JP3476596B2 - 画像焼付方法 - Google Patents

画像焼付方法

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JP3476596B2
JP3476596B2 JP16599895A JP16599895A JP3476596B2 JP 3476596 B2 JP3476596 B2 JP 3476596B2 JP 16599895 A JP16599895 A JP 16599895A JP 16599895 A JP16599895 A JP 16599895A JP 3476596 B2 JP3476596 B2 JP 3476596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像焼付方法に関し、
特に写真フィルム上に記録された複数種(例えば同時プ
リントとインデックスプリント)の画像を、複数の露光
部により同一感光材料上に焼付けする画像焼付方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、1本の現像済フィルムにどのよう
な写真が撮影されているかを簡単に検索できるように、
各コマをマトリクス状に並べて縮小プリントしたインデ
ックスプリントが知られている(例えば、特開昭61−
122639号公報参照)。また、本出願人は、上記の
ようなインデックスプリントの焼付露光と各画像コマ毎
の焼付露光とを連続して処理し、写真プリントの高速処
理性能を低下させることなくインデックスプリントの作
成を可能にした写真プリンタを提案している(例えば、
特開平6−190586号公報参照)。
【0003】この写真プリンタでは、例えば、フィルム
1本分毎のプリント画像を印画紙に焼付けする主プリン
ト部と、インデックスプリントの画像(インデックスプ
リント画像)を印画紙に焼付けする副プリント部とを有
している。
【0004】この副プリント部では、インデックスプリ
ント画像をカラーCRTに表示し、この表示画像が焼付
レンズを介して感光材料上に結像されて、インデックス
プリント画像の焼付露光を行なっている。また、写真プ
リンタのサイズの小型化を図るために、上記のカラーC
RTの代わりに電流制御によって各画素の階調(透過濃
度)を制御することができる液晶パネルを備え、焼付露
光対象の画像のRGB各々の色成分の画像を該液晶パネ
ルに形成し、RGB各々の光による露光を順次行うこと
も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような写
真プリンタでは、1つの印画紙上に例えば同時プリント
等の一般プリント画像とインデックスプリント画像とを
連続して焼付ける場合に、一般プリントには複数の引伸
サイズ(標準サイズ、Lサイズ、パノラマサイズ等)が
存在するため、2つのプリント部の間に位置する部分の
印画紙には画像が焼付けされない領域が発生することが
あり、無駄になる。このため無駄の軽減手段としては、
印画紙の搬送方向を反転させて焼付けを行うことも考え
られるが、処理に時間がかかり、印画紙の搬送量制御が
複雑になる。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、写真フィルム上に記録された複数種の画像を、複数
の露光部によって感光材料の単純な一方向搬送で効率よ
く同一感光材料上に焼付けすることができる画像焼付方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像焼付
方法は、感光材料搬送方向に沿って所定距離離して2つ
の露光ステージを設け、前記感光材料搬送方向下流側
露光ステージで感光材料に順次画像を焼付け、前記感光
材料搬送方向の上流側露光ステージで画像を焼付けるこ
とにより、同一の前記感光材料上に前記下流側露光ステ
ージで焼付けられる予め定められた1区切りの最終画像
に連続して前記上流側露光ステージで焼付けられる画像
が配置されるように画像を焼付ける画像焼付方法におい
て、前記下流側露光ステージにおける最終画像のサイズ
がL1であり、1つ前の画像のサイズがL2である場合
に、前記下流側露光ステージの光軸からL1+L2/2の
