JP3478411B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP3478411B2
JP3478411B2 JP34955593A JP34955593A JP3478411B2 JP 3478411 B2 JP3478411 B2 JP 3478411B2 JP 34955593 A JP34955593 A JP 34955593A JP 34955593 A JP34955593 A JP 34955593A JP 3478411 B2 JP3478411 B2 JP 3478411B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図11及び図12) 発明が解決しようとする課題(図11及び図12) 課題を解決するための手段(図5) 作用(図5) 実施例 (1)階層符号化の原理(図1〜図3) (2)実施例の画像符号化装置(図4〜図10) (2−1)構成 (2−2)分割処理 (3)実施例の効果 (4)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置及び画像処
理方法に関し、例えば所定の画像データを異なる解像度
でなる複数の画像データに分割して符号化する画像符号
化装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、所定の画像データを解像度の異な
る複数の画像データに分割して符号化する画像符号化装
置がある。この種の画像符号化装置は、入力画像データ
をピラミツド符号化等の階層符号化の手法を用いて階層
的に符号化するようになされている。すなわちこの画像
符号化装置においては、高解像度の入力画像データを第
1の階層データとして、この第1の階層データよりも解
像度が低い第2の解像データ、さらに第2の解像データ
よりも解像度が低い第3の階層データ、……を順次再帰
的に形成し、これら複数の階層データを通信路や記録再
生経路でなる伝送路で伝送する。
【0004】またこの複数の階層データを復号化する画
像復号化装置では、複数の画像データについて全て復号
化しても良く、またそれぞれに対応するテレビジヨンモ
ニタの解像度等により、何れかの階層データのうち所望
の1つを選択して復号化しても良い。これにより、階層
化された複数の階層データから所望の階層データのみに
ついて復号化することにより、必要最小限の伝送データ
量で所望の画像データを得ることもできる。
【0005】図11に示すように、この階層符号化とし
て例えば4階層の符号化を実現する画像符号化装置1で
は、それぞれ3段分の間引きフイルタ2、3、4と補間
フイルタ5、6、7とを有し、入力画像データD1につ
いて各段の間引きフイルタ2、3、4によつて順次解像
度の低い縮小画像データD2、D3、D4を形成すると
共に補間フイルタ5、6、7により縮小画像データD
2、D3、D4を縮小前の解像度に戻す。
【0006】各間引きフイルタ2〜4の出力D2〜D4
及び各補間フイルタ5〜7の出力D5〜D7はそれぞれ
差分回路8、9、10に入力され、これにより差分デー
タD8、D9、D10が生成される。この結果画像符号
化装置1においては、階層データのデータ量を低減する
と共に信号電力を低減する。ここでこの差分データD8
〜D10及び縮小画像データD4はそれぞれ面積が1、
1/4、1/16、1/64のサイズとなつている。
【0007】各差分回路8〜10より得られる差分デー
タD8〜D10及び間引きフイルタ4より得られる縮小
画像データD4は、各符号器11、12、13、14に
よつて符号化されて圧縮処理が施され、この結果各符号
器11、12、13、14から解像度の異なる第1、第
2、第3及び第4の階層データD11、D12、D13
及びD14が、所定の順序で伝送路に送出される。
【0008】このようにして伝送される第1〜第4の階
層データD11〜D14は、図12に示す画像復号化装
置20によつて復号される。すなわち第1〜第4の階層
データD11〜D14は、それぞれ復号器21、22、
23、24によつて復号され、この結果復号器24から
は第4の階層データD24が出力される。
【0009】また復号器23の出力は加算回路29にお
いて補間フイルタ26より得られる第4の階層データD
24の補間データと加算され、これにより第3の階層デ
ータD23が復元される。同様にして復号器22の出力
は加算回路30において補間フイルタ27より得られる
第3の階層データD23の補間データと加算され、これ
により第2の階層データD22が復元される。さらに復
号器21の出力は加算回路31において補間フイルタ2
8より得られる第2の階層データD22の補間データと
加算され、これにより第1の階層データD21が復元さ
れる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる階層
符号化方法を実現する画像符号化装置においては、入力
画像データを複数の階層データに分割して符号化するた
め、必然的に階層成分だけデータ量が増加する問題があ
る。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画像データを階層符号化した場合でも伝送するデー
