JP3477940B2 - 排ガスフィルターの製造方法 - Google Patents

排ガスフィルターの製造方法

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JP3477940B2
JP3477940B2 JP22770695A JP22770695A JP3477940B2 JP 3477940 B2 JP3477940 B2 JP 3477940B2 JP 22770695 A JP22770695 A JP 22770695A JP 22770695 A JP22770695 A JP 22770695A JP 3477940 B2 JP3477940 B2 JP 3477940B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルター特性に優
れ、ディーゼルエンジン,ボイラー,高温燃焼装置等か
ら排出される微粒子を除去するのに好適な排ガスフィル
ターの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大都市圏におけるNOxや浮遊粒
子状物質(以下、微粒子とする)による大気汚染の悪化
が問題となっている。特に、大気中に浮遊する微粒子に
ついては、ディーゼルエンジンから排出される黒煙が微
粒子全体の30〜40%を閉めると言われており、しか
もその中にはベンズピレン等の多環芳香族炭化水素等の
変成物や発癌性のある成分が含まれていることからその
対策が急がれている。
【0003】この対策として、排気系中で微粒子を捕集
した後自己再生を行う排ガス浄化装置が開発されてい
る。
【0004】以下に、従来のこの種の排ガスフィルター
の主流となっている米国特許第4364761号公報に
開示されたセラミックモノリシック壁流型微粒子用フィ
ルター(以下、セラミックモノリシック型フィルターと
する)について説明する。図4は従来のセラミックモノ
リシック型フィルターの側断面図である。50はハニカ
ムセラミックスで構成された円筒状のフィルター本体、
51、52はフィルター本体50に形成されている多数
のセル、53はセル51、52の排ガス入口側54か排
ガス出口側55のいずれか一方を交互に閉塞した閉塞
剤、56はフィルター本体50及び各セル間の隔壁を構
成する多孔壁である。
【0005】以上のように構成されたセラミックモノリ
シック型フィルターについて、以下その捕集再生方法に
ついて説明する。微粒子を含む排ガス出口側55が閉塞
さているセル51に流入し、多孔壁56を通過し隣接す
る入口側が閉塞されているセル52に押しやられる。こ
の際、微粒子は多孔壁56を通過する際に濾過され、微
粒子は多孔壁56中に捕集される。捕集された微粒子の
量が多くなると、多孔壁56が微粒子によって詰まり、
ディーゼルエンジン排気装置の背圧が増加する。このた
め、捕集された微粒子量が一定量を超えた時に微粒子を
除去することによって、背圧増加によるエンジンの負荷
増加を抑える必要があった。
【0006】この微粒子は、固定炭素成分と有機溶剤に
溶解可能な可溶性有機成分から成り、どちらも可燃性
で、エンジンの種類や負荷条件によって若干の温度差は
あるが、約650℃以上の温度に加熱すれば燃焼してし
まう。そこで、従来は電気ヒータ、バーナ、熱風等の加
熱手段を用いてこれらの微粒子を燃焼させることによっ
て、多孔壁56を再生する方法が試みられている。
【0007】しかしながら、従来の排ガスフィルター
は、この再生燃焼時に発生する温度勾配に起因する耐熱
応力に問題点を有していた。代表的な低熱膨張セラミッ
クスであるコージェライトを用いていた。そこで、これ
らの問題点を解決するために、特開昭62−22524
9号公報には主成分の化学組成が重量基準でSiO2
2〜56%、Al23〜45%、MgO12〜16%で
結晶相の主成分がコージェライトからなるハニカム構造
を有し、気孔率が30%以下で、ハニカム構造の軸方向