最小値を越える位置に前記上流側露光ステージにおける
焼付領域を設定し、前記L1及びL2に基づいて前記最終
画像焼付ける前に前記上流側露光ステージで画像を焼
付ける画像領域を決定すると共に、複数に分割した画像
を前記上流側露光ステージで前記感光材料に焼付けると
きに、前記分割された画像サイズを1単位として、前記
下流側露光ステージにおける最終画像の焼付け前に、前
記単位画像ごとに前記上流側露光ステージで画像焼付け
を実行するか否か判断すること、を特徴としている。
【0008】
【0009】請求項2記載の画像焼付方法は、請求項1
において、前記上流側露光ステージで焼付けされる画像
がインデックスプリントXPであり、分割画像Xnのサ
イズをIn(nは分割数で最大をMAX)、最終画像P1
サイズをL1、最終画像P1の1つ前の画像P2のサイズ
をL2、L1+L2/2の最小値をMとした場合に、 L1/2+ΣI(n-1) <M ・・・(1) L1/2+ΣIn≧M ・・・(2) 式(1)及び(2)を満たすnを決定し、P2、X1、X
2・・・Xn-1 、P1、Xn、Xn+1 ・・・XMAXの順で焼
付けすること、を特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の画像焼付方法によれば、L1
下流側露光ステージにおける最終画像のサイズとし、L
2をその1つ前の画像のサイズとしたとき、下流側露光
ステージの光軸からL1+L2/2の最小値(即ち、双方
とも最も小さいサイズが指定された場合)を越える位置
に上流側露光ステージにおける焼付領域を設定する。こ
こでL1、L2に基づいて最終画像が焼付けされる前に前
記上流側露光ステージで露光される画像領域を決定す
る。
【0011】従って、下流側露光ステージにおいて焼付
けされる画像のプリントサイズが異なっても、隣接する
2つの露光ステージによって焼付けされた画像間に、所
望されていない空白領域が生じることがなく単純な感光
材料の一方向搬送で効率よく同一感光材料上に画像を焼
付けすることができる。
【0012】一方、上流側露光ステージで焼付けされる
画像が予め複数に分割され、この分割単位毎に下流側露
光ステージにおける最終画像の焼付け前に上流側露光ス
テージにおいて焼付けするか否かを判断する。これによ
り、予め設定された分割単位毎のサイズと下流側露光ス
テージにおける画像のサイズとに基づいて容易に判断す
ることができる。
【0013】請求項2記載の画像焼付方法によれば、連
続して焼付けされる一般プリントの画像とインデックス
プリント画像とが、所定に関係式に基づいて焼付けされ
る。即ち、分割画像XnのサイズをIn(nは分割数で最
大をMAX)、最終画像P1のサイズをL1、最終画像P
1の1つ前の画像P2のサイズをL2、L1+L2/2の最
小値をMとした場合に、1つ手前の画像P2の焼付け
後、 L1/2+ΣI(n-1)<M ・・・(1) L1/2+ΣIn≧M ・・・(2) が成立するn番目の分割画像が決定され、このn番目の
分割画像Xnの前に最終画像P1が焼付けされる。従っ
て、焼付けの順序は、P2、X1、X2・・・Xn-1
1、Xn、Xn+1・・・XMAXとなる。従って最終画像P
1 のサイズとインデックスプリント画像の各分割画像の
サイズが決定されると、上記関係式を用いることによっ
て容易に露光順序を決定することができる。
【0014】ここでインデックスプリント画像とは、写
真フィルム上に記録された一般プリントの画像を縮小し
てマトリクス状に配列して構成される画像をいう。1の
インデックスプリント画像は、上流側露光ステージに備
えられた画像表示手段のサイズに合わせて分割された分
割画像単位(写真フィルム上に記録された画像及びこれ
以外の見出し等の画像から構成される)を画像表示手段
に表示して、1回以上の焼付工程により作製される。
【0015】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0016】図1には、本発明が適用可能なプリンタプ
ロセッサ10が示されており、このプリンタプロセッサ
10は、プリンタ部12とプロセッサ部14とによって
構成されている。
【0017】図2に示されるように、プリンタ部12に
は、ネガキャリア20に装着されたネガフィルム18
