JP3477267B2 - スクリーン渣の破砕洗浄脱水装置 - Google Patents

スクリーン渣の破砕洗浄脱水装置

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JP3477267B2
JP3477267B2 JP33601094A JP33601094A JP3477267B2 JP 3477267 B2 JP3477267 B2 JP 3477267B2 JP 33601094 A JP33601094 A JP 33601094A JP 33601094 A JP33601094 A JP 33601094A JP 3477267 B2 JP3477267 B2 JP 3477267B2
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征夫 松岡
久志 小野
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日立機電工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下水処理場等より掻揚回
収したスクリーン渣を流水トラフにて多量の水と共に破
砕洗浄脱水機へ搬送しても、この多量の流水を排水し、
かつスクリーン渣中の固形分を破砕洗浄して円滑な脱水
を行うようにしたスクリーン渣の破砕洗浄脱水装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来下水処理場等より収集されるスクリ
ーン渣は含水率が高く、収集した状態でホッパーへ投入
したり、あるいは焼却炉へ投入したりすることは爾後の
処理に手数を要する。このため収集されたスクリーン渣
を所定の含水率以下になる迄脱水する必要があり、従来
ではこの収集したスクリーン渣の含水率を低下させるた
めにコンベアにて脱水機まで搬送し、そして脱水後のス
クリーン渣は搬出機にてホッパーあるいは焼却炉へ搬送
処理している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】収集されたスクリーン
渣中には未破砕の人糞等が含まれるため、このまま脱水
することはできない。このため従来では搬送されてきた
スクリーン渣を破砕装置へ供給して、未破砕物を破砕し
た後、これを洗浄し、再び脱水装置へ搬送している。こ
のため処理工程数が多く、また設備費もかさむ欠点があ
る。
【0004】本発明は破砕装置に水抜手段を備えて未破
砕物の破砕時、必要以上の水を排水して、確実かつ円滑
な破砕を行い、脱水工程での脱水を容易に行うことを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、スクリーン渣を搬送する流水
トラフ先端に設けた破砕洗浄装置と、この破砕洗浄装置
の下方にホッパーを介して配設した脱水機とより構成さ
れ、破砕洗浄装置内にばね圧又は油圧シリンダーの圧力
下にある押圧板と対向して設ける破砕ドラムを円盤を所
要間隔で配列して水抜可能として形成したことを要旨と
する。
【0006】
【作用】円盤を所定間隔で配列して破砕ドラムを構成
し、これにばね圧又は油圧シリンダーの圧力下にある押
圧板を対向しているので、流水トラフにて大量の水と共
に破砕洗浄装置へ供給されるスクリーン渣は、この破砕
ドラムにて大量の水を流下排水することができ、スクリ
ーン渣を水から分離した状態で破砕するので、人糞等の
未破砕物も確実に破砕することができると共に、脱水機
のプランジャの移動に伴い脱水機よりホッパ内に水と共
に逆流するスクリーン渣を逆傾斜スクリーンにて阻止
し、逆流水のみを効果的に排水することができる。
【0007】
【実施例】以下本発明のスクリーン渣の破砕洗浄脱水装
置を図示の実施例にもとづいて説明する。下水処理場等
より回収されたスクリーン渣を流水トラフ等の搬送手段
1を用いて連続的もしくは間歇的に破砕洗浄脱水装置へ
搬送する。この搬送手段の流水トラフ1の終端部下方位
置にスクリーン渣の破砕洗浄装置2を配置し、さらにこ
の破砕洗浄装置2の下方位置にスクリーン渣脱水機3を
配置する。
【0008】この破砕洗浄装置2は流水トラフ1の終端
部位置に、トラフ内を流下するスクリーン渣を受けるよ
うに配設した箱型の筐体21と、この筐体21内にモー
タ又は油圧モータ22にて回動する破砕ドラム23と、
この破砕ドラムの外周面と対向する押圧板24と、破砕
ドラムの目詰まりが生じたときこれを取り除くためのス
クレーパ25とよりなる。
