JP3476849B2 - ヒユーズ抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

ヒユーズ抵抗器およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒユーズ抵抗器に関し、
特に、その構造およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の表面実装用の角チツプヒユーズ抵
抗器は、図9に示すような構造であつた。なお、図9
(a)は従来の角チツプヒユーズ抵抗器の斜視図、図9
(b)は図9(a)のA−A断面図である。従来の角チ
ツプヒユーズ抵抗器は、アルミナ基板110上に抵抗体
130が形成され、抵抗体130の両端部を覆うよう
に、電極120と121が形成されていた。抵抗体13
0の略中央部には、レーザトリミングなどによつて、電
流路を遮る方向へトリミング溝130a,130b,1
30cが施されていた。このトリミング溝130a,1
30b,130cによつて、角チツプヒユーズ抵抗器の
抵抗値が設定され、かつ、トリミング溝130a,13
0bによつて、ヒユージングポイント130dが形成さ
れた後、トリミング溝130a,130bおよびヒユー
ジングポイント130dを、蓄熱ガラス層141で覆つ
て、ヒユージングポイント130dで発生した熱の放散
を防いでいた。
【0003】従来の角チツプヒユーズ抵抗器の電極12
0と121間に、過大な電流が流れると、電流密度の高
いヒユージングポイント130dは急激に発熱して、ヒ
ユージングポイント130dは溶断する。
【0004】従来の角チップヒューズ抵抗器において
は、ヒュージングポイント130dで発生した熱は、熱伝導
性の良好なアルミナ基板110を介して放散していたの
で、ヒュージングポイント130dが溶断温度に達するに
は、大きな電力を必要とした。
【0005】さらに、従来の角チツプヒユーズ抵抗器に
おいては、トリミングで形成したヒユージングポイント
130dの電流路断面積は不均一なので、さらに、ヒユ
ージングポイント130dの幅を狭めて、溶断電力を低
電力化しようとすると、極端に電流路断面積の狭い部分
が生じて、耐サージ性が劣化する欠点があつた。従つ
て、従来の角チツプヒユーズ抵抗器においては、溶断電
力の低電力化には限界があり、例えば、溶断電流が2
[A]の従来のヒユーズ抵抗器の場合、その溶断電力を2
[W]以下に下げることは困難であつた。
【0006】また、従来の角チツプヒユーズ抵抗器にお
いては、溶断後、アルミナ基板110に付着したヒユー
ジングポイント130dの残滓の影響で、溶断後の抵抗
値(以下「残留抵抗値」という)が不安定になる欠点が
あつた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決するもので、溶断部が溶断温度に達するのに大き
な電力を必要とせず、溶断部の幅を極端に狭める必要を
なくし、かつ、溶断後の溶断部を高抵抗値に安定させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。本発明に
かかるヒューズ抵抗器は、熱伝導性が良好な絶縁基板に
形成されたヒューズ抵抗器であって、前記絶縁基板の一
方の面の一部に低融点ガラスペーストで形成した第一の
ガラス層と、前記第一のガラス層を覆うように形成した
所定サイズの抵抗体層と、前記抵抗体層の両端部近傍に
それぞれ重畳するように形成した少なくとも二つの電極
部と、前記第一のガラス層上の前記抵抗体層をトリミン
グして形成した溶断部と、前記溶断部を覆うように形成
した第二のガラス層とを有し、前記第一および第二のガ
ラス層は前記溶断部の上下だけに形成され、前記溶断部
の溶断時に前記溶断部の抵抗体および前記溶断部の下の
前記第一のガラス層のガラスが溶融し混合して前記溶断
部は絶縁状態になることを特徴とする。
【0009】本発明にかかるヒューズ抵抗器の製造方法
は、熱伝導性が良好な絶縁基板の一方の面の一部に低融
点ガラスペーストで第一のガラス層を形成し、前記第一
のガラス層を覆うように所定サイズの抵抗体層を形成
し、前記抵抗体層の両端部近傍にそれぞれ重畳するよう
に少なくとも二つの電極部を形成し、前記第一のガラス
層上の前記抵抗体層に溶断部をトリミングによって形成
し、前記溶断部を覆うように第二のガラス層を形成し
て、前記溶断部の上下だけに前記第一および第二のガラ
ス層を形成し、前記溶断部の溶断時に前記溶断部の抵抗
体および前記溶断部の下の前記第一のガラス層のガラス
が溶融し混合して前記溶断部が絶縁状態になるように構
成することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例の角チツプヒユ
