング検
出手段と、前記受信タイミング検出部が検出した前記受
信タイミングに基づいて、当該受信信号を逆拡散するこ
とにより検波処理を行なう検波処理手段を備え、前記受
信タイミング検出手段は、現時点において存在するパス
である保護パスの情報を記録する保護処理メモリ部と、
前記受信信号から、当該受信信号のレベルがピークを示
すタイミングであるピークタイミングを逐次検出するピ
ーク検出処理部と、前記ピーク検出処理部により検出さ
れた各前記ピークタイミングの内で、レベルが定められ
た値以上であるものを、前記受信信号のパスとして検出
する手段と、前記検出された各前記パスの情報と、前記
保護処理メモリ部に記録されている各前記保護パスの情
報を基に、前記保護パスを新たに判定する保護処理部
と、前記保護処理部が判定した各前記保護パスの受信タ
イミングを、前記検波処理手段に対し当該受信信号を逆
拡散する受信タイミングとして出力する手段を備え、前
記ピーク検出処理部は、前記受信信号において検出され
る前記ピークタイミングの内で、他のピークタイミング
のサイドロープを形成するピークタイミング以外を出力
することを特徴とする。
【0036】請求項23の本発明の基地局は、前記ピー
ク検出処理部は、前記ピークタイミングの検出処理にお
いて、前記受信信号において検出される前記ピークタイ
ミングの内で、よりレベルが高い他のピークタイミング
の周囲の定められた範囲である第1検出範囲内にある前
記ピークタイミングを検出して除外し、よりレベルが高
い他のピークタイミングの周囲の定められた範囲である
第2検出範囲内にありかつレベルが当該他のピークタイ
ミングのレベルを基に定めるしきい値未満である前記ピ
ークタイミングを検出して除外し、前記除外された以外
の前記ピークタイミングを出力することを特徴とする。
【0037】請求項24の本発明の基地局は、前記ピー
クタイミングのレベルを基に定めるしきい値を、当該ピ
ークタイミングのレベルの値に対して1.0以下である
正の係数を乗じた値とすることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0039】本発明は、パスレベルを使用した最適な同
一パス判断を行なうことを特徴とする。これにより、都
市部でよく見られる高速フェージング環境下のようにそ
れぞれのパスが近いパスである場合や、郊外でよく見ら
れる低速フェージング環境下のようにそれぞれのパスが
離れている場合等の特定の伝搬環境に限定されることな
く、これら様々な伝搬環境の全ての場合において受信特
性の改善を実現する。
【0040】図1は、本発明の第1の実施の形態による
CDMA受信装置10の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、本実施の形態のCDMA受信装置1
0は、フィンガー部11(検波処理部)、サーチャー部
12(受信タイミング検出部)、RAKE合成部13及
び復号部14を備えている。
【0041】CDMA受信装置10に入力された受信信
号aは、フィンガー部11とサーチャー部12にそれぞ
れ入力される。
【0042】サーチャー部12は、受信信号aの逆拡散
のタイミングを少しずつずらしながら相関値レベルを求
め、最適な受信タイミングを探し、フィンガー部11で
受信すべき受信タイミングをピークタイミングb(以
下、フィンガーパスタイミング)で、フィンガー部11
の各finger#1〜#nに指示する。
【0043】フィンガー部11では、フィンガーパスタ
イミングbで指示された受信タイミングで受信信号aの
逆拡散を行ない、検波処理を行なう。フィンガー部11
の出力は、各finger#1〜#nからRAKE合成部13
にそれぞれ入力されて加算され、加算後のデータは復号
部14で復号される。
【0044】ここで、フィンガー部11の各finger#1
〜#nは、このCDMA受信装置10で処理するパス数
に応じて用意される。例えば、n=10の場合には、最
大10パスのRAKE合成が可能となる。
【0045】ここで、本実施の形態のCDMA受信装置
10は、サーチャー部12において、従来の同一パスを
検出する保護処理の後に、更に同一パス削除処理を追加
する。この同一パス削除処理は、サーチャー部12が、
それぞれのパスが近いパスの場合にその各パスのパスレ
ベルを参照することにより、各パスレベルの差に基づい
て同一パスであるか否かを判定する。例えば、一方のパ
スのパスレベルが、パスタイミングの近いもう一方のパ
スのパスレベルに1.0以下の係数を掛けたしきい値未
満の場合に、このパスレベルの低いパスが他の一方のパ
スのサイドロープであると判断し、この双方のパスを同
一のパスと判定する。これが、本実施の形態のパスレベ
ルを使用した最適な同一パス判断である。
【0046】そしてサーチャー部12は、同一パスと判
断した保護パスを無効フィンガーパス(無効パス)と
し、別パスと判断した保護パスのみを有効フィンガーパ
ス(有効パス)として、有効フィンガーパスの各パスの
受信タイミングをフィンガー部11に出力する。
【0047】図9は、本実施の形態の同一パス削除処理
の一実施例を説明するための図である。なお、本実施の
形態においては、保護処理において同一パスを検出する
ための範囲を第1検出範囲と呼び、保護パスタイミング
の前後の「同一パス範囲1」までの範囲とする(保護パ
スタイミング±同一パス範囲1)。また、同一パス削除
処理において同一パスを検出するための範囲を第2検出
範囲と呼び、保護パスタイミングの前後の「同一パス範
囲2」までの範囲とする(保護パスタイミング±同一パ
ス範囲2)。ここで、「同一パス範囲1」<「同一パス
範囲2」である。
【0048】図9を参照すると本実施の形態では、同一
パス削除処理において、各保護パス毎に、各保護パスタ
イミングを中心とする前後「同一パス範囲2」の範囲、
つまり「保護パスタイミング±同一パス範囲2」内のタ
イミングに、別の保護パスが存在するかどうかを検出す
る。
【0049】ここで、別の保護パスが存在する場合は、
各々の保護パスレベルを比較して、保護パスレベル≧し
きい値(=中心の保護パスレベル×係数)の場合は別パ
スと判断、保護パスレベル<しきい値(=中心の保護パ
スレベル×係数)の場合は同一パスと判断する(但し、
係数≦1.0とする)。
【0050】そして、同一パスと判断した保護パスは無
効フィンガーパスとし、別パスと判断した保護パスのみ
を有効フィンガーパスとして、有効フィンガーパスの各
パスの受信タイミングをフィンガー部に出力する。
【0051】例えば、図9のfinger3は、「finger1±同
一パス範囲2」のタイミングに存在する保護パスだが、
保護パスレベルがしきい値以上であるため、finger1とf
inger3は別パスと判断し、finger1とfinger3共に、有効
フィンガーパスとする。
【0052】また、図9のfinger4は、「finger2±同一
パス範囲2」のタイミングに存在する保護パスだが、そ
のパスレベルがしきい値未満のため、finger2はfinger4
と同一パスと判断し、finger2は有効フィンガーパス、f
inger4は無効フィンガーパスとする。
【0053】以上の同一パス判断方法は、一般的に、1
パスだけの場合は、中心のパスレベルのみが鋭く大き
く、そのパスのサイドローブのレベルは、中心のパスレ
ベルに対し急激に落ちるということを活用したものであ
る。これにより、保護処理で使用する「同一パス範囲
1」を小さく設定しておいても、同一パス削除処理にお
いて、サイドローブと思われる保護パスを無効フィンガ
ーパスとすることができる。
【0054】従来の同一パス判断方法においては、保護
処理で使用する「同一パス範囲1」を小さくすると、都
市部でよく見られる高速フェージング環境下でそれぞれ