(図3参照)上の画像コマ18Aを露光する主露光部1
6と、ネガフィルム18上の画像に対するインデックス
プリントを作製するために配置された液晶パネル62を
有する副露光部60とが配設されている。
【0018】プリンタ部12では、主露光部16及び副
露光部60の各々の光源部から照射された光が焼付部7
0に到達するようになっている。焼付部70には、マガ
ジン78から引き出された印画紙72が配置されてお
り、ネガキャリア20及び液晶パネル62を透過した光
が印画紙72に結像されて、所定の画像が焼付けられる
ようになっている。画像が焼付けられた印画紙72は、
プロセッサ部14へ送られて、発色現像、漂白定着、水
洗及び乾燥等の所定の現像処理が行われた後、画像コマ
毎に切断されて写真プリントとして排出されるようにな
っている。
【0019】図3に示されるように、ネガキャリア20
に装着されるネガフィルム18は、一端がカートリッジ
22のスプール軸24に係止され層状に巻き取られて収
容されており、長手方向に沿って所定間隔で画像が記録
された多数の画像コマ18Aが設けられている。このネ
ガフィルム18は、幅方向の所定の一端に各画像コマ1
8Aの位置に合わせてパーフォレーション26が形成さ
れている。それぞれのパーフォレーション26の間で画
像コマ18Aに隣接する位置には、磁気情報が記録され
る磁気トラック28が設けられている。
【0020】この磁気トラック28は、カートリッジ2
2に巻き取られた状態で外側となるネガフィルム18の
裏面に形成されており、各画像コマ18Aに記録された
画像の撮影時の情報、プリント処理を行うときのプリン
トサイズ、露光条件等の種々の情報が記録されており、
ネガフィルム18の裏面側から磁気ヘッドを摺接させる
ことにより、磁気トラック28への磁気情報の記録及び
読み取りが可能となっている。
【0021】図4に示されるように、主露光部16にお
いて光源と印画紙72との間に配設されるネガキャリア
20は、一方の端部にカートリッジ22が装填されるカ
ートリッジ装填部30と、カートリッジ22から引き出
されたネガフィルム18を収容可能なフィルム収容部3
2が設けられている。カートリッジ装填部30とフィル
ム収容部32との間であって、主露光部16の光軸を透
過できる位置に開口部34が設けられている。開口部3
4に配置されたネガフィルム18の画像コマ18Aの透
過光は、主露光部16の下流の光軸上に配置された印画
紙72上に結像するようになっている。
【0022】また図5に示されるように、ネガキャリア
20には、カートリッジ装填部30とフィルム収容部3
2との間の台座部36の上面に、開口部34を横切るよ
うに搬送路38が設けられている。搬送路38の幅方向
両端部に複数の搬送ローラ40が所定間隔で配置されて
いる。これによりネガフィルム18は、カートリッジ装
填部30から引き出されて、搬送路38上を、開口部3
4を通過してフィルム収容部32まで搬送(往路)さ
れ、搬送ローラ40の回転方向が変更されることによっ
てフィルム32からカートリッジ装填部30まで巻き戻
される(復路)ようになっている。また、ネガキャリア
20の中央部はカバー37により覆われている。
【0023】また、ネガキャリア20は、開口部34と
カートリッジ装填部30との間の搬送路38上に磁気ヘ
ッド部42及びセンサ部44を備えている。
【0024】図5に示されるように、磁気ヘッド部42
のカバー37側には、各々、ネガフィルム18の磁気ト
ラック28に記録された磁気情報を読み取る読取ヘッド
44と、ネガフィルム18の磁気トラック28へ磁気情
報を記録する記録ヘッド46とが設けられている。これ
らの読取ヘッド44及び記録ヘッド46は搬送路38上
に配設された図示しないバックアップローラと共にネガ
フィルム18を挟持して、ネガフィルム18の裏面に設
けられた磁気トラック28と摺接するようになってい
る。
【0025】図5に示されるように、磁気ヘッド部42
において記録ヘッド46は、開口部34に画像コマ18
Aが配置されたときに、露光される画像コマ18Aから
2コマ手前の画像コマ18Aと3コマ手前の画像コマ1
8Aとに各々対応する磁気トラック28の間に対して配
置されている。従って、画像コマ18Aが開口部34に