ーズ抵抗器を図面を参照して詳細に説明する。図1〜図
6は本発明に係る一実施例の角チツプヒユーズ抵抗器を
説明するための図で、図1は該抵抗器の第1の蓄熱層形
成状態の一例を示す図、図2は該抵抗器の抵抗体形成状
態の一例を示す図、図3は該抵抗器の電極形成状態の一
例を示す図、図4は該抵抗器のトリミング状態の一例を
示す図、図5は該抵抗器の第2の蓄熱層形成状態の一例
を示す図、図6は該抵抗器の完成状態の一例を示す斜視
図、図7は図6のA−A矢視断面図である。
【0011】なお、各状態を示す図においては、各部の
形成状態が明確になるように、各部の形成状態が容易に
認識可能になるように、一部模式化して表現する。すな
わち、各状態を示す図においては、実際には不透明の部
分でも、下部状態を識別可能に表現する。図において、
10は基板で、略長方形の所定の厚さを有した電気絶縁
性のセラミツクス基板で、アルミナ96%の焼結体のア
ルミナ基板などを使用する。なお、本実施例において、
基板10は焼成済みのアルミナ基板に限定されるもので
はなく、例えば、アルミナなどのグリーンシートを使用
して、後述の厚膜抵抗体などとともに焼成してもよい。
【0012】42は第1の蓄熱層で、後述のヒユージン
グポイント30dで発生した熱が基板10へ伝達するの
を防ぐもので、スクリーン印刷などによつて、電気絶縁
性かつ熱伝導率の低い低融点ガラスペーストなどを、略
長方形にコーテイングしたものである。30は抵抗体
で、スクリーン印刷などによる厚膜抵抗体や、スパツタ
リング,真空蒸着,メツキなどによる薄膜抵抗体など
を、基板10の一面の長手方向に偏らせて、略長方形で
所定の厚さに形成する。なお、厚膜抵抗体の材料として
は、酸化ルテニウム系などの厚膜ペーストが、薄膜抵抗
体の材料としては、ニツケル−クロム系,ニツケル−リ
ン系,ニツケル−リン−タングステン系などの合金を使
用する。
【0013】20,21は電極で、基板10の抵抗体形
成面(以下「上面」という)の両短辺近傍から、電極を
形成した短辺に接する基板10の端面を経由して、抵抗
体非形成面(以下「下面」という)の両短辺近傍にかけ
て、その断面が略コの字形になるように形成する。な
お、電極20,21は、基板10の短辺近傍から抵抗体
30の端部にかけて、抵抗体30の端部近傍を所定の範
囲で覆うように、略長方形に形成する。また、電極2
0,21の形成方法は、周知なので、その詳細な説明は
省略するが、銀−パラジウム系,銀,銅などの厚膜ペー
ストをスクリーン印刷などで形成したり、クロム,ニツ
ケル,銅などの金属材料をスパツタリング,真空蒸着,
メツキなどの方法によつて形成する。
【0014】30a,30b,30cは切込みで、抵抗
値を調整し、ヒユージングポイント30d形成するため
に、レーザトリマなどで形成されたものである。なお、
ヒユージングポイント30dは、第1の蓄熱層42と抵
抗体30が重なつた部位へ、切込み30aと30bを施
すことによつて形成される。また、図においては、スト
レートカツトの切込みが3本施された例を示したが、本
実施例はこれに限定されるものではなく、例えば、L字
形カツトでもよいし、ストレートカツト4本でもよい。
【0015】41は第2の蓄熱層で、ヒユージングポイ
ント30dで発生した熱の放散を防ぐもので、ヒユージ
ングポイント30dを略覆うように、スクリーン印刷な
どによつて、電気絶縁性かつ熱伝導率の低い低融点ガラ
スペーストなどを、略長方形にコーテイングしたもので
ある。40は絶縁膜で、抵抗体30,電極20,21の
上面部位,第2の蓄熱層41などを略覆うように、スク
リーン印刷などによつて、電気絶縁性のガラスペースト
やエポキシ樹脂などをオーバコートしたものである。
【0016】この後、角チツプヒユーズ抵抗器は、後述
するマーキング,電極メツキなどの工程を経て、図6,
図7に一例を示す完成状態になる。図8は角チツプヒユ
ーズ抵抗器の製造工程の一例を示す工程図である。な
お、以下の説明は、1つの角チツプヒユーズ抵抗器を製
造する場合に限定されるものではなく、例えば、複数の
角チツプヒユーズ抵抗器を同時に多数製造する場合にも
適用でき、最終工程で角チツプヒユーズ抵抗器ひとつひ
とつに分離すればよい。
【0017】まず、図8に示す工程P1で、基板10を
所定の大きさに形成する基板製造工程を実行して、所定
製造単位の大きさの略長方形の基板10を製作する。な
お、該単位は、任意の大きさであり、1つの角チツプヒ
ユーズ抵抗器毎に作製しても、例えば、数十個同時に作
製してもよく、それぞれの場合に即して製作すればよ
い。また、以下に説明する各工程毎の状態図は、それぞ
れ単独の1チツプだけを示すが、複数チツプを同時に形
成する場合においても略同様である。
【0018】続いて、工程P2で、スクリーン印刷など
の方法で、図1に一例を示した第1の蓄熱層42を形成
