JP3478300B2 - ジッタ周波数成分の検出方法 - Google Patents

ジッタ周波数成分の検出方法

Info

Publication number
JP3478300B2
JP3478300B2 JP00941594A JP941594A JP3478300B2 JP 3478300 B2 JP3478300 B2 JP 3478300B2 JP 00941594 A JP00941594 A JP 00941594A JP 941594 A JP941594 A JP 941594A JP 3478300 B2 JP3478300 B2 JP 3478300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
peak
data
frequency
discrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00941594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07218565A (ja
Inventor
真也 藤田
美志夫 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP00941594A priority Critical patent/JP3478300B2/ja
Publication of JPH07218565A publication Critical patent/JPH07218565A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3478300B2 publication Critical patent/JP3478300B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばある物理量の必
ずしも等間隔ではない時系列データを補間演算して連続
的な時間信号x(t) を求め、そのx(t) を周期ts でサ
ンプリングして等間隔離散時間信号x(nts )を求
め、その等間隔離散時間信号x(nts)に離散フーリ
エ変換(DFT)演算を行って離散周波数スペクトルX
(nΔf)を求めるようにした、物理量のジッタ周波数
成分の検出方法に関する。なおDFTとしては演算時間
を短縮させた高速フーリエ変換(FFT)がよく用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のジッタ検出方法に用いる
ジッタ測定装置1は図5に示すように、入力端子INa
又はINbに入力された信号は、測定信号生成回路2で
必要に応じレベル調整、波形整形などが施されて、例え
ば図6Aの信号v(t) が周期測定回路3a又は3bにそ
れぞれ入力され、各信号の周期データT1 ,T2 …及び
データ取得時刻t1 ,t2 …が連続的に測定され、それ
らの測定データがメモリ4a又は4bにそれぞれ書き込
まれる。測定量演算部5ではメモリ4a又は4bの周期
データTi から指定された物理量の種類(周期、周波
数、パルス幅、デューティ比、時間間隔、位相等)に応
じて、該当データP1 ,P2 ,P3 …(図6B)が必要
に応じ演算される。そして得られた非等間隔データ
1 ,P2 ,P3…が周波数成分解析部6に入力され
る。
【0003】周波数成分解析部6では、入力された非等
間隔データ列{Pi }のデータとデータとの間を補間演
算して、つまり補間曲線でつないで、物理量の連続的な
補間波形、つまり時間信号x(t) (図6B)が求められ
る。DFTによりジッタの離散周波数スペクトルを演算
するには、等間隔のデータが必要であるので、図6Cに
示すように、時間信号x(t) からサンプリング周波数f
s(サンプリング周期ts =1/fs )でサンプリング
して図6Cに示すようにN個のデータQ0 ,Q1
2 ,…QN-1 が抽出される。即ち、 Qn=x(nts );n=0,1,2,…N−1 … (1) サンプリング周波数fs は、サンプリング定理より、ジ
ツタの周波数スペクトルの測定しようとする帯域の上限
の2倍以上の周波数に選ばれる。DFT理論では、抽出
したN個の時系列データQ0 〜QN-1 が以後繰返し発生
するものと見なして演算が行われるので、そのような繰
返し波形と見なしても、そのための誤差が大きくならな
いように、時間信号x(t) の変化特性を考慮して、サン
プリングデータを抽出する範囲とその時間長Nts が設
定される。
【0004】このようにして抽出された等間隔データQ
0 〜QN-1 を用いてDFT演算が行われ、図6Dに示す
ような離散周波数スペクトルX(nΔf);n=0,
1,2,…N−1が得られる。Δfは Δf=fs /N … (2) スペクトルデータをDn と置けば、 Dn =X(nΔf); n=0,1,…,N−1 … (3) 離散周波数スペクトル(振幅)Xは、周波数fに対して
偶然数、つまりf=0に対して左右対称な特性となり
(対称性をもち)、またスペクトルXが周波数間隔fs
で繰返す周期性をもつことから、スペクトルX(f=0
