JP3478919B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP3478919B2
JP3478919B2 JP00203196A JP203196A JP3478919B2 JP 3478919 B2 JP3478919 B2 JP 3478919B2 JP 00203196 A JP00203196 A JP 00203196A JP 203196 A JP203196 A JP 203196A JP 3478919 B2 JP3478919 B2 JP 3478919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザプリンタ等、
連続した画像記録用紙を搬送して画像を記録する画像記
録装置に係わり、特に搬送ローラの摩擦力の不平等変化
に伴って生ずる搬送用紙の斜行の補正を可能にした画像
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラの摩擦搬送により連続した画像記
録用紙を画像記録部に搬送して画像記録を行う画像記録
装置は種々な種類のものが実用化されている。連続する
用紙のローラ搬送上で問題になる、用紙斜行に伴う幅方
向の位置ずれの検知並びに補正については、いくつかの
技術が開示されている。用紙端に設けた検出器によって
用紙の幅方向の位置ずれを検知して斜行の補正手段に伝
達してフィードバック制御を行う斜行補正方法は、例え
ば文献(精密機械47巻4号:西村;用紙ローラ送りに
おける蛇行修正法の研究)に開示されている。また、連
続用紙としてロール紙を使用し、ロール紙の斜行を検知
して補正する方法が特開平4−256654 号公報に表示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記文献“用紙ローラ
送りにおける蛇行修正法の研究”は、送り穴が無い幅方
向のミシン目も無い一様な連続用紙の用紙端の検出によ
り用紙の斜行補正を行うものであるが、実際の画像記録
用紙は用紙搬送のための送り穴を開け、連続用紙のシー
ト状切り分けのためのミシン目加工を施したものも多
い。画像記録装置としては送り穴付の用紙と送り穴無し
の用紙とを切換えて使用できるのが望ましい。送り穴付
の場合には実際の用紙端と送り穴の端点との2個所で用
紙端信号が発せられるため、用紙の斜行補正情報に使用
するためには実際の用紙端の鑑定作業が必要になる。又
ミシン目加工用紙は、用紙端検出部付近で浮き上って用
紙端検出値に誤差を発生させる可能性も高い。特開平4
−256654 号公報に開示の方法では斜行を検知するとス
キュー修正手段が動作して斜行を修正するが、スキュー
修正手段動作中の用紙は使用不能状態になり、この無駄
を省くためには巻き戻し動作を必要とする。
【0004】本発明の目的は、送り穴の有無に拘らず用
紙端位置を正しく検出し、用紙にミシン目が加工されて
いても浮き上りを生ずることなく、画像記録部より前の
位置で連続的にフィードバック制御による斜行補正を行
って画像記録不能箇所の発生を防止した画像記録装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、用紙基準端
部の用紙の存在位置を検出するラインセンサと、このラ
インセンサと共働して用紙基準端位置を鑑定して用紙基
準端位置信号を送信するラインセンサ出力加工手段と、
このラインセンサ出力加工手段の出力から用紙位置補正
値を求めて制御信号を出力する用紙位置補正手段制御装
置とを備えるとともに、この用紙位置補正手段制御装置
の信号を受けて画像記録用紙端位置の補正を行う用紙位
置補正手段を画像記録部より用紙搬送方向の上流側に配
置した画像記録装置において、前記ラインセンサが光電
変換手段を備えて画像記録用紙搬送方向に対し直角方向
に配置され、前記ラインセンサ出力加工手段が前記ライ
ンセンサの検知周期の中で用紙の存在を検知すると高低
変化するパルスをトリガとして逆向きパルスを発生させ
て用紙存在検知信号以外の用紙存在検知信号をマスクし
て用紙端位置信号を出力することにより達成される。ま
た、前記ラインセンサの検知窓部の一部を位置調整可能
に覆うマスク手段と、前記ラインセンサからの出力によ
り用紙位置補正値を求めて制御信号を出力する用紙位置