のパスが近いパスの場合は、パスが分離されやすくなる
ため特性が良くなるが、郊外でよく見られる低速フェー
ジング環境下でそれぞれのパスが離れている場合は、サ
イドローブを取りやすくなり、サイドローブもRAKE
合成に使用してしまうため特性が悪化するという問題点
があった。
【0055】反対に、保護処理で使用する同一パス範囲
1を大きく設定すると、郊外でよく見られる低速フェー
ジング環境下でそれぞれのパスが離れている場合は、サ
イドローブを取りにくくなるため特性が良くなるが、都
市部でよく見られる高速フェージング環境下でそれぞれ
のパスが近いパスの場合は、少し揺らぐと異なるパスな
のに同じパスとして判断してしまうため特性が悪化する
といった問題点があった。
【0056】本実施の形態のCDMA受信装置とその受
信信号を逆拡散する受信タイミングの検出方法によれ
ば、こうした様々な伝搬環境に対しても、いずれの場合
においても受信特性を均等に良くすることがでる。
【0057】図2は、本実施の形態のサーチャー部12
の詳細な構成を示すブロック図である。図2を参照する
と本実施の形態のサーチャー部12は、遅延プロファイ
ル計算部21とパスコントロール部24を備えている。
【0058】図2に示すように、受信信号aは、相関器
群22の各相関器に入力され、各相関器はそれぞれ少し
ずつ異なる受信タイミングで逆拡散を行なう。相関器の
出力である相関値cは、加算器群23の各加算器にそれ
ぞれ入力される。各加算器は、相関値を指定回数(パラ
メータとして変更可能とする)加算(積分)し、加算後
相関値(遅延プロファイル)dをパスコントロール部2
4にそれぞれ出力する。拡散符号発生器25は、相関器
群22で逆拡散するための拡散符号を発生し、サーチ用
遅延回路26に出力する。
【0059】図3は、本実施の形態のパスコントロール
部24の詳細な構成を示すブロック図である。図3を参
照すると本実施の形態のパスコントロール部24は、ピ
ーク検出処理部31と、しきい値処理部32と、保護処理
部33と、保護処理メモリ部34及び同一パス削除処理
部35を備えている。
【0060】ピーク検出処理部31は、加算後相関値d
からレベルの高い受信タイミングを指定ピーク数分(パ
ラメータとして変更可能とする)探す。即ち、指定ピー
ク数分のピークを検出し、各パスのピークタイミングe
とピークレベルfをしきい値処理部32に出力する。
【0061】しきい値処理部32は、ピークレベルfか
ら各種しきい値以上のパスを選択するしきい値処理を行
ない、しきい値以上のパスをサーチパスタイミングgと
サーチパスレベルhとして保護処理部33に出力する。
【0062】保護処理部33は、保護処理メモリ部34
から、前回の保護処理の結果である保護パスタイミング
(セクタ情報とブランチ情報も含む)i及び保護パス状
態j(保護パス回数も含む)及び保護パスレベルkを読
み出し、今回見つかったパスであるサーチパスタイミン
グg及びサーチパスレベルhと比較して保護処理を行な
い、今回の保護処理の結果である保護パスタイミングi
及び保護パス状態j及び保護パスレベルkを同一パス削
除処理部35に出力する。また、この保護処理の結果を
保護処理メモリ部34にも書き込む。
【0063】同一パス削除処理部35は、各保護パス毎
に各保護パスタイミングを中心として、「保護パスタイ
ミング±同一パス範囲2」のタイミング(第2検出範
囲)に、別の保護パスが存在するかどうかを調べる。
【0064】別の保護パスが存在する場合は、各々の保
護パスレベルを比較して、別の保護パスの保護パスレベ
ル≧しきい値(=中心の保護パスレベル×係数)の場合
は別パスと判断し、別の保護パスの保護パスレベル<し
きい値(=中心の保護パスレベル×係数)の場合は、こ
の別の保護パスを中心の保護パスの同一パス(のサイド
ロープ)と判断する(但し、係数≦1.0とする)。
【0065】そして、同一パスと判断した保護パスは無
効フィンガーパスとし、別パスと判断した保護パスのみ
を有効フィンガーパスとして、有効フィンガーパスの各
パスの受信タイミングをフィンガーパスタイミング(セ
クタ情報とブランチ情報も含む)bで、フィンガー部1
1に出力する。
【0066】次に、図3、図4、図5、図6、図7、図
8、図9を参照して本実施の形態の同一パス判断の動作
について詳細に説明する。
【0067】図3に示すように、パスコントロール部2
4は、ピーク検出処理部31としきい値処理部32と保
護処理部33と保護処理メモリ部34と同一パス削除処
理部35を備えている。図4は、パスコントロール部2
4の動作を示すフローチャートである。
【0068】始めに、ピーク検出処理部31において、
加算後相関値dからレベルの高い受信タイミングを指定
ピーク数分(パラメータとして変更可能とする)探す、
即ち、指定ピーク数分のピークを検出するピーク検出処
理を行ない、各パスのピークタイミングeとピークレベ
ルfをしきい値処理部32に出力する(図4のS4
1)。但し、ピークを検出する時、「ピークタイミング
±同一パス範囲1」(第1検出範囲)内のピークについ
ては、同一パスと判断するため、これはしきい値処理部
32に出力しない。
【0069】図5は、ピーク検出処理の一例を示したも
ので、「ピーク数=3」の場合の例である。ここでは、
ピークをピークレベルの高い順番にピーク数分(3個)
検出している。
【0070】次に、しきい値処理部32において、ピー
クから各種しきい値以上のパスを選択するしきい値処理
を行ない、しきい値以上のパスをサーチパスタイミング
gとサーチパスレベルhとして保護処理部33に出力す
る(図4のS42)。
【0071】次に、保護処理部33において、保護処理
メモリ部34からから前回の保護処理の結果である、保
護パスタイミング(セクタ情報とブランチ情報も含む)
i及び保護パス状態j(保護パス回数も含む)及び保護
パスレベルkを読み出し、今回見つかったパスであるサ
ーチパスタイミングg及びサーチパスレベルhと比較し
て保護処理を行ない、今回の保護処理の結果である保護
パスタイミングi及び保護パス状態j及び保護パスレベ
ルkを同一パス削除処理部35に出力する(図4のS4
3)。また、保護処理の結果を、保護処理メモリ部34
にも書き込む。
【0072】保護処理は、まず始めに、今回見つかった
パスであるサーチパスタイミングgと、前回の保護処理
の結果である保護パスタイミングiのタイミング差を見
て、同一パスか否かの判断を行ない、次にその同一パス
判断結果を元に、保護パス状態を求める。
【0073】図6は、保護処理における同一パス判断の
一例を示したもので、FingerPathは、保護パ
スで前回の保護処理の結果、即ち、前回見つけたパス、
SearchPeakは、サーチパスで今回見つかった
パスである。
【0074】図6に示すように、今回見つかったパスで
あるサーチパスタイミングgと、前回の保護処理の結果
である保護パスタイミングiのタイミング差を見て、
「保護パスタイミングi±同一パス範囲1」内に、今回
見つけたパスgが存在する場合は同一パスと判断、存在
しない場合は別パスと判断して、同一パスか否かの判断
を行なう。
【0075】例えば、図6のfinger1は、「finger1±同
一パス範囲1」内に、今回見つけたパスが存在するの
で、前回見つけたパスと同じパスが見つかった、即ち、
パス検出できたと判断する。
【0076】反対に、図6のfinger2は、「finger2±同
一パス範囲1」内に、今回見つけたパスが存在しないの
で、前回見つけたパスと同じパスが見つからなかった、
即ち、パス検出できなかったと判断する。
【0077】図7は、保護処理における保護パス状態遷
移図の一例を示したもので、後方保護段数=3、前方保
護段数=3の場合の例である。