配置しているときは、記録ヘッド46は画像コマ18A
に隣接する磁気トラック28の間の非記録領域上に接触
した状態にあるため情報の記録は行わない。一方、画像
コマ18Aを露光するためにネガフィルム18を間欠搬
送するときは、読取ヘッド44は、露光と露光との間隙
において、1の画像コマ18Aに対応する1単位の磁気
トラック28上を一定速度で摺接して、磁気トラック2
8に記録されている磁気情報を記録するようになってい
る。
【0026】一方、磁気ヘッド部42において読取ヘッ
ド44は、記録ヘッド46に隣接して配設している。こ
のため、画像コマ18Aが開口部34に配置していると
きは、磁気トラック28上の一部に接触するようになっ
ている。画像コマ18Aをコマ毎に開口部34に配置し
ながら搬送する間欠搬送の場合には、読取ヘッド44は
非記録領域を挟んで2つの磁気トラック28を跨がって
摺接し、1単位の磁気トラック28に対して一定速度で
摺接しない。このため、画像コマ18Aの露光のために
間欠搬送する場合には、読取ヘッド44は磁気トラック
28上に磁気情報の読み取りを行わず、ネガフィルム1
8を一定速度で搬送する定速搬送の場合に磁気トラック
28に記録されている磁気情報を読み取るようになって
いる。
【0027】図2に示されるように、これらの読取ヘッ
ド44及び記録ヘッド46は、プリンタプロセッサ10
の焼付制御部80に接続され、読取ヘッド44により読
み取られ蓄積された情報に基づいて焼付処理を行うと共
に焼付した条件等を記録ヘッド46に送り対応する磁気
トラック28へ記録するようになっている。
【0028】一方、磁気ヘッド部40と開口部34との
間には、センサ部50が設けられ、カバー46側に設け
られた図示しないLEDと各々対向している。
【0029】センサ部50は、図示しない光学センサに
よってパーフォレーション26を検出して、ネガフィル
ム18上に記録された画像コマ18Aの位置を特定でき
るようになっている。これにより、読取ヘッド44によ
り読み取られた磁気情報に対応する画像コマ18A及び
記録ヘッド46により記録される磁気情報に対応する画
像コマ18A及びそのプリントサイズを特定すると共
に、各々の画像コマ18Aを正確に開口部34へ配置さ
せるようになっている。
【0030】これにより、ネガフィルム18は、往路で
は定速搬送されて、磁気ヘッド部42の読取ヘッド44
によってネガフィルム18上の磁気トラック28に記録
されている各画像コマ18Aの磁気情報が読み取られる
と共にセンサ部50により各情報が探知されて、焼付制
御部80に情報が蓄積され、ネガフィルム18の搬送が
終了して搬送方向が反転し、復路では間欠搬送を行って
画像コマ18Aを開口部34に配置しながら、往路にお
いて蓄積した各画像コマ18A毎の情報に基づいて露光
し、また記録ヘッド46が1単位の磁気トラック28上
を一定速度で摺接して磁気情報を記録するようになって
いる。
【0031】図2に示されるように、プリンタプロセッ
サ10には主露光部16の光軸上に挿入離脱可能なミラ
ー52が配置され、ネガフィルム18の透過画像の一部
を反射するようになっている。
【0032】また、ミラー52による反射光軸上の下流
側には濃度測定部54が配設され、ミラー52によって
反射されて提供されるネガフィルム18の画像コマ18
Aの透過画像の濃度を測定するようになっている。
【0033】濃度測定部54には濃度演算部56が接続
され、平均透過濃度(LATD)を測定するようになっ
ている。濃度演算部56にはモニタ58が接続され露光
結果の画像を表示し、検定することができるようになっ
ている。
【0034】一方、図2に示されるように、副露光部6
0には画像表示手段としての液晶パネル62が備えら
れ、液晶パネルドライバ64を介して焼付制御部80に
接続されている。
【0035】液晶パネル62は、その表示面に電気的な
手段によって白色、黒色及びそれらの中間色を表示可能
な多数の画素(一例として約51万画素)が規則的に配
列されている。液晶パネルドライバ64は、図示しない
ネガ画像記憶部を介して焼付制御部80に接続されてい
る。ネガフィルム18の画像情報は、ネガ画像記憶部に
一時記憶された後、焼付制御部80において、所定の規