補正手段制御装置と、前記画像記録部より用紙搬送方向
の上流側に配置される該用紙位置補正手段制御装置の信
号を受けて画像記録用紙端位置の補正を行う用紙位置補
正手段とを備えたことにより達成される。また、前記マ
スク手段が前記ラインセンサ検知窓部の一部を覆う状態
と露出させる状態とに移動によって切換え可能としたこ
とにより達成される。また、画像記録用紙幅を検出して
前記用紙位置補正手段制御装置に伝達する手段を備える
画像記録用紙搬送の主体をなす用紙搬送手段を更に備
え、前記用紙位置補正手段が、用紙幅方向での印加圧力
値に変化を与え、前記用紙位置補正手段の従動ローラの
両端から回動支点を介して回動可能に延びる両アームの
先端部の力点に加えられる力の差を補正ローラ両端側の
間に2つのばねを介して渡されたロープのばね間の力点
位置調整によって調整することにより達成される。ま
た、前記ラインセンサの検出位置付近で画像記録用紙が
浮き上って用紙基準端位置の検出誤差を生ずるのを防止
するガイドを設けたことにより達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例を示す
画像記録装置の断面図である。連続して送られる画像記
録用紙1の上にトナー画像を記録するためには、先ず静
電潜像を感光ドラム2の上に形成する。金属性ドラム表
面に感光体層を塗布して構成される感光ドラム2は、回
動可能に支持され、感光ドラム2の回動につれて感光ド
ラム2の外周に配置される帯電器3によってその表面が
一様に帯電された後、レーザ発光部4から発せられる画
像信号にしたがってオン−オフされるレーザビームをミ
ラー,レンズを包含する光学系通路5を介して照射さ
れ、それによって静電潜像をドラム面上に形成される。
この静電潜像は、感光ドラム2の外周に配置される現像
ユニット6によってトナーを塗布されて顕像化され、転
写コロトロン7によってトナー画像が画像記録用紙1の
上に転写される。画像記録用紙1の上にトナー画像を転
写した後も尚感光ドラム2の表面に残留しているトナー
は、感光ドラム2の外周に配置されるドラムクリーナ8
によって除去され、この部分は感光ドラム2の回動につ
れて帯電器3の所に達し、一様帯電,静電潜像形成,ト
ナー画像顕像化,転写,トナー除去を繰返す。
【0007】連続的に搬送される画像記録用紙1は、
(図示していない)用紙供給部から送り出されて補助ロ
ーラ9に達し、方向を転換され、画像記録用破1の接触
する端部に除電ブラシを備える除電ガイド10,画像記
録用紙1の幅方向での位置ずれを補正するための用紙位
置補正装置11,前後に配置した用紙ガイド12,13
を備える転写コロトロン7,連続的に送られる画像記録
用紙1の両端部の画像記録禁止区域を利用して用紙を搬
送する送りローラ14,搬送中の画像記録用紙1に一定
の張力を付与するためのテンショナ15,補助駆動装置
16,画像記録用紙1の上に転写されたトナー画像を定
着するための定着部17,定着部17の下流で方向転換
をさせる搬送補助ローラ18を介して外部へ搬出され
る。
【0008】補助駆動装置16は、最初に画像記録用紙
1をセットする時に矢印19の方向に転動して画像記録
用紙1の先端部を下流方向に送る用紙フィードベルト2
0を備え、補助駆動用ローラ21,22によって更に先
へと画像記録用紙1を搬送する。定着部17はヒートパ
ネル23,ヒートローラ24,バックアップローラ25
で構成される。
【0009】図2及び図3を用いて搬送機構部の詳細を
説明する。画像記録用紙1の搬送機構は、画像記録用紙
1の端部に配置され得る送り穴の有無に拘らず送紙可能
な様にローラの摩擦搬送を行う必要がある。送りローラ
14は、転写画像の描かれているのと反対側の紙面全幅
に亘って接触・回動して画像記録用紙1を送る駆動ロー
ラ26と、転写画像側の面には接するが転写画像には接
触しないように駆動ローラ26との間に画像記録用紙1
の両端部だけを挟んで用紙の駆動を助ける従動ローラ2
7を備える。従動ローラ27はホルダ28によって回動
可能に支持され、ホルダ28は(図示されていない)側
板に支持されている従動ローラ支持軸29の上を直動可
能に従動ローラ支持軸29の上に取付けられている従動
ローラキャリア30にピン31で継合されているので、
従動ローラ27は画像記録用紙1の幅に合わせて幅方向