の40〜800℃の間の熱膨張係数が0.8×10-6
℃以下、層方向の40〜800℃の間の熱膨張係数が、
1.0×10-6/℃以下、である特性を有したコージェ
ライトハニカム構造触媒担体が提案されている。また、
特開平2−52015号公報には主成分の化学組成がS
iO242〜56重量%、Al2330〜45重量%、
MgO12〜16重量%で結晶相の主成分がコージェラ
イトから成る多孔質ハニカムフィルターであって、気孔
率が40%以上55%以下で、直径2μm以下の細孔容
積が.0.015cc/g以下であることを特徴とする
多孔質セラミックハニカムフィルターが提案されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、排ガスフィルターの気孔率が30%以下に
なると排ガスの入口側と出口側との間の圧力損失が増加
するためディーゼルエンジン排気装置の背圧が急激に増
大し、エンジンに大きな負荷を掛けるという問題点を有
していた。また、気孔率が小さいため排ガス中の微粒子
の捕集時間が短く再生サイクルが短すぎ実用性に乏しい
という問題点を有していた。また、気孔率が40〜55
%の排ガスフィルターであっても、細孔の大きさ、形
状、分布状態、排ガスフィルターの軸方向に形成されて
いるセルの寸法や単位面積当たりのセル数により排ガス
の入口側と出口側との間の圧力損失が増加する場合があ
り、その結果エンジンの負荷が大きくなったり微粒子の
捕集時間が短くなるという問題点を有している。
【0009】そこで、排ガスフィルターの入口側と出口
側との間の圧力損失を小さくするため、造孔剤の添加量
を多くして気孔率が70〜80%の排ガスフィルターを
作製し種々検討したが、機械的強度が低下する上に熱伝
導率が小さくなり、結果として排ガスフィルターの耐熱
衝撃性が劣化し、再生燃焼時に発生する温度勾配に起因
する熱応力に耐えられずに破壊するという問題点を有し
ていることがわかった。また、気孔率を極端に高くする
と細孔同士が結合し細孔径が40〜50μm程度の大き
な細孔が生じるため、排ガス中の微粒子が捕集されずに
大気中に放出され、フィルター効果を著しく低下させる
という問題点を有していることが分かった。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、細孔が均一に分布し、適正な圧力損失と気孔率を有
し、また適正なセル数を有し、フィルター特性に優れ、
さらに熱膨張係数が小さく、引張り強度等の機械的強度
に優れ、熱伝導率が大きく、耐熱衝撃性に優れた排ガス
フィルタを高い生産性で量産できる排ガスフィルターの
製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の排ガスフィルターの製造方法は以下の構成
を有している。
【0012】請求項1に記載の排ガスフィルターの製造
方法は、内部に排ガスの入口側から出口側に向けて軸方
向に多数のセルを有し、セルの排ガスの入口側か出口側
のいずれか一方が交互に閉塞剤により閉塞されて形成さ
れたセラミック製の排ガスフィルターの製造方法であっ
て、主成分がK 2 O,SiO 2 ,Al 2 3 であって、かつ
2 Oの含有率が1.0〜6.0wt%である粘土鉱物
を主成分とするセラミック粉末100重量部と、セルロ
ース系の結合剤10〜20重量部と、高分子エステル系
の潤滑剤2〜7重量部と、ポリエチレン,カーボン,小
麦粉等の造孔剤30〜60重量部と、水20〜40重量
部とを混合した後、混練して塊状物を得る塊状物生成工
程と、塊状物を押出し法により成形してハニカム状成形
体を得る成形体生成工程と、ハニカム状生成形体を乾燥
した後焼成する焼成工程を有する構成を有している。こ
こで、結合剤としてはセルロース系のものが好適であ
り、セラミック粉末100重量部に対して5〜25重量
部、好ましくは10〜20重量部が用いられる。10重
量部未満、特に5重量部未満になるにつれ、ハニカム状