〜fs )はfs /2(ナイキスト周波数と言う)を中心
に左右対称な波形S,S* が得られ、ナイキスト周波数
fs /2付近までのスペクトルが表示部7に表示され
る。
【0005】x(t) よりサンプリングするデータの数N
は、Nに応じてDFTの演算量が増加することや、周波
数スペクトルXが0〜fs /2の間にΔfの間隔でN/
2個のデータで表示されることも考慮して選定しなけれ
ばならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】DFT演算して求めた
周波数スペクトルX(f=0〜fs /2)には、ナイキ
スト周波数fs /2以上のスペクトル成分があると、そ
れがfs /2の点で折り返されて、もともと存在するス
ペクトルに重ねられた特性となる。このfs /2以上の
スペクトルが折り返されて重なることをエリアシング
(aliasing)と呼んでいる。
【0007】いま時間信号x(t) が表す物理量を周波数
とし、この周波数波形x(t) が x(t) =fc +ΔF cos2πPt … (4) fc =FM波の中心周波数(キャリア) ΔF=周波数最大偏移 P=変調信号周波数 で表された場合を考える。
【0008】(イ)fc =10 ,ΔF=2, P=3
(kHz) (図2A) (ロ)fc =10 ,ΔF=2, P=7(kHz)
(図3A) の場合のスペクトルを考察する。f=0〜5kHzのス
ペクトル(ジッタ成分)を求めるものとして、fs1=1
0kHzに設定して、サンプル値x(nts1);(n=
0,1,2,…,N−1;ts1=1/fs1)を抽出し、
DFT演算を行ってスペクトルX1 (nΔf1 )(Δf
1 =fs1/N)を求める。
【0009】(イ)の場合にはX1 (nΔf1 )は図2
Bに示すようにf11=P=3kHzにピークを持つ波形
1 と、ナイキスト周波数fs1/2を中心として波形S
1 と対称な波形S1 * が得られる。(ロ)の場合は、ナ
イキスト周波数fs1/2=5kHz以上のジッタ成分P
=7kHzが存在する例である。DFT演算して求めた
スペクトルX1 (nΔf1)は、図3Bに示すように、
ジッタの周波数P=7kHzを中心にした波形がfs1
2の点で折り返されて、fs1/2−(P−fs1/2)=
fs1−P=10−7=3kHzの点にピークをもつエリ
アシングによるピーク波形S1eが現れると共に、fs1
2を中心にしてピーク波形S1eに対称な、7kHzにピ
ークをもつピーク波形S1e * が現れる。しかし、表示部
7には(イ)、(ロ)共f=0〜fs1/2の範囲が表示
される。
【0010】図2B及び図3Bに示された離散周波数ス
ペクトルのピーク波形S1 とS1eはほぼ同様な特性であ
る。前述の周波数波形x(t) に関する(4)式及び
(イ)、(ロ)の特性は、実際には周波数スペクトルを
求める前からあらかじめ正確に知ることはできないの
で、図2B又は図3Bを見ただけではエリアシングのピ
ーク波形なのかそうでないのか判別できないと言う問題
がある。
【0011】この発明の目的は、ジッタの離散周波数ス
ペクトルXのピーク波形がエリアシングピークによるも
のであるか否かを判別できるようにしようとするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1のジッタ周波数成分検出方法では、任意
の物理量に関する時系列の非等間隔又は等間隔のディジ
タルデータに対して、隣接データ間を補間曲線でつない
で、連続する時間信号x(t) (tは時間)を求め、その
時間信号x(t)に対して、僅かに異なる第1、第2のサ
ンプリング周波数fs1,fs2=fs1+Δfs を設定す
る。前記時間信号x(t) から第1、第2のサンプリング
周期ts1=1/fs1,ts2=1/fs2でサンプリングし
て、第1、第2の離散時間信号(等間隔離散データ列)
x(nts1),x(nts2)(n=0,1,2,…,N
−1)を抽出する。それらの第1、第2離散時間信号x
(nts1),x(nts2)に対する離散フーリエ変換
(DFT)演算を行って、第1、第2の離散周波数スペ
クトルX1 (f=0〜fs1/2),X2 (f=0〜fs2
/2)を求める。
【0013】それら第1、第2の周波数スペクトル
1 ,X2 の振幅が所定値以上のピークとなる周波数f
11<f12<…<f1m及び、f21<f22<…<f2m をそれ
ぞれ求め、前記第1、第2周波数スペクトルX1 ,X2
のピークの周波数f1i ,f2i (i=1〜m)を比較し、
f1i ≒f2i (i=1,2,…,m)となるピークは真の
ピークと判定し、f2i ≒f1i ±Δfs (i=1,2,
…,m)となるピークはエリアシングによるピークと判
定する。 (2)請求項2の発明では、任意の物理量に関する時系
列の非等間隔又は等間隔のディジタルデータ{Pi}に
対して、僅かに異なる第1、第2のサンプリング周波数
fs1 ,fs2 =fs1±Δfsを設定し、前記時系列デ
ィジタルデータ{Pi}から、第1、第2のサンプリン
グ周期ts1 =1/fs1 ,ts2 =1/fs2 の各サ
ンプリング時刻の近傍に存在するデータを抽出して第
