JP3476861B2 - ペレット取出し装置 - Google Patents

ペレット取出し装置

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JP3476861B2 JP11827193A JP11827193A JP3476861B2 JP 3476861 B2 JP3476861 B2 JP 3476861B2 JP 11827193 A JP11827193 A JP 11827193A JP 11827193 A JP11827193 A JP 11827193A JP 3476861 B2 JP3476861 B2 JP 3476861B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、電池の正極合剤、負極
合剤等に用いられるペレットの取出し装置の関する。 【0002】 【従来の技術】マンガン乾電池のような一次電池の製造
工程においては、電池容器内に正極合剤、負極合剤のよ
うなペレットを収納することが行われている。このよう
なペレットの収納工程は、従来、図6または図7に示す
複数のペレットを収納した筒状のマガジンを備えた取出
し装置を用いて行われている。 【0003】すなわち、図6の取出し装置は間欠的に回
転する円板状のマガジンホルダ1と、前記ホルダ1の周
縁に複数植設され、内部に複数の円盤状ペレット2が収
納された筒状のマガジン3と、前記マガジン3の下端か
らその内部に上下動自在に挿入されたペレット押上シャ
フト4と、前記マガジン3の上端付近に上下動自在に配
置されたバキュームパッド5とから構成されている。こ
のような構成の取出し装置において、前記ペレット押上
シャフト4を上昇させて前記マガジン3内に収納され、
その最上部に位置するペレット2を所定の高さまで持ち
上げた後、前記バキュームパット5に前記ペレット2を
吸着させ、前記バキュームパット5を図示しない搬送手
段、例えばベルトコンベアにより搬送される電池容器内
に移動させて前記ペレットを前記電池容器内に収納す
る。 【0004】図7の取出し装置は、間欠的に回転する円
板状のマガジンホルダ1と、前記ホルダ11の周縁に複
数植設され、複数枚の円盤状ペレット2が上下に収納さ
れた筒状のマガジン3と、前記マガジン3の下方に前記
マガジン3の下端から前記ペレット2の厚さとその厚さ
の1/2の厚さに相当する距離をあけて配置されたプレ
ート6と、前記プレート6の表面に沿って前後に移動
し、前記マガジン3の下端から排出されたペレットを押
出すためのプッシャー7とから構成されている。このよ
うな構成の取出し装置において、前記プッシャー7を前
記マガジン3の下端から排出されたペレット2に向けて
移動させることによって、ペレット2は1枚づつ前記プ
レート6上に取り出される。前記プレート6上に取り出
されたペレットは、図示しないバキュームパッドを用い
て図示しない搬送手段、例えばベルトコンベアにより搬
送される電池容器内に移動され、前記電池容器内に収納
される。 【0005】しかしながら、前述した図6に示す構造の
取出し装置では前記マガジン3内に収納された上下に隣
接するペレット2が密着していると、前記バキューパッ
ド5で前記ペレット2を吸着して持ち上げると2枚ない
し3枚のペレット2が一度に取出されるという問題があ
った。しかも、前記マガジン3内のペレット2を全て取
出した後に前記マガジンホルダ1に植設された別のマガ
ジン3内のペレット2を取出すために前記ホルダ1を回
転させる場合には、前記押上シャフト4を既にペレット
2が空になった前記マガジン3から抜き取るまで待たな
ければならなず、連続的なペレット2の取出を行うこと
ができないという問題があった。 【0006】また、前述した図7に示す構造の取出し装
置ではペレット自体が軟質で強度が乏しいと、前記プッ
シャー7で前記ペレット2を押出す際に前記ペレット2
が割れたり損傷するという問題があった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、マガジンに
収納された複数枚のペレットを割れや損傷を招くことな