【0009】箱型の筐体21の側面上部には前記流水ト
ラフ1の一端を接続し、筐体内に軸受26,26にて回
動自在に設ける破砕ドラム23は、軸27に所定の間隔
をあけて円盤28,28を多数配設固定し、ドラムスク
リーン状に形成すると共に、軸27の一端部側にスプロ
ケットホイール等の動力伝達手段を介して油圧モータ又
はモータ22にて所定回転速度にて回動させるようにす
る。そしてこの破砕ドラムの外周面には突起を設けてス
クリーン渣中の未破砕物を破砕ドラムの回転により押圧
板と破砕ドラム間に強制的に食い込むようにする。
【0010】押圧板24は破砕ドラムの円弧カーブより
も緩やかなカーブに湾曲させて、破砕ドラムの外周面と
対向して、しかも破砕ドラムの上方位置では破砕ドラ
ム、押圧板間が大となり、破砕ドラムの下部位置ではド
ラム外周面と押圧板下端が接するようにして押圧板の上
部を支軸29にて揺動自在に配設支持し、この支軸の一
端にレバーLを固定し、このレバーLの先端にばね又は
油圧シリンダー等よりなる押圧手段Sを取り付け、この
ばね圧又は油圧シリンダーの圧力にて押圧板25を常に
破砕ドラム外周面に押圧するようにし、これにより未破
砕物が破砕ドラムの回転により押圧板,破砕ドラム間に
食い込むように供給されて破砕するものである。
【0011】スクレーパ25は破砕ドラム23の円盤2
8,28間の隙間に挿入されるように櫛歯状に形成し、
このスクレーパの上端を筐体に支持した軸に固定しこの
軸に筐体より突出するように配設したスクレーパ操作用
のハンドルHを設け、スクレーパの先端部分を破砕ドラ
ムの円盤間隔内に挿入する深さを調整自在にして操作で
きるものとする。
【0012】さらに筐体21内には破砕ドラム洗浄用の
洗浄ノズルNを設けてスクレーパ25にて破砕ドラムの
目詰まりを除去した後、破砕されてドラムに付着する固
形不純物を清浄剥離する。
【0013】また、この破砕洗浄装置2の筐体21の下
部にはホッパー6を配設し、このホッパーを介してスク
リーン渣脱水機3を配置すると共に、筐体21の上部に
はオーバーフロー管Fを設けて破砕洗浄装置2における
破砕洗浄能力以上のスクリーン渣が流水とともに供給さ
れたとき、余剰水を越流させて筐体外へ流出させる。ま
た、筐体21の側面部にはスクリーン20を設ける。こ
のスクリーン20は上端側が筐体内に入るように通常の
スクリーン配設と逆の傾斜となるよう逆傾斜となるよう
配設する。この逆傾斜スクリーン20の配設位置は破砕
ドラム位置或いは破砕ドラム位置より少し下方位置にな
るようにしてスクリーン渣脱水装置へスクリーン渣が流
下する際、固形分を漉して余剰水を排水するものであ
る。
【0014】筐体21内にはさらに破砕されたスクリー
ン渣を洗浄するための洗浄用ノズル9を破砕ドラムより
下方位置に設ける。
【0015】このように構成する破砕洗浄装置2の下方
にホッパー6を介して配設されるスクリーン渣脱水機3
は図6に示すように筒状の本体31と、この本体31の
水平部内に納めたプランジャーを主とする加圧脱水手段
32とより成り、この加圧脱水手段32は油圧シリンダ
32aを用い、このシリンダ32aにはプランジャー3
2bを設け、このプランジャー32bが没した先端位置
より前方向位置上方に前記破砕洗浄装置2の下方に設け
たホッパー6が配設される。そしてこのホッパー6の下
部の出口はプランジャー32bのストロークよりも少し
短いものとすると共に、このプランジャー32bが突出
した位置より少し前方位置に加圧脱水部4を設ける。そ
してこの本体31にはホッパー2の下部位置より加圧脱
水部の下部位置及びこの加圧脱水位置を過ぎた位置にか
けて脱水孔を穿孔し、スクリーン渣中に含有される水分
をホッパー内より本体内へ供給した時点より加圧脱水後
にかけて脱水し、本体外へ排水するようにする。
【0016】前記加圧脱水部は加圧脱水手段32により
スクリーン渣を圧搾し、その加圧力を脱水に必要な値に
まで上昇させピストンの後退時においても所定時間、加
圧状態が保持される構成となっており、この加圧脱水部
は脱水装置3の水平供給側の本体31と屈曲吐出側の搬
送ダクト5との間に狭在される。
【0017】この加圧脱水部4はダクト5又は本体31
の屈曲部に加圧シリンダ8Sにて揺動する背圧板8と、
円筒形の水抜用スクリーン7とより成る。この水抜用ス
クリーン7は対向する2枚のフランジ間に破線円環状に
所定ピッチで多数配設されるスクリーンバーを架設して
一体とし、本体31とダクト間にて結合して一体とす
る。
【0018】上述の如く構成されるスクリーン渣破砕洗