1、第2の時系列データ{Ui},{Vi}を作成す
る。それら第1、第2の時系列データ{Ui},{V
i}を補間して、時間間隔が前記第1、第2のサンプリ
ング周期ts1 ,ts2 にそれぞれ等しい第1、第2の
等間隔データ列(離散時間信号)x 1(nts1),x
2 (nts2)(n=0,1,2,…N−1)を抽出し、
以後前記(1)項と同様の処理を行うものである。 (3)請求項3の発明では、前記(1)又は(2)項記
載のジッタ周波数成分の検出方法において、離散フーリ
エ変換(DFT)が高速フーリエ変換(FFT)とされ
る。
【0014】(4)請求項4の発明では、前記(1)乃
至(3)項のいずれかに記載のジッタ周波数成分の検出
方法において、前記ディジタルデータがサンプリングデ
ータとされる。 (5)請求項5の発明では、前記(1)乃至(3)項の
いずれかに記載のジッタ周波数成分の検出方法におい
て、前記ディジタルデータが前記物理量の移動平均値と
される。
【0015】(6)請求項6の発明では、前記(1)乃
至(5)項のいずれかに記載のジッタ周波数成分の検出
方法において、前記エリアシングと判定されたピーク特
性を削除して周波数スペクトルX1 又はX2 を画像表示
する。 (7)請求項7の発明では、前記(1)乃至(5)項の
いずれかに記載のジッタ周波数成分の検出方法におい
て、前記周波数スペクトルX1 又はX2 と共にそれらス
ペクトルのどの部分がエリアシングによるピーク波形で
あるかを画像表示するものである。
【0016】
【実施例】「発明が解決しようとする課題」で述べた
(イ)及び(ロ)の場合を例に説明する。周波数f=0
〜fs1/2の周波数スペクトル(ジッタ)を求めるもの
としてfs1=10kHzを設定するが、この発明では更
にfs1と僅かに異なる第2のサンプリング周波数fs2
用いる。いまそれをfs2=11kHzとする。従ってΔ
fs =fs2−fs1=1kHzである。
【0017】(イ)の場合 サンプリング周波数fs1=10kHzの場合の離散周波
数スペクトルX1 (nΔf1 )(n=0,1,2,…,
N−1)は既に図2Bに示した通りである。周波数fs2
でサンプリングしたN個の離散データx(nts2)(n
=1〜N−1)に対してDFT演算を行って、離散周波
数スペクトルX2 (nΔf2 );(しかしΔf2 =fs2
/N)を求めると図2Cのようになる。f21=P=3k
Hzをピークとするジッタのピーク波形S2 と、fs2
2を中心として波形S2 と対称な波形S2 * が存在す
る。このことは周波数信号x(t) が(4)式で表される
ことから当然である。ナイキスト周波数fs2/2以下の
表示範囲においては、ピーク波形S1 とS2 のピーク周
波数f11,f21は、 f11=f21=P … (5) であり、サンプリング周波数を変えても変化しない。
【0018】(ロ)の場合 fs1=10kHzの場合のスペクトルX2 (nΔf2
(n=0,1,2,…,N−1)は既に図3Bに示して
ある。サンプリング周波数fs2=11kHzでサンプリ
ングしたN個のデータx(nts2)(n=0〜N−1)
に対してDFT演算して求めたスペクトルX2 (nΔf
2 );(しかしΔf2 =fs2/N)は図3Cのようにな
る。P=7kHzのジッタ成分はナイキスト周波数fs2
/2=5.5kHzで折り返されて、f21=fs2−P=
4kHzにエリアシングによるピーク波形S2eが現れ、
またfs2/2を中心にしてピーク波形S2eと対称なピー
ク波形S2e * がP=7kHzの点に現れる。
【0019】f11=fs1−P=3kHzに対して、f21
=fs2−P=4kHz,Δfs =1kHzであるから f21=f11+Δfs … (6) を満足していることが分る。このように図3Bのエリア
シングによるピーク周波数f11は、サンプリング周波数
fs1を±Δfs だけシフトさせれば、折り返し点fs1
2が±Δfs /2だけずれるので、f21=f11±Δfs
にシフトすることからエリアシングによるピークである
ことを判別できる。
【0020】一般にナイキスト周波数fs1/2,fs2
2以下に所定値以上のピーク値をもつm(2以上の整
数)組のピーク周波数 f11<f12<…<f1m ; f21<f22<…<f2m … (7) をもつ場合には、ピーク周波数f1i とf2i(i=1,2,
…,m)とを比較し、 f1i ≒f2i (i=1,2,…,m) … (8) となるピークは真のピークと判定し、 f2i ≒f1i ±Δfs (i=1,2,…,m) … (9) となるピークはエリアシングによるピークと判定するこ
とができる。
【0021】以上述べたこの発明の物理量のジッタ周波
数成分の検出方法をまとめると図1が得られる。 (変形例;請求項2)変形例を図6を参照して説明す
る。時系列ディジタルデータ{Pi}に対して、僅かに
異なる2つのサンプリング周波数fs1,fs2=fs1±Δ
fs を設定する(ステップS0 )。次に時系列データ
{Pi}からサンプリング周期ts1=1/fs1の各サン
プリング時刻の近傍の第1の時系列データ{Ui}を抽
出する(ステップS1 )。同様に時系列データ{Pi}