タ量を低減し得ると共に、データ量を低減しても画質の
劣化が少ない画像処理装置及び画像処理方法を提案しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、解像度の最も低い最上位階層情報
D35から解像度の最も高い最下位階層情報でなる複数
の階層情報D41〜D44及びD35からなる画像デー
タD31を処理する画像処理装置40において、各階層
の階層情報に基づき形成された画素に基づくデータの複
数からなる各ブロツクのデータを構成する複数の信号に
ついて、各ブロツクのブロツクアクテイビテイを検出す
るブロツクアクテイビテイ検出手段51〜54と、複数
の信号のうちの第1の信号から検出されたブロツクアク
テイビテイと第1の閾値とから判定された第1の大小関
係から第2の閾値を設定するとともに、複数の信号のう
ちの第2の信号から検出されたブロツクアクテイビテイ
と第2の閾値とから判定された第2の大小関係を判定す
る判定手段51〜54と、第2の大小関係の判定結果に
基づいて、当該第2の大小関係の判定結果が得られたブ
ロツクに対して空間的に対応する各階層情報のブロツク
のデータのブロツク分割を制御する制御手段40Aとを
設けるようにした。
【0013】 また本発明においては、解像度の最も低
い最上位階層情報D35から解像度の最も高い最下位階
層情報でなる複数の階層情報D41〜D44及びD35
からなる画像データD31を処理する画像処理方法にお
いて、各階層の階層情報に基づき形成された画素に基づ
くデータの複数からなる各ブロツクのデータを構成する
複数の信号について、各ブロツクのブロツクアクテイビ
テイを検出する第1のステツプと、複数の信号のうちの
第1の信号から検出されたブロツクアクテイビテイと第
1の閾値とから判定された第1の大小関係から第2の閾
値を設定するとともに、複数の信号のうちの第2の信号
から検出されたブロツクアクテイビテイと第2の閾値と
から判定された第2の大小関係を判定する第2のステツ
プと、第2の大小関係の判定結果に基づいて、当該第2
の大小関係の判定結果が得られたブロツクに対して空間
的に対応する各階層情報のブロツクのデータのブロツク
分割を制御する第3のステツプとを設けるようにした。
【0014】
【0015】
【作用】互いに相互関係をもつて画像を形成する複数の
信号のうち、第1の信号に基づいてアクテイビテイ判定
のための閾値を選定し、当該閾値により第1の信号と相
互関係にある第2の信号のアクテイビテイを判定し、当
該判定結果に基づいてブロツク分割を制御すれば、各信
号独立に閾値を設定してブロツク分割する場合に比し
て、画像信号の特性に適応したブロツク分割ができ、こ
の結果ブロツク分割に基づく「色にじみ」等の画質劣化
を低減することができる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】(1)階層符号化の原理 図1は全体として本発明による階層符号化の原理とし
て、例えば高品位テレビジヨン信号等の静止画像を階層
符号化して圧縮する原理を示す。この階層符号化では下
位階層データの単純な算術平均で上位階層データを作
り、伝送すべき下位階層データを減少させて、情報量の
増加を伴わない階層構造を実現する。また上位階層から
下位階層の復号についてはブロツク毎のアクテイビテイ
に基づいて適応的に分割を制御することで、平坦部分の
情報量を削減する。さらに下位階層のために行う差分信
号の符号化では、その量子化特性を上位階層のアクテイ
ビテイに基づいて、付加コードなしにブロツク毎に切り
替えることにより高能率化を実現する。
【0018】すなわちこの階層符号化の階層構造では、
まず入力される高品位テレビジヨン信号を下位階層と
し、この下位階層の2ライン×2画素の小ブロツク中の
4画素X1〜X4について、次式
【数1】 で表される算術平均を取り、その値mを上位階層の値と
する。この下位階層では、次式
【数2】 で示すように、上位階層との差分値を3画素分だけ用意
することで、元々の4画素データと同じ情報量で階層構
造を構成する。
【0019】一方下位階層の復号に際しては3画素X1
〜X3は、次式
【数3】 で表すように上位階層の平均値mにそれぞれの差分値Δ
Xiを加えて復号値E〔Xi〕を求め、残つた1画素
は、次式
【数4】 で表すように上位階層の平均値mから下位階層の3個の
復号値を引く事で復号値E〔X4〕を決定する。ここ
で、E〔 〕は復号値を意味する。
【0020】ここでこの階層符号化においては、上位階
層から下位階層に向かうに従つて1つのブロツクを4つ
に分割するため、これに伴つてデータ量が階層毎に4倍
になるが、平坦部ではこの分割を禁止する事で冗長度を
削減している。なおこの分割の有無を指示するためのフ
ラグが1ビツト、ブロツク単位で用意される。下位階層
での分割の必要性の判断は局所的なアクテイビテイとし
て、例えば差分データの最大値で判断する。
【0021】ここで階層符号化の例としてITEのHD
標準画像(Y信号)を用い、5階層符号化した場合の適
応分割結果を図2に示す。最大差分データに対する閾値
を変化させた時の各階層の画素数を本来の画素数に対す
る割合を示すが、空間相関に基づく冗長度削減のようす
が分かる。削減効率は画像によつて変わるが最大差分デ
ータに対する閾値を1〜6と変化させると、平均的な削