成形体の成形性が悪くなる傾向があり、また20重量部
以上、特に25重量部を超えると、焼成工程での収縮率
が大きくなる傾向があるのでいずれも好ましくない。潤
滑剤は高分子エステル系のものが好適であり、セラミッ
ク粉末100重量部に対して1〜10重量部、好ましく
は2〜7重量部が用いられる。2重量部以下、特に1重
量部未満では塊状物が金型に付着する傾向があり、また
7重量部以上、特に10重量部を超えるとハニカム状成
形体の保形成が悪くなる傾向があるのでいずれも好まし
くない。水はセラミック粉末100重量部に対して10
〜60重量部、好ましくは20〜40重量部が用いられ
る。20重量部以下、特に10重量部未満では、塊状物
が硬くなり押し出し成形が困難になる傾向があり、また
40重量部以上、特に60重量部を超えるとセラミック
粉末の種類にもよるが、ハニカム状成形体の保形成が悪
くさらに乾燥中に成形体表面に亀裂が入り易くなる傾向
があるためいずれも好ましくない。造孔剤はポリエチレ
ン,カーボン,小麦粉等が好適であり、セラミック粉末
100重量部に対して20〜70重量部、好ましくは3
0〜60重量部が用いられる。30重量部より小さくな
るにつれ、作製した排ガスフィルターの気孔率が小さく
なり排ガスの入口側と出口側との間の圧力損失が大きく
なる傾向があり、また60重量部を超えるにつれ気孔率
が大きくなり過ぎるため排ガス中の微粒子の捕集効率が
低下する傾向があるためいずれも好ましくない。また、
粘土鉱物を主成分とするセラミック粉末を用いることに
より耐熱衝撃性を著しく向上させることができる。更
に、この粘土鉱物の主成分がK2O,SiO2,Al23
であって、かつK2Oの含有率が1.0〜6.0wt%
である構成を有している。K2Oの含有率が1.0wt
%未満では、焼成温度が高くなる傾向があり、また6.
0%以上では熱膨張係数が大きくなる傾向があるためい
ずれも好ましくない。
【0013】請求項2に記載の排ガスフィルターの製造
方法は、請求項1において、粘土鉱物の主結晶相がセリ
サイト,カオリナイト,パイロフィライトである構成を
有している。これらの構成を有することにより、成形性
を向上させることができるとともに、焼成後、熱膨張係
数が大きいクリストバライトが析出し難く、クレイズや
クラックの発生率を著しく低減することができ製品得率
を上げることができる。
【0014】本発明の排ガスフィルターの製造方法によ
って得られる排ガスフィルターは、内部に排ガスの入口
側から出口側に向けて軸方向に多数のセルを有し、セル
の排ガスの入口側か出口側のいずれか一方が交互に閉塞
剤により閉塞されて形成されたセラミック製の排ガスフ
ィルターであって、200〜600cm/secの送風
速度下で排ガスの入口側と出口側との間の圧力損失が3
0〜190mmAq、好ましくは50〜150mmAq
である構成を有している。圧力損失が50mmAqより
も小さくなるにつれ、排ガス中の微粒子が捕集されずに
大気中に放出される傾向にあり、30mmAq未満では
その傾向が著しく、また150mmAqを超えるにつ
れ、排ガスの入口側と出口側との間の圧力損失が増加し
エンジンの負荷が大きくなる傾向にあり、190mmA
qでは更にその傾向が増加するのでいずれも好ましくな
い。更に、室温から850℃までの軸方向の熱膨張係数
が4.5×10-6/℃以下、好ましくは2.5×10-6
/℃以下で、かつ、軸方向と層方向の熱膨張係数の差が
|5.0×10-6|/℃以下、好ましくは|3.0×1
-6|/℃以下である構成を有している。排ガスフィル
ターの室温から850℃までの軸方向の熱膨張係数が
2.5×10-6/℃を超えるか、若しくは室温から85
0℃までの軸方向と層方向の熱膨張係数の差が|3.0
×10-6|/℃を超えると再生燃焼時に発生する温度勾
配に起因する熱応力に耐えられずに破壊してしまう傾向
があるためいずれも好ましくない。更に、軸方向の引張
り強度が40kg/cm2以上、好ましくは80kg/