則に従ってコマ画像を配置してインデックスプリント画
像XPを構成するようになっている。液晶パネルドライ
バ64は、インデックスプリント画像データのうちの所
定の数コマ分の画像データに対応する画像データを分割
画像Xとして、液晶パネル62上に表示できるようにな
っている。
【0036】これにより、ネガフィルム18の画像は、
図示しないネガ画像記憶部により画像情報として蓄積さ
れ、各画像について縮小されて所定の規則に従って配列
され、インデックスプリント画像XPを構成するように
なっている。構成されたインデックスプリント画像XP
は、所定数の画像コマから成る分割画像Xとして液晶パ
ネルドライバ64を介して液晶パネル62上に形成さ
れ、副露光部60の光源によって光軸を中心に焼付部7
0の印画紙72に焼付けされるようになっている。
【0037】図2に示されるように、主露光部16及び
副露光部60の各々の光軸の最下方となる焼付部70に
は、長尺状の印画紙72が配置されている。
【0038】印画紙72は、印画紙搬送ローラ74によ
り挟持されて、主露光部16及び副露光部60の焼付位
置に位置決めされると共に、図示しない搬送モータの駆
動により印画紙搬送ローラ74が回転して図2矢印方向
に搬送されるようになっている。
【0039】印画紙搬送ローラ74は、搬送制御部76
を介して焼付制御部80に接続されている。これによ
り、搬送制御部76からの指示に従って、印画紙搬送ロ
ーラ74が搬送して、各画像の焼付位置を正確に主露光
部16及び副露光部60の各光軸下に配置できるように
なっている。
【0040】焼付制御部80には、上述したように各種
の画像情報が入力し、入力された情報に基づいて適正な
露光量で画像が印画紙72上に焼付けされるように制御
するようになっている。また、後述するように画像の焼
付順序を決定し、決定された画像が正確に印画紙72上
に焼付けされるように、印画紙72の搬送量を調整する
ようになっている。
【0041】従って、主露光部16では、ネガフィルム
18の画像コマ18Aの磁気情報がネガキャリア20上
の搬送往路で読み取られて蓄積される。全ての画像コマ
18Aについての読み取りが終了すると、復路で開口部
34に各画像コマ18Aが位置決めされて、濃度の測定
及び適正な修正が行われた後に、印画紙搬送ローラ74
により所定量で搬送された印画紙72上の所定の焼付位
置に焼付けされるようになっている。
【0042】副露光部60では、焼付制御部80に蓄積
されたネガフィルム18の全ての画像から構成されるイ
ンデックスプリント画像XPの分割画像Xが液晶パネル
62上に順次形成されて、印画紙搬送ローラ74により
所定量で搬送された印画紙72上の所定の焼付位置に各
々焼付けされるようになっている。
【0043】図6(A)に示されるように、プリンタプ
ロセッサ10における主露光部16及び副露光部60
は、主露光部16の最終画像P1 の画像のプリントサイ
ズをL 1 とし、その1つ手前の画像P2 のプリントサイ
ズをL2 としたときに、主露光部16の光軸からL1
2 /2の最小値を越える位置に副露光部60の露光領
域が配置されるように配設されている(下記式(1)参
照)。これにより、画像P2 が主露光部16の光軸下に
配置されて露光された後は、少なくともインデックスプ
リント画像XPの最初の分割画像X1 の焼付位置が画像
1 よりも先に副露光部60の露光領域下に配置される
ようになっている。
【0044】このため、主露光部16及び副露光部60
の各々の画像の焼付けは、下記の式に基づいて、画像P
1 及びP2 並びにインデックスプリント画像XPの分割
画像Xの各プリントサイズから導き出された順序に従っ
て行われる。
【0045】 L1 +L2 /2≧M ・・・(1) L1 /2+Ia+ΣI(n-1) <M ・・・(2') L1 /2+Ia+ΣIn ≧M ・・・(3) M :主露光部16の光軸から副露光部60の露光領域
までの距離 L1 :画像P1 のプリントサイズ L2 :画像P2 のプリントサイズ Ia:インデックスプリントの見出し部分Xaのサイズ In :インデックスプリント画像XPの分割画像IXの
プリントサイズ XMAX :最後の分割画像 式(1)は主露光部16と副露光部60の位置関係を示