減率は28〜69〔%〕になる。
【0022】実際上上位階層の解像度を4倍にして下位
階層を作り、このとき下位階層では上位階層データから
の差分データを符号化することで、信号レベル幅を有効
に削減できる。図2について上述した階層符号化による
5階層の場合を、図3に示すが、ここでは階層を下位か
ら数えて第1〜5階層と名付けた。
【0023】原画像の8ビツトPCMデータに比べて、
信号レベル幅の削減が見られる。特に画素数の多い第1
〜4階層は差分信号なので、大幅な削減が達成でき、以
降の量子化で効率が向上する。図3の表からわかるよう
に削減効率の絵柄への依存性は少なく、全ての絵に対し
て有効である。
【0024】また下位階層の平均値で上位階層を作る事
で、エラー伝播をブロツク内にとめながら、下位階層を
上位階層の平均値からの差分に変換する事で、効率の良
さも合わせ持つ事ができる。実際上階層符号化では同一
空間的位置での階層間のアクテイビテイには相関があ
り、上位階層の量子化結果から下位階層の量子化特性を
決定する事で、受信側に逆量子化のための量子化情報を
伝送する必要のない(但し、初期値を除く)適応量子化
器を実現できる。
【0025】実際上、上述した5段階の階層構造に基づ
いて画像を階層符号化してマルチ解像度で表現し、階層
構造を利用した適応分割及び適応量子化を行う事で、各
種HD標準画像(8ビツトのY/PB/PR)を約1/
8に圧縮することができる。また適応分割のために用意
されるブロツク毎の付加コードは、圧縮効率の向上のた
めに各階層でランレングス符号化が行われる。このよう
にして、各階層で充分な画質の画像が得られ、最終的な
最下位階層でも視覚的劣化のない良好な画像を得ること
ができる。
【0026】(2)実施例の階層符号化装置 (2−1)構成 図4において、40は階層符号化装置を示し、入力画像
データD31を階層符号化して出力する階層符号化エン
コーダ部40Aと当該階層符号化エンコーダ部40Aに
おける発生情報量が目標値となるように制御する発生情
報量制御部40Bとにより構成されている。階層符号化
エンコーダ部40Aはデータ遅延用のメモリM1(図
5)とエンコーダによつて構成されている。このうちメ
モリM1は発生情報量制御部40Bにおいて最適制御値
が決定されるまでの間、エンコード処理が実行されない
ようにデータを遅延できるよう入力段に設けられてい
る。
【0027】一方、発生情報量制御部40Bは入力画像
データD31を入力して処理対象データに適合した最適
制御値S1を設定し、これを階層符号化エンコーダ部4
0Aに送出することにより、当該階層符号化エンコーダ
部40Aで効率の良い符号化ができるようになされてい
る。所謂フイードフオワード型のバツフアリング構成で
ある。
【0028】階層符号化エンコーダ部40Aは図5に示
す構成でなり、この例の場合、5階層の解像度の異なる
圧縮画像データを生成するようになされている。まず入
力画像データD31がメモリM1を介して第1の差分回
路41及び第1の平均化回路42に入力される。第1の
平均化回路42は、入力画像データD31(すなわち第
1階層データ(最下位階層データ))の4画素平均によ
り第2階層データD32を生成する。この実施例の場
合、第1の平均化回路42は、図6(D)及び(E)に
示すように、入力画像データD31の4画素X1(1)
〜X4(1)から第2階層データD2の画素X1(2)
を生成する。
【0029】また第2階層データD32の画素X1
(2)に隣接する画素X2(2)〜X4(2)も同様に
第1階層データD31の4画素平均を求めることにより
生成される。第2階層データD32は第2の差分回路4
3及び第2の平均化回路44に入力され、第2の平均化
回路44は、第2階層データD32の4画素平均により
第3階層データD33を生成する。例えば、図6(C)
及び(D)に示す第2階層データD32の画素X1
(2)〜X4(2)から第3階層データD33の画素X
1(3)が生成されると共に、画素X1(3)に隣接す
る画素X2(3)〜X4(3)も同様に第2階層データ
D32の4画素により生成される。
【0030】第3階層データD33は第3の差分回路4
5及び第3の平均化回路46に入力され、第3の平均化
回路46は上述の場合と同様に第3階層データD33の
4画素平均により図6(B)及び(C)に示すように、
画素X1(4)〜X4(4)でなる第4階層データD3
4を生成する。第4階層データD44は第4の差分回路
47及び第4の平均化回路48に入力され、第4の平均
化回路48は、第4階層データD34の4画素平均によ
り最上位階層となる第5階層データD35を生成する。
すなわち図6(A)及び(B)に示すように、第4階層
データD34の4画素X1(4)〜X4(4)を平均化
することにより第5階層データD35の画素X1(5)
が生成される。
【0031】ここで第1〜第5階層データD31〜D3
5のブロツクサイズは、最下位階層である第1階層デー
タD31のブロツクサイズを1ライン×1画素とする
と、第2階層データD32は1/2ライン×1/2画
素、第3階層データD33は1/4ライン×1/4画
素、第4階層データD34は1/8ライン×1/8画
素、最上位階層データである第5階層データD35は1
/16ライン×1/16画素となる。