く1枚づつ確実に取出すことが可能なペレット取出し装
置を提供しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明に係るペレット取
出し装置は、正極合剤または負極合剤からなるペレット
を取出す装置であって、 間歇的に回転される円板状のマ
ガジンホルダと、 前記マガジンホルダの外周縁部にそれ
ぞれ植設され、複数枚のペレットが上下に収納された複
数の筒状のマガジンと、 前記各マガジンの下端にそれぞ
れ所望の隙間をあけて前記マガジンホルダの中心点から
放射方向に往復動自在に配置され、上面に前記ペレット
の収納凹部を有し、かつ前記マガジンホルダの中心に対
して反対側の端部付近に穴が開口された複数のスライダ
と、 前記各スライダを前記マガジンホルダの中心に向け
て付勢するための複数の付勢部材と、 前記各付勢部材に
よる前記各スライダの移動距離を規制し、待機されたス
ライダの収納凹部が前記各筒状のマガジンに直下に位置
させるための複数の規制部材と、 ペレット取出し領域に
位置するスライダの穴にそのスライダの下方から挿脱さ
れると共に、前記マガジンホルダの中心点から放射方向
に往復動作される爪を有し、前記各スライダの往復動作
を行うために共用される駆動手段とを具備したことを特
徴とするものである。 【0009】 【作用】本発明によれば、上面に前記ペレットの収納凹
部を有するスライダを複数枚のペレットが上下に収納さ
れた筒状のマガジンの下端に所望の隙間をあけて配置
し、前記スライダを駆動手段により水平方向に往復動作
させることによって、前記マガジンの最下部に位置する
ペレットを前記凹部内に収納された状態で前記スライダ
と共に外部に取出すことができる。したがって、前記ペ
レットの取出し時に従来のプッシャーの押出しのような
外部から力が加わらないため、ペレットの割れや損傷を
防止できる。また、前記マガジン内に収納された上下に
隣接するペレット同士が密着されていても、前記スライ
ダにより前記ペレットをその上下面と平行な方向に移動
させて取出しすため、一度に複数枚のペレットが取り出
されることなく、一枚づつ確実に取り出すことができ
る。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4を参照し
て詳細に説明する。図1は、本実施例のペレット取出し
装置の概略上面図、図2は図1の取出し装置のマカジン
付近を示す部分断面図、図3は図1の取出し装置の駆動
手段を含む要部を示す斜視図、図4は図3の駆動手段の
要部を示す正面図である。 【0011】円板状のマガジンホルダ11は、その周縁
に例えば8つの円形穴12が45゜の周角度を以て開口
され、かつ矢印に示す時計回り方向に間欠的に回転され
る。下部側壁付近に環状ガイド部13を有する複数(例
えば8本)の円筒状マガジン14は、前記マガジンホル
ダ11の前記各円形穴12にそれぞれ貫通して挿入さ
れ、かつ前記環状ガイド部13が前記穴12周辺の前記
ホルダ11上面に掛止されている。前記各マガジン14
内には、複数枚の円盤状のペレット15が上下に収納さ
れている。 【0012】スライダ16は、前記各円筒状のマガジン
14の下方にそれぞれ前記マガジン14の下端から前記
ペレット15の厚さに相当する距離をあけて位置すると
共に前記円板状のマガジンホルダ11を中心としてその
放射線方向に沿って往復動自在に配置されている。前記
各スライダ16の中心から先端側(前記円板状のマガジ
ンホルダ11の中心と反対側)に寄った上面には、前記
ペレット15の直径より僅かに大きい直径と前記ペレッ
ト15の厚さより僅かに小さい深さの円形凹部17が形
成されている。また、前記各スライダ16の前記円板状
のマガジンホルダ11の中心と反対側の端部付近には後
述するL形爪が挿入される矩形穴18が開口されてい
る。さらに、前記スライダ16の往復動作する方向に沿
う側壁には後述する一対の回り止めガイドと係合するレ
ール19a、19bが形成されている。なお、前記各ス
ライダ16は後述するスプリングにより前記円板状のマ
ガジンホルダ11の中心に向けて付勢され、後退されて
いると共に後述するストッパにより前記円形凹部17が