cm2である構成を有している。軸方向の引張り強度が
80kg/cm2よりも小さくなるにつれ、再生燃焼時
に発生する温度勾配に起因する熱応力に耐えられずに破
壊する傾向が現れだし、40kg/cm2未満では特に
その傾向が現れ易くなるため、エンジンの排気系に装着
した時自動車の振動に耐えられずに破壊する傾向がある
ため好ましくない。更に、軸方向の熱伝導率が、0.1
00kcal/mh℃以上、好ましくは0.200kc
al/mh℃以上である構成を有している。軸方向の熱
伝導率が0.200kcal/mh℃より小さくなるに
つれ、耐熱衝撃性が劣化し易く、0.100kcal/
mh℃未満ではそれが著しく、再生燃焼時に発生する温
度勾配を緩和することができず破壊する傾向があるため
好ましくない。更に、軸方向に垂直な断面の1cm2当
りのセル数が9〜64セルである構成を有している。セ
ル数が9未満では排ガス中の微粒子の捕集効率が低下
し、また64を超えると排ガスの入口側と出口側との間
の圧力損失が増加する傾向が現れ出すのでいずれも好ま
しくない。更に、平均細孔径が1〜20μmの細孔が均
一に分布した排ガスフィルターであって、気孔率が30
〜70%、好ましくは40〜60%である構成を有して
いる。平均細孔径が1μm未満では、排ガスの入口側と
出口側の間の圧力損失が増加する傾向にあり、20μm
を超えると排ガス中の微粒子の捕集効率が低下する傾向
にあるのでいずれも好ましくない。また、気孔率が40
%未満では圧力損失が増加する傾向にあり、60%を超
えると微粒子の捕集効率が低下し、さらに軸方向の引張
り強度が低下する傾向にあるのでいずれも好ましくな
い。更に、セラミックの結晶相の主成分がコージェライ
ト,ムライト,チタン酸アルミニウム,スポジュメン,
ユークリブタイト,チタン酸カリウム,石英,コランダ
ムのうち少なくとも1つ以上を含有する構成を有してい
る。排ガスフィルターの結晶相の主成分がこれらの化合
物で占められることにより熱膨張係数を低くすることが
でき耐熱衝撃性を増加させることができる。
【0015】また、他の排ガスフィルターの製造方法と
しては、内部に排ガスの入口側から出口側に向けて軸方
向に多数のセルを有し、セルの排ガスの入口側か出口側
のいずれか一方が交互に閉塞剤により閉塞されて形成さ
れたセラミック製の排ガスフィルターの製造方法であっ
て、Al23−SiO2系無機質ファイバーとパルプと
セラミック粉末と水とを分散混合してスラリーを得るス
ラリー生成工程と、スラリーにカチオン、アニオン、ま
たはノニオン系の高分子凝集剤と高電解質の無機凝集剤
の混合物を添加しスラリーを凝集する凝集工程と、凝集
後抄造法によりシートを得るシート生成工程と、シート
をコルゲート加工しハニカム状成形体またはシートを矩
形加工し矩形状のシートを積層し積層成形体を得る成形
体生成工程と、ハニカム状成形体若しくは積層成形体を
焼成する焼成工程とを有する構成を有している。ここ
で、Al23−SiO2系無機質ファイバーはセラミッ
ク粉末100重量部に対して50〜150重量部、好ま
しくは70〜130重量部が用いられる。70重量部よ
りも少なくなるにつれ、良好なフロックが得られにくく
抄造が困難となりその結果シートの強度が弱くなる傾向
が認められ、特に50重量部未満ではその傾向が著し
く、また130重量部を超えるにつれ無機質ファイバー
自体の熱膨張係数が強く作用し熱膨張係数が大きくなる
傾向があり、150重量部を超えると更にその傾向が強
まるのでいずれも好ましくない。パルプはセラミック粉
末100重量部に対して2〜15重量部、好ましくは5
〜10重量部が用いられる。5重量部未満では抄造法に
よるシートに柔軟性が無く固くなり成形体生成が困難に
なる傾向が認められ、10重量部を超えるにつれて細孔
の分布が不均一になる傾向が認められ、特に2重量部未
満又は15重量部を超えるとその傾向が著しくなるので
いずれも好ましくない。水はセラミック粉末100重量