【0078】図7において、直線(図7の77)は、図
6のfinger1のように、前回見つけたパスと同じパスが
見つかった、即ち、パス検出できた場合を示している。
点線(図7の78)は、図6のfinger2のように、前回
見つけたパスと同じパスが見つからなかった、即ち、パ
ス検出できなかった場合を示している。
【0079】また、保護パスの状態には、アイドル状態
(idle状態)(図7の71)、後方保護状態(図7
の72、73)、アクティブ状態(active状態)
(図7の74)、前方保護状態(図7の75、76)が
ある。
【0080】保護パスの状態は、アイドル状態(図7の
71)から始まり、今回初めて見つかったパスは、直ぐ
にはアクティブ状態(図7の74)のパスとせず、後方
保護1段(図7の72)として保護する。そして、図7
は、後方保護段数=3の場合の例なので、3回連続して
同一パスが見つかった場合に初めて、パスをアクティブ
状態(図7の74)とする。
【0081】同様に、前回見つかったパスが今回見つか
らない場合に、直ぐにはアイドル状態(図7の71)と
せず、前方保護1段(図7の75)として保護する。そ
して、図7は、前方保護段数=3の場合の例なので、3
回連続して同一パスが見つからなかった場合に初めて、
パスを削除することによりアイドル状態(図7の71)
とする。
【0082】このように、保護処理部33は、フェージ
ング等によってレベルが変動したり受信タイミングが多
少変化しても、保護パスの割り当てが頻繁に変わらない
ようにするため保護処理を行なう。
【0083】最後に、同一パス削除処理部35におい
て、それぞれのパスが近いパスの場合はパスレベルを見
て、パスレベルがしきい値未満のものは同一パスと判断
する。そして、同一パスと判断した保護パスは無効フィ
ンガーパスとし、別パスと判断した保護パスのみを有効
フィンガーパスとして、有効フィンガーパスの各パスの
受信タイミングbをフィンガー部11に出力する(図4
のS44)。
【0084】図8は、同一パス削除処理部の動作を示す
フローチャート、図9は、同一パス削除処理の一例であ
る。
【0085】同一パス削除処理部35において、始め
に、保護パス状態がアイドル状態以外の保護パスは有効
フィンガーパスに設定する(図8のS81、S82、S
83)。
【0086】次に、各保護パスi毎に、保護パスiが無
効フィンガーパスでないかどうかを確認し(図8のS8
4)、保護パスiが無効フィンガーパスでない場合は、
各保護パスiのタイミングを中心として、「保護パスi
のタイミング±同一パス範囲2」(第2検出範囲)のタ
イミングに、別の保護パスjが存在するかどうかを見る
(図8のS85)。但し、同一パス範囲2>同一パス範
囲1である。
【0087】ここで別の保護パスjが存在する場合は、
各々の保護パスレベルを比較して(図8のS86)、保
護パスjのレベル≧しきい値(=中心の保護パスiのレ
ベル×係数)の場合は、保護パスjを別パスと判断し
(図8のS87)、保護パスjのレベル<係数(=中心
の保護パスiのレベル×係数)の場合は、保護パスjを
同一パスと判断する(図8のS88)(但し、係数≦
1.0とする)。
【0088】そして、保護パスjを同一パスと判断した
場合は、保護パスjは無効フィンガーパスとする(図8
のS89)。このように、同一パスと判断した保護パス
は無効フィンガーパスとし、別パスと判断した保護パス
のみを有効フィンガーパスとして、有効フィンガーパス
の各パスの受信タイミングbをフィンガー部11に出力
する。
【0089】例えば、図9のfinger3は、「finger1±同
一パス範囲2」のタイミングに存在する保護パスだが、
保護パスレベルがしきい値以上より、finger1とfinger3
は別パスと判断し、finger1とfinger3共に、有効フィン
ガーパスとする。
【0090】また、図9のfinger4は、「finger2±同一
パス範囲2」のタイミングに存在する保護パスだが、そ
のパスレベルがしきい値未満のため、finger2はfinger4
と同一パスと判断し、finger2は有効フィンガーパス、f
inger4は無効フィンガーパスとする。
【0091】以上の同一パス判断方法は、一般的に、1
パスだけの場合は、中心のパスレベルのみが鋭く大き
く、そのパスのサイドローブのレベルは、中心のパスレ
ベルに対し急激に落ちるということを活用したものであ
る。これにより、保護処理(図4のS43)の後に、更
に同一パス削除処理(図4のS44)を追加すること
で、保護処理で使用する「同一パス範囲1」を小さくし
ておいても、同一パス削除処理において、サイドローブ
と思われる保護パスは無効フィンガーパスとすることが
できる。
【0092】また、保護処理と同一パス削除処理の2つ
に分けることで、フェージング等でその回はたまたまレ
ベルが落ち込んでいたために、誤って無効フィンガーパ
スとした場合でも、保護パスからは削除されないので、
この発見された保護パスを見失わずに済む。
【0093】従来の同一パス判断方法においては、保護
処理で使用する「同一パス範囲1」を小さくすると、都
市部でよく見られる高速フェージング環境下でそれぞれ
のパスが近いパスの場合は、パスが分離されやすくなる
ため特性が良くなるが、郊外でよく見られる低速フェー
ジング環境下でそれぞれのパスが離れている場合は、サ
イドローブを取りやすくなり、サイドローブもRAKE
合成に使用してしまうためを取ってしまうため特性が悪
化するという問題点があった。
【0094】更に従来の同一パス判断方法においては、
反対に保護処理で使用する「同一パス範囲1」を大きく
設定すると、郊外でよく見られる低速フェージング環境
下でそれぞれのパスが離れている場合は、サイドローブ
を取りにくくなるため特性が良くなるが、都市部でよく
見られる高速フェージング環境下でそれぞれのパスが近
いパスの場合は、少し揺らぐと異なるパスなのに同じパ
スとして判断してしまうため特性が悪化するという問題
点があった。
【0095】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、このようなさまざまな伝搬環境に対して、いずれの
場合においても受信特性を均等に良くすることができ
る。
【0096】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して詳細に説明する。
【0097】図10は、本発明の第2の実施の形態のパ
スコントロール部24aの詳細な構成を示すブロック図
である。図10を参照すると、本実施の形態は、同一パ
スか否かの判断に、その瞬時のパスレベルだけではなく
フェージングの状態も加味する点で異なる。
【0098】図11は、本実施の形態の同一パス削除処
理部35aの動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【0099】同一パス削除処理部35aは、有効フィン
ガーパスの各パスの受信タイミングbをフィンガー部1
1に出力した後、遅延プロファイル計算部21から抽出
した各保護パス、即ち、各fingerの相関値(IQ)l
と、「finger±同一パス範囲2」の相関値mを、同一パ
ス削除処理メモリ部36の各fingerの相関値n及び「fi
nger±同一パス範囲2」の相関値oとして書き込み保持
しておく。
【0100】具体的には、ここでfinger0の相関値をf
とし、「finger0±同一パス範囲2」の各相関値をf
、f とする(f、f 、f とも、ベク
トルである。)。
【0101】同一パス削除処理部35aは、まず、第1
の実施の形態と同様に、同一パスか否かの判断を行なう
(図11のS131、S132、S133、S134、
S135、S136、S137、S138、S13
9)。