前記円筒状マガジン14の直下になるように位置決めさ
れている。 【0013】ペレット取出し領域Rに位置する前記スラ
イダ16は、次に説明する図3図示の駆動手段20によ
り水平方向に往復動作される。前記駆動手段20は、前
記8つのスライダ16の往復動作を行うために共用さ
れ、前記各スライダ16のうち前記ペレット取出し領域
Rに位置するスライダ16のみを往復動作させる構造に
なっている。すなわち、前記駆動手段20は支持柱21
に支持されたテーブル22を備えている。回り止めガイ
ド23は、前記テーブル22上面に前記スライダ16の
往復動作方向に沿って延びるように固定されている。可
動ブロック24は、前記回り止めガイド23に往復動自
在に係合されている。台板25は、前記可動ブロック2
4上に固定されている。側板26は、前記可動ブロック
24の往復動作方向に沿う前記台板25の側面に取り付
けられている。L形支持板27は、前記台板25上に固
定されている。下部から上下動作する2本のシリンダロ
ッド28a、28bを有するシリンダ29は、前記支持
板27の背面に取り付けられている。L形爪30の水平
部は、前記シリンダロッド28a、28bの下端に板材
31を介して連結され、かつ前記L形爪30の立上がり
部は前記シリンダ29の駆動により上下動作され、その
先端が前記スライダ16の矩形穴18に挿脱される。一
端にU字形穴32が形成されたL形レバー33の基部
は、図3および図4に示すように支持台34の前記スラ
イダ16の往復動作方向と直交する方向に軸着された支
点軸35に傾動自在に軸支されている。先端にローラ3
6を有する軸37は、前記側板26に軸着され、かつ前
記ローラ36は前記L形レバー33の前記U字形穴32
に係合されている。ジョイント38は、その上端が前記
L形レバー33の他端にリベット39により連結されて
いる。上下動される駆動棒40は、その先端が前記ジョ
イント38下端にリベット41により連結されている。
レバー42は、その一端が前記駆動棒40に軸43を介
して軸支され、かつその他端が支持板44に支点軸45
を介して軸支されている。先端に当てローラ46が回転
自在に取り付けられた軸47は、前記レバー42にその
長手方向に対して直交するように軸着されている。図示
しないモータの駆動軸48が軸着されたカム49は、そ
の周面が前記当てローラ46に当接されている。なお、
前記レバー42の前記駆動棒40側の一端付近には前記
レバー42を上方に向けて付勢するためのスプリング
(図示せず)が取り付けられている。一対の回り止めガ
イド50(他方は図示せず)は、前記スライダ16の前
記レール19a、19bに係合され、かつそれらの上端
は前記マガジンホルダ11の下面に取り付けられてい
る。 【0014】前述した構成の駆動手段20において、駆
動軸48を図示しないモータにより回転すると、前記駆
動軸48が軸着されたカム49が例えば時計回り方向に
回転する。前記カム49が回転すると、前記カム49の
周面に当接された当てローラ46が前記カム49の曲率
半径の変化に追従して上下動される。前記当てローラ4
6が上下動すると、前記ローラ46の軸47が軸着され
たレバー42が支持板44の支点軸45を支点として傾
動する。前記レバー42が支点軸45を支点として傾動
すると、前記レバー42の他端(自由端)に軸43を介
して連結された駆動棒40が上下動する。前記駆動棒4
0が上下動すると、その先端側にジョイント38を介し
て連結されたL形レバー33はその基部に軸支された支
持台34の支点軸35を支点にして傾動する。つまり、
前記カム49の曲率半径の長い円弧部が前記当てロール
46に当接して前記駆動棒40が上昇すると、図3に示
す前記L形レバー33のU字型穴32が形成された端部
が右側(前記マガジンホルダ11の中心から遠ざかる方
向)に傾動する。一方、前記カム49の曲率半径の短い
円弧部が前記当てロール46に当接し初めて前記駆動棒
40が下降すると、図3に示す前記L形レバー33のU
字型穴32が形成された端部が左側(前記マガジンホル
ダ11の中心に向かう方向)に傾動する。前記L形レバ
ー33が前記支持台34の支点軸35を支点にして傾動