の位置を調節するための移動が可能にされている。しか
し用紙基準側位置の従動ローラキャリア30は従動ロー
ラ支持軸29上の位置を固定されて用紙幅方向の移動を
させていない。従動ローラキャリア30とホルダ28と
には、従動ローラ27の反対側の端部に突起を設けこの
両突起の間を引張りばね32で繋いでおく。これにより
従動ローラ27は、ホルダ28と従動ローラキャリア3
0との継合ピン31を支点に駆動ローラ26の方へと押
し付けられる。これにより、駆動ローラ26が駆動され
ると、画像記録用紙1と共に従動ローラ27が動き、従
動ローラは回動されることになる。図2に示すように、
従動ローラ支持軸29上の直動従動ローラキャリア30
の端面に固定の従動ローラ位置センサ33の移動部支持
材34の先端には、従動ローラ位置センサ移動部35が
保持され、それに対向する位置に従動ローラ位置センサ
静止部36が配置される。従動ローラ位置センサ移動部
35は、磁石ホルダ先端に磁石を取付けてあり、従動ロ
ーラ位置センサ静止部36は、従動ローラ位置センサ移
動部35に配備の磁石の磁力を検知し得る磁気検知素子
の多数の画像記録用紙1に垂直で従動ローラ支持軸29
に平行に配置された基板表面に配列する構成を有する。
使用する画像記録用紙1に合わせて従動ローラ27の位
置を調整することにより、この従動ローラ位置センサ3
3が装填された画像記録用紙1の幅を検知して画像記録
機構の制御を司るプリンタ制御回路及び用紙位置補正手
段制御装置に情報を伝達する。
【0010】用紙位置補正装置11は、上流端の補正装
置上流用紙ガイド37,中央部の補正装置中央用紙ガイ
ド38,画像記録用紙1の走行時の浮き上り防止用の上
部用紙ガイド39によって画像記録用紙1をガイドして
補正ローラ40に送る。前述した用紙基準側位置に相当
する画像記録用紙1の端部、即ち用紙基準端部分には、
図3に示すように画像記録用紙1の幅方向に移動可能に
されて、最初に画像記録用紙1を装填する際にその幅方
向位置を規制する用紙基準端ガイド41が備えられ、規
制された用紙基準端がほぼ中央に位置するようにして用
紙移動が行われる位置に用紙基準端位置検出装置42が
設けられる。この用紙基準端位置検出装置42は、画像
記録用紙1の幅方向の位置ずれ検知手段であって、CC
D(charged coupled device) イメージセンサと周辺回
路とで構成されるラインセンサ43及びLEDで構成さ
れる光源44を備える。用紙基準端が光源44とライン
センサ43との間を流れる時画像記録用紙1が光源44
の発する光を遮ることで用紙基準端位置を検知し得るよ
うになっていて、用紙基準端ガイド41を最も内側にセ
ットする場合(図3のaの位置)の用紙基準端がライン
センサ43の検知部のほぼ中央に位置するように構成さ
れる。用紙基準端ガイド41はその底部に双方向に直動
する(図示していない)ソレノイドが備えられ、用紙基
準端位置規制位置、即ち図3のaと用紙から隔離される
位置、即ち図3のbとの間での位置移動が可能にされて
いる。図4に補正装置中央用紙ガイド38,上部用紙ガ
イド39,用紙基準端ガイド41,ラインセンサ43,
光源44の形状を示す。画像記録用紙1は数mmの距離を
隔てて配置される補正装置中央用紙ガイド38と上部用
紙ガイド39との間を通過する。上部用紙ガイド39の
光源44の部分には切込みが設けられ、補正装置中央用
紙ガイド38のラインセンサ43の直上部分には穴が穿
たれているので、用紙1が存在しない時には光源44の
照射光は妨げられることなくラインセンサ43に達する
形状とされている。従ってミシン目加工を施された用紙
でもこれらのガイド部を通過する時は浮き上りを生ずる
ことなく用紙基準端を正しく検知可能である。図2,図
3を再度参照する。補正ローラ40は、(図示していな
い)モータに駆動されて画像記録用紙1のトナー画像転
写側紙面を全幅に亘って駆動する(未だ画像転写が行わ
れていないので差支えない)補正装置駆動ローラ45
と、両端に作用する押圧力に差を付与し得る構成を備え
る画像記録用紙1の全幅に亘って押圧力を作用させる補
正装置従動ローラ46とを備える。ラインセンサ43の
用紙基準端位置検出情報に基づいて調整され、用紙幅方
向の位置によって作用する押圧力に差を付与されている
補正装置従動ローラ46は、画像記録用紙1の幅方向の