する。続いて、工程P3で、スクリーン印刷やスパツタ
リングなどの方法で、基板10の上面に、図2に一例を
示した抵抗体30を形成する。続いて、工程P4で、ス
クリーン印刷やスパツタリングなどの方法で、基板10
に、図3に一例を示した電極20,21を形成する。な
お、工程P4は、例えば、基板10上面の電極部位を形
成する工程、次に基板10下面の電極部位を形成する工
程、次に基板10端面に導体部を形成して、上面と下面
の電極を電気的に接続する工程などを含む。
【0019】続いて、工程P5で、ヒユージングポイン
ト30dを形成し、抵抗値を調整するために、図4に一
例を示した切込み30a,30b,30cを施す。な
お、トリミングは、例えば、レーザビームやサンドブラ
ストなどで、抵抗体30のパターンに切込み30a,3
0bを入れることによつて、ヒユージングポイント30
dを形成した後、抵抗体30のパターンに切込み30c
を入れることによつて、抵抗値を調整する。
【0020】続いて、工程P6で、スクリーン印刷など
の方法で、ヒユージングポイント30dを略覆うよう
に、図5に一例を示した第2の蓄熱層41を形成する。
続いて、工程P7で、スクリーン印刷などによつて、抵
抗体30,電極20,21の上面部位,第2の蓄熱層4
1などを略覆うように、絶縁膜40をオーバコートす
る。
【0021】続いて、工程P8で、例えば絶縁膜40上
に捺印するなどによつて、定格抵抗値や製品番号などを
マーキングする。続いて、工程P9で、電極20,21
の絶縁膜40で覆われていない部位、主に基板10の端
面や下面の電極部位に、ニツケルなどで下地メツキを施
した後、はんだメツキ処理を施す。
【0022】そして最後に、工程P10で、検査を実施
して、角チツプヒユーズ抵抗器が完成する。また、工程
P9または工程P10終了後に、必要に応じてダイシン
グして、角チツプヒユーズ抵抗器を1つのチツプ毎に分
離成形する。例えば、ここで、同時に複数の角チツプヒ
ユーズ抵抗器を一括製作した場合は、個々のチツプに分
離成形し、また、1つのチツプ毎に製作した場合は、周
辺部の整形などを行う。
【0023】なお、上記説明では省略したが、厚膜を形
成する工程には、厚膜ペーストを印刷後、例えば10分
間850℃で焼成する焼成工程などが含まれ、また、薄
膜を形成する工程では、メタルマスクによつて所定のパ
ターンを形成するか、あるいは、薄膜形成後レジスト膜
を形成して、形成した薄膜をエツチングする工程などが
含まれる。
【0024】また、工程P3、P4において、抵抗体30、電
極20、21は、工程P3、P4のそれぞれの形成工程で焼成し
なくても、電極20、21を印刷後に一括して焼成してもよ
い。また、工程P6、P7において、第1の蓄熱層42と絶縁
膜40は、工程P6、P7のそれぞれの形成工程で焼成しなく
ても、絶縁膜40を印刷後に一括して焼成してもよい。
【0025】すなわち、本実施例のそれぞれの工程は、
従来の角チツプヒユーズ抵抗器の製造工程と略同様であ
り、本実施例においては、新たな工程および新工程に必
要な設備などを用意する必要はない。上述の構造を有す
る本実施例の角チツプヒユーズ抵抗器へ、過大な電流が
流れた場合、ヒユージングポイント30dは、高い電流
密度によつて急激に発熱して溶断する。本実施例におい
ては、ヒユージングポイント30d直下の第1の蓄熱層
42によつて、ヒユージングポイント30dで発生した
熱は、アルミナ基板10へ伝導し難い特性を有している
ので、従来に比べて小さな電力で、ヒユージングポイン
ト30dは溶断温度に達し、ヒユージングポイント30
d溶断時には、第1の蓄熱層42直上のヒユージングポ
イント30d近傍の温度は約900℃に達するので、第
1の蓄熱層42に含まれるガラス(約500℃で溶融す
る)も溶融して、溶融した抵抗体30へガラスが混入し
た状態になり、溶融し混合した部分は絶縁状態になつ
て、溶断部位は高抵抗値で安定する。従つて、本実施例
においては、切込み30a,30b,30cによつて、
約0.1[Ω]〜約600[Ω]と、広範囲の抵抗値レンジ
を得ることができる。
【0026】さらに、本実施例においては、ヒユージン
グポイント30dの電流路断面積を極端に狭めなくて
も、溶断電力を低電力化できるので、充分な耐サージ性
を得ることができ、例えば、溶断電流が2[A]の本実施
例のヒユーズ抵抗器の場合、その溶断電力を約0.8
[W]まで下げることが可能である。以上説明したよう
に、本実施例によれば、従来に比べて小さな電力で、ヒ
ユージングポイント30dは溶断温度に達し、ヒユージ
ングポイント30dの溶断電力値の設定は容易である
上、溶断後の抵抗値(残留抵抗値)は高抵抗値で安定し
た角チツプヒユーズ抵抗器を、従来の工程および該工程
の製造設備を用いて製造できる。従つて、本実施例にお