【0102】次に、フェージングの状態を比較するた
め、同一パス削除処理メモリ部36から、前回の各保護
パス、即ち、前回の各fingerの相関値n及び「finger±
同一パス範囲2」の相関値oを読み出す。また、遅延プ
ロファイル計算部21から、今回の各fingerの相関値l
及び、「finger±同一パス範囲2」の相関値mを抽出す
る。
【0103】具体的には、ここで今回のfinger0の相関
値をf_curr、「finger0±同一パス範囲2」の
各相関値をf _curr、f _currとす
る。
【0104】そして、f_currとf、f _
currとf 、f _currとf 、の各ベ
クトルが互いになす角度であるθ、θ、θを、三
角関数の余弦公式を用いて求める(図11のS13a、
S13b、S13c)。つまり、 cosθ=(f・f_curr)/|f||f_curr| cosθ=(f ・f _curr)/|f ||f _curr | cosθ=(f ・f _curr)/|f ||f _curr | の公式により求められる各角度θ、θ、θの余弦
の値を、逆関数cos に代入することにより各角度
θ、θ、θを求めることができる。ここで、(f
・g)はベクトルfとgの内積を示し、|f|はベクト
ルfの大きさを示す。
【0105】最後に、θとθ又はθとθを比較
し(図11のS13d、S13e)、差が定められたし
きい値(定められた値)以上あれば別パスと判断し(図
11のS13f、S13g)、差がしきい値(定められ
た値)未満の場合は同一パスと判断する(図11のS1
3h、S13i)。
【0106】そして、第1の実施の形態と同様に、同一
パスと判断した保護パスは無効フィンガーパスとし(図
11のS139)、別パスと判断した保護パスのみを有
効フィンガーパスとして、有効フィンガーパスの各パス
の受信タイミングbをフィンガー部11に出力する。
【0107】また、遅延プロファイル計算部から抽出し
た今回の各fingerの相関値l及び、「finger±同一パス
範囲2」の相関値mを、同一パス削除処理メモリ部36
の各fingerの相関値n及び、「finger±同一パス範囲
2」の相関値oに書き込み更新する。
【0108】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態の効果に加えて、同一パスであれ
ば同様のフェージングを受けることを利用して、前回の
相関値と今回の相関値を比較してベクトルの回転の角度
が同じであるかどうかを調べて、同一パスの検出を行な
う。これにより、より正確な同一パスか否かの判断がで
きる。
【0109】次に、本発明の第3の実施の形態を、図面
を参照して詳細に説明する。
【0110】図12は、本発明の第3の実施の形態のパ
スコントロール部24bの詳細な構成を示すブロック図
である。図12を参照すると、本実施の形態では、第1
の実施の形態において同一パス削除処理部35で行なっ
た同一パス削除処理を、ピーク検出処理部31bで行な
う点が異なる。
【0111】図13は、本実施の形態のピーク検出処理
における同一パス判断の一実施例を説明するための図で
あり、図14は、本実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。図13のように、ピーク検出処
理部31bにおいてピークを検出する時、まず第1の実
施の形態と同様に、「ピークタイミング±同一パス範囲
1」(第1検出範囲)内のピークについては、同一パス
と判断しピークとして選択しない(S141〜S14
3)。
【0112】次に、「ピークタイミング±同一パス範囲
2」(第2検出範囲)のタイミングのピークについては
(S144)、レベルを見て、検出されたピークのレベ
ル≧しきい値(=中心のピークレベル×係数)の場合は
別パスと判断し、検出されたピークのレベル<しきい値
(=中心のピークレベル×係数)の場合は同一パスと判
断する(S145)(但し、係数≦1.0とする)。
【0113】そして、同一パスと判断したピークはこれ
を選択せず、検出されたピークの中からこの同一パスと
判断されたピークを除外してしきい値処理部32に対し
出力する(S146)。
【0114】例えば、図13のtmg2は、「tmg1±同一パ
ス範囲2」のタイミングに存在するピークだが、レベル
がしきい値以上のため、tmg1とtmg2は別パスと判断す
る。
【0115】また、図13のtmg3は、「tmg1±同一パス
範囲2」のタイミングに存在するピークだが、パスレベ
ルがしきい値未満のため、tmg1はtmg3と同一パスと判断
し、tmg3はピークとして選択しない。
【0116】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態と同様の効果を、パスコントロー
ル部24b内に新規に同一パス削除処理部35を追加す
るのではなく、既存のピーク検出処理部31において同
一パス削除処理の機能を付加することにより実現するこ
とができる。またこのため、本発明のCDMA受信装置
をより簡易に構成することができる。
【0117】また、上記第2と第3の実施の形態は、組
み合わせて実施することができる。つまり、第3の実施
の形態のピーク検出処理部31bに、第2の実施の形態
の同一パス削除処理メモリ部36を接続して、ピークタ
イミングとピークレベルによる同一パス削除処理に加え
て、第2の実施の形態の相関値による同一パス削除処理
を実行することができる。
【0118】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図15は、本発明の第4の実施の形態の基地局装置
100の構成を示すブロック図であり、図16は、本実
施の形態のパス経路の一例を示す図である。
【0119】本実施の形態のCDMA通信の基地局装置
100は、そのベースバンド信号処理部103の受信部
103aにおいて第1の実施の形態のCDMA受信装置
10の機能を備えることにより、従来よりもより良い受
信特性をさまざまな伝搬環境に対して均等に実現するこ
とを特徴とする。
【0120】図15を参照すると、本実施の形態の基地
局装置100は、送受信増幅部101、無線部102、
ベースバンド信号処理部103、アンテナ部104を備
えている。
【0121】アンテナ部104は、CDMAによる無線
信号の送受信を行なう。送受信増幅部101は、アンテ
ナ部104を介して受信された受信信号の増幅や、アン
テナ部104を介して送信する送信信号の増幅や、受信
信号と送信信号との多重分離を行なう。
【0122】無線部102は、受信部102aと送信部
102bを備え、受信部102aが、送受信増幅部10
1にて増幅された受信信号をデジタル信号に変換し、送
信部102bが、送信信号をアナログ信号に変換し、直
交変調により送信RF信号に変換する。
【0123】ベースバンド信号処理部103は、受信部
103aと送信部103bを備え、受信部103aが、
無線部102の受信部102aにてデジタル信号に変換
された受信信号をデータ復調し、送信部103bが送信
信号のデータ変調等のベースバンド処理を行なう。
【0124】図16に示されるように、本実施の形態の
基地局装置100は、利用者のユーザ端末である移動局
200(MS)との間で、例えば建物300A、300
B等を介して様々なパス(Path1、Path2)に
より通信を行なうことができる。
【0125】本実施の形態のベースバンド信号処理部1
03の受信部103aは、図1に示される第1の実施の
形態のCDMA受信装置10と同様の構成を備えて、第
1の実施の形態と同様にして同一パスの削除による受信
タイミングの検出処理を実行する。
【0126】ここで、本実施の形態(及び第1の実施の
形態)の同一パスの判断の実施例を説明する。