位置によって作用する搬送力に差異を生ぜしめ、これに
よって画像記録用紙1の位置ずれを補正する。ラインセ
ンサ43の情報を受領する用紙位置補正手段制御装置
は、情報に基づき必要に応じて位置補正制御モータ47
を駆動する。制御モータ47の軸端プーリ48はワイヤ
ロープ49を巻き付けられていて、軸端プーリ48の回
転によって軸端プーリ48から両用紙幅方向外方に延び
ているワイヤロープ49の軸端プーリ48による支持位
置が変化する。(図示していない)補正装置の枠に固定
されて用紙幅方向に延び位置補正制御モータ47を支え
る支持板50の両端部付近には、ワイヤロープ49を通
す滑車51が取付けられており、ワイヤロープ49は、
軸端プーリ48と滑車51との間に、通常は用紙基準端
側と用紙反基準端側とでばね力が同一であるが場合によ
って差を設けてもよいばね部材52,53を挿入して包
含していて軸端プーリ48の支持位置、即ち力点位置変
化によって両ばね部材52,53に加えられる力を変化
させる。支持板滑車51の先に延びるワイヤロープ49
は、補正装置従動ローラ46が回動可能に取付けられ
て、補正装置従動ローラ46の端点から用紙搬送方向と
は逆方向に延びる2本のアーム54の先端部取付けのア
ーム滑車55を通り、支持板50の固定部材に取付けの
支持板取付部材滑車56を通ってそれぞれのアーム54
にその先端を固定される。この固定位置は、支持板取付
部材滑車56を省略して支持板取付部材に設けてもよ
い。このため制御モータ47の回転につれて軸端プーリ
48から外方に延びるワイヤロープ49の中に挿入され
ているばね部材52,53に加わる力が変化してワイヤ
ロープ49両端側の引張力に差を生じ、それぞれのアー
ム滑車55に作用する引揚げ力は強弱変化する。補正装
置従動ローラ46の端点とアーム滑車55との中間に
は、(図示していない)補正装置枠に固定して支持され
る補正装書支点軸57によってアーム支点58が定めら
れ、アーム54はこの支点の廻りに回動可能に支持され
ている。補正装置従動ローラ46が補正装置駆動ローラ
45から受ける反力とワイヤロープ49によってアーム
滑車55に作用する引揚げ力とのバランスが維持される
ように、アーム54はアーム支点58の廻りに回動し、
これによって画像記録用紙1には両端の押圧力に差異の
ある補正装置従動ローラ46からの押圧力が働き、斜行
しようとする画像記録用紙1の進行方向を正常方向に戻
すように用紙の斜行制御が行われる。
【0011】用紙基準端を検知し補正装置従動ローラ4
6により画像記録用紙1の進行方向を正常化する用紙の
斜行制御の方法について更に詳細に説明する。画像記録
用紙1を装着する場合には、まず用紙反基準側位置の従
動ローラキャリア30を従動ローラ支持軸29沿いに用
紙反基準側位置の用紙端部に移動させ、従動ローラ位置
センサ33に用紙幅を読み取らせ、プリンタ制御回路と
用紙位置補正手段制御装置に用紙幅情報を伝達させる。
この時用紙基準端ガイド41は、図3,図4のa位置即
ち用紙基準端が用紙基準端ガイド41にガイドされて用
紙基準端位置検出装置42の中央部を通る位置に配置さ
れていて、用紙位置補正装置11の補正ローラ40の中
には基準位置に画像記録用紙1が装填されるようにして
ある。装填が正しく行われた時点で用紙基準端ガイド4
1はその底部に設けられた(図示していない)ソレノイ
ドにより図4に示すb位置に移動され用紙幅方向規制位
置を離れる。用紙位置補正装置11の上流部に備えられ
るラインセンサ43は、図5Aに示す如く、画像記録用
紙1が存在しない時には図6Aに示すような2値化され
た信号波形を出力する。即ち、ラインセンサ43の検知
周期tc 秒毎にラインセンサ43の検知幅ts 秒のオン
信号が出力される。図5Bに示す如く、送り穴加工を施
していない画像記録用紙1が装填され、用紙基準端がラ
インセンサの中央即ちaの位置を通過する場合にはライ
ンセンサの出力信号波形は図5Bに示す如く、検知周期
の如点からaの位置対応点までの初期露光時間ti 秒は
オン信号で、それからラインセンサ検知が終る迄の隠蔽
検知時間tp 秒及び検知休止期間tr 秒の間はオフ信号
となる。図5Cに示す如く、送り穴加工を施した画像記
録用紙1が装填され、用紙基準端がaにあって送り穴5
9の1つがラインセンサのセンシングライン60上にあ