部に対して5000〜10000重量部、好ましくは7
000〜9000重量部が用いられる。7000重量部
よりも少なくなるにつれスラリーの濃度が高くなるため
抄造が困難になる傾向が認められ、9000重量部を超
えるにつれて抄造法によるシートの厚みが薄くなる傾向
にあるためいずれも好ましくない。尚、スラリー生成工
程では、AlCl3・6H2OやNaOH等の水溶液を添
加すると良好なフロックの形成が得られるので好まし
い。高分子凝集剤としては、カチオン系としてアミン結
合ポリマー、アニオン系としてポリアクリル酸塩、ノニ
オン系としてポリアクリルアミドが用いられるが、好適
にはノニオン系が用いられる。良好なフロックの形成が
得られるためである。高電解質の無機凝集剤としては、
NaOH,KOH等が用いられる。高分子凝集剤と無機
凝集剤の比率は、高分子凝集剤1に対して無機凝集剤が
3〜7、好ましくは4〜6が用いられる。無機凝集剤を
併用することにより強固なフロックが得られる。また、
セラミック粉末がコージェライト,ムライト,チタン酸
アルミニウム,スポジュメン,ユークリブタイト,チタ
ン酸カリウム,シリカ,アルミナ,粘土鉱物を主成分と
するもののうち少なくとも1つ以上を含有する場合、こ
れらのセラミック粉末を用いることにより耐熱衝撃性を
著しく向上させることができる。また、粘土鉱物の主成
分がK2O,SiO2,Al23であって、かつK2Oの
含有率が1.0〜6.0wt%である構成を有する場
合、K2Oの含有率が1.0wt%未満では、焼成温度
が高くなる傾向があり、また6.0%以上では熱膨張係
数が大きくなる傾向があるためいずれも好ましくない。
更に、粘土鉱物の主結晶相がセリサイト,カオリナイ
ト,パイロフィライトである構成を有することにより、
成形性を向上させることができるとともに、焼成後、熱
膨張係数が大きいクリストバライトが析出し難く、クレ
イズやクラックの発生率を著しく低減することができ製
品得率を上げることができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【作用】この構成により、排ガス中の微粒子を効率よく
捕集でき、さらに熱応力に耐える事ができる。
【0026】
【実施例】以下本発明の一実施例における排ガスフィル
ター及びその製造方法について詳細に説明する。
【0027】(実施例1,2)図1(a)は本発明の第
1実施例における排ガスフィルターの外観斜視図であ
り、図1(b)は本発明の第2実施例における排ガスフ
ィルターの要部斜視図であり、図2は本発明の第1実施
例における排ガスフィルターのX−X線の要部断面図で
ある。1a,1bは本発明の第1,第2実施例における
排ガスフィルター、2はセル、3は閉塞剤、4は排ガス
流入口、5は排ガス流出口、6は排ガス入口側、7は排
ガス出口側である。
【0028】以上の様に構成された本実施例の排ガスフ
ィルターについて、以下その製造方法を説明する。Al
23−SiO2系無機質ファイバー,パルプ,チタン酸
アルミニウム粉末,水を(表1)に示した比率になる様
に配合し、専用タンクで分散混合し、スラリーを得た。
【0029】
【表1】
【0030】得られたスラリーを希釈タンクに移送し水
を加えて所定の体積とした後、AlCl3・6H2O水溶
液とNaOH水溶液を加えてPHを7.2〜7.8に調
整した。次に、カチオン,アニオンまたはノニオン系の
高分子凝集剤と高電解質の無機凝集剤の混合物を添加し
てスラリーを凝集させAl23−SiO2系無機質ファ
イバー,パルプ,チタン酸アルミニウム粉末より成るシ
ートを作製した。そして、このシートをコルゲート加工
と同時にチタン酸アルミニウムより成る閉塞剤を付与し
ながら巻き上げてハニカム状成形体(第1実施例)、ま
たは矩形加工と同時にチタン酸アルミニウムより成る閉
塞剤を付与しながら積層して積層成形体(第2実施例)
を作製した。このハニカム状成形体(第1実施例)また
は積層成形体(第2実施例)を1500〜1550℃の