【0127】図17は、本実施の形態のパスレベルの一
実施例を示す図であり、図16で示されるPath1、
Path2の各パスに対応して、2つのfingerが検出さ
れている。ここで図17の場合においては、各fingerの
中心のピークタイミングが同一パス範囲2の範囲内にあ
り、かつピークレベルの高い側のfgr1のピークレベルに
より定められるしきい値よりも、もう一方のfgr2のピー
クレベルが高いため、この両fingerは別パスと判断され
る。よっていずれのfingerも、有効fingerであり削除し
ない。
【0128】また、図18は本実施の形態の他のパス経
路の一例を示す図であり、図19は図18の場合におけ
るパスレベルの一例を示す図である。
【0129】図19を参照すると、この場合にも2つの
fingerが検出され各fingerの中心のピークタイミングが
同一パス範囲2の範囲内にあるが、この場合では、ピー
クレベルの高い側のfgr1のピークレベルにより定められ
るしきい値よりも、もう一方のfgr2のピークレベルが低
いため、この両fingerは同一パスと判断される。よっ
て、ピークレベルの低い側のfgr2を削除する。
【0130】次に、本発明の第2の実施の形態の同一パ
スの判断の実施例を説明する。
【0131】ここで図20の例に示されるように、2つ
のfingerが検出されているとする。すると、まず各fing
erの中心のピークタイミングが同一パス範囲2の範囲内
にあり、かつピークレベルの高い側のfgr1のピークレベ
ルにより定められるしきい値よりも、もう一方のfgr2の
ピークレベルが高いことを検出し、これによりこの両fi
ngerは別パスである可能性があると判断される。この場
合本実施例では、更に各fingerの相関値のベクトルに基
づくパスの同一性の判定を行なう。
【0132】つまり、fgr1の前回と今回の各相関値f
_currとfのなす角度θ(図21)、fgr2の前
回と今回の各相関値f _currとf のなす角
度θ (図22)とを求め、この各角度の差(図23)
に基づいてパスの同一性を判定する。本実施例では、こ
の各角度の差が定められたしきい値よりも小さいため、
fgr1とfgr2の各fingerは同一パスであると判定する。
【0133】また、図24〜27の実施例は、図20〜
23と同様であり、図24の例に示されるように、2つ
のfingerが検出されているとする。すると、図20の実
施例と同様にしてこの両fingerは別パスである可能性が
あると判断される。このため、各fingerの相関値のベク
トルに基づくパスの同一性の判定を行なう。
【0134】つまり、fgr1の前回と今回の各相関値f
_currとfのなす角度θ(図25)、fgr2の前
回と今回の各相関値f _currとf のなす角
度θ (図26)とを求め、この各角度の差(図27)
に基づいてパスの同一性を判定する。本実施例では、こ
の各角度の差が定められたしきい値よりも大きいため、
fgr1とfgr2の各fingerは別パスであると判定する。
【0135】また、上記各実施の形態及び実施例におい
ては、保護処理や同一パス削除処理における同一パスを
検出する範囲(第1、第2検出範囲)を、その中心の保
護パスのパスタイミング(また、中心のピークのピーク
タイミング)の前後の定めらた等しい範囲(同一パス範
囲1、2)とする方式を例に説明したが、これに限定さ
れるものではない。
【0136】つまり、上述の「保護パスタイミング±同
一パス範囲1(又2)」とする以外にも、保護パスタイ
ミングの前後に異なる範囲を設定して(保護パスタイミ
ング−同一パス範囲A)〜(保護パスタイミング+同一
パス範囲B)とする場合にも同様に実施することができ
る。
【0137】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように本発明のCDMA受
信装置と、その基地局、及びその受信信号を逆拡散する
ための受信タイミングの検出方法によれば、以下のよう
な効果が達成される。
【0139】従来の同一パス判断方法は、保護処理にお
いて同一パスを検出する範囲(第1検出範囲)を小さく
設定すると、都市部でよく見られる高速フェージング環
境下でそれぞれのパスが近いパスの場合は、パスが分離
されやすくなるため特性が良くなるが、郊外でよく見ら
れる低速フェージング環境下でそれぞれのパスが離れて
いる場合は、サイドローブを取りやすくなり、サイドロ
ーブもRAKE合成に使用してしまうため特性が悪化す
るという問題点があった。
【0140】反対に、保護処理で使用する同一パス範囲
1を大きく設定すると、郊外でよく見られる低速フェー
ジング環境下でそれぞれのパスが離れている場合は、サ
イドローブを取りにくくなるため特性が良くなるが、都
市部でよく見られる高速フェージング環境下でそれぞれ
のパスが近いパスの場合は、少し揺らぐと異なるパスな
のに同じパスと判断してしまうため特性が悪化するとい
った問題点があった。
【0141】本発明によれば、このようなさまざまな伝
搬環境に対して、いずれの場合においても受信特性を均
等に良くすることができる。
【0142】その理由は、保護処理の後に、他の保護パ
スのサイドロープである保護パスを無効フィンガーパス
として検出する同一パス削除処理を追加し、無効フィン
ガーパス以外の保護パスである有効フィンガーパスの受
信タイミングのみをフィンガー部に通知するからであ
る。
【0143】同一パス削除処理においては、各保護パス
毎に、各保護パスタイミング周囲の定められた範囲(第
2検出範囲)内に、別の保護パスが存在するかどうかを
調べる。
【0144】そして、別の保護パスが存在する場合に
は、各々の保護パスレベルを比較して、検出された保護
パスの保護パスレベル≧しきい値(=中心の保護パスレ
ベル×係数)の場合は別パスと判断し、検出された保護
パスの保護パスレベル<しきい値(=中心の保護パスレ
ベル×係数)の場合は同一パスと判断する(但し、係数
≦1.0とする)。これにより、他の保護パスのサイド
ロープである同一パスの保護パスを適切に検出すること
ができる。
【0145】そして、同一パスと判断した保護パスは無
効フィンガーパスとし、別パスと判断した保護パスのみ
を有効フィンガーパスとしてその受信タイミングをフィ
ンガー部に出力する。これにより、保護処理における同
一パスを検出する範囲が小さく設定されている場合にお
いても、同一パス削除処理において、サイドローブと思
われる保護パスを検出して無効フィンガーパスとするこ
とができるからである。
【0146】また、保護処理と同一パス削除処理の2つ
に分けることで、フェージング等でその回にはたまたま
レベルが落ち込んでいたために、誤って無効フィンガー
パスとした場合でも、保護パスからは削除されないの
で、発見されている保護パスを誤って見失ってしまうこ
とを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるCDMA受
信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のサーチャー部の
詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のパスコントロー
ル部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のパスコントロー
ル部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態のピーク検出処理
における同一パス判断の一実施例を説明するための図で
ある。
【図6】 本発明の第1の実施の形態の保護処理におけ
る同一パス判断の一実施例を説明するための図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態の保護処理におけ