る状態で検知動作が行われると、図6Cの信号波形が検
知される。即ち、検知周期の始点から正常初期露光時間
i 秒はオン信号で、続く一時的隠蔽検知時間tt 秒は
オフ信号、次いで送り穴に掛かると穴露光時間th 秒は
穴が光を通すのでオン信号になり、それから再びオフ信
号になる。この信号では用紙端を示す立下がり信号が2
個所に存在して用紙端位置の特定ができないので、本実
施例においてはラインセンサ出力加工手段を用い立下が
り信号を検知したらこれをトリガにして継続時間tm
の負のパルスを発生させ、この間の検知信号波形の立下
がりはトリガに利用せずパスさせることで、図6Dに示
す信号波形を新たに生成し、ラインセンサの出力信号と
この図6Dの生成信号との論理積(アンド)をとった信
号波形図6Eをラインセンサ出力加工手段の出力信号波
形にする。このように図6Bと同一の図6Eを図6Cに
対して得るためには、次の関係を維持する必要がある。
【0012】td<MIN tt MAX tf<tm+td<tc ここに変動時間tf(秒)は tf=tt+th であり、td は負パルス発生遅れ時間(秒)である。し
かし、負パルス発生遅れ時間td は無視できる値であ
り、上式は近似的に MAX tf<tm<t としてよい。図6Bの出力信号波形のラインセンサ出力
加工手段出力も図6Eの信号波形になる。図6B,図6
C,図6Eの波形の最初の立下がり点をa対応点と表示
してあるが、用紙基準端位置がaの位置を外れると初期
露光時間t が図示の値から変化し、その変化分が用
紙基準端位置のずれとして検出されることになる。
【0013】図7に図6Eの信号波形を出力する電子回
路の一例を示す。図6B,図6Cのラインセンサ出力値
をアンドゲート及びマルチバイブレータのトリガ入力に
入力する。マルチバイブレータの一例は日立製作所製の
TTL ICのHD74LS221 とコンデンサ,抵抗のタイミ
ング部品とで構成し得る。マルチバイブレータの出力は
前記タイミング部品で設定されるパルス幅を有する図6
Dに示す負のパルスであり、これをアンドゲートに入力
することにより図6Eに示すラインセンサ出力が得られ
る。尚前記では負のパルス発生中のラインセンサの検知
信号波形の立下がりはトリガに利用せずとの考えを示し
たが、 MAX tf<tm+td<tc−MAX tf を満足するなら、2回のラインセンサ出力信号波形の立
下がりをトリガに利用しても差支えない。しかしこの場
合には図6Cに対する図6Dの波形はこれより負パルス
幅が長くなる。
【0014】前述した如く従動ローラ位置センサ100
からは用紙充填時点において用紙位置補正手段制御装置
に用紙幅情報が伝達されている。ラインセンサ101の
出力も用紙位置補正手段制御装置に伝達される。用紙位
置補正手段制御装置においては、位置補正値演算手段1
02が、予め準備されている用へ幅毎の補正値テーブル
を参照してラインセンサ101からの用紙基準端位置情
報を基に用紙位置補正値を求めて出力する。用紙補正制
御手段103が、入力される用紙位置補正値により位置
補正制御モータ104を所定の角度だけ回転してばね部
材52,53の引張り力を変化させる。この両ばね部材
の引張り力の差が、なね部材に連結されるワイヤロープ
49を介してアーム54の力点となるアーム滑車55に
伝達される力の用紙基準側と用紙反基準側との間に差異
を生じさせ、アーム支点58を介したカンチレバーの作
用を画像記録用紙1を挟んで補正装置駆動ローラ45の
上に及ぼす補正装置従動ローラ46の圧力に用紙幅方向
の差を生ぜしめる。この圧力差が、画像記録用紙1の幅
方向に作用する搬送力に差異を生じさせ、画像記録用紙
1の位置ずれを補正し、画像記録用紙1を正規の位置に
引き戻す。
【0015】図9により本発明の第2の実施例について
説明する。ラインセンサ43は第1の実施例と同様のも
のであるが、このラインセンサ43と画像記録用紙1と
の間に回動可能にラインセンサの検知窓部の一部を隠蔽
したり露出させたりできるマスク61を設ける。このマ
スクの回動範囲を制約するためにマスクストッパ62と
63を備える。ラインセンサマスク61はマスク駆動ロ
ータ64によって両マスクストッパ62と63との間で
回動される。図9Aはラインセンサ検知窓部を露出させ
た状態を示す図で、ラインセンサマスク61が矢印の方