からサンプリング周期ts2=1/fs2の各サンプリング
時刻の近傍の第2の時系列データ{Vi}を抽出する
(ステップS2 )。
【0022】第1、第2の時系列データ{Ui}、{V
i}をそれぞれ補間して、時間間隔がサンプリング周期
ts1,ts2にそれぞれ等しい離散時間信号(等間隔離散
データ列)x1(nts1),x2 (nts2)(n=0,
1,2,…N−1)を抽出する(ステップS3
4 )。それ以降のステップS5 〜S9 の処理は図1の
場合と同様であるので説明を省略する。
【0023】なおDFTとしてはFFT(高速フーリエ
変換)を用いて演算時間を短縮するのが望ましい(請求
項3)。この発明のジッタ周波数成分の検出に用いる測
定装置のブロック構成は従来と同様に図5で与えられ
る。しかし、メモリ4a又は4bに取り込む周期データ
は、図6Aに示したような連続データT1 ,T2
3 ,…の場合の他、図4に示すような、適当なインタ
ーバルを置いて取得したサンプリングデータであっても
よい。その場合には測定量演算部5で求める離散データ
1 ,P2 ,…もサンプリングデータとなる(請求項
4)。場合によっては測定量演算部5がメモリ4a又は
4bへ連続的に取り込まれた周期データの中から、何個
か飛び飛びにデータをサンプリングして、指定された物
理量を演算してもよい。その場合にもデータPi はサン
プリングデータとなる(請求項4)。
【0024】更に周期測定回路3a又は3bは所定時間
T内の連続周期データの移動平均Taiを求めて(電子回
路による方法と、ディジタル演算による方法とがあ
る)、メモリ4a又は4bに与えてもよい。測定量演算
部5では周期の移動平均Taiより物理量P1 ,P2 ,…
を求め、そのP1 ,P2 ,…を近似的な移動平均値と見
なし、これを離散データとしてもよい(請求項5)。場
合によっては、測定量演算部5がメモリ4a又は4bへ
連続的に取り込まれた周期データを用いて、所定時間T
内の移動平均値Taiを求め、それより物理量P1
2 ,…を求め、そのP 1 ,P2 ,…を近似的な移動平
均値と見なしてもよい(請求項5)。
【0025】ジッタの周波数スペクトルを画像表示する
場合に、エリアシングと判定したピーク波形を削除して
スペクトルX1 又はX2 を表示してもよい(請求項
6)。他の方法として、周波数スペクトルX1 又はX2
と共に、それらスペクトルのどの部分がエリアシングに
よるピーク波形であるかを画像表示することもできる
(請求項7)。
【0026】入力端子INa,INbに同じ信号を入力
し、測定信号生成回路2は一方の信号の極性を反転させ
て、それぞれの信号の図6Aに示す周期T1 ,T2 ,…
を測定してメモリ4a,4bに取り込み、データ数を2
倍に増やすこともできる。これ迄の説明では周波数成分
解析部6に入力される時系列ディジタルデータ{Pi }
は非等時間間隔データしたが、等時間間隔データであっ
てもよいことは明らかである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
時間信号x(t) 又は時系列データ{Pi }に対して僅か
に異なるサンプリング周波数fs1,fs2を設定し、必要
に応じデータを補間してサンプリングして、DFT演算
を行い、ジッタの離散周波数スペクトルX1 (nΔ
1 ),X2 (nΔf2 )のピーク周波数を比較するこ
とによって、ピーク波形がエリアシングによるものであ
るか否かを容易に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のジッタ周波数成分の検出方法を示す
フローチャート。
【図2】この発明の一例を説明するための波形図。
【図3】この発明の他の例を説明するための波形図。
【図4】Aは図5の周期測定回路3a又は3bの入力信
号v(t) の波形図、Bはそれらの回路より出力されるデ
ータとデータ取得のタイミングを示す図。
【図5】この発明及び従来のジッタ周波数成分検出方法
に用いるジッタ測定装置のブロック図。
【図6】この発明の変形例を示すフローチャート。
【図7】従来のジッタ周波数成分検出方法を説明する波
形図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 29/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の物理量に関する時系列の非等間隔
    又は等間隔のディジタルデータに対して、隣接データ間
    を補間曲線でつないで、連続する時間信号x(t) (tは
    時間)を求め、 その時間信号x(t) に対して、僅かに異なる第1、第2
    のサンプリング周波数fs1,fs2=fs1±Δfsを設定
    し、 前記時間信号x(t) から第1、第2のサンプリング周期
    ts1=1/fs1,ts2=1/fs2でサンプリングして、
    第1、第2の離散時間信号(等間隔離散データ列)x
    (nts1),x(nts2)(n=0,1,2,…N−
    1)を抽出し、 それらの第1、第2離散時間信号x(nts1),x(n
    ts2)に対する離散フーリエ変換(DFT)演算を行っ