る保護パス状態遷移図の一実施例である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態の同一パス削除処
理の一実施例の動作を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の第1の実施の形態の同一パス削除処
理の一実施例を説明するための図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態のパスコントロ
ール部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】 本発明の第3の実施の形態のパスコントロ
ール部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態のピーク検出処
理における同一パス判断の一実施例を説明するための図
である。
【図14】 本発明の第3の実施の形態の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図15】 本発明の第4の実施の形態の基地局装置の
構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明の第4の実施の形態のパス経路の一
例を示す図である。
【図17】 本発明の第4の実施の形態のパスレベルの
一例を示す図である。
【図18】 本発明の第4の実施の形態のパス経路の一
例を示す図である。
【図19】 本発明の第4の実施の形態のパスレベルの
一例を示す図である。
【図20】 本発明の一実施例のパスレベルの一例を示
す図である。
【図21】 本発明の一実施例の相関値ベクトルの一例
を示す図である。
【図22】 本発明の一実施例の相関値ベクトルの一例
を示す図である。
【図23】 本発明の一実施例の相関値ベクトルの一例
を示す図である。
【図24】 本発明の他の実施例のパスレベルの一例を
示す図である。
【図25】 本発明の他の実施例の相関値ベクトルの一
例を示す図である。
【図26】 本発明の他の実施例の相関値ベクトルの一
例を示す図である。
【図27】 本発明の他の実施例の相関値ベクトルの一
例を示す図である。
【図28】 低速フェージング環境下の伝搬モデルの一
例を示す図である。
【図29】 高速フェージング環境下の伝搬モデルの一
例を示す図である。
【符号の説明】
10 CDMA受信装置 11 フィンガー部 12 サーチャー部 13 RAKE合成部 14 復号部 21 遅延プロファイル計算部 22 相関器群 23 加算器群 24、24a、24b パスコントロール部 25 拡散符号発生器 26 サーチ用遅延回路 31、31b ピーク検出処理部 32 しきい値処理部 33 保護処理部 34 保護処理メモリ部 35、35a 同一パス削除処理部 36 同一パス削除処理メモリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−278177(JP,A) 特開2000−252871(JP,A) 特開 平10−173629(JP,A) 特開 平8−181636(JP,A) 青山明雄(外3名),室内/屋外実験 によるDS−CDMAシステムのパスサ ーチ特性,電子情報通信学会技術研究報 告,1997年11月26日,RCS97−164, pp.51−58 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04Q 7/38

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式の信号を受信するCDMA
    受信装置において、 受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受信タ
    イミング検出手段と、 前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイミン
    グに基づいて、当該受信信号を逆拡散することにより検
    波処理を行なう検波処理手段を備え、 前記受信タイミング検出手段は、 現時点において存在するパスである各保護パスのパスタ
    イミングとパスレベルの情報を基に、各前記保護パスの
    内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記保護パ
    スを無効パスとし、前記無効パス以外を有効パスとして
    抽出する同一パス削除処理部を備え、 各前記有効パスの受信タイミングを、前記検波処理手段
    に対し当該受信信号を逆拡散する受信タイミングとして
    出力するCDMA受信装置であって、 前記同一パス削除処理部は、 各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形
    成する前記無効パスの検出処理において、順次各前記保
    護パスに対して、当該保護パスのパスタイミングから予
    め定められた範囲内にパスタイミングがあり、かつ当該
    保護パスのパスレベルを基に定めるしきい値よりもパス
    レベルが低い他の保護パスを、前記無効パスとして検出
    することを特徴とするCDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 CDMA方式の信号を受信するCDMA
    受信装置において、 受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受信タ
    イミング検出手段と、 前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイミン
    グに基づいて、当該受信信号を逆拡散することにより検
    波処理を行なう検波処理手段を備え、 前記受信タイミング検出手段は、 現時点において存在するパスである各保護パスのパスタ
    イミングとパスレベルの情報を基に、各前記保護パスの
    内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記保護パ
    スを無効パスとし、前記無効パス以外を有効パスとして
    抽出する同一パス削除処理部を備え、 各前記有効パスの受信タイミングを、前記検波処理手段
    に対し当該受信信号を逆拡散する受信タイミングとして
    出力するCDMA受信装置であって、 前記同一パス削除処理部は、 各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形
    成する前記無効パスの検出処理において、各前記保護パ
    スのパスタイミングとパスレベルと、各前記保護パスの
    相関値の情報を基に前記無効パスを抽出し、 前記同一パス削除処理部は、 各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形
    成する前記無効パスの検出処理において、順次各前記保
    護パスに対して、当該保護パスのパスタイミングから予
    め定められた範囲内にパスタイミングがあり、かつ当該
    保護パスのパスレベルを基に定めるしきい値よりもパス
    レベルが低く、かつ相関値のベクトル回転の角度と当該
    保護パスの相関値のベクトルの回転の角度との差が定め
    られた値未満である他の各前記保護パスを、前記無効パ
    スとして検出することを特徴とするCDMA受信装置。
  3. 【請求項3】前記保護パスのパスレベルを基に定めるし
    きい値を、当該保護パスのパスレベルの値に対して1.