向に回動可能であることを示している。図9Bは図9A
の矢印の方向にラインセンサマスク61を回動させてラ
インセンサ検知窓部の一部を隠蔽した状態を示すもので
ある。この状態で図9Cに示す如く画像記録用紙1を送
り込むと、加工された用紙送り穴59はラインセンサマ
スク61によってマスクされ、ラインセンサ43にとっ
ては図5Bに示すような用紙送り穴加工を施されていな
い画像記録用紙1の通過と同様な状態になる。
【0016】本実施例においてはラインセンサマスク6
1を磁性体薄板で形成してその一端をマスク駆動モータ
64の回転軸に固定し、マスク駆動モータ64によって
90°の範囲内で回動させる。マスクストッパ62及び6
3は共に永久磁石で構成され、ラインセンサマスク61
を吸着して保持する。図5C及び図9Cに示す如く加工
された用紙送り穴59付の場合は、図9Bに示すように
ラインセンサマスク67によってラインセンサ検知窓部
を一部隠蔽した状態でマスクストッパ63にラインセン
サマスク61を保持させるが、図5Bに示す用紙送り穴
59の無い場合には、図9Aに示すようにマスクストッ
パ62にラインセンサマスク61を保持させて、ライン
センサ43の検知窓部を露出状態にして使用する。これ
によりラインセンサは出力信号を加工することなく常に
図6Bの検知信号の出力が可能になる。
【0017】更に加工された用紙送り穴59と用紙基準
端との間の間隔が或る値以上に保証されている場合に
は、例えば中央用紙ガイドの下側に調整可能にラインセ
ンサマスク61を例えばねじ止めにより固定して、常に
ラインセンサ43の検知窓部の一部を隠蔽した状態で使
用することも可能である。この場合には或る程度の剛性
と用紙基準側端に実質的に平行に配置される辺の配置精
度とが保証されれば、どのような材料のラインセンサマ
スク61であっても差支えない。又光源44とラインセ
ンサ43との間ならばラインセンサマスク61は上部用
紙ガイドの上側に配置されても差支えない。
【0018】
【発明の効果】本発明による高精度の光学的検出装置を
用いた用紙基準端位置の検出方法により、送り穴の有無
に拘らず正しく用紙基準端位置を検知して精度良く画像
記録用紙の斜行補正が可能になる。又送り用紙の浮き上
りを防止するような用紙ガイドの採用により、ミシン目
加工を施された用紙も用紙基準端位置の検出精度が良好
に保持されるので、正常な用紙の斜行補正が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の主要部全体を示す断面
図である。
【図2】図1の中の本発明に係る部分を拡大した用紙搬
送機構部断面図である。
【図3】本発明に係る用紙搬送機構部斜視図である。
【図4】ラインセンサ及び用紙ガイドの構成を示す斜視
図である。
【図5】本発明の第1の実例例におけるラインセンサ部
と用紙との関係を示す部分平面図である。
【図6】図5に示す各状態におけるラインセンサ検知信
号波形及び出力信号波形を示すラインセンサ波形図であ
る。
【図7】本発明によるラインセンサ出力回路構成の一例
を示す回路図である。
【図8】本発明による用紙位置補正手段制御装置の動作
を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施例におけるラインセンサ部
と用紙との関係を示す部分平面図である。
【符号の説明】
1…画像記録用紙、2…感光ドラム、7…転写コロトロ
ン、11…用紙位置補正装置、14…送りローラ、26
…駆動ローラ、27…従動ローラ、28…ホルダ、33
…従動ローラ位置センサ、34…移動部支持材、35…
移動部、36…静止部、37…補正装置上流用紙ガイ
ド、38…補正装置中央用紙ガイド、39…補正装置上
部用紙ガイド、40…補正ローラ、42…用紙基準端位
置検出装置、43,101…ラインセンサ、44…光
源、45…補正装置駆動ローラ、46…補正装置従動ロ
ーラ、47…位置補正制御モータ、48…制御モータ軸
端プーリ、49…ワイヤロープ、52…用紙基準端側ば
ね部材、53…用紙反基準端側ばね部材、54…アー
ム、55…アーム滑車、58…アーム支点、59…用紙
送り穴、61…ラインセンサマスク、62,63…マス
クストッパ、64…マスク駆動モータ、100…従動ロ
ーラ位置センサ、102…位置補正値演算手段、103