【0032】階層符号化エンコーダ部40Aは、これら
第1〜第5の階層データD31〜D35のうち最上位の
階層データ(すなわち第5階層データD35)から順に
再帰的処理を繰り返して隣接する2つの階層データ間の
差分を差分回路41、43、45、47において求め、
差分データのみを符号器51〜55によつて圧縮符号化
する。これにより階層符号化エンコーダ部40Aは伝送
路に伝送される情報量を圧縮するようになされている。
また階層符号化エンコーダ40Aは、(2)式について
上述したように、符号器51〜54により、上位階層1
画素に対応する下位階層4画素のうち1画素を減らすこ
とにより、伝送データを削減する。このような圧縮条件
を最適に保つため階層符号化エンコーダ部40Aは、各
階層ごとに得られた圧縮符号化データD51〜D55を
復号器56〜59によつて復号する。
【0033】すなわち最上位の階層に対応する復号器5
9は符号器55において圧縮符号化された圧縮符号化デ
ータD55を復元して第5階層データD35に対応する
復号データD48を得、これを第4の差分回路47に与
える。
【0034】これに対して復号器58は圧縮符号化デー
タD54を復元して第4階層データD44と同様の復元
データD47を得、これを第3の差分回路45に与え
る。同様にして復号器57は圧縮符号化データD53を
復元して第3階層データD43と同様の復元データD4
6を得、これを第2の差分回路43に与える。また復号
器56は圧縮符号化データD52を復元して第2階層デ
ータD42と同様の復元データD45を得、これを第1
の差分回路41に与える。
【0035】実際上、復号器58、57、56は、図7
に示すように構成されている。ここでは簡単化のため復
号器58について説明する。復号器58は復号化回路5
8Aに第4階層圧縮符号化データD54を受けてこれを
復号する。この結果復号化回路58Aからは、例えば図
6に示すX1(4)−X1(5)、X2(4)−X1
(5)、X3(4)−X1(5)の出力値が得られる。
この出力値は続く加算回路58Bにおいて復元データD
48と加算されることによりX1(4)、X2(4)、
X3(4)の出力値が得られる。差分値生成回路58C
はX1(4)、X2(4)、X3(4)及びX1(5)
を用いて、(4)式に基づく演算を施すことにより非伝
送画素X4(4)を生成する。従つて続く合成回路58
Dからは、差分前の第4階層データX1(4)、X2
(4)、X3(4)、X4(4)が生成され、これが差
分回路45に与えられる。
【0036】各差分回路41、43、45、47により
得られた階層間差分データD41〜D44はそれぞれ符
号器51〜54によつて圧縮符号化される。このとき各
符号器51〜54は、各ブロツクのアクテイビテイを所
定の閾値と比較する。ここでアクテイビテイとは、上位
階層データに対応する下位階層データ領域を「ブロツ
ク」と定義した場合の、所定ブロツク内の階層間差分デ
ータD41〜D44の最大値、平均値、絶対値和、標準
偏差又はn乗和等で表わされる相関値である。すなわち
アクテイビテイが低い場合には、このブロツクは平坦な
ブロツクということができる。
【0037】このとき符号器51〜54は、ブロツクア
クテイビテイが所定の閾値よりも高い場合には、このブ
ロツクを分割ブロツクとし、当該ブロツクと空間的に対
応する隣接下位階層ブロツクでの分割処理を選択する。
例えば符号器54において分割処理が選択されたブロツ
クについては、続く符号器53でこのブロツクに対応す
る階層間差分データD43をそのまま圧縮符号化し、同
時にこのブロツクが分割ブロツクであることを表わす分
割判定フラグをつけて伝送する。
【0038】これに対して符号器51〜54は、ブロツ
クアクテイビテイが所定の閾値未満の場合には、このブ
ロツクを非分割ブロツクとし、当該ブロツクと空間的に
対応する隣接下位階層ブロツクでの分割処理を中止す
る。例えば符号器54において分割中止と判定されたブ
ロツクについては、続く符号器53において、このブロ
ツクに対応する階層間差分データD43に関しては符号
化対象から除外し、同時にこのブロツクが非分割ブロツ
クであるとを表わす非分割判定フラグを付けて伝送す
る。この非分割ブロツクは復号装置側において上位階層
データに置き換えられる。
【0039】ここで符号器51〜55は、同一空間内に
存在する信号間の関係を利用してブロツク分割判定を実
行するようになされている。すなわち図8において、符
号器54は差分データD44を符号化回路54Aに入力
すると共に、色信号検出回路54B及び輝度信号検出回
路54Eに入力する。輝度信号検出回路54Eは差分デ
ータD44に含まれる輝度成分を抽出し、続くアクテイ
ビテイ検出回路54Fによつて、抽出した輝度成分のブ
ロツク毎のアクテイビテイを検出する。しきい値判定回
路54Gは検出された輝度信号をアクテイビテイを所定
のしきい値と比較し、これにより得られたしきい値判定
結果を続くしきい値設定回路54Hに与える。しきい値
設定回路54Hでは、しきい値判定回路54Gにおける
判定結果が、所定のしきい値よりも輝度信号アクテイビ
テイの方が大きさことを表すものであつた場合には比較
的小さなしきい値を設定し、所定のしきい値よりも輝度
信号アクテイビテイの方が小さいことを表すものであつ
た場合には比較的大きなしきい値を設定する。この際、