した式である。式(2')及び(3)は、最終画像である
画像P1 よりも先に露光される分割画像Xn を求める式
である。なお、本実施例では、インデックスプリント画
像の見出し等を構成する部分Xaを含むが、見出し部分
はなくてもよい。これに基づいてP2 、Xa、X1 、X
2 ・・・Xn-1 、P1 、Xn 、Xn+1 ・・・XMAX の順
で焼付される。
【0046】ここで、画像Pのプリントサイズの最小値
は130mm(見出し部分を含めた場合)であるため、
距離Mを195mmとすると、画像P及びインデックス
プリント画像の分割画像Xのプリントサイズを変更して
も、画像P2 はインデックスプリント画像XPの分割画
像Xよりも必ず先に焼付けされる。
【0047】図6(A)乃至(F)では、距離Mは19
5mmとなっている。ここで、まず画像P2 が焼付けさ
れる(図6(B)参照)。ここで、画像P1 が158m
mのプリントサイズであり、Ia=1.5mm、In=
28.5mmとすると、式(2)よりn=4となり分割
画像X4 の前に画像P1 が焼付けされることが決定され
る。このため、画像P1 よりも先に分割画像X1 、X2
及びX3 が焼付けされる(図6(C)乃至(E)参
照)。次いで、分割画像X4 が焼付けされる前に、即ち
分割画像X3 が焼付けされた後に画像P1 が焼付けされ
る(図6(F)参照)。画像P1 の焼付けが終了する
と、焼付けする分割画像Xが残っている場合には、画像
1 の焼付けの後に分割場像X3 に続けて焼付けが行わ
れる。
【0048】なお、画像P1 よりも先に焼付けされる分
割画像Xの数は、画像P1 のプリントサイズに依存して
いるため、インデックスプリント画像XPの分割画像X
及び見出し部Xaのプリントサイズを固定した場合、画
像P1 のプリントサイズが小さくなると画像P1 よりも
先に焼付けされる分割画像Xの数が増加し、画像P1
プリントサイズが大きくなると分割画像Xの数は増加す
る。
【0049】次に本発明の作用について説明する。主露
光部16において、ネガキャリア20にネガフィルム1
8をセットして搬送路38上をカートリッジ装填部30
からフィルム収容部32まで定速搬送させる(往路)。
このときネガフィルム18上の各画像コマ18Aの磁気
情報及び画像サイズ、画像の有無等の情報を読取り焼付
制御部80に送信する。また往路において磁気情報の記
録の確認を行う。
【0050】一方、ネガフィルム18上に記録された全
ての画像は図示しないネガ画像記憶部に記憶されて焼付
制御部76に送られ、インデックスプリント画像XPが
構成されて、インデックスプリント画像XPを印画紙7
6上に焼き付けるための複数の分割画像Xに分割され
る。
【0051】全ての画像コマ18Aについて読み取りが
終了すると、最後の画像コマ18Aを開口部34に位置
決めして搬送を停止する。位置決めされた画像コマ18
Aについて濃度調整が行われた後、磁気トラック28に
記録されていた磁気情報及び濃度調整結果に基づいて、
主露光部16の光源によって印画紙72の所定の位置に
焼付けされる。焼付けが終了すると、開口部34よりも
フィルム収容部32側にある次の画像コマ18Aが開口
部34に位置決めされるようにネガフィルム18が間欠
搬送され、焼付けが終了した画像コマ18Aは、順次カ
ートリッジ装填部30に向けて順次引き戻される(復
路)。復路において焼付けが終了した画像コマ18A
は、磁気ヘッド部42の記録ヘッド46によって各種の
情報が対応する磁気トラック28に記録される。
【0052】画像Pの焼付けが終了すると、搬送制御部
76からの指示に従って、印画紙搬送ローラ74により
印画紙72が順次搬送される。
【0053】副露光部60では、焼付制御部76の指示
に従ってインデックスプリント画像XPを構成する複数
の分割画像Xを液晶パネル62に表示し露光し、露光後
には所定の搬送量で印画紙72が搬送される。
【0054】次に図7を参照して、画像P及び分割画像
Xの焼付けについて説明する。ステップ100におい
て、画像P1 の前に焼付けされる分割画像Xの数(n−
1)を導く数n及び焼付けした分割画像Xの数kがリセ
ットされて、ステップ102において、ネガキャリア2
0上における磁気トラック28に記録された磁気情報及