…用紙補正制御手段、104…位置補正制御モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 順一 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 辻 保享 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 横川 秀穂 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 中嶋 勇夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 赤井 宗喜 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 広瀬 洋二 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−24292(JP,A) 特開 昭56−28151(JP,A) 特開 平8−268609(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/14 B41J 11/42 B41J 13/00 B65H 9/00 B65H 23/038

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙基準端部の用紙の存在位置を検出する
    ラインセンサと、このラインセンサと共働して用紙基準
    端位置を鑑定して用紙基準端位置信号を送信するライン
    センサ出力加工手段と、このラインセンサ出力加工手段
    の出力から用紙位置補正値を求めて制御信号を出力する
    用紙位置補正手段制御装置とを備えるとともに、この用
    紙位置補正手段制御装置の信号を受けて画像記録用紙端
    位置の補正を行う用紙位置補正手段を画像記録部より用
    紙搬送方向の上流側に配置した画像記録装置において、
    前記ラインセンサが光電変換手段を備えて画像記録用紙
    搬送方向に対し直角方向に配置され、前記ラインセンサ
    出力加工手段が前記ラインセンサの検知周期の中で用紙
    の存在を検知すると高低変化するパルスをトリガとして
    逆向きパルスを発生させて用紙存在検知信号以外の用紙
    存在検知信号をマスクして用紙端位置信号を出力するこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ラインセンサの検知窓部の一部を位置
    調整可能に覆うマスク手段と、前記ラインセンサからの
    出力により用紙位置補正値を求めて制御信号を出力する
    用紙位置補正手段制御装置と、前記画像記録部より用紙
    搬送方向の上流側に配置される該用紙位置補正手段制御
    装置の信号を受けて画像記録用紙端位置の補正を行う用
    紙位置補正手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記マスク手段が前記ラインセンサ検知窓
    部の一部を覆う状態と露出させる状態とに移動によって
    切換え可能としたことを特徴とする請求項2記載の画像
    記録装置。
  4. 【請求項4】 画像記録用紙幅を検出して前記用紙位置補
    正手段制御装置に伝達する手段を備える画像記録用紙搬
    送の主体をなす用紙搬送手段を更に備え、前記用紙位置
    補正手段が、用紙幅方向での印加圧力値に変化を与え、
    前記用紙位置補正手段の従動ローラの両端から回動支点
    を介して回動可能に延びる両アームの先端部の力点に加
    えられる力の差を補正ローラ両端側の間に2つのばねを
    介して渡されたロープのばね間の力点位置調整によって
    調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記ラインセンサの検出位置付近で画像記
    録用紙が浮き上って用紙基準端位置の検出誤差を生ずる
    のを防止するガイドを設けたことを特徴とする請求項1
    乃至4記載の画像記録装置。
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