しきい値設定回路54Hは、最適制御値S1に応じて設
定するしきい値の大きさを決定する。このようにして設
定されたしきい値はしきい値判定回路54Dに与えられ
る。
【0040】また符号器54では、色信号検出回路54
Bによつて抽出した色信号成分のブロツク毎のアクテイ
ビテイ検出回路54Cによつて検出し、これにより得た
色信号アクテイビテイをしきい値判定回路54Dに与え
る。しきい値判定回路54Dは、しきい値設定回路54
Hで設定されたしきい値によつて色信号アクテイビテイ
をしきい値判定し、当該判定結果に応じて符号化回路5
4Aでのブロツク分割を制御する。すなわち色信号アク
テイビテイが設定されたしきい値以上の場合には、ブロ
ツク分割するのに対し、しきい値未満の場合にはブロツ
ク分割しない。
【0041】このように符号器54(符号器51〜53
も同様)においては、一端輝度信号のアクテイビテイに
基づいてしきい値を設定し、この設定したしきい値を用
いて色信号のアクテイビテイを判定し、当該判定結果に
応じてブロツクの分割を制御するようになされている。
【0042】(2−2)分割処理 次に階層符号化エンコーダ部40Aによる具体的な信号
処理を説明する。階層符号化エンコーダ部40Aにおい
ては、上述したように階層間差分データD41〜D44
の所定ブロツク毎のブロツクアクテイビテイに基づいて
分割選択処理を実行する。また実施例の場合、各ブロツ
クは2ライン×2画素より構成されるものとする。
【0043】符号器51〜54は各ブロツクについてブ
ロツクアクテイビテイと閾値とを比較し、比較結果に基
づいて当該ブロツクを下位階層で分割するか、又は分割
しないかを選択する。これにより階層符号化装置40に
おいては、ブロツクアクテイビテイが低いブロツクにつ
いてはこのブロツクに対応する隣接下位階層のデータを
送らずに済み、この分伝送情報量を削減できるようにな
されている。因に、分割又は非分割の判定結果を示す判
定フラグとしては1ビツトの判定フラグが用いらてい
る。
【0044】このように、階層符号化エンコーダ部40
Aにおいては、解像度の低い上位階層データから順に圧
縮符号化すると共に、このとき各階層データの所定ブロ
ツク毎にアクテイビテイを判定し、当該アクテイビテイ
の低いブロツクに対しては隣接下位階層でこのブロツク
に対応する画像データを送らないようになされている。
画像復号化装置側では、伝送される分割判定フラグに基
づいて、非分割ブロツクのデータに対しては上位階層デ
ータで置き換えるようになされている。
【0045】また実施例における階層符号化方式では、
判定フラグをそれ以降の下位階層での判定には反映させ
ない方式が用いられている(以下これを独立判定法と呼
ぶ)。すなわち独立判定法では、各階層独立に、毎回閾
値判定に基づく分割選択処理を行う。例えば一旦非分割
判定がなされたブロツクにおいても、続く下位階層にお
いて再びアクテイビテイの判定を行い、ここで再び分割
するか分割しないかを選択する。この結果独立判定法を
用いた階層符号化方式においては、上位階層での下位階
層の判定フラグの影響を受けないことにより、画質劣化
の少ない階層符号化が実現できるようになされている。
【0046】かかる構成に加えて、階層符号化エンコー
ダ部40Aにおいては、色信号の分割判定を独立に実行
するのではなく、色信号と互いに相互関係にある同一空
間の輝度信号を考慮しながら、色信号の分割判定を行う
ようになされている。階層符号化エンコーダ40Aにお
いては、輝度信号のブロツクアクテイビテイに応じて色
信号のブロツク分割判定に用いられる閾値を変化させ
る。
【0047】すなわち、階層符号化エンコーダ部40A
においては、色信号上位階層データのデータ値をX
i+l(0)、色信号下位階層データのデータ値をX
(j)=〔j=0〜3〕、色信号階層間差分符号値をΔ
(j)=Xi+l(0)−X(j)〔j=0〜
3〕、色信号ブロツクアクテイビテイ決定関数をG
(・)、色信号ブロツクアクテイビテイACT=G
(ΔX(j))〔j=0〜3〕、同一空間の輝度信号
ブロツクアクテイビテイをACTとしたとき、輝度信
号ブロツクアクテイビテイACTが所定の閾値TH0
以上の場合、色信号の分割判定閾値THをTH0に設
定し、輝度信号ブロツクアクテイビテイACTが閾値
TH0未満の場合、色信号の分割判定閾値THをTH1
(>TH0)に設定するようになされている。
【0048】また階層符号化エンコーダ40Aにおいて
は、色信号ブロツクアクテイビテイACTが閾値TH
以上の場合、下位階層での分割を実行するのに対して、
色信号ブロツクアクテイビテイACTが閾値TH未満
の場合、下位階層での分割を中止するようになされてい
る。
【0049】ここで例えば輝度信号ブロツクアクテイビ
テイACTが閾値TH0以上である場合、このことは
物体輪郭部のように輝度信号の変化が大きい場合を表
し、このような場合、階層符号化エンコーダ40Aは色
信号の分割判定閾値THとして、比較的小さい分割判定
閾値TH0を採用することで、輝度信号と同じく分割
を実行する方向に制御する。
【0050】これに対して、輝度信号ブロツクアクテイ
ビテイACTが閾値TH0未満の場合、このことは輝
度信号の変化が大きくないことを表し、このような場合
階層符号化エンコーダ40Aは色信号の分割判定閾値T