温度範囲内で焼成した後加工して第1,第2実施例の排
ガスフィルターを得た。
【0031】本実施例の排ガスフィルター1a,1b
は、外観が柱状をなし、内部に排ガス入口側6から出口
側7に向けて軸方向に多数のセル2が形成され、このセ
ル2は排ガス入口側6か出口側7のいずれか一方が交互
に閉塞剤3により閉塞されている構造を有し、軸方向に
垂直な断面の1cm2当たりのセル数は36セルであっ
た。
【0032】次いで、得られた各該排ガスフィルターに
ついて、圧力損失,熱膨張係数,引張り強度,熱伝導
率,平均細孔径と気孔率,網孔分布の測定を行った。圧
力損失は水柱マノメータ付き送風式圧力損失計を用い、
40cm/secの送風速度下において排ガスの入口側
と出口側との間の圧力損失を測定したところ、95mm
Aqであった。熱膨張係数は縦型熱膨張計を用いて測定
した。室温から850℃までの軸方向と層方向の熱膨張
係数は0.8×10-6/℃であり、室温から850℃ま
での軸方向の熱膨張係数の差は|1.3×10-6|/℃
であった。引張り強度は強度試験機を用いて測定した。
軸方向の引張り強度は135Kg/cm2であった。熱
伝導率は熱伝導率計を用い常法に従い測定した。軸方向
の熱伝導率は0.27Kcal/mh℃であった。平均
細孔径と気孔率は水銀ポロシメ−タを用い常法に従い行
った。平均細孔径は12.5μmで均一に分布した細孔
であり気孔率は54%であった。次いで、粉末X−ra
y回析による結晶相の同定の結果、チタン酸アルミニウ
ムが主成分であることがわかった。
【0033】以上の様に本実施例によれば、熱膨張係数
が小さく、引張り強度が大きく、熱伝導率が大きく、耐
熱衝撃性に優れ、さらに細孔が均一に分布し、適正な圧
力損失と気孔率を有し、また適正なセル数を有し、フィ
ルター特性に優れた排ガスフィルターが得られることが
わかった。また、耐熱衝撃性及びフィルター特性を損な
わない範囲において、排ガスフィルターの結晶相の主成
分がコージェライト,ムライト,チタン酸アルミニウ
ム,スポジュメン,ユークリプタイト,チタン酸カリウ
ム,石英,コランダム,のうち少なくとも1つ以上を含
有するものであっても同等の効果を有することがわかっ
た。さらに、セラミック粉末がコージェライト,ムライ
ト,チタン酸アルミニウム,スポジュメン,ユークリプ
タイト,チタン酸カリウム,シリカ,アルミナ,粘土鉱
物を主成分とするもののうち少なくとも1つ以上を含有
するものを用いても同等の効果が得られることがわかっ
た。本実施例の排ガスフィルター(a)(b)は、外観
が柱状をなし、内部に排ガス入口側6か出口側7のいず
れか一方が交互に閉塞剤3により閉塞されている構造を
有し、軸方向に垂直な断面の1cm2当たりのセル数は
36セルであった。
【0034】(実施例3)図3は本発明の第3実施例に
おける排ガスフィルターの要部断面図である。11は本
発明の第3実施例の排ガスフィルター、12はセル、1
3は閉塞剤、14は排ガス流入口、15は排ガス流出口
である。以上の様に構成された第3実施例の排ガスフィ
ルター11について、以下その製造方法を説明する。主
結晶相がセリサイトで2.0wt%のK2Oを含有する
粘土鉱物とメチルセルロ−ス系の結合剤と高分子エステ
ル系の潤滑剤と水とを(表2)に示した比率になる様に
配合し、高速ミキサーで3分間混合した後、混練機で3
0〜120分間混練して押し出し成型用塊状物を得た。
【0035】
【表2】
【0036】次に、得られた塊状物を真空押出し機を用
いて直径170mm、高さ180mmの軸方向に多数の
セルを有する柱状成形体を作製した後、この成形体を乾
燥機を用いて80〜100℃の温度で二十四時間乾燥し
た。次いで、乾燥した成形体を電気炉を用いて1470
℃〜1520℃の温度範囲内で焼成して焼成体を作製
し、この焼成体の両端のセルのいずれか一方を交互に閉
塞剤により閉塞した後加工し、第3実施例の排ガスフィ