    0以下である正の係数を乗じた値とすることを特徴とす
    る請求項又は請求項に記載のCDMA受信装置。
  4. 【請求項4】 前記受信タイミング検出手段は、 前記保護パスの情報を記録する保護処理メモリ部と、 前記受信信号からパスの検出処理を逐次実行する手段
    と、 前記パスの検出処理により検出された各前記パスの情報
    と、前記保護処理メモリ部に記録されている各前記保護
    パスの情報を基に、現時点において存在するパスである
    前記保護パスを新たに判定する保護処理部を備え、 前記同一パス削除処理部は、 前記保護処理部が新たに判定した前記保護パスから、前
    記有効パスを抽出することを特徴とする請求項1から請
    求項のいずれか1つに記載のCDMA受信装置。
  5. 【請求項5】 CDMA方式の信号を受信するCDMA
    受信装置において、 受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受信タ
    イミング検出手段と、 前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイミン
    グに基づいて、当該受信信号を逆拡散することにより検
    波処理を行なう検波処理手段を備え、 前記受信タイミング検出手段は、 現時点において存在するパスである保護パスの情報を記
    録する保護処理メモリ部と、 前記受信信号から、当該受信信号のレベルがピークを示
    すタイミングであるピークタイミングを逐次検出するピ
    ーク検出処理部と、 前記ピーク検出処理部により検出された各前記ピークタ
    イミングの内で、レベルが定められた値以上であるもの
    を、前記受信信号のパスとして検出する手段と、 前記検出された各前記パスの情報と、前記保護処理メモ
    リ部に記録されている各前記保護パスの情報を基に、前
    記保護パスを新たに判定する保護処理部と、 前記保護処理部が判定した各前記保護パスの受信タイミ
    ングを、前記検波処理手段に対し当該受信信号を逆拡散
    する受信タイミングとして出力する手段を備え、 前記ピーク検出処理部は、 前記受信信号において検出される前記ピークタイミング
    の内で、他のピークタイミングのサイドロープを形成す
    るピークタイミング以外を出力するCDMA受信装置
    あって、 前記ピーク検出処理部は、 前記ピークタイミングの検出処理において、前記受信信
    号において検出される前記ピークタイミングの内で、よ
    りレベルが高い他のピークタイミングの周囲の定められ
    た範囲である第1検出範囲内にある前記ピークタイミン
    グを検出して除外し、よりレベルが高い他のピークタイ
    ミングの周囲の定められた範囲である第2検出範囲内に
    ありかつレベルが当該他のピークタイミングのレベルを
    基に定めるしきい値未満である前記ピークタイミングを
    検出して除外し、前記除外された以外の前記ピークタイ
    ミングを出力することを特徴とするCDMA受信装置。
  6. 【請求項6】 前記ピークタイミングのレベルを基に定
    めるしきい値を、当該ピークタイミングのレベルの値に
    対して1.0以下である正の係数を乗じた値とすること
    を特徴とする請求項に記載のCDMA受信装置。
  7. 【請求項7】 CDMA方式の信号を受信するCDMA
    受信装置の、受信信号を逆拡散する受信タイミングの検
    出方法において、 現時点において存在するパスである各保護パスのパスタ
    イミングとパスレベルの情報を基に、各前記保護パスの
    内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記保護パ
    スを無効パスとして検出し、前記無効パス以外の各前記
    保護パスを有効パスとして抽出する同一パス削除処理ス
    テップと、 各前記有効パスの受信タイミングを、当該受信信号を逆
    拡散する受信タイミングとして検出するステップを備え
    る受信タイミングの検出方法であって、 前記同一パス削除ステップの、各前記保護パスの内で他
    の保護パスのサイドロープを形成する前記無効パスの検
    出処理にて、順次各前記保護パスに対して、当該保護パ
    スのパスタイミングから予め定められた範囲内にパスタ
    イミングがあり、かつ当該保護パスのパスレベルを基に
    定めるしきい値よりもパスレベルが低い他の保護パス
    を、前記無効パスとして検出することを特徴とする受信
    タイミングの検出方法。
  8. 【請求項8】 前記同一パス削除ステップの、各前記保
    護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形成する前
    記無効パスの検出処理にて、 各前記保護パスのパスタイミングとパスレベルと、各前
    記保護パスの相関値の情報を基に前記無効パスを抽出す
    ることを特徴とする請求項に記載の受信タイミングの
    検出方法。
  9. 【請求項9】 前記同一パス削除ステップの、各前記保
    護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形成する前
    記無効パスの検出処理にて、 順次各前記保護パスに対して、当該保護パスのパスタイ
    ミングから予め定められた範囲内にパスタイミングがあ
    り、かつ当該保護パスのパスレベルを基に定めるしきい
    値よりもパスレベルが低く、かつ相関値のベクトル回転
    の角度と当該保護パスの相関値のベクトルの回転の角度
    との差が定められた値未満である他の各前記保護パス
    を、前記無効パスとして検出することを特徴とする請求
    に記載の受信タイミングの検出方法。
  10. 【請求項10】 前記保護パスのパスレベルを基に定め
    るしきい値を、前記保護パスのパスレベルの値に対して
    1.0以下である正の係数を乗じた値とすることを特徴
    とする請求項又は請求項に記載の受信タイミングの
    検出方法。
  11. 【請求項11】 前記保護パスの情報を記録し参照する
    ステップと、 前記受信信号からパスの検出処理を逐次実行するステッ
    プと、 前記パスの検出処理により検出された各前記パスの情報
    と、前記記録されている各前記保護パスの情報を基に、
    現時点において存在するパスである前記保護パスを新た
    に判定する保護処理ステップを備え、 前記同一パス削除ステップにて、 前記保護処理ステップにおいて新たに判定した前記保護
    パスから、前記有効パスを抽出することを特徴とする請
    求項から請求項10のいずれか1つに記載の受信タイ
    ミングの検出方法。
  12. 【請求項12】 CDMA方式の信号を通信する基地局
    において、 受信した前記CDMA方式の信号をデータ復調する手段
    が、 受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受信タ