すると、その一端の前記U字型穴32に係合されたロー
ラ36が水平方向に押されたり、戻されたりする。前記
ローラ36が水平方向に往復動作されると、前記ローラ
36の軸37が軸着された側板26が前記ローラ36の
移動に追従して水平方向に往復動作される。前記側板2
6は、台板25の側面に取り付けられ、かつ前記台板2
5は回り止めガイド23に係合された可動ブロック24
上に固定されているため、前記側板26の往復動作に伴
って前記可動ブロック24が前記台板25と共に回り止
めガイド23に沿って円滑に往復動作される。このよう
な前記台板25および前記可動ブロック24の往復動作
に先立って、前記台板25のL形支持板27に取着され
たシリンダ29によりL形爪30の立上がり部先端をス
ライダ16の矩形穴18に挿入して係合させると、前記
台板25の往復動作に追従して前記スライダ16が回り
止めガイド50に案内されて図3の矢印に示すように水
平方向に往復動作される。ただし、前記カム49は距離
半径の長い円弧部が全体の円弧部の半分以上を占めるた
め、前記カム49の回転に伴って前記スライダ16を往
復動作させる際、前記スライダ16は前記マガジンホル
ダ11の中心から最も遠ざかる位置で所定時間静止され
ることになる。 【0015】当板51は、図2および図3に示すように
前記スライダ16の下面にその往復動作方向に対して直
交する方向に取り付けられ、かつ前記当板51の一端下
面には下方に延出した一方のスプリング支持ピン52が
取り付けられている。他方のスプリング支持ピン53
は、前記マガジンホルダ11の下面に取り付けられ、か
つ前記2本のピン52、53間には前記スライダ16を
前記円板状のマガジンホルダ11の中心に向けて付勢し
て、後退させるためのスプリング54が取着されてい
る。前記当板51の側面が当接される突起部55を有す
るL形ストッパ56は、前記マガジンホルダ11の下面
に前記他方の支持ピン53に近接して取り付けられてい
る。 【0016】次に、前述したペレット取出し装置の作用
を図1〜図4および図5を参照して説明する。 (I) まず、予め複数枚の円盤状ペレット15が上下に収
納された8本の円筒状のマガジン14を図1および図2
に示すように円板状のマガジンホルダ11の8つの円形
穴12内にそれぞれ挿入し、前記マガジン14の下部付
近に取り付けられた環状ガイド部13により前記マガジ
ンホルダ11上面に掛止する。このように掛止されたマ
ガジン14の下に配置された各スライダ16は、支持ピ
ン52、53間に取着されたスプリング54により前記
ホルダ11の中心に向けて付勢され、後退されると共に
前記スライダ16下面の当板51が前記ホルダ11下面
のストッパ56の突起部55に当接されてその移動が規
制されている。このため、前記各スライダ16はその円
形凹部17が前記円筒状のマガジン14の直下になるよ
うに位置決めされ、前記各マガジン14の最下部に位置
するペレット15の大部分が前記各スライダ16の円形
凹部17内に移行される。 【0017】(II)駆動手段20の図示しないモータによ
り駆動軸48を回転し、前記駆動軸48に軸着されたカ
ム49を所定角度回転させ、前述したように可動ブロッ
ク24を台板25と共に回り止めガイド23に沿って前
記ホルダ11の中心に向けて最も後退させ、前記台板2
5のL形支持板27に取着されたシリンダ29により上
下動されるL形爪30の立上がり部先端をペレット取出
し領域Rに位置するスライダ16の矩形穴18に合致さ
せる。前記シリンダ29を駆動して前記L形爪30の立
上がり部を上昇させ、その先端を前記スライダ16の矩
形穴18に挿入して係合させることによりペレットの取
り出し準備が完了される。 【0018】(III) ペレット取出し準備を完了した後、
前記駆動手段20の図示しないモータにより駆動軸48
を回転し、前記駆動軸48に軸着されたカム49を回転
させ、前述したように可動ブロック24を台板25と共
に回り止めガイド23に沿って往復動作させることによ
り、前記L形爪30の立上がり部先端が前記矩形穴18
を介して係合された前記スライダ16が回り止めガイド
50に案内されて水平方向(矢印方向)に往復動作させ