びセンサ部50による光学情報、並びにネガ記憶部によ
る画像データを焼付制御部76へ入力する情報入力処理
が行われる。
【0055】情報入力処理が行われると、ステップ10
4において、入力された情報に基づいて画像P1 が先に
焼付けされる分割画像Xの数nが決定される。距離M=
195mm、画像P1 のプリントサイズが158mm、
Ia=1.5mm、In=28.5mmである上記構成
で用いた数値を用いれば、式(2)よりn=4となり分
割画像X4 の前に画像P1 が焼付けされることが決定さ
れる。
【0056】nの値が決定されると、ステップ106に
おいて、ネガキャリア20上の搬送路38を最後に情報
の読み取りが行われた画像コマ18Aが開口部34まで
搬送して、ステップ108において、搬送を停止し、開
口部34への位置決めが完了する。
【0057】位置決めが完了すると、ステップ110に
おいて、主露光部16によって焼付制御部80に入力さ
れた情報に基づいた画像Pの印画紙72への焼付けが行
われ、画像Pの焼付けが終了すると、ステップ112お
いて、焼付けが終了した画像Pが基準となる画像P2
あるかが判断される。ステップ110において焼付けさ
れた画像Pが画像P2 でない場合には判断は否定されて
ステップ106に戻り、ネガキャリア20における間欠
搬送が行われて次の画像コマ18Aの焼付処理が行われ
る。
【0058】ステップ110において焼付けされた画像
が画像P2 である場合には、判断が肯定されてステップ
114に移行し、kの値をインクリメントした後、ステ
ップ116に移行して、副露光部60においてインデッ
クスプリント画像XPの最初の分割画像X1 が液晶パネ
ル62上に表示されて、ステップ118において副露光
部60の光源による焼付処理が行われる。
【0059】副露光部60による分割画像X1 の焼付け
が終了すると、ステップ120において、kの値が(n
−1)を越えたかが判断される。即ち、画像P1 を焼き
付ける直前の分割画像X(n-1) が焼付けされたか否かが
判断される。kの値が(n−1)を越えていない場合、
即ち画像P1 を焼き付ける直前の分割画像X(n-1) が焼
付けされていない場合には判断は否定されてステップ1
14に戻り、副露光部60による分割画像Xの焼付けが
行われる。
【0060】kの値が(n−1)を越えた場合、即ち直
前の分割画像X(n-1) が焼付けされた場合には判断が肯
定されて、ステップ122に移行し、主露光部16にお
いてネガフィルム18が搬送路38を搬送されて画像P
1 が記録された画像コマ18Aを開口部34に位置決め
し、ステップ124において、主露光部16による画像
1 の焼付けが行われる。
【0061】画像P1 の焼付けが完了すると、ステップ
126に移行して、副露光部60により焼付けされてい
ない分割画像Xがあるかが判断される。
【0062】焼付けされていない分割画像Xがまだある
場合には判断は肯定されて、ステップ128に移行し、
分割画像Xの焼付けが行われる。分割画像Xの焼付けが
終了するとステップ126に戻り、焼付けが完了してい
ない分割画像Xがなくなるまで繰り返される。
【0063】焼付けされていない分割画像Xがなくなる
と、ステップ126における判断が否定されて、一連の
処理を完了する。
【0064】これにより、印画紙72の焼付位置の順序
に拘わらずインデックスプリント画像XPの分割画像X
及びネガフィルム18の画像コマ18Aの画像Pの焼付
けを行って、印画紙72における非焼付領域を作ること
なく最終画像P1 のプリントサイズに基づいて効率よく
画像Pとインデックスプリント画像XPとを同一の印画
紙72上に焼付けすることができる。
【0065】なお、本実施例では、磁気情報の記録が可
能なネガフィルム18と記録された磁気情報の読み取り
及び情報の記録が可能なネガキャリア20を用いたが、
通常のネガフィルムを通常のネガキャリアと共に適用し
て行っても同様に同一感光材料上へ焼付けすることがで
きる。この場合には、焼付対象となる画像のプリントサ
イズ等の情報は、光学センサ又は濃度測定器等により焼
付制御部80へ入力することができる。
【0066】また、本実施例では予め分割単位が設定さ
れたインデックスプリント画像と一般プリントの画像と