    イミング検出手段と、 前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイミン
    グに基づいて、当該受信信号を逆拡散することにより検
    波処理を行なう検波処理手段を備え、 前記受信タイミング検出手段は、 現時点において存在するパスである各保護パスのパスタ
    イミングとパスレベルの情報を基に、各前記保護パスの
    内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記保護パ
    スを無効パスとし、前記無効パス以外を有効パスとして
    抽出する同一パス削除処理部を備え、 各前記有効パスの受信タイミングを、前記検波処理手段
    に対し当該受信信号を逆拡散する受信タイミングとして
    出力する基地局であって、 前記同一パス削除処理部は、 各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形
    成する前記無効パスの検出処理において、順次各前記保
    護パスに対して、当該保護パスのパスタイミングから予
    め定められた範囲内にパスタイミングがあり、かつ当該
    保護パスのパスレベルを基に定めるしきい値よりもパス
    レベルが低い他の保護パスを、前記無効パスとして検出
    することを特徴とする基地局。
  13. 【請求項13】 CDMA方式の信号を通信する基地局
    において、 受信した前記CDMA方式の信号をデータ復調する手段
    が、 受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受信タ
    イミング検出手段と、 前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイミン
    グに基づいて、当該受信信号を逆拡散することにより検
    波処理を行なう検波処理手段を備え、 前記受信タイミング検出手段は、 現時点において存在するパスである各保護パスのパスタ
    イミングとパスレベルの情報を基に、各前記保護パスの
    内で他の保護パスのサイドロープを形成する前記保護パ
    スを無効パスとし、前記無効パス以外を有効パスとして
    抽出する同一パス削除処理部を備え、 各前記有効パスの受信タイミングを、前記検波処理手段
    に対し当該受信信号を逆拡散する受信タイミングとして
    出力する基地局であって、 前記同一パス削除処理部は、 各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形
    成する前記無効パスの検出処理において、各前記保護パ
    スのパスタイミングとパスレベルと、各前記保護パスの
    相関値の情報を基に前記無効パスを抽出し、 前記同一パス削除処理部は、 各前記保護パスの内で他の保護パスのサイドロープを形
    成する前記無効パスの検出処理において、順次各前記保
    護パスに対して、当該保護パスのパスタイミングから予
    め定められた範囲内にパスタイミングがあり、かつ当該
    保護パスのパスレベルを基に定めるしきい値よりもパス
    レベルが低く、かつ相関値のベクトル回転の角度と当該
    保護パスの相関値のベクトルの回転の角度との差が定め
    られた値未満である他の各前記保護パスを、前記無効パ
    スとして検出することを特徴とする基地局。
  14. 【請求項14】 前記保護パスのパスレベルを基に定め
    るしきい値を、当該保護パスのパスレベルの値に対して
    1.0以下である正の係数を乗じた値とすることを特徴
    とする請求項12又は請求項13に記載の基地局。
  15. 【請求項15】 前記受信タイミング検出手段は、 前記保護パスの情報を記録する保護処理メモリ部と、 前記受信信号からパスの検出処理を逐次実行する手段
    と、 前記パスの検出処理により検出された各前記パスの情報
    と、前記保護処理メモリ部に記録されている各前記保護
    パスの情報を基に、現時点において存在するパスである
    前記保護パスを新たに判定する保護処理部を備え、前記
    同一パス削除処理部は、 前記保護処理部が新たに判定した前記保護パスから、前
    記有効パスを抽出することを特徴とする請求項12から
    請求項14のいずれか1つに記載の基地局。
  16. 【請求項16】 CDMA方式の信号を受信する基地局
    において、 受信した前記CDMA方式の信号をデータ復調する手段
    が、 受信信号を逆拡散する受信タイミングを検出する受信タ
    イミング検出手段と、 前記受信タイミング検出部が検出した前記受信タイミン
    グに基づいて、当該受信信号を逆拡散することにより検
    波処理を行なう検波処理手段を備え、 前記受信タイミング検出手段は、 現時点において存在するパスである保護パスの情報を記
    録する保護処理メモリ部と、 前記受信信号から、当該受信信号のレベルがピークを示
    すタイミングであるピークタイミングを逐次検出するピ
    ーク検出処理部と、 前記ピーク検出処理部により検出された各前記ピークタ
    イミングの内で、レベルが定められた値以上であるもの
    を、前記受信信号のパスとして検出する手段と、 前記検出された各前記パスの情報と、前記保護処理メモ
    リ部に記録されている各前記保護パスの情報を基に、前
    記保護パスを新たに判定する保護処理部と、 前記保護処理部が判定した各前記保護パスの受信タイミ
    ングを、前記検波処理手段に対し当該受信信号を逆拡散
    する受信タイミングとして出力する手段を備え、 前記ピーク検出処理部は、 前記受信信号において検出される前記ピークタイミング
    の内で、他のピークタイミングのサイドロープを形成す
    るピークタイミング以外を出力する基地局であって、 前記ピーク検出処理部は、 前記ピークタイミングの検出処理において、前記受信信
    号において検出される前記ピークタイミングの内で、よ
    りレベルが高い他のピークタイミングの周囲の定められ
    た範囲である第1検出範囲内にある前記ピークタイミン
    グを検出して除外し、よりレベルが高い他のピークタイ
    ミングの周囲の定められた範囲である第2検出範囲内に
    ありかつレベルが当該他のピークタイミングのレベルを
    基に定めるしきい値未満である前記ピークタイミングを
    検出して除外し、前記除外された以外の前記ピークタイ
    ミングを出力することを特徴とする基地局。
  17. 【請求項17】 前記ピークタイミングのレベルを基に
    定めるしきい値を、当該ピークタイミングのレベルの値
    に対して1.0以下である正の係数を乗じた値とするこ
    とを特徴とする請求項16に記載の基地局。
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