    て、第1、第2の離散周波数スペクトルX1 (f=0〜
    fs1/2),X2 (f=0〜fs2/2)を求め、 それら第1、第2の周波数スペクトルX1 ,X2 の振幅
    が所定値以上のピークとなる周波数f11<f12<…<f
    1m及びf21<f22<…<f2m をそれぞれ求め、 前記第1、第2周波数スペクトルX1 ,X2 のピークの
    周波数 f1i ,f2i(i=1〜m)を比較し、 f1i ≒f2i (i=1,2,…m)となるピークは真のピ
    ークと判定し、 f2i ≒f1i ±Δfs (i=1,2,…m)となるピーク
    はエリアシングによるピークと判定することを特徴とす
    る、 ジッタ周波数成分の検出方法。
  2. 【請求項2】 任意の物理量に関する時系列の非等間隔
    又は等間隔のディジタルデータ{Pi}に対して、僅か
    に異なる第1、第2のサンプリング周波数fs1 ,fs
    2 =fs1±Δfsを設定し、 前記時系列ディジタルデータ{Pi}から、第1、第2
    のサンプリング周期ts1 =1/fs1 ,ts2 =1/
    fs2 の各サンプリング時刻の近傍に存在する第1、第
    2の時系列データ{Ui},{Vi}を抽出し、 それら第1、第2の時系列データ{Ui},{Vi}を
    補間して、時間間隔が前記第1、第2のサンプリング周
    期ts1 ,ts2 にそれぞれ等しい第1、第2の離散時
    間信号(等間隔離散データ列)x1(nts1),x2 (n
    ts2)(n=0,1,2,…N−1)を抽出し、 それらの第1、第2離散時間信号x1(nts1),x
    2 (nts2)に対する離散フーリエ変換(DFT)演算
    を行って、第1、第2の離散周波数スペクトルX1(f
    =0〜fs1/2),X2 (f=0〜fs2/2)を求め、 それら第1、第2の周波数スペクトルX1 ,X2 の振幅
    が所定値以上のピークとなる周波数f11 <f12 <…<f1
    m 及びf21 <f22 <…<f2m をそれぞれ求め、 前記第1、第2周波数スペクトルX1 ,X2 のピークの
    周波数f1i ,f2i (i=1〜m)を比較し、 f1i ≒f2i (i=1,2,…m)となるピークは真のピ
    ークと判定し、 f2i ≒f1i ±Δfs(i=1,2,…m)となるピーク
    はエリアシングによるピークと判定することを特徴とす
    る、 ジッタ周波数成分の検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のジッタ周波数成分
    の検出方法において、前記離散フーリエ変換(DFT)
    が高速フーリエ変換(FFT)であることを特徴とす
    る。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のジッ
    タ周波数成分の検出方法において、前記ディジタルデー
    タがサンプリングデータであることを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載のジッ
    タ周波数成分の検出方法において、前記ディジタルデー
    タが前記物理量の移動平均値であることを特徴とする。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のジッ
    タ周波数成分の検出方法において、前記エリアシングと
    判定されたピーク特性を削除して前記周波数スペクトル
    1 又はX2 を画像表示することを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至5のいずれかに記載のジッ
    タ周波数成分の検出方法において、前記周波数スペクト
    ルX1 又はX2 と共にそれらスペクトルのどの部分がエ
    リアシングによるピーク波形であるかを画像表示するこ
    とを特徴とする。
JP00941594A 1994-01-31 1994-01-31 ジッタ周波数成分の検出方法 Expired - Fee Related JP3478300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00941594A JP3478300B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 ジッタ周波数成分の検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00941594A JP3478300B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 ジッタ周波数成分の検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07218565A JPH07218565A (ja) 1995-08-18