を2つの露光部を用いて連続した焼付位置に焼付けした
が、これに限定されず、上流側露光部によって焼付けさ
れる画像が分割して焼付可能であれば本発明を適用して
焼付けすることができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、写
真フィルム上に記録された複数種の画像を、感光材料搬
送方向に沿って配置した2つの露光ステージによって感
光材料の単純な一方向搬送で効率よく同一感光材料上に
連続して配置されるように焼付けすることができるとい
う効果が得られるものであります
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプリンタプロセッサを示
す斜視図である。
【図2】プリンタプロセッサの概略構成図である。
【図3】本発明に係るネガフィルムの概略平面図であ
る。
【図4】本発明の係るプリンタプロセッサに装着可能な
ネガキャリアを示す斜視図である。
【図5】ネガキャリアの搬送路周辺を示す概略平面図で
ある。
【図6】(A)は本発明により焼付けされる画像群の印
画紙における予想配置図、(B)〜(F)は、本発明の
実施例に係る画像群の焼付け順序の流れを示す概略図で
ある。
【図7】本発明に係る画像の焼付方法を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 16 主露光部 20 ネガキャリア 34 開口部 60 副露光部 62 液晶パネル 72 印画紙 76 搬送制御部 80 焼付制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−242516(JP,A) 特開 平8−54687(JP,A) 特開 平8−29885(JP,A) 特開 平8−262582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 27/32 - 27/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料搬送方向に沿って所定距離離し
    て2つの露光ステージを設け、前記感光材料搬送方向
    下流側露光ステージで感光材料に順次画像を焼付け、
    感光材料搬送方向の上流側露光ステージで画像を焼付
    けることにより、同一の前記感光材料上に前記下流側露
    光ステージで焼付けられる予め定められた1区切りの最
    終画像に連続して前記上流側露光ステージで焼付けられ
    る画像が配置されるように画像を焼付ける画像焼付方法
    において、 前記下流側露光ステージにおける最終画像のサイズがL
    1であり、1つ前の画像のサイズがL2である場合に、前
    記下流側露光ステージの光軸からL1+L2/2の最小値
    を越える位置に前記上流側露光ステージにおける焼付領
    域を設定し、 前記L1及びL2に基づいて前記最終画像焼付ける前に
    前記上流側露光ステージで画像を焼付ける画像領域を決
    すると共に、 複数に分割した画像を前記上流側露光ステージで前記感
    光材料に焼付けるときに、前記分割された画像サイズを
    1単位として、前記下流側露光ステージにおける最終画
    像の焼付け前に、前記単位画像ごとに前記上流側露光ス
    テージで画像焼付けを実行するか否か判断すること、 を特徴とする画像焼付方法。
  2. 【請求項2】 前記上流側露光ステージで焼付けされる
    画像がインデックスプリントXPであり、分割画像Xn
    のサイズをI n (nは分割数で最大をMAX)、最終画
    像P 1 のサイズをL 1 、最終画像P 1 の1つ前の画像P 2
    サイズをL 2 、L 1 +L 2 /2の最小値をMとした場合
    に、 1 /2+ΣI (n-1) <M ・・・(1) 1 /2+ΣI n ≧M ・・・(2) 式(1)及び(2)を満たすnを決定し、 2 、X 1 、X 2 ・・・X n-1 、P 1 、X n 、X n+1 ・・・X
    MAX の順で焼付けすること、 を特徴とする請求項1記載の画像焼付方法。
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