る。このような前記スライダ16の往復動作に際し、前
記スライダ16が前記マガジンホルダ11の中心から遠
ざかる方向に移動(前進)すると、図5に示すように前
記マガジン14の最下部の1枚のペレット15は割れや
損傷を生じることなく前記スライダ16の円形凹部17
内に収納された状態で円滑に外部に取出される。図5に
示す位置に移動されたスライダ16は、前述したように
カム49の形状により所定時間静止されるため、前記ス
ライダ16の円形凹部17内に収納されたペレットは、
前記静止時間において図示しないバキュームパッドを用
いて図示しない搬送手段、例えばベルトコンベアにより
搬送される電池容器内に移動され、前記電池容器内に収
納される。一方、前記スライダ16が前記マガジンホル
ダ11の中心に向けて移動(後退)し、その円形凹部1
7が前述した図2に示すようにマガジン14の直下に位
置されると、前記マガジン14の最下部に位置するペレ
ット15が前記スライダ16の前記円形凹部17内に移
行されるため、2枚目のペレット取出し準備状態にな
る。 【0019】(IV)前記(III) で説明したスライダ16の
水平方向への往復動作を繰返すことにより前記ペレット
取出し領域Rに位置する前記マガジン14内のペレット
15を全て外部に取出した後、前記スライダ16を図2
に示す位置で静止させる。前記駆動手段20の前記シリ
ンダ29を駆動して前記L形爪30の立上がり部先端を
下降させて前記スライダ16の矩形穴18から抜くこと
により前記L形爪30と前記矩形穴18との係合を解除
する。前記L形爪30との係合が解除された前記スライ
ダ16は、前記(I) で説明したように前記支持ピン5
2、43間に取着されたスプリング54により前記ホル
ダ11の中心に向けて付勢され、後退されると共に前記
スライダ16下面の当板51が前記ホルダ11下面のス
トッパ56の突起部55に当接されてその移動が規制さ
れるために、ペレット取り出し操作を行う前の状態に復
帰される。 【0020】(V) 前記円板状のマガジンホルダ11を4
5゜の周角度で時計回り方向に回転させて、既に複数枚
の円盤状ペレット15が上下に収納された別の円筒状の
マガジン14をペレット取出し領域Rに移動させた後、
前記(II)〜(IV)で説明した操作を行うことにより前記マ
ガジン14内に収納された複数枚のペレット15を全て
外部に取出す。前記円板状のマガジンホルダ11に掛止
された残りの6本のマガジン14内に収納された複数枚
のペレット15についても、前記マガジンホルダ11の
45゜の周角度での回転、前記(II)〜(IV)で説明した操
作を行うことにより全て外部に取出される。 【0021】したがって、上述した本発明のペレット取
出し装置によれば上面に円形凹部17を有するスライダ
16を複数枚のペレット15が上下に収納された円筒状
のマガジン14の下端に所望の隙間をあけて配置し、前
記スライダ16を駆動手段20により水平方向に往復動
作させることによって、前記マガジン14の最下部に位
置するペレット14を前記円形凹部17内に収納した状
態で前記スライダ16と共に外部に取出すことができ
る。その結果、前記ペレット15の取出し時に従来のプ
ッシャーの押出しのような外部から力が加わらないた
め、前記ペレットの割れや損傷を防止できる。また、前
記マガジン14内に収納された上下に隣接するペレット
15同士が密着されていても、前記スライダ16により
前記ペレット15をその上下面と平行な方向に移動させ
て取出すため、一度に複数枚のペレットが取り出される
ことなく、一枚づつ確実に取り出すことができる。 【0022】さらに、間欠的に回転される円板状のマガ
ジンホルダ11の周縁に複数枚のペレット15が上下に
収納された複数本(例えば8本)の円筒状のマガジン1
4を植設し、前記各マガジン14の下に前記円形凹部1
7および矩形穴18を有するスライダ16をそれぞれ配
置し、かつ前記各スライダ16を前記支持ピン52、5
3間に取着された前記スプリング54により前記ホルダ
11の中心に向けて付勢する共に前記各スライダ16下
面の当板51と前記ホルダ11下面のストッパ56の突
起部55により前記各スライダ16の移動を規制し、前