ルター11を作製した。このようにして得られた第3実
施例の排ガスフィルター11は、柱状をなし、内部に排
ガス入口側16から排ガス出口側17に向けて軸方向に
多数のセル12が形成され、このセル12は排ガス入口
側16か排ガス出口側17のいずれか一方が交互に閉塞
剤13により閉塞されている構造を有し、軸方向に垂直
な断面の1cm2当たりのセル数は49セルであった。
【0037】次いで、得られた該排ガスフィルターにつ
いて実施例1と同様にして物性の測定を行った。その結
果、400cm/secの送風速度下において排ガスの
入口側と出口側との間の圧力損失は124mmAqであ
った。また、室温から850℃までの軸方向の熱膨張係
数は2.8×10-6/℃であり、室温から850℃まで
の軸方向と層方向の熱膨張係数の差は|0.5×10-6
|/℃であった。また、軸方向の引張り強度は175k
g/cm2であった。また、軸方向の熱伝導率は0.3
4kcal/mh℃であった。また、平均細孔径は7.
8μmで均一に分布した細孔であり気孔率は43%であ
った。さらに、粉末X−ray回折による結晶相の同定
の結果、ムライドが主成分であることがわかった。
【0038】以上の様に本実施例によれば、熱膨張係数
が小さく、引張り強度が大きく、熱伝導率が大きく耐熱
衝撃性に優れ、さらに細孔が均一に分布し、適正な圧力
損失と気孔率を有し、また適正なセル数を有するフィル
ター特性に優れた排ガスフィルターが得られることがわ
かった。また、耐熱衝撃性及びフィルター特性を損なわ
ない範囲において、排ガスフィルターの結晶相の主成分
がコージェライト,ムライト,チタン酸アルミニウム,
スポジュメン,ユークリプタイト.チタン酸カリウム,
石英,コランダムのうち少なくとも1つ以上を含有する
ものであれば差し支えないこともわかった。セラミック
粉末がコージェライト.チタン酸アルミニウム,スポジ
ュメン,ユークリプタイト,チタン酸カリウム,シリ
カ,アルミナ,粘土鉱物を主成分とするもののうち少な
くとも1つ以上を含有するものを用いても同等の効果が
得られることがわかった。セラミック粉末として使用し
た粘土鉱物の主結晶相は、カオリナイト,バイロフィラ
イトであっても同等の効果を有していることがわかっ
た。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、以下の優
れた効果を奏する。すなわち、排ガスフィルターの排ガ
スの入口側と出口側との間の圧力損失が30〜190m
mAqで、軸方向に垂直な断面のセル数が、9〜64セ
ルとし、さらに平均細孔径が1〜20μmの細孔を均一
に分布して、気孔率を30〜70%形成したので、排ガ
ス中の微粒子を効率よく捕集できるフィルター特性に優
れた排ガスフィルターを実現することができる。
【0040】排ガスフィルターの軸方向の熱膨張係数が
4.5×10-6/℃以下に、軸方向と層方向の熱膨張係
数の差を|5.0×10-6|/℃以下とし、軸方向の引
張り強度を40kg/cm2以上とし、軸方向の熱伝導
率を0.100kcal/mh℃以上として形成したの
で、再生燃焼時に発生する温度勾配に起因する熱応力に
耐える耐熱衝撃性に優れた排ガスフィルターを実現する
ことができる。
【0041】Al23−SiO2系無機質ファイバー,
パルプ,セラミック粉末を用いて抄造法により排ガスフ
ィルターを作製するか、又はセラミック粉末と結合剤と
潤滑剤と造孔剤を用いて押出し法により排ガスフィルタ
ーを作製し、軸方向に垂直な断面の1cm2当たりのセ
ル数を9〜64セルとすることにより200〜600c
m/secの送風速度下において排ガスの入口側と出口
側との間の圧力損失が30〜190mmAqで、平均細
孔径が1〜20μmの細孔が均一に分布し、気孔率が3
0〜70%のフィルター特性に優れ低原価で量産性に適
した排ガスフィルターの製造法を実現することができる
ものである。
【0042】セラミック粉末として、コージェライト,