Hとして、分割判定閾値TH0よりも大きな分割判定
閾値TH1を採用することにより、圧縮効率を向上さ
せる。
【0051】ここで実施例のように輝度信号ブロツクア
クテイビテイACTに応じて閾値THを変化させて色
信号の分割を制御した場合と、一定の閾値の下でブロツ
クアクテイビテイを判定し色信号の分割を制御した場合
との信号波形の比較を図9に示す。図9においては、説
明のために1次元信号の波形を示すと共に、符号化対象
としてカラー画像を想定した。この例では、図9(A)
及び(B)に示すように、物体エツジのように輝度信号
が激しく変化し、かつ色信号の変化が輝度信号の変化に
対して比較的小さい信号を符号化する場合を示した。
【0052】このようなカラー画像信号に対し、一定の
閾値の下でブロツクアクテイビテイを判定して分割を制
御した場合の色信号の分割結果は、図9(C)に示すよ
うになる。ここで図9(C)は色信号の表示されている
全ブロツクに非分割処理が選択されたことを表してい
る。
【0053】図9(C)からも明らかなように、一定の
閾値の下でブロツクアクテイビテイを判定して色信号の
分割を制御した場合には、輝度信号と色信号の分割判定
結果の違いにより、物体のエツジであつても、色信号の
変化が比較的小さい場合は非分割処理が選択されること
がある。この結果、非分割ブロツクデータの復元値とし
て上位階層データを用いることにより、信号波形が階段
状になる。一般には目立たない階段波形であるが、輝度
信号が激しく変化する場所の近傍の平坦部では、この階
段波形が色信号の画質劣化として認識される。
【0054】特に輝度信号と色信号のブロツクサイズが
異なる場合など、同一空間に存在する輝度信号と色信号
の処理の違いにより、画質差が際だつ。このようにして
色信号に基づいた画質劣化が生じる。
【0055】これに対して、輝度信号ブロツクアクテイ
ビテイACTに応じて閾値THを変化させて分割を制
御した場合には、図9(D)に示すように、図の中央の
物体輪郭部のような輝度信号変化が大きいブロツクで
の、色信号の分割が行なわれるようになる。従つて、輝
度信号と色信号の分割判定結果が一致し、物体輪郭部で
の色信号の階段波形による画質劣化を回避することがで
きる。すなわち、カラー画像のように複数の信号より構
成される画像に対しこの階層符号化を適用する場合、ブ
ロツク毎の分割判定を各信号独立に行なうのではなく、
同一空間内に存在する信号間の関係を考慮し、分割判定
を行なうことにより、画質を向上させることができる。
【0056】かくして、階層符号化装置40において
は、圧縮効率を向上し得ると共に画質劣化を低減するこ
とができる。
【0057】因に、図10は階層符号化装置40による
階層符号化処理のフローチヤートを示し、ステツプSP
2において階層番号を記憶する階層カウンタIに「4」
が登録され、この階層符号化の枠が決定される。
【0058】さらにステツプSP3において発生情報量
制御部40Bが発生情報量演算をすることにより階層デ
ータが生成され、続くステツプSP4において各ブロツ
クアクテイビテイが検出される。発生情報量制御部40
Bはこのアクテイビテイに基づいてステツプSP5にお
いて最適制御値S1を決定する。
【0059】さらにステツプSP6において階層符号化
エンコーダ部40Aで最適制御値S1に基づいて階層符
号化が実行される。すなわち始めに最上位階層である5
階層データに対し、符号化及び復号化が行われる。この
結果が下位階層における処理の初期値となり、ステツプ
SP7において下位階層との階層間差分値が生成され
る。さらにステツプSP8においてステツプSP5にお
いて決定された最適制御値S1に基づいて下位階層での
分割選択及び符号化が実行される。
【0060】各階層処理の後、ステツプSP9において
階層カウンタIをデクリメントする。そしてステツプS
P10において階層カウンタIの内容に対し、終了判定
が施される。未終了の場合は、さらに下位階層処理を続
行する。全階層の処理を終了した場合、ループを抜けて
ステツプSP11において当該階層符号化処理を終了す
る。
【0061】(3)実施例の効果 以上の構成によれば、上位階層から下位階層へのブロツ
ク分割を行う際に、同一空間内に存在する信号間の関係
を考慮して、分割判定を行うようにしたことにより、圧
縮効率が良くかつ画質劣化を低減することができる画像
符号化方法を実現することができる。
【0062】(4)他の実施例 なお上述の実施例においては、画像を形成する互いに相
互関係にある信号として輝度信号及び色信号を用い、輝
度信号のブロツクアクテイビテイに基づいて色信号の分
割閾値を変化させる場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えば互いに相互関係をもつてカラー画像
を形成する信号としてRGBの三原色信号を用い、この
中の1の信号特性に基づいて別の信号の分割閾値を変化
させるようにしてもよく、要は互いに相互関係を有する
信号の関係に基づいて分割閾値を選定するようにすれば
よい。
【0063】また上述の実施例においては、本発明によ
る画像符号化方法を、各階層独立に毎回閾値判定して分
割処理を行う独立判定法に適用した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、上位階層での分割判定によ