浄脱水装置に、下水処理場等より回収したスクリーン渣
を流水トラフ1を介して破砕洗浄装置2内へ供給する
と、回転する破砕ドラム23の円盤28,28間の隙間
より余剰水は排水されると共に、人糞等の未破砕物が破
砕ドラム23の回動にて押圧板24と破砕ドラム外周面
に送り込まれて圧潰され、下方のホッパー6内へ送り出
される。この時破砕に支障となる水分は破砕ドラムの隙
間より予め排水されているので、未破砕物は確実に破砕
されるものとなる。
【0019】そして破砕ドラムの回動にて、このドラム
の隙間に挿入されるスクレーパにて隙間に挿入した破砕
物は除去され、かつ洗浄ノズルより高圧噴射水にて破砕
ドラムは洗浄されると共に、下方のホッパー内へ送り出
された破砕スクリーン渣は洗浄ノズルよりの洗浄水にて
洗浄された後、スクリーン渣脱水機へ送り込まれ、プラ
ンジャーの前後進運動にて脱水され、ダクト内を移送排
出されるものである。また破砕ドラムより越される水量
以上が流水トラフにて供給された場合、またはプランジ
ャーの前進にて水位が上昇した場合、この余剰水は逆傾
斜スクリーンより越流排水されるものとなる。そしてこ
の時、逆傾斜スクリーンにて捕捉されたスクリーン渣は
水位の低下により自然に落下するものとなるが、付着し
て落下しないものはこの逆傾斜スクリーンに設けた洗浄
ノズルよりの洗浄水をこのスクリーンに向かって噴射す
ることにより洗浄できるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明のスクリーン渣の破砕洗浄脱水装
置は、流水トラフ先端に設けた破砕洗浄装置の下方にホ
ッパーを介して脱水機を一体に配設し、かつ押圧板と対
向する破砕ドラムを多数の円盤を配列して構成している
ので、流水トラフを介して多量の水と共にスクリーン渣
が供給されても、この円盤状の破砕ドラムにて余剰水が
排水されるので、未破砕スクリーン渣等を水と分離して
破砕ドラム側へ移送でき、確実に破砕される利点があ
る。また第2の発明は、破砕洗浄装置内に逆傾斜スクリ
ーンを配設しているので、脱水機のプランジャ移動時、
水と共に逆流するスクリーン渣をこの逆傾斜スクリーン
にて阻止し、水のみを排水できる利点がある。第3の発
明においては、未破砕スクリーン渣を破砕した後洗浄す
るため、洗浄効果が向上する等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スクリーン渣の破砕洗浄脱水装置の一実
施例を示す縦断正面図である。
【図2】破砕洗浄装置の一部破断した正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】破砕ドラムとスクレーパとの関係を示す説明図
である。
【図5】破砕ドラムと押圧板との関係を示す正面図であ
る。
【図6】スクリーン渣脱水機の説明図である。
【符号の説明】
1 搬送手段 2 破砕洗浄装置 21 筺体 23 破砕ドラム 24 押圧板 25 スクレーパ 28 円盤 3 スクリーン渣脱水機 31 筒状の本体 32 加圧脱水手段 4 加圧脱水部 5 ダクト 6 ホッパー 8 背圧板 9 洗浄ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 11/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン渣を搬送する流水トラフ先端
    に設けた破砕洗浄装置と、この破砕洗浄装置の下方にホ
    ッパーを介して配設した脱水機とより構成され、破砕洗
    浄装置内に圧力下の押圧板と対向して設ける破砕ドラム
    を円盤を所要間隔で配列して水抜可能として形成したこ
    とを特徴とするスクリーン渣の破砕洗浄脱水装置。
  2. 【請求項2】 破砕洗浄装置に脱水機のプランジャ移動
    時、逆流する水をスクリーン渣を阻止して排水するため
    の逆傾斜スクリーンを設けた請求項1記載のスクリーン
    渣の破砕洗浄脱水装置。
  3. 【請求項3】 破砕洗浄装置内で、破砕ローラ押圧板に
    て破砕されたスクリーン渣を洗浄する洗浄ノズルを配設
    した請求項1記載のスクリーン渣の破砕洗浄脱水装置。
JP33601094A 1994-12-22 1994-12-22 スクリーン渣の破砕洗浄脱水装置 Expired - Fee Related JP3477267B2 (ja)

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