記各スライダ16を往復動作させる前(待機時)におい
て前記円形凹部17が前記円筒状のマガジン14の直下
になるように位置決めし、しかも駆動手段20を前記矩
形穴18に係合されるL形爪30等を備える構成にすれ
ば、1台の駆動手段20によりペレット取出し領域Rに
位置するスライダ16を順次水平方向に往復動作させて
前記各マガジン14内の複数枚のペレット15を自動的
かつ連続的に外部に取出すことが可能になる。 【0023】なお、前記実施例ではマガジンをマガジン
ホルダに8本植設したが、これに限定されず前記本数を
除く任意の本数(通常10本以下)のマガジンを前記ホ
ルダに植設してもよい。 【0024】前記実施例では、前記駆動手段のL形レバ
ーをジョイント、駆動軸、レバー、当てロールおよびカ
ム等の部材により傾動させる構成にしたが、前記各部材
の代わりにエアーシリンダを用いてもよい。 【0025】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればマ
ガジンに収納された複数枚のペレットを割れや損傷を招
くことなく1枚づつ確実に取り出すことが可能なペレッ
ト取出し装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施例のペレット取出し装置を示す概略上面
図。 【図2】図1の取出し装置のマガジン付近を示す部分断
面図。 【図3】図1の取出し装置の駆動手段を含む要部を示す
斜視図 【図4】図3の駆動手段の要部を示す正面図。 【図5】図1のペレット取出し装置の作用を説明するた
めの部分断面図。 【図6】従来のペレット取出し装置示す部分断面図。 【図7】従来の別のペレット取出し装置を示す部分断面
図。 【符号の説明】 11…マガジンホルダ、14…マガジン、15…ペレッ
ト、17…円形凹部、18…矩形穴、20…駆動手段、
23…回り止めガイド、24…可動ブック、25…台
板、29…シリンダ、30…L形爪、33…L形レバ
ー、49…カム、51…当板、54…スプリング、56
…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−198800(JP,A) 特開 平7−315572(JP,A) 特開 昭53−100571(JP,A) 特開 昭51−93062(JP,A) 特開 昭50−687(JP,A) 実開 平3−125733(JP,U) 実開 昭50−155772(JP,U) 実開 平4−86628(JP,U) 実開 平3−15822(JP,U) 実開 昭50−148785(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 59/06 101

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 正極合剤または負極合剤からなるペレッ
    トを取出す装置であって、 間歇的に回転される円板状のマガジンホルダと、 前記マガジンホルダの外周縁部にそれぞれ植設され、複
    数枚のペレットが上下に収納された複数の筒状のマガジ
    ンと、 前記各マガジンの下端にそれぞれ所望の隙間をあけて前
    記マガジンホルダの中心点から放射方向に往復動自在に
    配置され、上面に前記ペレットの収納凹部を有し、かつ
    前記マガジンホルダの中心に対して反対側の端部付近に
    穴が開口された複数のスライダと、 前記各スライダを前記マガジンホルダの中心に向けて付
    勢するための複数の付勢部材と、 前記各付勢部材による前記各スライダの移動距離を規制
    し、待機されたスライダの収納凹部が前記各筒状のマガ
    ジンに直下に位置させるための複数の規制部材と、 ペレット取出し領域に位置するスライダの穴にそのスラ
    イダの下方から挿脱されると共に、前記マガジンホルダ
    の中心点から放射方向に往復動作される爪を有し、前記
    各スライダの往復動作を行うために共用される駆動手段
    を具備したことを特徴とするペレット取出し装置。
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