いては、切込み30a,30b,30cによつて、約
0.1[Ω]〜約600[Ω]と、広範囲の抵抗値レンジを
得ることができる。
【0027】さらに、本実施例においては、ヒユージン
グポイント30dの電流路断面積を極端に狭めなくて
も、溶断電力を低電力化できるので、充分な耐サージ性
を得ることができ、例えば、溶断電流が2[A]の本実施
例のヒユーズ抵抗器の場合、その溶断電力を約0.8
[W]まで下げることが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶断部が溶断温度に達するのに大きな電力を必要とせ
ず、溶断部の幅を極端に狭める必要がなくなる。従っ
て、ヒューズ抵抗器の対サージ性の劣化を防ぐことがで
きる。また、溶断部の溶断により、抵抗体とガラスが混
合した状態になるので、溶断後の溶断部を高抵抗値で安
定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の角チツプヒユーズ抵抗
器の第1の蓄熱層形成状態の一例を示す図である。
【図2】本実施例の抵抗体形成状態の一例を示す図であ
る。
【図3】本実施例の電極形成状態の一例を示す図であ
る。
【図4】本実施例のトリミング状態の一例を示す図であ
る。
【図5】本実施例の第2の蓄熱層形成状態の一例を示す
図である。
【図6】本実施例の完成状態の一例を示す斜視図であ
る。
【図7】図6のA−A矢視断面図である。
【図8】本実施例の製造工程の一例を示す工程図であ
る。
【図9】従来の角チツプヒユーズ抵抗器の構造を示す図
である。
【符号の説明】 10 基板 20、21 電極 30 抵抗体 40 絶縁膜 41 第2の蓄熱層 42 第1の蓄熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−65046(JP,A) 特開 昭62−55832(JP,A) 特開 昭63−73501(JP,A) 特開 平2−177501(JP,A) 特開 平1−228101(JP,A) 実開 昭59−177157(JP,U) 実開 平3−61302(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01C 7/00 - 17/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱伝導性が良好な絶縁基板に形成された
    ヒューズ抵抗器であって、 前記絶縁基板の一方の面の一部に低融点ガラスペースト
    形成した第一のガラス層と、 前記第一のガラス層を覆うように形成した所定サイズの
    抵抗体層と、 前記抵抗体層の両端部近傍にそれぞれ重畳するように形
    成した少なくとも二つの電極部と、 前記第一のガラス層上の前記抵抗体層をトリミングして
    形成した溶断部と、 前記溶断部を覆うように形成した第二のガラス層とを有
    し、 前記第一および第二のガラス層は前記溶断部の上下だけ
    に形成され、前記溶断部の溶断時に前記溶断部の抵抗体
    および前記溶断部の下の前記第一のガラス層のガラスが
    溶融し混合して前記溶断部は絶縁状態にな ることを特徴
    とするヒューズ抵抗器。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第一のガラス層から外れた
    位置の前記抵抗体層をトリミングして形成した抵抗値調
    整部を有し、前記ヒューズ抵抗器の抵抗値は0.1Ωない
    し600Ωであることを特徴とする請求項1に記載されたヒ
    ューズ抵抗器。
  3. 【請求項3】 熱伝導性が良好な絶縁基板の一方の面の
    一部に低融点ガラスペーストで第一のガラス層を形成
    し、 前記第一のガラス層を覆うように所定サイズの抵抗体層
    を形成し、 前記抵抗体層の両端部近傍にそれぞれ重畳するように少
    なくとも二つの電極部を形成し、 前記第一のガラス層上の前記抵抗体層に溶断部をトリミ
    ングによって形成し、 前記溶断部を覆うように第二のガラス層を形成して、前
    記溶断部の上下だけに前記第一および第二のガラス層を
    形成し、 前記溶断部の溶断時に前記溶断部の抵抗体および前記溶
    断部の下の前記第一のガラス層のガラスが溶融し混合し
    て前記溶断部が絶縁状態になるように構成 することを特
    徴とするヒューズ抵抗器の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記トリミングはレーザビームによって
    行うことを特徴とする請 求項3に記載されたヒューズ抵
    抗器の製造方法。
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