JP3478300B2 true JP3478300B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=11719762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00941594A Expired - Fee Related JP3478300B2 (ja) 1994-01-31 1994-01-31 ジッタ周波数成分の検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3478300B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6460001B1 (en) * 2000-03-29 2002-10-01 Advantest Corporation Apparatus for and method of measuring a peak jitter
EP1420358A4 (en) 2001-05-25 2004-12-22 Optoelectronics Co Ltd OPTICAL INFORMATION READING DEVICE
JP3646702B2 (ja) * 2002-01-31 2005-05-11 三菱電機株式会社 周波数分析装置
US7545858B2 (en) * 2004-06-29 2009-06-09 Agilent Technologies, Inc. Method of measuring jitter frequency response
WO2006082681A1 (ja) * 2005-02-01 2006-08-10 Hitachi Kokusai Electric Inc. スペクトル解析方法、歪検出装置、歪補償増幅装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07218565A (ja) 1995-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0812425B1 (en) Process and machine for signal waveform analysis
JP2001514761A (ja) 反復波形におけるノイズの分析
US4928251A (en) Method and apparatus for waveform reconstruction for sampled data system
JP3378166B2 (ja) パルス信号分類装置
WO1996026448A9 (en) Process and machine for signal waveform analysis
JPH0447330B2 (ja)
US20210389349A1 (en) Cyclic loop image representation for waveform data
KR20010042459A (ko) 지터측정장치 및 방법
JP5066073B2 (ja) 測定装置、測定方法、試験装置、試験方法、及び電子デバイス
US7382304B2 (en) Sampling and measurement of periodic signals
US11709201B2 (en) Instrument noise correction for jitter measurements
JP3478300B2 (ja) ジッタ周波数成分の検出方法
Stenbakken et al. Time-base nonlinearity determination using iterated sine-fit analysis
JPH067694B2 (ja) ビデオカメラの伝達関数決定法
EP0554973B1 (en) Multi-channel trigger dejitter
JPS6364175A (ja) 波形デ−タ処理方法
EP0324134A2 (en) Method and apparatus for measuring jitter in a periodic signal
JPH04230867A (ja) 自己整列サンプリング装置
US4885708A (en) Apparatus and method for measuring frequency response function
JP3599994B2 (ja) 電波諸元測定装置
Kramer et al. Extra high precision digital phase recorder
JPH04105073A (ja) 実効値測定装置
Sarson Group delay filter measurement using a chirp
US7783456B2 (en) Wave detection device, method, program, and recording medium
JP3379624B2 (ja) 波形同期方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030826

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees