JP3477383B2 - 廃棄物埋め立て処理場 - Google Patents

廃棄物埋め立て処理場

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JP3477383B2
JP3477383B2 JP33162298A JP33162298A JP3477383B2 JP 3477383 B2 JP3477383 B2 JP 3477383B2 JP 33162298 A JP33162298 A JP 33162298A JP 33162298 A JP33162298 A JP 33162298A JP 3477383 B2 JP3477383 B2 JP 3477383B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ等の廃棄物
を埋め立て処理する廃棄物埋め立て処理場に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら提案されている生ゴミ等の埋め立て場は、図1に図示
したように、地面を掘削して凹部を形成し、この凹部の
底面に遮水シート32を敷設して生ゴミ等の投棄部33を形
成し、遮水シート32の表側及び裏側に集水管34a・34b
を配設した構造であり、該投棄部33に生ゴミ等を投棄
し、生ゴミ等がいっぱいになったら土で埋め立てるもの
である(符号31は集水ピットである。)。 【0003】ところで、図1に図示した従来の埋め立て
場は、水が一方向に流下するよう、底部を一方向に傾斜
させて構成している為、万一遮水シート32が損傷し、汚
水が漏れ出た場合において、集水管34bで集水しきれな
い汚水は下流側方向に流下して当該埋め立て場の領域を
超えて外へ流出してしまうおそれがある。尚、この場
合、汚水の一部は地下に浸透するが、浸透性が不良の土
質の場合には該汚水の埋め立て場外への流出の危険性は
非常に高い。 【0004】本発明は、上述の問題点を解決した廃棄物
埋め立て処理場を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。 【0006】廃棄物を埋め立て処理する廃棄物埋め立て
処理場であって、周囲より低い底部1を有し、この底部
1は中央が最も低く、その周囲は該最も低いケ所から上
方程外側に拡がる傾斜面2を有する面に形成され、底部
1の周囲は上方程外側に拡がる傾斜面4を有する面に形
成されており、この底部1の最も低い部分には集水ピッ
ト5が設けられ、この集水ピット5から放射状に集水管
3が配設され、底部1及び底部1の周囲には遮水シート
7が敷設され、この遮水シート7は所定区画毎に夫々独
立しており、この遮水シート7の表側及び裏側位置に夫
々前記各区画毎に独立した集水管が配設され、また、当
該処理場の外縁が平面視多角形状であることを特徴とす
る廃棄物埋め立て処理場に係るものである。 【0007】 【発明の作用及び効果】本発明によれば、底部1の任意
のケ所が最も低い為、水は常に該最も低いケ所に流下
し、従って、埋め立て領域外へ汚水が流出することを確
実に防止でき、よって、環境破壊という問題を可及的に
防止し得ることになる。 【0008】 【発明の実施の形態】図3,4は、本発明の一実施例を
図示したもので、以下に説明する。 【0009】図3,4は、地面を掘削して外縁が平面視
多面形状(図面は正八角形状)の生ゴミ等の廃棄物を堆
積させる凹部(投棄部)を形成した場合で、この投棄部
の底部1は中央が最も低く、更に、該底部1は該中央か
ら外側に向かって徐々に拡がる傾斜面2に形成されてい
る。また、この底部1の周囲も外側に向かって徐々に拡
がる傾斜面4に形成されている。 【0010】また、この底部1には二重構造の遮水シー
ト7が敷設されている。また、この遮水シート7は所定
区画(図3の場合は8区画)毎に夫々独立した状態で敷
設されている。 【0011】また、この遮水シート7の表側及び裏側に
は放射状に公知の構造の枝管9付の集水管3a・3bが
配設されている。集水管3aは浸出水集水管、集水管3
bは地下水集水管である。 【0012】符号5は集水ピット、符号6は運搬車が走
行する道路、符号8は底部1を4区画に区分した区画突
条である。 【0013】本実施例は上述のように構成したから次の
作用効果を呈する。 【0014】1 例えば遮水シート7が損傷し、集水管
3bの能力以上の汚水が漏れ出た場合でも汚水は最も低
い底部1の中央に流下し得るから、本埋め立て場の外へ
該汚水が流出すことは確実に防止される。 【0015】2 また、遮水シート7は各区画毎に独立
しているから、任意の区画の上側の遮水シート7が損傷
した場合、汚水はその区画の上下の遮水シート7間にお
いてのみ中央へ流出する。従って、どの区画の遮水シー
ト7に損傷が生じているのを直ちに確知でき、それだけ
管理の効率化が図れることになる。 【0016】3 また、各区画の集水管3は夫々独立し
ている。例えば、図1に図示したように、集水管34a・
34bが上流側から下流側へ向かう一本の本管とこの本管
に連設される枝管とで構成されたものであると、例えば
本管が損傷若しくは目詰まりした場合、水は排水処理さ
れず、廃棄物堆積層内に貯水され、嫌気性雰囲気とな
り、生ゴミの安定化が阻止される。この点本実施例によ
れば、一部の集水管3が損傷等しても他の集水管3によ
り集水される為、上記問題は生じない。 【0017】4 本実施例は各区画毎に独立して集水管
3を配設している為、各集水管3毎の水質を測定するこ
とで各区画の管理を良好に行うことができる。 【0018】5 本実施例は集水管3が放射状に配設さ
れている為、空気の流れが均一になり、生ゴミの安定化
が達成され、また、1つの集水管3が埋め立てられても
他の集水管3は露出している為、降雨水の良好な排水が
可能となる。即ち、従来、埋め立ては一般に埋め立て部
分を小堰堤で区画して区画埋め立てが行われる。この場
合、未埋め立て区画の雨水は既埋め立て区画で生じる浸
出水と分離して排水する為、別途排水管等の設備が必要
であった。この点、本実施例によれば集水管3が放射状
にして夫々独立している為、このような問題は生じな
い。 【0019】6 更に、図1のように1本の本管による
集水であると浸出水,汚水が下流部の1カ所に集中し
(例えば豪雨時には浸出水が増大する。)、過負荷による
排水不良が生じ易いが、本実施例は、放射状に配設され
た複数本の集水管3による集水である為、このような問
題は生じない。 【0020】7 本実施例は埋め立て場の周囲に道路6
を設けているから、この道路6上にして任意の部位から
のゴミの投棄が可能となる。従って、各区画毎に廃棄物
の種類をかえた分割埋め立てをすることが可能となる。 【0021】8 中央部の集水ピット5を屋根等の覆い
の基礎として利用でき、それだけ実用性に秀れることと
なる。 【0022】9 本実施例の埋め立て場(投棄部)は、
その外縁が平面視正多角形である為、同形状の埋め立て
場を隣接させて設けることで効率的な埋め立て場の構成
が可能となる。特に、例えば外縁が平面視正六角形の埋
め立て場の場合には同形状の埋め立て場をデッドスペー
ス(隙間)なく隣接して配設でき、この点において秀れ
た埋め立て場の達成ができることになる。尚、上記の通
り集水ピット5を利用して屋根を設けた場合、隣接する
埋め立て場が同形状であると、この屋根を共用すること
ができ、この点においても実用性が秀れることになる。 【0023】以上、本実施例は秀れた効果を発揮する廃
棄物埋め立て処理場となる。 【0024】尚、多角形状の投棄部を可及的に角数の多
い形状とすると、鋭角部が少なくなり、遮水シート7の
敷設等、施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来例の説明図である。 【図2】従来例の説明断面図である。 【図3】本実施例の説明図である。 【図4】本実施例の説明断面図である。 【符号の説明】 1 底部 2 傾斜面 3 集水管 4 傾斜面 5 集水ピット 7 遮水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小日向 隆 新潟県新潟市一番堀通町3番地10 株式 会社福田組内 (56)参考文献 特開 平7−16556(JP,A) 特開 平10−165914(JP,A) 特開 平7−185497(JP,A) 特開 昭61−109816(JP,A) 特開 平10−85696(JP,A) 特開 平1−304092(JP,A) 特開 昭61−109816(JP,A) 特開 平8−309333(JP,A) 特開 平9−273144(JP,A) 特開 平8−226115(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 1/00 E02D 3/00 E02B 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 廃棄物を埋め立て処理する廃棄物埋め立
    て処理場であって、周囲より低い底部を有し、この底部
    は中央が最も低く、その周囲は該最も低いケ所から上方
    程外側に拡がる傾斜面を有する面に形成され、底部の周
    囲は上方程外側に拡がる傾斜面を有する面に形成されて
    おり、この底部の最も低い部分には集水ピットが設けら
    れ、この集水ピットから放射状に集水管が配設され、底
    部及び底部の周囲には遮水シートが敷設され、この遮水
    シートは所定区画毎に夫々独立しており、この遮水シー
    トの表側及び裏側位置に夫々前記各区画毎に独立した
    水管が配設され、また、当該処理場の外縁が平面視多角
    形状であることを特徴とする廃棄物埋め立て処理場。
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