り一旦下位階層の分割を中止した際これ以降の下位階層
の分割を中止する判定方法に適用した場合にも、上述の
実施例と同様の効果を得ることができる。また本発明は
これに限らず、階層符号化方式において、階層データ内
に解像度の異なる複数のブロツクが存在するような場合
に広く適用することができる。
【0064】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、解像度の
最も低い最上位階層情報D35から解像度の最も高い最
下位階層情報でなる複数の階層情報からなる画像データ
を処理する画像処理装置において、各階層の階層情報に
基づき形成された画素に基づくデータの複数からなる各
ブロツクのデータを構成する複数の信号について、各ブ
ロツクのブロツクアクテイビテイを検出するブロツクア
クテイビテイ検出手段と、複数の信号のうちの第1の信
号から検出されたブロツクアクテイビテイと第1の閾値
とから判定された第1の大小関係から第2の閾値を設定
するとともに、複数の信号のうちの第2の信号から検出
されたブロツクアクテイビテイと第2の閾値とから判定
された第2の大小関係を判定する判定手段と、第2の大
小関係の判定結果に基づいて、当該第2の大小関係の判
定結果が得られたブロツクに対して空間的に対応する各
階層情報のブロツクのデータのブロツク分割を制御する
制御手段とを設けるようにしたことにより、画像データ
を階層符号化した場合でも伝送するデータ量を低減する
ことができ、かくして全てのデータを送らないにもかか
わらず殆ど画質劣化なく復号することができる画像処理
装置を実現できる。また本発明においては、解像度の最
も低い最上位階層情報から解像度の最も高い最下位階層
情報でなる複数の階層情報からなる画像データを処理す
る画像処理方法において、各階層の階層情報に基づき形
成された画素に基づくデータの複数からなる各ブロツク
のデータを構成する複数の信号について、各ブロツクの
ブロツクアクテイビテイを検出する第1のステツプと、
複数の信号のうちの第1の信号から検出されたブロツク
アクテイビテイと第1の閾値とから判定された第1の大
小関係から第2の閾値を設定するとともに、複数の信号
のうちの第2の信号から検出されたブロツクアクテイビ
テイと第2の閾値とから判定された第2の大小関係を判
定する第2のステツプと、第2の大小関係の判定結果に
基づいて、当該第2の大小関係の判定結果が得られたブ
ロツクに対して空間的に対応する各階層情報のブロツク
のデータのブロツク分割を制御する第3のステツプとを
設けるようにしたことにより、画像データを階層符号化
した場合でも伝送するデータ量を低減することができ、
かくして全てのデータを送らないにもかかわらず殆ど画
質劣化なく復号することができる画像処理方法を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】階層符号化装置によつて生成される階層データ
の説明に供する略線図である。
【図2】HD標準画像における適応分割結果を示す図表
である。
【図3】HD標準画像における各階層の信号レベルの標
準偏差を示す図表である。
【図4】実施例による階層符号化装置を示すブロツク図
である。
【図5】階層符号化エンコーダ部を示すブロツク図であ
る。
【図6】階層構造の説明に供する略線図である。
【図7】復号器の構成を示すブロツク図である。
【図8】符号器の構成を示すブロツク図である。
【図9】色信号の分割結果を示す信号波形図である。
【図10】階層符号化処理を示すフローチヤートであ
る。
【図11】従来のピラミツド符号化方法を用いた画像符
号化装置を示すブロツク図である。
【図12】図11の画像符号化装置により生成された圧
縮符号化データを復号する従来の画像復号化装置を示す
ブロツク図である。
【符号の説明】
40……階層符号化装置、40A……階層符号化エンコ
ーダ部、51〜55……符号器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/00 - 7/68

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解像度の最も低い最上位階層情報から解像
    度の最も高い最下位階層情報でなる複数の階層情報から
    なる画像データを処理する画像処理装置において、各階層の階層情報に基づき形成された画素に基づくデー
    タの複数からなる各ブロツクの データを構成する複数の
    信号について、各ブロツクのブロツクアクテイビテイを
    検出するブロツクアクテイビテイ検出手段と、上記複数の信号のうちの第1の信号から検出されたブロ
    ツクアクテイビテイと第1の閾 値とから判定された第1
    の大小関係から第2の閾値を設定するとともに、上記複
    数の信号のうちの第2の信号から検出されたブロツクア
    クテイビテイと上記第2の閾値とから判定された第2の
    大小関係を判定する判定手段と、上記第2の大小関係の判定結果に基づいて、当該第2の
    大小関係の判定結果が得られた ブロツクに対して空間的
    に対応する各階層情報のブロツクのデータのブロツク分