ムライト,チタン酸アルミニウム,スポジュメン,ユー
クリプタイト,チタン酸カリウム,シリカ,アルミナ,
粘土鉱物を主成分とするもののうち少なくとも1つ以上
を用いることにより排ガスフィルターの結晶相の主成分
をコージェライト,ムライト,チタン酸アルミニウム,
スポジュメン,ユークリプタイト,チタン酸カリウム,
石英,コランダムのうち少なくとも1つ以上を有する排
ガスフィルターを得ることができ、室温から850℃ま
での軸方向の熱膨張係数が4.5×10-6/℃以下で、
軸方向と層方向の熱膨張係数の差が|5.0×10-6
/℃以下で、軸方向の引張り強度が40kg/cm2
上で、軸方向の熱伝導率が0.100kcal/mh℃
以上である耐熱衝撃性に極めて優れた排ガスフィルター
及び排ガスフィルターの製造方法を実現することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1実施例における排ガスフィ
ルターの外観斜視図 (b)本発明の第2実施例における排ガスフィルターの
要部斜視図
【図2】本発明の第1実施例における排ガスフィルター
のX−X線の要部断面図
【図3】本発明の第3実施例における排ガスフィルター
の要部断面図
【図4】従来のセラミックモノリシック型フィルターの
側断面図
【符号の説明】
1a,1b 第1,第2実施例の排ガスフィルター 2 セル 3 閉塞剤 4 排ガス流入口 5 排ガス流出口 6 排ガス入口側 7 排ガス出口側 11 第3実施例の排ガスフィルター 12 セル 13 閉塞剤 14 排ガス流入口 15 排ガス流出口 16 排ガス入口側 17 排ガス出口側 50 フィルター本体 51,52 セル 53 閉塞剤 54 排ガス入口側 55 排ガス出口側 56 多孔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 幸則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松枝 聖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−149579(JP,A) 特開 平5−31309(JP,A) 特開 平7−163822(JP,A) 特開 平6−15127(JP,A) 特開 平5−306614(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/00 302 B01D 39/20 B01D 46/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に排ガスの入口側から出口側に向け
    て軸方向に多数のセルを有し、前記セルの排ガスの入口
    側か出口側のいずれか一方が交互に閉塞剤により閉塞さ
    れて形成されたセラミック製の排ガスフィルターの製造
    方法であって、 主成分がK2O,SiO2,Al23であって、かつ前記
    2Oの含有率が1.0〜6.0wt%である粘土鉱物
    を主成分とするセラミック粉末100重量部と、 セルロース系の結合剤10〜20重量部と、 高分子エステル系の潤滑剤2〜7重量部と、 ポリエチレン,カーボン,小麦粉等の造孔剤30〜60
    重量部と、 水20〜40重量部とを混合した後、混練して塊状物を
    得る塊状物生成工程と、 前記塊状物を押出し法により成形してハニカム状成形体
    を得る成形体生成工程と、 前記ハニカム状生成形体を乾燥した後焼成する焼成工程
    を有することを特徴とする排ガスフィルターの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記粘土鉱物の主結晶相がセリサイト,
    カオリナイト,パイロフィライトであることを特徴とす
    る請求項1に記載の排ガスフィルターの製造方法。
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