    割を制御する制御手段とを具えることを特徴とする画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】上記各階層の階層情報に基づき形成された
    画素に基づくデータは、上記最上位階層を除く上記各階
    層とその隣接階層に基づくデータとの階層間差分データ
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】上記階層情報を構成する画素に基づくデー
    タの複数からなる各ブロツクのブロツクアク テイビテイ
    を検出する第2のブロツクアクテイビテイ検出手段を更
    に具え、上記第1の閾値は、上記第2のブロツクアクテイビテイ
    手段により検出された各ブロツ クアクテイビテイに基づ
    いて設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】発生情報量制御手段を更に具え、 上記第1の閾値は、上記発生情報量制御手段の発生情報
    量が目標値となるように、上記 第2のブロツクアクテイ
    ビテイ手段により検出された各ブロツクアクテイビテイ
    に応じて設定された最適制御値に基づいて決定される
    とを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】上記第1の大小関係が小と判定された場合
    と大と判定された場合とを比較すると、上記 第1の大小
    関係が小と判定された場合は、上記第1の大小関係が大
    と判定された場合と比較して、上記第2の閾値は大きい
    値が設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】上記判定手段は、更に上記第2の大小関係
    の判定の結果に応じた付加情報を出力し、 上記制御手段は、上記付加情報に基づいて上記分割を制
    御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】上記画像データを伝送する伝送手段を更に
    具え、 当該伝送手段は、上記第2の信号のブロツクアクテイビ
    テイが上記第2の閾値以上のと きは、上記第2の信号の
    ブロツクアクテイビテイが得られた該ブロツクと空間的
    に対応するブロツクのうち、上記該ブロツクの隣接下位
    階層ブロツクに対応する上記画像データを伝送し、上記
    第2の信号のブロツクアクテイビテイが上記第2の閾値
    未満のときは、上記第2の信号のブロツクアクテイビテ
    イが得られた該ブロツクと空間的に対応するブロツクの
    うち、上記該ブロツクの隣接下位階層ブロツクに対応す
    る上記画像データを非伝送とすることを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】上記非伝送の判定結果が得られたブロツク
    と空間的に対応する隣接下位階層以降のブロ ツクにおい
    て、上記非伝送の判定結果によらず、各階層独立に各ブ
    ロツクの閾値判定を行うことを特徴とした請求項7に記
    載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】上記非伝送の判定結果が得られたブロツク
    と空間的に対応する隣接下位階層以降のブロ ツクにおい
    て、上記非伝送の判定結果を反映させ、上記隣接下位階
    層以降のブロツクのデータを非伝送とすることを特徴と
    する請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】上記第1の信号は輝度成分に基づく信号
    であり、上記第2の信号は色成分に基づく信号 である
    とを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】上記複数の信号は、カラー画像を形成す
    る三色信号に基づく信号であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】解像度の最も低い最上位階層情報から解
    像度の最も高い最下位階層情報でなる複数の階 層情報か
    らなる画像データを処理する画像処理方法において、各階層の階層情報に基づき形成された画素に基づくデー
    タの複数からなる各ブロツクの データを構成する複数の
    信号について、各ブロツクのブロツクアクテイビテイを
    検出する第1のステツプと、上記複数の信号のうちの第1の信号から検出されたブロ
    ツクアクテイビテイと第1の閾 値とから判定された第1
    の大小関係から第2の閾値を設定するとともに、上記複
    数の信号のうちの第2の信号から検出されたブロツクア
    クテイビテイと上記第2の閾値とから判定された第2の
    大小関係を判定する第2のステツプと、上記第2の大小関係の判定結果に基づいて、当該第2の
    大小関係の判定結果が得られた ブロツクに対して空間的
    に対応する各階層情報のブロツクのデータのブロツク分
    割を制御する第3のステツプとを具えることを特徴とす
    る画像処理方法。
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